こんにちは。
今月のFANBOX公式のお題が「#全体公開」ということなので、自分のイラストの描き方(工程)をご紹介いたします。
皆さんの描き方とは違う工程もあると思います。
違いを比べて楽しんでいただければ幸いです。
気分転換の落書きの場合は最初の工程を飛ばしていきなりラフから描き始めたりもしますのであしからず。
まずはシルエットで大まかにアタリを描きます。
立ち絵などの全身イラストを描くときは絶対にシルエットの棒人間でアタリを描きます。
この工程は全体のボリュームを意識しながらざっくりと素早く描きます。
何故かというと
・キャンバス、キャラクターそれぞれのバランスを見やすくするため
・末端から少しずつ描く手法だと細部に意識が持ってかれてデッサンが崩れやすいから
です。
あくまで自分の場合です。
バストアップを描くときはこの工程を飛ばすことも。
その上に大(おお)ラフを描いていきます。ラフよりももっとざっくりした線です。
頭の中や手元のデッサン人形を見ながらテーマや表現したい物を想像しながら描きます。
自分はアタリと大ラフの順番は逆になることも割と多いです。
でも構図案としては下記のようにキャラクターの線とグレーのアタリは必ずセットで構図案の形にします。
ペンは太めで、勢いとインスピレーションを優先してゴリゴリ描いていきます。
元となるキャラクターの身長や頭身バランスをここで把握しておきます。
このままではインパクトが足りないので脳内でカメラ視点を変えてメリハリがつくように練り直したり。
この状態までの構図案を複数描いて、そのうちのひとつを選びます。
ここには載せてませんが没の構図はもちろんあります。
没にした構図は基本的に貯まっていきますが、他のイラストで採用することもあります。
なぜ構図案を複数描くかというと、
・一つに絞ってしまうと表現したい物の考えが狭まり先々の工程でつまずくから
・複数の中から選ぶほうが脳がより良いものを選択できるから
です。
内容次第では構図案をディレクターや他の人に見せて選んでもらうことも。
素体(水色の部分)を描いてからレイヤーを分けて顔・服・髪などを描きます。
素体はデッサン人形のように立体感がわかりやすいように関節、中心線、側面の目安の線も描くのがポイントです。
顔の中心線は描いておくと鼻、眉、耳等のパーツのバランスがわかりやすいのでオススメです。
この工程でデッサンや表情のバランスをしっかり整えます。
ラフの下にレイヤーを作ってパーツごとに色を塗ります。
この工程で光源を決めて乗算で影を塗り、仕上がりイメージを固めておきます。
ここで描いたラフ線は後のペン入れで迷わないようにしっかりと定めておきます。
今回は十字のキラキラが中央の奥から遠近感を出すように配置しました。
ペン入れをします。
前工程のラフをしっかり固めておくと悩まなくて楽です。
顔・顔の輪郭・体・服・髪でレイヤーを分けてます。
手や髪で隠れる部分もあらかじめ描いてマスクで消してます。
あとで修正する場合を考慮して複雑な構造で線が交差する部分は更にレイヤーを分けて描くことも多いです。
今回は手前にあるものはペンを太めにし、遠くにあるものはペンを細めのサイズにしてみました。
髪のほつれ毛(おくれ毛とも言う)を描く場合は次の着彩の工程で描き足します。
パーツごとにレイヤーを分けて下地(ベース)の色を塗り分けます。
この時線画を非表示にしても透明な隙間ができないようにして塗りつぶします。
カラーラフを踏襲して綺麗にパーツごとにレイヤーを分けて塗ります。
キャラクターは設定画の色からスポイトで取って塗ります。
色味を変えるのは次の仕上げ段階で行います。
背景もこの段階で描きます。
オーバーレイ等の効果レイヤーで描き込み、全体の色味を調整し、エフェクトを追加して完成です。
今回のテーマはアニメ機動戦士ガンダムジークアクスの作中にある【キラキラ描写の中のマチュ】と考えていたので逆光の影を追加して光源を複数に設定しました。
これで完成です。
いかがでしたか?
タイムラプスで見たほうが瞬時にわかるのですが、今回は工程ひとつひとつを解説してみました。
使うツールや塗り方等の解説は省きましたが少しでもお楽しみいただけたなら嬉しいです。
それではまた。
タケミモチ
2025-06-11 18:20:31 +0000 UTC右京
2025-06-11 10:56:24 +0000 UTC