スプラトゥーン2というゲームに自分を考えさせられている
Added 2020-05-10 19:34:48 +0000 UTC
ここ最近ブログ的なものを投稿していなかったのでちょっとお仕事が落ち着いた今筆を執らせて頂きたい。
タイトルの通りだ。スプラトゥーン2というゲームの話。
ご存知でしょうか。スプラトゥーン2。
天下の任天堂さんが作り上げた傑作TPS。インクリングと呼ばれる人型に変身するイカがインクを塗りたくって戦う独特の世界観をもつ4VS4のチームバトルゲームです。
これがもう面白いの何のって、もう皆さまハマりまくって気が付いたらすっかり任天堂の顔の一人になっちゃってました。マリオゼルダポケモンスプラ。そのくらいの知名度。
かくいう私も2から始めてどっぷりハマりまして時間を見つけてはちょくちょくプレイしてます。一試合3分、違うルールだと5分で終了するお手軽さは忙しい現代人にピッタリ。大抵始めたら二時間とか経過してるけど。
で、前置きはここまでにしておいて。
かれこれ1500時間程このゲームを遊び倒しているんですがもう困った事に全然上手くなれません。
いや、ちょっとずつマシにはなってるんですけど。
周囲の人とかネットで調べた人がスイスイ超えていく壁に弾かれ続けているんですよ。
始めて数か月の人がウデマエ(このゲームにおける強さの指針のようなもの)をサクサク上げていくのを傍目に見ながら1500時間この世界に浸かって使った男は今日も初心者に毛が生えたランク帯でヒーヒーこいてます。バグかな?
一応色々な方にプレイ動画を添削してもらったり、動画サイトでうまい人のプレイを観たり、色々調べて考えて実践はしてジワリジワリと上達はしているんですけどペースが遅い。多分桃鉄だったら随時牛歩カード使われてる。
今年の頭にこのゲームを買った知人が先週既に僕のウデマエを抜いたという報告をして胃酸が下りてきました。そのくらい遅い。
モニターの遅延とかラグのあれこれとかそういうのも見直して貰ったり見直したりで環境的には始めた当初より全然よくなりました。当時は藁にもすがる思いで『これを装着するとエイム力がゴリゴリ上がってウデマエもブリブリアップ!』みたいな胡散臭い陰茎増大サプリみたいなうたい文句をつけられたシリコン製の補助パッドとかにまで手を伸ばしてました。今ソレどうしてるって?仕事から逃げたい時に壁にぶつけて遊んでる。
で、何でこんなに成長しないのか考えました。
考えた結果わかりました。
僕はこのゲームの才能が徹底的に無いのです。
エイム力とか反射神経とかの問題ではない。人間性適な部分の段階で。
ここでタイトルの話を回収するのです。
まず僕は一度何かを始めるともうそれ一個の事しか考えられません。
対戦ゲームというのは大概マルチなタスクを要求されます。戦う。動く。探す。隠れる。戦う。味方と連携する。等々。
それができない。僕の脳味噌は徹底的に何かと何かを同時に考える事に対応できません。
ネコふんじゃったも弾けないし。仕事しながら家の事が出来ない。しゃべりながら手を動かせない。要領が悪いし容量が少ないんですよね。
次に無意識で何かを行うという事が出来ない。
喋る時、働く時、僕は大抵その行動によっておこる事の3手先くらいまでのパターンを考えてシミュレーションしてから動きます。そしてその速度はお世辞にも早いとは言えません。
このスプラトゥーンというゲームは展開が非常に早く大抵の撃ち合いは数秒無いし一秒未満で決着がつきます。その中で次やる事をチンタラ考えて行動に起こす前に時間がかかるヤツが居たらどうなるか。的です。カカシです。攻撃判定のないクリボーです。
戦うとか逃げるとか色々な物事をある程度無意識化で行えるようにならないとただ取り残されてしまう。そういう事。
まあでもこの二つのお話って経験でカバーしていくものなんですよね。
だから僕みたいな牛歩シングルタスククリボーにだってずっとやってりゃ希望があるかもしれない。
だから致命的なのはこの最後の要因。
僕は多分『勝ちたくない』人間なのです。
敗けたい訳ではないんですよ。実際多分人の5倍くらいは敗けず嫌いだと自負しています。どんな物事においても敗けるっていうのが大嫌い。ブロッコリーくらい嫌い。
けれど大嫌いだからこそそれを友人や他人に押し付けたくないのです。
いや悔しいしムカつくじゃないですか敗けって。エースだって白ひげが負け犬って言われてブチ切れて返り討ちにあったでしょう。敗けるのが好きな生き物なんてオークに犯される高貴な女騎士くらいですよ。
勝負事に置いて勝ち負けは当たり前のようについて回ります。
勝つために必要な事は相手が嫌がる事を押しつけ続ける事。
それができないのは技術の問題です。上手くなれば良い。
ただ僕の場合、当たり前のように『できない』上に『したくない』という気持ちがどうしてもぬぐえないのです。
やられて嫌だと思う事を相手にするなと聞こえの良い言葉が呪縛のように絡みついてきて『こういう事したら相手はイラつくだろうな 嫌だな』と偽善者ぶったドス黒い靄が心を覆ってくるのです。
相手がAIだったらもう全然壁ハメでもなんでも楽しく使えるんですけど、このゲームって対面しているのもまた一人の人間なんですよね。
たかがゲームで考えすぎだと思うんですけど対面する度膿はどんどん溜まり続けます。
かといって対面で負けてしまえば味方に負担がかかる。これもまた自分がされたくない事を他人に強要する事になります。どうするにしても必ず誰かに負担をかけてしまう。
ゲームなんてたかが遊びなんですけど、それでもやっぱり負けが込むとしんどくなるものでしょう?誰かが連敗してグアーってなってる様子を見たり聞いたりしているとそれがどんどん辛くなる。心の中のゴミみたいな偽善者が『もし次敵チームになったら勝ちに行ってはいけない』とどこから目線だと文句を言われるようなクッソしょうもない言葉を囁いてくるのです。
敗けたくないです。でも勝ちたくもない。
そういうぬるま湯に浸かった温室育ちのでろでろなトマトみてえなクソ精神があり続ける限りきっと僕はこのゲームで劇的な成長をする事ができないんじゃあないでしょうか。
書けば書く程なんて卑しくさもしい人間なんでしょう。お前は何様なのだ。
こんな事を考えていいのは誰よりも上手くて強いプレイヤーだけだというのに。
これをなんかしっかり自覚してしまってから正直楽しいより怖いという感情が勝るようになってしまいました。マッチにもぐるのが怖い。自分のクソを煮詰めた人間性と向き合う事が嫌で嫌でたまらない。
それでも結局またコントローラーを握って僕は今日もガチマッチに乗り込むのです。
楽しくない事のほうが多いし辛いけどこのゲームが好きだし何より助けてくれたり一緒に遊んでくれる人がいるからですね。
こういう人間でも1500時間遊べて友人が増えて自らの在り方を見つめ直していけるゲーム。ここまでのめり込めんだ作品は多分今までなかったと思います。
だから続けます。
細かい事を考える必要もない程に、負けても仕方ないと相手に思わせられるような有無を言わさない技術が身に着いたならきっと僕は初めてこのゲームを本当の意味で楽しめるからです。
そういうお話。