彼女が立ち寄った村は霧に包まれ、人影はなかった。 なにかの伝染病で皆亡くなったのかもしれない。そう考えて足早に村を通り抜けようとする。 その時、霧の向こうで人影が動いた。 立ち止まり様子を伺う。 フードを被った村人が霧の中から現れる。 しかしその手には武器が握られており、地を踏む足は細く、白く、肉のない骨だけの足だ。 霧の中から更に2人の人影が現れる。 皆、手に武器を持ち、人では無い奇妙な動きでこちらに向かってくる。 フードの奥では白い頭蓋骨が両目に赤い火を灯して彼女を見ている。 アンデッドたちだ! 彼女はすぐさま剣を抜き、盾を手に取ると目の前の敵に剣を振りかぶる。