デスガルド村で春の訪れを祝う祭が執り行われた。
1年の豊作や産業の発展を祝い、死の谷に近い村の闇を祓うこのお祭はミサキングダムに統一される前から続く伝統のある催事である。
デスガルド村の外れにある神殿に村民たちが集まり祝詞を唱えながら一日を過ごし、多産の象徴であるウサギや生命の誕生を象徴する卵料理を村民一同で食べることで親交を深めるのが主な行事。
全員で縁起の良い行いをすることで、死の谷の霧を薄め、平穏を祈るために毎年春に行われている。
しかし今年は死の谷からの霧が濃く、祭の最中も一向に晴れることがなかったことから村民からは不安の声が上がっている。
ミサキングダムの気象予報部隊はこれに対し大きな影響はないと判断しているが、未だ死の谷の気配がしていることによる村民たちの不安は図りしれない。
一部村民は「ミサキングダムの強引な国土拡張に対する罰だ」とまで言う発言までしており、村内部では国への不信感の高まりも見られるという。
なお、原因究明に向かったデスガルド村有志の調査隊は、派遣後2週間以上たつが未だ行方不明だという。