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いつもご支援ありがとうございます!
以前告知しました通り「melting snow-epilogue-」の解説を行います。
設定画や裏設定、二人の考えていたことなどなど…ただただ私のキャラ愛を語るだけの解説です。
商業誌の約4倍もある長編のためとにかく解説が長いです。お時間のある時にお読み頂くことをお勧めします。覚悟の上どうぞ……!
【前編】
🐊→https://wani-digi.com/wanilink/l/3800
【紙版】
🍈→ melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2707799
🐯→ https://ec.toranoana.jp/tora_r/ec/item/040031207944
ブックメイト→https://bookmate-net.com/ec/56600
【電子版】
DLsite→ https://www.dlsite.com/girls/announce/=/product_id/RJ01332092.html
FANZA(3/8配信開始です)→https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_533444/
目次
1.キャラクター設定画
2.背景設定画
3.新、雪ちゃんの基本設定
4.本編解説
5.まとめ
今回場面変更が多かったこともあり二人の服が結構違った気がします。
1話目と違い服装が重要になる場面がほぼなかったので設定画を作っていませんでした。(ネットで調べて可愛いと思った服をその場のノリで着せています…笑)
せっかくなのでざっくりとですが、前回のキャラ表を基に作ってみました。
雪ちゃんは基本的に「タイツ+ミニスカート」をテーマに洋服をデザインしています。基本的にはシンプルで清楚寄りの服装です。私はキャライメージを大切にしたいと思っているので、特殊シチュエーション(アウトドアとか)以外はあまりベースを変えたりしません。ロングスカートなんかも考えたのですが、足出てる方が可愛いなって…(性癖なだけ)外ではガードが堅いのに彼の前では生足なのが可愛いんです。
新は基本的にズボンはいつもジャージっぽいなにかです。上の洋服をオーバーサイズにすることでなんとなくバランスをとっています。カジュアル~スポーティーな洋服を好んで着るので、そこまでデザインに悩まず助かります…。ちなみにですが新にイケメン設定はありません。
新の部屋
ちょっと広めの1Kです。
がっつり都心というよりは関東近郊くらいの学生をイメージしています。
昔よく遊んでいた友人のお部屋がモデルです。本当はもっと汚い部屋にしたかったのですが技量不足で諦めました…汚部屋難しい…。
ちなみに床置きソファは友人が遊びに来た時のために広げられる仕様になっています。
↑右側の絵は一体何なんでしょうね…イメージを描こうとして面倒になりやめた記憶があります…。
雪ちゃんの部屋
比較的築年数の浅い1LDKです。
学生時代実家が裕福だった友人の部屋がモデルになっています。間取りも家具の配置もほぼそのままです。最初遊びに行ったときは(これが…学生のお部屋!?)と口が開いていたのを覚えています。(冷蔵庫は300Lで、床下収納には友人お手製の梅酒といちごジャムがありました(笑))
家具は実家からもってきたものとご両親にそろえてもらったものがあるそうです。(雪ちゃん談)モノクロなのでわかりづらいですが、基本は白基調をイメージしたお部屋になっています。そして私はリビングの小窓を書き忘れていますね…(これを書いていて今気が付きました)
基本設定のおさらいです。今回長編を書いて二人の解像度がちょっと高くなったので合わせて記載します。
「霧島 雪(きりしま ゆき)」
(20~21歳想定) 153cm
新と腐れ縁の女の子。小中高大と同じ学校でした。
大学は新と同じ学部に通っています。(専攻は違います)
基本設定
「真面目で几帳面な性格。価値観は結構お堅め。いけいけどんどんな新と違い物事に対して臆病な面があるため、彼の思い立ったらなんでもやってみたらいい考えを実は羨ましく思っている。お母さんがお料理教室の先生だったのでお菓子つくりや料理が上手。実家がちょっと裕福」
「氷野 新(ひの あらた)」
(20~21歳想定) 177cm
雪ちゃんと腐れ縁の男の子。小中高大と同じ学校でした。
大学は雪ちゃんと同じ学部に通っています。
基本設定
「思考が単純で自分の気持ちにとにかく素直。そのため嘘をつくことができない。友人も多く人によって態度を変えたりしない。要は「誰にに対しても平等」な一面がある。行動に迷ったら(できるなら)なんでもやってみればいいと思っている。デリカシーがない。寝ると結構嫌なことをリセットできるタイプ。」
「melting snow」に関して
エピローグのお話に入る前に前作を少し振り返ります。
簡単にあらすじをまとめると、主人公の「氷野新(ひのあらた)」は腐れ縁でもあり幼馴染でもあるヒロインの「霧島雪(きりしまゆき)」を、周囲からの後押しで初めて意識し始めます。その場の勢いでデートに誘ってみるとなんだか雪も乗り気な感じで、いい雰囲気のまま流れでホテルに…といったお話でした。
前作は主人公である新が視点であったため私は雪ちゃんの心情を多くは語りませんでしたが、雪ちゃんが新に対して好意をもっていた描写はいくつか描いていたと思います。本編にはありませんでしたが、前回の解説記事で「新にデートに誘われた時、雪ちゃんは一度自宅に戻ってシャワーを浴びて、ひたすら鏡の前で着ていくお洋服を考え、生足で会いに行ったら気合が入りすぎて引かれないかななんて、最後までものすごく悩みながらデートに挑んでいた」と記載しました。(あれ、生足は書いてなかったかも…)
軽い気持ちでデートに誘った新とは違い、雪ちゃんはずっと新に恋心を抱いていたわけです。
居酒屋でいいムードになったとはいえ、デリカシーのない新はいきなり雪ちゃんをホテルに連れ込もうとするわけですが…。雪ちゃんは散々新のことを罵倒しながらも、最終的には一緒にホテルに入ってしまいます。
この時真面目で堅物な雪ちゃんがどんな気持ちで、どれだけの覚悟で新とホテルに入ったのか、私はずっと続編でこの部分を明確にしたいなと考えていました。
新に対してずっと複雑な恋心を抱えていた雪ちゃんの気持ちを語ったのが、続編である「melting snow-epilogue-」になります。
時系列
まず時系列に関してですが、今作の舞台設定は前作から約一か月後のお話です。
↓すごい見づらいのですが前作は11月15日の設定だった…そうです(ん?
ちなみに曜日は割愛させてください…(当時は続編のことを考えていなかったので…)
↓それに対し今作は12月18日から始まっています。
なので新が雪ちゃんの家にきたクリスマス(25日)は金曜日の夜になります。
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前述しましたようにepilogueでは視点が雪ちゃんに代わります。
長編なので頭から解説していきます。
↑最初は新の部屋で雪ちゃんが勉強を教えているシーンから入りますが、付き合ってちょうど一か月くらい経っているのでお互い恋人としての空気感にも少しずつ慣れてきている頃かなーと考えつつ執筆していました。元々幼馴染なのでこういった日常会話にそこまで違いはないかもしれませんが、個人的に一番変わったなと感じるのは互いの部屋を行き来するようになった。という点でしょうか…。
付き合う前はお互いの家も知っているし中に入ったこともあるけれど、決して長居したりはしない…。ご飯だって外で食べたりもするのにどこか一緒に出掛けたりはしない。そんな距離感だったと思います。
近いようで近くない、雪ちゃんにとってはちょっと寂しい感じです。
そんな雪ちゃんは年末に向けてアルバイトでお金を貯めたいと長居を避けようとします。…が。
↑ずっと好きだった相手にこれを言われて拒めるほどは、やっぱり雪ちゃんも大人ではないだろうなぁ…と考えて承諾(ではないけど)する形にしました。
↑そして後々下着まで持ってきていて、お泊りを期待していたと新にばれてしまうわけですが…。「一応、一応だから!」と、きっと心の中で唱えながらもちょっと可愛い下着を用意してしまうあたりが雪ちゃんらしいなと思っています。
新も本当、雪ちゃんたらしですねぇ…(笑)
彼は裏表がないので素直に自分の気持ちを口にしているだけではあるのですが、雪ちゃんにとってはずっと言われてみたかった言葉(「こっからいけーばいーじゃん?」などなど。)なんですよね。自覚がない分タチが悪いと言いますか…。
ちなみに雪ちゃんがアルバイトでお金を貯めたかった理由は、年末のためではなく自分で働いたお金で新にクリスマスプレゼントを買いたかったからです。
雪ちゃんの実家は比較的裕福なため生活費以外に交遊費ももらっています。
新の「バイトぉ?なんで急に?金に困ってんの?」というセリフは「お前の親小遣いくれてんじゃなかった?なのになんで?」という二重の意味も含まれています。
※一応設定としては日雇いバイトをしていることになっています。内容は特に考えていなかったのですが日雇いだとイベントスタッフとか、年末だと郵便局とかもありえそうですよね。彼女は結構なんでも卒なくこなせそうなので業務内容はご想像にお任せします(投げやり~
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↑上の画像の下着はrainorimen先生(@rainorimen)がデザインしてくれました。
Twitterに載せていなかったのですが、元デザインはこんな感じです。
パンツの紐が本当に可愛くて最後まで二重にするか悩んだのですが、ちょっと気合が入りすぎかもしれないということで省略しました。
(全体像を載せたい気持ちもあるのですが、最近無断転載が本当に多いので申し訳ないのですが割愛します)
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↑時系列が少し戻りますが、ずっと片思いしていた相手の家で一緒に過ごし、相手の服を借りて、相手と同じシャンプーを使う………いいですよね(性癖)匂いだって嗅ぎたくなっちゃうと思いますし、ちょっと生乾きだったとしても許しちゃうと思います…好きなので…。(笑)
近いようで近くなかった距離感だったからこそ、雪ちゃんにとって本当に嬉しい時間だったと思います。鏡を見ながら現実と夢の間をふわふわしているとでも言えばいいのでしょうか…。洗面所が汚くても歯磨き粉が飛び散ってても(人が来るのに片づけないところが新らしいですね)雪ちゃんにとってはずっと好きだった相手の生活スペースに入れているわけで…ぶつくさ文句を言いながらも嬉しさの方が100億倍大きいわけです。うぶですねぇ…。
大して新は、雪ちゃんがこういった感情を抱えていることに全く気が付いていません。
↑そして雪ちゃんは新の押しに負け、なし崩しに始まる性行為なわけですが…。
…やってることはノーマルではあるものの結構ハードプレイです。
目隠しフェラから始まり前戯ではひたすらイかされ、本番でも楽な体制でいいよとは言っているものの、雪ちゃんからしたら「無理させないってそういうことじゃないでしょうよぉ!!」って感じですよね…(笑)
しかし新は「優しくしている」と本気で思っていますw
「舐めてほしい」とはいったものの、決して雪ちゃんに無理強いはしてないですし、前戯も最中も、雪ちゃんはベッドで横になってるだけなので無理はさせていない。ということらしいです…。(新談)
↑そしてまぁ、お決まりではありますがアラームをかけ忘れ寝坊をしてしまう雪ちゃん。
↑雪ちゃんが普段から真面目に仕事に取り組んでいたため、結果的にはアルバイト先の好意でお休みにしてはもらえたものの…。新は雪ちゃんの複雑な心境を汲み取れず無神経な発言をします。
ですがこのセリフ、新としては励ましているつもりなんです(笑)
「せっかくだしこの前話したらーめん食いに行かね?」
訳「やっちまったことはどうにもできねぇし、うまいもんでも食いに行って元気出そうぜ!」
…という意味合いが込められているのですが、伝え方がとんっっつっつっつtっつでもなく悪いわけです。原因の半分は自分なのに…(笑)
もちろん雪ちゃんと一緒にいることのできる時間が増えた…という嬉しさも混ざっているのかもしれませんが、それにしても色んな言葉を端折りすぎなわけです。
ここが新のいいところでもあり悪いところでもあるのですが、今思った気持ちをストレートに伝えてしまう癖があるんですね。
普段であれば彼の性格を理解している雪ちゃんは、大して気にならないことかもしれませんが…新が肉食獣であるということを理解しながらも、自分自身の一緒にいたいという欲求に負け、結果的に先方に迷惑をかけてしまった雪ちゃんは気持ちがぐちゃぐちゃになってしまうわけです。真面目なんですねぇ…。
ちなみにダンベルで足を躓かせたのは、新の差しだした手を振り払うコマに持っていくための間としての役割と、雪ちゃんが新との関係に躓いた瞬間を描写した二重の意味になっています。
そして結果的に雪ちゃんは新の家を飛び出してしまうわけですが…。
↑このときの新ですが、大分面喰っています。
これまで数えきれないくらい雪ちゃんに怒られてきた彼ではありますが、ここまで激昂されたことが初めてだったからです。なので大分焦っています。というよりは、どうしていいかわからなくて立ち尽くしているの方が近いかもしれません。
↑新が自分自身を探してくれていると知りながらも、上手に仲直りすることができないままクリスマスまできてしまった雪ちゃん。
きちんとプレゼントだって用意してちょっとかわいい部屋着も着てるのに、li〇eでごめんなさいとの一言が言えず、ただただ淡い期待を抱きながら作る新の好物のビーフシチューは今にも涙の味がしそうですね…切ない…。
雪ちゃんがなぜ新に謝ることができなかったのかという点ですが、自分にも落ち度がしっかりあったという気持ちからきていることが原因だと個人的には思っています。
喧嘩の原因は新のデリカシーのない発言からきているかもしれませんが、自分自身も一緒にいられることを期待して可愛い下着だって持っていったわけです。そしてなによりもお泊りすればそういうことに絶対になると頭ではわかっていたのに、一緒にいたい気持ちを理性で抑えられなかった…。そして、転んだ時差し出してくれた新の手を思い切り振り払ってしまった罪悪感…。いろんな気持ちが重なって、雪ちゃんは上手に謝るタイミングを失ってしまいました。
↓ここのセリフに「手…強く払っちゃったし…」と入れるか迷ったのですが、流れが悪くなるなと思ったので没にしました。
↑誰よりも新に恋心を抱いていた雪ちゃんは自分にも落ち度があったのに彼を怒鳴りつけた罪悪感と、新は自分に幻滅したんじゃないかという怖さで本人と向き合うことから逃げてしまいます。
傍からみれば「そんなことで普通相手を嫌いになったりしないのでは?」といった感じではあるのですが、上記の画像にもあるように片思い時代ずっと苦い思いをしてきた雪ちゃんにとっては、今が本当に幸せで夢のような時間だったわけで…。もしもこんなくだらないことで別れることになったら?という不安の方が、雪ちゃんの頭の中にある冷静な思考よりもずっとずっと上回ってしまっているわけです。
なぜならまだ新から明確に好きという言葉を聞いたことがないから。
新が嘘をつけない性格であることは雪ちゃん自身もよくわかっているので、自分を好きでいてくれているということはある程度理解してはいるんです。
でもやっぱり、口にはしないけど好きの矢印は 雪≫≫≫≫≫≪≪新 な自覚もあるわけで…。
そしてなにより、新が今まで付き合ってきた女の子たちって雪ちゃんと真逆のタイプの子が多いんですね。部活のマネージャーだったり先輩だったり…。よくいるクラスの明るい人気な女の子とでもいえばいいのでしょうか。幼馴染で一番よく一緒にいたはずなのに、素直で明るい彼女たちは新にきちんと自分の気持ちを告げることができ、好意をもってもらえ、幸せそうに新の隣を歩くわけです。
そんな経験ばかり重ねてきた雪ちゃんだったので、自分の気持ちを告げることが苦手になっていきます。
彼女たちと自分を比べた時の劣等感だったり、気持ちを告げることで今あるこの関係性を壊してしまうかもしれない…という怖さからもあったとは思いますが、惚れた弱みからか、どんどん心ががんじがらめになっているんですね。
↑余談ですが、雪ちゃんのお母さんは新に長年片思いしていることを知っているのでこの発言になっています(そして雪ちゃんと時々電話でお話もしているので、声のテンションから付き合い始めたことを察しています。いつかおまけ漫画で描きたいですね…(笑))
そして夜間に急な来客があるわけですが…。
↑ほんっっつつtっつtっつっつつとうに悩みました…。
なぜ新がサンタ服で現れたのか、という理由をいれるかどうかという部分に。
私がネームを切った段階では「…雪って、こういうの好きだと思ったからよー」の次のページに↑上記の画像の会話があったのですが、担当さんに「1pの中の1/4コマの大きさでやるには情報量が多すぎるから、やるなら1pまるまる使った方が良い」との指摘を受けまして…。けれどもこの後にくる見開きの関係で、1pまるまる使うならあともう2p分会話を増やす必要があったんです。しかしそうすると話のテンポもかなり悪くなってしまう…という懸念から、結局省略する形となりました。今作を世に出したとき、なぜ急にこの格好で???という疑問をもらうのではないかととにかく怖かったのですが…意外とすんなり受け入れて頂けて本当に助かりました。ありがとうございます。(おまけ漫画も本当はコミケのタイミングで出せればよかったのですが…)
↑話が逸れてしまいましたが、実は内心ずっと仲直りしたかったと新から告げられる雪ちゃん。未玖ちゃんとの会話で自分を探してくれていたのは知っていましたが、本当はどこか心の隅で「新が好きなのは私自身ではなく、(勉強なんかを教えてくれる)都合のいい私なのではないか」という不安もどこか漠然とあったと思います。
ですがあれ以降小テストの勉強を頼ることもなく、寒い中なりふり構わず雪ちゃんに会いに来てくれた不器用な彼なりの誠意と愛情みたいなものを、雪ちゃんは新から感じ取ったわけです。「思っていたよりは私のこと、好きでいてくれてるのかなぁ…」というのは上記の心情から出ている言葉になります。
…余談ですが、新はこのクリスマスまでの間に未玖ちゃんと昴くんにこっぴどく叱られています(笑)これが一般誌だったら視点変更して新がこの一週間どう過ごしていたのかも描写したいところではあったのですが、どうにもこうにも成年誌なので割愛…。
新は雪ちゃんと離れてみて、単純に自分がどれだけ彼女の好意に甘えていたのかを思い知ることになるわけですが…。実は新には、今回雪ちゃんにしたようなことを昔の彼女にもしてしまって、何度も振られてきているちょっと可哀そうな一面があります。それはやっぱり男の子としてのズボラさから来るものでもあり、デリカシーのない一言から幻滅されてしまったり…。キャラクターの基本設定にも書きましたが、新は「誰にに対しても平等」な一面があります。これは裏を返すと「特定の誰かを特別扱いしない」という面も持ち合わせているわけです。なので新の中では相手(彼女)を大切にしているつもりでも、その気持ちが相手に伝わりづらかったり、誤解されてしまったり…。彼は彼なりに苦労もしているんですね。
↑新が言っているこのセリフは自分を見捨てないでいてくれた雪ちゃんへの、心の底からの正直な気持ちです。今まで当たり前のように横にいた彼女を、この時新は初めて失いたくないなと思ったわけで…。
↑なのでこのシーンは、新が純粋に雪ちゃんを愛しいと思った気持ちからくるキスでした(しませんでしたが)
雪ちゃんが驚きから一瞬体をこわばらせたので、この前の一件もあったしやっぱり嫌だったのかな…と、新が勘違いをしたわけです。
ちなみにですが新の好きという気持ちは、結構本能的なものに近いと個人的には思っています。理屈というよりは「この子といたら楽しい」とか「一緒にいると嬉しい」とか(笑)雪ちゃんとじゃないときっとこの空気は味わえない、といった本能的なこの気持ちが新の中にある恋というものなんじゃないかと考えています。(と、私の担当が言っておりました…)(私はepilogueを描くときに、新の好きとは一体何だろうとものすごく考えて考えて、最終的に担当さんの知恵を借りました…チーン)
解説を雪ちゃんに戻します。
上記の新の行動や発言を受けた雪ちゃんは、新は新なりに自分を好きでいるんだとやっと自信を持つことができたわけです。
↑なのでこのシーンは新は自分を好きでいてくれているという自信の表れと、「嫌われたくない」と本心を告げた新を愛しいと思う、二つの気持ちを描写したシーンになっています。(新も雪ちゃんのやさしさにちょっと胸が熱くなってますね…あらあら…)
↑そして雪ちゃんは新を自分の寝室に誘うわけですが…。
するしないはどっちでもいいかなくらいの気持ちでもありつつ、でもやっぱりそういうことになるだろうと理解もしつつ…。純粋に新と触れ合いたいと心から思ったからこその発言でした。
↑自信はもててもどこか少し控えめな雪ちゃんが可愛いですね…(親ばか
↑そして後半部分の性描写に入っていくわけですが、私は後半部分を執筆する際に前半部分とは明確に違いを出したかったところがあります。それは「パートナーに対して安心感を得た時の触れ方の違いを明確にする」という点です。
本当に個人的な考えにはなりますが、性行為というのは一番人間の心理状態が反映される行為だと思っています。
相手に不信感を抱いているときにする性行為は、口には出さなくともなんとなく一歩引いたものになると思いますし、逆に相手を信頼し大切に思う性行為は相手の挙動一つ一つに嬉しさだったり愛しさだったり…無意識の中で相手を気遣うような行動をとりがちになるんじゃないかな…と。あとはやっぱり、心理状態というのは気持ちよさ(快楽)にも直接影響のでる要素だと個人的には思っています。
雪ちゃんは前半部分を通じて、新は新なりに雪ちゃんをきちんと好きでいるという安心感を得たわけです。大して新も自分のダメな部分(ノンデリだらしない)を雪ちゃんは許し受け止めてくれた、失いたくないなという自分の気持ちにやっと気が付いたわけで…。そういった互いの気持ちの重なりあいとでもいうんでしょうか、安心感みたいなものがあると相手への触れ方みたいなものが変わってくるんじゃないかな…そういったものを表現できたらいいなと思いながら後半部分のエロを描いていました。
↑後半部分で雪ちゃんが自分から触ってもいい?と申し出たのは、安心感を得たことで行為に対する気持ちの余裕が少し出てきたからです。
(あとは前半部分と対比にしたかった作者側の都合でもありますが…(笑))
今までほぼ新に任せっきりだった性行為でしたが、たとえへたっぴっぴだとしても、雪ちゃんがそういうことを新にしてあげようとする…という前向きな気持ちは、新にとって本当に嬉しかったんじゃないかなと思っています。
(付き合って一か月くらい経つものの、雪ちゃんからそういったアプローチを受けたことのない新はかなり戸惑っていますね…(笑))
↑いつも余裕のなかった雪ちゃんは、新のこういった表情を初めて見たんじゃないかな…と思っています。この雪ちゃんの表情が本当に難しくて、嬉しさと不安と恥ずかしさと驚きが混ざった表情ってなんだろう…と思いながら執筆していました。今でも正解がわかりません…(苦笑
↑新が水を取りに行っている間一人になり、一気に緊張と恥ずかしさが解けた瞬間でした。雪ちゃんとしては人生で初めての経験だったので手が震えています。
↑さっきはちょっと怖かったけど、でもどことなく嬉しそうな新を見て、雪ちゃんの中でもっと触れたい、新に喜んでほしい…そんな気持ちが芽生えてきます。今まで自分から新に対してそういったことを積極的にしてこなかったことも、本当はしてあげた方がよかったこともなんとなく頭の中ではわかりつつ、新に対しての不安(本当に好きでいてくれてるのか)から行動に移すことができなかったわけです。
↑新の「おめー結構無理してんじゃねーの?」というセリフは、雪ちゃんが無理してまで「したい」と言っているんじゃないか…と勘ぐっているセリフです。実際このあと続きをしないつもりだったので、雪ちゃんからの思いがけない言葉にめちゃめちゃ戸惑っています。
↑なのでこの表情になっているわけです。きっと、とてもとても嬉しかったんですね(笑)
↑そんなこんなで後編の挿入シーンにはいるわけですが、新はいつもと違う雪ちゃんの積極性にかなりたじろいでいます。(おまけ漫画でも描きましたが、新はなんで雪ちゃんがぐいぐいくるのか理解できていません(笑)にぶちんなので)
↑行為の最中に新に尋ねるこのシーンですが、雪ちゃんはずっと「手を繋ぐ」といった行為に憧れをもっていました。最後の方のページ(過去回想の「ああ…よかった」のページですね)にもありましたが、雪ちゃんはずっと新の横に立つ彼女たちが嬉しそうに手を繋いでいるのを本当に羨ましく思っていたわけです。雪ちゃんにとって手を繋ぐ行為というのは、かつては憧れでもあり叶わなかった願いでもあったので、本当に特別なことなんですね。行為中なので気持ちの昂ぶりも一因としてはありますが、好きでいてくれていると確証をある程度持つことができた今だからこそお願いができた、無意識の中で出た言葉だと思っています。
ちなみにですが、実は前半部分の雪ちゃんって新に自分からあまり触れに行っていません。新に愛されているという自信がない雪ちゃんは、無意識ではあるものの新に積極的に触れに行くことはできないだろうなと意図して描写しました。言えば確かに新は手も繋いでくれただろうし、抱きしめてもくれるんでしょうけど、雪ちゃんの中で好きでいてくれているという確証がなかった以上どうしても言いづらかった、なにより新からそうしたいと思ってほしかったんだと思います。乙女心は複雑ってやつです。
↑この言葉を新からもらえた雪ちゃんですが、それはきっと自分を彼女として思ってもらえている嬉しさだったり、憧れが叶った瞬間でもあったり…。いろんな気持ちが混じった表情になるんじゃないかな…と考えて書きました。
肝心なところだけ新って上手いセリフ言うんですよね~も~~(笑)
↑そして最後、いつもと様子がが違った新を疑問に思った雪ちゃんは勇気を出して新に尋ねます。
↑ここで雪ちゃんが新の手を見つめているのは、「好き」という言葉を新からもらえたことで、あの彼女たちのように、私も好きに新に触れてもいいんだという気持ちを意図したシーンでした。 ↓なので下記画像と対比になっています。上記の新は雪ちゃんのものであって、下記の新は誰かのものである…という描写です。
↑本当はずっと言ってもらいたかったけど、でも惚れた弱みから怖くて聞くことができなかった言葉をやっと言ってもらえました。めでたしめでたし…。
もう遠慮なく新の手もにぎにぎしていますね…両手で…。
余談
↑新がこっそり用意していた雪ちゃんへのクリスマスプレゼントですが、昴くんのアドバイスを受けてカチューシャにしたそうです。新は気が利かないので何も持たず会いに行こうとしていたらしいですが、気の利く昴君は「雪ちゃんは絶対用意してると思うから万が一のためにプレゼントを買っていけ」と強く念を押したそうです。
本当はカチューシャに模様なども入れたかったのですが、そうすると私服デザインを組む際に柄×柄で非常に難しくなってしまうと思い没にしました。モノクロなのでどうにもこうにも違いがなく…(涙)
話が逸れてしまって申し訳ないのですが、純愛とは「各キャラクターがもつ性格の違いで表現された、それぞれの思いやりのお話」だと個人的に思っています。(ああ…うまい言葉が言えない…)
互いの性格の違いを認め、いい部分も悪い部分も許しあい、補い合っていくことが「愛」なんじゃないかな……と個人的には考えているので、自分のキャラクターたちにもどうかそうあってほしいとの願いを込めて今作を描きました。…自分はそんなことを言えるような人間ではないところが本当に悲しいのですが…(苦笑)
喧嘩もしつつ、思いやりも持ちつつ、2人には仲良く付き合い続けてほしいですね……(笑)
一年後くらいには雪ちゃんも新の弱いところを把握してふふんと威張りつつ…結局新にやり返されているのではないでしょうか。そんな2人もいつか描いてみたいです。
今後の(純愛)作品もそういった部分を大切にしながら執筆していけたらいいな…とひっそりと考えております。
なんだか哲学みたいな話を少しだけしてしまいました…。これを読んで不快な気持ちなった方がいらしたら本当に申し訳ないです…。
作画面に関して
今回は仕上げの時二影(影を二重にしない)を極力使わないことに挑戦してみました。一影だけで表現できる限界を色々探っていたのですが、塗りで線画の粗をごまかすことができないので本当に難しかったです。黒ベタを上手に使えるようにならないと画面のメリハリがでないので、黒だけでもっと立体感を出せるようにしないといけないところが今後の課題かなと感じています。ですが以前より画面は見やすくなったかな…とは感じたので、場面ごとに工夫はしつつほどよい塩梅を見つけていけたらいいですね…。あとは今回同人誌の執筆だったのでキラキラ感マシマシで画面を作ることができたのは本当に楽しかったです。
おわり
最後までお読みいただき本当にありがとうございました!この記事をPCで3日間くらいひたすら書き続けていたのですが、スクロールバーがびっくりするくらい小さくなっていて自分に引いています…(笑)
melting snowシリーズは一応これで完結という扱いにはなりますが、多分どこかのタイミングでまた2人に会いたいなぁと思う時が絶対に来ると思うのでその時はお読み頂けると幸いです。
夏コミでもし余力があれば、多分単行本女子6人のコスプレH折本をだすと思います。(サンタコスで味をしめました。)桃ちゃんは学生服で、雪ちゃんはぽんこつおねだりサキュバスにします(強い意志)
またどうか、次の作品でもお会いできることを祈っています。本当にありがとうございました!
ruri
2025-09-07 00:37:11 +0000 UTCJenny Leng
2025-07-22 13:40:15 +0000 UTC木瀬 樹
2025-03-11 07:44:51 +0000 UTCサマスキー
2025-03-10 08:45:20 +0000 UTC木瀬 樹
2025-02-28 06:01:36 +0000 UTCaosora
2025-02-27 15:35:19 +0000 UTC木瀬 樹
2025-02-24 07:34:09 +0000 UTC木瀬 樹
2025-02-24 06:55:41 +0000 UTC木瀬 樹
2025-02-24 06:50:32 +0000 UTCRyu Ryu
2025-02-23 21:52:53 +0000 UTCたんたん
2025-02-23 20:38:47 +0000 UTCおつきみ
2025-02-23 12:53:37 +0000 UTC木瀬 樹
2025-02-23 06:32:08 +0000 UTC木瀬 樹
2025-02-23 06:25:14 +0000 UTCわんころーる
2025-02-22 16:39:23 +0000 UTCsma0057
2025-02-22 16:12:25 +0000 UTC木瀬 樹
2025-02-22 14:53:20 +0000 UTC木瀬 樹
2025-02-22 14:50:11 +0000 UTC羽月湯
2025-02-22 03:57:47 +0000 UTCMame
2025-02-21 19:57:16 +0000 UTC