NokiMo
夏目なつめ
夏目なつめ

fanbox


大きなアリス、小さなアリス2

 一瞬、少女の独特の柔らかさに触れた喜びは、すぐさま強烈な重圧に変わった。 「ぐっ、ふ、っ、~~~~!」  少女のあでやかな黒ストおみ足、その金属光沢と肉感をまとったデカ物が、私を踏みしめる。本来地面を踏みしめているべき存在、それと地面の間に挟まれたら、後は踏み潰されるに決まっている。潰される。踏み殺される。  死んじゃう、死んじゃう死んじゃう死んじゃう……!  当然のパニックだった。  『どうですか? この甘ぁい踏み心地が、一気に降ってきたら……。先輩はぁ、潰れちゃうんです♡ グチャッて潰れちゃうんですよぉ♡ 私の足裏にこびりついて、無惨に死んじゃうんです♡ イヤですよね? 死にたくないですよね? 無意識にぶっ潰されて、泣きながらミンチにされたくないですよね? それよりこうしてスリスリ優しくされたい、そうでしょう? 違う? 試してみます? ほら、グリグリっ♪ 潰れちゃうね♪ 怖いね♪ 泣いてる、震えてる、その絶望と隣り合わせはイヤですよね♡ だからぁ……♡ 先輩は虫かごがお似合いなんです♪』  もう、優莉はギチギチに私を踏みつぶしていた。私は足指の間に挟まれて、指股に張ったタイツでパックされるだけ。それから、する……っと足先で私を撫でると一転、優しく全身を愛撫し始める。  足で。  怪物的に巨大な、500㎝のおみ足で。 『あはっ♡ 弱ってる先輩、可愛いすぎですよぉ♪ そんなに私の足が怖かったですか? この足、今にも先輩を潰せちゃうんです♪ この足、ギュッてしたら先輩はおしまいなんです♪ イヤですよね? 私に守ってほしいですよね? 怖ぁい私の足から、私に守ってもらいたいですよね? だから虫かごに入るしかないんです♪ ……あ、もしかして先輩、少し嬉しくなっちゃってます?』  酷い。こんなのってない。けれど、綺麗な女性の足は私を撫で、屈辱で私をなぶっていた。強大な存在の繊細な気遣いは、無条件で私にその愛着を感じさせる。大きすぎるそれに優しくされ、足などという性器で私を愛している。それが、何かを捻じ曲げていった。 『可愛い……♡ 可愛すぎますよせんぱぁい♪ これ、好きなんですか? もがいて、私の足にしがみついてるんですか? 自分が何してるかわかってます? 踏まれてるんですよ? 靴の中敷きみたいに足裏擦り付けられてるんですよ? 女の子の脚に先輩、気持ちよくなっちゃうんですね♪ かぁわいっ♡』  もう何が何だかわからない。ふんにりと艶めかしい足裏が、タイツの被膜をまとって私を揉みくちゃにする。硬い床と甘く柔らかな足裏。どちらが気持ちいいなんかなんて一目瞭然。床から逃げるように、私は後輩のおみ足へと誘い込まれる。  そして、甘イキしかけた時。  突き抜けた感覚に、私の尊厳は、一気にぐらついてしまった。 『いいですよ~? また今度、たぁっぷりそこでヨシヨシしてあげますっ♡ でも今は私も忙しいので、あ・と・で♪ ね? だから、私が戻ってくるまでの間……』  自分の足裏で凌辱した先輩にしゃがみ込み、クスクス私を笑う後輩。膝をむちむち美脚がせめぎ合い、むんにり広がって肉感で私の視界を犯す。そして、ゴミでも拾うように私を摘み上げ。 『ここで過ごしましょうね♪ 大丈夫、普段は私と一緒ですよ♪』  先輩を虫かごの中に閉じ込める女神様。私は逆らえない。ただ、切り取られた空間に安堵するだけ。  でも、次の瞬間降ってきたのは、黒くエッチな薄布で。 『そうですね、これで遊んでてください♪』  狭い虫かごに、脱ぎたて蒸れタイツをぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうのだ。しっとりすべすべの悩ましい下着。むちむち女子の400倍の下半身を包み込んでいたぴっちりストッキングが、私の上に地層のように覆いかぶさる。そして、ゆるふわ女神の媚香で蓋をしてしまった。  ダメ。私、これ、耐えられない。  朦朧と溶けていく私の耳に聞こえてきたのは、 『わかりました? これが先輩の幸せですよぉ♪』  どうしようもなく甘い、ゆるふわ娘の宣告だった。 §  数時間後。  再び現れた優莉は、箱の中で震えている小人に気付いた。 『ど、どうしたんですか!!?』  優莉が慌てて駆け寄り、私ごと虫かごを持ち上げる。対する小女子は、その影におびえるだけだ。 『病気ですか!? やっぱり怪我でも!?』  蒼白となって私に語り掛ける、巨大な熱源。透明な壁越しにその膨大な存在を見上げながら、私は震える声で、 「むい……」 『へ?』 「さ、寒いの……」  弱々しく、そう言ったのだった。  ……考えて見れば当たり前の話だった。このサイズに縮めば、体積と発熱量は1/8000なのに体面積は1/400、熱量に対して表面積が大きすぎて、どんどん肌から熱が発散されていく。お腹が減っているのも同じこと。自分がこの上なく脆弱な存在になったことを、突き付けられた気分だった。 『と、とにかく温めないと……!』  大きな手が差し伸ばされる。反射的にビクッと震えてしまう私。でも、その肌から発散される、眩しいほどの体熱に触れると、どうしようもなくすがりついてしまう。  瞬間、全身を包んだ蕩けるような温かさと言ったら。 『ああ、こんなに冷えてしまって……』  優しく全身を包み込む、優莉の手の柔らかさ。最初はあれほど怖かった巨大さが、かえって頼もしく気持ちいい。震えも体温で溶け出すように収まっていって、私は女神のようなその包容力に、涙さえ滲んでしまいそうだった。 「あ、ありがとう……」  “小動物みたいに扱われたくない”と、あれほど頑迷に思っていたのに。この母性的な包容力は、絶対だった。ぽかぽかと春の日差しみたいに優しくて、胎内にいるように落ち着いてしまうこの柔らかさ。ダメだとはわかっているのに、弱っていて、気を強く持てない。優莉の女性的な柔らかさに包まれたい。もっともっと優しく取り込まれたい。そう思ってしまうほどだった。 『ごめんなさい、私、全然気づかなくて……』 「いいの、私も、気付かなかったし……」  分かってる。この、どこか抜けているゆるふわ少女に、私は振り回されている。あんなに恐怖を植え付けられて、今はその間抜けさに絆されて。 『すみません、ずっと握っている訳にもいかないので、その、別の場所でも良いですか?』 「そうね、ごめん、私気づかなかった」  いいんです、と言いながら、しばらく逡巡する優莉。  どうしたの、と喉元まで出かかって、気づく。  人肌程度の暖かさで、包み込める場所。そんなの、手を除けば数えるほどしかない。 「……いいの、私、どこでもいいから、貴女が良ければ、その、どんなところでも……」 『は、はい……』  そう言って降ろされたのは、スカートの上。二本の太ももに張り付くように弧を描く、短いスカートの谷間だった。 『じゃあ、しばらくそこで温まっててくださいね? 私の太ももに包まれちゃってください♪』  短いスカートの上、私は大きく湾曲したU字谷の中に埋もれてしまう。すぐそこには、タイツを脱いでむっちりとした生太もも。  これ、もしかして、ダメなんじゃ。  一抹の不安は、既に極太の美少女太ももとなって私を包み込んでいた。藻掻こうにも既に私は膨大な肉感の海の中。 『じゃあ、私少し宿題が残ってるので……』  おまけに、軽く優莉が座り直した時。  傾斜になったスカートを、私は転げ落ちて。  むちむち娘の、スカートの中。  エッチすぎる生ももの間に、閉ざされてしまったのだ。  布越しでさえおかしくなりそうだった後輩のお肉。それに直接包まれて、タダで済むはずがない。 「ゆ、優莉!! 出して、あ、脚の間にいるの! 出して、出してぇ!!」  スカートの影から出て、なんとか後輩に気づいてもらおうとする。けれど、女神の爆乳が謁見を許してくれない。私より低身長なはずの女の子に胸で見下ろされる、それが、無力感を煽った。  加えて、わずかな外気が肌に触れると。  急激に、体温は低下してしまう。20倍の冷えやすさ。もともと冷え性気味の私には、それだけで辛いものがあった。  目の前には、むっちりおにぎり型に潰れた女の子の太もも。肉感の強調された光景は、生々しいくらいに魅惑的だった。でも、その淫猥な空間に戻らなきゃいけない。私は、この太ももの間に、自ら戻らなきゃいけないのだ。  悲壮な思いで、むわぁっと甘い女神の体温へと足を踏み入れる私。その途端、頭のネジが一斉に緩み始める。体がふわふわと酔い始め、美酒のアロマに犯され始める。  そして、たった一人、気付かれもせず少女の乳白色へと我が身を閉じ込め。  私は、ぺたんと座り込んだ。  私、もう優莉の体に包まれていないと生きていけないんだ。この柔らかくて暖かくて、良い香りのする体に。それが嫌なら、虫かごの中で爬虫類のようにヒーターに温められているしかない。小さくなるって、そういうことだ。そして私は、優莉の好意にすがるしかない。  優莉の体へ沈み込んでいくごとに、屈辱と事実が溢れかえってくる。  けれど同時に、私を生かす存在は、官能的で。  何で、どうして同性の太ももがこんなに性的に見えるんだろう。この香りが、こうまで頭を蕩かせるのだろう。おかしくなる。“むわあぁっ♡”とむせ返る少女の香り、服の中に立ち込める女体の香り。もう柔肌のことしか考えられない。このマシュマロのようなお肉に触れたら、どんなに気持ちいいことか。全身を包み込んでしまえる太ももの感触なんて、知る由もない。好奇心が興奮を掻き立てる。  触りたい。  触れたい。  その思いは強烈すぎた。  何mもある、むっちりぶっとい生太もも。そこに手をつき、撫で、頬を擦り付けたとき。 「……あっ♡ ちがっ、なんで、こんな、声ぇ……!」  もう、ダメ、おしまい。  私は、涙目で喘ぎながら、年下の少女の肌に堕ちていった。  全身で張り付くと、きめ細やかな肌が全身に吸い付いてくる。しっとり蒸れた肌はお餅のよう。乳白色の色白太ももは、キスしたいくらいに柔らかい。全身で沈み込めば、“むっちいぃ……っ♡”と想像以上の柔らかさで私を受け止めていった。  おまけに、肌から直接感じる、美少女の香り。  小人には濃密すぎる、上位種娘の、女性フェロモン。  それが肌に染みついて、頭がぽぉっとしてくる。熱っぽく滲んで、何かが潤んでいく。おかしい。おかしいおかしい、なんでこんなに気持ちいいのと思っても無駄。私は、太ももの媚肌へ体を擦り付け、巡礼者のようにそのエッチな場所へと滑り行ってしまった。 『……?』  くすぐったいのか、無意識にすりすりと太もも同士を擦り付ける20倍娘。ボリューム8000倍のお肉が、無意識に私を包み込む。椅子にどっぷり鎮座してはみ出たお肉で、虫をプレスしてしまうのだ。それも、生で、直接。  そのまま揉み潰されれば、私は太ももの中、壊れたように喘ぐだけ。  そして、気づけば。  目の前には、黒いショーツの絶景。ふにふにの、聖域の壁が広がっていて。  私は、太ももとショーツの三角痴帯。少女の、もっともエッチな場所で、ギチギチに挟み潰されてしまっていた。  耐えられなかった。  直接嗅がされる、優莉のオトナなお股。色っぽいショーツに包まれた、巨大すぎる恥部。そんなゆるふわ娘の性兵器に、気高い小娘は無意識に陥落させられたのだ。 「ひゃ、さ、触っちゃ、ダメ、なの、にいぃ……ッ♡」  触れていた。自分のお股に。後輩のお股に包まれて。乳白色のむちむち太ももと、セクシーな黒ショーツ、ふんにりと性的な弾力、その全てに溺れながら私は、屈辱の虫オナニーをさせられてしまう。 「イヤっ、こんなの、私じゃ、ない、違う、違う、からぁ♡♡♡」  自慰なんて、何時ぶりかも覚えてない。でも、私は止められなかった。  女の子の、お股に、全身を、押し付けて、押し倒されて、むっちりとした感触に、犯され、ダメ、おかしい、こんなはずじゃない、のに。 「違う、ッ、違うの、違、う、のぉ……!!」  私は全身で美少女パンツに全身を擦り付けていた。手が止まらない。体にアロマを擦り付けたくてたまらない。こんなこと絶対おかしい。気づかない女性の股間に触れる、そんなの絶対に私が許さない。だのに私が今していることは何? 痴漢以下、屈辱的過ぎる性的犯行。あってはならないことを、どんなに抗っても止められない。  変態的な行為に堕ちていく虫。相手は座っている女の子。そのスカートの中に入り込み、認知もされないまま全身をお股に擦り付ける。虫だった。害虫だった。自分がされたら絶対許さない。今すぐ指ですり潰してトイレに流してしまう。そんな行為を、続ける、続けてしまう。もう全身は後輩の淫猥な香りでグチャグチャ。それが肌に染み付き、小人の神経を限界まで興奮させて。 「いやっ、あ、いや、なのに、っ、~~~~~ッ♡♡♡」  私は、座り込んだ後輩のお股に、イカされる。  何度も、何度も。  スジに体を押し付け。“むわああッ♡”と立ち込める香りを吸って。ショーツのレースに顔をうずめ、痴肉と太ももの蕩け合いに溺れる。イク。果てる。何度も何度も後輩お股に敗北させられる。宿題に集中する後輩のお股に、先輩女子が屈服していく。自分の指だけじゃ足りない。股間をショーツに擦り付け、美少女フェロモンを貪った。  頭はとっくに、沸騰していた。  ──多分、優莉が気付かなければ、私は発狂するまでそうしていたと思う。 『……あれ、なんでこんなところにいるんですか?』  ようやく優莉が小虫の存在に気づいた時。 「何でも、ないの……。ちょっと、取り乱した、だけ……っ」  私は、優莉の太ももの間。  すっかり、蒸し上げられ、溶かされ、蕩かされ。  自尊心の破壊に、うずくまっていたのだった。  ⁂  受難は、喜劇の形をしているらしい。  次々押し寄せる困難は、私を嘲弄することに決めたようだった。  それは、優莉のおずおずとした口を借りて現れた。 『あの、頼まれてた通り服を探してて、その、これしかなくて……』  手のひらにいる私に、控えめに差し出されたのは、パステルブルーの布切れ。渡されるままに広げてみれば、それはどうもふわふわとしていて。 「これ? あ、可愛い……」  気付く。これ、服だ。人形用の服、ドールが着るような、可愛らしくフリフリのワンピースだ。 『いや、ですよね……?』 「まあ確かに、絶対に私の趣味じゃないけど……」  当たり前だ。女の子女の子した服は私の好みじゃないし、第一着ても似合わない。けれど、それは飽くまで趣味の問題。今の自分は、そんなこと言える立場にない。  ……それに、なぜだか、その香りが、胸をくすぐって。  私は、またも私を裏切った。 「……すごいのね、人形用の服ってこんなに繊細なんだ。肌触りも本物みたい……」 『あの、先輩……?』 「ちょっと、むこう向いてて」  後輩の手のひらの上、巻いていたスカーフを脱ぐ。慌ててそっぽを向く気配が、大地から伝わってきた。まさか、優莉の、いや、人間の手の上で着替えをする日が来るなんて。  頭からすっぽりワンピースを着る。ふわりと広がる、女の子用の空色。一瞬遅れて、下着をつけてない違和感が身を駆け巡った。  同時に、感じる。似合ってない。服に着られてる。私、何で格好をしているの? 「これ、やっぱり、無し、ダメ、恥ずかしい……!」  けれど、そう言い終わらないうちに。 『か、可愛いっ!!!』  襲ってきたのは、巨大なマシュマロほっぺだった。 「わっ!?」  体格差も考えず頬ずりする巨大女子高生。自分の大きさを理解していないものだから、その柔らかほっぺで私を押し倒し、スリスリとそのきめ細やかな肌を摺りつけてくる。降り注ぐベージュの髪も甘い香りで私を包み込み、スベスベだったりサラサラだったり。私は、それに悲鳴を上げることしかできない。 「こら優莉!! やめなさい、潰れる、潰れちゃうから!!!」  そう言いつつも、巨大存在は私を言祝ぎ続けた。 『可愛いです♡ 可愛すぎます♡ ねえもっと見せて? あはっ♡ お人形さんみたい♪好き、これ、大好きぃ……♡』  予想外だった。  私、褒められてる?  後輩に、可愛いって、巨人に、ステキって、言われてる……?  一瞬、心に隙間をねじ上げられた。箱の天井をこじ開けられたあの日のように、けれど、今度は甘美な言葉の手で。 『可愛い、可愛いですよぉ♡ ちっちゃくてフリフリしてて、恥ずかしがってるのもす~っごく可愛いです♡ お人形さんというよりもう妖精さんです♪ 先輩のこんなに可愛い姿が見れるなんて……♡♡』 「やめて、可愛いって連呼するなぁっ!!」  真っ赤になってスカートの裾を掴む、私のそぶりがさらに巨大娘の興を誘ったらしい。さらに黄色い歓声が沸き起こる。普段はそんな仕草しないのに、この服のせいだ。 『イヤです♡ 先輩は可愛いんです♡ ちっちゃい体にに可愛い服を着せられて、可愛い可愛いお人形さんになってるんです♡ あはっ、恥ずかしがってるんですか? ばぁか♡ その可愛さは隠せませんよぉ♡ 私の目には全部見えてます♡ 先輩は私の目から逃げられません♡ そんな私が教えてあげますね♪ 先輩はぁ……』  それから、私の姿が映るおっきな瞳が、蠱惑的に弧を描いて、 『私の、お人形さんになっちゃったんですよぉ♡♡♡』  そう、甘く囁いたのだ。吐息混じりの、魔女の声。それはエッチな愛撫の色をたたえていた。いや、色だけじゃない。目の前には、ぷっくりとルージュに潤む唇が迫っていて。 「た、食べないでつ!」   私に、襲い掛かっていた。 『もっと可愛くなれます♪ もっともっと私が好きになっちゃう方法、教えてあげます♪』  私に口づけしながら、直接囁くものだから私は唇で揉みくちゃ。自分より太く肉厚の美少女唇に食まれ、揉まれ、圧し潰されまくる。直接注ぎ込まれる愛の言葉は呪文だった。認識できない唇の性災害に巻き込まれ、空っぽの頭に祝福を流し込まれる。 『決めました♪ 私、先輩を、お人形にしてあげます♡』  特大のキスマークを捺印された小人に、その声は愛の呪詛として響き渡った。  今にして思えば、それが決め手だった。  あの時、優莉の何かのスイッチが入ってしまった。  躊躇わなくなった。我慢するのをやめた。  ──それ以降。  新たに始まった、優莉との日々。  それは、巨大な肯定で私の抵抗をねじ伏せる、巨女快楽の日々だった。  自分の、何畳もある手のひらの上。フリフリとした服を私に渡して優莉は無言で私に笑いかける。私が逃げられないことを知らしめるように、手のひらを浮かせ、自分の胸で威圧する。  そして先輩を、自分専用の着せ替え人形へと変えてしまうのだ。 『ああ、可愛い、好き、大好き……♡』  うっとりと私を見つめる優莉に、思わず私は赤面してしまう。こんなに褒められたことはない。しかも、大きな大きな存在に、自分を丸ごと肯定してもらえるのだ。潰されるたび感じる優莉の絶大な巨大さ。その恐怖を知っているからこそ、巨大娘の肯定は私を暖かくしてくれた。危険から守られている安心でもあったし、存在を祝福される光栄でもあった。こんな絶対的な存在に愛してもらえるなんて。  とてつもなく大きな存在に肯定される、それは異常な幸福感を私に与えた。対等な存在からは与えられない、絶対的な価値をもらえるのだ。こんな感覚、他では得られない。もっともっと褒めてもらいたくなる。もっともっと愛してもらいたくなる。自分の存在を支えている神のような存在が、こんなにも私を求めてくれるなんて。  或いは。  或いはただ肯定されるだけなら耐えられたかもしれない。  けれど、私はもう何もできない。少しでも優莉から離れれば、一瞬ごとに無力感と絶望感が押し寄せてくる。自分の体温を保っていることすら難しく、その事実は挫折なんてものを超えていた。無に等しい自分には、もはや優莉の肯定しかなかったのだ。 『好きです、好き、大好きぃ……♡♡』  理想も自己肯定感も失って、それどころか存在すら危うくなって。それでも自分を保てる人はいない。とりわけ、気高い小娘は脆かった。そして、ボロボロの心に優莉の言葉は優しすぎる。慣れ親しんだ素振りはすぐには抜けないけれど、どうしても小さくはにかんでしまう。これまで、ずいぶん無理をしていたようだった。 ──自分から優莉の気を引こうとし始めたのは、いつからだろう。 『……あれ? 今日はピンクの服にしてみたんですか?』 「…………優莉といたら暑くて、汗かいちゃったの。替えただけ」 「可愛い! 可愛いですよぉ♡ ずっと見たかったんです、その可愛いピンクワンピ♪ 写真、撮って良いですか?」 「ダメに決まってるでしょ!」  そう言いつつ、満月のように煌めく瞳が私を見つめる喜びに、私は抗えない。愛されている、愛でられている。こんな感情、他からは得られない。きっとほかの人にはわからない、この感覚。全貌を視野におさめきれない優莉は自然そのものも同然で、概念的とさえ言っていい。それが、全世界を通して私を愛する。視覚に現れる視線、体を包む香りと暖かさ、そしてその絶対的な力、それを通して後輩美少女が私を愛でている。この感覚は強烈で、かつ絶対だった。 『ふふっ♪ 今度また着てくださいね♪ もっともっと可愛い服たくさんあるんです♪』  そう言って、器用に私の頭を撫でる後輩巨大娘。自分の体より大きな指で頭を撫でられる、繊細な指使いでいい子いい子と撫でてもらえる。後輩にそんなことされるなんて、前だったら激昂していたっておかしくない。けど今の私はただ、 「頭、撫でる、なぁ……っ!」  取り繕ったように、そう言うことしかできなかった。  そして、夜中までメチャクチャに愛でられて。 『さあ、おやすみの時間ですよ~♪』  そう言って現れたのは、ネグリジェ姿の巨乳女子高生。女の私が見ても、クラっと来てしまうような豊満な体つき。  でもそれは、視覚だけで済ませてはくれなかった。 『今日から、ここで寝ましょうね♪』  そう言って、“ぐぱぁっ♡“とこじ開けられた巨乳の谷間。マシュマロのような色白おっぱいが、8000倍、10トン近いボリュームで私に口を変える。昔訊いてもないのにこっそり教えてきた、Gというカップ数。特大のおっぱいは、私にとっては兵器も同然だった。小人の目にだけ見える、巨大女神の女性フェロモンの湯気。その奥で広げられた巨乳の谷間の淫猥さは、性器同然と言ってよかった。  普段、どうしても密着しあってしまうサイズの巨乳は、蒸れて、あまりに過酷な性空間。  そこへ優莉は、私自身の意志で潜り込ませた。机の上から、目の前にこじ開けられたネグリジェおっぱい。一度爆乳の北半球に乗っかって、足からそこへと滑り込むのだ。拒否すれば私は、虫かごで凍えるか、一緒に巨躯と寝て、その絶望的巨体に圧し潰されることになる。  ……たまに、わざとそうさせられることもあった。  “今日は私の外で寝てみますか?”と。  そして、パンツのみっちり食い込むお尻に潰されたり。  握り潰されたり。  足の下敷きになって、足指で挟まれて。  豊かな髪にからめとられ、美少女のそばで寝息に悶々とさせられたこともあった。  結局のところ、どこへ行っても同じなのだ。  死の恐怖のないだけ、優莉の谷間という体内の方がまだしも安全でさえあった。  私に選択権なんかない。 『あはっ♡ すっぽり包まれちゃいましたね♡ 私が手を離したら……、ほら♪ もう先輩、私の一部です♡』  爆乳を鷲掴みにし、こじ開けていた細指。乳に食い込むその指が離れれば、爆乳は左右から一斉に押し寄せ私へ巨体を叩き込む。“どっぷぷんッ♡”と爆乳。それに揉みくちゃに揺られて、優莉が乳房の位置を調節すれば。私は、谷間の奥底で顔だけ覗かせる一つの虫だった。  考えもしなかった。  優莉と共に寝る。  それが、私の理性を蝕むだなんて。  気づけば私は、柔らかな重圧の中にいて。  ……あれ、わたし。  なんで、後輩のおっぱいに入ってるんだろう。  なんで女の子の母性に、押し込められてるんだろう。 『んんぅ………、っ……♡』   私、胸に包まれて、眠ってる。あんなにイヤだったのに、いつのまにか、受け入れちゃってる。むせ返るような甘い色香の瘴気、理性を蝕む少女の乳蜜。その中で、一滴の疑問が頭に波紋を浮かべた。  でも、ダメだった。  性的な事柄が私は嫌いだ。一生純潔を保ちたいと思っているくらい。だのに、止められない。ガチガチの超自我を貫通して、リビドーが脳内に溢れかえってくる。  あの、小人発情が押し寄せるのだ。  キスしてしまう。顔を埋めてしまう。  後輩の巨乳のアロマを嗅ぎ、フェロモンを染みつけられ、私はまるで後輩専用の乳蒸れ吸湿剤。朦朧とする。混濁する。もう目の前の肌しか目に入らない。きめ細やかで、マシュマロみたいに澄んだおっぱいの表面。そこから“ふわあぁっ♡“と湧き上がる、小人殺しのエッチなアロマ。  ……手が、止まらない。 「また、私、こんな、こと……、ぉ……っ♡♡」  悔しくて、恥ずかしくて、許せなくて、それでも脳を貫くような快感が毎夜私を貫いた。全身でぴっとり張り付く同性の体。それにはしたなく股間を押し付け、わずかな身じろぎでクリを乳肌に擦り付ける。一面の雪原のような巨乳の肌ははきめ細やかで、小人の私に蕩けるような快楽を与えた。おっぱいにめり込んで、ぺちゃんこにされたまま、ノミのように後輩の肌に善がらされるのだ。舌を噛み切りたいような屈辱と、舌にさえ力の入らない快感と。  私は健やかに寝る後輩の、胸の中。人知れず、舌を出し、喘ぎ、悶えながら、爆乳快楽になぶり殺されて行った。  それが、少し暑い夜だったりすれば大変で。  ぐっちょり、私は少女の肌に滲んだ甘い汗に溺れそうになる。聖なる少女から沁み出す、上位種フェロモン。もはや私ではその蒸れを吸い取り切れない。単なる乳蒸れを越したそれは、小人には劇薬だった。  逃してももらえないまま、乳圧で後輩フェロモンを染みつかされ、丸一日は優莉の香りが取れなくなる。それほどまでに女神の体液を吸わされて、気の強い先輩など発情したノミも同然。ジュクッと濡れた体を押し付け、乳内の汗に溺れかけながらも快楽を貪ってしまう。  そして、散々媚薬漬けにされて。 『んぅ……、暑……、──ふぅ……』  ふとした瞬間に、乳房からにゅるんっと押し出されるのだ。しっとり汗ばんだ日、少し寝返りの多い日、ブラの締め付けが緩めの日。少しネグリジェの首元を仰いだり、おっぱいをどぷんっと持ち上げたり。私は、そんな些細なきっかけで、巨乳監獄から仮釈放される。 「た、助かった、というべきかしら……」  振り返れば、視界に収まりきらない二段重ねの肉気球が鎮座している。距離を取れば、壮大すぎる少女の寝姿。この大きさで見ても、優莉は可愛らしい。女の子然とした、私の苦手な、でも有無言わさぬ美貌。頬に垂れた髪が色っぽくて、見るだけでなんだかクラクラしてくる。  そのせいで。  気の強い先輩女子は、虫になる。  私は虫だ。  少女の肌を這う、本物の害虫だった。  後は、言わなくてもわかるはず。 『ふふっ……、せん、ぱぁい…………♡』  夢の中でも私をなぶる少女。私は現実で、そんな後輩の指に抱きつき、そのたおやかな女体に身をこすりつける。指紋に僅かに滲む、女の子の水分。少女特有の、細いのに柔らかな肌の感触が全身に広がる。昼間、私を愛でてくれた指先。私の脳内に、肯定感を溢れさせた女神の指先。そこから再び愛をねだろうとするように、抱き着き、控えめに、けれど耐えがたく体を擦り付け……。 「ダメ、なの、にぃ…………っ♡」  私は、寝ている後輩の指先と、セックスしてしまうのだ。  肯定の象徴が、女神の化身が、私の抱擁を許してくれる。それだけで歓喜がパチパチ脳に弾けた。  ある時は、そのまま弾き飛ばされたり、掴み上げられてお腹や胸に押しつけられたり。その度、更なる性衝動が私を悩ませた。バカになってる。超自我が壊れてる。そんなことわかってるのに、止められない。はしたなく獣のように、惨めな快楽を貪ってしまう。気づく。巨大娘のフェロモンが小人の体には毒だってこと。麻薬同然の快楽物質だということに。巨人を惹き付けるために存在するものを小人が吸って、タダで済むはずがないのだ。優莉は存在するだけで私には危険だった。だのに私は、毎日毎日、片時も離れず優莉の香りを吸ってしまった。甘い言葉で精神を篭絡されながら、その色香を注がれ続けた。その結果が、これ。  私、後輩に、サカった鼠にまで堕とされちゃった。  私など、夜毎に優莉の体を這い回る虫だった。  砂糖菓子みたいなゆるふわ娘は、全身むちむち。その、とてつもなく巨大な体が、何十メートルものスケールでフェロモンを撒き散らしている。  私は、それに潜り込む。  マシュマロみたいな、むっちり色白太もも。鎮座するそのえっちな巨壁に包囲されて、そのどっぷりとしたボリュームに、キスした、敗北した。寝返りでのしかかられた時の光景は絶望的で、挟まれた時の快楽は、強烈だった。  その、艶やかに流れる、髪の洪水。ベージュの髪は、泳げるほどに広がり、細い毛髪は電気で私に絡みつく。そのまま縛り付けられ、頬や唇にずっと乗せられたこともあった。  お股。色っぽいショーツを張り詰めさせた、お尻。股ぐらに潜り込んだ私が見たものは、きっと他の人には想像できない。  こんな汚いこと、こんな欲にまみれた倒錯行為、やめたいに決まっている。私がどういう人間か、私が一番よく知っている。そしてあの潔癖で、高潔を演じた女が、後輩の体に虫のように群がっているのだ。  でも、ダメだった。  終わることないフェロモン漬け。昼は巨大さに恐怖させられ、夜は寝られもしないまま乳暴力で犯され続ける。夢遊病も同じだった。早くこの疼きから解放されたい。眠りたいし、快楽に溺れたい。きっとそれは、拷問に疲弊した人間の心境だったろう。私は後輩の8000倍スケールの女体に、何もしないまま拷問されていた。  ──そんな、ある時だった。  気絶するように、ようやく乳房の中で眠りにつく私。夢の中さえ極彩色に塗り潰されて、喘ぎ喘ぎの眠りを貪る。  そんな吐息が、でも、外から聞こえてきた時。 「……ひゃああっ?!!」  急に持ち上がり、“むんにいぃッ♡“とたわむどたぷんおっぱい。押し寄せるマシュマロお肉に溺れ、押し返そうとしたら抱き潰される。明らかに何か身動きをしている。それも、ひどく淫猥な温度を湛えて。 「優莉……? 優……ぐっ、きゃあぁっ!!?」  一際大きな乳圧の波に飲まれ、悲鳴を上げる虫奴隷。それを慌てて摘み上げ、優莉は、自分の胸に乗せた。 『すっ、すみません……! 私、その、夢中になってしまって……』 「夢中……?」  珍しく、優莉は何かを恥じているようだった。しばらく赤面し、言いにくそうにむにむにと唇を揺らせてから、白状するように。 『私、先輩が来てから全然シてなくて、その、溜まって、しまってたというか……』  かあぁ……っと顔を赤らめ、自身の巨大さを恥じらうように小さくなる女神。  その姿はなんだか、愛らしかった。  けどなんで。  なんでそんなこと言っちゃったんだろう。 「その、私、手伝おっか……?」  その声に、女神は目を丸くする。当たり前だ。バラのように棘だらけだった私が、オナニーの手伝いを申し出る。それも、この触れれば壊れそうなほどの矮小さで。  自分だけシている後ろめたさだろうか。それとも、私は誘導されたのか。 「女の子、好きでしょ。私じゃ小さすぎるかもしれないけど……」  自分の語彙にない言葉を連ねる私。けれど、言葉は返ってこなかった。  先に、大きな手が私を包み込んでいたからだ。 「きゃあッ!?」  再び埋もれかけていた凶暴な爆乳から“ずっちぃッ♡“と抜き出され、肌を流れる感覚にのけぞる私。その様を、二つの宝石でできた星が視姦する。恍惚とした巨人は、けれど私から目を離さない。いや、むしろ顔を寄せ、私に頬擦りしてくる始末。大きなすべすべの肌に押し倒されて、悲鳴をあげる小人。それでも巨人はやめない。  肌触りを楽しみ、匂いを嗅ぐと、 『んぁ……♡』  ”れろぉ……っ♡”と、私を舐め上げたのだ。 「やめ、てっ♡ 食べるなぁ……っ♡」  人間のものとは思えないような生物的な肉塊が、淫靡な粘膜で私に襲いかかる。ネトネトにされて、媚薬の唾液を垂らされまくる。これがあの砂糖菓子娘の口なのだと、理解が追いつかない。ただただ、執拗な舌遣いでねぶられるだけ。 『先輩が、悪いんです♡ 私を魅了するから、私を誘惑するから、私、先輩を犯さなきゃいけなくなっちゃうんです♡ 責任、取ってください♡ 舐めさせて、食べさせて、気持ちよくさせちゃいます♡ だから先輩、ちゃんと最後まで付き合ってくださいね♡♡♡』  舐め犯す優莉。こんなレイプの仕方があるなんて。びっしり舌乳頭の生えたエッチな粘膜怪物が、私をその巨体で愛撫し、摂取し、感じさせる。ベッドのような舌はついには私を乗せて、そのまま下半身をしゃぶりつくしてしまう。  それだけで、私はイカされてしまった。  そして、やっと淫女神が舌を出し。その上に乗せたグチャグチャの虫を、引っ張り出すと。  私を、自身の下乳の向こうへと下ろしてしまう。 『あはっ♡ そのデッカい山が全部、先輩のこと、待ってるんですよ? 見てください、この、女の子のおっきすぎる宝物……♡』  裸の爆乳。  綺麗な乳首も乳輪もさらけ出した、生のおっぱい。  そのとてつもなく巨大なおっぱいは、生々しいくらいに官能的だった。原始的なエロス、洗練された女子高生の体、若いのに成熟していて、美しいのにあまりに露骨な肉感。それが、8000倍の体積で、“どっぱぁ……っ♡♡”と眼下に広がっている。 「す、すごい……」  優莉の巨乳は私には文字通り山だった。山のよう、なんてものじゃない、山そのもの。ワンルームを丸ごと覆ってしまえるブラ、それにパンッパンに詰まってはち切れんばかりの巨女おっぱいは、私にはもう地形スケールの存在。  こんなエッチなもの、小人に見せていいものじゃない。本来、巨人のためにある存在、その不相応などたぷんおっぱいなんて、私には受け止めきれない。  そんなデカ物に、優莉は奉仕させようとしていた。 『登ってくれますよね? 右と左、好きな方を選んでいいですよ♡ 私が触ってた右側か、ウズウズしてる左側か……。あはっ♡ どっちが先輩をめちゃくちゃにしちゃうか、ドキドキしちゃいますね♡』  残酷だ。自分で二つのうち一つを選んで、登るだなんて。私が口答え出来るわけがない。状況においても、意思においても。私は自ら媚薬にまみれた巨峰、その右のGカップおっぱいへと赴き、手を突き、それから、全身で、そこに、張り付い、て……。 「ひゃ、あ、ああ……♡!?」 『あはっ♡ もう気持ちよくなってるんですか? 早すぎ♡ それとも先輩も、私のおっぱいに欲情してたんですかぁ?』  見られてる。私がひゃんひゃん喘ぎながら母性に張り付くのを。あまりの大きさに滑落し、もう片乳に受け止められるのを、見つめられる、愛でられる。その度、ぶわぁっと噴き上がる地母神のリビドー。山全体が、女神の感情に呼応して、発情する。大気を淫猥に染め、熱波をまとって私を包み込む。絶対的美少女が、私を求めてるんだ。可愛くて、愛しくて、性的に私をコワそうとしているんだ。  恐怖と共に、それは、女神に嘉された、法悦で満ちていて。  私に、拒否権なんて残ってなかった。  おっぱいから、毒沼みたいに媚薬が噴き出てる。滲み出して、私の肌に染み付いてる。喘ぐ。今すぐお股を擦り付けたい。キスしたい。ぶっ潰されたい。でも、登らなきゃ。登らなきゃ私は、犯してもらえない。  理性なんて、とっくに乳熱で蒸発していた。  つるスベのおっぱいを這い上がり、滑り落ち、肌を流れる女神の表面に身を灼かれる。繰り返し這いずって、それでもおっぱいの巨大さに太刀打ちできない。寝てる女の子の潰れおっぱい、その標高さえ、私には途方もないものだった。優莉が憐れむように笑って、“ふにぃっ♡”と乳肌を押さえ。指先の作った肉の沈み込みを通って、ようやく山頂までたどり着かせてもらう。  そして、目の前に、ぷにぷにの丸い膨らみを見せつけられた時。  すでに私は、巨女フェロモンの虜にされてしまっていた。  悶えて火照り涙目のまま、そのぷっくり乳首にすがりつき。  惨めすぎる、乳首ご奉仕をはじめていたのだ。 「ん、んぇ、……~~~っ♡」  ビーチボールみたいな乳首に、キスして、舐め回す。上目遣いに優莉の表情を窺えば、まるでフェラでもさせられている気分だ。こんなこと、前の私が見たら卒倒するに違いない。巨大な優莉の枕元、物言わぬ巨大な影が私を見下ろしている。かつての私が、軽蔑と侮蔑の視線で私を唾棄してる。罵ることもない。ただただ冷たい視線で、私を見下ろすだけ。  それを意識すればするほど、自分のしていることの異常性に気付いてしまって……。 「優莉、感じてる、感じて、くれてる……?」  卑屈に女神へと、お伺いを立ててしまうのだ。  ペロペロと、犬のように乳首を撫で、抱きしめ、揉み上げる私。段々弾力を増していく母性の先端は、甘いミルクの香りさえ滲み始め、私をビショビショに濡らしていった。女神様が悦んでくれてる。それが嬉しくて私は夢中。必死に、必死に乳首へと奉仕した。  けれど、次に優莉が。 『シてもらってばかりじゃ、あの、あれ、ですので、先輩も、いいですよ、私の乳首、跨って、シても……』  そんなことを言うものだから。 『乳首なら、先輩も対等に感じられますよね?』  知ってる。これは半ば命令。虫みたいに乳首に這い上って、腰を振れって、雌犬みたいにサカってみろって、そういうこと。  でもその言葉の誘惑に、もう私は勝てなかった。 「……ん、わか、った」  私は、しっとりスベスベの巨乳の上を這い上る。桜の花びらが丸く降り積もったように淡いピンクの乳輪、そこからもっちり盛り上がる花びらの山。その一番エッチな、ぷっくりした頂点に、手をついて。  跳び箱に乗るみたいに、ゆっくり。  ゆっくり、腰を下ろし。  震えるお股が、“ぴとっ♡♡”と乳首の表面に触れた時。 「んんッッ♡♡?! ふぁ、あ、ッ、ぉ、ッ〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡」  すごかった。  優莉の乳首に跨った瞬間、全身の快楽神経が沸騰したのだ。巨大娘の乳首に滲む濃厚フェロモンが私の性器に染み込んで、一瞬で全身を掌握する。上位種おっぱいから分泌される女性フェロモンは絶対。甘い蜜液の快楽は瞬く間に私を支配して、めちゃくちゃに掻き回した。  やめておけばよかった。  こんな快楽知ったら、私。  コワれる、コワされちゃう。  後輩のどたぷんおっぱいに狂わされて、一生性奴隷に堕とされちゃう──!  でも、体は美少女おっぱいの力に抗えず、 「ヤダ……」  腰を引いて、 「イヤだって……」  ぐいっと練りつける。 「言ってるのにぃ……っ♡」  あとはその繰り返しで、 「いや、ヤダヤダヤダ♡ 私、こんなこと、いやぁ♡♡」  私は、優莉の爆乳を前に理性を持たなかった。今やこのぷっくり乳首は淫猥な私のご主人様。私は性奴隷に堕とされて、ただただその官能を讃えるだけの存在に変えられてしまう。何度も何度もお股を擦り付ける。甘い歓喜が炸裂する。同性の性フェロモンも、巨大娘のものとなれば媚薬そのもの。 「イヤなのっ♡ こんなの、イヤ、イヤだったらぁ……♡♡ 私、乳首になんか犯されたくない、の、に、ぁ、やあああああっ♡♡♡♡」  泣き、善がり、サカった。後輩の巨大な瞳の前で、何もかも見られながら、そのどっぷり鎮座する爆乳の上で踊り狂った。  優莉にしてみれば、あの先輩が自分の乳首の上に乗り、何もせずとも乱れていくのだ。自分だけに見せる姿を、自分の上で演じている。  そして、優莉もまた、発情していた。 『あはっ♡ もう、良いよね♪』  次の刹那、襲ってきたのはエッチな手のひら怪獣。  それが山体ごと私を鷲掴みにし。  めちゃくちゃに揉みしだき始めた。  巨神の自慰だった。  虫なんかが巻き込まれちゃいけない、とてつもない巨娘オナニー。  私はその、付属物だ。 『んッ♡ 先輩、手の中でおっぱいに犯されてる♡♡ 乳首お股に擦り付けられて、デッカい乳首に犯されてる♡♡ 私頑張りますね♡ 先輩ブッ潰して犯して虫にしてコワしてあげますね♡♡ んッ、や、~~~♡』  柔乳に指のめり込むほどしっかりおっぱいを鷲掴みにし、手のひらと乳首の間で私を揉み転がす巨大娘。その途方もない乳オナニーに巻き込まれ、私は吹き出す毒沼フェロモンでぐっちゃぐちゃ。  赤ちゃんに含ませるべき乳首は、今や私を潰し犯す蹂躙兵器だった。山全体に蓄えられたミルクが、どっぷんどっぷん跳ねる音が聞こえる。手のひらに滲み出て、私を上位種媚薬で侵食していく。乳肉の爆揺れは私を振り回した。平たくなるまで鷲掴みにされた巨乳は私を犯すためだけに牙を剥いた。乳首に快楽が凝集していく。私の乳首も同じ。そして比較にならないほど巨大な優莉の乳首に蹂躙され、お股も同時に犯されて、私のすべてを乳首の奴隷へと堕としていくのだ。 「やめてっ、潰れ、っ、ふぁあッ♡♡?! おっぱい、おっぱいやめて、やめてええぇッ♡♡♡」  外から見れば、そこにいるのはお胸とお股を慰めるゆるふわ美少女だけ。声を潜め、快楽に身をよじり、こっそりエッチに溺れる女の子だけ。  けれどその手の中、胸の上には。  8000倍爆乳の凌辱地獄が広がっているのだ。 『んッ♡ 私の快感で、先輩、コワれてってる♡♡ 潰れて、おっぱいに押し込まれて、私のミルクの音、聞かされちゃってる♡ わかりますかぁ? 先輩はぁ♪ 私のオナニー道具なんですよぉ♡ だからこんなことしても良いんです♡ わかりますよね? もう一度言ってあげます♡ 先輩はぁ♡ んっ♡ 性玩具で~す♡♡♡』  Gカップ爆乳をどっぷんどっぷんバウンドさせて、突き上げる乳首で潰したり、溢れる母乳で煮殺したり。私が腰を振れば、私を張り付けた手のひらで爆乳全体を撫でまわした。ミルクプリンのような色白爆乳にくまなくこすり付け、下乳の下に潜り込ませ、それから執拗に執拗に乳首で責め立てる。 「いやッ、あ、ああああああッ♡♡♡♡♡♡」  イッた。イッてもやめてくれない。イカせられて、少し攻勢を緩めたと思ったらグチャグチャに乳揉みレイプで犯される。  多分、20分はその調子。  そのころには私は、乳汗と母乳でベタベタで。 『あはっ♡ もう私の分泌物だけでイクようになっちゃった♡』  私は巨乳にへばりつき。  ビクビク痙攣するばかりだった。  でも。  でもゆるふわ女神が手を止めてくれた。  やっと、助かった……。  もちろん、そんなのは早合点。  後輩は私ごと爆乳をグググっと持ち上げ、顔の前まで持ってきてしまう。今やその肉厚の唇は、目の前で。 『あはっ♡ ごめんなさい♡ もうダメです♡♡』  乳首に乗せられたまま、頭上に“ぐっぱぁ……♡“と開いたのは、女の子の艶かしい唇の門。そこから、あまりに淫らな口内がその痴情を曝け出す。肉厚の舌の丘陵、とろとろと垂れるえっちな粘液。それが、生物的な動きと共に、私に舌を伸ばして。 『んぁっ♡♡』  私へと、ベロでのしかかり。  ベトベトに、粘液をまとわり付かせて。  乳首へ押し付け。  擦り付け。  咥え、舐め、ねぶり、吸い、犯し、掻きまわし。  乳首ごと、私を舐めしゃぶり始めたのだ。 「あっ、お、っ、食べ、ないで、しゃぶらないでええッ♡♡♡」  口内に響くあまりに生々しい水音の轟き。その中で私の悲鳴は波間に消える。口内に弾ける小女子の嬌声を、優莉はきっと聞いていただろう。そしてそれが最も高なる仕方で、乳首と口の肉地獄へと私を閉じ込めた。  怖かった。  後輩の小さな口は虫には怪物的、その愛らしい乳首は貪欲な獣。その間で優莉の巨獣たちに輪姦され、逃げるどころか身を守ることすらできないのだ。食虫植物に食べられた虫のように、ゆっくり、ねっとりとその一部にされていく。  私を快感の道具にして、モノとしてねぶり尽くす優莉。ダラダラとエッチなお口ローションを分泌し、ぷにぷにの乳首はヌルヌル。そんな淫らな極大性玩具に私を擦り付け、乳首専用のオナ道具にしてしまう。美少女の口内はグロテスクなほどに生物的。おぞましいほどにエッチなお口性器が私をなぶり殺していく。 『んっ♡ 先輩が私のお口と乳首で犯されてる♡ 舌に乗せられて乳首にレイプされちゃってる♡ 無理やり感じさせられて、山みたいな乳首に抱き着いて、腰振って喘いでる♡ 私に全部聞こえてるのに♡ かぁわい♡♡』  無数の舌乳頭が、ツブツブで私の乳房を陰部を凌辱し続ける。触手のように蠢き私に絡みつく。舌に乗せられた私は、そのまま乳首様へ擦り付けられるだけ。同じ乳首のはずなのに、私のそれはそのデカ物の犠牲になって、ひたすら喘がされた。  とめどなく溢れ出す唾液と母乳と汗を飲まされ、媚薬漬け。敏感になった私の体は、触れられるだけで跳び上がるほど。そこへ、舌にびっしり茂った肉粒をなすりつけられ、毒沼おっぱいの上を登らされ、押し付けられ。凶悪乳首に、襲い掛かられる。  女神の悦ぶ声が聞こえる。食べたい食べたいと喘いでいる。後で食べてあげますと、私をお腹で飼ってあげると、口内の私がうんというまで言い続けた。そして、小人の絶頂の声が聞こえれば舌バケモノで私を“グチュグチュグチュッ♡♡”とブチ犯し。  吸い。  潰し。  ブッ潰し。  私は、何分も、何十分も。  女神の、乳首吸いオナニーに巻き込まれ。  絶対に、絶対に出してはもらえなかった。

大きなアリス、小さなアリス2

Related Creators