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SS_かみさまのじいこうい

まだまだ暑い日々が続いていますね。


今回も東方のキャラです。

東方風神録EX面のボス、洩矢 諏訪子です。


種族は神様ですね。

諏訪大社とか洩矢神社とか、長野県あたりにモチーフがあるようです。

東方の中ではわりと有名なキャラのひとり……だと思っています。


それでは本題。

東方Projectより、洩矢 諏訪子。

里帰り(?)をして遊びます。今回は、じいこういです。

久々にそういうシーンもあります。

(約6,000字)


※無断転載禁止


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「うんうん、やっぱりこっちには建物がたくさんあるね。

 それに大きな建物も見える。」



四方を山に囲まれた街のはずれから

彼女は街を見下ろしつつ見渡していた。

洩矢諏訪子、神である。


もともとはこの世界で過ごしていたが、

現在は別の世界、幻想郷に住んでいる。


というのも、

この世界では技術の進化や文明の発展により

神という存在を信じない、気にしない人間が増えたため、

神としての存続に不可欠である信仰が日に日に減少していった。


それにより、この世界での存続が危うくなった彼女は

別の神とともに幻想郷へと移住を決めたのだった。


それから何年経っただろうか。

この世界は相変わらず発展を続けているようだ。



「それじゃあ、軽く見てまわろっか。」



早速、市街地へと向かい始める彼女。


ずずぅぅん、ずずぅぅん……


彼女が1歩前に進むたびに地響きが起こる。

彼女の今の身長は150メートル前後。

普段の100倍の大きさである。


先ほどまで街を見下ろしていたのは

高いところから見下ろしていたわけではない。

彼女自身が大きかったのだ。



「改めて見ると、民家もたくさんあるよね。

 幻想郷の人里と比べ物にならないくらい栄えているよ。」



どしぃぃぃん! ずどぉぉぉん!


住宅街に侵入すると民家を踏みつぶしながら歩く彼女。

民家は紙でできた箱のように簡単につぶされていく。


今の彼女の大きさでは道路の幅が狭すぎるという事情もあるが、

それにしても全く容赦がない。



「たくさんあるってことは人もたくさん居るわけだし、

 ちょっとくらい私の遊びで使っちゃってもいいよね。」



ずしぃぃぃん! ずががががっ!


怪獣ごっこで遊ぶ。

そんな感覚で彼女は住宅街を蹴散らしていく。


彼女が力いっぱい踏みつければ

足元の民家が直接踏みつぶされるのはもちろん、

地割れや衝撃の余波で周囲の民家もまとめて崩れていく。


足を横に動かせば

いくつもの民家が靴にぶつかりなぎ倒されるだけでなく

道路も剥がされてしまい、一帯があっという間に更地と化す。



「ふふん、これが神さまの力だよ?

 遊ぶついでに神さまの恐ろしさを見せつけてあげるね。」



住宅街を半壊させたところで仁王立ちで見渡す彼女。


神さまとして大きな力を見せつけて人間たちを恐怖させることで

信仰を得るというのもひとつの方法である。

示威行為、と言えるかもしれない。


もっとも、この世界から信仰を得ることを諦めた彼女にとっては

それさえもごっこ遊び、神さまごっことなっているのだ。



「他の場所も見てみようっと。」



一息ついた彼女は、

住宅街の残りの地区には手をつけずに街の中心地へと向かう。


ずしぃぃん…… どしぃぃん……


道路の車たちを踏みつぶしながら足跡を刻み、

進路上の建物を構わず蹴り倒しながら進み続ける彼女。


中心地へ近づくほどに道路の幅が広がり車線数も増えていく。

建物も民家ではなくマンションやビルなどが増え始める。


あっという間に中心地のエリアの目の前にたどり着いた彼女。

川を渡ればそこからは中心地のエリアである。

密集している高層ビル群、大通りを埋め尽くす自動車たち。


そんな中心地のエリアをじっくりと見渡す彼女。

改めて文明の進化に感心しているのか、

あるいは遊ぶためのおもちゃを品定めしているのか。



「あっ、あれってもしかして?」



ずずぅぅん…… どすぅぅん……


やや小走りで動き始める彼女。

川を跨いで中心地のエリアに侵入、しなかった。


彼女は川沿いに進み始めたのである。

小走りのため地響きが今まで以上に大きくなっている。

彼女の膝ほどの高さのビルを勢いよく踏み抜いたり、

堤防を踏み抜いて川を氾濫させたり。



「やっぱりそうだ。

 そういえばこういう施設も幻想郷には無いよね。」



足を止めた彼女の目の前にあったのは遊園地だった。


ジェットコースターやメリーゴーラウンド、

観覧車やゴーカートなどなど。

遊園地といえばこのアトラクション、というものが

ひととおり揃っているようだ。


すぐ近くには駅もある。

中心地からは少し離れているものの、交通の便は悪くないようだ。



「せっかくこっちに遊びに来たんだし、

 こういうところでちゃんと遊ぶのもいいかも?

 いざ、入場ー。」



ずどぉぉぉん!


早速遊園地の入場門を勢いよく踏みつぶす彼女。

まさに文字通り遊園地に足を踏み入れる状態だ。



「……あっ。

 靴で踏んじゃうと違いが分からなさそうだし、脱いじゃおうっと。」



どすぅぅん……


入場門があったところにお尻をついて座り込むと、

靴と白ニーソを脱いで裸足になる彼女。


それらを駐車場に置いてからゆっくりと立ち上がる。


これから遊ぶことしか考えていないようで、

ニーソが覆いかぶさった車がニーソの重みでじわじわつぶれていっていることなど

一切気にしていないようだ。



「改めて、おじゃましまーす。」



ずしぃぃん…… ずずぅぅん……


入場口付近のお土産屋などの建物を踏みつぶしながら進む彼女。

最初に向かったのは入り口に一番近いアトラクション、

メリーゴーラウンドである。



「どうせ木馬とかに乗れるような大きさじゃないから……

 そういえばこれって速く回せるのかな?」



彼女は屈むと木馬のひとつに指をひっかけて力いっぱい回そうとしてみる。

しかし、指の力に耐えきれず、

木馬を支える柱ごと根元から折れて吹き飛んでしまった。


今度は床の回る部分を指で回そうとするも、

力加減が難しいようでほとんど回らない。



「……うーん、残念。

 ちょっと興味はあったけど、まあいいや。」



どっしぃぃぃん! ずどぉぉぉん!


ゆっくり立ち上がると、勢いよく2回踏みつけた彼女。

力強い踏みつけによって、

木馬や馬車などがひとつ残らず屋根もまとめて簡単に踏みつぶされてしまった。



「裸足になったから踏み心地がいいね。

 他のも最悪踏みつぶしちゃえば楽しめそう?」



ぐりぐりと踏みにじって瓦礫を細かくすりつぶした彼女。

粉々になったものを見て微笑むと、次のアトラクションへと移動を始めた。


彼女が次に向かったのはコーヒーカップ。


当然ながらコーヒーカップの中に座って回ることはできない。

カップとして使うならギリギリおちょこ程の大きさはあるため

使えるかもしれないが、このあたりには飲めるものがない。



「そうだ。

 せっかくだから、悪いことしちゃおう。」



踏みつぶしている時点で悪いことをしているが、ほとんど自覚がない様子。

そう言うとコーヒーカップのアトラクションに両手を近づける彼女。


バキバキバキッ……


そのまま土台ごと地面から引きはがしてしまった。

複数のコーヒーカップが乗ったお盆を持ち上げているような状態だ。



「これを、ここに……えいっ!」



がっしゃぁぁん!!


持ち上げたものを力いっぱい地面に叩きつけたのだ。

コーヒーカップはひとつ残らず一瞬で粉々に割れてしまい、

破片が一帯に散らばってしまった。

そこにはちょうどゴーカートのサーキットがあり、

あまりの衝撃にアスファルトが粉々になるだけでなく、

直径数メートルのクレーターができてしまった。



「食器を自分から割るなんて絶対できないもん。

 普段は感じられない不思議な気持ちになっちゃうね?」



口元を手で覆いつつ、

コーヒーカップだったものを見下ろして微笑む彼女。

1度小さく体を震わせると、その場をあとにするのだった。


彼女が次に向かったのはバイキング。

船が振り子のように動くアトラクションである。



「こういうものを見ると、1度は試してみたいことがあるよね?」



隣に屈むとつぶさないように船体を指で摘まむ彼女。

そのままゆっくりと持ち上げて船の角度をつけさせていき……



「えいっ。」



その船体を勢いよく押し出す彼女。

1度試してみたいこととは、

このようなアトラクションで1回転させることができるか、というものだった。


勢いをつけさせれば1回転するスピードが出せるはず。


バキィッ!


支柱が割れる音が響き渡った。

それもそのはず、

このようなアトラクションではそもそも1回転できる構造をしていないのだ。



「やっぱりそんなに都合のいいことにはならないよね。」



苦笑いしながらも船の行く先を見守る彼女。


支柱が割れたからといって船が押し出された勢いが無くなったわけではない。

支えを失ったことで勢いよく船体が射出されてしまったのだ。


1度きりの空の旅を楽しんでいるかもしれない船。


がっしゃぁぁぁん!!


その旅は数秒で終わり、

遊園地の別エリアの建物を巻き込みながら

船体は地面に勢いよく叩きつけられてしまった。


あまりの衝撃に船も建物もどちらも粉々となっていた。



「1回転はしてくれなかったけど、

 結構珍しいものが観られたから良かったかも。」



水の上を走る船が空を飛ぶ。

常識的にはあり得ないことである。


彼女にとっては珍しくて面白いことであり、

人間にとってはおそらく理解できない恐ろしいことであるだろう。


この後も彼女はアトラクションで遊びまわり続けた。


フリーフォールでは支柱を思いきり蹴りつけてへし折ってしまった。


大型迷路では人間サイズ以上の高さの壁を軽々と踏みつぶしていき、

スタートからゴールまで一直線の大きな足跡の道を刻んでしまった。


ジェットコースターでは複雑なレールを手や足でねじ曲げていったり、

支柱を蹴り倒して横倒しさせたりと

今までのコースが全く分からなくなるまで壊し続けた。



「最後は、残しておいた一番大きなこれ!

 どうやって遊ぼうかな?」



彼女が遊び倒したことで

遊園地に残るアトラクションは観覧車だけになっていた。


彼女の身長の半分ほどの高さまで届く大型の観覧車。

高速で回す、支柱から外して転がしてみる、など。

遊び方はいくつかありそうだ。



「そうだ。

 こうしてみようっと。」



バキバキッ…… ミシミシ……


なんと観覧車を跨いだ彼女。

馬乗りになって体重をかけると観覧車は早速支柱から外れてしまった。

しかし円形状のためかなんとかその形は保っている様子。



「あっ……

 これ、いい……!」



まるでバランスボールに乗っているかのように

リズムよく何度も上下に動く彼女。


程よくバウンドしており心地よさそうだが、

観覧車の方はその度に着実に骨格が少しずつ外れていく。

そしてその瞬間は間もなく訪れる。


がしゃぁぁぁん!!



「わわっ……!」



どすぅぅぅんん!


さすがに何度も耐えられる構造ではなく、

観覧車は数回でバラバラになってしまった。

むしろ何度か耐えたこと自体奇跡である。


支えを失った彼女は尻もちをついてしまったが、

観覧車だったものにさらに追い打ちをかけるだけだった。


これで彼女は遊園地を全制覇、遊び倒し切ったのだった。



「ん……ちゃんと満たされたくなっちゃった……」



遊園地を全滅させた彼女だったが、まだ不満な様子。

ゆっくりと立ち上がってお尻の砂や瓦礫を手で軽く払うと

やや急ぎ足で入り口側へと戻っていく彼女。


向かった先は駅だった。

6両編成の電車が停まっている。



「ちょうどいいおもちゃがあるから、使っちゃうね?」



ずずぅぅん……


駅のすぐ隣でお尻をついて座る彼女。

よく見ると少し顔が赤い。



「よい、しょっと……」



おもむろにスカートの中に手を入れた彼女。

しばらく手を動かしてからスカートから手を出すと、白い布を持っていた。

下着である。


なんとスカートをはいたまま下着を脱いでしまったのだ。


それを靴やニーソを置いていたところに投げ捨てると、

今度は電車を捕まえてしまった。



「ひとつずつ、んっ……」



電車を1両切り離すと、

スカートの中で露わになっている秘部へと挿入し始めたのだ。


先ほど観覧車で遊んでいたときに跨いでいた観覧車によって

程よい刺激を受けてしまっていたのだ。


中途半端なところでは止められなくなってしまった彼女。

既に少し濡れている部位に挿入して何度も上下させ始めた。


その激しさは電車を上下させる衝撃で彼女の周囲がわずかに揺れるほどである。


周囲には快感で漏れる彼女の甘い声や水音。

そして電車が少しずつつぶれていく音が響き渡る。



「はぁっ、はぁっ……」



彼女に使われた電車はだんだんと形を失い、

ついに使い物にならなくなってしまう。

すると彼女はそれを投げ捨て、無言で次の車両を使い始める。


地響き、淫らな音。

それらは時間が経つごとに少しずつ激しいものとなっていく。



「ふぅっ、ふぅっ……」



気が付けば最後の1両を使っている彼女。

付近にはつぶれて捨てられた5両の車両たちが

あやしく濡れながら散らかっている。


そして、ついにその瞬間が。



「ふあぁっ……!」



何かが噴き出た音が周囲に響き渡った。

数秒後、彼女は大の字に寝転がってしまった。


満たされたようだった。


最後の1両、つぶれて濡れた6両目を投げ捨てつつ、

余韻に浸っている様子。


静かな時間が訪れる。


しばらくするとゆっくりと起き上がる彼女。

どうやら落ち着いたらしい。



「……楽しかったし気持ちよかったけど、

 そういえば神さまの恐ろしさをあんまり見せつけられてないような?」



これまでの彼女の行動を振り返る。

住宅街を踏み荒らして半壊させ、遊園地を全滅させ、

そして電車を6両消費した。


他にも移動中に被害を出しているが、それを含めても

街にやってきて遊園地で遊び倒した程度と捉えられても仕方ない。



「しっかり気持ちよくなったからね。

 最後にとっておきを見せてあげる。」



ゆっくり立ち上がると、

胸元の前で両手をあわせ、そのまま目を閉じる彼女。


ゴゴゴゴゴゴ……


直後、彼女の体が巨大化を始めた。

とてつもない勢いで大きくなる彼女は、

あっという間に山より大きくなり、雲をも突き抜けてしまった。



「ふう、このくらいでいいかな?

 ここまで大きいと人間たちは想像できないかもしれないね?」



巨大化が止まったとき、彼女の身長は約15000メートルとなっていた。

街の空は全て彼女のスカートに覆われてしまった。


もちろん、肌色で濡れたところも地上から見上げ放題である。



「私が本気を出せば、地震とか洪水とかだって起こせるんだよ?

 あとは、こういうこととかね?」



ずどぉぉぉぉんん……


足元にあった高さ1000メートル超の山に足を踏み下ろした彼女。

山は簡単に崩壊し、そのまま足の形に抉り取られていって、

あっという間に大きな谷が作り上げられてしまった。


山を崩すことはもちろん、

谷を作ることも、逆に谷を埋めることもできる。

川の形や海岸線の形も簡単に変えることができる。


地図を簡単に書き換えられるほどの存在に、

人間たちはいまだかつてない恐怖を覚えるだろう。

あるいは、頭が追い付かず正常な判断ができなくなってしまっているかもしれない。



「でも、一番分かりやすいのは……

 こっち、だよね?」



山を踏みつけた足を今度は街の上空に移動させる。

土で汚れた足裏により街の空は覆われる。


足裏から地面までどれほどの距離があるのか、地上からは分からないだろう。

その代わり、

これから何が起こるのか、その結果どうなるのかはよく分かる。



「そーれっ!」



どっすぅぅぅぅんん!!


彼女の右足で街のほとんどが一気に踏みつぶされてしまった。

それだけではなく、踏みつけの衝撃により衝撃波や大地震が発生。

直接踏まれなかった地区の建物はひとつ残らず崩れてしまい、

街を囲う山脈のあちこちで山崩れが起きてしまった。



「ふう。

 神さまの恐ろしさ、分かってもらったよね?」



見下ろしながら微笑む彼女。


遊ぶ、神さまの恐ろしさを分からせる。

ついでに、ある意味で満足する。

全てを達成した彼女は満足そうに元の世界に帰っていくのだった。


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彼女が街を上書きして刻んだ足跡には

いくつかの川から水が流れてきている。


いつになるかは分からないが、

いずれは満たされて湖となる。


諏訪子が作った湖。

人間はこれを何と名付けるだろうか。


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おしまい。



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