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おまけテキスト_リリーホワイト

Twitter(X)の静画をイメージした短文です。

https://twitter.com/th_chara_gts/status/1500063244085772288

(frame embed)



東方Projectよりリリーホワイト。

以前にSSを書いています。


東方妖々夢の4面中ボスだったり東方花映塚で出てきたり……

春が来たことを告げる妖精さんです。


ちょうどそういう季節なので書いてみました。

まだまだ寒い日が多いですけどね。


ちなみに、

特に二次創作ではリリーブラックと呼ばれている個体も居ますが、

リリーホワイトとの関係性を知っている人は今ではどのくらい居るのでしょう?


(約1,100字)


※無断転載禁止


------


連日の冷え込む日々のなかに暖かい日が交ざり始める。

今年も春がやってくる。


そして春の訪れを告げる妖精がひとり。



「春ですよー。」



ややロングの金髪、白を基調とした服装。

そして背中には桜色のような羽。


リリーホワイトである。


春が来たという喜びを伝えるために人間の街にやってきたのだった。



「このあたりに街がありますね。

 ちょっと伝えてあげましょうか。」



空を飛んでいた彼女は

ゆっくりと高度を下げて地上へと降り立つ。


ずずぅぅぅぅんん……


着地と同時に低く重い音と振動が周囲に広がった。

彼女が地面についた両足の下にはくっきりとした足跡が出来上がり、

その周囲には無数の地割れが走っていた。


彼女の今の身長は1万メートルを超えているのだ。

春により力が集まったのか、理由は不明である。



「さすがに立っていると全然見えませんね……

 顔を近づけちゃいましょう。」



ゴゴゴゴゴゴ……


膝を曲げて屈んでみる彼女。

顔の高さはしっかり下がったが、それでも目線は高度5千メートルを超えている。

街との距離はまだまだ遠い。



「こうなったら、思い切ってこうしちゃいましょう。」



ずずぅぅん、ずずぅぅん……

ずしゃぁぁっっ……


思い切って地面にうつぶせになった彼女。

こうすることで目線は高度1000メートル付近にまで下がった。

これなら街の様子がよく見える。




「春を告げるならどういうのがいいでしょう?

 単に言うだけでも伝わるとは思いますが、せっかくなら実感してほしいですね。」



小さく首をかしげる彼女。

あれこれと考えているようだが、今更ながら地上はそれどころではない。

長さ10キロメートル以上、

高さ1000メートル以上の妖精の体が地上を押しつぶしたのだ。

彼女が寝そべったところにあった文明は一瞬でつぶされてしまった。

しかし彼女は春を告げる方法を考えることに夢中だ。

地上の様子はほとんど気にしていない様子。



「あっ、こういうのはいいかもしれません。

 春一番ですよー、ふーっ。」



ふぅぅっ……


大きく息を吸うと、さほど力を入れずに息を吐く彼女。

春一番という強風で春を実感してほしいという思いのようだ。


バリバリバリバリッ!

ずどぉぉん……


そして地上は春一番で大惨事となってしまった。

あまりの暴風に地上の乗り物や街路樹が吹き飛ぶのはもちろんのこと、

高層建造物でさえ風圧により横倒しとなっていく。


彼女の吐息がぶつかった地区は綺麗に建物がなくなり、更地となってしまっていた。



「あらら、少し強かったですかね?

 でもこれはこれで、面白いかも?」



微笑みながらゆっくりと立ち上がる彼女。

うつぶせになったことで前面についた汚れを軽く手で払うとゆっくりと歩き始める。


ずしぃぃぃぃんん!!

どしぃぃぃぃんん!!


大きな春の足音を響かせながら、

春を告げるという彼女の使命を全うし始めるのだった。


------


おしまい。




Comments

ありがとうございますー。 全国各地で頑張ってそうです?

ナーヴ

リリーホワイトちゃんとても良き... 間近で眺めてたい...玩ばれたい... 春告巡りに付き添いたい...(*´ч`*)

八雲橙


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