ダンジョンを攻略をするローランは水没した教会を進む。 水没し崩壊した建物はどこか退廃的な美を感じさせた。 しかしそれは同時に寂しさも感じさせる光景でローランは複雑な気持ちになる。 ローランが歩くと足元で水が波紋を作る。 宝物を見つけ中を見るローラン。元々教会であったために入手出来るアイテムはどれも綺麗なアクセサリーや、良い魔法効果のあるものだった。 「わぁ…!これはすごい!」 宝石のついたネックレスを手に取り眺めていると水中から何者かが現れる。 全身がラテックスのテカりを持ち、人魚の尾を持つシスターのような外見を持ち。顔はのっぺらぼうのように凹凸がなかった。 その女性型モンスターの名はラテックスシスターマーメイド。このエリア特有のモンスターだ。彼女は空中に浮遊し泳ぐように移動している。 「悪いけど僕、急いでいるんだ」 そんなことを言うとローランは剣を抜きラテックスシスターマーメイドに斬りかかろうとした瞬間に背後から別のラテックスシスターマーメイドがローランの腕を掴む。 「うわっしまった!後ろにも居たか!!」 ラテックスシスターマーメイドに掴まれた腕から粘液ラテックスが侵食していく。 そしてそのまま粘着質な音を立ててローランの体を覆い始めた。 「なっなんだこれ…変なぬるぬるが身体に絡みついて!?」装備していた装備を溶かしローランの身体を締め付けるようローランを拘束する。そしてローランは身体に熱をおびた快感を感じた。 「んっ……あ、なんか熱い……」 それもそのはず、ただ粘液が拘束してるだけでなくローランの身体を無理やり圧縮、矯正されているかの如く、身体のあちこちが引き伸ばされ、痛くもあり、気持ちよくもある未知の感覚に戸惑うローラン。自分の身体の形が分かるぐらいに整形された時にはっとする。 「この形…まさか…コイツらの…!?」 そう、今まさにローランは目の前のラテックスシスターマーメイドに変えられている途中なのだ。証拠にローランの下半身はすでに人魚の尾に変化している。 このままでは自分も彼女らの仲間入りになってしまう。必死にもがくが既に体は動かず、もう手遅れだった。 「いやだ!僕は男なのにこんな女みたいな格好になんてなりたくないよ!」 そう否定するローランだが胸も膨らみ始めておりもはや変化を止めることは不可能だろう。 やがてローランの顔にも粘液ラテックスがまとわりつき、覆っていく。 「…………!?……!!」 悲鳴をあげる事も出来ず顔を歪めるローランだったがやがてその表情すら粘液ラテックスに覆われてしまい個性が消える。もうそこにはローランというドラゴンはいなかった。 そこに居るのは完全にラテックスシスターマーメイドになった個体だけだ。 少し違うのは体格が大きいのと顔の輪郭はドラゴンで、股間の男性器の部位に丸い膨らみがある事だろうか? ラテックスシスターマーメイド達は満足気に仲間が増えた事を喜び合いながらその場を去った……。 少し意識が混濁しつつもまだ自我を保っているローランことラテックスシスターマーメイドは自分の体を見た。 「…?」(これが僕の姿?) ラテックスに包まれていて何も見えない筈なのに何故か見える。 ドラゴンの面影は一切無くなっており完全な女性の姿になっていた。胸には豊満な乳房があり、腰はくびれて尻は大きくなっていた。最大の特徴は下半身が人魚の尾に変わっていたことだ。 先ほどの視界もそうだがこの人魚の尾も元のローランの身体とは機能も姿も全く別物なのに何故か違和感な感じなく使えてしまう。さらに人魚達特有の空中を泳ぐ魔法も無意識に出来てしまっていて困惑してしまう。 (僕……どうなるんだろう) 未だふわつく頭で自分の身体を確かめるように自身の身体を触るとやはり自分は女性になってしまったんだと思い知らされる。しかも変身したのではなく元々そういう生物として生まれてきたような不思議な感覚を覚えていた。ふと胸に出来た大きなふくらみ揉むと快楽を感じる。 「……!……♡」 のっぺらぼうになった顔からは声を発することも出来ないが快楽で艶っぽい吐息だけが漏れた。 「……!」 次は下半身に目を向ける。股間部の丸い膨らみを弄ると更に強い刺激を感じてしまう。 「…♪」(すごい……これ癖になりそう…♪) 完全に性欲に支配されてしまったのか自慰行為に耽り始める。 「~!!……!ッ!」(だめぇ……我慢できない……もっと欲しいぃ♡) ラテックス越しに男性器を擦っていき快楽を高めると絶頂を迎えた。 「……っ!!!」 ビクビクっと震えると射精するが精液は全てラテックスに吸収されていく。 その後もしばらく快楽に浸っていたローランだったが、身体が火照ってしまっている事に気づく。段々と身体に纏っているラテックスの感覚が無くなり、まるで元からそういう皮膚であったかのように一体化していく。元のローランの角や耳、甲殻がラテックスから浮き出る。 「はぁん…あぁ♡」 とやっと声が解放され目も静かに開く。 ローランのドラゴンの特徴を持ったラテックスシスターマーメイドと化してしまった。 「はぁはぁ……」 ラテックスシスターマーメイドとなったローランは呼吸を整える。 「あぁん…気持ち良かったわ♡僕、本当にラテックスシスターマーメイドになったみたいね♡」 完全なラテックスシスターマーメイドとなり口調まですっかり変わり果ててしまっていた。 その雰囲気は清楚そうな見た目とは裏腹に淫乱さを醸し出していた。 「ラテックス……なんて素晴らしい世界なのかしら……もっとこの素晴らしさを多くの人に知って貰わないと…♡」 ラテックスシスターマーメイドにとってそれは本能に刻み込まれた欲求であり抗えないものだった。 「さっそく広めに行きましょう。みんなきっと気に入ってくれるはず……!まずはダンジョンから出ないと……うふふ」 そう言って彼女はダンジョンの出口を探すため泳ぎ出した。 その後ダンジョンから出た彼女は持ち前の姿で人々を魅了し、ラテックスの良さを広めていった。 彼女は今もなおラテックスシスターマーメイドを増やすために活動を続けているという…。