夢見心地に包まれて
Added 2022-01-11 22:18:38 +0000 UTC3発目です。内容はまたおじさんと女の子が入れ替わるやつです、こういうのが一番早く書けるし一番エッチですね。
「あ゛~~~~~……疲れたぁ……」
うんざりするほど長かった、地獄の16連勤が終わった帰り道。誰に言うわけでもなく、独り呟いていた。忘年会シーズンでただでさえ忙しいのにその上先輩が何も言わずにいきなり辞めてしまって、そのしわ寄せがあたしに来たせいでここ数週間はとにかく忙しかった。まかない目当てで始めた居酒屋のバイトだけど、こんなことがこれからもあるんなら正直言って割に合わない。次に忙しくなりそうなタイミングであたしも辞めちゃおうかな……。
そんなことをぼーっと考えながら歩いていると、いつの間にかアパートに着いていた。深夜で誰もいないかと思ったが、あたしの部屋のすぐ前で一人のおじさんが煙草を吹かしていた。
「やあ、おかえりめぐみちゃん。 今日もバイトだったの?遅くまで大変だねえ」
「あ……どうも、こんばんは……」
彼は2ヶ月ほど前、隣の部屋に越してきた人だ。正直言ってあまり良い印象はない。うるさかったり、些細なことで文句をつけてきたりとかそういったトラブルは無いけど、今日みたいに、まるであたしを待ち伏せしているように思えることがよくあるのだ。
相手がイケメンだったのならちょっと嬉しいシチュエーションだけど現実はそんなに甘くはなく、相手はお父さんぐらいの歳のおじさんだ。ろくに運動もしていないのかでっぷりと太っていて、お腹は絵にかいたような三段腹になっている始末。なにより、すれ違うたびにあたしの身体をいやらしい目で見てくるから、気持ち悪いことこの上ない。
とは言っても今のところ実害は無いので放っておいているのだが、深夜の1時過ぎに待ち伏せみたいなことをされると流石に気味が悪い。
挨拶もそこそこに、さっさと自室に入り鍵を閉める。それにしても……ようやく連勤が終わったと思うと、どっと疲労感が押し寄せてきた。もうこのまま寝ちゃいたいくらいだけど、歯磨きしてシャワー浴びて、化粧も落とさなきゃだしなぁ、めんどくさい……。
どうせ明日は休みだし、明日のことは明日の自分に任せることにしてふかふかのベッドに身を投げる。数週間ぶりの、起床時間を気にしなくていい気楽な睡眠時間。そんなこともあって気が抜けていたせいだろうか、ふわり、とした浮遊感と共に、例の現象があたしを襲った。
「うわっ!またやっちゃったか。久々だなぁ、コレ」
視線を下ろすと、ベッドの上でうつ伏せになって寝息を立てている自分の姿が目に入る。あたしはその上でぷかぷかと浮いていた。いわゆる、幽体離脱というやつだ。
これをできるようになったのは、2ヶ月くらい前からだったと思う。その時は丁度半身浴をしている最中で、何の前触れもなく突然自分の魂だけが身体から離れてしまっていったのだから、とにかくパニックになった。そのあと慌てて自分の身体に入っていったら意識が戻っていて、ただの夢かと思ったその日の夜に同じことが起こったのだ。
それから何度か色々試してみて、すごくリラックスしてる時にこうなってしまうということが分かった。初めの頃はもちろん焦りもしたけど、こうして宙に浮かぶ感覚は普通じゃ体験できないし、けっこう楽しいしまあいいかなって思ってる。
「うーん、どうしよ。 すぐ戻ってもいいけど……せっかく明日休みなんだし、散歩でもしてみよっかな」
何度か幽体離脱を繰り返していくうちに、ある程度のルールみたいなものは把握できていた。
気持ちがリラックスしてる時にこうなるってこと。身体に入っていけば元に戻れること。けっこう自由に飛び回れるってことと、30分くらいで元の身体に強制的に戻っちゃうこと。
幽体離脱をしてる間、身体の方は寝てるみたいだったから身体だけ寝かせておいてその間に撮り溜めてたドラマとか見れないかなってこの間試したんだけど、丁度30分経ったころに身体に引っ張られるみたいにして元に戻ってしまっていたのだ。
そんな感じでいろんなことを試してみてたけど、今までは戻れなくならないか心配でずっと家の中だけに留めていた。だけど、時間が経てば必ず元の身体に戻されるってことが分かった今、ちょっと冒険心が出てきたのだ。
そうと決まれば善は急げ。窓をすり抜け、勢いよく外へと飛び出していった。
***
「うわ、すっご……!」
夜の街を見下ろしながら、思わず声が出る。はじめは落ちたりしないかとか心配だったけど空を飛び回る気持ちよさにそんなことは気にならなくなっていって、いつの間にかビルよりも高いところまで来てしまっていた。
煌びやかな光に彩られた繁華街はどこか妖しく、それでいて幻想的だった。街灯、車のライト、ビルの明かり、全部がキラキラ輝いているように見える。さっきまで歩いていた場所だったのに、空の上から見るだけでここまで違って見えるとは思わなかった。
「綺麗……。 あっそうだ、写真撮っとこ……ってそうか、スマホ無いんだった」
つい、いつもの癖で腰のあたりをまさぐろうとして、その手が虚しく空を切る。幽体だからなのか、今はスマホはもちろん服すらも無い状態だ。人からは見えてないって分かってはいるけど、改めて自覚すると少し恥ずかしくなる。
「あ、スマホ無いから時間分かんないじゃん! やば、今何時くらい!?」
慌てて街の高さまで飛んで降りていく。コンビニに入って時計を見ると、身体に戻る時間の5分ほど前を指していた。
「もうこんな時間かー……。 ちょっと名残惜しいけど、今日はこのくらいにしておこうかな」
時間まで放っておいても戻れるということは分かっているけど、ここまで身体から離れていると本当に戻れるのかと少し不安になる。ちょっと名残惜しさはあるけど、念のため家に帰ることにした。
「ただいま~っと……あ、あれ? どこ?あたしの身体……」
部屋に戻ると、そこはもぬけの殻になっていた。ベッドの上に寝転がっていたはずの自分の身体はどこにもない。
「え、なんで……?確かにここで寝てたのに……」
急いで家中を、浴槽やトイレまで探したが、やはりあたしの身体はどこにもいなかった。一気に血の気が引いていくのを感じる。
半ばパニックになりながらももう一度部屋の中を探そうとした時、壁伝いに微かに女性の声が聞こえてきた。それは隣の部屋、例のおじさんが住んでいる部屋からだった。
「まさか……」
隣の部屋はおじさん独りのはずだし、それに今の声……どこかで聞いたことのある声だ。嫌な予感がする。
壁をすり抜けて恐る恐る隣の部屋を覗き込むと、信じられない光景がそこに広がっていた。
「ああんっ♡ あっ♡こ、声が勝手に……♡き、きもちぃっ…♡ あっ、こ、ここっ♡イイっ♡♡」
そこにいたのは、あたしだった。あたしの身体があたしの意思とは関係なく、勝手に動いてる。着ていたはずの服は脱いだのか、生まれたままの姿で顔を真っ赤にさせながらだらしない表情で、みっともない嬌声を上げながらオナニーをしていた。
「ちょっ……は? な、なにこれ、どういうこと……!?」
そこは間違いなく、隣のおじさんが住んでいると思わしき寝室だった。あたりにゴミが散乱していて、隅に置いてあるベッドにはおじさんが寝ていて……何故か裸でベッドの支柱に手足が縛り付けられている。
「なんでこの人の部屋にあたしが……っていうかなんで勝手に動いてんの!?」
明らかに、何か異常なことが起きている。わけもわからず混乱していると、全身が何かに引き寄せられるような強い引力があたしを襲った。それは、幽体から元の身体に戻る時にいつも感じていた感覚だった。いつの間にか幽体離脱してから30分が経過していたようで、何が何だか分からないが、とりあえずは元の身体に戻れると思い、ひとまずはホッとした。
「よかった、戻れるんだ…… あ、あれ?」
そう思ったが、何かがおかしい。いつもであれば自分の身体に向かっていくはずの自身の魂が、反対の方向に引き寄せられていく。そんな状況もおかまいなしに、あたしの身体は相変わらず別人のような様子で顔を紅潮させながら身体を弄っている。
「どうなって……ひっ!?」
足先が何かに沈み込んでいくような感じがして振り向くと、あたしの足が、ベッドの上のおじさんの身体の中に少しずつ入り込んでいた。今まで感じたことのある、幽体離脱が終わって自分の身体に戻っていく感覚。そこにあるのはあたしの身体じゃないのに、足、お腹、気づけば首元までそこに吸い込まれていってしまった。
「や、やだ!なにこれ、どうなって……うっ…………」
部屋中に響く自分自身の喘ぎ声を聞きながら、あたしの意識は徐々に遠くなっていった。
***
意識が少しずつはっきりしていって、それと共に全身の感覚も少しずつ戻っていく。身体がある、という感覚。いつも通りであるはずのその感覚が、どこか違うように感じる。
全身が重い。何かが上に乗っかってるとかじゃなくて、すごい厚着をさせられてるみたいに。なのに服を着てるような感じはしなくて、手首と足首に冷たい何かがつけられていることだけがわかる。
「一体何が…………えっ!?」
身体を起こそうとして腕を動かそうとしたが、ジャラリ、という金属音とともにその動きが妨げられた。いつの間にかあたしの手首に手錠のようなものがついていて、ベッドに繋がれてしまっている。
もちろんそれにも驚いたけど、それ以上に驚いたのは目の前にある、自分の身体だ。というか、それが自分の身体って言っていいのかもわからない。
手錠がはめられてる腕はいつもの倍以上はあるんじゃないかってくらい太くなっていて、もじゃもじゃとした黒い毛が生えている。胸のあたりも同じように毛でビッシリと覆われていて、形がいいはずのあたしのおっぱいはだらしなく潰れた、まるで太った男の人みたいなものになっていた。同じようにお腹も脂肪ででっぷりと膨れていて、そのせいで足元は見えないけど、ベッドと触れている部分から伝わる感触のせいで、そこがいつもとは明らかに違っていることも分かってしまった。
「う、うそ……なにこれ、意味わかんない……」
そう呟いた声も普段の自分の声とは違う低いものになってしまっていて、そんな声が自分の口から出ているのが気持ち悪くて仕方がない。なんとか今の状況を把握しようとあたりを見回していると、誰かの姿が視界に入ってきた。あたしの身体だ。
「やあ、やっと帰ってきたんだね。 待ちきれなくてオナニーしちゃってたよ♡」
覗き込むようにこちらを見下ろしているその顔は、見間違えるはずもない、間違いなくあたしのものだ。あたしがここにいるのになんで……というか、意識を失う前も勝手に動いてたような気がする。わけがわからない。
「ちょ、ちょっと、なんであたしの身体が勝手に動いてんの?」
「なんでって……あ、そっか。君からしてみれば帰ってきたら自分の身体が勝手にどっかいっちゃったようなものか。ふふっ、しょうがないなぁ、君に何が起きたのか見せてあげようか♡」
そう言うと、もう一人のあたしは手鏡をあたしの前に差し出してきた。
「…………えっ」
自分の顔が映るはずのそこに映っていたのは、知っている人の顔だった。いつもあたしのことをいやらしい目つきで見てきた、見たくもない隣人の顔。彼は呆然とした表情で、口を開けながらこちらを見つめている。今、あたしがしているような表情で。
「あ、あはは……」
冗談か何かではないかと信じたくて思わず乾いた笑いがこぼれる。すると、鏡の中のおじさんも同じように、不細工な顔を歪めてみせた。もう一人のあたしは何が面白いのか、その様子をニヤニヤと眺めながら楽しそうにしている。
「ちょ、ちょっとこれどうなってんの!?あ、あたし……どうして……!?」
「あっはは!見て分からない?君は男の身体になったんだよ、正確に言えば僕の身体に、だね」
もう一人のあたしは相変わらずの笑みを浮かべながら、だらしなく膨らんだ腹の肉を掴んだ。それと同時につかまれているという感触も伝わってきて、ソレがあたしのものになってしまっているのだと強く実感させられる。
「僕の身体って……もしかして、あんたがこの身体の……?」
「そうそう、まぁ今それは君の身体なんだから、元、だけどね」
「ふ、ふざけないで!! あたしの身体を返してよ!!」
「うるさいなぁ、近所迷惑なんだから静かにしてよ。 それにほら、もし近所の人に通報でもされたりしたらどうなるかなぁ。全裸の中年と女子大生が裸で同じ部屋に居て、もし僕が襲われたって言ったらどうなるか、想像つくだろう?」
「う…………」
「だからさぁ、おとなしくしててよ。その身体のまま刑務所行きなんて、君も嫌でしょ?」
何も言い返すことができず、ただただ黙りこむことしかできなかった。
なにがどうなってるのか、意味が分からない。あたしの身体の中におじさんが入ってて、代わりにあたしがおじさんの身体に……。夢だと思いたいのに、不安と共に早くなっていく鼓動は、頬をつたう汗の感触は間違いなく現実のものだ。
「あはぁ……♡これが今の僕の顔なんだ、かわいいなぁ♡ これが一生僕のものに……」
そんなあたしとは対照的に、目の前にいるもう一人のあたし、いや、あたしの身体を奪ったおじさんは恍惚の表情を浮かべながら手鏡を見つめ、あたしのものだった顔をぺたぺたと触っていた。一生……その口ぶりからは元に戻る気なんて微塵も感じられなくて、不安を更に煽った。
「ど、どうして、なんのためにこんなこと……」
「んー? どうしてってそりゃ、君を取り戻すためだよ、『きららちゃん』♡」
「っ!?」
思いがけない名前が出てきて、思わず息がつまる。それは、あたしが高校の時に少しだけやっていた、地下アイドル時代の名前だった。
「な、なんでそれを……」
「そっか、やっぱり僕のこと覚えてなかったんだね。握手会なんかも結構行ってたのになぁ……まあいいや。 ほら、去年いきなり辞めちゃったでしょ?すごい残念だったんだよ、君ならメジャーデビューだって夢じゃなかったのにさ」
確かにあたしは、高校を卒業するタイミングでアイドルを辞めた。あの時は大学受験が近くなっていたこともあって、勉強に専念したかったし、アイドルだって元々はバイト代わりにやってただけで、辞める頃にはオタクの相手はうんざりするくらいだったから丁度良かったと思ってた。
まさかそんな昔の話をされると思っていなかったから、驚きを隠しきれない。そんなあたしをよそに、おじさんはつらつらと言葉を並べていく。
「ほんと……許せなかったんだよねぇ。あんなに僕を夢中にさせたのに、勝手にいなくなるんだから。そんな時にさ、幽体離脱できるようになる薬をネットで見つけたんだ」
「幽体離脱できるようになる……薬……?」
「そ、まあ初めは信じてなかったけど実際にできちゃうともう信じるしかないよね。君もそうだったろ?」
確かにあたしもそうだったけど……おかしい。薬って、あたしはそんなもの飲んだ記憶も、見たことすらない。
「薬なんて知らない!あたしは、いつの間にかできるように……」
「鈍いなぁ。そんなの君が飲むように僕が仕向けたに決まってるじゃないか。 越してきた時に渡したお菓子、おいしかったでしょ?アレが好きだって、前にブログで書いてたもんね」
「あ……」
そういえば、おじさんが越してきたときにもらった焼き菓子の詰め合わせがあった。よく思い返してみると、彼が越してきたのと丁度同じくらいの頃から幽体離脱ができるようになっていた気がする。あのお菓子に薬が入っていただなんて……全く気付かずに食べていた自分が恨めしい。
「あとは簡単だよ。君が幽体のままどっか行くのを見計らって、その隙に、こうして空っぽになった君の身体を頂いたってわけ。って言ってもなかなか家から出て行ってくれなかったけど、いやぁ、待ったかいがあったよほんと♡」
おじさんは嬉しそうに笑いながら、自分の身体のあちこちを撫で回す。その様子を見ているとなんだか変な気分になってきて、それを振り払うようにあたしは口を開いた。
「じゃ、じゃあなんであたしがおじさんの身体になってんの……?」
「そりゃあ、僕が君の身体に入ってるからだよ。1人分の肉体に魂が2つも入るわけないだろう?だから余った僕の身体と君の魂が一緒になったってわけだよ。それに……君にはその身体でやってほしいこともあるしね♡」
「やってほしいことって……はぅっ!?」
突如、感じたことの無い感覚があたしを襲った。股間のあたり、そこから伸びている何かを、細い指で撫でられる感触。それは元の身体では感じたことが無かったもので、恐らく、女性にはあるはずのないモノから伝わってきているのだろう。
「あっはは!まだちょっと触っただけなのにこんなに大きくしちゃって、そんなに僕の手は気持ちいいかい?」
「ち、ちがっ……うぅっ、そんなこと……」
おじさんはあたしを馬鹿にするように笑いながらも、なおもあたしの男性器を擦るように触り続ける。あたしのものじゃなかったその器官はそれだけでどんどん熱くなっていって、それと共に初めての快感をあたしの脳に鋭敏に伝えてくる。
あたしのものだった顔で、手で、おじさんになってしまったあたしの身体をせめられて。怒りと恐怖と嫌悪感で頭がいっぱいだったのに、与えられてくる快楽が頭の中を塗りつぶすように埋めていく。
「あ、あぁっ、だ、だめ、漏れちゃうっっっ!!!」
おしっこが漏れてしまうような感覚と同時に、一際強い快感が押し寄せてきて思わず声を上げた。それと共にあたしから白い液体が飛び出していって、宙を舞うようにして飛び散っていくのが見えた。
「うわぁ……ちょっと勃たせてあげようとしただけなのにもう射精しちゃったんだね。まあ夢にまで見ためぐみちゃんからの手コキなんだから、僕の身体が我慢できなくても当然かなぁ」
「しゃ、射精って……う、うそ…あたし……」
イってしまった。男の人の身体で、あろうことかあたし自身の手で弄ばれて。そんな現実を受け止めたくなくて、でも、確かに感じた絶頂の余韻があたしの頭の中でぐるぐると渦巻いていた。
「困ったなぁ、どうすればまた……ってあれ?出したばっかなのにもうそんなに勃起させちゃって……めぐみちゃんってば、そんなに僕の手コキが気持ちよかったんだね♡」
「ち、ちがっ……あれ、なんで!?」
自分の身体を好き勝手されて、しかもこんな気持ち悪いおじさんの身体に押し込められて。嫌なのに、そんなあたしの思いとは裏腹に身体が勝手に反応してしまっている。もっとしてほしいと、そう懇願するかのように股間のあたりが再び熱を帯びていってる。
「君も僕の身体を気に入ってくれたみたいで嬉しいよ♡これなら心置きなく続きができそうだね……」
おじさんはそう言うと、ベッドの上に乗り上げてきた。そしてあたしにまたがるように馬乗りになりながら、ゆっくりとあたしの肉棒を撫で、自身の股間にあてがっていく。その先端から温かい粘液の感触が伝わってきて、それが何なのか自覚すると同時に、今のあたしの身体は興奮するようにビクンと震えた。
「ちょ、ちょっと待って!?なにしてるの!?」
「なにって、僕たちはこれからセックスするんだよ♡今の僕たちは薬のせいで魂が不安定になっててね、このままだとまた魂が抜け出しちゃうんだ。 でもこうやって、身体の元の持ち主と繋がることで魂が安定してずっとこの身体のままでいられるんだ、いやあ、楽しみだなあ♡」
「う、うそでしょ!?やだ、待ってよ!!」
それって、元に戻れなくなるってこと!?
冗談じゃない。そう思って、この身体から抜け出そうとしていつもみたいに幽体離脱を試みる。なのに、全然うまくいかない。どれだけ気持ちを落ち着かせようとしても、あたしの身体とセックスをできるという状況に興奮しているのか、おじさんになってしまった今のあたしの身体がそれを許してくれなかった。
「それじゃあ挿れるよっと……んぅっ♡♡」
「や、やだ、やめて……ひぐぅっ!?」
おじさんが腰を落とすのと同時に、あたしの股間がじゅぷっと、温かい何かで勢いよく包み込まれる。その感覚はすごく気持ち悪くて、なのに我慢できない程気持ちがよくて。目の前であたしの身体が、淫らな表情を浮かべてあたしに向かって腰を上下させている。気持ちよさそうに、あたしのものだった声で嬌声を上げている。
かわいい。あたしの身体で好き勝手しているおじさんに心底腹が立っているのに、そんな言葉が脳裏をよぎった。かわいい、その顔を僕のチンポで歪めてあげたい、もっと、もっと……!そんなこと思わない、あたしが思うはずもないのに、溶けてしまうような快感で火照りきった頭があたしの意思とは関係なくそんなことを思ってしまう。
「はぁんっ……♡あっはぁっ♡オ、オナニーなんかよりも全然気持ちいいよぉっ……♡♡」
「あ、あああぁっ!やめてっ、動かないでぇっ!」
「何言ってんの…?んっ♡ さっきからめぐみちゃんの方こそ動いてるじゃないか♡ほーら、自分で自分のおまんこ犯すの、気持ちいいだろ?」
「え、う、うそっ……!?あっ!ちがうっ、あたしじゃないっ、こんな……!」
いつの間にか、あたしの腰は勝手に動いてしまっていた。自分のものだった股間にこすりつけるように、快感を貪るために必死になって動く身体は、もはやあたしの制御が利かなくなってしまっていた。
わけわかんない。なのに、ただただ気持ちよくて、もはや身体を動かしているのが自分なのかすらも分からない。身体を動かすたびに揺れる大きなおっぱいが、あたしが腰を突き上げる度に淫猥な表情を浮かべるあたしの顔があたしの中の何かをひたすらに刺激する。
「う、うぅぅぅぅ!き、きもちい、気持ちいいよぉ!な、なんか出ちゃいそう…!!」
「あははっ♡ 射精しちゃいそうなんだね♡ んっ…♡いいよ、ほら、僕の中に君の精子を出しちゃいなよ、ほらほらぁ♡♡」
その言葉で、あたしの中でプツっと何かが切れるような音がした。
出す、出したい、射精したい、めぐみちゃんの中に、全部、全部……!
目の前のあたしを抱きかかえておちんちんを思いっきり突き上げたいのに、手首につながれた手錠がそれを許してくれない。煩わしいと思いながらも、与えられている快楽をもっと楽しもうと必死に腰を動かす。心の奥底で何かが警笛を鳴らしていたけど、もはや気にもならなかった。
「出るっ!出るぅっっ!!あ、く、ああぁぁっっっ!!!」
「あっ♡くっ……ぅん♡♡ あ、あったかいの、いっぱい来てる……♡♡」
気持ちいい……。ドクドクと、股間の先から温かい液体が流れ出て行くのが分かる。さっきとは手でされた時とは比べ物にならない程の射精の快楽。
「んぅっ……♡ ……ふふっ、たくさん出してくれたねえ、自分のナカに♡」
目の前で、あたしの身体が蕩けた顔でお腹をさすっている。自分の、ナカ……?
「え……? あ、嘘、あ、あたし、なんで……!?」
その瞬間、サーっと血の気が引いていくのを感じた。さっきまで感じていた興奮も、快感も徐々に引いていって、それと共に少しずつ自分が何をしてしまったのかを理解していく。
「これでこの身体は正式に僕の……いや、あたしのものってわけ。素敵な身体を譲ってくれてありがとね?お・じ・さん♡」
「ふ、ふざけないで!勝手なこと言わないでよ!!」
「勝手だなんて人聞き悪いなぁ、君だってさっきまで気持ちよさそうにセックスを楽しんでたじゃないか♡」
「違う!そんなこと……!」
否定の言葉を口にすると同時に、またあの感覚の記憶が蘇ってくる。気持ちよくて、何も考えられなくて、目の前にいるのがあたしだったのか分からなくなってしまうような、強烈な快感。
「もう諦めなよ、この身体はもうあたしのものなんだからさぁ」
「やだ…… あたしは、あたしはどうなるの……?」
「どうなるって、そりゃあ刑務所行きじゃないかなぁ。 今の君は中年のおじさんで、しかもはたから見ればあたしをレイプしたようなものなんだよ?懲役何年くらいになるんだろうね」
「そ、そんな……」
身体を奪われるだけじゃなく、犯罪者として捕まってしまうなんて。もしかして、あたしの人生これからずっとこのままなの……? そんなの嫌だ。頭の中がぐちゃぐちゃになって、自分が何を考えているかもわからなくなる。そんなあたしを見て、おじさんは満足そうに笑った。
「でもまあ、安心してよ。これからあたしに協力してくれるって約束してくれるなら通報なんてしないからさ」
「協力って……何を?」
「ほら、今のあたしって身体はめぐみちゃんになれたけどめぐみちゃんのことを全部知ってるってわけじゃないんだよね。だからさ、元・めぐみちゃんにはこれからあたしのことを全部教えてもらおうと思うんだ♡」
「は、はぁ!?」
それって、この人があたしになりすますのに協力しろってこと…!?
「浮かない顔だねぇ。嫌ならいいんだよ?それなら君には一生その身体のまま、刑務所で暮らしてもらうことになるんだから」
「い、いやじゃないです!!協力しますから!それだけはやめてください!!」
気づけば、縋りつくようにそう叫んでいた。あたしの身体を奪った相手があたしとして生きていくための約束を、半ば脅された形ながらも自分から懇願してしまったのだ。
「うーん、そんなにお願いされたんじゃ仕方ないなあ♡それじゃあこれからよろしくね?」
そう言いながら、もう一人のあたしは嬉しそうに微笑んだ。あたしの手足についていた手錠は外してもらえたが、もはや抵抗する気なんて起きなかった。
「ふぁぁ……早速いろいろ聞きたいところなんだけど、あたしなんだかすごい眠かったみたいだね?続きはまた明日にしよっか」
あたしの部屋に行くつもりなのか、もう一人のあたしはそう呟くと、部屋の隅に脱ぎ捨てられたあたしの服を一つ一つ、ぎこちないながらも身にまとっていった。そこに立っていたのは、中身がおじさんのはずなのに普段通りのあたしにしか見えなかった。
「それじゃあ明日また来るから、楽しみに待っててね、お・じ・さん♡」
あたしに背を向けて、あたしの身体が部屋を後にした。
Comments
ありがとうございます! 自分の身体を奪われただけでなく成りすませるように協力までさせられちゃうの、ほんとかわいそうでいいですよね😌
メス牡蠣
2022-01-16 17:19:48 +0000 UTC実にいいですね……! あえて記憶が読める設定でなく、本人の口から自分の情報を言わせる屈辱シチュも美味しいです!
飛龍
2022-01-15 11:56:15 +0000 UTC