人体改造カルタ 7
Added 2022-11-03 12:11:24 +0000 UTC「うぅ。身体が重い。」 5回戦もかなり進んでいる。クリアノルマは30枚。今の私は25枚でタケシは28枚。枚数は少ないけれど身体の変化は私の方がずっと酷い。 何故かと言えばタケシはこれまで4回戦までほとんどカードを集めていなかったってのが1つ。そしてこの5回戦でも比較的被害が少ないようなカードを優先して取っているからってのがもう1つ。 変化が少ないから身軽に動ける。だから取りたいカードを好きにとれて、私が取れるのはタケシが取らなかった酷いカードばかり。だったら私も酷いカードは取らなきゃいいのかも知れないけど、そうしたらタケシも取らないからお互いに影響が出るだけ。私は取りたくもない酷いカードばかりを取る羽目になってしまうという悪循環だ。 最初のうちはおっぱいが大きくなるとかおちんちんが生えるとか、体型が変わるようなものがメインだった。そのうちに感度が変わるとかって新たな機能が追加される様なものが増えてきた。そしてまた再び身体が変化するようなカードが増えてきている。 ただし初期にあった体型が変わる程度ではなく、人間としての範疇から逸脱してしまうような変化が増えてきている。例えば今、私のおっぱいは口へと変わってしまっている。最初の頃にこんなのが出てくるって説明されてたカードだ。おっぱいの先端が乳首を中心に唇へと変化してしている。乳輪自体も広く厚くなってされてしまったから唇のせいで段差が1つ増えてしまっている。 この口は見た目の変化だけじゃなくて本当に食べ物を食べることだって出来てしまう。陥没している乳首は舌の役割と持たされていて、おっぱいから食べたものを奥へ奥へと送り込こんでいく。おっぱいから胃袋へと繋がっているみたいで、おっぱいだけで食事が出来てしまう。おまけにこの口は自分の意志では動かせず、触れたものを勝手に食べようとしてしまう。変化後に触れた時には指をしゃぶり、飲み込もうとしたくらいだ。流石に歯まではなくって、噛まれることはなかったんだけど。 乳首が舌になっているってことは当然味覚もある。それとは別に、今の私は1日に10リットルほどの母乳が作られる身体にされてしまっている。最初は絞らなくちゃ出てくることのなかった母乳だけど、乳首が舌になって勝手に動き出してからは常に母乳が染み出してきている様な状態だ。つまり何もしなくても自動で母乳が絞り出されて、それを勝手に飲み込み続けているようなもの。乳首の味覚で常に母乳の味を感じ続けてしまっている。作られた母乳を全部自分で飲んでしまうから栄養が外に逃げずに体内だけで巡回するようになっているらしい。 他にも妊婦みたいに膨らんでいたお腹もおっぱいにされてしまった。おヘソのあった場所に乳首が作られていて当然乳輪だってある。最初は割と硬めだったお腹はおっぱいになったことで凄く柔らかくなって私の動きに合わせてブルンブルンと揺れてしまう。ここまで揺れると違和感が大きすぎてただ太っているだとか、妊婦だとか勘違いしてもらうことすら出来そうにない。 おっぱいにされてしまったのはお腹だけじゃない。お尻もだ。既に大きくされていた尻たぶの両方に乳首が出来てしまっている。お尻でも母乳が作られていて、座るだけで圧力がかかって母乳を撒き散らしてしまう。 そして5回戦の中盤からはこれまでになかった新たなカードも出てきた。身体そのものじゃなく、身に付けるもの……例えばピアスとかが現れるカードだ。実際に今私は開きっぱなしになっている肛門をぐるりと取り囲むようにピアスで飾られている。 頭の上にはバニーガールが付けるようなウサギの耳が生えている。正確にはウサ耳のついたカチューシャを付けられている様な感じだ。ただ問題はこのカチューシャの両端が耳にまで届いているってこと。耳栓の様になっていて、外からの音が聞こえなくなってしまっている。じゃあどうするかと言えば、ウサ耳が音を拾ってイヤホンの様に耳に届かせてくれるらしい。 逆に言えば……このウサ耳を隠したら何も音が聞こえなくなってしまうってこと。折り曲げるのもNGらしいから音を聞くためには常にウサ耳をつけた姿を晒すしかない。 『さあ次のカードに行きましょうかぁ。あら、これはむしろ嬉しい変化かも知れませんねぇ。“ウンチの代わりに濃厚生クリームを排泄する身体に変わる”ですねぇ。』 「……はい。」 カード数に余裕のあるタケシはスルー。どうせ勝つつもりならこのまま取ってくれればいいのに。ギリギリまで私の変化を見ようとしているらしい。 『あらあら、今回はスペシャルカードだったみたいですねぇ。』 「ぐ……今度は何なのよ。」 カードを裏返す。そこに書かれていたのは『排泄量が100倍に増える』だった。 「え……んぐっ!!」 文字を見た次の瞬間、急にお腹に違和感が走った。少しずつ痛みが増し、ギュルギュルと不快な音が鳴る。 「なん、で!? ここに居る間は漏らすことはないって……」 『あらあら。違いますよぉ。私が言ったのはうんちを漏らすことはない、ですからねぇ。当然ですがぁ、生クリームはうんちではありませんよねぇ。そりゃあ対象外ですよぉ。ほらほら、頑張ってお尻を締め付けないと生クリームが漏れていっちゃいますよぉ?』 締め付けろなんて言われたってそれが出来ないのはこの人が一番分かっているハズだ。何しろ今の私はお尻の穴が12cmに拡げられて開きっぱなしにされてしまっているんだから。 「あっ……いやぁ!!」 お腹の奥から熱い塊が送り出されてくる。一瞬たりとも止めることが出来ず、そのままボトリと床へと落下した。 「あ……あぁ……やぁ。止まって……」 生クリーム、と言われてはたけれど泡立てたホイップクリームみたいだ。最初は拳大の塊が落ちて、そこからはまるでデコレーションケーキを飾る時のように繋がった生クリームが溢れ出してくる。 『そうそう。排泄量が100倍になるってありましたよねぇ。これは重さが100倍になるってことなんですねぇ。普通の人は一日100~200gくらいのうんちを出すんですよぉ。これが100倍ですのでぇ、平均して一日に15kgの生クリームを排泄することになりますかねぇ。ちなみにホイップされると比重も下がりますからぁ、カサとしてなら元のうんちの150倍くらいってとこでしょうかぁ。』 ……15kg!? こんな長々と説明をされているのに生クリームは途切れる気配もない。 「コレ、凄い匂いだな。」 「ちょっとタケシ。嗅がないでよぉ。」 「そんなこと言われたって辺り中に匂いが漂ってるんだからさ。無茶言うなよ。」 確かに、生クリームというには匂いが強すぎる気がする。ここまで強烈過ぎると生クリームの匂いなのにクサいとすら感じてしまう。 『えぇ、ですから濃厚生クリームとありましたよねぇ。これは普通の生クリームと比べて匂いも味もとても濃厚ってことなですよぉ。』 「味、って……こんなの、食べる人なんて居るわけないじゃない。いくら生クリームみたいだって言ったって私のお尻から出てきてるのよ。」 何となくカレー味のウンコかウンコ味のカレーならどっちを選ぶって二択を思い出した。普通に考えればどっちだってイヤだ。そしてこれは言わば生クリーム味のウンコだ。どう考えたって食べられる物じゃない。 『そうですかねぇ? まあいいでしょう。次のカードに行きましょうか。』 「え、待って。まだ出続けてるのに……」