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克浦
克浦

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“形”だけを女の子っぽくされる少年の話 7

「はい、こんな感じで如何ですかねぇ。」  なんだよ、これ……上半身と下半身のバランスがまるで取れてない。狭められた肩幅は頭と大差ない程度しかない。それに対して下半身は異常なほどにボリュームを増されてしまっていて、一番太いお尻なんて肩幅の倍以上もありそうだ。  お尻のボリュームが増しているのは横幅だけじゃない。後ろにも大きく突き出していて、ちょっとしたものなら上に載せることが出来そうなほどだ。変形した骨を埋め込まれた時点で既に大きくなっていたのに“バランスを取られた”結果、これまで見たどんなグラビアアイドルよりもボリュームのある下半身になってしまっている。  更にバランスをとるためなのか、太ももまでが太くなっている。とは言っても太いのは膝の辺りまでで脛より下はは細いままだ。というか、脛より下はこれまでよりも細くなってるし、足だって一回り小さくなってしまっている。 「お気に召しませんかねぇ? こんなに可愛いのにぃ。」  気に入るわけがじゃないじゃないか。どう考えたってバランスがおかしいだろう。 「ん~~。そうですねぇ。確かにディフォルメしましたのでぇ、上半身の華奢さに比較して下半身のボリュームが大きい過ぎたかも知れませんねぇ。」  かも、じゃないだろう。 「ではこうしましょうかぁ。上半身と下半身が一緒に見えてしまうからバランスが悪く感じるんですね。それなら見えなくしちゃえばバランスは気にならなくなると思うんですよぉ。」  ……見えなくする? 隠すってことか? でも身体の一部を隠すだなんて、一体どうやって…… 「ええ、ええ。やっぱりですねぇ、折角女の子っぽい体型にしたのに今のままじゃちょっと物足りないと思っていたんですよねぇ。」  くっ。なんだ? 身体が、熱い? んっ。熱が偏って……上半身に集まってきてる? 「ですからぁ、おっぱいを大きくしちゃえば上半身が隠れてバランスもとれるんじゃないですねぇ?」  ……は!? ちょっと待てよ。胸を大きくする!?  つっ。熱が……胸に集まってる。それに、本当に大きくなってきてる!? 「当然覚えていると思いますけれどぉ、おっぱいにはタマタマを移動させてありましたよねぇ。今大きくなってるおっぱいはいわゆる女の子のおっぱいとは違いましてぇ、移動させたタマタマが大きくなっているんですねぇ。」  え……ちょっと待って。どういうこと!? 「分かりません? 女の子のおっぱいには脂肪や乳腺が詰まっていて妊娠して赤ちゃんを産めば母乳を出せたりしますよねぇ? でもこのおっぱいの中身はタマタマですのでぇ、母乳を作ったりする機能はないんですよぉ。」  母乳なんて出したくはないし、それはむしろありがたいくらいだけど……どうせそれだけじゃないんだろうな。 「そして当然感覚もタマタマのままですからねぇ。タマタマって軽く押したりしただけでも痛みを感じるくらい敏感な器官でしたよねぇ? ですのでぇ、いくら見た目がおっぱいになったからっておっぱいと同じように揉んだりしたら悶絶する羽目になりますから気を付けて下さいねぇ。」  うそ、だろ? 乳首付近がウズラの卵程度に膨らんでいただけだったのに、今ではピンポン玉からニワトリの卵、野球のボールを超える大きさへと目に見えて変化している。これが股間にあったときと同じレベルの敏感さなのか?  それにさっき、なんて言ってたっけ? 胸を大きくして下半身を見えなくする? 一体どれだけ大きくすればそんなことが出来るんだよ。  いや、そもそも胸って本当にそんな大きさにまで膨らむのか? どんな巨乳を売りにしたグラビアアイドルだって身体が隠れるほどの大きさなんてなかったんだぞ。 「心配しなくてもちゃあんと大きくなりますから大丈夫ですよぉ。もちろん重さもそれに見合った重さにもなっちゃいますけれどぉ、筋力も調整して耐えられるようにしてあげますねぇ。」  うぅ。おっぱいはバレーボールサイズを超え、それでも止まる気配を見せずに巨大化し続けている。既におっぱいというよりも肌色のボールが胸板に貼りついている様にしか見えない。  大きさに合わせて重さも増していて、おっぱいの付け根……って言えばいいのかな。ボールが貼りついている胸板が引っ張られて痛いくらいだ。ただこのボール自体にも感覚があるので頭が混乱してくる。  もしも今、身体を固められていなかったらつんのめって倒れてしまっていそうな程の重さになってしまっている。筋力を調整するって、これに耐えられるになってるってことなのか? 「う~ん。まだもうちょっと足りませんかねぇ。」  おっぱいは既にバスケットボール並みの大きさになってる。それなのにまだ納得をしていないみたいだ。 「そりゃそうですよぉ。ほら、鏡を見て下さい? まだウェストが見えていて、上半身が華奢だってのが分かっちゃいますよねぇ。」  鏡を見ればおっぱいは既にヘソ辺りにまで到達している。けれど確かにその両脇には細いウェストが見え隠れしてしまっている。 「ですのでぇ、あとちょっと。そうですねぇ、おっぱいの隙間からお股の割れ目が見えるくらいにしてみましょうか。」  巨大化し続けていたおっぱいは下端が太ももにかかるでようやく止まってくれた。言葉通りに上半身はすっかり隠されてしまっていて確かにウェストとお尻のアンバランスさは分からなくなっている。  と言ったって分からなくなったのはウェストとお尻のバランスだけだ。有り得ないほど巨大なおっぱいはは不自然の塊でしかないし、胸よりも上にあって隠されていない肩はそのまま見えている。頭と同じ程度しかない肩幅を見ればどうしたって華奢な上半身を想像してしまう。 「それじゃあちょっと横を向いてみましょうかぁ。あ、視線は鏡に向けたままでいいですよぉ。」  動くとそれに合わせておっぱいが揺れる。とは言っても何だか凄く不思議な揺れ方な気がする。体育の時間とかに見た揺れと違って……あ、いや。これはあくまで目に入ったってだけで見ようとしたわけじゃないんだけど。  ともあれ、体操服越しの女子の胸の揺れ方だともっと胸が変形しながら揺れてた気がする。でも今の俺の胸は、揺れても完全な球体を保ったままだ。それこそ膨らませた風船の吹き込み口を摘まんで揺らしている様な感じとでも言えばいいんだろうか。 「あらあらぁ、気づきましたぁ? ふふっ。そんな可愛い顔をしていてもちゃんと男の子だったんですねぇ。女の子のおっぱいの揺れ方をしっかりと観察していただなんて。」  んぐっ。違う。そうじゃなくて…… 「いいんですよぉ。言い訳しなくっても。それよりも今の感想は的を射ていますから安心してくださいねぇ。」  え……それってどういう意味? 「さっきも言った通りぃ、女性のおっぱいは本来なら脂肪や乳腺が詰まっていますよねぇ? でもアナタのおっぱいの中身はタマタマですよねぇ。タマタマだって揺れることもあるでしょうけれどぉ、その時に形が変わったりしますかぁ?」  そうか。おっぱいと違って柔らかくないんだ。柔らかい袋に硬いボールを入れて揺らしている感じ、ってことか。 「まあタマタマとは言いましてもぉ、暑くなったら垂れるなんてことはありませんからねぇ。おばあちゃんみたいな垂れたおっぱいになることはありませんから安心してくださいねぇ。それとぉ、形もよく見て下さいねぇ。」  形? 「あぁ、あまり生のおっぱいを見たことが無ければ気付かないかも知れませんねぇ。おっぱいの中身が硬いタマタマですからぁ、普通のおっぱいと比べてまん丸なおっぱいになってるんですよぉ。」  いや、確かに不自然なくらい丸いとは思っていたけど…… 「そうですねぇ。女性の場合はぁ、ブラジャーで形を整えればこうして前に突き出した丸い形にすることもできるんですけどねぇ。それでも裸になってしまえばぁ、重力に従って多少は垂れ下がるものなんですよぉ。でもぉ、このおっぱいは中身がしっかりとしてますからねぇ。ブラジャーをしていなくってもツン、と前に突き出したおっぱいの形を保っているってわけなんです。」  それって、つまり不自然な形だってことなんじゃないのか? 「そりゃそうですよぉ。このクラスの男子はほとんど違和感に気づいてなかったみたいですけどねぇ。ほとんどの女子はちゃあんと変なおっぱいだって思ってたみたいですよぉ。とは言えあくまで裸になった時に気付ける違和感ですからねぇ。服を着てしまえばブラジャーをしてると思われて違和感にも気づかれにくくなるんじゃないですかねぇ。あ、もちろん本当にブラジャーをして貰っても構いませんよぉ。重さを分散させて付け根の痛みも軽減できますしねぇ。」  俺が? ブラジャーを? いや、そんなのをするくらいなら多少痛かったり、不自然だって思われた方がよっぽどマシじゃないか。 「それではぁ、大きさはこんなとことでいいとしまして次は機能に関してですねぇ。」


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