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克浦
克浦

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マジックショー 6

「と言うわけでぇ、まずは横幅のある方の箱ですねぇ。はい。中身はぁ、こうなっておりましたぁ。」  扉が開けられるとまず目がつくのはみっちりと詰まった下半身。お尻が大きくなっている、と言うのは確かに正解だったみたいだ。凄まじいボリュームではあるけれど、張りがあって尻たぶが垂れているって感じもない。むしろ不自然な位に持ち上がっていてお尻の中にバレーボールでも埋め込んでいるみたいにも見える。  けれども、それよりも目を引くのは正面側。股間の部分だ。 「え……おちん、ちん……」  女性には決して存在しているハズのない器官が生えていた。  ただし、どう考えてもサイズがおかしい。前に突き出したおちんちんはせいぜい2~3cm。太さだって小指くらいしかない。小さなおちんちんを指してポークビッツなんて言うことがあるらしいけれど、まさにこのおちんちんはポークビッツサイズだ。  そしておちんちんの下にも肉で出来た巾着の様な塊が垂れ下がっている。タマタマ、玉袋、睾丸と色々な呼び名はあるけれど、あれが精子を作るための器官だってことは私も知っている。けど、こっちもおかしなサイズだ。おちんちんが小さいならこっちも小さいのなら分かる。けれどもバランスがおかしくってとてつもなく大きい。ソフトボールが2つ入れられている様な巨大なサイズだ。少なくとも男の人にこんなに睾丸が大きな人は居ないはずだ。こんなのがぶら下がっていたらとてもズボンの中には納まりそうにない。私ならスカートだから……ううん、そうじゃない。こんなのが付いた身体になんてなりたくない。 「はぁい、その通りですよぉ。おちんちんが生えていたのはぁ、こちらの横幅のある箱だったんですねぇ。それじゃあもう縦長の方は何だったと思いますかぁ?」 「えっと……」  両方ともおちんちんってことはないんだよね? となると? 「尻尾が生えている、とか……」  もう思いつくのはそれ位だ。いや、もう不正解だと決まっているのだから予想する意味もないのだろうけど。 「残念でしたぁ。こちらはですねぇ、こうなっているんですねぇ。」 「え……何、これ?」  扉が開かれると下半身そのものは箱の奥にあるのが分かった。それなりにボリュームはあるけれどこっちはかなり大人しい。いや、これが大人しいって感じる時点で大分感覚が狂っている気がする。ただ、これだけだったら箱にこんな奥行きは必要ない。こちらの下半身は股間部分から巨大な塊が突き出して扉近くまで届いていた。色はピンクで形はラグビーボールを長く引き伸ばした様な感じの楕円形。表面は人の身体とは思えないように滑らかなだ。生えている場所はさっきのおちんちんよりももっと下。アソコの端の方……え、ちょっと待って。あの位置でこの色って、まさか…… 「分かりませんかぁ? これはですねぇ、クリトリスですよぉ。」 「は? 本当に!? ……な、何でこんなに大きいの!?」 「何でも何もぉ、アンケートで超巨大なクリトリスを生やして欲しいって希望があったからですよぉ。」  一体誰がこんなことを考えたの。 「と言うわけでぇ、予想は外れてしまいましたからねぇ。両方を体験してもらいましてぇ、ついでに説明をしていきましょうかぁ。当然ですけれどぉ、どちらも目に見えない部分にも仕掛けがありますからねぇ。」  そうだった。胸だって単に平らなのと大きいのってわけじゃなかった。  でもこれ……このどちらかかが私の身体になるの?  こんな巨大なクリトリスが生えているなんてどうやったって隠し切れないし。だからっておちんちんが生えるなんてのも絶対にイヤだ。 「それではぁ、まずは巨大クリトリスの方から体験してもらいましょうかねぇ。」 「い、いやぁ!?」  私の言葉は完全に無視され、頭の入った箱を縦長の箱に載せられてしまう。 「んひあぁっ!?」  途端にこれまでとは違う下半身の感覚が襲ってくる。  これ、一体何が起きてるの? クリトリスが、破裂した?  ううん。そんなはずはない。  スマホ画面に映し出されたクリトリスはさっきまでと何も変わっていない。  多分だけど、これまでの私の小さな……と言うか普通サイズのクリトリスから、いきなり巨大なクリトリスのついた身体に感覚が切り替わったからだ。クリトリスが限界を超えて大きく膨らんだ様な感覚を一瞬で味わわされたんだと思う。  今までだって、オナニーなんかで気持ちよくなった時にはクリトリスが充血して大きくなっていた。  当然だけど、大きさは限界があるし膨らんだって小指の先ほどでしかなかった。  それが今はラグビーボールを遥かに超えるような大きさ……内側からものすごい圧力がかかっている様な感覚だ。 「うふふふふ。そのクリトリス、常に充血していて決して小さくはなりませんからねぇ。」 「え……うそ……」  それじゃあこれ、ずっとこのままってこと? 隠すことも出来ないじゃない。 「そしてぇ、勿論大きいだけじゃあありませんからねぇ。ほら、こんな風に……」  マジシャンの手がクリトリスへと伸ばされ、指先が軽く触れる。 「んひっ!!」  まさかとは思ったけれど……信じられないほどの快感が走った。 「本来でしたらぁ、クリトリスが大きくなった分だけ神経の密度が下がってしまうんでしょうけどねぇ。このクリトリスは大きくなったのに反比例するかのように神経の密度が上がっているんですねぇ。快感を得るための神経がみっちりと詰め込まれているんですねぇ。ですからこれまでの何倍も何十倍も気持ちよくなれるんですよぉ。」  説明をしながらクリトリスをゆっくりと撫でられる。 「あっ、んんっ!! 駄目っっ!!」  それだけで、簡単に絶頂を迎えてしまう。 「ふぇっ!?」  漏らした? 股間から……尿道から液体が噴き出している感覚。けど、おしっこをしている時とは明らかに違う。 「そうそう。説明をしていませんでしたねぇ。その下半身はぁ、イった時には漏れなくお漏らししてしまうんですよぉ。あ。漏れなくというのはぁ、お漏らしをしないという意味ではなくてですねぇ。漏れがない、例外がな言って意味ですねぇ。」  何をわけのわからないことを…… 「まぁお漏らしというかぁ、正確には潮吹きなんですけどねぇ。聞いたことはありませんかぁ? 男性でいうところの射精の様なもの、と考えて貰えれば当たらずとも遠からずって感じですかねぇ。これまで体験したことはありましたかぁ?」 「そんなの無い、けど……」  一応聞いたことくらいならある。でも、潮吹きってこんなに出るものなの? もの凄い勢いで尿道から噴き出し続けていて、全然止まる気配がないんだけど…… 「でしたらコレが初体験ですかぁ。となるとちょっと大変だったかもしれませんねぇ。なにしろぉ、普通の潮吹きとは違いますからねぇ。」 「違う、って?」  そう言っている間も大量の潮が吹き出し続けている。 「言葉通りですよぉ。普通の人間だったらぁ、そんなに大量の体液を放出することは出来ないじゃないですかぁ。ですがぁ、その下半身はですねぇ。イッている限りいくらでも潮吹きを続けることが出来るんですよぉ。それからですねぇ……」  クリトリスに触れていたマジシャンの指が離される。 「ふぇっ!?」  次の瞬間、クリトリスを襲う強烈な刺激。何が起きたのか理解できずにいるとスマホを目の前に差し出される。 「このクリトリスはですねぇ。イっている間は暴れるように何度も何度も跳ね上がるんですねぇ。そのせいでぇ、箱の内側に当たっちゃってるってわけですよぉ。」 「そ……そんな……」  確かに箱の中でクリトリスが上下左右に暴れ回っている。それに合わせて強烈な刺激……快感が襲ってくる。  快感のせいでイってしまって……そのせいでまたクリトリスが暴れて……箱の壁に当たったせいでまたイってしまって……しかもイっている間は潮吹きも止まらなくて……


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