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アギトvsゴリ山

前回のランク戦がゴリ山とアギトの初対面であり、その後長く続くライバル関係の発端でもありました。 この時点で、アギトとゴリ山の実力はほぼ互角です。ゴリ山の方が四ヶ月ほど先行していますので、ルール面やカード知識の多寡では四ヶ月なりの差はありますが、その差は引き運や噛み合いを覆せるほど大きな差ではありません。ざっくり言えば「どっちも初心者」ということになるでしょう。 末恐ろしいことに、両者共にZoo勢の"本番"であるランク戦でまがりなりにも二勝を上げています。ふたりとも環境に恵まれ過ぎです。 後にランク争いに絡んでくるまで実力を伸ばすアギトとゴリ山の注目の初対戦ですが、内容は相当ぐだぐだです。以前描いたこのランク戦の一位決定戦、龍堂vsユキの対決の中で「このレベルの対戦になると些細なミスが致命傷となる。片方がミスを犯し もう片方がミスを犯さなければ、遅れた一手を巻き返す機会は永遠に回ってこない」と書きました。実際ユキがこの対戦中に明確なミスを犯すことはありませんでしたが、先手後手のドロー1枚の差で龍堂に敗北しています。彼らはそれほどにシビアな斬り合いを繰り広げていたのです。 翻ってアギトとゴリ山の対戦を見てみると、遅れた一手を巻き返すもクソもありません。とにかくミスを連発して勝手に一歩も二歩もゴールから遠ざかっていくのに、相手も同じようにゴールから離れていくのであくびが出るほど対戦が間延びしています。 今回はアギトが勝ちましたが、これはプレイスキルではなく引き運と噛み合い、そしてなによりデッキ選択の差でしょうか。この時点でのゴリ山にコントロールデッキは荷が重すぎました。相手のデッキの脅威を丁寧に捌いていくことが求められるコントロールデッキを握っていながら、脅威となるカードを明確に意識できていない。ランガンと殴り合っていながら火力の存在が頭に無い、これでは土台お話になりません。ランガンも攻め入るタイミングを計るのが難しいデッキではありますが、基本的に攻め続けるタイプのデッキなのでコントロールよりは扱いやすいです。にゃんコンはこのランク戦を制した勝ち組デッキですが、乗り手の練度で強さが変わるというのが良く分かる例でしょう。本来にゃんコンはランガンに対して有利がつくデッキであり、勝ち方も「完封」に近いものになりがちです。 というように大変お粗末な内容だった両者の対戦ですが、ここで重要な点は、アギトもゴリ山もこの対戦を心底楽しんでいたということです。 盤面を捌き合い、除去や妨害の応酬を経ての殴り合い、互いに危険水準の残ライフというギリギリの局面で今引きの本体火力で幕。毎ターンの自分のドローが待ち遠しくて仕方がない、相手のドローが怖くて仕方ない。あくまで実力で殴り合いたいユキのようなプレイヤーはトップ勝負を嫌いますが、少なくとも今回のアギトとゴリ山は今引き合戦を存分に楽しんでいました。将棋やチェスには無い運の要素がもたらす快感は、TCGプレイヤーなら一度は経験があることでしょう。 高度な読み合いだけが対戦の醍醐味ではない、捲ったトップを叩きつけ合うシーソーゲームだって面白い。そんな一面があったからこそ、ふたりがその後カードゲームの沼の深いところまで到達できたのかもしれません。

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Comments

アギトが火力の強さを知ったのもこの試合からかもとおもったりしました

Geen

対応の三分の一くらいが今引きなのマジで初心者って感じがして笑った

nekonoibiki1

「ピーハン握ってるんだから大物出す前に撃ちなさいよ」、まさについ先日MTGアリーナでやりますた。

夕凪

いらんタイミングで妨害を切ったゴリ山のミスに焦点が当たっているけど、除去を使った時点でアギトも気付かずに撃ったわけで、アギトはこの場合どうすればよかった?

キナツ

龍堂さんのデッキの完コピなら入ってるはずのランガンに刺さるカードが出てこないの、ランガンだと判断する前に無駄に手札回して捨てちゃったりしたんだろうな…

帝国

あっ…って今引きがリアルでいいw

mr.nadeshiko

ゴリ山の表情がコロコロ変わっておもしろ可愛い

コスモス

そうなんだよね ゴリ山は単体で見ると「母にゃんこを守らなかったら耐えられた」と言うことに気がついてない。 「母とプレイヤーの両方を守るだけの妨害がなかった」と言う認識の可能性が高くて、この間違いは本人ではなかなか気がつかない(実際に並べてみて「母にゃんこ死んでももう足りてる」と言うのを確認しないとわからないので) とはいえそれこそユキや龍堂なら聞いただけで場を見なくても想像できる状況だから、反省会でそこが見逃されることもまたないと思う

tara

いらん妨害かまして負けに直結は笑うほかないね…… ただ、「フィニッシャーを守らずに見捨てる判断」は確かに難しい。デッキ内のラス1ならなおさら。それをするには、今の彼には確かに荷が重かったのかもしれない。 とはいえゴリ山はこの大会で「にゃんこ出せずに負けた」「にゃんこブッパで勝った」「にゃんこブッパで負けた」の3つの異なる経験を得たわけで、あとは経験値を重みづけして、「ヘビコンのフィニッシャーはゲームの掌握に目処がついてから、ダメ押しとしてゲームを終わらせるためのものだ」「そうでない時の投げつけはその場しのぎ・切り捨てを視野に入れたギャンブルムーブだ」という理解が身に染みたことでしょう。GG。

CHILLY

この戦い「アギトは自分のミスをかなり把握しているけどゴリ山は自分のミスを把握していない」って違いが有るんだな。実践経験はゴリ山の方が上だろうしアギトの才能やべぇな。

亀の三郎

ぐだぐだだったな… まあ楽しかったならヨシ(笑

rucke

今引きでの火力で幕とか凄い引きだなアギトw

雷人

(あと2ターンで俺の勝ちだ…!!) どのカードゲームやってても、こういう事を考えると不思議と負けちゃうんすよね…

智依

アギトくん凄いな。 CSクラスか、それ以上の大会で初めて1ヶ月で3-3はなかなか凄い。 この対戦を未来で話し合うと思うと感慨深いなと思った。

ユウケン

争いは同じレベルでしか生じない と良く言われますが、とらえようによっては同じ力量同士だからこそ楽しいバトルになってるんでしょうね

かもろまん

アギトが2ヶ月で大会……て事はこの作品リアルタイムに則して進行してたのか!?(アギト登場=7月、大会=9月) 考えてみれば正月ネタとかあったのに何で俺は気がつかなかったんだ……orz

masashi

「妨害っスよ…!」からの「キルターンは変わらない…!!」がおもろすぎる。ゴリラのドヤ顔おもろすぎる。

pekomon_pokeka

マシュマロンを退かせずに3〜4ターン動けなかった後に2枚目のマシュマロンでライフが尽きた学生時代のデュエルを思い出した

両者トップ勝負の運ゲーに追い込まれた時のヒリつきからしか得られない栄養素があるんだよな

実に微笑ましい

ぴゑ~る

本編と同じくらいあとがきが面白い。

ヒナコ

今日UNION ARENAってBANDAIのTCGの体験会に行ってきたけど10年ぶりの紙のカードはやはり楽しかった。 この二人みたいにグダグダだけど分からないなりに同じくらいの知識量のお相手と対面して言葉を交わしながらやるカードゲームは楽しかった(*´ー`*)

KTK

今出来ることを精一杯やり切ってる感じが堪らなく熱すぎて最高の一戦…!

f_shuzen

「コントロールのフィニッシャー」って初心者の頃に敵目線で見るとまさに不沈艦って感じで強くみえるんだよな… 何やっても死なない、何やっても止まらないまま押し切られる超スゲー敵なんだよ 自分が出してみて実は全然そんなことないことに気がつく 気づいたら死んでる

tara

そしてアギトのデビュー戦を見返したら、龍堂さんがにゃんコン使ってた。 ごちそうした敗北という名のウェルカムドリンクが、負け覚えによる最高の一杯としてこの試合に活きてるんだなって感動しました!

mikage

除去通しても勝てるのに妨害しちゃうとかめちゃくちゃ分かる とにかくコイツを守らないと…ってなるんだよな

phantom

こういう新人戦みたいなグダグダ(当人たちでは死闘)が中々どうして面白かったりするんだよな、感想戦がてらのだべり含めてw

ken Kawa

こういう未熟者同士のベストバウトいいよなあ

まる

ブーストタイタニアVS赤黒コントロールで密約対象敵軍プレーヤーで勝ったあの対戦面白かったなぁ

黒眼鏡

初心者同士のこのトップ争いのぐだぐだが堪らなくいいんだよな…。

自分見てるみたいで手に汗握ってた🤭 いい話、そして対決❗️

Task.h

こういう対戦大好き

もんじゃ

この後龍堂会の飲み会でこの試合についてユキさんから検討会で総突っ込みされつつ、アギトとの初対戦を龍堂さんが思い出し、彼へのウェルカムドリンクが糧になってるようで喜ばしいと笑いながら、彼はACG始めたばかりだそうだぞゴリ山、と発破かけそうですね。

mikage

これは試合後の「ありがとうございました」から、どちらからともなく手を差し出して握手を交わすところまで見えた(存在しない記憶)

カルム

子供叱るな来た道だとは言うけど、 龍堂さんやユキさんも大昔はこんなグダグダをやってきたんだろうから もしこの試合を見てたら古傷を開かれる思いをしながらの苦笑いなのだろうか…w あっワタル氏、今年もデュエマの開発部デッキが3/18に発売します 前に覇道vs魔導具を楽しんでいたようなので是非ご検討下さい

めておますたー

今引き勝負、最高や

ishosi

両者ともプレイミスで勝ち目の優先権を捨てあってる展開、素敵やわー

こえるん

その時その時は精一杯なんだよね。振り返って初めてわかることは多い

exp

長いことTCG続けてるけど、いまだにこの域から成長できてない気がしてきたぞw でも、こういう流れも楽しいんだよな…

Shin

ぶっちゃけると、TCGプレイヤーの8割くらいはこれくらいの腕で楽しんでるし、正解の一つだと思う

seqcalice

母にゃんこをとりあえず叩きつける動きが本当に強いならコントロールデッキじゃなくて良いだろゴリ山…… でも俺にもこんな右も左も怪しい時代があったなと思い出しました

でぃのさうるす

見てるこっちまで熱くなってきた ワタルさんの言うとおり、こういうのがあるからカードゲームを辞められないんですよね

この漫画の読者みんな「対象 本体」って言葉好きでしょ 俺はだいすき

のら

良質なカバレージの観戦記事を読んだ気分……

ゆーき

アギト(この人強かったな…きっとベテランなんだろうな…!) ゴリ山(この人強かったな…きっとベテランなんだろうな…!) \ お互いグダグダ /

ヴラ

ここで考えた分、積み重ねた分が後のランカーの糧になるんだな。 かつてのライ太の言葉が胸に刺さる。

"文学少年"

泥臭いトップ勝負も良き、、、

sunoharae

大学生になってカードゲームで久しぶりに遊んで、 トップ勝負続けて負けたのを思い出した 強くなっていく過程の中で、勝てるようになるまでの間の一番楽しい頃の思い出

改めて読むと凄まじくグダグダ… でもこの経験を誰しもしてきて強くなる、カードゲームあるあるをちゃんと描いてくれる先生に感謝

この戦いほんとに待ってた、ようやく見れた

アルパッカ

これはまた熱い試合ですね。最高。この二人でなきゃなりたたない試合ですよ。

amyumoto

噛み合って勝っちゃった成功体験に脳が支配されるの、あるあるすぎる

heraclos

トップデーモンの快楽は良きものでしたね…………。懐かしい。

茄子

なんだろう、この熱量。あの感動すら感じたバキVS野良戦を彷彿とさせる。 否、キャラクターにとって死闘はどんなレベルだとしても熱量に差はないのだろう。

AREI


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