back>りっちゃんに勝ちたい編 番外2 鈴子ママ 久々のプロレス
今日は、りっちゃんと練習試合をしました。
この前、ぼくはりっちゃんに勝てなかったので、今日こそりっちゃんに勝ちたいなと思いました。
試合が始まって、数分たつとりっちゃんはぼくの後ろに回り込んで
スリーパーホールドをしかけてきました。
「えーい!スリーパー極まったぁ!!」
りっちゃんの絞め技は毎回ワンパターンだなと思うけど、くると分かってても防げないのでムカつきます。
でも、やっぱり、りっちゃんは動きが早くて技も上手くて強いと思います。
「ふふふ、この前は私の必殺技でいじめちゃってごめんね~?だから、今日は優しく落としてあげるね!」
そう言うと、りっちゃんはスリーパーでじわじわーっとぼくの首を絞めてきました。
ぼくはすぐにボーっとしてきて、また落ちて負けると思ったので、
まずいと思ってりっちゃんに悪口を言いました。
「うるせぇ!クモ女!ワンパターンいちごバカ!」
ぼくだって負けていられないから、なんとか動くお口でがんばって戦います。
すると、りっちゃんは怒りました。
「あぁー!また言ったね!今日は優しくしてあげようとした思ったのにぃー!!かちかちかっちーん!」
いつもは優しいりっちゃんだけど怒ると性格が変わるので怖い……
けど、ここで諦めたら男じゃないなと思ったので、 ぼくは、クモ女って言いました。
悪口の効果があったのかりっちゃんの絞めが少しゆるくなったのでチャンスだと思って、ぼくは、ふりほどこうとあばれました。
「だめ!絶対逃さない!!」
しかし、りっちゃんはぼくが逃げようとするのを見逃しませんでした。
りっちゃんはおんぶみたいなかっこでぼくの背中に飛び乗り、そのままマットに引きずり倒してきました。
「どうだぁ~!胴締めスリーパーだぁ~!」
りっちゃんはなんか色々と言ってきました。
「
はーい、つかまえた!
逃げられないよ~だ
あははは、まーくんってよわよわよっわーい♡
ねーねー、特訓いっぱいしたのにまた私に首絞められてどんな気持ち?
悪口言ってたくせにまたやられちゃったんだけど
どんな気持ち?ねーねー?
あれれ?顔色悪いけどどうしちゃったのかな~?あはは
苦しい?苦しいよね~そうだね
でも私はぜぇーんぜぇん!苦しくないもんねー!あはははっははは
まーくんかわいそー♡あはははは!
ほら、もっと苦しそうな声出してよ
そしたら許してあげるかもしれないよ~?
ほらほら、りっちゃんに勝てませんでしたっていいなよ!
いーえっ!いーえっ!いーえっ!
いーえっ!いーえっ!いーえっ!
まーくんよわいー!まーくんよわいー!
りっちゃんつよいかわいいー強いです!
りっちゃん強い強い強いー!
」
とにかくりっちゃんがすごくうるさかったのでとてもうざいと思いました。
ぼくは、めんどうくさくなったので、もう負けてもいいから早く絞め落としてくれないかなと思いました。
(でも、ギブアップは言いたくなかったです。)
しばらくすると、りっちゃんは腕の力を強めて、さらにぼくの首を強く絞めてきました。
りっちゃんの声がだんだん小さくなってきて気がついたらぼくは、マットの上で仰向けで寝ていました。
ここで、りっちゃんに絞め落とされたんだなと分かりました。
「まーくん、おはよー!またおねんねしちゃったね!よーわい!よわーい!あはは!私に逆らった罰よ!オーホッホッホ」
また絞め落とされてしまったと思うと、ぼくは涙が出てしまいました。
しかし、涙目のぼくを見るとりっちゃんは急に優しくなりました。
「あー!言いすぎたね!ごめんねーまーくん!よしよーし」と言って頭をナデナデして謝ってきました。
ぼくは、この前、国語で習ったアメとムチということわざを思い出して
これがアメとムチなんだなと思いました。
そのあと、家に帰るとママに今日の試合について聞かれたので
りっちゃんに負けてしまったことを話ました。
ぼくはなんだかくやしくなったので、ママに抱きつきました。
ママは「もー、まーくんったら甘えん坊なんだからーもっと厳しく特訓しないとダメね!」
と言って僕をなぐさめてくれました。
ママは、最近プロレスの試合をしてからなんだかごきげんです。
ぼくは、ママのアメとムチは嫌いじゃないので、今後の特訓が楽しみだなと思いました。
panakiman
2023-04-25 01:02:37 +0000 UTCf.k
2023-04-23 14:20:38 +0000 UTC