人体改造カルタ 6
Added 2022-10-10 05:38:43 +0000 UTCこれで、24枚。あと1枚取れば勝って終われる。けどサオリも既に24枚。次の1枚を取った方が4回戦の勝者ってこと。タケシはまだまだクリアまでは遠いけど、やっぱり勝つ気はないのかな? ただタケシが取るタイミングに限って私が取れそうだったりしたんだよね。あれが無ければもうちょっと早く勝ててたのかも。 『はい、それではぁ。次のカードはぁ、“全身の性感が5倍になる”ですよぉ。』 読み上げられたのは私の目の前にあったカード。これなら取れる。 「これで上がり……って、え?」 「え?」 同じく驚きの声を上げながらサオリがカードを取る。本当だったら私がカードを取れたはずだった。それなのに、伸ばした手をタケシに捕まれてしまったせいで取れなかったんだ。 『4回戦はサオリさんの勝利で終了ですねぇ。おめでとうございまぁす。』 「待ってよ! 今のってありなの!?」 明らかにタケシの妨害があったじゃない。 『あらあら。何か問題でもありましたぁ? ルールはぁ、あくまで読み上げられたカードを規定の枚数を最初に集めた方が勝利ってだけですよぉ。』 「……そんな。」 今回は勝てそうだと思ったから途中で諦めずにここまで頑張ったのに…… 『言いたいことがあるなら後で聞くとしましてぇ、まずは勝者への変化を済ませてしまいましょうねぇ。性感が5倍になるカードでしたよねぇ。』 サオリはこれまでにも感度が3倍になるカードを取っていた。ってことは、8倍にされるってこと? 『では前回3倍になっていたところを5倍されるわけですからぁ、最終的な感度は15倍ってことですねぇ。』 「え……うそ……」 サオリの顔が青ざめる。多分サオリも私と同じ考えだったんだと思う。予想してたのより倍近く違うんじゃそりゃあ、ね。 「それって……んんんっ!?」 あー……ダメだって下手に喋っちゃ。舌をクリトリスと連動されてるんだからさ。でも……15倍の感度って一体どんな感じなんだろう……ずっとってのは絶対に嫌だけど、少しの間だけだったらちょっと試してみたいかもって思っちゃうのはサオリに悪いかな。。 『それではサオリさんは元の世界にお帰り頂きましょうねぇ。それではお疲れさまでしたぁ。』 「んん~~!!」 舌を突き出して出来るだけ刺激を受けないようにして、それでも必死で何かを訴えてる。大体予想は出来るけど、言葉にならないんじゃ何が伝えたいのかをはっきりと理解することは難しい。 そんなことを考えている間にもサオリの姿は消えてしまった。 「で、さっきのはどういうつもりだったの?」 残されたのは2人だけ。改めてタケシに問いかける。 「一番最初から、話してもいいかな。」 「最初から?」 何を話すつもりなんだろう。でも、次のカードとか読まれたらそれどころじゃないんだけど…… 「まず謝っておかなくちゃならないことがある。今回のこのゲーム、皆がプレイすることになった原因は僕にあるんだ。」 「は?」 え? どういうこと!? 「それともう1つ。アカリちゃん、僕は君のことが好きなんだ。」 「え、え? えええええっ!?」 ちょっと待って。何? なんでこんなときに告白? 話の繋がりが分かんないんだけど!? 「ただ、僕の愛って普通の人とは違うみたいでね。好きな人が恥ずかしがったり、慌てたり、戸惑ったりする姿を見たいと思ってしまうんだ。だから人と付き合えたところで相手を苦しませてしまうだけだし、そう思ってずっとこの思いは秘めておこうと考えてたんだけど……」 「……だけど?」 「偶然、今回のこのカードゲームを手に入れてしまったんだ。それで皆を巻き込んでしまった。」 えっと、それじゃ元々のターゲットが私でみんなはその巻き添えだったってこと? 『正確に言いますとぉ、ゲームを開封した時点で開催は確定していたんですねぇ。当然開封した時点ではゲームルールなんて知るわけないのでぇ、あまり彼を責めないであげて下さいねぇ。』 この進行役の人もグルだったの? 『更に言えばぁ、このゲームは愛する人と顔を合わせた時に近くに居た知り合いを巻き込んで発動するんですよぉ。ですのでぇ、好きな人が出来たら姿をくらますくらいしか防ぐ方法はないんですねぇ。』 なにそれ、グルって言うか全部この人のせいなんじゃない。 「じゃあ、さっき私の邪魔をしたのって……」 「ごめんね。こんな目に合わせておいてなんだけど、やっぱり僕はキミが好きなんだ。だから、君が身体を変えられて戸惑う姿をもっと見たかった。」 うぅ。人に告白されたのって初めてだったのに、全然喜べない。 「それと宣言しておくね。次の5回戦、アカリちゃんにクリアノルマ直前までカードを取って貰った上で勝ちたいと思っている。」 「何よそれ、どうせ勝つつもりならすぐに勝てばいいじゃない。」 「それじゃダメなんだ。僕は出来るだけアカリちゃんが変化していく姿を見ていた。だから出来るだけ多くのカードを取って欲しい。もしカードを取らずにいようとしても無駄だよ。だってルールで定められているだろう? 誰もカードを取らなかったら全員が同じ変化を受けることになるって。僕は自分の身体がどうなろうと構わない。君が取らない限りゲームは永遠に進まないんだ。」 これまで聞いたことのない位、饒舌に話すタケシ。これまでは隠してただけで、これが本当のタケシなのかな。 「直接姿を見れないのは残念だけど、アカリちゃんにはより多くの変化を味わってもらいたいんだ。だから次の勝負には絶対に勝って一人で6回戦をして貰うつもりでいる。」 「そんな……」 『はいはい。お話は終わりました? それでは5回戦を開始しますよぉ。ノルマは30枚ですので頑張ってくださいねぇ。それではぁ5回戦最初のカードは“喉が性感帯となる”ですねぇ。』 考え事をする間も無くカードが読まれる。タケシは取るつもりがないのかこっちを見ているだけだ。 これってつまり、食事をして何かを飲み込むと気持よくなっちゃうってことだよね? こんなの出来れば取りたくないけど…… 「……はい。」 諦めてカードを取る。このまま取らずにいても効果だけが発揮されちゃうんだから仕方がない。 『では早速効果を発揮させましょうねぇ。はいどうぞぉ。』 「えっ……んんっ!!」 何? 喉が、変。別に何も食べてないし、飲み込んでだって…… 『あらぁ、何か勘違いされてましたぁ? 喉が性感帯になるってことはぁ、息をしただけで気持よくなっちゃうってことなんですよぉ。でもぉ、良かったんじゃありません? だってさっきからずうっと身体が昂ったままだったんでしょう? これで思う存分イくことが出来るじゃありませんかぁ。』 「そんっ、なこと……んんっ!!」 両乳首への刺激で絶頂直前にまで昂らされてずうっとそのままだった身体が、最後の一押しをされてしまった。 ずっと我慢してきたせいか、これまで味わったことのないくらい深い絶頂。乳首も喉も気持ちいいままだし、全然収まらなくって……頭の中が……真っ白……に…… 唐突に絶頂から引き戻される感覚。快感はずっと続いている。普段だったらこれだけ気持ちよければイってしまっているハズ。それなのに、なんでイってないんだろう。 ううん。それどころじゃない。快感に流されてイこうと思ってもイけない? こんなに気持ちいいのに、なんでイけないの? こんなの、て逆に辛いよ。 『一応説明しておきましょうかねぇ。貴女が呆けている間に次のカードが読み上げられたんですよぉ。』 「は?」 当然だけど私は取ってない。なのに効果が発揮されているってことは、タケシも取らなかったってこと、だよね? 確かペナルティって誰も取らないと全員に効果が発揮されるのともう1つ、取ったカードの枚数が減るってのがあったハズ。 『気付きましたぁ? 残念ながらぁ、現在の取得カード枚数は0枚に戻ってますからねぇ。そして効果なんですがぁ、“絶頂するには他人の許可が必要になる”でしたぁ。』 他人の許可? って、待って。それじゃこれから先、イこうと思ったら誰かにイきたいって伝えて許可を貰わなくちゃイけなくなっちゃったってこと?