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克浦
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ナノマシンに支配されるおちんちん 4

「設定って、どういうことですか。」 『文字通りですよぉ。貴方の身体がナノマシンに支配されているというのは説明してありますよねぇ。ですのでぇ、ナノマシンに設定を加えることで特定の行動をとった時に連動しておしっこが出るようにする。なんてことも出来るようになるんですねぇ。』  そんなこと、出来るのか? いや、できるんだろうな。 『そうですねぇ、うん。蹲踞、って分かります?』 「ソンキョ?」  ってなんだっけ? 変な響きだけど。 『分かりませんかぁ。では口で説明するのも面倒ですからぁ、こちらで実際に動かしてみせますねぇ。』 「動かして、って……うわっ!?」  また身体が勝手に動いてしまう。思わずおしっこが漏れるかと思ったけどそれでもやっぱり我慢してしまっている。ここまでくるとおしっこが出ないように“設定”されてるんじゃないかと疑ってしまう。  爪先で立って腰を落とし、踵にお尻を乗せる。そのまま足を大きく広げたポーズは、まるでお相撲さんが土俵入りするときみたいだ。 『はい、それが蹲踞ですよぉ。まずはぁ、このポーズをとって下さいねぇ。』 「まずは?」 『はい。それだけではまだおしっこは出せませんよぉ。次は両手でピースサインを作って顔の横に添えて下さい?』  これも身体が勝手に動き、指定されたポーズをとってしまう。顔の横に、とは言われたけれどただVサインをしているというわけではない。脇を大きく広げて肘を横に突き出しているせいでVサインも指先が顔に向かう横向きになってしまっている。 『ではその上で舌を出して貰いましてぇ。』 「ふえぇっ!?」 『無理に喋ろうとしない方がいいですよぉ。舌を噛んじゃいますからねぇ。』  一旦前に突き出した舌は、下へと引っ張られるように下げられている。 『ちゃんと覚えて下さいねぇ。まずは蹲踞。それから両手でピースサイン。そして舌を突き出す。これが準備です。』 「ひゅんひ?」  うぅ、こんなんじゃまともに喋れやしない。それなのにまだ終わりじゃないのか? 『はい。最後に指定の行動をとったらおしっこが出るように設定しましたからねぇ。けれど、この場でおしっこを出したくはないでしょう? なので説明だけにしておきましょうかぁ。』  当たり前だ。部屋でおしっこを出すなんて。しかも服を着てるんだぞ。 『と言うわけでぇ、そのポーズのまま腰を前後に動かしてくださいねぇ。腰を前に突き出す動きに合わせておしっこが出てくれますよぉ。ちなみにぃ、腰を激しく動くほどおしっこも勢いよく出てくれますからねぇ。ゆっくりとしか動かさないといつまで経ってもすっきり出来ませんから注意してください?』  なんだよ、それ。 『では身体の自由は返して差し上げましょうかぁ。』 「え……あ。」  急に身体の自由が戻ってきて思わず倒れ込んでしまった。舌を噛まなくて良かった。 『それでは用件は済みましたかねぇ。でしたら私はこれで……』 「ちょ、ちょっと待って。」 『はい? どうかしましたかぁ?』  確かにおしっこを出す方法が出来たのかも知れない。 「こんなのって……トイレでこんなこと、出来るわけないじゃないですか。」  家ならともかく、他人もいるような外のトイレでこんなポーズなんて出来るわけがない。いや、家だとしてもこんなに足を拡げられたっけ? じゃあ個室で、って考えても洋式トイレじゃ便器の中におしっこを収められる気がしない。両手を顔の横に持って行かなきゃならないんじゃおちんちんの角度を調整することだって出来ないし。しかも腰を前後に動かすんだろう? 余計に的を狙えないじゃないか。 『そうですかぁ? でしたらもうちょっと簡単な条件にしてもいいですけれどぉ、どうします?』 「出来るならその方がいいですけど……」 『でしたらぁ、目を開いている時におしっこが出るようになるとかどうでしょう。勿論片目でも両目でも、薄目ででも構いませんよぉ。』  は? 「ちょっと待って。目を開いている時って、そんなのほとんどいつものことじゃ。」 『そりゃあ簡単な条件ですからねぇ。逆に言えばぁ、両目を閉じていない限り常におしっこが垂れ流しになっちゃうとも言えちゃいますかぁ。じゃ、設定を変えますねぇ。』 「そんなの、困ります!! あっ!?」  身体の奥が勝手に緩み、おしっこが流れ出してくるのが感じられた。慌てて目を閉じるとおしっこを塞き止めるように力が入るのを感じられたけれど、一度流れ出てしまったおしっこは当然止めることなんで出来ない。僅かな量だとは言え、トランクスを濡らしてしまったのが感じられた。  目を開けている間、これが続くってことか? トイレ以外でずっと目を閉じているなんて出来るわけないんだし無茶苦茶だ。 「こんなの、困ります!」 『そうですかぁ? でも簡単な条件って話でしたからねぇ。』  いや。そもそもおちんちんへの刺激自体を無くしてくれればいいんだし、そうじゃなくたっておしっこを出そうとした時に出せるようにしてくれれあそれで済むのに。 『ほらほら。おしっこがしたかったんじゃないんですかぁ? 目を閉じていたらいつまで経っても出せませんよぉ。』 「自分の部屋に居るんですよ。こんな場所でおしっこを出せるわけないじゃないですか。」  トイレまで移動すればいいのかも知れないけど……歩きなれた自宅だから多分トイレに行くことは出来ると思うけど……だからってこのままにされたら今後の生活がまともに出来なくなってしまう。 『確かにそうですねぇ。あ、そうだぁ。でしたらおむつをしてみてはどうです? それでしたら常に漏らしっぱなしでも大丈夫ですよ。』  おむつって…… 「そんなの出来るわけ……いや、そもそもおむつなんて持ってないんだから。」 『あら。でしたら持っていたら穿くんですか?』 「穿かないってば。」  ダメだ。何だか話が変わってしまっている。 「とにかく、目を開けたらおしっこが漏れちゃうなんて絶対におかしいじゃないですか。何とかしてください。」 『そうですかぁ? でしたらさっきの条件に戻しますぅ? 私はどちらでも構わないんですよぉ。』 「うぅ。だったら、さっきの方でお願いします。」  何でこんなのを頼まなくっちゃならないんだ。でもこのままにされちゃったらおしっこが漏れっぱなしになっちゃうし。 『仕方ありませんねぇ。では設定は戻しましたよぉ。もう目を開けて頂いても大丈夫です。』  恐る恐る目を開く。ちゃんと設定は変わっているようでおしっこが漏れてくることはなかった。 『そうですねぇ、もう1つおまけをしておいてあげましょうか。』 「おまけ?」  何だろう。嫌な予感しかしない。 『ええ。どうやら今の設定もお気に召さない様ですからねぇ。あまりにおしっこが出さずに身体を壊してしまうのは私としても本意ではありません。ですのでぇ、おしっこが一定以上溜まったら勝手に排出するようにしておきましたよぉ。』 「自然と、って……まさか勝手に漏れるってこと!?」 『はい、そうですねぇ。』  なんだよそれ。 『でも安心してください。こまめにおしっこを出しておけば漏れる位にまで溜まることはありませんからねぇ。それともう1つ、制限をかけておきましょうかぁ。』 「制限?」 『はい。服を着ている時しか漏れないようにしておきましょう。とは言えこの場で漏らしたくはないようでしたからこちらの設定は明日から実装しますかねぇ。』  は? なんだよそれ、逆じゃないのか? 普通に考えたらおしっこが溜まっていて下着を下ろしたときに出るようにするとかそんなのじゃないのか? 『それじゃあ私はこれで。また何か用事があったら呼び出してくださいねぇ。都合が合えば返事をして差し上げますからねぇ。』 「あ、ちょっと……」  これ以降、いくら声をかけても返事は帰ってこなかった。  取り敢えず出来たことはこっそり風呂場に入っておしっこを出すこと。言われた通り、ポーズをとって腰を振るとおしっこを出すことは出来た。  けど、明日からどうすればいいんだろう。


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