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パン田の話

鷲崎伝同人誌のキャラクター設定でも書きましたが、パン田にとってカードゲームとはコミュニケーションツールであり、デッキを調整したり大会に出たりするよりも、馴染みのカードショップで気心知れた仲間達とワイワイやる方が楽しみでした。 虎穴勢は全員虎穴という店を愛していましたが、こと『居場所』という点において、最も虎穴を愛していたのはパン田だったのかもしれません。その分、虎穴の閉店で彼が失ったものはとてつもなく大きく、カードゲームを続ける理由を喪失したも同然だったのです。ライ太の一言が無ければ彼の引退は、ずっと早かったことでしょう。 プレイヤーとしての実力は拮抗しているパン田とライ太ですが、カードゲームそれ自体を愛してやまないライ太は、パン田の目からはとても眩しく、美しく見えています。強くなりたい、一歩でも勝利に近づきたいという純粋な貪欲さ。極めてシンプルで、本能的な向上心。かつてヒョウから感じていたもの、そして自分は決して持ち得ないものを、確かにライ太は持っている。自身の心情を言語化する能力に長けたパン田はその構図を理解しており、それ故に嫉妬心のような粘ついた感情が湧き起こることもありません。応援し、協力したいという一心なのです。彼がユキに語った内容に偽りはありません。 自分にとってのカードゲームは虎穴の閉店と共に終わっていた。Zooでの楽しい時間はいわば「おまけ」であり、それはライ太から貰ったものである。Zooの仲間達に感謝しながら、彼は彼なりに精一杯、新しい居場所を愛でようとしているのです。

パン田の話 パン田の話 パン田の話 パン田の話 パン田の話

Comments

奇跡のような縁ってあるよなあ ライ太(とその仲間)との出会いもパン田にとっての奇跡の1つだっただろうな

まる

通っていた大会がなくなってトーナメント出るの辞めた身としてはとても共感できる

taka

こんなん泣くよ

okome

引退なんて、本当にふとした瞬間に訪れるもんな…… いつか俺も引退するのかな。

Nori→

コミュニティこそがカードゲームの核、というのはとても共感する。

zb

ああ、パン田さんのモチベーションの核は『デッキを研ぐ』じゃなく『虎穴とその仲間と一緒の時間』だったのか…。 何があった、なんて無粋だったな。 もう既に、パン田さんは灰なんだ…。

ぜろいち

いつもぶっきらぼうなライ太なだけにZOOで会おうや一緒に遊ぼうという素直な言葉が嬉しくて泣けます

コココ

人生の中でそんなにも輝かしい時間を手に入れたという事 本当に幸せだったんですね、パン田さん

"文学少年"

パン田さん引退した後もちょいちょい集まってみんなと呑んでて欲しい。分かってはいるけど…パン田!もっと熱くなれよおおおおお!!!

マイクタイソン

パン田さんにとっての虎穴の思いが、分かりすぎて辛い

thomas-simon-za

パン田さん、、、 精魂費やした趣味の「延長戦」の感覚、よくわかるぜ

パン田さん・・・。

yukke

こんな解説されたらもう引退不可避じゃないですか・・・。気持ちが分かるゆえに引き止められないし切ない。

りゅう

パン田さんにとって、虎穴閉店後の熱(モチベーション)はあくまで貰い物。 冷めきってしまった自分に熱をくれたライ太たちに感謝と恩返ししつつも、自分から熱くなれない以上は熱は次第に冷めていく・・・

Mohige

『先送りになる』だけで引退するのは確定なのが悲しすぎる。 趣味を趣味として純粋に楽しめるのも、趣味をコミュニケーションツールとして楽しむのもどっちも良いんだよな。 アーケードゲームを嗜んできた者としては後者のパン田さんの気持ちが痛い程分かって辛い。゚(´っωc`)゚。

KTK

パン田にとって虎穴がどんな所と考えてたか分かると鷲崎伝で剣士が暫く来なくなった時にパン田がヒョウともう酒は呑めねェと言った心情も分かってきますね

Garsue0713

これ言語化して貰うとすごく共感できるな…自分が紙のカードを置いてしまったのもそうだった…カードゲームが好きな事に決してウソはないけど、あのコミュニティでみんなと切磋琢磨するその行為自体が好きだったんだと出来れば失う前に気付きたかったな…

merody

鷲崎伝からワタルさんのマンガを読み始めたので、虎穴が普通と思って読んでいましたが、確かによく考えると特殊な場所だったんですよね。。それぞれのキャラクターの「カードに向き合う気持ち」「そのデッキじゃないといけない理由」が真に迫っていて、みんなカッコよく見えます。

食パン

あの居心地いい空間が好きだったんだな バカ言ってみんなで飯食い行ってキワモノデッキの人達と調整してパックむいてってあの場所が……

雷人


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