【掲載終了】
今回の本文は僕が担当しました!
それと天津毬(user/12039031)さんにも別で文章を考えて頂きました!ありがとうございます!
若干こちらの文章のキャラが変わっていますが、とてもいい仕上がりになっています!
※天津さんの文章はこちら( https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11482665 )よりお楽しみください。
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ブブブブブ
羽虫特有の音を響かせながら遥か頭上で静止しこちらを伺う業魔。
数々の強敵を倒してきたこのベテランヒーローにとって今対峙している業魔はなんてことのない敵だった。
「低級の飛行昆虫型業魔を発見。直ちに殲滅し他被害地へ向かう。」
そう本部に連絡して数十分の時が経とうとしていた。
空中で一定の距離を保ったまま一向に近づいてこない業魔。
跳躍すれば届く距離。
(何かがおかしい… )
熟練のヒーローの感が警鐘を鳴らす。
緊張状態が続く、ヒーローとのにらみ合いの状況が続いている。
ドーン!!
その時、硬直状態を解くように、遠くの方で爆発音とともに人々の絶叫が響き渡る。
(しまった! 陽動か…!)
何も仕掛けてこない敵に警戒し、一般市民を危険に晒してしまったことに焦りが生じた。
時間稼ぎをされたと判断したヒーローが跳躍し敵への一撃を繰り出した瞬間。
こちらを伺うだけであった敵の表情が下卑た笑みに変わる。
バンッ!
数十発の発砲音が一斉に鳴り響く。
ヒーローへ向けられた発射物が四方八方から放たれた。
空中という無防備な瞬間を狙われた。
己の早計さを後悔するが、歴戦の経験から一瞬で状況を判断し回避行動を行う。
バシュッ!バシュッ!
殆どの弾を回避することはできたが数発着弾した。
バランスを崩し地面へと無様に転げ落ちる。
『ブブブ… ホカク完了。』
「ぐっ…!こ、これは…っ!」
被弾した箇所が張り付き、ヒーローが立ち上がろうとするが身動きが取れない。
ヒーローの力を持ってしても逃れることができなかった。
バシュッ!バシュッ!
地面へ尻もちをついた状態で動けないヒーローに更に手足や背中に粘着弾が放たれる。
「んぐっ!…」
ブブブブ
羽音を立てながらヒーローへ近づいた業魔が
ヒーローの胸へ足を掛けゆっくりと押し倒す。
なんとかもがきながら抵抗を試みるも背中に着弾した粘着弾が地面へと完全に密着し仰向けの状態で固定されてしまう。
『これよりフォースの強制ハイシュツによるカンゼンな無力化ヲ行った後、研究室へ搬送スル。』
そう言い放った後、胸を踏みつけていた足をヒーローの弱点である股間へおいた。
以下差分サンプル用 ダウンロードファイルには他にもあります。