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~アマチュアプロレス~ 『夫婦タッグ誕生』 サンプル

※今回はエロシーンが入ってません。 次回、『人妻レスラー聡美の“プロレス”』をご期待ください。 ~メイン登場人物~ 名前:植田 聡美(うえだ さとみ) 年齢:31歳 性別:女性 名前:植田 光明(うえだ みつあき) 年齢:34歳 性別:男性 名前:江田(えだ) 年齢:46歳 性別:男性 アマチュアプロレス団体の選手兼会長。 本人はゴリゴリの筋肉、広い肩幅、ぶ厚い胸板。 練習場所は年季の入った雑居ビルの2F。 ~4年前の出来事~ 「なあ、光明、休日って何してる?」 昼休み、同僚の磯井がふとそんなことを尋ねてきた。 「ん? まあ、特に何も……。家でのんびりしたり、ちょっと散歩したりくらいかな」 答えながら、改めて自分の休日の過ごし方を思い返してみる。予定を立てることはほとんどないし、趣味らしい趣味もない。結婚してからも、聡美と一緒に過ごす時間は多いが、二人で特別なことをするわけでもなかった。 「それ、奥さんも同じ感じ?」 「まあ、そんなところかな。お互いインドアってわけじゃないけど、これといって積極的に何かすることもなくて」 「ふーん……じゃあさ、アマチュアプロレスって知ってる?」 「アマチュアプロレス?」 思わず聞き返す。プロレスなら知っている。テレビで時折見ることはあったし、子供の頃は友達と真似事をしたこともある。しかし、アマチュアプロレスとなると、聞いたことがなかった。 「そうそう。俺、最近始めたんだよ」 磯井の言葉に、光明は目を丸くする。 「お前が? プロレスを?」 「そう驚くなって。まあ、実際やってみたら楽しいぞ」 磯井の体型は、どちらかといえば細身で、大柄というわけでもない。屈強な体をしたプロレスラーのイメージとは程遠かった。 「いや、でもさ……プロレスって、ごつい奴らがやるもんだろ? お前みたいな普通の体型でできるもんなのか?」 「それができるんだよ。フィットネスジムみたいなもんだって思えばいい。試合をするかしないかは自由だし、単純に運動不足解消にもなる」 「ジムみたいなもん、ねえ……」 光明はまだ半信半疑だった。プロレスといえば鍛え上げられた肉体同士がぶつかり合う激しいスポーツというイメージがある。そんなものが、ジム感覚でできるとは思えなかった。 「よかったら見に来てみるか? 今度の休みにでも」 磯井の言葉に、少し迷ったが、結局頷いていた。何となく、興味が湧いてきたのだ。 ・・・・・・・・・・・・・。 「アマチュアプロレス?」 光明が休日にプロレスの練習を見に行くことを話すと、聡美が小さく首をかしげた。 「うん。田村がやってるらしいんだけど、全然想像がつかなくてさ」 「確かに……私もプロレスって、大きな人たちがやるものってイメージがあるけど」 聡美も光明と同じ反応だった。二人ともプロレス好きというわけではないが、その分、固定観念が強いのかもしれない。 「まあ、せっかくだし、どんなもんか見てくるよ」 そう言って、光明はその週末、磯井の紹介でアマチュアプロレスの練習場へと足を運ぶことになった。 ・・・・・・・・・・・。 後日、 光明はスマートフォンを取り出し、グーグルマップを頼りに目的の場所を目指した。 地図が示したのは、大通りから少し外れた細い路地の一角にある、古びた小さなビルだった。決して立派とは言えない外観。どちらかといえば、年季の入った雑居ビルといった印象で、「本当にここか?」と一瞬疑いたくなるほどだった。 「……まあ、アマチュアなんだし、こんなものか」 自分にそう言い聞かせながら、光明はビルの入口へと足を向けた。 中に入り、階段を上がる。鉄製の手すりには少し錆が浮いていて、足音がやけに響いた。2階の踊り場に着くと、目の前にはシンプルな扉がある。そこには紙に手書きで「アマプロ練習場」と貼られていた。 (……本当にここでプロレスなんかやってるのか?) 光明はまだ疑念を拭えないまま、扉の前で立ち止まった。未だに心の中には、プロレス=屈強な男たちの集団というイメージが根強く残っている。その彼らが、もし「なんだ新入りか?」と厳しい目を向けてきたら――。 想像しただけで、胃のあたりが少し重くなる。 (……いや、ここまで来て帰るのはさすがにダサいか) 深く息を吸い、覚悟を決める。そして、意を決してドアを開けた。 「失礼します! 見学に来ました、植田です!」 体育会系の世界では挨拶が重要だ。厳しい雰囲気の中で舐められないように、しっかりと声を出す。 だが―― 「うおおっ!? やめろ、やめろ、ロープないんだから投げるなって!」 「ははは、受け身取れば大丈夫だって! ほらいくぞ、ジャーマン・スープレックス!」 「だから言ってるだろ! そんなキレイに投げられたら、俺、頭から落ちるって!」 「それっぽく転がれば何とかなるから! ほら、いけるいける!」 ドスンッ! という音とともに、マットの上で一人が転がる。だが、悲鳴もなければ緊張感もない。 「お、おぉぉ……なんか、それっぽい……?」 「だろ? でもお前、もっと背中で受けろよ。なんかゴロンって感じになってるぞ」 「いやいや、普通に投げられたら怖いから!」 そんなやりとりが飛び交っている。 光明は、目の前の光景に唖然とした。 彼の頭にあった「プロレス」のイメージは、屈強な男たちが全力でぶつかり合い、リング上で火花を散らすものだった。だが、今見ているものは、そんな壮絶な戦いとはかけ離れている。 マットの上にいるのは、どこにでもいそうな体型の男性たち。彼らは笑い合いながら、まるで子供の頃のプロレスごっこのように、互いに技を掛け合っている。 そもそも、この部屋にロープがない。リングではなく、ただの柔道場のようなマットが敷かれた空間だ。にもかかわらず、先ほどの男たちは「ロープに振るぞ!」などと言いながら、実際には何もない壁際に走っていき、何かに弾かれたかのように跳ね返っている。 「いや……なにこれ……」 続きは応援プラン限定


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