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ブルドラの元ネタの話

あけましておめでとうございます。ワタルです。



実は年末に胃腸炎になりまして、大晦日はうん◯が土石流みたく止まらなくて年越しどころじゃありませんでした。新年早々きったない話で恐縮であります。

昨年は11月頃から家族仲良く体調不良がちで(長女が学校から貰ってきた風邪が家庭内で蔓延のお決まりルート)、休載等々大変ご迷惑をおかけしました。昨年後半は結構ムリしてた気もするので、今年は体調もケアして頑張って参りたいと思います。



さて、今回は絶賛環境破壊中のぶっ壊れ性能カード《ブルードラゴン》の元ネタについて語らせていただきたいと思います。



作中のブルドラ初出回では、たくさんの方々から「これが元ネタでは?」というリプライや引用RTをいただきました。各TCGタイトルにブッ壊れフィニッシャーがいるのだなと感慨深く拝見したものです。

ブルドラはいくつかのカード、あるいはメタゲームから着想を得たものですので、元ネタとなるカードを1枚に絞るのは難しいです。順を追って説明します。




・まず環境ありき

◯◯環境。皆様にも馴染みの深い単語ではないでしょうか。◯◯にはその環境を席巻したカード名が据えられます。エピソード・ライ太では特定のカードが鬼のように強い◯◯環境についての話を描きたいと考えていました。

私が最初に思い浮かべたのは遊戯王の征竜環境でした。

色々な環境を経験してきましたが、征竜環境が私にとって、群を抜いて印象深い環境だったのです。魔導との二強ではあったものの、当時の征竜の動きを体感して「あっこれはちょっとヤバいかもしれん」と思ったのを鮮やかに覚えています。属性サポートとして登場したかと思いきや、蓋を開けてみれば右も左も【征竜】の海。エピソード・ライ太でもそんな猛烈な環境を描きたいと思いました。




・どんな動物にするか

◯◯環境の◯◯を何の動物にするか。ここは割とすんなり「ドラゴン」に決まりました。ドラゴンって動物じゃないのでは?という当然の疑問もあるかと思います。

鷲崎伝連載時には既に「龍堂」というキャラクターの構想がありました。百獣の王であるライオン(ライ太)よりも強い生き物ならば「龍」だろうという発想です。

最強のプレイヤーが最強のデッキを握るという展開も初期構想からありましたので、要するに◯◯は龍堂が使う動物ということになります。それならばストレートにドラゴンにしようかということで、まずは"ドラゴン環境"にすることが決定しました。

動物達が戦うアニマルカードゲームにおいて、敢えてドラゴンを登場させるのは良いアイディアだとにやりとした記憶があります。いかにも異次元の強さを持ったカードのようなイメージを醸し出せる気がしたのです。




・ドラゴンといえば…

青眼の白龍でしょう。私が生まれて初めてTCGに触れた時、最強の地位に君臨していたドラゴンです。

ドラゴンといえばブルーアイズ、ならばシンプルに《ブルードラゴン》にするかと安直に名前を決めました。正直《レッドドラゴン》あたりもかっこいいかなと思っていましたが、龍堂のキャラデザを模索していた時期でもあり、龍堂のカラーリングとの兼ね合いでブルーに落ち着いた経緯があります。




・強力なカードの効果って?

征竜環境を意識していたとはいえ、漫画に登場させるカードであるからには「強力なカード群」ではなく「単体で強力なカード」であるべきだと考えました。征竜のようなカード群をそのまま登場させるのは話がややこしくなり過ぎます(征竜というデッキは数種類のカード群が互いにシナジーしながら展開します)。

単体で強力なカードなどあらゆるTCG、あらゆる時代に存在すると思いますが、ドラゴンであるという点から私の頭に浮かんだのはMTGの《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite》でした。

このカードは公式の「強力なドラゴンの典型といえるようなカードにしよう」という意気込みと共に産み落とされたカードであり、どこかブルードラゴンに重なるものがありました。

私にとって雷口といえば、場に出た瞬間から仕事をするアタッカーというイメージです。ブルドラの「盤面着地時に除去を飛ばす」という場に出た瞬間から仕事をする能力は、雷口のヘルカイトの効果に引っ張られたものです。




・結局どんな性能にするの?

場に出た瞬間から仕事をするアタッカー。それだけでは環境を席巻するには至らないでしょう。ここからは私が雑に強いと思う能力をてんこ盛りにするだけの簡単なお仕事です。この段階で意識したのは「単独制圧力」でした。

ブルドラ1枚でフィニッシュまで持っていける性能にしたい。除去耐性と高い攻撃力は必須です。

対処が困難なカードとしたい。有翼とすることで地上動物に止められずに突撃でき、また比較的低コストとすることでキルターンを早め、反撃の機会を与えない。


こうして出来上がった公式オリカがブルードラゴンです。改めて性能を見てみましょう。


⭐︎基準値を上回る攻撃力

⭐︎盤面着地時に発動する汎用除去能力

⭐︎有翼動物

⭐︎対象に取られない擬似破壊耐性

⭐︎中盤から展開できる程のお手軽コスト


僕の考えた最強のカード!!!ACGがどんなゲーム性なのか、アタッカーとしての比較対象にはどんなカードがあるのか、そんな事は私含め誰も知らないはずですが、なんとなくブッ壊れっぽいカードが出来ました。重要なのは雰囲気です。



ところで、「ブルドラの元ネタこれでは?」ということで《ドラグーン・オブ・レッドアイズ》というカードが挙げられていました。

リンク以降の環境はほとんど遊んでいないので知りませんでしたが、凄いカードがあるものですね。ブルドラのイメージに近いかもしれません。久しぶりに遊戯王wikiを見て懐かしい気持ちになりました。



ブルドラに関してはこんなところです。また何か話の種があればこんな文章を書きたいと思ってます。そろそろエピソード・ライ太も連載再開となりますので、引き続きよろしくお願い致します。

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Comments

なお単体で強すぎてアナコンダが投獄されても帰ってこれない模様

ブルドラが出た時のコメントで開催された、僕のカードゲームでの一枚でぶっ壊れクリーチャー博覧会は楽しかったですね

灯矢

YPとしてはまたワタルさんに遊戯王触って欲しいなとか思わなくはないけど遊戯王は楽しいので触らなくても良いかもしれない

当方は現役OCGプレイヤーですので、作中の処理の仕方などちょいちょい遊戯王らしさを感じる場面がありなるほどなと思いました、、! 作品を読んでいて逆にマナカーブの概念のあるTCGをやりたい気持ちにもなったります! 年末年始お忙しい時期を迎えたとは存じますが、これからも続話を末永くゆっくり待っていますので、ワタルさん自身のペースでご無理なさらず!ご自愛ください! 更新以上にワタルさんが元気でいることが支援者としても嬉しいです!

ドラグーン・オブ・レッドアイズは遊戯王から離れた私でも「僕の考えた最強のオリジナルカード」って印象でしたねw 本来なら出す条件が厳しい代わりに強力な能力を持った原作主人公の主力モンスターの発展形だったはず・・・アナコンダが悪い()

KTK

ドラグーン、確かにイメージが近い気がしますし、当時の遊戯王は1ターン目にモンスターの特殊召喚4回以内にこれを出して制圧する最適解を最終的に打ち出したのも、すごくライ太達の思考に近いものがありますね。言われて気がつきましたが…………。

茄子

あの竜の環境はすごかった制限しても首もぎとっても別パーツで動いてくる・・・・・・。ブルドラ環境でのライ太とても楽しみです。

amyumoto


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