ミサキングダムのみならず、カースドランド全土で大きな盛り上がりを見せるサッカーW杯。
魔巧ギルドの1つ欲ギルドでは、その勝敗を賭けたギャンブルが行われている。試合ごとの勝敗だけでなく、優勝チームはどこか、という点まで含めて賭博が行われ、巨額の富が動いているというこのカオスな場に彗星のごとく現れた存在がいた。それは1匹のイカ、ポール君だ。
人々はポール君の水槽に2つの小さな壺を投入する。
中にはチームロゴを記した防水加工された紙が入っており、「彼」は10本の足を器用に動かしそのどちらかをあけるというのだ。
これだけでも驚かされるが、恐るべきはそうして開けられた壺の中に入っていたチームが必ず勝ち上がっているということ。
欲ギルド選抜が選ばれる際も、どのチームが勝ち上がるか、という予想を全問的中させたと言うのだから驚きだ。
ポール君は欲ギルドの小さな酒場で飼育されている。「看板イカ」として平穏に暮らしていた彼のもとには、今では多くの人々が訪れ、彼の占いの結果を楽しみにしたり、あたった際には餌をたくさんもらったりと今までの生活と全く違う生活を送っているという。
酒場の店主であるダニエル氏は、「お客が増えてくれるのは嬉しいし、ポールの餌代も浮いた」と喜びを語る。このイカの存在により、W杯に新たな楽しみが増えたことは間違いない。
根田啓史
2022-06-16 04:07:19 +0000 UTC水樹慎
2022-06-15 08:16:05 +0000 UTC