NokiMo
メス牡蠣
メス牡蠣

fanbox


大嫌いな自分のカラダ

ちょうど今日は「いいおっぱいの日」らしいので、それっぽい短編を清書しました。私が書くやつは作中でもその後でも基本的に絶対に元の身体には戻らないです。それを念頭に置いて楽しんでいただければと思います。

大嫌いな自分のカラダ

「んん…………」


うるさいスマホのアラームの音で目を覚ます。……今日は確か、2限目に体育がある日だっただろうか。先日の体育での苦々しい失敗の記憶が脳裏に蘇り、起きて早々最悪な気分になってしまう。


「嫌だなぁ…………」


現実から逃げるようにして目を瞑り、再び布団の奥底へと潜り込んだ。しかし、そんな私の行動を見越して設定しておいたスヌーズ機能がけたたましく鳴り響き、仕方なしにのそのそと布団から這い出てアラームを止める。眠い目を擦りながら顔を洗い、制服に着替えようとしたところでふとあることに気づいた。


「やだ……ま、また大きくなってる……?」


いつものようにブラをつけようとしたのだが、普段と同じホックの位置で止めようとしたところどうにも上手くいかなかった。一応、留まることは留まるのだが、胸周りが窮屈で仕方がない。ため息をつきながらホックを一番緩い位置に変えると、少しきついものの何とか収まってくれた。


私がこの大きすぎる胸に苦しめられるようになったのは、思い返せば小学校の高学年くらいからだったと思う。

同級生の誰よりも早くブラが必要になって、そのことを男子にからかわれたり。中学に入ってからは成長とともにどんどんと大きくなってしまっていって、変な噂をされたりクラス外の人まで私を見に来たりと、まるで見世物のような扱いだった。

高校に入ってからは流石にそんなことも少なくなってきたけど、"これ"の厄介な点はそれだけじゃない。とにかく、重すぎるのだ。そのせいで肩が凝るのはもちろんのこと、運動をする時はとにかく邪魔になってしまうせいで体育の成績は散々。相変わらず周囲からは奇異の目で見られることもしょっちゅうで、いいことなんて一つもない。それなのに、そんな私の気持ちなんて無視するように大きくなっていく一方で、もううんざりだった。


「あれっ?ボ、ボタンが……きつ……」


ブラウスを着ている最中、今度は第三ボタンのあたりで引っ掛かってしまった。それでも何とかしようと必死になっていると……バツン、という音と共にボタンが勢いよく飛んで行く。


「な、なんでぇ!?昨日まではちゃんと着れてたのに……うぅ、もうやだぁ…………」


あまりの情けなさに涙が零れそうになるのをぐっとこらえ、替えのブラウスがないかとクローゼットを漁る。

もう、たくさんだ。たまにクラスメイトから冗談交じりに「羨ましい」なんて言われることもあるけど、彼女たちもこの苦痛を味わえば間違いなく考えが変わるだろう。……いっそ、男子にでもなれたらとすら思う。そうすればこの胸からも解放されるし、厄介な生理も無くなったりしていいことづくめなのに……。

そんな薬にもならないような馬鹿らしい空想に苦笑しつつ、ようやく見つけた少し大きめのブラウスを身に着けていった。




***




「……んっ……だ、ダメ、やっぱり締まらない……。うぅ、こないだまではちゃんと入ったのに……」


今日は1週間ぶりに『あの人』と会う日だった。だから、というわけではないのだが、一張羅のそこそこ清潔な服を選んでみたものの、先週はちゃんと入ったはずのズボンのベルトがどれだけ頑張っても締まってくれなかった。

視線を落とすと、だぷんと揺れる脂肪が何段にも層になって積み上がっているだらしのないお腹が目に入る。先週よりも太ったという自覚は無かったけど、ベルトが合わなくなってるということは……たぶん、そういうことなんだろう。


「うっ……や、やっぱりダイエットとかした方がいいのかな、でも…………」


健康のことを考えれば、少しでも運動をして体重を落とすべきなんだろう。……けど、どうしてもそれをしようという気が湧かなかった。だって、"これ"は私の身体じゃないのだから。ダイエットという未来を見据えた行動をしてしまえば元の身体を諦めるようなことになってしまう気がして、行動に踏み切ることができないでいた。


「……うん、大丈夫だよね。きっと元の身体に戻れるから、きっと……」


すっかり聞き慣れてしまった低い声でそう自分に言い聞かせつつ、のそのそと家を出る。

電車に揺られて4つ先の駅まで行き、駅前を抜けて人通りが少ない方へ……ホテル街へと向かっていく。そのままいつものラブホテルに入り、事前に伝えられていた部屋番号のドアをノックした。


「あはっ♪優菜ちゃん、久しぶり~!」

「ど、どうも……」


ガチャリとドアが開くと同時に、ふんわりとした甘い匂いが鼻をかすめる。目の前にはセミロングの髪を明るく染めた化粧っけのある、いわゆるギャルと呼ばれるような装いをした可愛らしい少女が立っていた。……何度も鏡で見たはずの顔なのに、こうして見ると『この人』が本当に自分だったのかと未だに信じられなくなることがある。


そう、私はこの少女、青島優菜だった。そうじゃなくなったのはつい1ヶ月ほど前のこと。正直、その日何をしてたのかなんて覚えていない。多分いつも通りに起きて、学校に行って、帰って寝て。そんな記憶にも残らない日常を過ごしたんだと思う。

そして目が覚めると、私は私じゃなくなっていた。自分の部屋のベッドで寝たはずなのに見知らぬ部屋で起きて、驚いたのも束の間、今度は自分の身体が自分のものではない……男の、全く知らない中年男性の身体になってしまっていたのだ。

……未だにこれが夢か何かなんじゃないかって、そう思う時がある。だって、目の前のこの少女の身体はずっと私が動かしていたものなんだから。タイツに包まれた、少し太り気味だと思っていたむっちりとした脚も。私がしたこともないような露出が多い服装のせいで見えてしまっている、この柔らかそうなお腹も。そして、見せつけるように露出されている、大きくて触り心地の良さそうな巨乳も、全部――


「――もう、優菜ちゃんってば。楽しみなのは分かるけどさぁ、アタシの身体ジロジロ見てないでさっさと入ってくんないかな?」

「えっ……?あっ……み、見てないです!そんな……」

「あははっ!今更そんなの隠さなくてもいいのに~」


見透かすようにニヤニヤと笑う『私』に何も言い返せないまま、部屋の中へと足を踏み入れる。彼女はベッドに腰掛けるとポンポンと隣を叩いて手招きをしてきて、促されるままにそのすぐ横に……少しだけ距離を置いて座った。


「あの……そちらはちゃんと過ごせていますか……?」

「ん?ちゃんとって?」

「で、ですから、その……い、入れ替わってることがバレずに、ちゃんと私として過ごせてるのかなって……」

「ああ、なんだ。そんなこと?心配しなくても、アタシはアタシとしてちゃんとやれてるってば」


私のものだった顔で可愛らしく笑うこの少女の中身は男性……今私がなっている中年男性のはずなのに、こうして話していると生まれつき女の子だったんじゃないかとすら思ってしまうほどに、女の子らしい仕草も口調も、違和感なんて全く感じられないくらい馴染んでいた。この人は未だに男の人の身体を受け入れることができずにいる私とは対照的に、すぐに私としての、女子高生としての生活を受け入れて楽しんでいる様子だった。むしろ以前の私以上に周囲と上手くやれているらしく、たまに聞かされる学校での楽しそうな出来事を聞くたびにどうしようもない悔しさや情けなさを感じてしまう。


「っていうかさ、そもそも優菜ちゃんぼっちだったんだから、バレるもクソもなくない?」

「でっ、でもっ……!」


その言葉に反論しようと口を開くが、すぐに彼女の指に唇を押さえつけられてしまう。そして、そのまま顔を近づけてくると、耳元に吐息がかかるくらいの距離まで近づいて囁く。


「それに……ふふっ♡そんな話をするためにアタシを呼んだわけじゃないでしょ?せっかく来てあげたんだからさぁ、もっと素直になりなって♡」

「っ……!」


私の声で紡がれる別人のような言葉が耳を通り抜け、ゾクッと背筋が震えるような感覚と共に全身が熱くなる。こんなの嫌なのに、嫌じゃなきゃいけないのに、その声で以前の行為の情景がその時の快感とともに思い起こされてしまい、胸の鼓動が早くなっていく。そして、私がそんな状態になってしまうことも彼女にはお見通しなのだろう。私のものだった顔に小悪魔のような笑みを浮かべながら再び甘い声を掛けてくる。


「ほら、アタシに何をしてほしいかちゃんと言ってみて?」

「う…………」

「優菜ちゃん?」


まごつく私の手をぎゅっと握り、そのまま自身の胸元に引き寄せていく。抵抗する気力すら湧かないほど脱力しきっていた私は為すがままになっていて、ふわっという柔らかい感触とほんのりと香ってくる女の子特有の甘酸っぱい匂いを感じてさらに身体の力が入らなくなっていった。

この人はきっと、おじさんの身体になってしまった私を揶揄うのが楽しくて仕方がないのだろう。でなければ、いくらお金を払っているからとはいえ、元の私以上に女子高生としての生活を楽しんでいる彼女がこうして私に会ってくれるはずなんてないのだから。けど、たとえ玩具のような扱いを受けているとしても、この関係を断ち切ることができないでいた。


「……あの…………きょ、今日も、その……ぬ、抜いて欲しいです、お願いします……」

「あはっ♡正直に言えて偉いねえ、優菜ちゃん?それじゃあいつもみたいに、アタシの自慢のおっぱいで気持ちよくしてあげるね♡」


そう言うと、彼女は着ていた服を捲り上げて胸を露にする。パチンと、慣れた手つきでブラジャーが外され、そこに包まれていた大きな膨らみがぷるんと揺れて姿を現し、その光景に思わずごくりと唾を飲み込んだ。


(あっ……)


じんわりと、股間のあたりが気持ちよくなっていき、ググっと持ち上がっていくそれに釣られるように心臓の鼓動がドクドクと早くなっていく。もはや慣れてしまった、男の人が勃起する感覚。ぎゅっと頭に血が上っていき、興奮で息が荒いでいく。


「で、今日は何からシてほしい?またいつもみたいにパイズリしてあげよっか♡」

「はぁっ、はぁっ…………そ、その……ちょっとやってみたかったことが……」

「ん、なあに?」


1週間ぶりに『私』の身体を直に目にしているせいだろうか。妄想ではないその艶めかしい肢体に、私を煽るようにたぷたぷと揺らされているその豊満な胸を前にして思考が定まらない。そう、妄想じゃない、今目の前にあるのは私の好きにしていい私の身体だから。だから、遠慮しなくていいんだ……!


「きゃっ!?ちょ、ちょっともう、いきなりがっつきすぎ……んっ……♡」


『私』を強引に押し倒し、そのまま彼女の胸の谷間へとひと思いに顔を沈める。この1週間ずっと、何度も夢想してきたその感触は妄想以上に柔らかい夢心地で、その感覚を楽しむためにしきりに顔を押し付けていると、彼女も感じ始めてきたのか艶めいた声を上げ始めた。


「ふふっ、やりたいことってこれなの?ほんと、すっかり変態さんになっちゃったねえ、優菜ちゃん♡」

「フゥーっフゥーッ……!んぅっ……ふすーっ……♡」


『私』が何か言っているが、もうその内容は欠片も頭に入らなくなっていた。嫌いで嫌いで仕方なかったはずの、私の身体に備わった豊満な乳房。その魅力にどうしてもっと早く気づけなかったんだろうか。触って、思い切り顔をうずめて、柔らかさと女の子の匂いを思い切り堪能して。それだけでこんなに興奮して気持ちよくなれるものが全部私のもので――それを自由に堪能できる立場にいたということに気づいたのは、惜しくもそれを自由にできない身体になってしまってからだった。


「ふっ…ふっ……♡んっ……はぅ゛ぅっ!!」

「えっ……?あははっ、嘘でしょ!?優菜ちゃんまさかおっぱい触ってるだけでイっちゃったの!? あっはは、流石のアタシもドン引きだわ~♡」

「う゛っ……し、仕方ないじゃないですか……こんな……」


男性器から何かが勢いよく飛び出ていく感覚とともに快感が走り、余韻とともに一瞬冷静さを取り戻すも……顔中に伝わる柔らかい胸の感触とともに再び股間がムクムクと大きくなっていく。

そう、これは仕方のないことなんだ。自分の身体の胸にこんなにも興奮してしまうのも、男の人のやり方でこうして気持ちよくなってしまうのも、全部このおじさんの身体になってるせいで、私のせいじゃない。全部この身体が悪いんだから、だから……


「つ……次はパイズリっ!パイズリしてください……っ!!」


窮屈なズボンも下着も一気に脱ぎ捨てて精液まみれの股間を突き出す。『私』は何がおかしいのか何もせず黙ってニヤニヤと私のことを見つめるだけだった。痺れを切らして彼女の胸に股間の肉棒を突っ込もうと近寄るも、おあずけをするように腕を伸ばして制止される。


「な、何してるんですか……早く……!!」

「だからぁ、そんなにがっつかないでってば。時間はたっぷりあるんだから、心配しなくても優菜ちゃんがシてほしいことはやってあげるけどぉ……ご褒美の前に、ね?アタシのことも気持ちよくしてほしいなぁ♡」

「はぁっ……はぁっ、はふっ……♡」


興奮している私を焦らすようにゆっくりとスカートを、そして下着を脱いでいき、やがて目の前に濡れそぼった『私』の秘所が晒される。

『私』は決して、私に主導権を握らせてくれない。いつだって私は彼女の言いなりになるしかなくて、私の好きなようにさせてくれるかどうかも彼女の機嫌次第だった。

そのためとはいえ、自分の身体相手にこんなことさせられるなんて嫌なのに、嫌なはずなのに、でも……!


「あんっ♡んっ……♡♡あははっ、上手上手っ♡♡優菜ちゃん、ほんとクンニ上手くなったよねぇ♡♡」


自分のものだった性器を舐めさせられるという行為も、私を煽るようなその言葉も、"ご褒美"のためと思えば苦にはならなかった。むしろ最近はそれすらも興奮の材料になってしまっていて……


(あっ、また……♡)


『私』の股間を舐めながら、興奮のままにベッドに押し付けていた男性器から再び精液が抜けていく感覚がして、そのことがバレないように祈りつつそのままクンニを続けていった。




***




「――ぐがーっ……ぐー……んごっ!?あ、あれ……?寝ちゃってたんだ……」


気だるさと少しばかりの心地よさが入り混じったような倦怠感とともに目が覚める。いつもとは違い、潰れた布団の上ではなく大きめのサイズのベッドに横たわっていることに気づき、眠りに落ちる前までここで『私』と情事に耽っていたことを思い出した。


「そっか、私またやっちゃったんだ……」


『私』は先に帰っていったようで、彼女が持っていた荷物とともに既に部屋から姿を消していた。その代わりに部屋にはくしゃくしゃのティッシュや精液が溜まったコンドームが散らばっていて……またやってしまったと、強い後悔の念に襲われる。

この身体になってしまって大変なことは数えきれないけど、特に男性の性欲には翻弄されてばかりだった。1度空っぽになるまで射精しても1日も経たないうちにすぐ性的なことで頭がいっぱいになってしまうし、女性にばかり目が行ってしまう。そして……入れ替わった後に『私』から無理やりパイズリされて以降、女性の胸を目にするだけで歯止めが利かない程興奮してしまうようにすらなっていた。そう、全部彼女が悪いんだ。こんな最低な身体を押し付けられたせいでこうなって、あの巨乳でシゴかれたせいでそのことばかり考えてしまって……


「あっ……や、やだ、こんなこと考えてちゃいけないのに……うぅ…………」


『私』に昨夜パイズリされた時の光景を思い出してしまい、そのせいで男性器が再びムクムクと大きくなってしまって強い自己嫌悪に苛まれる。ほんの1ヶ月前まではあの人じゃなくて私が女子高生だったはずなのに、どうしてこんな目に遭わなければいけないのだろうか。


「ぐすっ……大丈夫、きっといつかは元に戻れるんだから……」


ある日突然、何の前触れもなく全く知らないおじさんと入れ替わってしまったのだから、そのうち同じように元に戻ってくれるはず。本当にそうなのかは分からないけれど、今の私にはそれだけが希望だった。

こんな冴えないおじさんの身体になってしまったからこそ分かったことだけど、入れ替わる前までの私は本当に恵まれていたんだだなとしみじみ思う。若くて体力があって、自分だった時は自信が無かった顔も別の人の目から見たらそれなりに整っているし……何より、あのカラダ。そう、元に戻ればあのカラダがまた全部私のモノになるんだ。あのぷにっとして柔らかくて触り心地の良い肌も、私が私だったころは使ってあげられてなかったエッチなおまんこも、そしてあのとびきりエロくて気持ちが良い巨乳も全部、全部……!


「はぁっ……はぁっ……♡早く、早く元の身体に戻りたいなぁ……♡」


半ば無意識に股間を扱きながら、私はそう強く願うのだった。


Related Creators