聖水信仰のシスターさん〜専用おトイレ倒壊おしっこパニック勃発!?CASE 3〜
Added 2022-07-16 07:15:16 +0000 UTC王都に近い湖が地獄と化す夜の時間。 国中のシスターが集まる、現時点で国内唯一の聖域。 たったひとつの「おトイレ」に集まった1000人ものシスター達。 列を離れたずるっ子たちも戻ってきた、錚々たる大行列。 ここに国内大半のシスターが集まったことはこの人数からも疑いようがない。 しかし今は産業革命も起きていない時代。情報のやり取りといえば人と馬による伝令か伝書鳩という時代である。 そんな時代に果たして、一人もこぼさず全員が同じ場所に集うことなどできるだろうか。 「うう…………うーー……!!」 王都からは遠く離れた辺境の森。 月の光も届かない真っ暗闇の中を、ふらふらと歩く一人の少女がいた。 夜の闇に紛れるごとく黒い衣服を身にまとい、突き出した尻を煽情的に震わせながら牛歩のごとく進んでいく少女。 王都から遠く離れた森の中を、馬に乗るでもなく進んでいくのは他でもない。尿意限界のシスターである。 呻き声を発しながらのろのろと進む彼女。その身に起きた出来事とは…… CASE 3 無口シスター・レイラの場合 _____________ 前日の夕方。 国内の最果てに位置する辺境の村にも例外なく中央からの伝令がやってきていた。 この村の教会に勤めるシスターの数は、レイラも含めて三人。 この三人で交代して「お清め」しながら勤務する。それは他の町と変わりない。 しかしこの村の教会では、他では見られない現象が起きていた。 『ね、ね。さっきの伝令聞いたでしょ?さっさとしちゃおうよ……あたしもう限界ー』 『そだね、早いとこしちゃお。「二人」がするだけなら足りるでしょ』 『口なしレイラはー?』 『なんにも言わないし、だいじょぶでしょ?』 「ううぅ……!」 レイラを除外し、二人だけで聖杯を独占する同僚シスター達。 つらい勤務をともに終えたはずの仲間に対する、ひどい仕打ち。 それに対してレイラは何も言わず、うめき声を上げながら俯いていた。そうするしかできなかった。 レイラは生まれつき、言葉を発することができない子なのだ。 聴力はあるため意思の疎通が完全に不可能というわけではない。しかし手話という概念のない時代に、彼女のような人間が想いを伝える方法は限られる。 その性質上、どうしても他者の理解を必要としてしまう。だが彼女の同僚も年若い少女であり、他人の世話を焼くほどの余裕はまだない。それどころかむしろレイラの特徴をからかうようになってしまった。 そう。この教会では神父の目を盗んでいじめが行われていたのである。 そしてそれは今のような非常事態において、さらにひどいものとなってしまった。いつもは最低限、穢れのお漏らしだけは避ける程度の加減はあったのがそれさえもなくなって。 一日最後の排泄がなくなったらどうなるかなど明らかなのに、それでもさせてくれなくなって。 「うーー……!!ううぅーーーーー……!!!」 『口なしレイラがなんか言ってるよ?聞いてあげなよ』 『逆にあんたわかるの?私には獣の唸り声にしか聞こえないけど』 それでも聖杯を指さしながら必死に想いを伝えようとするが一笑に付されてしまう。 その日一日の勤務で溜まった「穢れ」が重く少女の腹部に圧し掛かるが、しかしそれを出すことは叶わない。 そして同僚は聖杯を持ったまま部屋に帰ってしまった。おそらく部屋の中で聖杯にするのだろう彼女たちを、レイラは見送ることしかできなかった。 ____________ その日の夜は、レイラにとって苦痛に塗れた時間だった。 じくじくとお腹を苛む尿意が、彼女から安らかな眠りを奪う。 うつらうつらと迫る睡魔を、首を振って追い払う。そうしないと大変なことになるのがわかっているから。 もしも寝てしまったら、寝ている間にしてしまうのがわかっているから。 「う……うぅ……!」 元々から過酷なこの国のシスターの業務である。 一日中お清めに行けなければ、大変なことになるのが普通の業務である。 それを終えてなおお清めができていないなど、前代未聞にもほどがある。 しかし、レイラはそれでも耐えていた。耐えることができていた。 それはレイラの容量が、おそらくこの国でも聖女に次いで大きいからである。 なにしろ彼女はいじめの対象となっており、日ごろから順番が最後になったり、他の2人が勝手にいなくなった分を押し付けられたりしていたのだ。 酷い時には馬車として運用している教会所有の馬を、彼女が乗る前にお清めのため出発されてしまうようなこともあった。 その時は当然、先に出た二人が戻ってくるまでつらい我慢を強いられた。 そんな日々が、皮肉にも彼女を鍛え上げてきた。それがこの状況でも耐えうる力となっていたのだ。 もちろんこんないじめがなければ、そもそも我慢が必要な事態にもなっていないことは言うまでもないが。 だがいくらレイラの耐える力が他者より優れていようと、そのつらさが変わるわけではない。 まして今は過去にも類を見ない長時間の我慢に挑んでいるのだ。そのつらさはひとしおだろう。 それでも彼女は耐えねばならない。お腹の中の「穢れ」を漏らしてしまえば、よくて国外追放……最悪の場合は文字通り首が飛ぶことだってあり得るのだから。 特に言葉の喋れない彼女にとって、極刑を免れたとしても国外に出ることは困難を極める。下手をすれば遅いか早いかの違いしかないということもあるだろう。 だから彼女はがんばるしかない。たとえ肉体の限界を超えていようと、それでも耐え抜くしかないのだ。 21:00 __________ 7:00 「ぅ……う……」 長く続いた雨が上がり、雲間から陽光差し込む朝がやって来た。 小鳥さえずる穏やかな朝であるが、しかしレイラの表情は暗い。 それも無理はなく、下腹部をぽこりと膨らませる「穢れ」を抱えたまま一睡もできなかったのだ。 少しでも寝てしまえば漏らしてしまう。その一心で出口を押さえ続けてようやく迎えた朝。しかしここまで耐えてなお、彼女に解放は許されない。 彼女が最後にしたのは前日の同時刻。きっちり24時間もの間、大量の水分を摂取したうえで耐え続けた彼女の心身は、もうぼろぼろだった。 だがそんな彼女に、さらなる追い打ちがかけられる。 臨時の聖域が出来上がるのは、今日の夕方だ。それまでは通常通りの勤務が要求される。 今のこのコンディションで、いつも通りの。 ぶしゅっ……!じゅじゅうぅっ! 「うぁっ……!うう……!!」 着替えようとベッドから起き上がる。ただそれだけの動作でもお腹の中身が波打ち、出口から熱い雫が溢れ出す。 一晩の間に漏らしてしまった先走り。それは彼女の寝転がっていたベッドにぐっしょりと痕跡を残していた。 子どもの寝小便を思わせる大きな世界地図。しかしこれだけの量でありながら、全体から見ればほんの一部に過ぎないのだ。 証拠隠滅のため飲み水をシーツにぶちまけ、どんくさいと嘲られることと引き換えにどうにか面倒な事態が起こることは回避した。 「ぅぅ……」 しかし、それでも現状は最悪だ。 修道服に着替えて教会へ赴けば、待っているのは通常の勤務。果てしなく続く水分摂取である。 すでにお腹いっぱいの水を溜め込む彼女にとって、地獄の苦しみ。 身体のすべてが警鐘を鳴らす。もうこれ以上は無理だと。早く出させてほしいと。 それでも彼女は強く出口を締め上げて、懺悔の窓へ向かう。 その目に悲壮な決意を宿らせて。 10:00 【レイラ 3640/1260 288%】 『…………お話はこれでおしまいです。シスター様、お話を聞いてくださってありがとうございました』 「ぅ……う……」 言葉の喋れないレイラの懺悔は、他と少し違うやり方をとる。 というのも彼女は返事がまともにできないので、相手を不安にしてしまいがちだ。 聴力はあるのでちゃんと聞いてはいるのだが、それを相手に伝える方法が無いのである。 なので彼女の懺悔は、一般的なそれと異なる方法を用いて行われる。 といっても基本は同じであり、相手が自分の罪を彼女に話して聖水を飲ませるところは変わらない。違うのはこうして話を聞いている最中やその終わりに、彼女が「あなたの罪を清める」旨の文章が書かれたカードを相手に見せていることである。 こうすることで彼女がちゃんと話を聞いているのだと相手に教えているのだ。 さらに彼女の窓口に「言葉が話せないので筆談する」旨の小さな看板を立てかけているので、相手もそれを知ったうえで懺悔に臨んでいる。 特にここは辺境の小さな村であり、住人も彼女のことをある程度知っている。そのため普段はこれで問題なく回っていた。 ぶしゅじゅじゅうぅっ……!! 「ぅぎゅうぅっ…………!?」 しかしそれは普段の話であり、今とは事情が異なる。 なにしろ今のレイラは尿意が限界の限界状態にある。片時たりと我慢を緩めてはならない危険水域にある。 普段の生活で鍛え上げられた括約筋と両手の力があってやっと、常に勢いよく噴き出そうとする流れをせき止めている状態なのだ。 そんな彼女がいま、話を聞いたことを示すカードを差し出すため両手を上げたらどうなるだろうか。 支えを失った噴出孔がヒクつき、張り付いて形をくっきり浮き上がらせる下着から熱い水流を迸らせる。 彼女が座っている椅子の天板にも、床にもはっきり残された失敗の跡。それでも彼女は相手に伝えなければならない。 ちゃんと話を聞いたのだと。貴方の罪科を代わりに清めてくると。そうでないと懺悔にならないから。 震える手でカードを差し出し、青ざめた汗だくの顔で微笑みを返して、彼女は客の懺悔に真心を以て返答した。 相手から見えない窓の向こうで、ガクガクと膝を揺らしながら。 16:00 【レイラ 4780/1260 379%】 それからさらに時間が経ち、そろそろ夕方になろうかという頃。 窓の向こうにいるレイラの様子は、見るも無残なものとなっていた。 「あ……ぅ……あう……ぁ……」 もう上体を起こしていられる余裕もない。客がいない時間はめいっぱい身体を折り曲げ、両手を鬱血するほどの力で強く強く股間に押し付ける。 椅子に座った尻をぐりぐりと天板に押し付けて、力尽きそうな噴射孔をなんとか塞ごうと必死の努力を続けていた。 だがそれでも、客が来ればそれにばかり明け暮れてもいられない。きちんと姿を正し、穏やかな笑みを張り付けて相手の話に耳を傾ける。 窓の向こうで、服越しにすら膨らみがわかるほどの尿意に耐えながら、懸命にレイラはシスターの責務と向き合っていた。 言葉の話せない彼女がシスターでなくなったら、国から追い出されたらたちどころに死んでしまう。ただその一心で。 『お話を聞いてくださってありがとうございました。気持ちが楽になった気がします……』 「ぅ……ぁう……」 ぶしゅうっ!!びゅじゅじゅじゅっ……!! 「お話ありがとうございました。貴方の穢れを清めて参ります」 そう書かれたカードを相手に見せて、穢れの籠った聖水を飲み下す。 瞬間、少女の下半身から水の絞るような音が響く。 漏れ出した流れが椅子の天板を叩き、ばちゃばちゃと床にその飛沫を散らしていく。 誰が見ても明らかな尿意限界の姿を窓の向こうで晒しながら、レイラはただひたすら耐え続ける。 皆から託された穢れを懸命に身体の中に溜め込んで、勤務の終わりだけを求めて。 17:00 教会中に鐘の音が鳴り響く。これはシスターの勤務が終わったことを告げる音。 殺到した懺悔客も帰っていき、後はシスターの至福の時を迎えるだけ。 そう、思っていた。 「ぅ……う……」 だがすでに、レイラの尿意は危険域をとうに過ぎていた。 もはや椅子から立ち上がることさえ難しいほどに。 両脚に力を込めることさえ困難なほどに。 それでも、このまま椅子に座っていてもなんの解決にもなりはしない。 意を決して、レイラは両足を地面に押し付けた。 「ぎうううううううぅ!!?」 びゅしゅうううううぅっ!!!!ぶじょじょじょじょじょじょ!!! だがその瞬間、今までで最大の尿意が彼女を貫き……下着を突き抜けて夥しい量の「穢れ」が噴き出てしまう。 がくがくと身体すべてを震わせて、骨が軋むほど強く出口を押さえつけてようやくその勢いを押しとどめるがしかし、彼女が座っていた椅子は見るも無残な様子になっていた。 木製の椅子は天板のすべてが重く変色し、その下には直径が1メートルを超える巨大な水溜まりが出来上がっている。バケツをひっくり返したようなこの有様が、少女の「おちびり」によるものだと誰が信じるだろうか。 それほどの惨状を生み出すくらい、彼女の尿意は深刻だった。 それを解放する場所に行くために、レイラは馬房へと向かっていく。 馬車に乗って、聖域に行って、耐えに耐えた穢れをすべて出すために。 だがそんな彼女を待っていたのは、あまりにも惨い仕打ちだった。 馬房についた彼女が見たのは、すでに出発してしまった後の様子。 同僚の二人が馬を出した後の、何もない馬房の様子だった。 彼女が椅子から立つのに時間をかけている間に、二人は彼女を待つことなく行ってしまったのだ。 残された彼女がどうなるかなど知ったことではないと言わんばかりに。乗りたければ戻ってくるまで待てと言わんばかりに。 昨日の朝からずっとしていない彼女の我慢がどれほどのものか、気にもしていないように。 「う……!う……あ……!!」 この時レイラは、はっきりと音を聞いていた。 それは彼女の頭の中、あるいは心の中で響く音。 ばきりと、何かの折れる音を。 「うう…………ううううぅぅ…………!!!」 ずりずりと重い身体を引きずるように、レイラは歩き出した。 馬にも乗っていない疲労困憊の少女が向かうのは、夕暮れの村の外。 引き留める人々の声をも聞くことなく、レイラは一人森の中へと足を踏み入れた。 暗くなりゆく森の中で、少女はただひとつだけを目指して歩き出す。 遥か遠くの王都そば、たったひとつの聖域を。 それはまともに考えて出した結論ではないだろう。 馬でも半日かかる距離なのだ。今の彼女が歩いていけば何日かかるだろうか。 それまでずっと、これだけの穢れを押さえ込めるだろうか。 どう考えても無謀としか言いようがない。 けれど、もうレイラには他にどうしようもなかった。あのまま待っていても、教会内でしてしまうくらいなら、いっそ。 たとえ夜の森の中で、野犬に襲われてしまっても。 たとえ森の中で限界を迎えて、二度と帰れなくなっても。 たとえこのまま衰弱しきって倒れ、骨になっても。 もう、それでいい。もうこれ以上どうしていいかわからない。 だから彼女は進む。ある種の「やけ」に近い無謀な道のりを。 ─────────── 20:30 「う……っ、ぅ……!」 足下の様子すら見えないほどの暗闇が少女を包む夜の森。 大の男でさえ好き好んでは通らないような危険な道無き道を進む華奢な少女。 危険という言葉さえ物足りない無謀な道を往く少女の歩みは、この上もなく遅々としていた。 「……っ!?うぐぅぅっ……!」 ぶじゅじゅじゅうぅっ!!!ばちゃちゃちゃ!! のろのろと亀のような遅さで足を踏み出すも、それが地面に着く前に限界の水門から熱い液体が溢れ出る。 それを抑えるために両脚を締め付けて、せっかく前に出した脚が振り出しに戻る。 彼女が村を出てから3時間以上経っているが、進んだ距離は1kmにも満たないだろう。 もし周りが明るければ、彼女の通った道のりに10数メートル刻みで小さな水溜まりのあるのが見えたことだろう。 少し進んで立ち止まり、また少し進んでは立ち止まり。 そんな歩みで目的地になど着けるはずもない。 しかし、それでも。 「……っ!……っく、うぅっ……!」 それでも、もう村に戻りたくなくて。もう自分がどうしていいかわからなくて。 ただひたすら進むことしか、彼女にはできなかった。 ___________ 24:00 レイラが村を出てからおよそ7時間が過ぎた。 獣も寝静まる深夜の森を往く少女の歩みはもはや完全に停止してしまっていた。 それも無理はなく、これまで遅々としていても歩いてこれたこと自体が奇跡に近い。 それどころか現時点でまだ穢れを漏らしていないことがすでにあり得ないことなのだ。 それを可能としているのはひとえに彼女の鍛えられた肉体と、頑ななまでの我慢する意思によるものである。 しかしそれにも、もう限界が見えつつあった。 「ぅ……ぁ……」 がくがくと脚を震わせてその場に立つのがやっと。もはや少しも動けはしない。 ほんの少しでも出口を押さえる力が緩めば、たちどころに漏らしてしまう。 そして彼女を苛むのは、尿意だけではない。 二日に渡ってまともに眠れておらず、お腹の苦しさから食事も採っていないことから来る衰弱。 さらにはずっと気を張り続けていたことから来る憔悴と、彼女を蝕む責め苦は何重にも折り重なっていた。 「…………っ」 そんな地獄の苦しみの中で、レイラが思うのはこれだけだった。 楽になりたい 野犬に喰われてしまうのでも、お腹の中身をすべて出すのでも、なんでもいい。はやく楽になりたい。 彼女はもう、疲れ切っていた。 『…………こ……た!』 だからだろうか。疲労困憊、憔悴しきった彼女の視界は霞み、耳鳴りは止まない。 だから彼女は、彼女に近づいてくるものの存在に気付かなかった。 カンテラの明かりを揺らし、何かを喋りながら近づいてくる影。 それは彼女より一回りほど年上の溌剌とした女性だった。 『そこのあんた!明かりも持たずにこんなとこでなに……やって……!?』 レイラの元につかつかと歩み寄ってきた女性は、その姿を見て唖然とした。 それも無理はない。今のレイラの姿は、見るも無残なものだったから。 カンテラで照らし出された少女の身体。そのお腹の部分はまるで妊娠したかのように歪に膨らみ、その膨らみを避けるようにして伸ばされた両手は鬱血するほど強く股間を押さえつけている。 がくがくと震える両脚には幾筋もの水流の跡が見え、足元の土に新鮮な水分を供給する。 そして少女の顔にはもはや生気が宿っておらず、ここまで近づいてなお女性の存在を認識できてすらいなかった。 前髪をべったりと額に張り付けて、瞳に光はなく、まるで何キロもの道のりを走ったかのように浅く早い吐息を漏らす。あまりにもあんまりな少女の惨状。 その様子を見た女性は、思わず固まってしまった。いくらこの国のシスターが変わっているとは言っても、ここまでのものは見たことがなかったから。 『あ、あんた……いったいなにが……?』 「…………?ぅ……」 「…………っ!?う……!うう、あ、あうぅー!!」 そしてレイラはここに来てようやく女性のことを認識した。 何があったのか、と問う女性に答えていられる余裕もなければ、そもそも彼女には答える術がない。 限界などとうの昔に通り過ぎた彼女の煮えたぎる欲求を、どうすれば伝えられるのか。その方法がない。 それでもレイラにとってこの女性は、真っ暗闇の中に差し込んできた光明だった。 「ううぅ!!!うーーーー!!ううーーーー!!!!」 おねがいします たすけてください 「あう、ううぅーーー!!」 もう がまんできません 「うううう、うううう……うううーーーー!!!」 オシッコ オシッコ でちゃいます 言葉ではなく 身振り手振りでもなく ただ魂そのものを叩きつけるような少女の決死のお願いごと。 それは幾百の言葉を並びたてるより強く女性の心を打った。 『……!!あんた、言葉が……!』 『いや、それどころじゃないね!悪いけどあともう少しだけがんばって!!』 そして女性はすぐさま来た道を走って引き返していった。 ────────── 24:05 かみさま わたしはつみぶかいのでしょうか だからみんな わたしをいじめるのでしょうか だからわたしは みんなのようにことばをはなすことができないのでしょうか もしもわたしがことばをしゃべれたら こんなにくるしむことなんてなかったのに 「う、うぅ……!う、ぐぅぅ……!」 おなか くるしい ずっとわたし できていません ずっと おみずばかりのんで だせていません オシッコ ずっとしたいのに できてません みんな させてくれません オシッコ させてくれません 「……っ!!?ふぎゅうぅぅぅ……!!」 じゅじゅぅぅっ!!ばちゃばちゃばちゃ…… オシッコ したいです ずっとずっとずっと オシッコしたいです おなかのオシッコ ぜんぶ しゃーって オシッコ ぜんぶ オシッコしたい オシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたいオシッコしたい オシッコ したい 『お、お待たせ!!さあお嬢ちゃん、はやくこれに!!』 ────────────── レイラが我慢を始めてから3日目を迎えた頃、先ほどの女性が息を切らしながら彼女の元に戻ってきた。 その手にあるのは、純銀製の小さな容器。 バケツのような、小さな容器。 「うぅ、あ、うあああぁぁあああ!!!」 それを見た瞬間、もう辛抱たまらなくなったレイラは絶叫しながらそれをひったくった。 もう何も考えられない。ただお腹の中身をすべて出したい一心でレイラはその容器を跨いだ。 24:10 びゅじゅじゅじゅじゅっ……! ぶっっっっっっっしゅうううううううううううううううううぅぅぅううう!!!!!!!!!ビチィッッっ!!!!!ばしゅしゅしゅしゅしゅううううううううう!!!!!! 膝下まであるかないかという小さなバケツ程度の容器。夥しい先走りを溢れさせながらそれを跨ぎ、ぐっしょり濡れて張り付く下着を剥ぎ取ると、その瞬間とてつもない勢いのそれが解き放たれた。 いたいけな少女のお腹を妊婦のごとく膨らませていた悍ましいほどの尿意。それがいま、むきだしの排泄孔を押し広げて容器に叩きつけられる。 薄く生えた茂みの向こう。乙女の密やかなる縦割れを押し広げて放たれる超極太の爆尿線。 容器の底を一直線に叩きつけるそれは盛大な跳ね返りの飛沫を飛ばし、近くにいた女性の顔にまで飛んでいく。 「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」 「う……ぁ、はああぁぁ……!」 人の限界を超えて、我慢して我慢して耐えに耐え続けたレイラのオシッコ。 その勢いはもはや人間の少女が放つものには思えず、人より遥かに量も勢いもある馬や牛が放つソレを彷彿とさせた。 それだけの放尿を繰り広げるレイラの解放感、快感もそれに比例し…… とてつもないオシッコを聖杯にぶちまけながら、レイラは身体をビクビクと揺らしてその快楽に浸っていた。 顎を反らし、ため息をついて、下腹部からこみあげてくる得体のしれない充足感を噛み締める。 つらい我慢の分だけ大きく長く続く、至福のとき。 じゅぼぼぼぼぼぼ……!ばちゃばちゃばちゃ!! 「……!?う、ああっ!?」 だがそんなレイラの至福に、雑音が紛れ込んできた。 だんだん萎んできたとはいえまだ下腹部をぽこりと膨らませるだけの尿をこれから出そうとしているレイラの身体。 その下で、その絶大な尿意を受け止めていた聖杯が、いつの間にか満杯になっていたのだ。 そこに新しく注ぎ込まれるレイラの我慢限界オシッコ。当然ながらそれは聖杯に入りきらず、森の地面に溢れ落ちていく。 それに気づいたレイラは、どうにか止めようと下腹に力を込める。しかし三日近くに及ぶ長大な我慢に疲れ果て、超絶な勢いの小便を今も放ち続けている排泄孔をもう一度閉ざすことなどできようはずもなく。 「ぅああ、ぁはああああああ……」 無理を悟ったレイラはすべてをあきらめ、身体の力を抜いて、ただ尿意の赴くままに。 お腹の中身が空になるまで、大自然にそのオシッコを解き放つのだった。 _____________ 24:30 それからレイラが膀胱を完全に空にするまでには15分近い時間を要した。 最初の5分間は内圧のまま勢いよくオシッコを放出し続け、それが終わると今度は膀胱内の残尿をしょろしょろと断続的に出し続けた。 長い我慢で完全に緩んでしまった膀胱と括約筋。残った尿を出し切るのにもかなりの時間がかかり、すべてが終わる頃には衰弱しきった彼女は助けてくれた女性に身体を預けてぐったりとしていた。 しかしそれでもあくまで、その表情は全部出し切ることができた解放感でいっぱいだった。 『……全部出たかい?』 「…………」 女性の問いに顔を赤らめながら無言で頷くと、女性は手に持ったタオルでレイラの下半身を拭き始めた。 恥ずかしさから抵抗しようとするも、疲れ果てた身体ではどうすることもできず……女性の為すがまま、オシッコまみれの身体を清められるのだった。 それからレイラは女性に連れられ、彼女の住む家に向かった。 森の中に建つそれは、小さいながらもれっきとした宗教施設だった。 さながら小規模な教会といった風情のその建物。なぜこんな森の中にあるのだろうか。 レイラが首を傾げると、女性はその答えを簡潔に語ってくれた。 『ここはね、引退したシスター……つまりあたしが運営している施設でね。ざっくり言うとあんたみたいな困っているシスターを助けるのがお仕事なんだよ』 『あんたたちがいくらがんばったって、どうしてもダメって時はあるだろう?そういう時、さっきの容れ物に出してしまえば楽になるじゃないか。それがあたしのお仕事ってわけ』 そう。この女性は25歳の定年を迎えた元シスターであり、引退後も仲間の助けになろうとしている人物だった。 現在の大司教は合理主義な人間であるため、シスター各人の頑張りに全てをゆだねることをあまり良しとしていない。 そのため大司教の特命で、国内数ヵ所に同様の施設が点在しているのだ。 引退シスターが教会と聖域との間の道を見回り、緊急時と判断したなら各自の判断で「聖杯」を使うことを許可したのである。 ただしこれはあくまで緊急時にのみの特例であり、普段からの利用は推奨されない。 また聖杯に溜めた穢れはどのみちお清めしなければならず、1日に何人ものシスターが利用するような事態には対応できない。 そのためこの施設の存在は、基本的に極秘とされていたのだ。だからシスターとして勤務している者のほとんどは、このような施設があることを知らずに過ごしている。 『ま、要するにさっきのあんたみたいに漏らす寸前の子を助けてあげるのがあたしの仕事ってわけね。まあ……ちょっと量が多すぎたみたいだけど』 「……ぅ……」 『あははっ!真っ赤になって、かわいいね。久しぶりに若い子と一緒に過ごせてあたしもうれしいよ』 『……よし!今日はうちに泊まっていきな。おばさんが腕によりをかけて料理を作ってあげるからね』 「う!?うー!!うぅーー!!!」 ぐううううううぅぅぅーーーーー…… 「…………!?ぁぅ……」 さすがにそれは申し訳ないと首を振り遠慮するレイラだが、それを裏切るように特大の腹の虫が鳴り響く。 恥ずかしさから真っ赤になって俯く彼女を、女性は力強く抱きかかえた。 『あっはは!!なんだい、お腹はずいぶんと正直だねえ!いいよ、たっくさん食べてきな!』 「うぅ……」 遠慮、照れ、恥じらい。 それらが入り混じりながらも、しかしそれよりもっと大きくて温かな気持ちが溢れる。 腕から伝わるぬくもりに身をゆだねて、レイラは微かにはにかみながら女性の家へと入っていくのだった。 ______________ レイラが女性の家で温かなご飯に舌鼓を打っている頃。 彼女を大変な目に遭わせる元凶となった少女たちはいま、たどり着いた聖域で絶望に打ちひしがれていた。 『ぁ、あ、だ、め……だめ……も、もれ、おし、こ、でりゅ……』 『あ゛ぁ、あ……も、れ……もれ、るぅ……』 遥か国の最果てから馬車を飛ばし、何時間もかけてたどり着いた王都そばの聖域。 そこに着きさえすれば何とかなると思っていた彼女たちを出迎えたのは、数百人が並ぶ大行列。 夜を迎え、真っ暗闇の中で伸びる長蛇の列。 その最後尾に彼女たちは並ばなければならない。 先頭を見ることさえ叶わない、真っ暗闇の絶望おしっこパニック。 少女たちの夜は、未だ明けない。 ______CASE 1 後編に続く