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あらすじ:悠子に手料理を振る舞おうと自宅に呼んだフェイ。しかし悠子がイーターに取り込まれた時のことを思い出して悶々としてしまう。悠子はそんなフェイを優しく心配するが、遂にフェイは我慢出来なくなって悠子を襲ってしまうのだった。  ハッカーチーム『ザクソン』のリーダー・ユーゴ。  彼の右腕として活躍する、チームの幹部である女性、フェイ・ウォン・巴・イグナシオ――フェイは、近頃悩んでいた。  普段苛烈で攻撃的な性格ゆえに、人に弱みを見せるようなことは殆ど無いが、この所のフェイはどこか憂鬱そうな、物思いに耽ったような顔を見せることが多かった。  その憂鬱は、チームリーダーのユーゴに関することに起因していた。  以前からユーゴに特別な感情を抱き、ユーゴに尽くすことを第一に考えているフェイだが、最近になってその感情はより大きな物へと膨らんでいた。  それというのも、少し前に起きた事件での光景が、いつもふとした瞬間に蘇ってしまうのだ。 (あぁ……悠子はん……)  イーターという謎の生命体によって引き起こされたあの事件。  異形の化物に手足や頭部など身体の半分程を融合され、拘束された黒髪の美少女。  異形が身体から生やした刃の一部にされた少女の姿は、グロテスクながらも怪しい妖艶さがあり、フェイの記憶に焼き付いて離れない。  イーターに囚われた少女を、フェイとフェイのデジモン、それから幾人かが協力し少女を助け出したのだが、その囚われていた少女こそ『ザクソン』リーダー・ユーゴの正体。カミシロ・エンタープライズの息女、神代悠子なのだった。  彼女が拘束され身悶える姿が、あれから何日も忘れられない。  つまり端的に言うと、フェイは想い人が拘束され身悶えるいやらしい姿を思い出して、ずっと悶々としているのだった。 (あああぁぁ~……あきまへん、あきまへんえ……! そんな、悠子はんを邪な目で見るなんて……!)  フェイは己を責め、ぶんぶんと首を振った。  こんなことでは、『ザクソン』の幹部として、しっかりと彼女を支えることなど出来はしない。それは己の存在意義の喪失を意味している。  だが、それよりももっと問題なのは――。 「……フェイ? どうかしましたか?」  後方から呼びかけられる自分の名前。馴れ親しんだ声に、フェイは冷や汗を掻いた。  ――問題はその彼女と、今フェイは二人きりであるということだった。 「あ、あぁっ、なんでもありまへんよ、悠子はん! 気にせんといて!」  テーブルの椅子に着きこちらを見る悠子に、フェイは慌てて平静を取り繕った。  今日、フェイは悠子を自宅へ招き、夕飯を共にしようとしていたのだ。  悠子に手料理を振る舞うのは初めてではない。健啖家の彼女のために料理を作り、一緒に食事をするのは、フェイとしても歓迎すべきことだ。  そのために、歓迎する側の自分が相手を心配させるようではいけない。 「もうすぐ出来ますからな。もう少し待っといておくれやす、悠子はん」  フェイは調理台の前に立ち、湯葉のお吸い物や、鰆の西京焼き、旬の京野菜など、腕によりをかけて拵えた得意の京料理を膳に並べられていった。  が、それらはあくまでメインディッシュを引き立てる付け合せだ。  悠子に振る舞う料理に於いてメインディッシュとは、フェイの故郷の料理ではなく、また別の物が存在するのだった。 「……よし」  フェイは手に握ったそれを見て、満足げに頷く。  それは、ただ塩で味付けしただけのシンプルなおにぎりだった。  このただの塩にぎりが悠子の大好物だと、彼女との幾度かの食事の末にフェイは学習したのだ。  他の料理に比べて手間も材料費も掛かっていないのだが、それでも悠子はこのおにぎりを食べた時が最も嬉しそうな笑顔を見せてくれる。そんな素朴なところもまた、彼女の魅力だ。  ならば簡単なおにぎりだとしても、最大級の愛情を込めて握るのが、フェイに出来る最上級の持て成しなのだった。  ◆ 「ごちそうさまです」  悠子が行儀よく箸を置き、手を合わせる。  フェイが用意した手料理を、悠子は残すことなく綺麗に食べきってくれていた。  それだけでも作った甲斐があったと言うものだが、幸せそうに料理(特におにぎり)を食べる悠子の姿が、なによりもフェイの心を癒やしてくれる。 「相変わらず、フェイの料理は美味しいですね。私ばかり何度もごちそうになって申し訳ないです」 「いややわぁ、もう。悪う思うことなんて何もありゃしまへん。悠子はんが喜んでくれることが、わっちの一番の喜びなんどす」 「そう……ですか。なら、謝罪よりも感謝するべきですね。――いつもありがとうございます、フェイ」  言って、悠子は優しげな微笑を浮かべた。  感情をあまり表に出さない悠子が見せる、まだ少女のあどけなさが残る笑顔は、フェイの心臓を撃ち抜くような破壊力があった。 「……えぇ、こちらこそ。じゃあ、食器なおしますな」  落ち着いた大人の余裕を見せながら、フェイは空になった食器を重ね、流し台の方へ持っていった。  少々乱雑にシンクへ食器を置き、ジャーッと勢いよく水を流す。  そしてしばらく食器が水を弾くのも見つめてから、フェイはダンッ!と、拳で流し台を叩いた。  同時に、無言のまま心の中で叫ぶ。 (ああああ、もおおおおおっっ! かわいすぎや~~~~~~ッ!!!)  脳内の叫びが漏れ出て、悠子に聞こえてしまうのではないかと心配になる程、フェイは悠子の笑顔に完全にやられていた。  そもそも、彼女は自分の可愛らしさに無自覚な所がある。  あちらからすれば、ただ食事をご馳走になった礼を言っただけなのかもしれないが、その精緻なドールのように整った顔を向けられる方は、それだけでドキドキしてしまうということを分かっていない。  それも、今は二人きり。  あのとびきり可愛い笑顔が、今はフェイだけに向けられているのだ。  できれば写真に撮って額縁に飾り、同時にスキャンしてPCに取り込み、リアルとネットの両方で保存しておきたい表情なのだが、そんなことをして不審がられるのも避けたかった。 「……くぅぅっ」  フェイは調理台を叩いた手を握り、唇を噛み締めた。  あの穢れを知らない無垢な姿に、醜い劣情を催してしまう自分が許せない。  ユーゴではなく、本来の悠子の姿を目の当たりにしていると、フェイの中に眠るあまりよくない性癖が顔を出してきてしまうのだ。  悠子の心が純真で、白く澄み切っていればいるほど、フェイの中にはそれを愛でたいという気持ちと、醜い欲望の色で染め上げたいという相反する想いがせめぎ合う。 (あきまへんあきまへんあきまへん……! 悠子はんに対してこないなこと考えては……っ)  自分はあくまで『ザクソン』幹部として、そして友人として、悠子を隣で支える。それが使命なのだと、自分に言い聞かせる。  頭を左右に振って、邪念を振り払おうとするが、それもまた、あまり良い結果は生まなかった。 「フェイ……?」 「ひゃいぃ!?」  その様子をおかしく思われたのか、背後から悠子が声を掛け、フェイは驚いて飛び上がってしまった。 「やっぱり、どうかしたんですか? また様子がおかしかったですけど」 「そ、そうどすか? わっちは別に……どこもおかしありゃしまへんけど……?」 「今日だけじゃなくて、ここ最近少し違和感があったので。一緒に居ても上の空というか、心ここにあらずと言った雰囲気の時がたまにありますよ」 「うっ……そ、それは……」  どうやら、フェイの様子がおかしいことは気づかれていたらしい。  が、だからといって、その原因があなたのことをいやらしい目で見ていたからです、などとは言えるはずもない。  フェイがどう誤魔化すか思案していると、それを見て心配そうに、悠子が顔を覗き込んできた。 「もしかして、体調悪いんですか? ……少し診せてもらっても?」 「へ……?」  悠子がずいっと身を乗り出し、顔を近づけてくる。  端正に整った面が、おにぎり一つ分くらいの距離で眼の前に迫る。フェイは緊張で頭が真っ白になった。  そして、フェイの思考がそんな風に停止してしまっているとは思っていないだろう悠子は、さらにそこへ追い打ちを掛けるように、頬へ手を添えてきた。 「……ひゅぇっ」  喉から絞り出すような声を発し、フェイは息を詰まらせる。  細く靭やかで、皺など一つも無いんじゃないかと思えるような指の温もりが、頬に伝わってくる。 「うーん、やっぱりなんだか熱いような……。それに、頬も赤くなってますね」  頬を赤く染めさせるその原因が、心配そうに首を傾げる。  こちらの表情をつぶさに観察する悠子から、フェイは目を離せなくなっていた。  そのどこか眠たげにも見える瞼で縁取られた瞳に、視線が吸い寄せられる。  そしてそれと同じくらいに、身体の方にも意識は向かう。  あれほどよく食べるというのに、まったくバランスの崩れることのないスレンダーな身体が、腕を伸ばせば手の中に収まりそうだ。  露出は少ないがボディラインの浮き出た薄手の服装が、彼女のスタイルの良さを際立たせている。  ふわりと漂う少女の匂いも相まって、なんだかもうたまりまへんわぁ……。 「……やっぱりぼーっとしてませんか?」 「あっ!? え、あの……違うんどす、その……」  変な顔をしてしまっていたかもしれない。  フェイは視線を反らして、挙動不審に口ごもった。  その様子をどう思ったのか、悠子は顎に手を当て「ふむ……」と唸った。 「体調が悪いなら言ってください。食事のお礼というわけではありませんが、私に出来ることならなんでもしますので」 「……そ、そうどすか?」  悠子の申し出に、フェイは脳内でぐるぐると思考を巡らせた。 (な、なんでもって……意味分かって言うとるか悠子はん!? いや、そういう意味じゃ無いんやろけど……) 「気を遣わないでください。いつもフェイには助けられているんですから、私もたまにはお役に立たせてください」 「お役にだなんて、いつも助けられとるのはわっちの方で……」 「フェイ、我慢はよくありませんよ」  悠子はそう言って、フェイの言葉を遮った。 「洗い物なら私がしますから、今は休んでいてください。フェイに元気が無いと、私も困ってしまいます」  そしてはにかんだような表情を見せてから、代わりに洗い場に立ち、食器を手に取った。  フェイは、そんな悠子の気遣いに感極まりながら、正直もう我慢出来なくなっていた。 (ああぁ、悠子はん……わっちのことをそんなに想うてくれて……)  フェイは熱っぽい視線を悠子の背中に注ぎ、ごくりと唾を飲んだ。  こちらのことを信頼しきった、無防備な背中。  後ろ姿のシルエットだけでも美しいその背中を、思い切り抱き締めたい。そんな想いが、止められなくなる。 「……ゆ、悠子はん!」  気づけばフェイは、自分の思考に身体を操られたかのように、今妄想した欲望のまま、悠子の背中に抱きついてしまっていた。 「えっ!? フェ、フェイ……?」  突然身体を抱きしめられ、当然悠子は困惑の声を上げる。  が、今更もう止まれなかった。  フェイの手は欲望に従い脚や腹を撫で回し、徐々に上半身へと移動していった。 「堪忍や悠子はん……。もうわっち、我慢出来まへんのや……!」  フェイは熱のこもった声で、悠子の耳元に囁く。  その吐息が耳に触れたのか、悠子はぶるりと身体を震わせた。 「なにを、するんですか……! スキンシップには少し……過激すぎます!」  悠子は戸惑いつつフェイを見る。  その困惑の目が自分に向けられていることに罪悪感を覚えるも、手を止めることは出来なかった。  肌を撫でる手が、胸の膨らみに達する。 「きゃあっ!? ちょ、ちょっと……それは流石に……!」 「悠子はんが悪いんや……いつもこんな、可愛らしい服で、スカートひらひらさせながら誘惑して……」 「誘惑なんて……そんなことしていません!」  悠子は身体を捻り、フェイを振りほどこうとする。が、腕力ではフェイの方が上だ。  フェイは悠子の身体を掴まえたまま、その柔らかい肌を服の上から探り、感触を手のひらで堪能した。 「どや、気持ちええどすか? この服、胸の形がはっきり浮き出て、えらいスケベやと思っとりましたんや」  これまで隠していた胸の内を露わにしながら、より強く胸を揉む。 「いや……っ、こんなの変です……。女性同士でこんな……」 「わっちは悠子はんとなら、何も構いはしまへん。悠子はんにも知って欲しいんや、わっちの気持ちを」  フェイは熱く興奮した声で愛を囁く。  すぐにその愛に悠子が応えてくれるとは思わない。だが、この身体の芯から込み上げる感情を、彼女の身体で発散せずにはいられなかった。 「ひぁ……やっ、胸が……んぅ」  白峰ノキアのように下品な乳ではない、慎ましくも形の良い胸が手のひらの中に収まり、ふにふにと柔らかく揺れる。  その感触だけで、フェイの脳髄は痺れてしまいそうだった。  服の下に手を滑り込ませ素肌を触ると、手に吸い付くかのような肌の質感が脳を陶酔させる。 「うふふ……感じてきはった? ココ、硬ぅなってきとるわ」 「きゃんっ……! だ、め……そこは……」  胸の頂上、ピンク色の小さな突起を指で摘むと、悠子は可愛らしい声で鳴き声を上げた。  その反応が愛おしくて、フェイはゾクゾクとした快感が背筋に走るのを感じた。 「ほら、もうこんなに乳首がえっちになっとる」  尖り始めた乳頭を指でコリコリと転がしながら、そのまだ未熟成の性感帯を開発していく。  おそらく自分では身体を洗う時くらいしか触っていないであろう胸を、マッサージするように丹念の揉みほぐし、同時に先端をきゅっきゅと摘む。。 「はぁ……あっ、ぅあ……」  次第に、悠子の声に切ない吐息が混ざってくる。  普段無表情で、感情を表に出すことが少ないとはいえ、決して不感症などではなく、むしろ敏感な反応を悠子の身体は示していた。  そんな、いつもとはまるで違う悠子の反応に、フェイの心の中に燻るサディスティックな面が顔を起こしてくる。 「人に胸触られて、恥ずかしがりながらも感じてるその顔、可愛いらしいわぁ。もっと見せておくれやす」 「んく……っ、あっ、フェイ……いけませ……ンッ♥」  カリカリっ、と爪先で乳首を引っ掻くと、上ずった声が悠子の喉から漏れ出る。  そうしていると抵抗する力も抜けてきたのか、身を寄せるようにフェイの方へ体重を預けてきた。 「胸だけで感じてるなんて、いやらしい子やわぁ。乳首虐めただけで、ビクビク~って身体震わせてもうて」 「い、言わないで……はぅん♥ あはぁああ♥」  乳輪を軽くなぞってから、指先できゅうっと乳首を挟んで潰せば、悠子の反応も一層大きくなる。  もっと、この可愛らしい少女が乱れる様を目に焼き付けたいと、自然と手つきが激しくなる。 「ンッ、ン……っ、はぁっ……あっ♥」  熱っぽい吐息が耳朶を撫で、その度にフェイの胸の内に嗜虐心が湧き上がる。 「胸気持ちええなぁ悠子はん? 素直になってええんどすえ。もっとしてって、言ってみぃ?」 「いや……っ、言えません、そんなこと……はぅ、んんん♥」 「我慢はいけないって言うたのは悠子はんやろ? そない我慢してると、耐えられなくなって……弾けてしまうよ?」 「ふぇ……? あッ、ひうぅぅうううんっ♥♥」  快感を堪らえようとする悠子へ追い打ちを掛けるように、フェイは両方の乳首を指で摘み、ぐりぃぃっと強く捻り上げた。  その瞬間、悠子は身体をビクッ! と震わせ、甲高い嬌声を上げた。 「あ……ぁ♥ あぁ、はぅん……」  蕩けた顔で力なくフェイにしなだれかかる悠子。その身体は熱く火照り、股の間から溢れた蜜が内腿を伝っていた。 「あらあら、胸だけでこないイッてもうて。でも、これで終わりやないで」  悠子が脱力したのを見計らい、フェイは少女の身体を押し倒し、その場で姿勢を低くした。  そして悠子の細く長い脚を持ち、スカートの中が見えるように左右へ大きく開く。 「ふふ、もうすっかり濡れてはりますな。下着が湿ってもうてますえ」 「うぅ……」  ぐっしょりと濡れたショーツを見られ、悠子は顔を赤く染めて横を向く。  そんな可愛い仕草もより興奮を昂らせる。  フェイは下着の中に指を入れ、そのまま女性器に直接触れた。 「ひゃう♥ し、下も……触るんですか……?」 「当然や。悠子はんかて、胸だけやと物足りんのんちゃいます? こっちも気持ちよぉして欲しいやろ?」 「ち……違います……。私は、こんな下品な行為は……ンンッ!?♥」  悠子が否定の言葉を重ねる最中に、フェイの指がクリトリスを探り当てる。  敏感なそこを突つかれ、悠子は身体を縮こまらせて悶絶した。 「きゃふっ♥ ひぁ、フェ、フェイ……やめ、なさ……っ、くぅぅう♥♥」  そのままフェイは、悠子のクリトリスを指先で扱き、くにくにと押し潰すように刺激していく。  その度に腰が跳ね上がり、悠子は甘い電気信号に身体を痙攣させているようだった。 「ええ反応やぁ。わっちも興奮して、おかしくなってしまいそうどすえ」  フェイは悠子の秘処をじっくりと弄りながら、徐々に服を脱がせていった。  上着を捲り上げ、スカートを脱がせ、自分も同じように服を脱ぎ捨てていく。  互いの性器が見えるようになった半裸の状態で、フェイは悠子を抱きしめるようにして密着した。 「分かります? わっちの胸の中がドキドキして、高鳴っとるの」  二人の乳房が重なり、潰れ、心臓の鼓動が伝わる。  乳頭が擦り合わさる感覚に、悠子もまた鼓動を早くしているようだった。 「悠子はんの気持ちええとこ、全部教えておくれやす」  肌を密着させた状態で、全身を弄っていく。  秘処の奥まで指が入り込み、感じる部分を探る。胸と胸が擦れ合い、首筋には舌を這わせる。  絡み合うような愛撫に、悠子は悩ましく吐息を漏らし、快楽の甘い蜜を溢れさせた。 「く、ふっ……♥ はあっ、ぁ、んぁあ♥」  フェイの指先の動きが激しくなるにつれて、悠子の反応が甘く切羽詰まったものへ変わっていく。  身体の芯から痺れるような感覚に、意識も虚ろになっていき……フェイのことを見つめる目も、蕩けた表情を見せ始めた。 「好きやで、悠子はん。悠子はんも、気持ちいいの好きやんな?」 「……違、う……私は、こんないやらしいこと、好きじゃなくて……感じたり、しませ……んっ」 「嘘はいけまへんなぁ。悠子はんのオマンコは、こんなに蜜垂らして喜んどりますえ?」  膣内を散々に掻き回し、たっぷりと愛液を纏わせた指を見せつけ、それを舐めてみせるフェイ。 「これでもまだ、感じてないって言いますの? 嘘吐くんやったら、もっと酷いことしてまいますよ?」 「……っ」  鋭い視線で射すくめられ、悠子はごくりと唾を飲む。  そうして『ザクソン』のリーダー・ユーゴを演じていた時の佇まいとは違う、少女本来の気弱さを見せながら、震える唇を開いた。 「ごめん……なさい……。本当はさっきからずっと、気持ちよくて……変になってしまいそうなんです。だから、もう許してください……」  泣きそうな顔をしながらの懇願に、フェイはそれだけで絶頂してしまいそうな興奮を覚えた。  そして満足したように頷いてから、「よく出来ました」と悠子の頭を撫でる。  悠子は一瞬安堵したような顔を見せたが、その表情はすぐに崩れることになる。  フェイが再度、淫裂に指を突き挿れ、膣内を激しく掻き混ぜ始めたからだ。 「っひぃいいい!?♥♥ な、なんで……も、酷いことしないでって……アッ、あ゛あああぁ♥♥」 「いややわぁ、酷いことなんてしまへんよ。わっちは、悠子はんを喜ばせたいだけなんどす。だからこれは、素直になれたご褒美や」  言いながら、既に絶頂寸前まで追い詰められていた身体を、更に激しく攻め立てる。  フェイは楽しげに指を曲げ、膣壁を強く押しながら擦り上げた。  その刺激に、悠子は身体を仰け反らせながら絶頂する。 「ひぎぃいいいいぃいい♥♥」  脚の先までピンと伸びた仰け反りアクメに、悠子は身体を痙攣させて激しく達する。  快楽に蕩けた顔を晒して舌を突き出した口の端からは、よだれが垂れ落ちていた。  その淫靡な姿に、フェイは堪らず唇を奪うように口づけした。 「んんぅ……!? ふ、ふむぅうう♥♥」  歯列や上顎を舐め上げ、唾液が絡まり合う。  悠子は絶頂に震えたまま口内を犯され、瞳の焦点が定まらない様子で、されるがままになっていた。 「じゅぷっ、ぢゅる……ぬちゅる。はぁ……悠子はん……好きや……」  愛しい少女との口付けはそのまましばらく続き、フェイが唇を離した時には、悠子はすっかり蕩けきった雌顔で、荒い息を吐いて胸を上下に揺らしていた。  このような無理やり襲ったような形でも、少女の身体はしっかりと反応してしまっている。  フェイは動けなくなった悠子の背後に回ると、その背中を抱くようにしてから脚を絡ませ、強制的に開脚させた状態で固定した。 「な……っ、は、離して……!」 「うふふ……やっぱり悠子はんマゾの素質がありますなぁ。この逃げられない状況に興奮しとるんが、手の中に伝わってきますえ」  フェイが胸を揉み、秘処を撫でながら囁く。  悠子はそれを否定しようにも、絶え間なく与えられる快感に、言葉を紡げなくなっていた。  抵抗を許さぬ状況で、フェイは背後から性感帯を弄り回しながら続ける。 「そんなマゾの悠子はんは、わっちがた~っぷりと可愛がったりますさかい、その代わり、いやらしくおねだりでもして貰いましょか」 「お、おね……だり……?」 「えぇ、出来ますやろ?」  愉快そうに言うフェイに、悠子はそんなこと出来るはずないと、首まで顔を赤くして俯いた。 「む……無理ですそんなの……。私は、カミシロの娘で……ザクソンの、リーダーなのに……」  たとえそれが与えられた地位だとしても、悠子にも人を纏める者としての矜持が残っているようだった。  快楽に屈っし、自ら凌辱を求めるなど、彼女にはとても耐えられないのだろう。  ――だが、そんな誇りをへし折り、穢すことこそ、フェイにとって至極の甘露だった。 「ええから、言うてみい?」 「いや……です……」 「言え」 「……っ」  冷たく命じる言葉に、悠子はびくんっと肩を揺らして言葉を詰まらせる。  その瞬間、膣に差し込んでいた指がきゅうと締め付けられた。  そのまま蔑むような視線が悠子を捉え、精神に今の自分の立場を教え込む。  拒否感を示していたはずの悠子だが、その視線に晒された後は、まるで催眠術にでもかかったかのように、ゆっくりと唇を開いていた。 「あの……フェイの、指で……」  悠子の手が自身の股へ伸び、くぱぁと秘処を左右に割り開いてみせる。 「フェイの指で……私の、オ、オマンコ……いっぱい気持ちよくして……下さい」  羞恥に顔を染めながらの懇願。それは、少女にとってどれほど屈辱的なことだろうか。 (ああぁぁ~~っ、たまら~~~~ん♥♥♥)  フェイはもう心の中で歓喜のトランペットを鳴らしまくりながら、愛する少女のはしたないおねだりに、感涙しそうになっていた。  とはいえそんな大歓喜は本人に見せないよう、努めてサディスティックに笑いながら、屈服した悠子へ侮蔑の言葉を囁く。 「へぇ、命令されたからってそないなこと言うてまうなんて、悠子はんはヘンタイなんやねぇ」  少女を詰りながら、太腿を撫でる。  すぐには気持ちよくしてあげない。望みを叶えてあげるのは、もう少しイジメてからだ。 「私は無理やり襲われても感じちゃうヘンタイですって認めたら、オマンコ触ったるわ。さぁ言えるかな~悠子は~ん」 「そんな……。もう、許して……」  嫌がる悠子に、フェイはチッと舌を鳴らして、また蔑むように態度を豹変させた。 「ええからはよ言えやマゾガキ。爪でも剥がさんとよう言うこと聞けへんのか?」 「ひっ……!?」  冷酷なフェイの言葉に、怯えた声を上げる悠子。  信頼を寄せていた友人からの言葉としては、あまりに残酷なその言葉に、しかし悠子はショックを受けるだけではなく、同時に興奮も覚えているようだった。 「ぅ……ぁ……」  紅潮した顔で、命令に従い小さく呟く。 「私は……フェイに無理やり襲われて、感じてしまっている……ヘンタイ……です」  その言葉を聞いてから、ようやくフェイは満足したように頷いた。 「ええ子や、悠子はん。そなら、望み通り……気ぃ失うほど可愛がったるわ」  悠子が手で開いた割れ目に、フェイの長い指が挿入されていく。  最も敏感な部分を触れられ悠子の背中が反応するのを楽しみながら、フェイは膣内をぐちゅぐちゅと搔き回し、Gスポットを責め立てた。 「あ゛っ♥ あ゛ぁああ♥♥」  最も感じるポイントを刺激され、悠子は身体を捩って喘ぐ。  その反応に気を良くしたフェイは、更に激しく指を動かし始めた。 「あっひぃぃいぃいい♥♥」  後ろから腕を胴に回され、脚も絡ませられて殆ど抵抗出来ない状態のまま、散々に性感帯を擦り上げられ、悠子がひっきりなしに嬌声を上げる。  こうなれば、もうフェイも容赦するつもりはない。  全力で悠子を快楽に堕とそうと、苛烈な愛撫を続けた。 「んひっ、ヒッ……♥ そ、こ……だめぇぇ……っ♥♥」  膣内の指を鉤状に曲げ、膣壁を引っ掻くようにして刺激する。すると、面白いほどに悠子の腰が跳ね上がった。  背後から耳たぶを噛み、生暖かい息を吹きかけながら、フェイは愉快そうに語りかける。 「そないに物欲しそうに腰揺すってもうて……。口では駄目って言っても、オマンコは物分りええんやねぇ」  ぺしんっ、ぺしんっ、と女性器を平手で叩くと、悠子は「お゛ぅ……っ♥」と低く呻きを発する。  そしてトドメとばかりに、親指でクリトリスをぐりぃと押し潰す。 「イ゛っ……あ゛っはぁああぁああ♥♥」  悠子は一際大きな嬌声を上げ、全身を硬直させる。  眉間に深い皺を刻みながら、アクメの叫びが部屋の中に響き渡った。 「はぁーー……♥ はぁーー……♥」  ぐったりと脱力し、肩で息をする悠子だったが、休憩出来たのは、ほんと僅かな時間だけだった。 「……あっ……あ゛あっ!? ちょっ、いま、イって……あ゛っ♥ あ゛ぁああぁ♥♥」  絶頂の余韻に浸る間もなく、膣内を再びフェイの指が掻き混ぜ始める。  ウィークポイントをすでに見抜いた指の動きは、絶頂直後の性感帯を容赦なく責め立てた。 「いぎぃいぃい♥♥ や、やめ……っ♥ あ゛ぁあぁあああっ♥」 「しっかり、わっち好みの淫乱オマンコに開発したりますからな。今日はわっちの持て成し……たっぷり、楽しんでっておくれやす♥」  口元を三日月の形に歪め、フェイは無慈悲に膣壁を擦り上げる。  その激しい動きによって、秘処からは淫らな音が響き渡った。  悠子の身体で楽器のように嬌声と水音を鳴らしながら、調教は続いていく。  最愛の少女を己の性癖で穢す背徳感に、フェイは完全に夢中になっていた。    ◆   「堪忍やああああああ! 悠子はあああああああああん!!」  次の日。疲れ果てて眠りに就き、昼を過ぎてようやく目を覚ました悠子へ、フェイは額を床に擦りつけて謝罪していた。  顔には汗がダラダラと流れ、とんでもないことをしてしまった罪悪感に自己嫌悪が止まらない。  そんなフェイを、悠子はブランケット一枚で裸を隠しながらベッドの上から見下ろしていた。 「随分……好き勝手してくれましたね、フェイ」  冷ややかな悠子の声に、土下座したままフェイはびくんと震える。  なんというか、昨日とは立場が逆転している。  どう考えても、調子に乗りすぎた。 「ほんまに、昨日はどうかしとったんどす……! あ、あんな……悠子はんの身体を滅茶苦茶にしてもうて……最後の方お漏らしとかさせてもうたし……」 「詳しく言わないでください!」  悠子が顔を真っ赤にして大声を出す。  そして呆れたように、はぁ……と溜め息を吐いた。 「まったく……まさかフェイに襲われるなんて、想像もしてませんでしたよ」 「うぅ……」  悠子の態度に、フェイは絶望的な面持ちで項垂れた。 (あかん……完全に嫌われてもうた……。当然や、どう考えてもわっちが悪い……)  これまで築きあげてきた信頼が崩れ去る音が聞こえるようで、フェイは今にも泣き出してしまいそうだった。  そんなフェイの元へ、悠子がベッドから降りて近づいてくる。 「顔を上げてください、フェイ」 「は、はい……っ!」  悠子の言葉に、フェイは即座に顔を上げ、シャキンと背筋を伸ばして膝を正した。 「…………」  じっとこちらを見つめ、顔を寄せてくる悠子に、フェイは緊張し唾を飲み込んだ。  このまま殴られて、絶縁を告げられてもおかしくはない。  フェイはぎゅっと目を閉じ、悠子の拳が飛んでくるのを、歯を食い縛って待ち続けた。  しかし……やってきたのは、痛みではなく柔らかな感触だった。 「はぇ……?」  唇に感じる、温かくて甘やかな感触。  それは間違いなく、最愛の少女の唇の感触で――……。 「ゆ……悠子、はん……?」  すぐに離れていった唇の感触に呆然とするフェイへ、悠子はふっと微笑みを浮かべてみせた。 「今更落ち込まないでください。あなたの想いは伝わりましたし、別に怒ってはいませんから」  その顔はどこか気恥ずかしそうで、耳まで真っ赤に染まっている。 「……それに……まぁ、なんと言うか……あんなに気持ちよかったのは、初めてだったので……」 「そ、それはつまり……?」 「……だから……今後もたまになら、お相手してあげます……、ってことです」  悠子はもじもじと指を絡ませながら、視線を逸らしてそう告げてきた。  予想外のその申し出を脳内で処理し、意味を理解すると、フェイはたまらず悠子に抱きついていた。 「ゆ、悠子は~~~ん♥」 「ちょっ、ちょっと……ああ言いましたけど、だからってすぐに盛らないでください……!」  フェイを引き剥がそうとする悠子だったが、フェイはがっしりと抱きついたまま離れない。  顔を寄せて頬ずりするフェイは、「おおきにな悠子はん~!」と感謝しながら、耳元に唇を近づけた。 「お願いされたからにはちゃんと、マゾ奴隷に調教したりますからな♥」 「……っ! そ、そこまではお願いしてません!」  ピシャリと怒られながらも、フェイの脳内は幸せな感情で満たされていた。  後日。  玄関のチャイムが鳴り、フェイは部屋の扉を開けた。  そこにはフェイの最愛の人、神代悠子が立っていた。 「いらっしゃい悠子はん。よぉ一人で来はったなぁ。誰かに見られたりはしとらん?」 「……知り合いには、見られてないと思います」  そう答える悠子の首元には、飼い犬へ着けるような首輪が巻かれている。  今日もフェイが手料理を振る舞おうと彼女を家へ呼んだのだが、料理を振る舞い、食事をして終わりとはならないということは、二人共承知の上だった。 「外におったら寒いやろ? ほら、早う中入って、一緒に暖まりましょな」 「……お邪魔、します」  これから自分の身に起こるコトに期待し、顔を俯かせる少女を招き入れ、部屋の扉が閉まる。  その後、悠子がこの部屋を出て自宅へと送られるのは、次の日の夕方頃だった。

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