開店!黄金酒場エルドラド!
Added 2024-05-08 08:43:32 +0000 UTC古来より、酒宴の席と性との関りは非常に密接なものがある。 酒池肉林などという言葉に代表されるように、遥か古から酒と性欲は人を狂わせてきた。この二つを同時に楽しむことは、今も昔も変わらぬ人の望みだと言える。 ここ日本においてもキャバクラやガールズバー、ホストクラブなど枚挙に暇がない。 だがそんな性産業の歴史において、恐らく世界においても例を見ない店がこの日本には存在する。 世界に誇れるHENTAI文化の総本山で、燦然と輝くオンリーワン。それは…… _______________ 『……ここか。専務の言ってた面白い店ってのは』 日本でも最大級の歓楽街。 その喧騒からはやや外れた路地裏の小さな店に、こんな場所には不似合いな整ったスーツ姿の男性がやって来ていた。 歳の程は30~40歳ほどだろうか。年齢の割には高い社会的ステータスを持つ彼は、上司からの覚えもすこぶる良く…… 懇意にしている重役からの紹介で、ここ「黄金酒場エルドラド」にやってきていた。 上司が曰く、君なら絶対に気に入るとのお墨付きでやってきた店。しかし表向きの店構えを見る限り、とてもそうは見えない。 多少の変化があるとは言えど未だに古い慣習も残る大きな会社で、この年齢にしてのし上がってきたのだ。当然ながら「そうした付き合い」も人一倍こなしてきた彼にとって、並大抵の店では気に入ることはない。 よほどの美人がいる?果たしてこのような路地裏にそれだけの上玉がいるだろうか よほどのテクニシャン?ありえなくはないが、処理するだけならばはっきり言って他に選択肢はいくらでもある ならば、何を以てしてここは特別なのか? その答えを知るべく、中年に差し掛かろうという男性は雑居ビルに脚を踏み入れた。 『いらっしゃいませ。会員証はお持ちですか?』 店内に入ってみると、内装は驚くほどきれいに整っていた。 酒場、というよりは個室制のクラブといった感じだろうか。落ち着いた雰囲気の照明や装飾が、何とも言えない「ただものではない雰囲気」を醸しだす。 だが彼もまた百戦錬磨。外とのギャップに戸惑いはすれど、この程度の格の店ならばこれまで幾度も経験したことがある。 慣れた手つきで上司からの紹介状をボーイに見せると、ボーイはこれまた慣れた様子で席へと案内する。 男が席に着くと、それから程なくして1人の女性が彼の元へとやってきた。 それは多くのキャバクラがそうであるように、彼への接待を目的としてやってきた女性であり…… 「あ、あおいと言います……!よろしくお願いします……!」 そして、はっきり言ってありふれた女性だった。 おどおどした自己紹介から察せられる気弱そうな性格。悪い大人に騙されてこんな業界に足を踏み入れたとでもいいたげな生娘感。 確かに見た目は整っているし、飾り気のなさも彼女の弱弱しい雰囲気を思えばむしろ強みだ。こうした女の子が好きな男も多いだろう。 確かに質が低いわけではない。だが、なんら特別な点も見受けられない。 男が抱く率直な感想は、こういったものだった。何がそこまで特別なのか、と。 初々しい雰囲気をウリにしている店も当然あるだろうが、そもこうした客商売は未成年禁制。このような店にいる時点である程度は大人の年齢にある女性だ。 それ以下の年齢の少女を働かせるのは犯罪だし、何より自分にそんな趣味はない。 ならば……? と、ぐるぐる思考を巡らせている男の前で、あおいと名乗ったキャストは店の説明を始めた。 とんとんとつま先で床を叩きながら、あおいはタブレットを男に見せる。そこにはQRコードが載っていた。 「ぇ……えっと、このk、コードを読んでもらうと、食べ物やお飲み物のご注文をすることができます……っ」 「紙のメニューなどはご用意しておりましぇ、お、おりませんのでっ、ごつっ、ごっ、ご注文はぜんぶこちらからおこなっていたらきましゅっ!」 『……君、大丈夫かい?ゆっくりで構わないよ、落ち着いて』 おどおどした様子に似つかわしい、舌足らずな喋り。人前に立つのが慣れていないのか、何度も噛んでしまう様子はなんとも初々しい。 そんなあおいは男性に諭されても、なお落ち着くことはなく…… もどかしげに腰を揺すりながら駆け足で説明を終えると、最後に一言添えて立ち去っていった。 「そっ……その!おしゅすすめはっ、生搾りか一番搾りですっ!おっ、おはやめのごちゅうもんをぉっ!?」 「あっ……!?あ、もう無理いいぃっ!!!」 失礼します、を言う間もなくどたどたとその場を立ち去るあおい。1人取り残された男性は、ひとまずコードを読み込んでメニューを見てみることにした。 スマホに映し出されるメニューの数々。それはいかにもキャバクラと言った感じの酒のつまみに、至って普通の酒、そしてソフトドリンク…… はっきり言って、ここでも特別な点はなんら見受けられない。 頭に疑問符を浮かべながらメニューを操作していると、メニューの端にキャスト用パスコードの入力欄なるものがあった。 そしてテーブルの上には、恐らく去り際に置いたのだろうあおいの名刺。そこには彼女の名前と、英数字がいくつか並んだいかにもパスコードらしい文字列。 『……まあ、暇つぶしにはなるか』 風俗店にはよくある、キャストの個人プロフィール。特に珍しいものではないが、退屈しのぎにはなるだろう。 そう思ってコードを入力してみると、確かにキャスト……あおいの情報も出てはきた。 年齢は19歳。都内の大学に通う女子大生で、この店で働きだしてからまだ日が浅く…… ………………その性格が災いして、トイレに行きそびれることが多い 我慢する機会が多いせいで、なかなかの量を我慢できる 測定記録は、おおよそ1リットルと…… 『……なんだ、これは』 それは、謎のプロフィールだった。 普通の風俗店でも、嬢の恥ずかしい歴史のひとつやふたつ載せることはある。それは確かにある。 だがこれは、得られる情報に偏りがありすぎるし、普通このような情報を公開するような店などない。 とはいえ、まだこれだけなら変わったプロフィールを載せる店というだけだ。本当の真価は、コードを読んだ先にある…… 裏メニューの、リストだった。 『これ……は……!?』 スマホにずらりと並ぶ、様々な飲み物。 こういった店では、嬢といっしょに酒を飲むことは珍しくない。なので「嬢に飲ませるための」飲み物を注文する欄があるのはおかしくない。 おかしくはないが…… しかしそこに並ぶのは、全てがソフトドリンクであり…… その品ぞろえもまた各種紅茶やコーヒー、ハーブ茶、エナジードリンク…… いわゆるところの「出やすくする」ものばかり。 そしてその裏メニューの一番上、いちばん目立つところに…… あおいちゃん一番搾り 熟成期間 18時間 原材料 緑茶 どくだみ茶 お水 一見すればそれは、写真だけ見るならばそれは、泡の立つビールに見えなくもない。 だがそれに付随する情報群が、そう見ることを許してはくれない。 酒のメーカー名のように表記されるキャストの名前。まるでそれはキャスト自身が用意するかのように 熟成期間という、ビールでは聞くことの少ない単語 ビールではまず聞かない原材料名 それらの情報が、ひとつの結果を導き出す。 どくどくと高鳴る心臓を押さえながら、男は穴が開くほど裏メニューを読み込んだ。 _____________________ それからしばらく。裏メニューを読み込んだ男はあるものを注文した。 それは酒やそのつまみなどといったものではなく…… 「……お、おまたせ、しました……!」 くねくねと身を捩りながら、先ほどのキャストがやってきた。あおいという素朴な雰囲気の嬢は、注文された「商品」を提供すべく…… 「こ、こちらご注文のお品です……!」 上半身を覆う衣服を、おへそが見えるくらいにまでたくし上げた。 『ああ、ありがとう。それじゃあこっちに来て』 露になる若い女性の柔肌。透き通るような白い肌は、特段性的な部位ではないというのにどことなく艶めかしい。 だがそんな造形美も、この注文における本来の目的の前には単なる添え物にしか過ぎないのだ。 衣服を捲ったことで露になったお腹の曲線美。運動経験がないためか、少々油断が見られるところもまた味わい深いお腹の曲線に、どこか感じられる違和感。 ちょうど下腹のあたりにある、不自然なふくらみ。 男はあおいを近くに寄せると、そのふくらみに手を添えて…… そっと、しかし決して弱くはない力でぐっと押し込んだ。 「んぎゅううううぅっ!!!?」 『……すごいね、ぱんぱんだ。いっぱい我慢しているのかい?』 「ひゃっ……は、はひ……っ!」 「い゛ぁ……っ!?おね、おね、が……!やひゃひくひれ、くらひゃ……!ほんとに、れちゃうぅ……!」 男が手に力を込める度、あおいの身体がびくりと跳ねる。 そして辛抱堪らんように両脚をもぞもぞと捩らせ、ぎゅうときつく閉じ合わせる。誰が見てもあからさまな我慢のしぐさ。 紛れもなくあおいは、尿意を耐えていた。それも相当なレベルの。 『一番搾り……というけれど、本当にそうなのかい?朝からしていない?』 「あ゛あ゛ぁっ!!?やめ、おさなぁぁっ!?」 「ほっ、ほんとっ、れすぅぅ!!!きの、から、ずっとぉっ!ああぁあぁ、おしっこでちゃううぅっ!!?」 『昨日から?それは凄いね。この店の開店が17:00で、今が開店から1時間くらいで……ふむ、やはりこの熟成期間というのは……』 「はあっ、はあっ、んグうううぅぅぅ……!!!」 男による下腹部責めが緩み、少しだけ戻ってくる自由。 その隙に思い切り両手で前を押さえつけ、必死の思いで尿意を抑え込む。 荒く何度も息を吐き、少しでも呼吸を整えようと…… 『ふむ、いいだろう。それでは君の希望通り、ドリンクのオーダーをしようか』 「……!!あ、ありg」 『ハーフジョッキで、一番搾りをいただこうか』 「……え」 ハーフジョッキ。それはこの店における注文の形態であり、意味は「ジョッキ半分」 昨晩から溜め込まれたあおいのビール腹。ぽっこりとお腹を張らせるそれがジョッキ半分程度で足りるはずなどなく。 だがそれでも、客の注文に異を唱えることなどできるはずはない。あおいはふらつく足取りでジョッキを取りに行き…… 戻ってきた彼女は男の前でスカートをたくし上げ、下着をずり下ろした。汚れることを想定してだろうか、よくある安物の白い下着はなんとも彼女の雰囲気には合っている。 「ビールサーバー」の準備が整うと、男はその注ぎ口にジョッキをあてがい…… ぶしいいいいいいいぃいいいいいーーーーーー!!!! 堰を切ったように、一番搾りが噴き出した。 ずっと我慢していたのだろうそれは、歳の割にあどけない彼女の陰裂を押し広げるほどの勢いでジョッキを満たし…… 『ここまでだよ、あおいちゃん』 ものの数秒と経たず、ハーフジョッキに達してしまった。 「はあ……ふっ、はっ……ふっ……!」 ガクガクと身体中を震わせて、サーバーからの噴出を押しとどめるあおい。尻を突き出して全力で股間を押さえる姿はなんとも言えず煽情的だ。 本当はもっと出したいのだと、もどかしげに眼だけで男に訴えかけるもそれは通じず。 更なる注文はないまま、あおいは引き続き男の接待に励むのだった。 _______________ それから…… それからしばらく、あおいは男の考えた「ゲーム」に付き合わされていた。 そのゲームの内容というのが、また相当に悪趣味なもので…… 『……15分か。ではまた頼もうかな?生搾りをひとつ』 「は……ひっ……!」 先ほどのハーフジョッキに出された彼女の一番搾り。我慢の程を物語るように濃い色をしたそれは臭いも相応であり、それを生産者本人の前でテイスティングするというのはなんともえもいわれぬ征服感のようなものを感じられた。 そんな濃い「ビール」が、今なおサーバーの内部で渦巻いているのだ。これを堪能しない手はない。 普通のそれと違い、ここでは注文した時以外に出すことはできない。それゆえ、そこにはひとつのゲーム性が生まれる。すなわち…… 15分に一度、一杯だけ生搾りを注文する。次に頼むのは当然15分後であり、出し切れなかったそれに悶々とする彼女の様子を拝むことができる。 さらには一度出してしまったそれを再び止めるのに必要な力は耐え続けるだけよりも遥かに大きい。一回ごとに力を失っていく調整弁が、果たしていつまで持つだろうか。 ぶしゅううううううううぅぅーーーーーー!!!!しゅうっ、しゅいいっ、しゅしゅしゅしゅううっ!! 「い゛あ゛っ、あ゛っ!とま、ら……!んぐうううううぅぅ……!!」 『おお、凄い凄い。ギリギリ溢れずに止まったね、偉いよあおいちゃん』 「あ……あ、で、ちゃうぅ……!お……し……っこ……でちゃ……」 「おね……が……ぜんぶ……ださせて……」 『駄目だよあおいちゃん。このゲームは1時間でクリア……今はまだその半分しか行ってないんだから』 「ああ……あ……」 『さあ、がんばろうね』 今にも漏らしそうなあおいに、優しくにっこりと笑いかける男性。だがそこに、本当の優しさなどは少しも込められていない。 男性のサディスティックなゲーム。1時間のタイムリミットを乗り越えれば、業務用特大サイズ……容量3リットルのピッチャーに出させてもらえるご褒美が待っているが、そこに至るまでが…… 既に出口はじんじんと痛みのシグナルを発していて、今にも決壊しておかしくはない。息も絶え絶えといった塩梅のあおいは果たして、最後まで我慢できるのだろうか。 ___________________ ぶしゅしししししいいいいぃいいいいいーーーーー!!!!じゅいいいいいいっ!じゅいっ! …………じゅじゅじゅいいぃいぃぃーーーー!!! 「ああぁ!?あ、や、いやっ、とま……っんグああああああぁ……!」 びじゅじゅじゅじゅっ!!ぶじゅっ、じゅじゅ…… 「……っぐ、はあっ……!ぐぁ、あ゛あぁ……」 『おや、いけないねあおいちゃん……床にだいぶ零れてしまったよ』 「あ……ひゅ、もう、ひ、わけ、ありまひぇ……!」 『まあ、掃除は後で構わないが……さて、そろそろゲームも大詰めだね』 『次の注文をする時……15分後には一時間が経つ。だから次に注文する時が、全部出せる時だね』 「……っ!ああ……!」 『……で、だ。あおいちゃん』 『これまで何杯も頼んで、サーバーの中身も心もとないだろう?だから補充をしなくてはね?』 「えっ」 『まずは定番の紅茶だろう?コーヒーも少し臭いがキツくなるが悪くはない。デトックス作用の強い……どくだみだったか?これも外せないな……』 『ああ、喉も乾いているだろう?確か1リットルボトルのミネラルウォーターがあったな』 こうした店では、嬢が客の接待をする店では、嬢が客と一緒に酒を飲むようなことは珍しくない。 というより客が嬢にどんどんと酒を飲ませて、酔わせてガードが甘くなっていく様子を愉しむようなことは一つの方法として確立されている。 故にこうした店では、客が嬢のために注文したドリンク類。それを嬢が「飲みたくない」と拒否することは基本的にご法度である。 客の施しを拒み、機嫌を損ねて店が得をするようなことは一つとしてないからだ。 それはこの店でも変わりなく…… 顔を青ざめさせ、限界の尿意で身体中を痙攣させている人物が相手でも変わりないのだ。 「……お、おねがいします……!それは、それだけは……!」 『なに、遠慮することはないよ。持ち運びもボーイがやってくれるのだから安心だろう?君はサーバーとしての役割に専念していればいい』 愕然とした顔で、今にも泣きそうになりながら首を振るあおい。これ以上は無理だと、言葉なく訴えかける彼女をよそに注文は聞き届けられた。 極めて迅速に届けられる、いくつもの飲み物たち。いずれ劣らぬ利尿作用の持ち主たちが、テーブルにずらりと並んでいる。 『さあ、一気にいくといい』 まるで羽目を外した大学生がする如くの「イッキ」。酒ではないから安心、などとは言っていられない中で、あおいはそれを飲むしかなかった。 悔しいことに喉が渇いていたのも事実。無事に一番搾りを提供するため、日中から水分を控えていた彼女にはこれらの飲み物がとても美味しく感じられた。 だが当然、壊れかけのビールサーバーに新たな水分を投入することがもたらす影響からは逃れ難く。 あと10分程度の解放。それは今のあおいにとって、永劫にも等しく遠く感じられた。 『全部飲み切ったね。いい飲みっぷりだった』 『……さて、では食後のマッサージをしようか』 出された飲み物を飲んで以後、ダンゴムシのように縮こまって必死に出口を押さえつけていたあおい。 もはやそうしていなければたちどころに漏らしてしまいそうな彼女に、男は無情な追い打ちをかける。 本来ならば嬢にとって嬉しい、おさわりメニューの注文。 性的な部分を避けつつ、それでいて客のニーズに応えるおさわりメニュー。おなかのタッチ。 それは一回1万円という破格のお値段で、その収益の8割が嬢の手元に入ってくる。 けれどその破格の条件は当然、はた目にはわからないリスクと隣り合わせであるがゆえのもので…… 「アアアアあああぁあぁああっっっ!!!!さわんないれぇっ、おしゃないれぇぇっ!!!れひゃうよぉおおおおおおお!!!!!」 「おしっこっ、おしっこっ、おしっこおおおおっっ!!」 再び充填されるサーバーのタンク。今にも壊れそうな調整弁。 そこに与えられる、外からの圧力。 もうあおいの我慢は、風前の灯火だった。 髪を振り乱し、ただ苦痛に悶え叫ぶあおい。これまで相当量の生搾りを出したはずのタンクには、一番搾りを出す前とほぼ同水準かそれ以上が詰まっているような感触がある。 それを感覚がなくなりつつある括約筋で耐えなくてはならない。あまりにも分の悪い戦い…… すりすりとぱんぱんのお腹を擦られ、水分の消化を促され…… その刺激を敏感に感じ取った膀胱が、今すぐの排泄を訴えかける。 いっそ加減を間違って、強く押されて一思いに漏らしてしまえたらどんなに楽だったろう。 客にも過失があったなら、漏らしてしまってもまだ言い訳が立っただろう。だが男の力加減は、なんとも絶妙だった。 決して弱くはなく、しかし漏らすほど強くはなく 生かさず、殺さず。 頭の中で鐘の音がこだまする。痛い、つらい、出したい。 あおいの苦痛が、絶頂に達したその瞬間…… ヴーーーーー!!!ヴーーーー!! 『おや、時間が来たようだね』 「…………!!!!!」 『では、容器を注文しようか。えー、特大ピッチャー……と』 「あああ!!!はやグ!!!ハヤグ!ぢでええええええぇっ!!!おぢっご!!おぢっごおぢっごおぢっごおおおおおぉっ!!!!!」 ようやく、その時が来た。1時間が経ち、彼女の全てを解き放つことが赦される時…… 男が注文した容器は迅速に届けられ、ビールサーバーにすぐさまあてがわれる。 ファミレスやラーメン屋にあるセルフの水。それを収めるような大容量のピッチャーならばきっと、彼女のすべてを受け止めてくれるだろう。 今、ありったけの「生搾り」が解き放たれる。 ぶしいいいいいいぃいいいいいいいいぃいいっっっっっっしいいいぃいいいいいいいいいぃいーーーーーーーーー!!!!!!! びゅししししししっっっっ!!!!じゅぼぼぼぼぼぼぼぼっっっっ!!!!! 「……は、ひっ……!?」 「……んは、はあああああああぁ……!!」 深いため息を吐きながら、ありったけの「生搾り」をピッチャーに叩きつけるあおい。 これまでジョッキに注いでいたのは、溢れさせないために手加減していたのだと言わんばかりの本気の大出力。打ち付けるビールの勢いがその内圧を物語る。 サーバー内を擦り立てる極太水流の感覚にぞくぞくと背筋を震わせ、天井を仰ぎながら…… あおいのオシッコは、続く。 その下で受け止める男性の手に、ずしりとした重さと…… 容器越しに伝わる、その勢いがもたらす振動を感じさせながら。 部屋中に響く甲高い音と、むわりと漂う濃厚なアンモニア臭…… そしてこの後に待ち構えるテイスティング。耳も目も鼻も指先も、五感で感じる乙女のオシッコ。 エルドラドでしか味わうことのできない特製生搾りを、とくと召し上がるのだった。 _________________ 『ありがとうございました。またお越しくださいませ』 その後、あおいの生搾り……ジョッキにして7~8杯分にもなる大量の生搾りを堪能した男性は店を後にしていた。 その濃い味、臭い、色……そしてそれを飲むときの、彼女の真っ赤な顔。 全てが彼にとって、最高のパフォーマンスだった。 だが何よりも彼を魅了したのは…… 正直に言って、酷い仕打ちといって過言ではないあおいへの対応。嬢とはいえ人間であり、酷い客にはそれなりの反応をしてしまうのは世の常。 だが全部を出し切ってすっきりしたあおいは、そんな彼に対し…… 去り際の彼の腕を抱えて、こう言ったのだ。 「また……来てくださいね」 渡された彼女の名刺を見ながら、彼はつぶやく。 『専務の言う事は……正しかったな』 かくして黄金酒場エルドラドに、常連が1人加わるのだった。