ビール二杯の御礼(600円プラン限定)
Added 2024-06-29 04:44:28 +0000 UTCお疲れ様です。ワタルです。ビールを二杯も奢っていただきありがとうございます。最近暑いので、ことさらビールが旨いです。
今本編で描いている「龍堂vs月ノ輪」「キバvsクラマ」の裏舞台というか制作秘話というか、そんなようなことを書いて行こうと思います。
今月の頭にようやっと長い長いボルケーノ編に蹴りをつけまして、ようやくライ太周りの話を描こうと重い腰を上げました。ライ太の話と龍堂の話はワンセットなので、龍堂に口火を切ってもらうことにしました。皆様お察しの通り龍堂にはひとつのテーマとして「継承」というものがあります。龍堂の性格上ひとつでも多くのものを次世代に渡そうとするはずですが、人脈もその中に含まれるだろうと考え、ボルケーノ勢を定例練習会に呼ぶ流れとなりました。Zoo勢とボルケーノ勢の邂逅はずっと温めてきたアイディアという訳ではなく、成り行き上自然に生えてきたストーリーです。物語の妙ですね。行き当たりばったりとも言いますが。
まぁ練習会で各勢力わちゃわちゃ交流してもらうだけでも結構面白くなりそうだったんですが、Zoo勢とボルケーノ勢の交流にがっつり焦点当てて描ける展開って恐らくこのタイミングが最後なんですね。ランク戦始まっちゃったら物語としてはほとんど終わりですので。というわけで、何か印象に残る、読者の皆様の記憶に残るセクションに仕立て上げたい。そうなるとやっぱり対戦かな、と思った次第です。
最後に描いた対戦はクラマvsくま吉。今年の2月に描いています。もう4ヶ月くらい前です。ほのぼのカードゲーム漫画を謳いつつ直近はドロドロラブストーリーを描いていましたので、そろそろ熱いバトルシーンのひとつも欲しいところ。ボルケーノの三頭とZooのランカーでの大将戦とか、あるいはボルケーノ版ボスラッシュとか色々考えたんですが、諸事情でやめました。
「諸事情でやめました」の「諸事情」を解説してこその600円限定記事ですね。すいません説明します。
大将戦ですが、これは以下のようなカードを想像していました。
先鋒ライ太vs野良
次鋒ユキvsクラマ
大将龍堂vs月氏
これはこれで面白そうなんですが、ライ太と野良って既に前回のランク戦で描いちゃってるんです(ちなみにユキvs野良も描いてる)。ライ太側はデッキ変わってるんですが、流石にこれは微妙かなと。また、ユキとクラマはプレイヤーの性質上、くま吉vsクラマの焼き直しみたいになってしまう。ユキとくま吉の現時点での格の差を浮き彫りにできるかもしれませんが、似たような展開になるのは目に見えていますし、これも微妙。ということで大将戦は没に。
次の案はボルケーノ版ボスラッシュでした。通常はランカーである龍堂・ユキ・野良でやっているボスラッシュですが、この日は特別にボルケーノ三頭にボスをやって貰おうよと。これもまぁ悪くはなさそうなんですが、流石にクラマ卓の回転が遅すぎてボスラッシュとして成り立たなそうなので没。
そこで、面白そうなマッチアップのみをピックアップしたフリプという流れに仕立てました。私が絶対に描きたいと思ったのはキバvsクラマ。作中でも飛び抜けて対照的な二人です。攻めのキバと守りのクラマ。勘のキバと理のクラマ。ここまで面白そうな要素が揃ってて面白い対戦が描けなかったら筆折ります。
一方で描かなければならなかったのが龍堂vs月ノ輪です。ここはもう必然ですので黙って描きます。
対戦カードが決まったのはめでたいですが、この2卓の対戦を連続で(キバvsクラマを描き切った後に龍堂vs月ノ輪を描く、という意味での「連続」です)描くのにはいくつかの問題がありました。
まず私の負荷です。死んじゃいますね。死なないにせよ、めちゃくちゃな頻度で休載しそう。
それから物語上の優先順位。この二つの対戦カード、ライ太周りの話の中では些事も些事、おまけみたいな対戦パートなんですね。ここに2ヶ月とかかけてもしょうがないんで、サラッと描きたかった。
最後に、ここが一番重要なんですが、2月に描いた「くま吉vsクラマ」の対戦を超えられる気がしないです。あのマッチはずっと温めていた対戦パートであり、ラストのブルドラでの決着まで含め結構練り込んでいました。今回のふたつのマッチアップは前述の通り自然に生えてきたものなので、どうしてもクオリティに差ができてしまう。
というかですね、そもそも「野良vs月ノ輪」「くま吉vsクラマ」で対戦パートの解像度が破茶滅茶に上がってしまったんですね。詳しく描きすぎました。あれはあれで良いんでしょうが、この解像度で描き続けたら必ずどこかで破綻するという確信があります。重要なのは物語を最後まで完結させること。どこかでしっかりと解像度を下げて、盤面ではなく心理描写と台詞回しで熱い展開を演出する流れに引き戻したい。そこで今回、2卓同時進行の形を取りました。
今回のふたつのマッチアップは毎回交互に描いていきます。せわしないですが、流れが寸断されるため詳細な棋譜は不要です。盤面よりもキャラクターの対比や心理描写で熱を表現していきたい。いざ描き始めてみますと、個人的にもやはりこちらの方が性に合います。テンポもいいし、心理描写にカチッとフォーカスできる。これこそ私の土俵という気がしています。今のところ、サラッと描くというのを実践できている認識です。
今はふたつのマッチアップをどんな形で決着させるか色々と妄想しています。キバvsクラマよりも龍堂vs月ノ輪の方が苦労しそうな見通し。キバクラは勢いだけで走り切ります。
そんな感じです!引き続きビール飲みながらがんばります!!
Comments
二次中心で細々と創作やってる身からしても簡略化していいところ、深く読み解いて欲しいところ、こだわりポイントのバランスにはいつも頭悩ませますね、ほんと 頑張ってくだしゃい
seqcalice
2024-07-01 16:10:04 +0000 UTCお疲れ様です!本格的に暑くなってきたのでご自愛くださいませ…
なるさわ
2024-06-29 13:41:30 +0000 UTCお疲れ様です!生ビールどうぞ! > あのマッチはずっと温めていた対戦パートであり、ラストのブルドラでの決着まで含め結構練り込んでいました。 あのマッチは展開も決着も素晴らしかった…長く練り込んでいたなら納得の完成度ですね…
AiNI
2024-06-29 05:12:42 +0000 UTC