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根田啓史
根田啓史

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AI漫画編集者はクリエイターの味方か敵か

こちらの記事はクリエイターズマガジンからの転載になります

お知らせ:クリエイターズマガジン編入について

フォロワーのみなさま、 支援者のみなさまお世話になっております。根田です。 少し前にnoteというメディアプラットフォームで、クリエイターズマガジンという個人情報誌を立ち上げました。 目的は、他の作家さんや副業で創作活動をしてる方向けの情報発信です。 最終的には情報誌としてだけでなく、コミュニティっぽく...

近年、クリエイターたちにとってAIに関する動向は無視できないものになってきております。

AIを利用するにしてもしないにしても、

クリエイターとしてどのような方針で活動していくのか、しっかり立場を自覚しておくことが大切なのではないでしょうか?


クリエイターズマガジンは作家のみなさんに、そのための根拠をより精度高く持ってもらうための情報を提供したいと思っていて、AIニュースに詳しい方に記事をお願いしました。

AI関連の事業やってる方で、常に情報追ってるので頼めてラッキーと思ってます!!


毎月一本、AI関連のニュースのキュレーションや考察など頼んでおりますので、ぜひ活動に役立てていただけたらと思います!


1. Comic Copilotとは?

「Comic Copilot(コミコパ)」は、漫画制作補助ツールとして、アルのけんすう氏やジャンププラス編集部をはじめとするチームによって開発されたものだ。


(frame embed)




Comic-Copilot コミコパ 漫画制作サポートAI

「Comic-Copilot(コミコパ)」は、漫画をつくるときのめんどうな作業をサポートしたり、詰まりがちなアイデア出しや

lp.comic-copilot.ai

漫画のテーマや要素をユーザーが選択すると、これらを組み合わせて漫画のアイデアを提案し、さらにそれらを対話形式で深めてくれるという、非常に先進的な機能を持っている。

また、作品に登場する固有名詞の発案も行ってくれるので、新たなキャラクターや舞台を考える際の参考にもなる。




内部的にはOpenAIのChatGPTが組み込まれており、使いやすいUIを介して漫画家たちに漫画の制作を支援している。


このツールは無料で利用することができるため、新たに漫画制作を始める人たちにも気軽に試してもらえるという魅力もある。


2. 「コミコパ」の特徴と漫画編集者の視点


さて、コミコパは前述の通り漫画の編集者たちが中心となって制作されたアプリである。


編集者の役割は、漫画のアイデアを0から1へと育て上げることよりも、すでにある1から10へとブラッシュアップさせることにあるといえる。

そして「コミコパ」は、まさにアイデアを0から1へと生み出す部分に特化したツールだ。


ユーザーは選択したテーマや要素をベースに、新たなアイデアを生成し、それをさらに深めていく。


しかし、その創作プロセスが本当に「創作の楽しさ」なのかという点については、少し立ち止まって考えてみる必要がありそうだ。


3. 創作への情熱


我々が小学生の頃、自由帳や学級新聞に思いのままに漫画を描いていたときの、あの衝動を思い出してみよう。


自分自身が思いついたアイデアを形にしたい。そして誰かに見せつけたい、その気持ちが強かったはずだ。

その情熱、その熱い思いが、漫画を描く楽しさの源泉だったといえる。


しかし、「コミコパ」を使うとき、我々は編集者としての立場に立たされる。

AIが出してきた様々なアイデア、その中には的確なものもあれば、全く使い物にならないものも含まれている。

この玉石混交のアイデアの中から、何が有用で何が無用なのかを見極める視点が求められる。


その批判的な視点を持ってしまうと、一度火を灯した創作の情熱が急速に消えてしまうのである。

これは、かつての初期衝動と真逆の作用を持つ行為であると言える。


4. AIの進化と「コミコパ」の真価

来年あたり、AIの精度がさらに向上し、人間を超えるほど面白い物語を紡げるようになったとしたら、その時、「コミコパ」は本当にコパイロット(副操縦士)として我々を支えてくれるのだろうか。


あるいは、逆に我々を主導的な創作活動から遠ざけ、編集者としての立場に固定してしまうのだろうか。


5. AIと漫画家の共存:どのように活用すべきか

それでは、漫画家や創作者たちは、AIをどのように活用すべきなのだろうか。


その答えは、実は非常にシンプルだ。


それは、AIに自身のオリジナリティあふれるアイデアをたっぷりとインプットすることだ。


ChatGPTのようなTransformer型のLLMは、それまでに入力された文章をもとに、その続きを書いたり、指示に沿った最適な回答を出力したりする。

そのため、入力にオリジナリティがなければ、出力も凡庸になってしまう。

つまり、人間と同じように、AIにも新しい視点やインスピレーションを与えてあげる必要があるのだ。


6. 高度なAIの本当の活用法

ChatGPTをはじめとする高度なAIは、非常に柔軟に対話ができる。


そのため、自身の考えを思い付くままに書いて、それを整理整頓してもらうというタスクは、AIにとって得意な部分だ。

この点をうまく利用すれば、創作の過程で混乱することなく、アイデアを形にすることができるだろう。


しかし、それでも(現時点の)ChatGPTに魔法のような創造性を求めるのはお門違いである。

ChatGPTはあくまで道具であり、真の創造者は他でもない、あなた自身だ。

それを見誤ってはならない。


以上の考察を通して、「Comic Copilot(コミコパ)」が持つ可能性とその適切な活用方法について理解を深めることができたと思う。

AIの発展は、漫画家の創作活動にも大きな影響を与えるが、その本質的な楽しさや創造性を忘れてはならない。


未来の漫画制作は、AIと人間の共創によって、新たな表現を生み出すことになるはずだ。

AI漫画編集者はクリエイターの味方か敵か

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