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リクエストSS_四足怪獣になりきってみた

今回はリクエストをいただいて書きました。

白乃アリスさんからのリクエストです、ありがとうございます。


今までは先にリクエスト文を掲載していましたが、

今回からは最後に掲載しようと思います。


キャラは東方Projectの本居小鈴。

普段の怪獣ごっことは少し違う方法で遊ぶようです。

(約3,000字)


※無断転載禁止


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ずずぅぅん、ざばぁぁん……


夏の夕方、ここはとある海沿いの街。

そんな街に地響きや小さな揺れが何度も襲い掛かる。

海岸線には大きめの波が打ち付けている。


その発生源は海からやってきた。



「空を飛ばない怪獣は海から上陸してくることが多いみたいだけど、

 こんな感じであってるかな?」



ばしぃぃん、がしゃぁぁん……


そこに居たのは巨大な四つん這いの少女だった。

オレンジ系の髪色で小さなツインテール。

本居小鈴である。


そんな彼女の今の身長は約200メートルであり、

服装は水着、いわゆるスクール水着である。

水に濡れてもいい服装だ。


そんな彼女が海岸線の道路に両手をついて

アスファルトを粉砕しながら今まさに上陸したのだった。



「普段は立って遊ぶけど、今日は四足歩行で!

そういう怪獣も居るらしいから試しに、ね?」



ずどぉぉん! どごぉぉん!


早速海沿いの住宅街へと侵入する彼女。

前に進むために振り降ろされる手によって民家は簡単に叩きつぶされていく。

運よく手が叩きつけられなかったところも、

時間差でやってくる膝や脚によりつぶされたりなぎ倒されたりしていく。



「立っているときよりも地上が近くに見えるから、なかなか楽しいかも?

 進みにくいのは仕方ないところだけど……

 ハイハイなんていつ以来だろう?」



身長約200メートルの彼女の腕の長さは50メートルには届かない程度。

つまり、四つん這いのときは高さ45メートル付近から見下ろすことになる。

立っているときの目線は高さ180メートル付近であることを考えると、

当然ながら地上がよく見える。


さらに、手や腕は足や脚よりも小回りがききやすく素早く動かせる。

より的確に地上を攻撃できるのだ。


欠点があるとすれば、

四つん這いの移動が大変であることだろうか。



「正直このあたりの建物は大したことないし、

 もっと楽しめそうな場所に行っちゃおうっと。」



どすぅぅん、ずずぅぅん……


住宅街をまっすぐ分断しながら街の中心地を目指してどんどん進んでいく彼女。


進路に団地やマンションを見つけると、

手をグーにしてから叩きつけてしっかりと破壊してみたり、

わしづかみにしてから握りつぶしてみたり。


手に引っ掛かる電線を全く気にすることなく容赦なく引きちぎり、

あちこちで火花を起こして停電させながらも構わず中心地へと向かっていく。


四つん這いのため普段より移動は遅いが、

それでも数十秒でたどり着いてしまった。



「私より小さいはずの建物をこうして見上げるのは

新鮮で悪くないかも?」



高層ビルを見上げる彼女。

彼女の身長の半分ほどの高さで、普段は見下ろす存在だが、

四つん這いなら逆に見上げるものとなる。


これだけの高さがあると、

今まで民家やマンションを襲ったときのような

上から叩きつぶすということはできない。



「それじゃ、がおーっ!」



どかぁぁん! ばきばきばきっ!


目の前のビルに右手で張り手をお見舞いする彼女。

手を叩きつけられたビルの中層部の側面には簡単に大穴が開いてしまい、

そのまま押し倒されて粉々になってしまった。


ずがぁぁん! どごぉぉん!


それを皮切りにビル街に侵攻する彼女。

大通りで渋滞している車ごと手で叩きつぶしてしまえば

爆発が起こったり大量の自動車が1枚の金属板として手にへばりついたり。

さらには大通りに手形を刻むことで通行止めにしていく。


通り沿いのビルの根元を手や腕でなぎ払ってみると

下層部が抉り取られたビルは支えを失って傾いていき、

四つん這いの彼女の上に倒れてしまった。



「んっ……

 瓦礫が降ってくるの、案外楽しいかも?」



当然ながら彼女は倒れるビルの下敷きになるはずもなく、

彼女の体に当たったビルは粉々になって、

土煙を巻き上げながら大量の瓦礫となって道路に散らばっていく。


彼女にとってはこれが心地よかったらしい。

スク水のため肌の露出が多いというのもあってか、

瓦礫が肌に触れて落ちていく感触を気に入ったようだ。



「じゃあ、今度はこうしちゃおうかな!」



がしゃぁぁん! どかぁぁん!


頭を少し下げると、彼女は通り沿いに建ち並ぶビル群に突進を始めたのだ。

物理的に頭を使うことでビルに大穴を開けたり根元からへし折ったりしていく。

襲われたビルはひとつ残らず崩れていき、

その際にその瓦礫が彼女の頭や背中、腕などに降り注ぐ。


この感触を彼女は心の底から楽しんでいるのだ。


あっという間に1キロメートル以上を突進し続けた彼女。

彼女の通ったところにはビルひとつ残っていない状態であった。



「とっても楽しい……!

 っと、ちょっと広いところに出ちゃった。」



犬のように頭を振って瓦礫を軽く振り落としながらひと息つく彼女。

そこはちょうど駅前のバスロータリーだった。


駅は比較的大型のものである。

ホームが数個あり、アーケードの屋根が架かっている。



「見つけちゃったんだから、襲わない理由はないよね。

 がおーっ、がおーっ!」



ロータリーに停まっていたバスやタクシーなどを容赦なく叩きつぶしながら

駅の目の前に移動して見下ろす彼女。


アーケードが邪魔で上からホームの様子が見えない。

となると、次にやることは決まっている。



「……あっ、そうだ。

 今日は四足歩行怪獣だから、手を使わずにやっちゃおっか。」



そう言うと、

彼女は顔を近づけ、アーケードの屋根の端に噛みつく。

屋根を噛み割らないように気をつけて……


ばきばきばきばきっ!


そのままぐいっと顔を持ち上げると

アーケードの屋根を一気に引きはがしてしまった。


露になったホームに電車が数編成停まっているのを見た彼女は

ニヤニヤとしながら引きはがした屋根を適当に吐き捨ててホームに顔を近づける。



「怪獣が電車を咥えている画像は結構有名みたいだから、あーん。」



そのまま電車の先頭車両に噛みついて持ち上げてしまう。

電車1両がちょうどいい長さであり、

イラストなどで見かけるような犬が咥えている骨の長さほどである。


接続している後続の車両も持ち上げられて宙ぶらりんになっている状態だ。



「んーっ……んっ。」



10秒ほど電車を咥えていた彼女だったが、

突然小さく首を振りながら口を離してしまった。


咥えてから何をするか考えていなかったようである。


捨てられた電車は線路の外の道路に叩きつけられてしまった。



「食べちゃうにはちょっと大きすぎるから、どうするのが正解だったかな……?

 まあいいや。

 とりあえずめちゃくちゃにしちゃえばいいよね?」



改めて駅の方を向くと、今度は膝立ちになる彼女。

しかし立ち上がるわけではない。

体を前に傾けて、腕を伸ばして、そのまま倒れ込む。


ずがしゃぁぁぁんん!


なんと全身で駅に覆いかぶさったのだ。

脚、お腹、胸、顔、全身で駅のホームや停まっている電車を

一瞬でぺちゃんこにしてしまった。

その衝撃で駅周辺の建物のガラスが一斉に粉々に。



「えへへ、小さいときにはこうして全身で遊んでいたけど、

 改めてやってみると今でも楽しいかも?」



ずずぅん、ずずぅん……


うつぶせの状態から寝がえりをうって横向きになると、うつぶせに戻り。

再び寝返りをうって横向きになると、またうつぶせに戻り。


何度か繰り返したことで、駅という施設は形が一切なくなるまで

粉々に破壊されてしまった。



「ふう。

 まだまだ残っているし、どんどんやっちゃおう!」



再び四つん這いになりながら周囲を見渡す彼女。

中心街は既に半壊しているが、言い方を変えるとまだ半分残っている。


額や全身が汗ばんで光を反射させながら彼女はにやりと微笑むのだった。



『……あの娘は本当に楽しそうに遊ぶわよね。

 私も今度ああいう遊び方を試してみようかしら?』



大暴れするスク水怪獣を遠くから見守る和服の1人の少女。

怪獣は彼女の存在に気づかないまま、満足するまで暴れ続けるのだった。


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おしまい。


以下は白乃アリスさんからいただいたリクエスト文です。

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キャラは小鈴ちゃん。

大きさは100〜300倍ぐらい、ビル街に埋もれず、大きすぎない程度で。

より怪獣らしく振る舞いたい、いつもとは少し趣向を変えたい…とかの理由で、終始四つん這いで行動してるのを強調した文章で。服装も、破壊してる感触を肌で感じたいって理由で、スクール水着を着て(借りて)ます。

手で建物や乗り物類を壊す、電車を齧る、胸やお腹で押し潰す、体当たりやお尻で高めの建物を倒す、大型の建物に頭から突っ込む等、活発に動いて楽しんでる感を出して欲しいです。特に書き方に指定はありません。好きに暴れて下さい(笑)

文の最後には、小鈴をずっと普通サイズの阿求が隠れながら見ていて…?な、終わり方で。

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