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進捗日記200

5月12日(42日目、124/250km)


母がミュージカル遠征につき不在なのでで親子丼。楽だし美味しい。ヒーヒー言ってた仕事の線画がやっとできた。



今日はダラダラ3km。



5月13日


出かける。五右衛門ばかり行ってる気がする。いつも今日こそは地中海風パスタにしようと思って店に入るのに、気がつくとカラスミペペロンチーノを頼んでしまう。


www.yumebi.com
https://www.yumebi.com/exb.html


エロール・ル・カイン展行ってきた!

最高~~~。「シンデレラ」「美女と野獣」を持っていて、結構お気に入りの作家エロー・ル・ルカイン、生の原画見れて良かった……!

だいたい同じ絵本に収録された原画ごとにまとまって展示されていたのだけど、今まで知らなかった「各時代の家たちが自分の内装や歴史を自慢し合う絵本」がめちゃくちゃ良くて……調べても出てこないので邦訳されてないのだろうか、、、ル・カインの描くヴィクトリア朝の家たちめっちゃ良かったのに……


絵としては「おどる12人のおひめさま」の、本には収録されていない原画が優雅で一番好きだった。なぜ収録してくれなかったんだ……


I went to the exhibition of Errol Le Cain.

I love his picture books and own "Cinderella" and "Beauty and the Beast".

There were many original artwork of picture books, and I found a book which shows chatting houses that built in each eras I'm really interested in interior and home styles, so the book is right up my alley! But I can't find the book on any online shopping site. Maybe It has not been translated into Japanese.


www.pacific-concert.co.jp
https://www.pacific-concert.co.jp/concert/view/1368/


八王子から錦糸町まで東京を横断してピアノリサイタルへ。

30分以上余裕を持ったスケジュールを組んでたのに、ル・カインの絵に見惚れてたら遅刻してしまった……本当にショックだけど、かと言ってさっさと切り上げて展示を出ていくのも勿体無かった気がする。


・フォーレ バラード 嬰ヘ長調 op.19


サン=サーンスの弟子にしてラヴェルの先生、フォーレ。数回前に紹介したドリー組曲の作曲者。

このバラードは前半のプログラムで一番楽しみだったのに、間に合わなかった……😭でも、ロビーで中継の音を聴きながら本を読むのも楽しかった。ちょうどル・カインの余韻を楽しみながらボーモン夫人の童話集を読んでいたのだけど、フォーレの曲は童話集によく似合う気がする。


・シューマン 色とりどりの小品「5つの音楽帳」 op.99

・ブラームス パガニーニの主題による変奏曲 第1巻&第2巻 op.35

この辺は普段そんなに聞かない作曲家だけど、生演奏で聴くとやっぱり知らない良さが発掘できるな……。でも多分これは家に帰って音源で聴いても分からない良さかも。

シューマンは「おとぎの絵本」、ブラームスは「雨の歌」あたりなら好き。


・ラヴェル 夜のガスパール

(聴いたのはピアノ版だけど、オケ版好きなので…)


最高~!

「オンディーヌ」は月の映る湖面から雫が浮かび上がってきてみるみるうちに精霊の姿に変わるのが目に見えるようだったし、「絞首台」は反対に灰色の空に揺れる腐りかけの体の乾いた腐臭が香るようだった。


「スカルボ」はこれ本当に弾ける人いるんだ…感。私が一番実在を信じている妖怪がスカルボだったりする。お気に入りのグラスが割れた瞬間に、なぜかそれまで聴いてた訳でもないスカルボがiPadから急に再生されたので、きっとあのグラスはスカルボに割られた。



オンディーヌ、水の精霊なのは知っていたけど元となった詩を読んだ事がなくて、今回のパンフで初めて彼女の悲恋を描いたものだと知った。

詩の方読んだらあまりにも大好きな人外の女過ぎたので説明……



人間の男に恋をしているオンディーヌの末の姫が、自分がどれだけ美しいか、どれだけ優雅な暮らしをしているか述べて男を誘惑しようとする。本編に綴られる「聞いて、聞いて」が可愛すぎる。



彼女は指輪を差し出して、男を夫として王に迎えようとする。



しかし男は永遠を生きる美しきオンディーヌではなく、人間の少女を愛していた。



オンディーヌは涙を流しながら男を嘲笑して(良すぎる)水の中へ帰っていく……


「人間らしい愛を理解できてないので、とりあえず美しさや富で誘惑しようとする」「人間を見下して嘲笑ってるのに、同時に愛されない悲しみで涙を流してる」嬉しい人外すぎる、この嬉しさ200年前からあったんだ……


I went across Tokyo and hopped from the exhibition to the piano recital.

Even though I planned everything with more than 30minutes to spare, I couldn't help but admire Le Cain's work and ended up staring at it for a while, eventually I was late to the concert.


I listened to Gaspard de la nuit. I had known that Ondine is fairy of water, but I never realized Ondine from Gaspard de la nuit drawing her heartbreak. The poem was written about 200 years ago, but I really like the original poetry. I wish I could read the original French version.


(frame embed)



そう長くない詩なのでぜひ読んでくれ。


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お前はどれだけ感想文書く気だ、と怒られそうだけど、読んでしまったものは仕方がない。スケープゴート、読みました。


フランス人としてフランスで暮らした~い!ってイギリス人の陰気な男ジョンは、酒場で自分と何もかも瓜二つの男性ジャンに出会う。ジャンは反対に、全てを捨ててジョンの様な何もしがらみのない生活を望んでいた。ジョンはそんな彼に酒を浴びるほど飲まされ、翌朝自分の持ち物を跡形もなく取り去られた状態で目が覚める。

彼を待ち受けるのは、ジャン・ドゥ・ギ伯爵の衣服と荷物、ジョンを伯爵だと信じて疑わない忠実な運転手、屋敷、経営破綻した所有工場、ジャンの残した確執だらけの一家……


デュ・モーリアは「レベッカ」以来だけど、やっぱり良いな。読んでいるうちにどんどん話に引き込まれていく。100偏見で申し訳ないけど、やっぱりこの手の煮詰まったギスギス感を、まるで花でも描写するかの様に繊細に美しく描けるのは、女性作家ならではな気がする。


そしてデュ・モーリアは全く意図してなかっただろうけど、私にとってはこの本は転生モノへ感じる微妙な気持ちへのカタルシスだったな。

「転生」という概念にいまいち馴染めないのは、今まで他人のものだった境遇や人間関係を奪い去ることに対して主人公が疑問を抱いておらず(偏見)、大抵の場合転生後の自分がその環境を良い方向に転がして(偏見)、その結果として周囲に好かれたり名誉を得たりするのを当然の様に自分ごととして受け取っている(偏見)ところにどうしても納得できないから。


その点、スケープゴートではジョンはずっと他人の人生を生きるということに苦悩して自問し続けていて、ジョンともジャンとも言い切れない今自分は一体何者なのか、どう決断すべきかの心の揺れがすごく丁寧に描かれている。う~んカタルシス……



5月14日(46日目、128/250km)


仕事仕事。

でも元気だ!速度を上げてるのにもっと長く走れそうな気がする……怪我したくないのでやめたけど……



5月15日


線画作業中は実況動画を流してることもあるのだけど、その影響でそろそろ寿司を食べないと死ぬ気がしてきたのでスシロー。安過ぎてびっくりする。


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藤田嗣治展行ってきた。

藤田は同時代の画家の中ではまあまあ好きな方って程度で、猫の絵来てたらいいな~と見に行ったけど、今回の展示で何枚かすごく気に入った絵があって、これは普通に好きな画家かも……


中でも特に「夢」という名のリトグラフを見た瞬間に心を奪われてしまって、閉館間際まで何十分もずっとその絵から離れられなかった。なんか……こんなに離れ難いくらいならいっそ持ってこないで欲しかったと思うくらい好きだった。眠る女性も、それを見守る動物たちも、緞帳に幻想的に描かれる夢の風景も全て美しく、それもGoogle検索で出てくる画像だと残酷にも削ぎ落とされてしまう美しさを持ってた。


それこそドビュッシーの「夢」がよく似合う絵。正確には仏語では「夢」と「白昼夢」みたいに別の単語らしいけども。

版画なのでオークションに頻繁に出品されているらしい。今の部屋だと時間帯によっては日が当たってしまうので、いつか引っ越して広い部屋に移ったら是非飾りたい。


I went to the exhibition of Tsuguharu Foujita, I wonder if he is famous as Leonard Foujita in foreign countries.

Of course I somewhat like his style, but it’s hard to say that I really love him or had high expectations for this exhibition.

But my heart was completely stolen by one of his lithograph works, which called“Le Rêve”.

I couldn’t take my eyes off it until closing time.

It showed the girl sleeping gracefully and animals gently watching over her, and the reflection of her dreams on curtains.

Maybe you can find the image of the artwork on google, but the image doesn’t capture even 1% of original’s charm.

I almost placed a bid to auction,there are many pieces listed, and that’s one of the most good aspects of estampes. One day, I dream of owning that lithograph.


余談。「版画」の英訳が分からなくて、とりあえずドビュッシーの同名の曲のおかげで知ってたフランス語のestampeを置いたら、添削をお願いしてるchatGPTにフランスで活動してた藤田に寄せたのかな?と褒められて嬉しかった。(英語では普通にprintでいいらしい、紛らわしくないか?)



藤田パペ、可愛くて買っちゃった。なにかに迷ったらこれを指にはめて、「藤田はどう思う?」って聞こうと思う。



イラストが好きな人には面白くない話ばかりですまない……今日ずっと遊んでたからイラストで載せれるもの無くて……こちらが推し描きのソシャゲゾーンのラフになります。。。今回の募集は半分以上ソシャゲの人だったのでもう二、三人描くかも。



5月16日


今日の作業会は人数少なめにつき三食丼。

冷やしておいたおひたしが美味し過ぎた…!なす、アスパラ、厚揚げをごま油で炒めて数時間漬け込むだけ。激ウマ!というより、後からじわじわ美味しかったな…って思う味。



たまご蒸しパンゲットできて喜んでそうな男、ジョン。

彼の勤めるホテルにもベーカリーはあるけど蒸しパンはなさそう。ホテルの面する大通りを少し逸れるとこういうのを売ってる屋台がいっぱいあり、ジョンは賄い以外のおやつはよくその辺で買ってるんじゃないかな。



5月17日


今日はラヴェルのリサイタルだ~♪と上野へ行ってチケットを見せたら、もぎりの方に「明日の公演ですね…」と言われたので「明日来ます」と引き取ってきた。逆に間違えてなくて良かった…!

時間を潰さなければならなかったのでフロート飲みに行った🍹


I bought a ticket for the piano recital with a program focus on Ravel a few days ago, and went to the concert hall full of excitement. But the usher said that this ticket was for tomorrow's program. At least I didn't show up a day late.



演奏会のために確保してた時間が完全に暇になったので、週末恒例サムネ用にじゃむらべのカットを進める。プラム、いちご、ルバーブ。


メイドちゃんはハーブ系の植物やカモミールの花は自分で育ててそう……どうしても描きたくて右上にカモミールの花を映り込ませてるけど、構図的に無理があるかも。まあいいか、描きたいし。



配置を多少変更してカモミールを少し救った。



colosoで話したけど、モチーフの持つ構図のベクトル的なものの流れの意識があるといい。

ラフでは妙にカモミールに寄っていて、その上にカモミールの花が受け止めもせずにばらばらな方向を向いていたので、ごちゃついて見えた……のだと思う。



ルバーブが主役である画家ちゃんの手の方を指し、カモミールも不自然にならない程度に手の方を向くように調整。

モチーフのベクトルを把握して、それをどこに集めるか考えると、密度を保持したまま多少スッキリ見せれる。


描きたいものを優先しまくったのでこの絵の構図はそんなに良くないけど、救える限りで救おうね……



色を置く。金属、ガラス、食べ物置き放題なキッチンは描くの楽しすぎて脳汁出そう。

いちごの花も描いてみたかったので嬉しい。



加工。画家ちゃんの腕のアクセサリー忘れてたので後々加筆しなきゃね……


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「美女と野獣」ボーモン夫人童話集読みました。

ペローと大体同時代の夫人。私は童話を収集、編纂してる人の中ではペローが一番好きなのだけど、時代や境遇が近いからかボーモン夫人もやっぱり似た系統な感じがする。

ざっくり有名どころを解説すると、


イソップ▶︎古代エジプトの寓話集。動物の訓示めいた話が多い印象。


千夜一夜▶︎シェヘラザード、俗に言うアラビアンナイトの世界。1000話あるのはすごいけど、冒頭いくつか読んだだけでも大抵話の型は似通ってるように見えた。


デカメロン、ペンタメローネ▶︎疫病を逃れて田舎に引き篭もる貴族たちが気晴らしに語った話(というてい)だからか、大人向けの軽い話が多い気がする。


ペロー▶︎宮廷で恵まれた子供達の道徳教育に語って聞かされた話なので、いっとう優美。有名なディズニー映画はたいていペロー版を参考にしてそう。


ボーモン夫人▶︎ペローと大体同じ背景なので似てるけど、より訓示めいてる。


グリム▶︎対ナポレオンでドイツの国民性を高めたいという目的のために、グリム兄弟が駆けずり回って民間伝承を集めたもの。でも正直ドイツ以外の話も結構混じってる。


アンデルセン▶︎民話を元にしないアンデルセンの創作が多い。やたらネガティブで悲観的なので私はあまり好きじゃない。


という感じ。


最後の話にレドロネット(醜い子)という少女が出てきて、ラヴェルの「パゴダの女王レドロネット」の彼女か?と盛り上がったのだけど、話の内容は違った……。背景設定は似ていて、彼女の姉妹の名前までそっくり同じなのだけど、途中から話の展開が分岐しているので、ボーモン夫人が「パゴダの女王」を参考にしつつ他の話と組み合わせて編纂したのかな?「パゴダの女王」の方は日本ではマイナーすぎて収録してる本を見たことが無い。


民話や童話、それらの解説書などはやっぱり好きなので、たまには触れていきたいな。



祖父母が来ていたので中華を食べに行った。



5月18日


ラヴェルづくしのリサイタル!まさかまた足繁く上野に通う羽目になるとは。

女のすなるパペ撮りといふものを 私もしてみむとて するなり。他の芸術家のパペットも都美術館に売ってるらしいので、次何かの展示に行く時に買いたい。



東誠三さんは母校の教授でもあるらしい。音楽棟で起こっていることはほぼ未知だったけど、確かに話し方は音楽部の教授ってこうだったな~って感じ。


曲目が多すぎるのでいくつか抜粋して感想。


・メヌエット嬰ハ長調

(ラヴェルのマイナーな曲を弾いてくれる貴重なチャンネル)


わずか23小節の小品だけど、アンニュイな中でもラヴェルらしく、時計のぜんまいのように全ての音が完璧な配置になっている曲。演奏されることが少ないのか、多分初めて聴いた。良かったな……


・夜のガスパール(オンディーヌ)

火曜日にも聴いた曲だけど、オンディーヌへの解像度が段違いに高くなったので、めちゃくちゃ入り込めた。彼女の激情を感じさせるように唸る後半の旋律と、最後の煌めきを残しつつ水に消えていくその輪郭のコントラストが美しすぎる。


・マメールロワ

連弾版はちょっと久しぶりに聴いたような。ラヴェルの中でも1、2を争うくらい好きなので何度聞いても感動してる。オーケストラ版はおとぎ話の世界に引き摺り込まれて体感しているようになるけど、連弾版は暖炉の脇でおばあちゃんが話してくれるお話を聴いてるみたいな気持ちになる。


・フォーレの名による子守唄

音源でも数度聴いたことがあるって程度のマイナー曲。ピアニストの先生も、一緒に弾いてくれるヴァイオリニストが見つからず、ピアノ編曲版で弾くしかなかったと話していた。

私もこんな子守唄を聴かされて眠りたかった……幼少期に狂うほど聞かされたモーツァルトが今でも嫌いなので……



親族会。



アラカルトを先に食べ終えてサンルームでダラダラする孫世代。

サンルーム、冬は寒く夏は暑いけどこれくらいの時期は気持ちがいい。どうにか家2に増設できないものか。。無理だな……


my brother, my cousins, and I.

My maternal grandparents live in Kurashiki, but they frequently come to Tokyo and host family gatherings.

The grandparents and the parents's generation always order course meals, but our generation prefer à la carte to course meals. We can eat whatever we want, and finish dinner faster and relax for the rest of the time.


(1時間以上前から並んでエサ待ち)


イラストレーターというか遊び人の日記だったな、今週。裏でめちゃくちゃ仕事してるんです……本当です……


まさか日記も200まで続くとは思わなかった。日記100の時に「200になったらもっと絵が上手くなってるかも!」と無邪気に言ってたけど、どうだろう……1cmくらいは上手くなってるかも。300の時にはもう1cm上手くなってるといいな。


それでは~


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