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純潔を汚す毒

4発目です。こういうタイプのおじさんは書いてて楽しいので書きながら応援しちゃいますね。彼もちゃんと期待に応えてくれたので良い感じにエッチな話になったと思います。

純潔を汚す毒

とある夕暮れ時の高校。その中の生徒会室で、一人の少女が黙々と掃除をしていた。

彼女の名前は藤代佳澄。清廉潔白を絵に描いたような佇まいに、困っている人を見捨ててはおけないような、優しく人当たりの良い性格。そんな彼女の人格を受けてか、先の生徒会選挙で圧倒的な票を集め、生徒会長に抜擢されている。

今日は木曜日。本来活動日ではないのだが、他の役員がそれぞれの業務に集中できるようにと、毎週その日には必ず掃除などの雑務を行うようにしていた。


「おーい」


突如部屋に響いた男の声に、布巾で机を拭いていた手がピタリと止まる。部屋に入ってきた小太りの男、増田義弘は数ヶ月ほど前にこの学校に雇われた用務員で、校内では悪い意味で目立つ存在だった。彼に後を付けられた、いやらしい目で見られている、セクハラまがいの暴言を受けたといったような話が生徒の間でたびたびあり、ついには無理やり胸を触られたといった匿名の相談が生徒会に寄せられていた。生徒会長である佳澄も当然その話を把握おり、少し緊張した面持ちで義弘に接する。


「あの、どうしたんですか?」

「ごめん、ちょっといいかな。 古い倉庫を整理してたら生徒会のものっぽい備品が出てきてさ。悪いんだけど、見てもらっていいかな?」

「生徒会の、ですか?は、はい……分かりました、どこの倉庫ですか?」

「ああ、こっちだよ」


どこか強張った表情を浮かべた用務員の男の後についていくと、1階の隅にある、古びた倉庫の中に通された。そこは合宿などで使う寝具や調理器具などを保管するための場所で、中は暗く埃っぽい。


「わっ……こんな場所があったんですね。 それで、生徒会の備品はどこにあるんですか?」


男にそう問いかけるが、何故か返事はない。不審に思ったのも束の間、カチャン、とドアの鍵が閉められる音がした。


「え?あの……どうして鍵を……」

「どうしてってそりゃあ、誰かに来られたら困るからだよ」


薄暗い部屋の中、出口を塞ぐように立った男の口元がニヤリと歪む。彼はずっと、それこそ数週間ほども前からこの瞬間を心待ちにしていた。

義弘がこの高校で用務員として働き始めた理由は、そもそも下心からだった。若く美しい女生徒が集う学び舎。そこに勤めていれば、彼女達との接点も増えることだろうと考えていたのだ。

もちろん、齢が一回り以上離れているただの用務員と生徒が密接な関係になれるはずもなく、彼もそれが分かっていたため、目の保養と称して生徒たちを性的な目で見て、時には盗撮行為に及ぶことすらあった。

しかし、義弘の欲望はそれだけでは満たされることはなかった。むしろその逆で、目の前に若い肢体があるにもかかわらず手出しできないというその状況こそが、彼の中に大きなストレスとして積み重なっていた。


「俺だって最初は我慢してたんだぜ?でもな、もう限界なんだわ」

「な、何を言って……きゃあっ!?」


突然背後から抱きすくめられ、思わず悲鳴を上げる佳澄。


「何するんですか!離してください!」


ジタバタともがくが、体格の差もあり抜け出すことなど不可能だ。それでも抵抗を続ける彼女に苛立ったのか、義弘は乱暴に佳澄の手を掴み、床に押し倒す。


「へへへ……大人しくしとけば痛くしないからよぉ」


馬乗りになった義弘の顔に醜悪な笑みが浮かぶ。これから自分がしようとしていることに対する興奮を隠しきれていないようだった。義弘が事に及ぼうとズボンに手を掛けた瞬間、自らの片手が解放されたその一瞬を佳澄は見逃さなかった。


「ご、ごめんなさいっ…!」

「あぁ?何を……痛ってえええええ!!? てめぇ……な、なにしや…がった……」


彼女の手に握られているものは、リップスティックの形状をしたスタンガンだった。過去に痴漢被害に遭った際、護身用として親に持たされていたものだ。電撃を受けた男の巨体が力なくその場に倒れ伏す。佳澄はそれを見届けると、急いで制服を整え、部屋を飛び出した。


(怖かったぁ……。どうしよう、早く先生に伝えないと……信じてもらえるかな……)


恐怖のあまり涙ぐみながら、震える足で歩を進める。既に校内に生徒の姿は見られないが、それでも職員室に誰か残っているはずだ。ふと、階段に差し掛かったところで、背後からふぅふぅと荒い息遣いが聞こえてきた。


「ひっ……な、なんで……!?」

「やってくれたな、クソガキが……絶対に逃がさねぇからな……」


そこには先程昏倒させたはずの男が立っていた。スタンガンで人を行動不能にすることはできるが、それは数秒間電撃を相手に当て続けた場合の話。自分を襲った相手ですら心配してしまうような優しい性格が災いし、彼女はほんの一瞬しかスタンガンを使うことができなかったのだ。


「や、やだっ!!来ないでくださいっ!!誰かぁ!!」

「くそっ、待ちやがれ!!」


2階にある職員室に助けを呼ぼうと階段を駆け上がる佳澄と、なんとしてでもそれを止めたい義弘。少女を止めようと必死に伸ばした腕が、その足首を捉えた。


「きゃあっ!」

「うおぉっ!?」


バランスを崩した佳澄が、そのまま義弘の上に崩れ落ちるように全身が投げ出される。その勢いのまま、重なり合うように階段を転がり落ちる。踊り場に放り出されたかと思うと、ゴツン、と互いの額が強くぶつかる。失くしてはならない大切な何かが抜け落ち、その孔を別の何かが埋めていくような。そんな奇妙な感覚を最後に、2人は同時に意識を手放した。




***




「うぅ……ん……?」

「よかった、目が覚めたのね」


佳澄が目を覚ましたのは、保健室のベッドの上だった。隣には保険医の女性が座っており、彼女が目覚めるまで傍についてくれていたらしい。階段の踊り場で倒れているところを誰かに発見されたのだろうか、横のベッドには義弘が同じように横たわっていた。


「大丈夫?どこか痛むところはない?気分が悪いとかは?」

「あー、デコんとこがだいぶ痛むがそれ以外は……?」


確かめるように額を抑えた彼女の言葉がつまる。指に触れた艶やかな長い黒髪をまじまじと、珍し気に見つめたかと思うと今度はその手を見つめ、胸、お腹と視線を確かめるように下に向けていく。辺りを見回し、義弘の寝姿が視界に入ると「うおっ!?」と素っ頓狂な声を上げた。


「ちょっと、大丈夫…?」

「お、おい。 あーいや、あ、あの。あたし、誰に見えます……?」、

「誰って、藤代さんでしょ?生徒会長の。 頭でも打ったのかしら、念のため病院に行った方が……」

「い、いえっ、大丈夫です!それじゃあ、あたし帰りますね!」


そう言い残すと、佳澄は逃げるようにして保健室から出ていった。恐る恐るといったような足取りは次第に軽快になっていき、先程強姦されかけたというのにその表情は喜色満面だった。

その足は先程いた倉庫に向かっていたが、トイレを目にすると、少し思案した後女子トイレへと入っていく。既に日は落ち、トイレ内にも佳澄以外の生徒はいない。鏡の前に立つと、そこに映る自らの姿をじっと見つめ、ニヤリとした笑みでその端正な顔を歪めた。


「おいおい、マジか?現実だよな?……ははっ、痛てぇ! マジで俺があのガキになってやがる!」


夢ではないかと頬をつねるが、その痛みは間違いなく現実のもの。その事実に歓喜の声を上げると、続いて自分の身体をまさぐり始める。

今、こうして佳澄の身体を動かしているのは義弘の魂だった。どういうわけか彼女本来の魂はその肉体から投げ出され、同じように肉体から離れた義弘の魂が空になった器に偶然入り込んだ結果、彼女の肉体は他人の……よりにもよって自分を強姦しようとしていた男の魂に操られてしまっていたのだ。

しばらく恍惚の表情で全身を撫でまわしていたかと思うと、佳澄は自身の新しい肉体を存分に確認するために個室へと入っていった。


「何がどうなってんのかわかんねぇが……。この状況を楽しまないわけがねえよな、っと……うはっ♡」


便座に腰を下ろし、セーター、ブラウスと脱ぎ捨てると、その中から純白のブラジャーに包まれた豊満な乳房が現れた。


「エッロ♡何カップあるんだ? この巨乳目当てで目をつけてたが、まさかこんな形で手に入るとはなぁ……んぁっ……♡」


ブラジャーの上から両手で揉みしだきながら、感嘆の溜息をつく。胸を揉む感触と、揉まれる感触。本来女性だけが知り得る感覚を味わった義弘の精神は興奮を加速させ、それに順応するかのように、佳澄の肉体も次第に火照り始める。やがて布地の上からでは我慢できなくなったのか、身に着けているブラジャーを取り外そうと手を掛けた。


「っと……なんだこれ、どうやったら外れんだ?このっ……。 ああくそ、じれってえな!!」


乱暴に下着を引っ張ると、ブチッと音を立ててホックがちぎれ、窮屈な束縛から解放された双丘がぶるんと揺れながら姿を現す。先程までの行為で興奮しているせいか、その頂点にある薄桃色の突起はその先端をピンと硬直させていた。


「うはっ、乳首ビンビンじゃねえか♡ そんなに期待してたのか?ドスケベな身体だなぁ……ひゃっ!?な、なんだこれっ♡♡」


両胸の先端をそれぞれ指先で摘まむと、その刺激だけで腰が砕けそうになるほどの快感が走り、思わず甘い声を漏らしてしまう。佳澄の身体になっていると頭では理解してはいたが、それでも義弘は、目の前にある女体を好きにできるという男としての感覚で行為を楽しんでいた。そこに不意打ちの様に、男だった頃には感じたことも無かった、女性としての強烈な快楽が襲い掛かる。


「んあぁっ……♡なんだ、こりゃ……♡♡ くひぃっ♡やっべぇ♡♡」


予想していなかったほどの快感と驚きで手が止まる。しかしそれも一瞬のこと。すぐさま再び胸に手を伸ばし、その手つきは徐々に激しくなっていく。


「あふぅっ……♡ちくびコリコリって……き、気持ちいいっ♡ もっとぉっ♡あっ、あんっ♡」


一度それを受け入れてしまえば、後はもう止まらなかった。まるでAV女優のような喘ぎ声を上げながら一心不乱に胸を揉み、乳首を責め立てる。その度に彼女の口からは淫靡な声が漏れ、それがまた彼女の興奮を煽っていった。

普段の佳澄のそれとは違う荒々しいものではあるが、その行為は義弘の精神だけでなく佳澄の肉体にも甘美な悦楽をもたらしていく。侵入者である義弘の魂への警戒が、少しずつ緩み始めていた。


「はぅっ♡ん、あぁんっ♡♡ もっと、もっとぉ……♡♡」


ムズムズとした下腹部の疼きに応えるように、半ば無意識のうちに右手がスカートの、その中のショーツの下へと潜り込む。"いつものように"、親指で子宮のあたりをゆっくりと撫でながら、濡れそぼった割れ目に中指と薬指を擦りつけていく。


「んぅ…な、なんでぇ…♡これっ……こんなの知らないのにぃっ…♡♡」


男として生きていたはずの義弘の魂が知り得ない光景が、今の自分の姿と重なるように脳裏にちらつく。過去に同じようにした自慰の記憶。度重なる快楽で解きほぐされていった佳澄の肉体が義弘の魂を少しずつだが受け入れ、更なる快楽を求めて脳に宿る彼女の記憶を明け渡し始めていた。


「この記憶……♡"私"の?♡♡ ち、違う、俺、俺なのに、おかしくなっちゃ……ひぅぅっ♡♡♡」


困惑する佳澄をよそに、2本の指が膣内へと沈み込んでいく。左手で乳首を弄りつつ、右手で指を出し入れし、膣内のざらついた箇所を擦るようにして快楽を貪る。魂と肉体、どちらがその身体を動かしているのかもはや本人にすら分からなくなっていた。


「きもちいっ♡♡きもちいいよぉっ♡♡せ、先輩、もっと、もっとぉ♡♡♡」


脳裏に浮かぶのは、自室のベッドで自慰に耽る自身の姿と、その際に思い出していた彼氏との情事の記憶。それらの光景が今のものとダブり、混ざり合い、まるでセックスをしているかのように錯覚した佳澄の肉体は更に欲情を加速させる。肉体からの強烈な快感を受けて、義弘の魂が身体へと溶け込んでいく。本来他人のものであるはずの心と身体。その2つが快楽を受けて共に求め、混ざり合い、新しい"1人"に成ろうとしていた。


「あぅぅっ♡♡だ、だめっ、イっちゃう♡♡♡イっ…………♡♡♡♡♡♡んぅ……♡♡♡」


絶頂を迎えると同時に、今までで一番大きな波が全身を襲う。その衝撃に思わず腰が跳ね、ビクビクと全身が痙攣する。身体を、脳を、そして魂までも突き抜けていくような強い快感を受けて、佳澄はしばらく息を整えることしかできなかった。


「はぁ……はぁ……♡ す、すごすぎるだろ……♡♡これが女の……♡」


呼吸を整えながら、先程の行為を思い出す。男の自慰では得られない、想像を絶するような未知の感覚。他人の身体でそれを味わってしまった義弘の魂は、既に元の彼のそれとはかけ離れてしまっていた。


「……やっぱりだ、これって佳澄の……この女の記憶だよな?」


行為の最中に浮かんだ、自身が知らないはずの光景を思い出す。それは、佳澄の肉体が新しい魂を受け入れるために明け渡した彼女の記憶の一端だった。そしてそこから連鎖していくかのように、彼女の脳裏には次々と記憶が、鮮明な情景と共に映し出されていく。

友達に推薦されて生徒会長になってしまい、初めは不本意だったものの次第に責任感とやりがいを持つようになっていった、生徒会での充実した日々。東京の大学に行ってしまう先輩との別れ際にした、初めてのセックス。中学に上がり、自分の身体が成長するにつれて男子の友達との距離が離れていったことで感じた寂しさ。人を思いやり、助け合うことの大切さを教えてくれた祖母がいなくなって初めて知った、人が死んでしまうということの悲しみの記憶。

佳澄が生まれてから今日まで生きて、体験したことが、まるで自分のモノのように思い出せていた。


「なんか変な感じだな……ずっと佳澄だったって感じがするのに、俺が義弘だって記憶もあって……。ん?これってもしかして……」


何かを思いついたように、佳澄の口元が歪む。しばらく思案した後、乱れきった服装を整え始める。


「あ、そっか。ブラ壊しちゃったんだっけ、お気に入りだったのになぁ……。 まぁそれよりもっといいモンが手に入ったからいいけどな、ひひっ♡」


壊れてしまった下着を床に放るとそのまま衣服を身に着け、時折ノーブラの状態で感じる乳房の弾力を楽しむかのように胸を揉みしだく。

清純な少女と融け合い、その記憶まで引き継いだ義弘の魂だったが、その本質は変わっていなかった。彼女の聡明な頭脳を以って思いついた企みを実行に移すため、佳澄は弾むような足取りでその場を後にした。




***




「私が藤代佳澄なんです…!信じてください!」

「それは分かりましたから、治ったのなら早く出て行ってもらっていいですか?あなたの遊びに付き合っていられるほどこっちは暇じゃないんです」


佳澄が保健室に入ると、中では保険医と男が口論をしてるようだった。軽蔑の目を向けられながら、ナヨナヨした様子で必死に言葉を紡ぐその男は義弘の肉体。そこに宿っているのは佳澄の魂だった。彼女の身体に義弘の魂が入ってしまった代わりに、彼女の魂は残った男の肉体へと押し込められてしまっていたのだ。

その様子を見て、予想通りだと言わんばかりに佳澄はニヤリとした笑みを浮かべ、ゆっくりと2人の元へ近づいていった。


「ですから……え、わ、私っ!?」


佳澄を目にした義弘が驚いたように目を見開き、上擦った声をあげて頬に手を当てる。佳澄はそんな彼の様子を、ふん、と鼻で笑ったかと思うと、表情を正して保険医に向き合った。


「どうしたの、藤代さん?何か忘れものでもした?」

「いえ、そちらの用務員さんに用事があって来たんです。意識が戻ったようで安心しました」

「あら、そうだったの。でも、その……彼ちょっと調子が悪いみたいだから、また今度にした方がいいんじゃない?」


話している間にも、義弘は青い顔をして「なんで私が……」「どうなってるの……」などと、ブツブツ呟いている。その姿は傍から見ても正常とは言い難く、保険医も少し不安げな顔をしていた。


「大丈夫ですよ、先生。階段から落ちて、きっと用務員さんも混乱してるだけだと思うんです。ね?」


佳澄はにっこりと微笑むと、戸惑いを見せる義弘に耳打ちをした。


「元の身体に戻る方法、知りたいだろ?だったら大人しく俺に従うんだな」


それだけ告げると身体を離し、再びにこやかな笑みを浮かべる。


「あ、あなた……!もしかして……」

「まぁまぁ、細かい話はあとでいいじゃないですか♪それよりもほら、一緒に来てください。 沢城先生、ご迷惑をおかけしてすみません。ありがとうございました」

「え、えぇ……お大事に」


義弘の手を強引に引っ張り、半ば強制的に部屋を出る。廊下を少し歩いたところで、義弘がおもむろに口を開いた。


「あ、あの、あなた、さっきの用務員さんなんですよね?」

「ふふっ、何を言ってるんですか?用務員さんはあなたじゃないですか。私は藤代佳澄ですよ?」

「そっ…それは私です!私の真似はやめて、早く身体を返してください!」


義弘が佳澄の手を振り払い、詰め寄るようにして声を上げる。だが、当の本人はどこ吹く風といった様子で、余裕の笑みすら浮かべていた。


「こわ~い♡また私を犯そうとするんですか?私のこの大きなおっぱいも、エッチなお尻も、あなたはこの身体をずーっと見ていて、犯したいって思ってましたもんねぇ?」

「ふ、ふざけないでください…!」


まるで挑発するかのように、しなをつくるようにして自身の胸や臀部を見せつける佳澄。義弘は抗議の声を上げてはいるものの、その目線は制服に包まれた彼女の淫靡な肢体に釘付けになっている。その様子をみて「やっぱりな」と呟いたかと思うと、佳澄は口元を歪めて笑い出した。


「はははっ!悪い悪い、冗談だよ。 しっかし、良い身体だよなぁ。全身が軽いし、どこ嗅いでもいい匂いがするし……。そんな身体から臭いデブのおっさん、真逆の身体になっちまったんだからなぁ。いやあ、同情するぜ?佳澄ちゃん♡」

「うぅ……わ、分かってるなら早く元に戻してくださいよ……」

「もちろん、初めからそのつもりだっての。ほら、ぐずってねえでさっさとついてこいよ」


義弘にそう促すと、佳澄は再び歩き出した。彼女の胸の内には、早くも次の計画に対する期待感が膨らんできており、その歩みは次第に速くなっていった。




***




「ふぅ……。そこそこ綺麗な布団が残ってて助かったぜ」


2人が向かった先は、数刻前に来ていた古い倉庫だった。戸惑う義弘をよそに、佳澄は棚からおもむろに敷布団を引っ張り出し、埃をかぶった床の上に敷いていった。


「あの……さっきから何をしてるんですか?元に戻してくれるんじゃ……」

「ああ、分かってるよ。けど俺だってこの身体が惜しいからよお……。戻してやる代わりに1つだけやってもらいたいことがあるんだよな」

「……何をすればいいんですか?」


佳澄はその言葉を無視し、身に着けていたセーターを脱ぎ捨てた。そしてゆっくりと、まるで見せつけるようにブラウスのボタンを1つ1つ外していく。


「うわっ、ノーブラ……じゃ、じゃなくて、何してるんですか!?服を着てください!」

「別に何したっていいだろ、今は俺の身体なんだから。 それに……佳澄ちゃんだってこのエロいおっぱいに興奮してんじゃねえのか?」

「そ、そんなことないです……」


ブラウスが床に落ちると同時に、その下からは豊満な乳房がこぼれ出た。その先端ではピンクの乳首がツンと勃ちあがり、存在を主張している。義弘は顔を真っ赤にして目を逸らすも、チラリと視線を向けてはまたすぐに顔を背けていた。


「へぇ、そうなんだ?それならどうして佳澄ちゃんのココは、こんなんになってんのかなぁ♡」

「きゃっ!ちょ、ちょっと…!?」


義弘が着ている作業着のズボンが、その下にあるトランクスごと勢いよく下ろされ、バランスを崩した彼は尻もちをついてしまう。露わになったグロテスクな男性器はすっかり膨張しており、今にもはち切れてしまいそうだ。


「ひひっ、ガチガチに勃起させてんじゃねえか♡手間が省けて助かるぜ」


義弘の股間を見下ろしながら、佳澄は妖艶に微笑む。そのまま彼の目の前にしゃがみこむと、熱く脈打つ肉棒に指先を這わせた。


「ひぅっ…!ちょ、ちょっと、何するつもりなんですか!」

「何って、セックスだよセックス。 さっきまでこの身体でオナニーしてたんだが、やっぱり指だと物足りなくてな。それさえ付き合ってくれれば、元に戻る方法を教えてやるよ♡」

「オ、オナニーって……私の身体で勝手なことしないでください!!それに、セックスだなんて……」

「うるせえな、今は俺の身体だっての。別に嫌ならいいんだぜ?その場合、お前は一生そのおっさんの身体のままだけどな」

「う、うぅ……ひどい……グスッ」


佳澄の言葉に、義弘の目には涙が浮かんでくる。彼女はそんなことお構いなしといった様子で義弘の男性器に手をかけるが、気落ちしてしまったせいかすっかり萎びてしまっていた。


「チッ、面倒臭えなあ。まあいいや、こうすりゃすぐ元気になるだろ」


佳澄は舌打ちをすると、自身の胸を両手で持ち上げ、谷間を作るようにして寄せ上げた。そしてその隙間の奥深くへと、義弘の男根をすっぽりと挟み込んでしまう。両の乳房を寄せたまま上下に動かし始め、男根への刺激を与えていく。


「ちょ、ちょっと、何を……」

「ほら、念願のパイズリだぜ♡ずっとこのデカい胸で扱いて欲しかったんだよな?ほら、"思い出せよ"」

「わ、私はそんなこと……あ、あれっ……?」


義弘の脳裏に、記憶の断片のような光景が浮かぶ。盗撮した佳澄の写真を眺めながら、その豊満な胸に肉棒を擦りつける妄想をして、太く浅黒い手で股間を握りしめ一心不乱に自慰に耽る記憶。


「そうだ……ずっとこのエロい巨乳を好きにしたいって……え?ち、違う、な、なんで……!?私そんなこと……」


佳澄同様、義弘の肉体も新しく収まった魂を取り込もうとしていた。自慰の刺激によって一気に同調した佳澄ほどではないにしろ、気づかない内に義弘の中にある佳澄の魂は少しずつ男の心に、性欲に染められていき、否定しようとしてはいたが既に元の身体への欲情を隠せない程になっていたのだ。そこに美少女からの誘惑、待ち望んでいた奉仕が合わさった結果、義弘の肉体は今ある状況を最大限に楽しもうと、その邪魔になっている佳澄の魂への浸食を急速に進めていた。


「へっ、すっかりいい感じになってきたじゃねえか♡こいつがこれから俺のナカに……ひひっ♡」

「あっ……」


義弘の男根が再びその大きさを取り戻したことを確認すると、佳澄は身体を離す。


「どうした?そんな情けねぇ声出して、もっと俺の胸を堪能したかったのか?」

「ち、違い…ます……そんなわけ……」

「はははっ!そんなに鼻の下伸ばして胸ガン見しながら言ってても説得力ないっての♡お前だってまんざらでもないんだろ?ならとっととやっちまおうぜ♡」


目の前の男に見せつけるようにして、佳澄はわざとらしく腰を突き出し、スカートをたくし上げる。そこには薄らと毛が生えた女性器と、その奥でヒクつくピンクの割れ目があった。先程の行為のせいかすっかりと濡れている艶めかしいそれを見て、義弘の喉元がゴクリと鳴る。


「すげぇ…JKの生マンコ…………い、いやぁっ!私そんなこと思ってないっ!で、でも……」

「おいおい、我慢は身体に毒だぜ?つーか、我慢する必要なんてないだろ?」

「え……?」

「そうだろ?そもそもコレはお前の身体なんだし、お前が好きにしたって誰も文句は言わねぇよ」

「そ、そう……?そう……ですか……?」

「そうだって。セックスだってお前がお前を犯すだけなんだから……ほら、オナニーと一緒なんじゃねぇか?」

「そっか……そう、ですよね。私の身体を私が好きにするだけ……。それに、元に戻るために必要なんだから……ひひっ♡」


まるで自分に言い聞かせるようにそう呟くと、義弘は初めて笑みを浮かべる。肉体からの強い欲望に晒され続けた結果、佳澄の魂は取り返しがつかないほど汚染されてしまっていた。目の前の魅惑的な女体を貪り尽くすために、言い訳にすらならないような大義名分で自身を納得させる。抵抗をやめてしまった魂の防備は一気に緩み、義弘の肉体がその魂を自身の色で染め上げていく。もはや、そこに立っている男の姿に清純な少女だった面影は見られなかった。


「い、いいですよね?お前がそのスケベなカラダで煽ったせいなんですから、ど、どうなっても知りませんよ……?」

「いいから早くしろよ。雌を気持ちよくする方法、お前もよく知ってるだろ?」


佳澄は自身の秘所を指先で広げて見せつけながら、妖しく笑う。女だった佳澄の魂は、男としてのセックスなど知る由も無かった。しかし肉体は性交による快楽を、今はその中の魂も同じものを求めている。佳澄の魂はとうとう自分から、義弘が経験した性交の記憶を求め、それに応じるようにその肉体は彼女の魂へと自身の記憶、性欲、人間性、彼が増田義弘として生きていく中で積み重ねてきたすべてを注ぎ込んでいった。


「ふへへ……その減らず口、たまらないです……あなたみたいな生意気なガキを、私はずっと犯したかったんですよぉっ!」

「ひひっ、すっかり俺に染まっちまったみたいだな? いいぜ、ほら、来いよ。俺の……ううん、私のナカに、ほらぁ……♡はう…うぅんっ♡♡」


義弘の理性は完全に消え去り、獣のように佳澄を押し倒す。義弘の太く浅黒い腕が佳澄の細い腰を掴み、自らの股間に押し付ける。そしてそのまま、肉棒を膣内の奥底へと押し込んだ。


「うおぉ゛っ、すごいっ……締め付けやばっ……!ひひっ、あなたの身体も私に犯されて喜んでるみたいですね?ドスケベな身体しやがって……んおぉっ!」

「あはぁっ♡ す、すごい、思った通り…♡あんっ♡すごくいいです、用務員さんのおちんぽ♡♡も、もっと……はぅんっ♡ほら、もっと突き上げてください♡♡♡」


義弘は本能のままに激しく腰を打ち付ける。佳澄はその度に豊満な胸を揺らして喘ぎ声を上げる。その表情はすっかりと蕩けきり、男の興奮をさらに掻き立てた。


「もっと、ください♡♡♡ あなたのモノで、私をめちゃくちゃにしてぇっ♡♡♡♡」

「ははっ!そんなに俺のチンポが好きなのか?大人しい顔してとんでもない淫乱だな、ほら、もっと、もっとヨガれよ、オラァッ!!」


ぎこちなかった腰のピストンもいつの間にか慣れたような動きになり、既にその口調すらも義弘そのものに染まりきっていた。佳澄は想像以上、記憶以上だった性交の快感を愉しみながらも、義弘に向かって問いかける。


「あんっ♡♡すっかりエッチの虜になっちゃったみたいですね♡♡ふふっ♡ どうして私たちがこんなことしてるのか、覚えてますか?」

「ああ?何って元に戻るためにきまって……戻る?戻るっていったい何に……んがぁ゛ぁ゛っ!?」


義弘の頭に一瞬よぎった戸惑いをかき消すかのように、佳澄は腰の動きを早め、義弘の男性器を搾り取るようにして強く締め付けた。


「うふふっ♡忘れちゃったんですかぁ?あなたは私をレイプしようと、前からこの機会を伺ってたんです♡ずっと私の後をつけて、行動パターンを把握して……ほら、思い出せますよね?」

「そ、そうだ……廊下ですれ違ってから、ずっとあのドスケベボディを滅茶苦茶にしてやりたいって……。でも、なんか忘れて……ぐあっ! すげっ……やべぇ!は、激しすぎて頭おかしく……!」


佳澄は更に激しく腰を振り、義弘のペニスを子宮の奥まで迎え入れる。義弘の視界はチカチカと明滅を繰り返し、脳は強烈な快楽によって痺れていた。


「あはぁっ♡すっ、すごい、すごく気持ちいいですっ♡♡細かいことなんてどうでもいいじゃないですかぁ♡♡邪魔なことなんてぜーんぶ忘れて、気持ちよくなることだけを考えてください♡♡♡ほらっ♡♡もっとぉ♡♡♡♡」

「うおぉ゛ぉ゛っ!す、すげぇ、もう何も考えられねぇっ!!あぁっ、イく、イクぞっ!!」

「いいですよっ♡いっぱい出して……んぅぅっ♡♡♡私のナカに、あなたの精液をたくさん注ぎ込んでくださいっ♡♡♡♡あはぁっ♡♡♡わ、私もっ、イ、イクッ、イッ……~~~っ♡♡♡♡」


佳澄の絶頂と同時に、義弘の肉棒から大量の白濁液が放たれ、膣内を満たしていく。その熱さと量に、佳澄もまた体を震わせながら絶頂を迎えた。


「んっ……すごいぃっ♡♡♡まだ出てる……♡♡♡♡」

「はぁっ……はぁっ……ひひっ、そそる顔するじゃねぇか……これで終わりだと思うなよ?」

「ふふっ、そうですねぇ……私もまだ物足りないところですが、ちょっとだけ寝ててくれませんか?」

「あぁ?何を言って……ぐあっ、あ゛ぁぁぁぁぁぁ!?てめっ……何を……」


義弘が倒れ伏し、繋がっていた秘所からはドロリとした白い液体が流れ落ちる。


「あははっ、いいですね、コレ。こういうのも使ったプレイも面白いかもしれませんね……♡」


佳澄の手には、リップスティック型のスタンガンが握られていた。今度こそ、しっかりと相手の意識を奪ってやるために使ったかいもあってか、横たわる男は白目を剥きながらビクビクと痙攣してしまっている。


「それにしても……"私"でいる方がしっくりきちゃうようになっちゃいましたね。まぁ佳澄として生きていくために問題はありませんし、良しとしますか。 さて、とりあえず服……の前に、コレを洗い流さないとですね……ふふっ♡」


股間から滴り落ちる体液をハンカチで拭っていく。その表情はどこか満足気であり、そしてこれからのことに期待しているようでもあった。




***




「それっ♪起きてください、用務員さん♡」

「んがっ……いってえええっ!?てめっ、何しやがる……クソッ、なんだこれ、ほどきやがれ!」


股間を思い切り蹴り上げられる衝撃と痛みで、義弘は目を覚ました。いつの間にか両手両足を縛られており、反撃しようにも芋虫の様に床を転げまわることしかできない。佳澄はその様子を楽し気に見下ろすと、ゆっくりと腰を下ろし男に顔を近づける。


「ねえ、用務員さん。あなたの名前はなんていうんですか?」

「は、はぁ?……増田義弘だよ、名札にも書いてあんだろうが」


義弘は当然のようにそう答える。まるで、自分が何者であったのかも忘れてしまったように。それこそが、佳澄の目論見だった。

先刻の自慰で佳澄の肉体に馴染み、彼女の記憶が読めるようになった義弘の魂だったが、彼の中から消えてしまったものもあった。それは彼が増田義弘として生まれてから18歳頃までの、ちょうど佳澄が生きてきた時間と同じ時期の記憶が消失してしまっていたのだ。それに気づいた佳澄は考えた。自分がこうなったのであれば、魂よりもずっと老いた肉体に押し込められているであろう相手側はどうなるのだろう、と。そして彼女の思惑通り、佳澄の魂は一回り以上も年の離れた中年男の記憶に呑まれ、佳澄は本当の意味で彼女の人生を乗っ取ることに成功したのだ。


「うふふっ、哀れなものですねぇ♡」

「てめぇ、喧嘩売ってんのか!?さっさとほどけっつってんだよ!」

「ほどくわけないじゃないですか。自由になったらまた私を犯すんでしょう?……こんな風に♡」

「な、なんでお前がそれを……」


佳澄が手に持ったカメラのディスプレイには、先程の行為の映像が流れていた。元々は義弘がこの部屋に仕掛けていたもので、その映像で彼女を脅して無理やり関係を持とうとしていたのだ。


「これを先生たちに見せたらどうなっちゃうんでしょうねえ?盗撮写真だってこの中にたくさんあるみたいですし、クビ……それどころか通報されちゃうんじゃないですか?」

「お、おい、待てよ!そんなことになったら俺は……なぁ、頼むからそれだけは勘弁してくれよ!!」

「うーん、そうですね、どうしよっかなー♪」

「おいっ!頼むからそれだけは勘弁してくれ!何でもするから、なっ!?」


佳澄はわざとらしく悩むような仕草を続けながら、義弘の必死な様子を楽しむ。しばらくそうしていると満足したのか、おもむろに口を開いた。


「それじゃあ、私のセフレになってください♡そうすればこのことは黙っててあげますよ?」

「は、はぁ……?」

「彼氏が大学に進学してしまってから、ずっとご無沙汰だったんです。あなたとのセックスは悪くなかったですし……どうですか?悪い話じゃないでしょう?」

「おい、マジで言ってんのか…?ははっ!そんなんこっちの方から頼みてぇくらいだぜ!……ん?」


願ってもいない予想外の申し出に、義弘は再び下卑た笑みをその顔に浮かべる。すると、その左目から大粒の涙が零れ落ちていった。


「あ、あれっ?おかしいな、うれし涙ってやつか?ははっ、止まんねぇ……」


義弘は自分の感情が理解できず、戸惑いながらも涙を流し続ける。


「ふふっ、喜んでもらえたみたいで良かったです♡せっかくですし、記念にもう一度ヤりましょうか♡縛られたままっていうのも、案外興奮するんじゃないですか?」

「おっ、マジか?へへ……可愛い顔して、とんだビッチだったんだな」


何かがおかしいという気はするが、少女からの誘惑によってその疑念は頭から完全に消えていく。誰もいなくなった校舎の中で、2人は再び身体を重ね合わせた。


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