「ダンダダン」 綾瀬桃 ~オカルト野郎~ サンプル
Added 2025-08-24 01:04:57 +0000 UTC※本作品は忠実な再現を避けてますが、 若干のネタパレ要素も含まれてる為ご注意ください。 「ダンダダン」 綾瀬桃 ~序章~ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24671599 ※↑前回のお話 ~本編~ 放課後の空は、夕焼けの色を濃くしながらじわじわと沈んでいく。駅前のコンビニを出た桃は、リュックを片手にブラブラと歩いていた。ふと、いつもの角を曲がると、見慣れたシルエットが壁にもたれて煙草をくわえている。 「……またいたよ」 呆れ半分、でも完全に無視できない自分にちょっとイラつきながら、視線だけ送る。黒部皓平。ちょっとやんちゃな雰囲気に、鋭い目つき。好きな俳優の高倉健に似てる、なんていうくだらない理由で付き合い始めたけど、最近はその強引さに冷めかけていた。 「お、桃じゃん。ちょうど良かったわ」 皓平が近づいてきて、煙草を指で弾いて捨てる。桃は眉をひそめた。 「何、その言い方。ちょうど良かったって、何?」 「だからさ~、ちょっと金貸してくんね?マジでヤバいんだわ今日」 「……はあ?」 肩からリュックを下ろし、片手で腰に当てる。皓平は全く悪びれる様子もなく、ポケットから財布をちらつかせる。 「だーからさ、金出さねえなら今日のデート無しな。まあ、わかってんだろ?」 じわっと胸の奥がムカついて、喉元まで何かがせり上がる。いつものパターンだ。金、金、また金。そのたびに甘い顔して流されてきたけど――今日はもう、何かがキレた。 「アンタさ、バカじゃないの?」 低く抑えた声が自分でも驚くほど冷たかった。皓平が一瞬きょとんとする。 「な、何だよ急に」 「金出さなきゃデート無し?……は?てか、何?金だけじゃ足りなくて今度は体もかよ?」 図星だったのか、皓平の表情が一瞬固まる。 「あー、でもさ。ヤラせてくれるなら、別にいいぜ。ラブホ代はそっち持ちでな」 その言葉が引き金だった。桃はゆっくりと一歩ずつ近づき、睨みつける。瞳が鋭く光り、唇はきゅっと結ばれている。 皓平は、にやりと口角を上げた。ふてぶてしい視線で桃の顔を見下ろし、そして、まるでからかうように声を落とす。 「……その顔、マジでたまんねぇな」 言い終わるか終わらないかのうちに、桃の胸元に手を伸ばし、制服越しにそのふくらみをわしづかみにした。ぐに、と生々しい感触が指先に伝わり、桃の身体がビクッと強張る。 「なっ……ちょっ、バカッ……!」 必死に声を抑えようとしたのに、喉の奥から甘い声が零れてしまう。制服の布地越しとはいえ、指先がしっかりと形を確かめるように動くたび、全身がじわじわと熱を帯びていく。 「……やっぱ、こうなるよな。ずっと我慢してんの、知ってんだぜ?」 皓平の低い声が耳元に落ちる。桃は震える息を吐きながら、必死に冷静を装おうとしたが、火照った頬が裏切るように赤く染まっていく。 皓平は薄ら笑いを浮かべたまま、指先に力を込めた。制服越しにぐっと持ち上げるようにして、親指で円を描くようにゆっくりと撫で回す。その動きは妙にいやらしく、わざと焦らすようなリズムで揉み込んでいく。 「……ほら、口では強気だけどさ。身体は素直だよな?」 桃は必死に睨み続けていたが、ぐにぐにと柔らかい感触を楽しむように指が這うたび、身体が勝手に反応してしまう。肩が小さく震えて、眉がきゅっと寄る。 「……ッ、ふざけ……やめっ……!」 口を開いた瞬間、指先がちょうど敏感な部分を押し込むように揉んできて――。 「あっ……!」 思わず、短い声が漏れた。唇を噛んでこらえるが、皓平はその声に満足げに目を細め、さらに掌を深く押し当てる。指の腹がじわりと力強く押し込まれ、時折、親指が意地悪く先端を擦り上げる。 「……なあ、素直になったほうが楽なんじゃね?」 耳元でくぐもった声が響き、桃の頬はさらに熱を増す。視線はまだ強がっているが、全身の反応がもうそれを裏切っていた。 皓平は、まだ胸に手を置いたままニヤリと笑った。その目が一瞬、鋭さを増す。 「……ラブホなんて金かかるし、もういいわ」 桃は肩で荒く息をしながらも、視線を外さず睨みつけていたが、その次の一言で心臓がドクンと跳ねる。 「来いよ」 その声は低く、決定的だった。力強く腕を引かれる。桃は一瞬、抵抗しようとしたが、手首を掴む力は容赦なく強く――結局、言い返す間もなく歩き出していた。 何も言わなくても、わかっていた。向かう先は、この辺りじゃもうお決まりの場所。駅前の雑踏から少し外れた、人影のまばらな公園。その奥の、くたびれたトイレ。 足音がアスファルトに響く間、桃の頭の中ではぐるぐるといろんな感情が渦巻いていた。悔しい、腹立たしい、でも……なぜか、逃げ出せなかった。 「……ッ」 公園が見えてきたとき、すっと風が吹き抜けて、桃の頬を冷やす。だけど、内側の熱は冷めるどころか、どこかズキズキと疼くように強くなっていた。 皓平は立ち止まり、いやらしい笑みを浮かべたまま顎でトイレの方向を示す。 「……ここで十分だろ?」 桃は唇をきつく噛みしめた。拒絶の言葉は喉まで出かけたが、視線がちらりと皓平の目とぶつかると、なぜか何も言えなくなった。 トイレの中は薄暗く、コンクリートの壁にカビの匂いが染みついていた。桃は入り口付近で立ち尽くし、荒い息を整えようとしていたが、皓平はお構いなしに奥まで進むと、乱暴にドアを閉めた。 「……狭っ。ま、十分だな」 ポケットをゴソゴソと探り、金具の触れ合う音がトイレ内にカチャカチャと響く。その音が妙にいやらしくて、桃は思わず眉をひそめた。 視線を逸らしたいのに、耳に入る音がすべてを物語っている。次の瞬間、皓平はズボンをぐっと下げ、躊躇なく露わにする。 「ほら。わかってんだろ?……舐めろよ」 低い声が響き、桃はぎゅっと拳を握りしめた。瞳は迷いなく睨み返す。 「……バカじゃないの、アホか……」 続きは応援プラン限定