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メス牡蠣
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少しずつの貢ぎ物

全く別のやつ書こうとしてたんですけど女の子とおっさんを入れ替えたい欲がそれを上回ったので先にこっちを書いておきました。すっきりした。

こういう長尺で書くつもりなかったやつにごっちゃタグつけて投げる感じですね、サンプル出せるほどの量でもないんでpixivには投げないでここに上げるだけのアレ。

少しずつの貢ぎ物

都内にあるラブホテルの一室で、一人の中年がソファに腰掛けていた。

待ち合わせの時間は18時。まだその時間から数分ほどしか経過していなかったが、未だ部屋に姿を現さない待ち人をまだかまだかと、複雑な心持ちで待ちわびている。

すると、部屋のドアが開錠する音が耳に入る。恐らく、待ちわびていた"彼女"が到着したのだろう。


「久しぶりですね、おじさん♡ あ、もうシャワー浴びてたんですか。そんなに私とのえっちが楽しみでした?」


現れたのは、黒髪ロングヘア―を後ろにまとめた髪型の少女だった。彼女は紺色のブレザー制服に身を包み、スカート丈も膝下まで伸ばしており、清楚な印象を受ける見た目をしていた。

およそこの場には似つかわしくない格好をした少女だが、彼女こそが今日男が会う約束をした相手だった。


「別に楽しみとかじゃ……。 そ、それより私の真似はやめてください、今は私たち2人だけなんですから……」

「真似してるつもりはないんですけどね。 もう女の子になって3か月も経ちますし、こっちの方が自然っていうか……。 そもそもボロが出ないよう常に意識するように言ったのは、あなたじゃないですか」

「でっ、でもっ…」

「まあいいじゃないですか、どうせセックスするだけなんですから。 それより、お金はちゃんと用意してきたんですよね?」


その言葉を聞いた男はおもむろに財布を取り出すと、目の前にいる少女に向かっておずおずと札束を差し出した。


「ひいふうみい……。 うん、ちゃんと用意できたんですね、えらいえらい♡」

「あ、あの…どうしてもお金払わなきゃいけないですか?」

「こっちはわざわざあなたのために協力してあげてるんですから、これくらいの報酬は当然ですよ。 ああ、別に嫌ならいいんですよ?ずっとその身体のままでいたいのならこちらとしても……」

「ごっ、ごめんなさい!も、もうこんなこと言いませんから、ゆ、許してください……!」


男の口から発せられた情けない声色を聞き、少女は思わず失笑してしまう。


「ふふ、冗談ですってば。心配しなくてもちゃんと、これからも会ってあげますよ♡ それじゃあ始めましょうか、今日こそは元の身体に戻れるといいですね?」


そう言うと少女は男の隣へと座り込み、ブレザーを脱ぎ始める。

恥じらう様子もなく堂々と脱衣を続ける美少女と、それを複雑な面持ちで見つめながらも、タオルの下の股間を大きくしていく中年の男。

対極ともいえるようなその2人の身体は、数か月前に入れ替わっていた。




***




時は3ヶ月程前に遡る。

その女子高生、有本さつきは"パパ活"をしていた。きっかけはただただお金のため。別の高校に行った友人と久々に遊んだとき、とても高校生のバイト代では賄えないようなブランドものばかりを身に着けている彼女の服装にすぐ気づき、問い詰めるとパパ活をしていることをあっさりと教えてくれた。

吹奏楽部に入っているさつきは自分専用の楽器を買おうとしていたが、想像を遥かに超える値段を前に、購入を諦めたばかりだった。そんな矢先にパパ活の存在を知り、彼女は友人にいろいろと話を聞いてそれを始めたのだった。


彼女が行っているのは"プチ"と呼ばれるもので、言ってしまえば本番行為無しの援助交際だ。

始めたばかりの頃は「自分みたいな地味な子が相手にされるだろうか」と不安でいたが、むしろその方が需要があったらしく、お小遣いの数十倍の金額を1時間程度で稼げるその魅力に彼女はすっかりとり憑かれてしまっていた。

"それ"が起きたのはちょうどそんな、パパ活にも慣れてしまった頃だった。


「ね、ねえさつきちゃん、ちょっと相談があるんだけどさ……」


その相手は今まで何度か会ったことのある、ちょうどいい"カモ"だった。

パパ活の相手になるのは大体父親と同じかそれ以上くらいの年齢のおじさんだが、当然人によって性格はまちまちだ。中にはホテル代を渋ったり、無理やり本番行為をしようとしてくる輩もいる。そんな中、目の前にいる男は従順で、その上金払いも良い男だった。


「どうしたんですか?何かしてほしいことでもあります?」

「あ、あの、それなんだけどさ、ほ、本番してもらえないかな」


しかし、その日の彼はいつもとは少し違っていた。これまで一度たりとも言ってきたことのない要求をしてきていたのだ。


「えーっと……前にも言ったと思うんですが、私そういうのはしてないんですよね」

「で、でもっ! さ、30万払うからさ、これでどうかな?」

「えっ……!?」


男が差し出してきた札束を見て、思わず目を見開く。まさかここまで出すなんて思ってなかったからだ。

楽器を買うための目標の金額まで、あと20万とちょっと。そのためにあと数回パパ活をする気でいたが、これを受ければそんなことはする必要もなくなる。


「本当にそれで大丈夫なんですか?」

「う、うんっ! ちゃ、ちゃんとほら、ゴムもつけるからさ、安心して」


そう言うと、男は既にパンパンに膨れ上がった男性器に、どこからか取り出したコンドームを自ら着けていった。


「分かりました、それじゃあ……」


パパ活で本番行為を許していないさつきだったが、既に彼氏との性行為の経験は少なくなかった。

おじさんとのセックスなんて気持ち悪いけど、この1回で終わりにできるのなら悪くはないだろう。そう考えながら淡々と、半ば事務的にセックスをこなし、男が果てると同時に2人はパタリと意識を失った。


そして2人が目を覚ました時、男はさつきとして、さつきは男として、お互いの元の身体を見つめ合うこととなった。

目が覚めるや否やお互いの状況を理解し合い、セックスをして入れ替わったのだから同じことをすれば戻れるのではないかと最初に提案したのはさつき…さつきの身体になった男だった。

男になったさつきは初めは渋っていたが、元に戻るためということで仕方なくそれを受け入れ、元の自分の身体とのセックスという倒錯的で奇妙な行為を甘んじることとなった。

しかし、その日は元の身体に戻ることは叶わず、戻るまではお互いのフリをして生活をするということを決め、こうして月に数回会っては元に戻るために身体を重ねるようになっていった。


そう、初めは元に戻るための行為だったもの。それを何度も重ねていくうちにいつの間にか男は行為そのものを求めるようになっていて、それを察したのかさつきはその代償に金銭を要求するようになっていった。




***




「あっ!で、出るっ!!」


男の情けない声と共に、どぷっと精液がゴム越しに吐き出されていく。それと同時にさつきもまた身体を大きく仰け反らせ、絶頂を迎えた。


「んっ…♡♡ はぁ、はぁっ……♡ ふふ、上手くなりましたね♡ それにしてもまた戻れなかったというのに、随分と満足そうじゃないですか?」

「はぁっ……はぁっ……べ、別に、そんなことは……」


息を荒げながらも気まずそうに視線を逸らす男の心中を察して思わず笑みを浮かべながら、さつきは身体を起こし、ゆっくりと股間から肉棒を引き抜いていく。


「私はこの後ゆっくりお風呂にでも入ろうと思ってるんですけど、おじさんはどうしますか? ……なんなら一緒に入ります?」


わざとらしく、顔を下から覗き込むようにして言うと、男はゴクリと唾を飲み込み、慌てて首を横に振った。


「いっ、いいですっ!も、もう帰りますからっ!」

「ふーん、そうですか。 それじゃあホテル代だけ置いてってもらえますか?あ、1万でいいですよ」

「は、はい……」

「またお金が溜まったら呼んでくださいね? 次はもっと気持ちよくしてあげますから♡」

「っ……!」


ビクッと身体を震わせたかと思うと、男は財布の中から取り出した紙幣をベッドの上に置いて逃げるように足早に部屋を出て行った。


(ふふ、すっかり私の言いなりになっちゃいましたね♡ まあ、おかげで順調に事が進んでるんですけど)


残された部屋の中で1人、さつきは手に持った未使用のコンドームが数個入った箱を眺めながらクスリと笑う。

2人が入れ替わったのは、偶然などでは無い。彼女が手にしているコンドームは以前裏サイトで買ったもので、それを身に着けて性行為をすると身体が入れ替わるという代物だった。

本来は1度入れ替わった後数週間も経てば元に戻るというもの。しかし元に戻る前に再び同じことを繰り返した場合、その効果がより長く、強く重複してしまうという"副作用"があった。

行為を重ねるごとに入れ替わった魂は肉体との結びつきを強めていき、10回を超えてしまえば魂が完全に定着して、二度と元の身体には戻れなくなる。

さつきの身体を奪った男は当然このことを知っていて、知ったうえでそれを使う相手を、新しい人生を送るための肉体を品定めするためにパパ活を行っていた。


(あと2回……終わったらあの人どうしましょうか……)


数分前の、行為中のことを思い返す。性欲に流されるまま、元の身体に向かってまるで獣のように腰を打ち付けてくる"男"の姿。口調こそ未だ元のままを保てていたが、既にその魂はほとんど男に染まってしまっているだろう。あと2回という猶予は残っているが、すぐに終えてしまうだろうということをさつきは確信していた。


(ま、なんだかんだで貢いでくれる良い子になってくれましたし、通報でもしておこうと思ってたけどセフレとして飼うくらいならいいかもしれないですね――)


そんなことを考えながら、さつきはゆっくりと浴室へと向かっていった。


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