妊活夫婦 『明かされていく興奮と過去…』 サンプル
Added 2026-02-23 01:39:22 +0000 UTC※前回のエピソード 妊活夫婦 『クリニックでの相談』 https://ci-en.dlsite.com/creator/17459/article/1725447 ←Ci-en https://hfhefhuewf8fvg.fanbox.cc/posts/11415958 ←pixivFANBOX https://fantia.jp/posts/3904572 ←ファンティア 福永 浩平(たかはし こうへい)33歳 福永 広子 (たかはし ひろこ)30歳 夫婦。 子供を授かるために妊活をしているが、上手くいかず、病院で診てもらっても特に異常がある訳でもなく悩んでいた。 ~本編~ 「なるほど……では、もう少し詳しく聞かせてください」 広子は一瞬、息を詰めた。 「……え?」 「その時の状況や流れ、どのようなやりとりがあったのか。そして、ご自身の感覚や、心の奥底にあった感情も、できるだけ詳しくお話しいただけますか?」 広子の指が、膝の上でぎゅっと絡まる。タイトなジーンズに包まれた太ももがわずかに緊張で強張るのを、浩平は無意識に目で追った。 「……そんなことまで……?」 戸惑いと羞恥が入り混じった表情。それでも、松澤の穏やかな視線が促すように彼女を見つめていた。 「無理にとは言いません。しかし、ご自身の内側にあるものを言葉にすることで、改めて向き合えることもあります」 広子は小さく唇を噛み、再び浩平のほうを見た。彼は硬い表情のままだったが、拒絶する様子はない。ただ、じっと彼女の言葉を待っている。 静かに息を吐き、広子は覚悟を決めたように口を開いた。 「……そのとき、私は彼の言葉に戸惑いました。けれど……」 指先が膝の上でさまよいながら、わずかに頬が朱に染まる。 「でも、嫌ではなかったんです。むしろ……心臓がドキドキして……」 浩平の喉が、ごくりと鳴った。 松澤はペンを指先で回しながら、穏やかに続ける。 「それは、彼に対して特別な感情があったからですか?」 「……いいえ。ただの……その場の雰囲気というか……」 「では、広子さん自身の中に、そうした状況に惹かれる何かがあったのでしょうか?」 広子ははっと息を呑み、僅かに首を振った。 「そ、それは……わかりません。でも、そのときは……彼がズボンを下ろすのを、ただ見ていることしかできなくて……」 診察室の空気が重くなり、湿度を帯びたように感じられる。 「ええ、そのときのことを、できるだけ鮮明に語ってみてください」 松澤の声は、あくまで穏やかだった。 広子の視線は揺れながらも、記憶の奥へと潜っていく。 「……彼は、おどけたように笑いながら……ゆっくりとズボンを下ろしました。私は、それを……ただ見ていて……」 広子は小さく唇を舐める。無意識の仕草に、浩平の指先が微かに動く。 「そのとき、どう思いましたか?」 松澤の問いに、広子の体がぴくりと震えた。 「……驚いたけど……でも、同時に……」 彼女は言葉を詰まらせる。 「……自分でも、信じられないんですけど……少し……期待してしまっていた、のかもしれません……」 その言葉が診察室に落ちた瞬間、沈黙が訪れた。 広子は膝の上の手をぎゅっと握りしめ、恥ずかしさに耐えるように俯く。 「それから?」 松澤はあくまで冷静だった。 広子は、震える唇をゆっくりと開く。 「……彼が、私の顎を持ち上げて……」 静かに、静かに、広子は記憶を辿る。 過去の自分がしたこと、それに伴った感情の揺らぎを——。 松澤は、静かにノートをめくりながら言った。 「……なるほど。そのまま流されてしまったのですね。その後、どうなりました?」 広子は指先を膝の上で絡め、視線を落とした。 「……少し、戸惑いました。でも、彼は冗談っぽく笑っていて……本気なのか、からかっているのかわからなくて……」 「それで?」 「私も……笑ってごまかそうとしたんです。でも、彼は引かなかった」 広子は、自分の胸の内にある記憶を掘り起こしながら、ゆっくりと言葉を選ぶように続けた。 「……“なんだよ、やってくれないの?”って、からかうみたいに言われて……」 「そのとき、どう感じました?」 松澤の声は、穏やかでありながら、どこか鋭さを秘めていた。 「……心臓が、少し……跳ねました」 「跳ねた?」 「……ええ。その言葉を聞いた瞬間、ちょっとだけ……ドキッとしてしまったんです」 広子の声は、ほんのわずかに震えていた。 浩平は無言のまま彼女を見つめる。彼の拳が、ジーンズの上でわずかに強く握られるのを、広子は視界の端で捉えた。 「そのまま……どうしたのですか?」 松澤が、次の言葉を促す。 「……私は、冗談っぽく“バカじゃないの?”って言いました。でも、彼は笑って“冗談でもいいから、ちょっと試してみてよ”って……」 「それで?」 「……彼のズボンの前が、膨らんでいて……それを見たら、なんだか……」 広子は、息を詰まらせた。 続きは応援プラン限定