§ ────それで。 ────それで、どうなったんだっけ。 波打ち際で俺は、なぜ青空を仰いでいるんだ? 海藻まみれでびしょ濡れの体を横たえて、なぜ俺は呆然としている? たしか俺は、新天地を求めていたはずで。 そうだ、元居た土地に見切りをつけて、新大陸を目指したんだっけ。 それで、ツテを頼って、船出して。嵐が来たのは覚えているから……。 答えは明白だった。 「難破、かぁ……」 頬を撫でるのはぬるい南国の風、空いっぱいに広がるのは切ないほどのターコイズブルー。最後に寄港したのは大陸南端の獣人国だから、その先に陸はないはずだ。大洋の孤島にひとり漂着。端的に言って、ピンチだった。 あーあ。 大地に身を投げ出して、他人事のように思う。投げやりになるのは当然だ。今から、当てのないサバイバル生活が始まる。すぐに行動に移るには、ショックが多すぎた。 鮮やかな空、湿潤な空気にからりとした太陽。リゾート地であれば、これ以上の場所は他にあるまい。生還したら、あるいは大陸からのバカンス先として売り出したいくらいだ。とはいえ今は、見知らぬ空の青さが恨めしい。夜になって、見える星座が違ったらどうすれば。今から既に怖くなってくる。 ぐったりした身を横たえたまま、俺は珍しく俺は自失していた。無謀な賭けと豪快さが俺の本分のはず。だがそれが祟って危機に瀕しているのだから、打ちひしがれるのは当然だ。おまけに、必死に海で藻掻いたせいで力が入らない。掻いても掻いても押し寄せる波、仰げば打ち付ける大雨。死なずにいたのは僥倖だが、素直に喜べる幸運とも言えない。 どうするべきか。 そんな折だった。 不意に、砂の踏みしめる音が聞こえてくる。気配からして小型獣ではない。何か、大きなものが近づいてくる。まずい、今の状態では逃げられない。 けれど、次に聞こえてきたのは存外に澄んだ音で。 〈 ᑕᓕᑲᐃᓗᓄ?〉 独特の声が聞こえてきたのだ。 「に、人間……?!」 重い首をもたげて見やれば、遠くにあるのは人影。少女と思しき影が、砂浜を歩きやってくる。はるか遠く、けれどみるみる鮮明になっていくその姿。からりと小麦色の肌に豊かな銀髪、南国然としたその姿。水着か東方の踊り子のような服装は、胸と腰回りをわずかに隠すだけだ。編み上げサンダルもひどくエキゾチックで、見知らぬ土地の者であるのは一目でわかる。本当に、異郷にたどり着いてしまったらしい。 そして、表情まで見える距離になった時。 俺は思わず息を呑む。 驚くほどの美貌を持った、猫耳娘が立っていたからだ。 「お前……ケットシーか?」 訝しげにこちらを見る青い瞳、その上にぴょんと立つのは猫人の耳だった。警戒しているのか機敏に動いて、銀髪をサラサラと揺らしている。銀糸が映える、健康的に焼いた褐色肌。妖精の美貌と獣人の健康美を備えたそれは、南洋の太陽が似合うとびきりの美少女だった。 それだけじゃない。何より俺を驚かせたのは、豊満な肉体美。 デカい。胸も尻も、はち切れそうなくらいだ。 〈……?〉 キョトンと小首をかしげれば、ゆさっと揺れる巨乳。いや、もはや爆乳の域だ。人間ではありえないボリュームとハリを誇る様はまるで女神、視覚の性災害とも言うべき肉付きだった。それが南国的な露出度で肌を晒しているのだから、俺はもう釘付けだ。 思わず魅入られてしまう俺。それが彼女の不安を誘ったのか、しゃがみ込み、突つき、揺すり、 「ᖃᓄᐃᑉᐱᑦ……?」 「……何だって?」 面妖な言葉で話しかける。耳には快いが何ぶん何を言っているかさっぱりだ。音階のような音の高低と長短が合わさって、歌のように聞こえる。美しい旋律は、けれど耳なじみのある言語ではない。試しに異国の言葉を幾つか呟いたが、困惑を生むばかり。幸い害意がなさそうなのが救いだが、これではにっちもさっちもいかない。 戸惑い、ゆっくりもう一度話す美少女。 〈お前、****か?〉 「か……?」 〈お前、***から来たか?〉 歌の合間から顔を覗かせる、どこかで聞いた語彙。これは……、フェー語? 古典語も古典語だ。それに大陸の獣人言葉が混ざって、よくわからなくなっている。それでも二、三語、知っている言葉で意思疎通を図ると、 「あー……。フネ、アメ、タスケル、……わかるか?」 〈タスケ……? わかった。…………***!!〉 やおら振り返り、大声で何かに呼びかける猫耳娘。 そして、森の方から声が返ってくると。 〈何?〉 〈***?〉 にわかに、異種族娘たちがわらわら集まってきた。猫人種族の常か、どの娘も異様な美貌と肉体美。服装や髪色などは違うが、褐色美少女であるのはどれも同じ。むっちむちの肉体を揺らして、こちらへやってくる。 そして、ざっと8人ほど終結したとき。 俺は、ようやく違和感に気付く。 妙に、彼女らの顔が遠い。いや、異様に遠い。遠近感が狂い、その女体が天にそびえているように感じる。頭でも打ったのだろうか。 ぐったり横たわりつつ、訝しまずにはいられない俺。 けれど、次いで俺を襲ったのは褐色美少女のたおやかな手で。 俺は、胴体を掴まれてしまったのだ。 “まるごと”、まるで、瓶でも掴むかのように。 「ぐえっ?!」 あまりに巨大な手に掴まれ、たやすく持ち上げられる俺。その大きさは俺を瓶の鷲掴みにしてしまえるほどで、もはや巨大なヤシのようだった。そして、無理やり立たされれば、目前にはしゃがみこんだむっちり美脚たち。極太ふくらはぎと太ももが押し付け合わされ、はみ出して、肉感が匂い立つ。その暴力的な肉付きに360度囲まれ、けれどその顔ははるか上空。8人の爆乳が、しゃがみながらにして俺を見下ろしている。 疑いようもない。 巨人種だ。 獣耳巨人族の島に迷い込んでしまった。 およそ7m。4倍もの美少女に、取り囲まれてしまったのだ。 〈こいつ、小さい〉 〈小人? ***か? ……**の子供?〉 美少女の檻に囲まれて、俺は呆然とするばかりだった。もう、太ももどころか足首でさえ俺の胴と同じサイズ、破格の巨体が俺を取り囲んでいるのだ。その巨躯を前にすれば、俺など小さな花瓶程度のもの。おそらくその体重は数トンを下るまい。比較にならない巨体に数、とてもじゃないが逃げ出す気も起きない。 巨獣たちに囲まれた小動物。それが今の俺だった。 「ま、待て待て! なんだお前たち、どうしてそんなにデカいんだ?!」 片や16本もの極太太ももたちは、喋った喋ったと驚くだけ。しゃがみこみ俺へかがみこむと、むっちり潰れた太ももとふくらはぎを見せつけてやまない。視界でむにむに膨らむ、健康的なむちむちおみ脚。目線の高さに居並ぶそのM字開脚はあまりに肉感的で、かつ、常軌を逸して巨大だった。申し訳程度に巻いたパレオからは、紐ビキニのような下着が丸見えだ。 それは胸も同じ、水着のような出で立ち。あるものは一枚布を交差させて、爆乳を下から持ち上げている。クロスホルタービキニに似たその姿は、煽情的としか言いようがない。 そんな巨大娘を前に、俺は逃げ出すことなど不可能。四方を囲まれて、逃げだしても腕を伸ばしただけで捕まるだろう。その官能的な甘い香りに包まれて、ひとりその肉感に視界を犯されることしかできない。 〈ミミナシだ〉 〈子供の***かな?〉 〈どこから****?〉 〈海から来たみたい〉 〈***だね〉 とぎれとぎれに聞こえてくる単語から見るに、俺を子供か何かと勘違いしているらしい。いや、小人にさえ見えないだろう。彼女らにしてみれば、俺は膝にも届かない仔猫サイズ。チビもチビで、仔猫でも囲んで見下ろしている気分だろう。 〈そこで倒れてた〉 〈連れて**か?〉 〈怪我して**かもしれない〉 断片的に聞こえてくる歌声のような会話。 だが、やはり彼女らに害意はないらしい。 俺は、助かったようだ。 そう思うと、途端に力が抜けてきて。 「あ、あれ……?」 へなへなと、倒れ込む俺。あの、どうしようもなく肉感的な褐色美脚に縋り付いてしまう。むっちぃ……と俺を受け止める、あまりに強靭なおみ脚。ミルクココアのようなスベスベ生肌に、思わず心が躍った。 〈大丈夫か?!〉 〈連れてかなくちゃ〉 〈濡れてるし、***しないと〉 〈その***使ったら?〉 その言葉にうなずく、ひときわ豊満な褐色猫耳娘。それから、胸元の布へ手をかけると── 〈これ、使え〉 生乳を包んでいた布を、解いてしまう。 ブラ代わりの一枚布を、目の前で解いてしまったのだ。 「なっ……?!」 だが、言葉を遮ったのは“どさっ♡”と降ってきた褐色おっぱい。こうもり傘からさえ溢れ出しそうな生爆乳が、目の前にずっしりまろび出てくる。上空で弾力たっぷりにゆさゆさ暴れる異種族おっぱい。そこから、甘く南国的なアロマが漂い始めた。 その上、アロマのたっぷり染みついた乳布を、俺に巻き付けると。 小人を、破廉恥な乳布で完全にくるんでしまった。 「ばっ!? お、おい、やめろ! 出せ、出せぇっ……!!」 暴れるのは当然だった。美少女の脱ぎたて乳布に包まれ、赤ん坊のように抱きしめられる。男なら興奮必至のしっとり甘い香りに包まれ、身動き一つ取れはしない。おまけに目前には悩ましく生々しい生爆乳が揺れているのだ。だが、俺はそのどたぷんおっぱいへと抱きしめられると、 〈じゃあ***しよう〉 “むにいぃッ♡”と圧し包まれ、完全にその支配下に置かれてしまう。顔面を包み込む、しっとりむっちり生爆乳。フローラルな香りを孕んだそれはしっとり蒸れて、俺を抱きしめ離さない。 まずい。逃げられない。おそらく7mを超える巨躯では、降りるだけで一苦労だろう。おまけに今は、その褐色の腕にしっかり抱かれて身じろぎすら許されなかった。途方もないボリュームのバストに押し付けられ、挟み込まれ、包み込まれて、その肉感を味わわされるだけだ。 「ふ、服を着ろ!! バカかお前ら、蛮族か?!」 とんでもないインモラル。だが、周囲の異種族娘たちは動じもしない。目線の高さに来た俺の姿を、銘々覗き込むだけだ。どうも大陸とは、羞恥心の基準が違うらしい。大変なところに来てしまった。俺はただ、華やかな香りの褐色肌に溺れながら、美少女の視線の嵐に戸惑うほかない。 一方、巨大猫耳娘は立ち上がると。 〈じゃあ、行こう〉 そのまま、俺を森へと連れ去ってしまうのだった。 § 結果的に言えば。 結果的に言えば、俺は助かった。 どころか、歓待されたと言っていい。 子供と思われた俺は厚く介抱され、およそ、不自由な思いはしなかったかもしれない。 けれど、それがただ安穏としたものであるはずがなかった。 翌朝からの日々。 それは、耽美な異世界。女性だらけ、異種族だらけ、巨娘だらけ。 気づけば俺は、とんでもない世界へと、たった一人立たされることになっていた。 困惑し通しなのは、当然だ。 何かというと話しかけてくる美少女たち。だが俺には、そびえたつ巨大な小麦色の肌しか目に入らない。目前で揺れる、たくましくもむっちりとドエロい太ももたち。男には毒すぎるその肉感を、隠しもしないのだから過酷だった。 朝も、昼も、晩も。 愛玩され続ける、苛烈な日々の始まりだった。 〈……おい、チビ、起きろ♪〉 朝。南国の空には珍しく、滲んだ優しい日差しが空を覆う頃。 灯りのない掘っ立て小屋の中、うごめく巨大娘たちの影。起きだしては銘々に、身支度を整える。と言っても、服を取り替える程度。半裸同然の姿の美少女たちは、その爆乳を揺らして目を覚まし、申し訳程度に水着のような乳布を取り替えるだけだ。 そして広場で朝餉となるのだが、それもまた容易に慣れられるものではない。誰かに見せたいくらいだ。考えてもみればいい。地軸が揺れる。7m美少女達が、集まってくる。褐色の猫耳巨女達が、その締まりつつ柔らかそうな女体でこちらへやってくるのだ。その足々が大地を穿つ、地響きさえ感じる始末。挨拶らしき抱擁が頭上で繰り広げられれば、頭上でぶつかり合う爆乳、俺の目前で揺れる林立する美脚たち。 そんなもの、興奮しない訳がない。 俺にしてみれば、視界は常に彼女らの膝レベル。そこから大迫力の女体を見上げるなど、変態の所業だろう。でっぷり丸々と実った巨尻を見上げ、塔のような女体を見上げ、そこで揺れる巨乳を見上げ。目の前には健康的な褐色生脚。それが南国の陽光に煌めきその曲線を強調し、目を背ければそこにも褐色娘がいる。 ここが無自覚な性の監獄だと気づくのに、時間は要らなかった。 朝、結局俺は、彼女らが去るまで悶々と過ごすほかない。 昼まで。昼までの辛抱だと言い聞かせる。昼になれば他の娘は狩りに出払ってしまう。巨人たちが木々を雑草のように掻き分け、次々森へ入っていくのだ。対して子供扱いの俺はお留守番だ。ただ一人、最初に俺を見つけた少女だけが俺の世話役だった。どうもファルと呼ばれているようだが、それが固有名なのかもいまいち自信はない。第一巨人たちは顔が遠すぎて、俺の視界じゃ、顔を区別することすらできないくらいだ。ただこのファルだけは、あの衝撃的な初対面と、太ももの内側にあるほくろのおかげで、識別できる数少ない巨大女神の一人だった。 〈今日は晴れだ。**しようか〉 見慣れないジェスチャーで何か言いながら、どうも、ファルは家の仕事をするようだった。絶えず吹き込む南風で、ヤシの葉や砂が小屋に入り込んでしまう。それを掃き出し、どこかしらから汲み出した水で洗濯をするファル。と言っても、それらはひどく原始的。ものの1時間もあれば、全て済んでしまう。 〈もう**だし、……***するか?〉 下手に知ったかぶりすると大変なことになる。この前は、怪訝げな顔で無理やり服をはぎ取られた。その前は、乳房を含まされそうになった。他の娘ならまだよかったかもしれない。だが、唯一見知った少女に、“ばるんっ♡”と爆乳を晒され突き付けられる倒錯。それを思いだすと、俺は困惑した顔を傾け、素直になるしかない。 〈ふふ、お前、本当に言葉がわからないんだな♪〉 クスクス笑いながら、俺の頭を撫でる南国娘。痴女染みた異種族娘に笑われて、屈辱ではないが、言い返せない。何より、すでにファルは俺を抱き上げていて……。 〈行くよ〉 そして、なぜか海へと連れ出されたのだ。 「おい、どうしたんだ……?」 対するファルは、何も答えない。波音に、たぶん声すら届いていないのだろう。座るのに良い場所を探して、あたりを見回している。 次いで、見晴らしのいい波打ち際で、立ち止まると……。 〈……ここでいいか〉 どっぷりとデカい尻を落ち着け、あぐらになるファル。そして俺をその中に座らせれば、俺はもう抜け出せない。どころかすっぽりとおみ脚の檻に閉じ込められ、尻がはまって完全に拘束下。褐色美脚に包まれ、何が起こるかもわからずソワソワ辺りを見回すことしかできない。 それがファルはくすぐったいらしく、クスクス笑い。 それからゆったりと海を眺めると、酒らしきものを飲み始めた。 〈いるか? *****?〉 そう言って半透明の液体を差し出すファル。どうも不安だ。丁重に断ると、子供だもんねとでも言う風に頭を撫でられた。昼も夜もない彼女らにとり、酒盛りは時間を選ばないのだろう。海を眺めてと言うのも悠長な話だが、あるいは、彼女らなりの風流なのかもしれない。 まあ、それはいい。 贅沢な時間だ。趣もある。それは認める。 ぬるい風と、おおどかに流れる雲。押し寄せる波は引いて潤し、水平線に果てはない。 おまけに背後からは、南国娘の甘い香りと肌のぬくもりが包み込み、心臓の柔らかな音が背を叩く。ゆったりとした時間は、大陸とは違う流れ方をしていた。ファルたちと同じ、甘く大きく、柔らかな時間の流れ。それを楽しむのは、当然の贅沢というべきかもしれない。 だが。 だがその時間に、俺も付き合わざるを得ないというのは困りものだった。こいつは自分の肉体暴力を理解していないのだ。俺にしてみれば肉監獄もいいところ。極太の太ももクッションに閉じ込められ、爆乳に覆い被さられ、四方は褐色むちむちの檻。押し返しても押し返しても押し寄せてくるド級のエロさに、生殺しにされ続ける。程よく日焼けしたような褐色肌に密着し、巨乳を揺らされ、太ももで挟み潰されれば。 当然俺は、ソワソワして、ムラムラさせられて。 とてもじゃないが、風景を楽しむどころの話ではない。 時折乳布の位置を調節したり、脚を組み直したりしては、その柔らかさを主張して。 一人試練に耐える俺を、このデカ猫娘は、気付いているのかいないのか。 アルコールで、じんわり高くなる体温。華やかな甘香が肌に染みついてきて、だんだん俺まで酔わされていく。異種族巨大娘の濃厚フェロモンは、人間の体には催淫剤でしかない。ひとりクラクラ酔ってくる劣等種。正直股間が落ち着かない。身をよじって、その女体にすがりつきたくなる。ぶっとい太ももに手を這わす。綺麗なお腹の表面に頬を擦り付けた。犬にされる。動物にされる。プライドも理性も貫通する褐色フェロモンは、俺には強烈すぎて。 「もう、出してくれ、出せ、出してぇ……ッ!!」 どエロいあぐらの中、俺は逃げることも狂うこともできずにいた。 ファルはそれを、快哉と受け取ったのだろうか。 〈どう? 気分はよくなった?〉 そんなことを聞く、酔いに伸びた舌。珍しく俺の意見を訊いてくる。おそらく、景色のことを訊いているのだろう。千載一遇のチャンスだった。今伝えないと、また何時間も強制発情で煮殺される。 「暑いから出してくれ! あー、何って言ったか……、そうだ、アツイ、ダス、わかるか?!」 その声に、一瞬巨体が揺れた。 〈ダス、……***?!〉 またぐらから引っ張り上げられ、次いで目に飛び込んできたのは巨大な猫耳美貌。それが驚きと赤面の顔でこちらを見ている。なんだ? 何かまずいことを言ったのか? 〈これでいいのか?〉 妙な反応だが、これでいいかと訊かれたら頷く他ない。出してくれたのだから、早く下ろしてほしい。しかしファルは、当惑したように視線を逸らせて頬を染め、それから、急に立ち上がると。 岩場の影へと、俺を引き込んでしまった。 「ファル……? お、おい、何か言えって……」 半ば怯えた様子の俺を、岩に立たせ、黙りこくる巨体。俺の上に覆いかぶさるように手をついて、俺を巨体の檻に閉じ込めている。目前に巨乳を突き付け、甘い香りをむんわりあたりに漂わせ、明らかに様子がおかしい。恐る恐る見上げれば、目前には水着にどっぷり溢れかえる褐色おっぱい。ココア色の頬はほんのわずかに朱を混じらせ、当惑も徐々に優越感へと変わっていく。 〈…………♡〉 酒のせいか、少し紅潮した頬でこちらを見下ろす猫耳美少女。だが、何かに浮かされた表情は異様に色っぽい。妖艶で、なんだか怖いくらいだ。それが、決心したように息を吐くと、一言。 〈この、駄犬……♡〉 そう言って、乳布を解くのだ。 俺の声を遮って、“どすっ、ばるんっ♡”と解放されるぎっちり爆乳。ただでさえ大粒の葡萄のような特大乳房が、体積64倍のスケールで頭上に色香を炸裂させる。いざなうのは豊穣なエロスの胸元。その途方もない豊満さへ、おいでおいでと俺を誘い込むのだ。 今更気づく。 そうか。俺は知らずに、この巨人娘に交尾を申し込んでいたのか。 だが、既に目前には南国のむちエロ爆乳。 この引力に、抗えるはずもなく。 〈あはっ♡ もう我慢できないの? お前、**だね♡〉 気づけば俺は、その褐色巨体によじ登っていた。山のようなすべすべの肌に手を滑らせる。お腹、胸、快い肌の手触り。柔らかさが手のひらいっぱいに広がって、乳房の形を手に教えていった。トロピカルな甘い香りがどんどん思考力を奪っていく。まるで魔力だ。谷間に埋もれる。巨体に張り付く。それだけで、快楽が俺の中でのたうち回った。 俺を抱きしめ、どすんっと腰を下ろす猫耳美少女。そして小犬のような男がじゃれつくに任せ、矮小な欲望をクスクス笑うのだ。 〈お前は、本当に***だね♡ そんな犬、このまま**してもいいよね? ほら、媚びろ、犯さろ……♡〉 耳元で囁く異郷の言葉。誘う言葉と共に乳房を鷲掴みにし、寄せ付ける。俺では、両腕いっぱいに抱えても抱えきれない大玉おっぱい。そのおばけカボチャのようなボリュームに挟まれ、押しつぶされ、揉み込まれれば、いよいよ上位種娘は興奮を耐えきれないようだった。 〈***……♡ ちっちゃな体で、必死に**して……♡ お前は犬だね♡ その貝殻みたいな手で、この胸に**しようとしてるの? ……チビ♡ 押し潰してやりたい♡ **してやりたい♡ そしたらお前、どうなっちゃうかな?〉 そんな興奮のままに俺を抱きしめれば、途端に“むんにゅうぅ……っ♡♡”と溢れかえるおっぱい。人間ではありえない柔らかさと密度を備えたそれが、俺の上半身全体を包み込んでしまう。地母神のような異種族娘に抱きしめられ、俺はもう身動き一つ取れはしない。体格差を思い知らせるような無限の抱擁に喘がされては、犬のように発情するだけ。 〈……動けもしないんだ♡ **だから、無力だね♡〉 クスクス笑いながらファルは、乳房を持ち上げ“もにゅんもにゅん♡”と俺を揉み回す。左右にこすりつけ、“ぎっちいぃ~~ッ♡”と挟み潰し、喘ぐオモチャと化した俺を弄ぶのだ。ばるんばるんの生乳房は俺より重く、柔く、絶対的。そんな肉体の圧倒的な差を見せつけて、俺に被虐感をゆっくりゆっくり植え付けていくつもりらしい。 海風と波音、それすら上回る巨大な肉体。それに俺は、何分も何分も弄ばれ続けた。ゆったり流れる南国の時間は芳醇な官能を漂わせ、ひたすら甘美。しっとり潤み始めた生肌は、“とくん♡ とくんっ♡”と優しく矮躯を叩き、荒々しい乳波で俺を圧倒する。パン生地のようにこねくり回され、乳の重みに任され続け。徐々に、絶対娘の媚遊戯は加速していく。 〈チビ♡ ち~び♡♡ お前には私がどう見えてるのかな? こんなちっちゃな体でこの巨体に弄ばれて、泣きそうになりながら**してる♡♡ 怖い? 気持ちいい? あはっ♡♡ この言葉もわからないのかな♪〉 耳元に吹き込むように囁き、唇を奪っては、快楽を自分に従属させる猫耳美少女。自分の中に取り込むような抱擁と、甘いからかい声が俺で俺を倒錯させ、自分の女体で頭をいっぱいにさせる。対する俺は、汗ばんだむちむち巨体に乗せられ逃げられない。肌にジンジン染み込む雌汗媚薬。洗脳するような声音に時間もわからなくなるほど蕩かされ、とろとろに頭を犯され続ける。 広大な砂浜の、岩陰の片隅。解放感と閉鎖感は独特で、野外エッチのインモラルがより異邦人を興奮させた。ゆっくり性感を高める猫耳種族の秘術に、はめられていく、囚われていく。 早く早くと俺はせがんだ。ご主人様はその劣情を弄び、爆乳で挟み潰しては“じゅわっ♡ふわあッ♡”と快楽を刷り込む。それだけでペットの頭は真っ白。快楽が海に押し流されそうになる。 そして、深層意識までその快感に支配されたとき。 〈いいよ、おいで♡〉 猫耳女神は、M字開脚の前に俺を立たせたのだ。 青空の下、あられもない美少女の痴態。健康的に輝く明るい褐色肌は、エキゾチックなエロスでむせ返るほど。それを前に、子犬は呆然とする。どうすればわからないほどに巨大な肉体。山脈のようなむちむち巨体に、極小の体で立ち向かうなんて。 それでも、恐る恐る長い美脚の間に忍び寄り。 自分より長身でむっちりした太ももに、キスし、抱き着き、許しを請うと、俺は。 〈早くしろ♡♡〉 そのおみ脚に、がっちり抱きしめられてしまうのだ。 その瞬間の、極彩色の快楽といったら。 「ぅ、ッ、あ、ひゃああああッ♡♡♡!!!??」 強引に抱きしめられ、はじめ陰唇にぶつかった亀頭。それがぷっくりおまんこの表面を撫でたと思ったら、瞬く間にスジの間へとねじ込まれていった。“つぷっ♡♡”とクチビルに食まれるや否や、“ずぷぷぷぷぷッ♡♡”と膣ヒダのるつぼへと突き落とされていったのだ。無数の雌肉の海をかいくぐっていく俺。無限にも思える快楽の触手に舐め上げられ、上位種女体の聖域を味わわされる。人外の異常な快感。本来接続してはいけない快楽に生挿入させられて、脳が異常をきたしそうなくらいだ。 「やめっ、これ、壊れる、使い物にならなく、あ、あああああッ♡♡♡」 のたうちまわり、必死に股間を抜こうとする俺。異種族娘のフェロモンは、人間には劇薬すぎる。肉体はあまりに淫猥で、おまけに粘膜は極上名器。本能が警告を鳴らしまくっている。温厚な彼女らのこと、抵抗すればもしかしたら……! だが、絶対的な肉体はより一層俺を締め付けて。 〈動けないね♡ 包まれてるね♡ お前は私が許すまでこのまま**されるんだよ♡〉 “ぎゅうぅッ♡“と、むちむち美脚でホールドするご主人様。ねっとり甘々な膣内でペニスだけが行動を許されて、その快楽だけに集中させられるのだ。膣内独特の蠢動とねっちりとろとろの洞窟名器。視界が明滅するような挿入感は、極上で、かつ小人には過剰だった。 「出せ、出して、やめ、あ、あああぁぁ……ッ!!」 丘のように巨大な女体の上、のたうち回る小犬。それをむりやり抱き潰すと、上位種娘は“よしよし♡♡”と慈愛たっぷりに快楽で俺を攻め落とす。せめぎあう肉体の間、“ちゅぷっ♡ じゅちちっ♡♡”としゃぶられる男性器。それもひときわ強い抱擁で押し付け合わされれば、小男の意識は膣内へと溶融していく。 〈んっ……♡ これ、いい、かも……♡〉 異郷の言葉で囁く甘い声。汗で密着した肌と肌は溶け合って一方的に快楽を注ぎ込み、余裕たっぷりの愛撫はビクビク小人を跳ねさせる。今にも解放されたい快楽の渦。けれど、がっちり拘束されて抜き差しすることすら許されない。 そして、そのまま。 巨体は動きを止めた。 馴染ませるように少し身じろぎすると、甘く息を吐き。 果てしないスローセックスへと、俺を引きずりこんでしまうのだ。 〈**……♡ 動くな……♡〉 身じろぎも許さず、“ぎゅちッ♡ にちぃ……ッ♡♡”と絶望の拘束セックスを叩き込むファル。恐ろしいほどの腕力で柔らかボディに縛り付け、途方もなく太くエロい美脚でホールドし、極上性器に俺を閉じ込める。毎秒多段ヒットする媚薬まみれの粘膜愛撫。異種族セックスなど、ただの人間が耐えられるはずもないのに。“じゅくッ♡ にゅちッ♡”と膣肉の海がヒクつく。ほろ酔い獣耳娘の漂わす、猛烈な甘香が、あまりに淫猥で。 上位種娘から染み出す劇薬レベルの性フェロモンで感度を上げられ、無力感を植え付けられたままの無限逆レイプ。 それが、終わらない。 いつまで経っても、泣いても、叫んでも、イキそうになっても。 ファルは、少しも女体緊縛を緩めないのだ。 〈ん……ッ♡ この体で、こんなにちっちゃい子供、犯してる……♡ 劣等種に、この体、**してる……♡ お前、幸せだね♡ ちゃんと耐えろ♡ じゃないと、**するよ?〉 ゆったりと、南国セックスの酔いを味わっているご主人様。噛んでは染み出てくる快楽を舌で転がし、俺の矮躯を楽しんでいるらしい。その満足が深ければ深いほど、この快楽責めは長引くというのに。どこまでも広がる空に砂浜の中、無限に巨大化していく女体と快楽。意識すらあいまいになっていく膨大な熱量に、次第に俺は狂わされていく。 〈あはっ♡ ……勝手にイクな♡〉 時折思い出したように跳ねる矮躯は、容赦なく抱き潰された。快楽に暴れようとすれば、その上、ぐるんっと体勢を入れ替えて上からのしかかられる始末。山のような雌猫に、完全に組み伏されてしまうペットの体。とてつもない巨体に押し潰され、動くこともできず愛される。クスクス笑う声、耳なじみのない言葉での愛のささやき。 そして、南風に吹かれ、木々がざわめき、南国の爽やかな青空の下。 じっとりと、グチュグチュに、犯されるのだ。 何分も。 違う、多分、何時間も。 ──もう、何日も経ったかのような感覚だった。 とこしえの快楽責め、南国セックス。その中で豊穣な褐色女体が、俺を滅茶苦茶に蕩かせていく。 深い癒しとたぎる快楽は、神秘的な観想さえ催すほど。 こんなもの知らされたら、もう戻れない。 コワれる、犯される。脳内麻薬の質と量は薬物よりも甘美で、絶対的で。 俺はこの快楽から、一生逃れることはできない。 そう思った瞬間だった。 〈ばか♡ 勝手に、やめるな♡〉 不意に、クスリと笑うと、ご主人様は。 〈お前は……〉 腰を浮かせ。 〈犯されるんだよ♡〉 “ずちゅんっ♡♡”と打ち付ける。 〈いいよ、お前、犯してあげる♡ 私で、イケ♡ イケ、ブチ犯されろ♡♡♡〉 そして、徐々にそれを加速させると。 ──獣のように、俺を犯し始めたのだ。 「やめっ?! あ、あああああ♡♡♡♡♡♡」 突然の調教に、俺は追い付けない。腰だけ打ち付けるようなズコバコ逆レイプに、ひたすら叩き潰されるだけ。膣内に流出した感覚を一気に押し返すように、何度も何度も膣肉を叩きこまれる。輪郭を思い出させる膣肉愛撫。しゃぶりつき舐め回す極上名器は俺をとことん喘がせた。もはや何も残っていない従属ペニスを苛烈に愛し締め付けて、俺のすべてを吞み尽くそうとしているらしい。 “ずちゅんずちゅんッ♡ ずちゅずちゅずちちッ♡♡♡”と容赦なく襲ってくる獣セックス。巨大な美性器に閉じ込め舐め尽くした小魚を、鬼のようにしごいては泣いても叫んでもやめないのだ。その常軌を逸したマゾ調教に、小人は喘ぎ、叫んで。 それでも、トロトロ名器の中を彷徨う小魚は、快楽の海から戻ってこなかった。 「やめっ、ペニス、溶け、あ、ッ、~~~~ッ!!」 とっくに快楽に溶融してしまったペニスは、とっくに限界を超えていた。竿の中で渋滞する快感に、根詰まりを起こしてしまうのだ。そうする間にも猫耳巨体は止まらない。何かを囁きながら、何度も何度も俺へと降り注いでくる。 そして、とっくに超えた限界を、踏み越えたとき。 ご主人様は、 “ずっちゅんッ!!”と、腰を打ち付けると。 〈イケ♡ イケ、いけ、出せ、出せ、出せッ♡♡♡♡♡〉 “むっぎゅうぅ~~~ッ♡♡♡”と、俺を抱き潰したのだ。 言葉にならない声が、頂点を打った。 「ぁ゜ッ?! ~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」 弾ける小魚。爆発するマゾ快楽。 ココア色の女体の中で、蕩けて。 それから、深く、深く、弛緩する俺。 それを、ファルは。 〈約束通り、出させてあげたよ?〉 “ずにゅうぅ……っ♡”と、引っ張り出し。 〈これでお前は、私の……♡〉 抱きしめて、そう、囁いた。 ⁂ ──それからは、ご褒美の時間だった。 しばらく、巨体の上で痙攣し、どうしようもなくしっとりスベスベの褐色肌にしがみついていた俺。 それが、ようやく気力を取り戻し、身をもたげると。 〈今度はお前が、私を襲うんだよ♡ 媚びろ♡ その体で、私に跨がれ♡〉 M字開脚を見せつけ、猫耳巨娘が言ったのだ。その言葉とは裏腹に、肉体の囁きは優しかった。むっちり俺を受け止めると、そのまま自分に寝かしつけるように抱きしめるのだ。 極太太ももに手をつき、腰が浮いてしまうのをなんとか押さえつけて巨体に甘える俺。一方の上位種娘は、M字開脚の中に必死に溺れるペットを見下ろし、憐れむような慈愛で頭を撫でてくれた。屋外、無窮の砂浜で感じる巨体。荒い吐息と時折“んッ♡ んっ……♡”と感じる声の艶めかしさで、頭は朦朧としていった。ねっとりとろとろの膣内。それにひたすらダイブしては、小人はその肉体に従属していく。 そして、“ぎちっ♡ にゅっちいぃッ♡♡”と猫耳まんこが締め付ければ。 小男は、いともたやすく搾り取られるのだ。 でも、それで猫耳巨人の無尽蔵の性欲を満たせるはずもなく。 〈ほら、まだ終わってないよ♡ 早く、次、次♡♡〉 俺は、何度も、何度も、何度も。 奉仕を命じられた。 この上なく健康的な倒錯だった。 エロく汗の滲んだ柔らか褐色肌、その上に乗っかり、芳醇な肉体へと蕩け合う俺。野外、太陽の燦々と照らし出す異常なシチュエーションで、女体へ必死に小さな腰を振るのだ。もう巨大娘は真っ裸、健康的に日焼けした肌を輝かせている。そして俺は、その女体地獄から逃げる意志すら許されない。 後背位、獣のような体位で、尻にすがりつき。 砂のびっしり張り付いた、濡れ巨尻に埋もれる、腰を振り続ける。褐色肌と砂の白がせめぎ合う艶めかしい背中がくねり、揺れ、時々跳ねては、俺を誘惑した。 或いは、そのまま座り潰されて。 巨岩のような褐色尻鈍器。それで、“ぐりッ♡ むちっ、ずり、ぐりぐりぐりぃッ♡♡”と練りつけられるのだ。ねじり、練りつけられ、叩き込まれる褐色巨尻。その爆裂な威力に、哀れな小魚は木っ端みじんにはじけ飛んだ。 何回、それを繰り返したかわからない。 そして最後は、跨られ。 〈出せ♡ 出せ、出せ、だせだせだせッ、搾り取られろッ♡♡♡♡〉 獣のようにブチ犯される矮躯。 調教の仕上げの時間だった。 〈**ッ♡ **ッ♡ **していい? いいよね♪ ほら、潰れろ、ブッ潰されろッ♡♡♡〉 ばるんばるんの爆乳を毬のように弾ませて、俺の上でバウンドする褐色女体。視界で跳ね回るデカ乳と降り注ぐ美まんこに、俺はただただ立場をわからされるだけ。それが幸福だと、無理やり理解を捻じ曲げられる。犯してもらえる。潰してもらえる。ひたすら褐色娘に酷使されて、性奴隷へと作り変えてもらうのだ。 もう、何度射精したかもわからない。 気づけば夕焼けに染まる空の下、俺は女体の上にぐったり横たわっていた。 散々犯されまくり、ぜいぜい息を吐きながら雑巾のように女体に張り付く矮躯。たった今俺をグチャグチャにぶち犯した、危険な女体に張り付くのだ。ゆっくり上下するお腹に揺られ、南国娘の女体の波に揺られて、癒されて。 〈バカ犬♡ これからお前は、**になるんだよ? これで終わるわけ、ないじゃないか♡♡〉 ぐちゃぐちゃになった俺を、全裸で抱き上げる褐色娘。 砂と汗にまみれた極上の女巨体を夕陽に晒し、輝かせ、 そしてマゾ犬性奴隷を、むちむち巨大娘の園へと連れ戻していったのだった。