窓から月が覗く夜の宿屋の一室で、ホムラは目の前に差し出された男の汚らわしいモノから目を逸していた。 「どうしたのホムラちゃ〜ん? こっち見てよ。こんなデカいのは見慣れてなくて怖いのかなぁ?」 浅黒い肌の筋肉質な男が、ニヤつきながらこちらを見下ろしていた。 下半身を見せつけるように服を脱いでいるその男の、硬くて反り返った男根を視界の端に捉え、ホムラは頬を羞恥で赤く染める。 怒りや後悔、様々な負の感情が湧き上がる頭で、ホムラはなぜこんなことになったのか思い出していた。 その答えを示すように、男が小型の機械を取り出し、その画面をホムラに見せつけてくる。 その映像媒体の画面に映しだされていたのは、今いる場所と似たような薄暗い部屋。そして――交わり合う男女。 しかし男女のうち一方――赤髪の少女は、目を閉じて意識のないまま犯されている。 眠ったまま頬を上気させ呼吸を乱しているのは、紛れもなくホムラ本人であった。 傭兵団の任務で派遣された先で出会ったクライアントのこの男は、任務が終わった後のホムラを労うフリをして薬を盛り、眠っている間に下劣な凌辱行為に及んだのだ。 当然目を覚ましたホムラは激昂したが、その時には既に男の穢らわしい欲望の塊が体内に吐き出され、下半身から白濁した液体が垂れ流されている場面がしっかりと機械に焼き付けられていた。 その映像を脅しの道具として使い、更なる凌辱を強要されて今に至る。 「ちゃんと……私がアナタの相手をすれば、その映像は処分して貰えるんですね……?」 ホムラは本来優しげな目つきをキッと強め、目の前の男を睨みつけた。 「おーぅ、もちろん消してやるぜぇ? ホムラちゃんがちゃんと、俺が満足するまでご奉仕してくれたらな」 ヘラヘラと笑いながら頷く男に、言いしれない嫌悪感を抱く。 この様な見るからに不誠実そうな男を信用することは出来ないが、もしもあの映像をレックスに見せられたらと思うと、迂闊なことは出来ない。 「それじゃ、先ずは一回イクまでオナってみよっか」 「オ、オナ……?」 「オナニーしてるとこ見せろって言ってんだよ。自分でまんこイジってさあ」 「なっ!? そんなことっ、出来ません……」 「出来ないなら、この映像は大好きなレックスくんに送っちゃうよ〜?」 男は映像の記録された端末をフリフリと揺らしながら嘲るように笑う。 思い浮かぶのは最悪の想像。 恋人の犯される映像を見てしまったレックスが絶望の表情を浮かべている姿を想像して、胸がぎゅうと締め付けられる。 「やめてください! それだけは……っ」 「ならさっさと始めろ。そのエロい身体、自分でイカせてるとこ見せてみろよ」 「……っ、わ……分かりました……」 今はこの男の言うことに従うしかない。 ホムラは俯きながらも、ぴっちりと臀部に張り付くホットパンツに指を滑り込ませ、その中心に手先を導いていった。 「……ん」 下着の上からクリトリスに指が触れ、肩がピクリと浮く。そのまま優しくそこを撫でていくと、じんわりと気持ちのいい感覚が広がっていく 清楚な淑女であるホムラとはいえ、恋人を思って自分を慰める日はある。 だが、このように好きでもない男に見られながら自慰行為に拭けるなど、到底考えられないことだった。 しかし、生来の生真面目な性格も相まって、命令通り指を動かしていく。 「ふ……ぅ、ふぅ……」 大陰唇の辺りを抑え、膣口をなぞるように指を動かす。 同時に空いた片方の手を、どぷんと量感のあるバストに添えて、ぐっぐっと軽く力を込めて揉み始める。 「うひょ、美少女ブレイドのオナニーたまんねぇ。いつもそんな感じでやってんだ?」 「……そんこと、聞かないでください……」 男の下衆な視線と言葉に耐えながら、指を少しづつ膣内に沈めていく。 「ほら、もっとよく見えるように脚開いて。隠すなよ?」 「くっ……」 指示に従い、つま先と太ももを外側に向け開いていく。 蹲踞を思わせる恥ずかしいポーズにさせられ、その状態でオナニーを強制される。 そのあまりの羞恥に頭がおかしくなりそうだった。 「ン……っ、あ……っ🖤」 だが、心では嫌だと思っていても、身体は正直に反応する。 膣内に挿入した指が少し動くたび、切ない喘ぎが漏れ出し始めていた。 「んぁ……や、はっ……」 徐々に秘所を弄る指も、胸を揉む手の平の動きも大きくなっていき、身体が火照っていく。 許せない男に見られているというのに、疼きが止められない。 「ノッてきたみたいだし、サービスしてあげるよ。ほれ、こっち見ろ」 「え……? ふぇっ……!?」 声に反応して視線を上げると、男が露出したペニスをホムラの鼻先に突きつけてきた。 「きゃっ……!?」 思わずホムラは悲鳴を上げ、目を白黒させる。 出来るだけ視界に入れないようにしていたのに、改めて間近で見せられると、その見たことのないサイズには驚きを隠せない。 比較対象が少年のレックスくらいしか無いとはいえ、その2倍……いや、3倍はある。 (レ、レックスのと……全然違います……) 鼻先に触れるほどにペニスを近づけられ、そこから目が離せなくなってしまう。 むわっとした熱気を帯びた雄臭さが鼻をつき、咽そうになる。 だが、その臭いが脳にまで届くと、自分の中の雌の本能が反応して、恥部の染みがじわりと広がった。 「すぅー……、はあぁ…………だ、だめ……近づけないで……ください……っ」 この香りを嗅いでいると、頭がどうにかなってしまいそうだ。 絶対にこの女を犯し、孕ませるという意思を感じされる熱り立った雄々しさは、いけないと分かっていてもレックスのものと比べてしまう。 「興奮すんのは良いけど、手ぇ止めんなよ? 早くイケたら、このチンポで可愛がってやるからさ」 「……っ、ぅ、……ぅあ」 本当なら、拒否しなければならない。 なのに、ご褒美を期待して自分を慰める手の動きが止まらない。 意識は無かったのに、犯された時の感覚を体が覚えているのだ。 竿に目を釘付けにしながら、ホムラは己の秘所を指で掻き回した。 愛液が溢れ、ぬるぬるとした感触が指を汚していく。 「アッ……、アッ……、くうぅぅん……🖤」 仔猫のように鳴きながら、ホムラは息を荒くする。 「ぃや……っ、あっ、あっ、あっ……イッちゃう……🖤 んはぁ……🖤」 脚を開いたまま窄めた肩をもじもじとさせ、ホムラの身体は昂ぶっていく。 レックスに映像を見られたくないからなのか、それともこの後の情事を思ってなのか。 少女は思考がぐちゃぐちゃになって、何も考えられなくなり、逃げるように快感に身を任せた。 「アッ、も、もう……イクっ🖤、ダメ……イ、ぁっ、あっ、アアッ……🖤」 そして、弾けるように腰を震わせ、 「――――ッフゥ……ッッ、くうううぅぅぅううう🖤🖤🖤」 男の下卑た視線に晒されながら、ホムラは無様に仰け反りながら果てた。 「ハ、あはぁぁぁ…………🖤」 絶頂の快感と男根の臭いが脳に焼き付く。 背徳感に塗れたそれは、恋人とのこれまでの交わりを上書きしてしまう程に甘美な物だった。 泥のような快感に浸るホムラの顔に、男の陰茎がペシペシとぶつけられる。 「はいおつかれー。ホムラちゃんのイキ顔可愛かったよー」 「あ……うぁ……」 「そんじゃ、言った通りご褒美やるからよ。ホムラちゃんも欲しかったっしょ?」 「……わ、私は……そんなの……」 身を乗り出し、覆いかぶさろうとしてくる男に、ホムラは顔を背ける。 だが、抵抗らしい抵抗は出来ず、手を取られ、顔を近づけられる。 「……あっ」 ホットパンツと下着を脱がされ、愛液で濡れた下半身が露わになった。 ホムラの痴態を見て、ガチガチに硬くなった大きな肉の塊が、雌穴の真上に添えられる。 「挿れちゃうけど、いいよね?」 「…………っ」 脅迫されている以上、男を拒否することは出来ない。 だが、心まで許してはいけない。心だけは、レックスの物であることを示さねばならない。 なのに……ホムラは目を潤ませ、小さく「はい」と呟き、頷いてしまった。 それを見て男は得意げに笑い、女体に身体を密着させ、秘所に亀頭をねじ込んだ。 「ンアッ……、ぁああああっ!」 腟内に、男の欲望が入り込んでくる。 レックスとする時とはまるで違う、愛の無い行為。 嫌悪感と後悔、そして疼きを埋めてもらえる充足感が身体を満たしていく。 「いやっ、あっ、くひいいん……! はいって、くるうぅぅ……っ」 初めて体験する、大人のサイズのペニスが媚肉を押し広げていく感覚。 これまでは、レックスの小さな竿を包み込んでいく感覚しか知らなかったが、これはそれとはまるで違う。 1ミリ先に進むごとに、ごりごりと膣壁が削られていくような、圧倒される力強さ。 「どうよっ、ホムラちゃんの彼氏より全然良いでしょ? 比べ物にならねーっかな?」 「レ、レックスのことは……はああっ、い、言わないで……くださいぃ……🖤」 比べてはいけないと思いつつも、これまでの性交とのあまりの違いにショックが隠せない。 大きさも、力強さも、女を屈服させることだけを考えた乱暴な腰使いも、初めて経験することばかりだ。 なのに、これこそが本当のセックスなのだと理解してしまう。 「あっ、あっ、んああああっ🖤 ダメなのに、だめなのにいぃぃっ……! き、きもちよくなっちゃうんですうぅぅ🖤」 これまでのセックスは偽物だったのかもしれない。そう思ってしまう。 女は男にねじ伏せられ、力ずくで犯されてこそ喜びを感じるのだと教え込まされる。 パンッパンッパンッ、と腰が何度も打ち付けられるたび、快感が波打って下半身から全身へ広がる。 「くひっ、くひいいぃぃいん🖤 お、奥まで届いちゃってます……っ、そんなところ、レックスじゃ、叩いてくれなかったのにいいぃぃ🖤」 つま先をピンと伸ばし、子宮口を叩かれる感覚に打ち震えるホムラ。 舌を突き出して、感じていることを丸出しにした蕩け顔を晒す。 「ちょ、ちょっとまって……と、止まってくださ……ンおおっ🖤 へ、変に……なっちゃいますから……🖤」 レックスに対してお姉さんとして余裕を持って接していた表情など簡単に剥がされ、雌の本性が丸裸にされる。 きっと、こんな男根に支配された雌の顔を見たら、レックスは失望するだろう。 でもこれは、レックスに映像を見せないため――失望されないためにしていることなのだ。 だから、仕方ない。 それを逃げ道にして、ホムラは男の背に手を回して、その筋肉質な身体を抱きしめた。 「お゛おおぉん🖤 私のおまんこ、耕されてっ、この人用に作り変えられちゃいますううぅぅうう🖤🖤」 「うお、やっべサイコーっ、やっぱ他人のオンナ寝取るのやめらんねーなぁ!」 「ん、んお゛お゛っ🖤 太いのぉ……、オマンコ抉りまくってえぇぇ……きもちいいですうぅぅぅ🖤🖤」 この男がどんなに最低でも、このチンポには抗えないと思ってしまう。 身体が抗おうとしてくれない。 苦悩から逃れるように、ホムラは絶頂を迎え、潮を吹いて鳴き声を上げた。 「いぐ、いぐ、イッッくうううぅぅううう🖤🖤🖤」 男の背をぎゅぅぅと掴みながら、そうしないと壊れてしまいそうな快楽を受け入れる。 下半身に針を打ち込まれたような、強烈な刺激で脳が麻痺する。 そこに追い打ちをかけるように、男は思い切り腰を打ち付ける。 ぴったりと子宮口に押し付けられた鈴口から精液が迸り、膣内を穢していく。 「ンお゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉ🖤🖤」 びちゃ、びちゃ、と体内に注がれていく子種に、ガクガクと震えながらイキ続けるホムラ。 軽薄な男の濃厚な精液に犯された子宮が、悦びにのたうち回っていた。 「オホ……、ホ……ぬひっ🖤 で……でてる……熱いのが……出て……、あ、あったかいのぉ……🖤」 マーキングするようにグリグリと最奥まで亀頭が押しつけられ、粘ついた液体が膣内で音を鳴らす。 竿が引き抜かれると同時に白濁液が床に溢れ落ちて、精液の匂いが部屋に充満した。 「ふぃー、出した出した」 ペニスを震わせて、男が満足げに腰を持ち上げる。 「この程度でへばってちゃ駄目だよホムラちゃーん。まだまだ相手してもらわなきゃなんだからさ」 「ま、まだ…………」 一度出しただけでは終わる気の無い男の体力に、ホムラは絶望的な表情を浮かべる。 すでに充分すぎるほどにレックスとの差を見せつけられているのに、これ以上されては、本当に全てを壊されてしまいそうで。 「彼氏のショボチンポのことなんか思い出せなくしてやるからな」 「や、やぁ……」 ホムラは弱々しく鳴き、これから与えられる更なる快感に恐怖した。 (ごめんなさい、レックス……) きっと自分は耐えられない。 恋人を裏切ってしまうことを脳裏で謝りながら、ホムラは深い闇に沈んでいく。 そうして――朝を迎えるまでの長い時間、部屋から嬌声が途絶えることは無かった。