NokiMo
夏目なつめ
夏目なつめ

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お囃子かしまし浴衣ロリ(本編)

「グッ、~~~~…………っ!!」  屈辱だった。ガキの足指に捕まるだなんて。親指と人差し指の間に生えた、6本目の足指にされるなんて。俺より太い足指たちと大きさ比べ、大の字で下敷きになれば下半身は全てふっくら母指球で潰されている。そして、指の関節に沿って腕を磔にされ、上半身はすっぽり足指様の巨体で挟み潰されるのだ。許されることと言えば、足の底から美脚を見上げることだけ。 「あ~あ♪ 捕まっちゃったね♪」  雪のクレバスから空を仰ぐような光景。だが、冷たいはずの純白の壁はロリ指股の隙間、目前には繊維の太い編み目。へこんだV字に広がる隙間からは、クソ生意気なロリ美人がニマニマとこちらを笑っている。唾でも吐いてやりたい。が、ぷにぷにの足指は、 “ぎっちいぃッ♡”と体ごと俺を揉み潰してしまった。 「どうする? 私に飼われてみる? 今なら可愛がってあげるよ~?」 「バカ、言う、な……っ!」 「ふーん?」  一度足を浮かすメスガキ。諦めたのかと思わせる素振りだが、それに騙される俺ではない。案の定、軽く足指を曲げると、 「じゃ、吹っ飛べ☆」  足指で、ピンっと跳ね飛ばしてしまった。車に衝突されるのは、こういう気分なのか。箱の隅に叩きつけられてうずくまりつつ、近寄ってくる足袋重機たちに恐れをなす成人男性。行き場を失くす俺に対しメスガキは余裕綽々、というより憐れむような笑顔でニマニマ笑っている。しゃがみ込みと、ふふんと幼い美貌に笑みを浮かべた。 「もう逃げられないね♪ おしまいだねぇ」  まったく、ひどい光景だった。  浴衣を着た少女の、ビルをも見下ろす威容。けれどあまりの大きさに視界には収まりきらず、ひたすら下半身だけを見せつけられている。裾の短い浴衣は膝で押されてめくり上がり、綺麗なロリ美脚が丸見え。丸っこい膝小僧とロリ特有のふっくらとした太ももの間で、水色の布地が覗いている。  しゃがみパンチラだった。意図的に、俺へ股間を晒しているのだ。 「ど? 少しは飼われてみる気になった? それともこの太ももで潰してあげよっか♪」  色白の肌は陶磁のごとく、それがむにぃっと横に広がりエイのように横に張り出している。無垢な乳白色を一撫ですれば、指の軌跡を残すむちむち太もも。肉感の強調されたパンチラが、50mスケールでそびえたつ。  煽情的でない、はずがない。  とはいえ、意図されたものとなればそれは侮蔑そのもの。歯軋りし睨め付けるも、パンツだけが俺に生意気な顔を向けるだけ。 「ま、ちょっと話聞きなって♪」  と、大きな手をこちらへ開く小悪魔。小さなおてての視界を埋め尽くす様が小人を怯えさせた。道具を掴むための肉体が自分を拾い上げる、こちらを支配しようと伸びてくる。だが、逃げることもできない。豆を追う大きな手はすぐさま追いつき、摘み上げてしまった。  強烈なGと揺動する視界、それが収まると、目前には一面のニコニコ笑顔だ。子供の、あどけなくも生意気な、メスガキ美人のご尊顔だった。 「こんの、クソガキが……っ」 「矮人種のくせにそんな顔するんだ? 何様~?」 「誰が矮人だっ! たまたま縮んだだけで……」  小人の叫びに、幼女は小首を傾げて見せる。 「ん、おじさん縮小病?」 「そ、そうだ! だから…………」  けれど、顔に浮かんだのは無論憐憫の情でもなければ、承服の表情でもなく。 「そっかぁ♡」  “いいこと聞いちゃった♪“と言わんばかりの、満面の笑顔を浮かべたのだ。 「うふふっ♪ おじさん、売られちゃったんだぁ? 縮んで女の子の手から逃げられなくなってるんだ♡ かわいそうだね♪ 子供にバカにされてかわいそー♡」 「黙れ黙れ、あと声を落とせ!!」 「そんなこと言っていいのかな? 私に買われたらどうするの? クソガキの所有物になるんだよ? 媚びとくべきじゃなーい?」 「なんだって?」 「いいことしてあげるよ? 虫には過ぎた幸せだと思うけど?」  軽く浴衣をはだけ、華奢な肩を覗かせる。大人になる直前にだけ許される、ほっそりとした線の細さ。流れるような鎖骨のラインを額縁に、膨らみ始めた起伏が主張している。ニンフェットの蠱惑。触れてはならない色気だった。  息を呑む。縮んでこの方、美にも色にも縁がない。そこに30倍巨人幼女の肉体をチラつかされて、魅了されない訳がなかった。もしそれを間近で見られたら。未成熟の肉体を圧倒的スケールで見せつけられたら。一瞬、妄想に思考が遊離する。  自尊心がなければ、胸元へ飛び込んでいたかもしれない。 「……断る」  苦々しく吐き捨てる俺に、けれど娘は驚くでもなく余裕の笑みを浮かべている。  ただ顔へ、手の大地を近づけるだけだ。 「ん♪」  こちらに近づく唇。ぴっちり閉じた薄ピンクが、ぷっくりと二つ身をせめぎ合わせ色っぽい。それが大きく開かれれば。 「んぁ……♡」  一転、グロテスクなまでの蠱惑で捕食器へと変わるのだ。食われる、餌にされる。頭が真っ白になった。  それをこそ、こいつは待っていたのかもしれない。  フッと笑うと、悪魔的天使の笑みを浮かべ。  淫靡な肉額縁をすぼめると、 「ふーっ♪」  俺へ、吐息を吹きかける。  突風だった。 「ばっか?!」 「あははっ☆ どうする? 落ちちゃうよ? 私の手から墜落しちゃうよ~?」  それから、唇で俺を押し倒すと。 「何か言うこと、あるんじゃない?」  大人びた声で、ぽそぽそと囁いた。 「ぐっ…………!」  呻きながらも、ここで無反応でいるわけにはいかない。 「…………」  黙って俺は、中指を突き立てた。  §  最悪だった。  買われたのだ。  買われ、袋に入れられ、すくわれた金魚のように幼女に連れ去られる。  屈辱に呻くのを、メスガキはニヨニヨ観察していた。テーブルに頬杖ついてかがみ込み、ティーカップに収まるサイズの胸元を覗かせている。地平線から映える幼女の上体、天空を覆うメスガキの顔と銀髪の滝。俺は机上で一匹の虫となり、袋詰めで断罪の時を待たされている。  連れ去られたのは、飲食スペースだった。  縁日も終わり間近、人もまばらになり人目もつかない。  列なすテーブルの一番すみ、いるのは危険な銀髪ロリ一人っきり。その前で小男が叫んでいることなど、知るものは誰もいない。 「出せっ、出せクソガキっ! 人権を何だと……っ」   ビニールの膜を叩きつつ、上から見下ろすニマニマ顔に腹が立って仕方ない。こんな仕打ちが他にあるか。今まで等閑視してきた概念を、ここに来て振りかざすのも無理はなかった。  対してマセガキは、指で軽く男を弾き飛ばしてしまうと。 「へえ? じゃあ、出してあげよっか♪」 「なんだって?」 「こうやって♪」  途端に揺らぐ地面。一転手を離されれば、袋はベンチへ落下する。俺がどんな目に遭ってるか、わかってやっているのだろう。遥か高みから、居丈高ににっこり笑顔だ。  そして、ベンチへ跨る。  というより、俺の上にしゃがみ込んだ。  しゃがみ幼尻を、俺へ見せつけたのだ。 「どーお? 女の子の浴衣の中だよ〜♪ あはっ♡ おパンツ見られて恥ずかしー♪」  悩ましい色白のローティーン太ももが、神殿となってそびえたつ。頭上には、デカデカと広がる水色のショーツ。生意気にも肉付きのいい桃尻は重量感をたたえ、威圧感さえ感じさせるほど。  挙句そのデカブツが、ゆっくりこちらへ降ってきた。 「なっ……?!」  しゃがみパンチラどころではない、尻を突き出した絶望的見せつけ。大きく跨ると、デカ尻でビニール風船に座り込もうとしている。肉付きのいい真ん丸デカ尻、筋肉の薄く肉の分厚いロリ巨尻が、肉感豊かに降る光景の迫力たるや。  そんな尻肉の下降を、ビニールの壁が押し留めれば。  “むにっ、ぎちぃ……っ♡“と尻肉溢れる、広がる。俺を求め膨大な面積を広げる尻の底が、頭上いっぱいに広がっていた。密着し面になった尻肉が、白い楕円をドームに広げる。同時に、急激に高まる気圧。いかん、鼓膜が破れる。触れられていないのに、巨人の体に苛まれる。  もう、だめかもしれない。  そう思った、矢先のこと。 「…………きた♪」  パンっと、ビニールが破裂音を響かせた。 「きゃっ☆」  気を失いかけた俺の視界に、パッと広がる浴衣の花火。自由落下を始めた生意気巨尻が、頭上にその白さを弾けさせた。ドームをも粉砕する尻。月面が支えを失い、自由落下をはじめて。  花火でも、近くで爆発したかのようだった。  尻肉の塊が、辺り一帯に叩き込まれたのだ。 「あはっ♡ ぶっ潰しちゃったぁ♪」  巨人幼女のヒップドロップ、肉のつきかけの27000倍巨尻が全てをぶっ潰す。死んだと思った。ロリのデカ尻に殺されたと思った。そして死ぬことも許されず、ぎっちりむっちりとロリ巨尻に押しつぶされるのだ。  メスガキの、尻の谷間に挟まれてしまった男。あの大質量を受け止めて、生きていられるはずがない。生かされたのだ。生意気娘の、尻の割れ目に。水色パンツの生々しい感触と、左右からむんにりせめぎあってくる生巨尻。日焼けしてないミルク色の肌が俺を挟み潰し、足裏どころではない加圧で俺をぶっ潰す。屈辱さえ忘れさせる荷重が、俺を悶えさせた。 「あーあ。おうち壊されちゃったねぇ? どうする? もう私から出られないよ~?」  そう言いながら、無力感を煽り“ぐりっ♡ ぐりぐりぃっ♡“とデカ尻を練り込むメスガキ。尻の分厚さがたっぷりたわんで、むにんむにんっと俺を磨り潰す。恐ろしくボリュームのある柔らかさが幼い柔らかさでダンスし、俺はその尻臼でグッチャグチャ。水色パンツの間に挟みこまれて、ガキの尻一つに命の蝋燭を揺らされる。白百合のように、甘ったるく華やかな色香。満ちるロリ瘴気に、股間が、やおら疼きだす。  そして、たぷんっと尻を上げると、煽るように振ってみせて。 「じゃあそろそろ、い・い・こ・と♪ してあげるね♪」  次の瞬間。  俺の前に、突如純白が降ってきた。 「うぎゃッ?!」  爆風に吹き飛ばされる俺。ぬるい大気をさらに生暖かく蒸らした香りが、俺の周囲を包み込む。視界には、ふんにりと丸みを帯びた布地と、周囲のミルクプリンのような壁と……。  見紛うはずもない。ショーツだ。目の前に、ロリ巨股を叩き込まれたのだ。 「あ、ごめーん♪ 潰し損ねちゃった♪ おじさん、女の子のお股に閉じ込められちゃったねぇ?」  目の前にばっくり開かれたロリ股間。もはや150度ほどにも開かれたそれはお股と太ももの山脈のよう。ミルクプリンのビルが二棟横倒し、目前に膨らむ水色は風邪を孕んだ帆に似てふっくら。いっちょ前にぶっとい肉付きをエロく輝かせて、既にむちむちとした女体を得つつあるのが腹立たしい。 「馬鹿野郎ッ! 出せ、出せって!」 「出たいなら出れば〜?」  ニマニマ笑いつつ、メスガキはお股を開いたまま。何メートルもある太ももは、公園の木くらいなら軽々超えてしまえる肉厚さだ。おまけに角質というものを知らない無垢な肌はすべすべで、とてもじゃないが登れそうにない。  だが、ただで屈服する訳にはいかなかった。 「もしかして諦めちゃった? そうだよね♪ おじさんみたいなゴミ虫に逃げられる訳ないよね♪ あんたは子供のお股にも負けちゃうって訳♪ 残念でしたー♪」  煽り文句に歯噛みし、肉の巨壁に近づく。だが、無駄だ。ほとんど真っ直ぐに開かれた太ももウォール。健康美あふれる肉壁がまるで城壁のよう。指一つ引っかからないなめらかな壁面を、登れるはずがない。  メスガキは、あはっと笑った。 「じゃ、本気出させてあげよっかな〜♪」  腿の間を覗き込み、点をクスクス笑いながら小瓶を取り出すと、 「おまけで付いてきた再縮小薬。新しい世界、見てみたくな~い?」  小悪魔が、悪魔的なことを言い放つ。  言葉が出なかった。 「再、縮小……?」 「そ♪ じゃ、頑張れ~♪」  ゲームは既に始まっていた。目の前に、ぴちょん、ぴちょんっと跳ねる劇薬。それが砕けると四方へ水滴を弾けさせる。当然逃げ場はなく、ガキのパンツ目掛け走り出すも背後から雫に押し倒されてしまった。  さらに、左右から飛んでくる肌色の壁。ボリューム感たっぷりのお肉が“どぷんッ!”とぶつかり合い、俺へ、5㎝小虫へ、執拗に薬剤を練り込んでいく。せめぎ合うもちもち美脚の中、弾け飛ぶ無数の悲鳴。快楽の奥で潰れていく男の声が、しぼんでいく。  そして、脚が開かれた時。  俺は、さっきの、更に10分の1。  1㎝を割り、さらに小さく。  6mmへと。  縮められていたのだ。  絶望だった。  蟻サイズ。  もう、メスガキの存在すら認識できない。 《ど? 生まれ変わった景色♪ おじさんには私のお股、どんなふうに見えてるのかな~♪》  抽象的な空間で、けれど10倍鋭敏になった感覚は絶対者の感情を如実に捉えていた。というより、天気のように、世界がコロコロと感情を変えていく。小鳥の軽やかさで“むにむにっ♡”と揺れる大自然。“じんわぁっ♡”と溢れ出すメスガキフェロモン。存在どころか世界ごと俺を買い上げたクソガキは、全宇宙を股間に収めてしまったかのようだった。 《くふふっ♪ わかる? おじさんは微生物になったんだよ♪ 微・生・物♡ そんな存在が、人間様のお股に勝てるわけないよね~♪》  同じようにあられもなく開かれたお股の絶壁。だがその高さはもはや並の街並み越しにさえそびえ立つ巨大さ。ビル群を前に並べてなお丸見えのおパンツ絶壁。繊維の一本一本が膨らんだ格子を並べる雌股が、俺の小ささを物語る。300倍のスケールは、超越的で、淫猥で。  はるか上空、雲と同じ高さに、女児用パンツにうってつけのリボンを見つけた時。  俺は、ロリおパンツを前にへたり込んだ。  豊かで生命力に溢れた女体の地形と、その中に落ちた一つの点。おそらく奴にはろくに見えてもいないだろう。上から見れば航空写真の中から人を見つけるようなもの。恐ろしいスケールで広がる綺麗なむちむち太ももと、見えない点、その対比が、メスガキの嗜虐心を刺激した。 《あはっ♡ どうする~? このまま帰っちゃおっか♪ そしたらおじさん、知らない人にぶっ潰されちゃうかもね? それとも吹き飛ばされて、虫に食べられちゃうかも? 私しか気づけない大きさになって、まだ生意気言うの~?》  クスクス笑いながら、立ち上がろうとする巨神。もはや是非もない。  ロリ股宇宙の最果て、面積9万倍の天体的パンツ。徐々に濃くなるフェロモンに脳をやられながら、俺はそこへ走り始める。いくら走っても景色が変わらない中、湾曲してた視界にむっちりお股が膨らんでいく。暑い。南国と化した世界にロリ神のフェロモンが満溢する。走り、臓腑の奥底まで吸ってしまう神の媚香が、不意に丸い壁となって現れて……。 《……あは♡》  メスガキのパンツにしがみつき、よじ登り始めたのだ。ガキの股の高さで命を脅かされながら、虫同然の扱いを受ける。本来だったら拳骨の一つや二つで黙らせていた唯の子供。いや、大人というだけで妙な真似はしなかったかもしれない立場の差。それが今、人間扱いすらされず下着で煽られ侮辱される。それを屈辱的とは思えない。ただただ、恍惚。  だが、それ以上に俺を苛んだのは、俺自身の反応だった。  直接吸う、華やかな香りと甘い体温。  ロリおパンツの、生芳香だった。  頭をくらぁっとさせながら、お股の下から、恥丘の方へ。蟻以下のサイズで、ロリの股間を這い上がる。反り立つ淫猥な丸み。スジの気配さえ感じさせるぴっちりショーツ様が、いつ俺を磨り潰すかもわからない。ほとんど無我夢中で女児下着の繊維に指を差し込み、一本一本、舐めるようによじ登った、  その時。 《じゃ、お腹減ったから行こっか~♪》  立ち上がったのだ。  メスガキ巨人が。俺を、股間にしがみつかせたまま。  声も出なかった。 「ふ、あ、ッ???!!」  こういう時は声が出ない物らしい。  股間宇宙が浮き始めれば、肉体のあった巨大な空間に吹き込む暴風。それに巻き上げられそうになるうち、俺はべったり股間に貼り付けられてしまう。全身で包み込まれるロリまんことパンツの熱気。そこへ何とかしがみつくと、足が滑ってプラプラと矮躯が揺らぎだす。両サイドでは、ぐぐぐっと巨太腿も形を変えていった。  股間から、ぶら下げられたのだ。  パンツからプラプラ垂れ下がる俺。ビルのような極太ふとももの間に一人、糸屑のようにへばりつくのだ。比較を絶した美脚が下へ下へと伸び、足元の一点へと収斂していく。遠すぎて点に等しいそこから、“むちむちむちっ♡“と膨らんで左右にお肉の巨壁がそびえ立つ。  そして、幼女が歩き始めれば。 「~~~~~っ!!!」  俺は、ロリのお股に張り付いたまま。必死に、おパンツ様へと抱き着き、アロマまみれにさせられる。他人の香りや服の匂いはただでさえ鮮明に感じられるというのに、今俺は小娘の下着の一部も同然。世界を強制的に発情させた芳香が今、俺を侵食し、力を奪っていく。  太ももの立てる爆風、むにんむにんっとたわむお股とショーツ性壁。ダメだ、落ちる、堕ちる……。  指が一本、また一本と滑り落ちた時。 《助けてほしい? じゃ、サービスしてあげるね♪》  メスガキが、キュッと。ショーツを引っ張り上げた。 「は……?」  動き出した下着。布の装甲がギチギチと軋みながらプニプニお股へ張り付く。もはやその形を隠そうともしない。そして表面に背筋のようなラインが浮かび上がり、左右が柔らかそうに盛り上がると。  “むんにぃっ♡“と、メスガキのスジが、俺へ抱きついた。  食い込みショーツで、ロリまんこにめり込まされてしまったのだ。 「何を、ぐ、~~~~~ッ!!!」 《じゃ、行こっか♪》  食い込みパンツを浴衣の中に隠しながら、歩き始める、爆風を起こし始める。ロリの食い込みの中、俺は動けない。屈辱さえ締め上げる強烈な痴肉に挟み潰され、クチビルからわんわん響く声に眩暈を催し。それに呻く間も与えず、襲ってきたのはお股の揉み込み攻撃。歩き出して振られた股間が左右にねじれ、交互に、強烈に、俺を揉みしだき始めた。  食い込みおパンツに閉じ込められ、ロリまんこに締め上げられるなんて。それでも落下から守ってくれる絶対的な包容力に、俺は安堵を禁じ得ない。なにより、清純淫靡な熱と香りが小人の肌に染み入り神経を直接犯していく。理性が、破壊される。  “むにんむにんっ♡“とたわみ揺れる柔らかお股。歩き回る浴衣少女の服の中の更に下、決して見てはならない場所に閉じ込められる。傍目から見れば簡単に見失ってしまいそうな小さな娘が、俺には一つの世界にさえ思えた。  何分、俺はクチビルに揉み潰されたのか。  エッチな布地に包まれて、全身をしごきあげられるのは倒錯の一言。この奥に淫猥な穴蔵が広がっているのだと思うと、食べられたくないという本能が恐怖を掻き立てた。それでも体はロリ性フェロモンに侵されていく。興奮が暴れ続ける。股間が蒸れおパンツに食い込み始める。  徐々に麻痺していく屈辱に、興奮するなと喚かれながら。  おかしくなる。  食い込みに、屈服させられる……。  ──クソガキは、いつも気まぐれだ。 《これ食べる~?》  突如食い込みが緩められると、ブラブラと垂れ下がる俺の体。下から甘い香りが立ち上り、ふと見やれば眼下には赤い天体が広がっている。赤銅色の、火星かと思うような球体は、けれどぬらぬらと妖艶な光をみなぎらせて美しい。  そこへ、吸いこまれるようにおちていき。 「ぐあっ?! ──こ、これは……?」  俺をからめとった星の表面は、べたべただった。火星のような地表面に貼り付けられ、一瞬自分が大陸サイズになった感覚さえ覚える。それも、地平線から昇る満月のような瞳に打ち砕かれた。 《じゃ、はいチーズ☆》  閃光。目を焼かれ、その奥から銀髪ロリの上半身が現れた。いや、写真だ。スマホで撮った写真を、見せつけるらしい。そこには、生意気さと愛らしさの共存したメスガキと、リンゴ飴。……リンゴ飴?  確認する必要もなかった。 《じゃ、食べちゃうね~♪》  既に目の前は、ぷっくりとした薄ピンク色でいっぱいで。  俺ごと、お菓子にかぶりつこうとしているのだ。 「嘘だろ? 嘘だ嘘嘘、やめっ────!!」  さっき俺を吹き飛ばそうとした蠱惑な肉額縁も、300倍ともなればどこまでも続く大自然だった。表面に走る繊細なシワが地平線の先まで続き、上空にもう一つのぷにぷに桃色。  それが、“ぐぱぁ……♡”と開かれる。並んだ小さな歯が、こちらへ近づき、上から降り注いで……。  ガリッと、表面の飴に、めり込んだ。  大陸が、割り砕かれたのだ。  「わああああ゛ッ!!?」  凡庸な叫びの背後で、世紀末的な音が鳴り響く。飴の大陸が破砕される、天体の絶叫だった。体熱で溶かす歯のギロチンと染み出す消化液の海、女神のお口に地殻ごときが絶えられるわけがない。割れ、跳ね上がる大地が俺を襲った。  割れた氷山の上にいるようだった。プレートからプレートへ、必死に駆け跳ぶ俺。後ろからは、壊滅な音を立て硬いものの砕ける音が響き、シャクシャクッと水気を帯びた掘削音へと変わっていく。美味しそうに“はぁっ♡”とリンゴ色の吐息が漏れれば身を吹き飛ばし地表も溶解した。そしてマグマと化して、俺を張り付ける。 《ん~♡ 美味しいねおじさん♪ 女の子の食べかけなんて、お金払ってももらえないよ? 味わって食べてよね♪》  冗談じゃない。今や俺が捕食対象なのに。リンゴ飴に張り付けられ、徐々に徐々にお口で追い詰められる。もう俺には怪物的な肉の門しか目に入らない。ぷっくり膨らむ桃色の門が砂糖に濡れてぬらぬら煌めき、蠱惑的に動いて襲ってくるのだ。  それになんと言ったって、その奥、仄暗い闇から伸びるバケモノ。常緑樹の葉に似た造形がねっとりピンクの粘膜を輝かせ、巨体をもたげ伸びてくる。すぐ至近距離まで這い寄り、“れろぉ……♡“と蠢くモンスター。そり返り舌裏まで見せつけたそれが穴ぐらへと戻ると、再びびっしり生えた舌乳頭を見せやってくる。押し寄せる淫靡なロリ舌ウォールが、小ダニへ襲い掛かった。  恐怖だった。 「やめろ……、やめろ、やめろやめろやめてくれッ!!!」  捕食の恐怖なんて人間に生まれて怯えることなどまずあり得ない。熊に襲われる時だって、まずは怪我と捕獲の心配だろう。それが今、丸呑みされる恐怖に怯えている。おやつを食べる子供の口に泣き叫んでいる。小人であるとはこういうこと。一般人に食べられることにすら、怯えなければいけないのだ。  逃走するだけしか道はなかった。だが、べったり貼り付けられた体はお菓子と一体。小虫は巨大娘の食べ物そのもの、いや、それに付属されたトッピング以下だ。蜜に巻き込まれかじり跡のクレーターに落ちれば、いよいよ逃げ場はない。  間髪入れず、世界が真っ暗になる。  巨獣が、襲いかかったのだ。 《んぁ……♡》  全身へ殺到する無数の舌乳頭。それが一斉に襲い掛かれば俺はベタベタの粘液地獄に包まれた。そのまま“れろぉ……ッ♡“と地表を擦り上げられ、舌先が離れれば俺もまた舌乳頭にしがみつかれ、引っ張り上げられる。糸を引きながら、俺は肉の森へ掬い上げられるばかり。 「あ、あ、あ゛、……~~~~    !!!」  火傷するように熱い舌が俺を表面に先端に貼り付ける。そのままぬらぁっと反り上がるともう俺は降りられない。舌乳頭を握りしめ、舌の谷間に収まるだけ。垂れ落ちてくる唾液が雪崩のように襲い掛かり、体内へ俺を取り込もうと降り注ぐ。一瞬引っ込められれば唾液腺から渾々と蜜は湧き上がり、口蓋から蜜柱も伸びてきた。  そして再び、肉が強張り、突き出され。  再び飴の表面に押し付け、粘膜女体でぐりぐりぃっと練りつけられるのだ。脱出の希望は圧倒的舌圧と重量に打ち砕かれた。唾液と熱で溶けた砂糖が舌ごと俺をコーティングし、もう動くことすら出来ない。  そして、肉洞窟に連れ去られると。  口内レイプが、俺を襲った。  凌辱だった。 《ん、ん~~♡ ゆっくり溶かしてあげるね? 私の養分にしてあげる♪ その前に、磨り潰されちゃうかもしれないけど♪》  舌を大きく蠢かせ、執拗に執拗に果肉を転がすメスガキ女神。種より小さな粒は、舌乳頭に紛れ荒波に揉まれるばかりだ。2700万倍のスケールとなったロリ口内は、俺には宇宙も同然。淫肉の上を滑り転がり“ぎゅ〜〜ッ♡“と挟み潰され、舌の背筋を滑り落ちたり舌乳頭の中へ消えていったり、或いは舌の大陸から落ちて歯肉と舌裏の渓谷を彷徨い唾液の海に沈んだ。歯の間に挟まれそうになり、美しいそのエナメル質に貼り付けられ、舌肉で“ぐちぐちぐちゅッ♡“とレイプされ。  それでも少しずつ、少しずつ外へと出ようとするのだ。  美少女の、歯の間をすり抜ける日が来るなんて。  三角の谷間から溢れ出す蜜液に押し流され、唇の裏へと叩きつけられる俺。引いていく波に引きずられながらも這い上るのは、死力を賭した逃走だった。  唇をこじ開け、なんとか半身を乗り出す。ガキの口内から見渡す景色は、こいつの視界とほぼ同じ。飴を持つ手と地の底へ続く色白太もも、縁日の景色は遠く霞んで、メスガキの吐息がむんわり世界を吹き上げ、熱で大気を歪めていた。  ぷにぷにの唇を必死におさえ、身を押し出そうとする小虫。エロい肉感が“ぷにぃっ♡“とたわみ、極上の肉質で俺を包み込む。喘ぎそうになるような柔らかさだった。全身を擦り付けたくなるぷんにり大地を這い回り、広大なピンクの土手を彷徨うばかり。気持ちいい柔らかさがどこまでも続く光景に脳が暴れる。股間がどうしようもなくいきり立つ。  喘ぎ、突っ伏し、匍匐前進を続け。  ちゅるんっと吸い込まれてしまうのだ。 「ひいいぃっ!!!?」  口内で響き渡る生々しい水音と轟音。その間に時折顔を覗かせる男の悲鳴は、内部からマセガキの耳に届いたろう。体内から声の響く経験がメスガキの心をくすぐった。そして、さらに激しく肉のうねりで俺を押し流すのだ。  全身を這い回る、無数のツブツブ。ローションがヌメリよく肌も陰部も撫でこすり、幾つもの快楽が弾け飛ぶ。これは子供の口内だと思っても無駄だった。もはや上位の存在となったメスガキに、絶対的な快楽を注ぎ込まれる。  ロリの口内から、凄まじいまでの小虫の絶叫が弾け飛ぶ。無数のハートの火花が飛ぶ光景を、メスガキ女神はクスクス笑い蠢き犯す。歩いているのか座っているのかすら分からない。口内淫猥地獄に落とされ、舌肉とセックスさせられるばかり。輪姦する舌乳頭様にキスしては絡みつかれ、穴という穴に粒々と媚薬を注ぎ込まれた。  1秒が久遠にすら感じる300倍2700万スケールの口内凌辱。時が経てば自己意識すら消化液へと溶け出していく。  それでも小悪魔美少女は、凶悪舌戯をやめなかった。  §  触手洞窟に凌辱された、ヒロインかのようだった。  もはや声も出せずにひたすら身を痙攣させ、広大な舌肉に犯され尽くす俺。失神しているのか、生きているのか。屈辱が心を締め上げつつも、快感と絶望の飴と鞭が脳を埋め尽くす。  結局、舌先を“んべっ♡“と可愛らしく突き出したのは、もう20分は経った後だった。 《じゃ、そろそろ出してあげよ~かな~♪》  下駄の上に、“れろぉ……♡“と俺を垂れ落とす生意気ロリ。点が唾液の気泡に張り付けられ、なおビクビクと跳ねていた。大人なのに性感を刺激されまくり、口なんかでレイプされ尽くした、粒男の姿だ。それが、漆塗りの下駄へと張り付けられている。  それを足元に降ろすと。  するんっと足袋を脱いでしまう。 《ん♪》  もう、言葉さえかけなかった。  下駄を降ろし、大きく足を掲げる。履こうと言うのか。俺ごと。  だが、俺を踏み潰すわけではなかった。  指股をするりと鼻緒に差し込むと、踵を上げて足裏の天井を作る。つま先立ちのような状態だった。そして、下駄と足裏の間に、俺を立たせ……。  壮絶なまでの、足裏の光景を見せつけた。 《じゃ、好きなタイミングでやってごら~ん♪》  俺の上空へ、足裏の壁をそびえたたせるメスガキ巨人。  ツンと張った土踏まずがたおやかなラインを見せつけ、何かを待っている。  言われずともわかった。  抜けと。  足裏で見抜きしろと。  最上級の屈辱を、俺に命じているのだ。 《くふっ♡ ねえねえ、どんな光景? 私の足裏、綺麗でしょ? おじさんに見せるにはちょっともったいないかな~♡》  クスクス笑いに胸を掻きむしられながらも、それが煽情的でないと言われれば嘘になる。いや、それどころじゃない。スケールも相まってポルノそのもの。美しい。恍惚とするほどの凄艶。まるで芸術だ。  豊臀のように下駄にべったり腰を据える母指球。そこから子供らしい丸く甘い輪郭が伸び、土踏まずが背筋と同じ曲線を描いている。足袋でしっとり蒸れた表面は、わずかな湿度で甘い天井を形作っていた。  隣の大陸では、足袋を履いた美しいおみ足もいて。白い山脈の稜線が、足指の浮き出た雪原の白さが、女性用履物の上に艶姿を横たえている。  自然に、股間に手が伸びていた。  上空へ伸びる美脚の底で、浴衣の下で。  下駄に乗せられ、足裏と下駄の間に跪き。  足なんかに、ガキの足裏なんかに、屈服の自慰をささげてしまう。今なお全身に染み込むロリおパンツのフェロモンと唾液のローションが、媚薬となって感度を高めた。  そして、惨めな放物線が、崇高な足裏目掛け、けれど遥か手前で、無力な着地を終えた時。  おみ足様が、一気に。  俺を押し潰した。   《あはっ♡ おっそ~い☆》  “ぐりぐりぐりぃっ♡”と、繊細な指紋で満ちた肌色を練り込むメスガキ。指紋の間に挟みこまれた俺は、もはやロリあんよに張り付いたゴミだった。それを幼女神は甘く官能的な動作で踏みしめる。  そして、そのまま歩き始めれば。 《じゃ、そこで頑張ってな~♪》  下駄から浮いた足が着地とともにべったり張りつき、浮いては再び俺をぶっ潰す。そして生肌が剥がれる音と共に、全貌を現す下駄の大陸。足裏の形に蒸れの白い輪郭を見せたそこへ、一気に急降下する。  そんな一歩一歩が、汗で、柔らかさで、惨めさで、俺を追い込んだ。  散々犯された。足裏で。踏まれただけなのに。  下駄に刻印されたロリ足裏の足跡の真ん中、走っても走っても続くような広大な領域に一人貼り付けられ、敗北射精に堕ちるゴミ粒。俺は自ら、その足を舐めていた。歩く足袋“ぎっ……ぎちぃ……♡”とズレていく矮躯が、踵から土踏まずの国境へ、母指球へ、足指へと放浪していく。指紋を乗り越えるたび、指紋の間を滑るたび、射精直後のペニスが0.01㎜の敗北を繰り返した。だのに、超越幼女のフェロモンは快感を湧き上がらせ、ぺたぺたと歩く一瞬ごとに俺を悶えさせる。  それでも小悪魔幼女は、縁日の端から端を、何百キロもの行程を、歩き続けた。  ⁂  幼女が、不意に足を止めた。  喧騒も徐々に収まり、そろそろ出店もたたみ始める。  そんな縁日の端で、下駄から足を抜くと、 《おじさん、生きてる〜?》  足を上げ背中越しに、足裏を見やるのだ。形のいいロリ足裏。滑らかな起伏に塵埃のうっすら張り付く中、極小の一粒が蠢いている。  もはや、足裏全てを舐め回させれた気分だった。ふんにりとした大陸に押しつぶされ、指紋に挟まり、足指にのしかかられ、今は母指球の膨らみに張り付いている。その中で絶え間ない絶頂に襲われ、意識は朦朧、体は敏感、絶対者のロリフェロモンに全てを乗っ取られていた。 《おじさん、そろそろ限界でしょ~? じゃ、いい所いこっか♪》  幼女が草むらに入っていく。人気のない境内の隅へと進んでいく。  そして茂みの中に場所を見つけると。  いきなり、地面へ俺を弾き飛ばした。 「……うげっ?!」  5㎜男が土くれの中に跳ね飛ばされる。ロリ体熱に蒸し上げられ潤んだ視界の中で、崇高な塔が二つ揺れていた。楽園を奪われ呆然としつつ、何が起こったのかわからない。  その塔が、やがて動き始めた。 《楽しいことしてあげる♪》  指を、ショーツに引っかけると。  そのまま、膝下までおろしてしまう。  再びしゃがみこめば、俺は生お股に見下ろされる構図だ。  イヤな、予感がした。  和式便所に跨るのと同じ体勢。浴衣美少女の前に便器はなく、俺が一匹横たわるだけだ。 《ふふっ……♪ 天国、連れてってあげるね♡》  300倍の巨人が、500mの肉体が、下半身で俺を睥睨していた。大気圏外から地表に跨る神のようだ。それが、無垢な恥部に指を沿わせ、くぱぁっと広げて見せた。  生々しい潤んだ赤色、その中から、何かが現れようとしている。  むわっと、世界の湿度が増した。ひくっと、ぷにまんが蠢いた。  一刻の猶予もなかった。 《……んっ♡》  刹那ほとばしり出たのは、金色の、雫。  それが一滴、大地を爆砕すると。  ぽた、ボタボタッとそれに連なる質量爆弾。みるみる大きさを増していく水球は一瞬でクレーターを穿ち湯気を弾けさせると、続く雫、雫、雫。すぐに連なり始めたそれは一気に押し寄せてきて。  聖水のダムが、全止水弁を解き放ったのだ。  2700万倍の、大放尿だった。 《あはっ♡ 出ちゃった♡》  爆風と共にむわあぁっと猛烈な熱波を駆け巡らせるロリ聖水、爆轟と共に吹き飛ばされた小虫を圧倒的なスピードでぶっとい水柱が押し寄せる。もはや地に突き刺さる金色の巨棟。ナイアガラの滝を超えるメスガキ放尿が金の放物線で大地を一閃しこちらへまっすぐ飛んでくるのだ。風が巻き起こる。熱波が身を貫き轟音が耳を突いた。そこへ幼女の聖水が襲ってくれば後は感覚できるものなど何もない。  全身が、爆砕された。 《…………♡》  コバエより小さな身に突き刺さる、金色の水塔。  ドボボボボボッと何千トンものもの水量が、一帯ごと俺を叩き潰す。首都圏の人口の総体重ほどもある巨大ロリが、たった1人へぶちまける聖水の大瀑布。それに身を貫かれ、金色の中に意識が蒸発した。  轟音の中、思い知る。  もう、人間ではない。  人間ではなかった。  こうなる趨勢の中で、この終極へ至る存在が、どうして彼女と同じ存在なのか。  立場が自分の器を超えたとき人は傲慢になる。生まれこの方の身の振り方が全てを表していたんじゃないか。  そこへぶっかけられる、直径何十メートルもの金色の柱。轟音、香ばしく清純な芳香と濛々と湧き立つ湯気。  小人に、微生物に、本来の幸福を与える洗礼の嵐だ。余計な自意識もプライドも恐怖も流し去る、精神の煮沸消毒だった。  1秒が久遠に思える聖水責めが、何秒も、何十秒も続くマゾ快楽。子供のおしっこに殺される、それは微生物に許された最大限の光栄。  それが、ゆっくり身を引いていく。後ろ姿を見せ、去っていく。  ちょろちょろと尻すぼみになっていく音。最後に一滴、ぴちょんっと雫を落とすと。 《……あはっ♡ おじさん、幸せになっちゃったね♡》  放尿幼女は、明るく笑みかけた。  辛うじて生き残った男は、痙攣を繰り返し泡と共に水面に浮いている。地面にできた聖水溜まりに揺蕩い、ぱちんと水泡が弾ければ跳ね飛ばされた。濛々と湯気立つ大海に浮かび、けれど、それもゆっくり土へと染み入ると微生物だけを後に残す。  ビクビクと痙攣した虫の、恍惚とした表情を彼女は知らない。  ただ立ち上がり、クスクス笑うと、 《どうする? このまま虫になっちゃう? 足で踏み潰してあげよっか? もし私に飼われたいなら……》  するりと、もう片足の足袋を脱ぐ。純白を世闇に輝かせ、唯一美しい履物を指先につまむと、俺の上へ放り投げた。  パサッと落下する一面の絹海。そこから這い出せば、目前には足袋の洞窟が広がっていた。ほかほかと甘い体熱を漏らすお召し物が、こちらに口を開いている。  是非もない。  俺は、砕けた身を引きずりながら。  その中へと、消えていった。  


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