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温泉旅館で美人大学生のユキにTS憑依 その3

男の腕の中で、どれくらいの時間が経っただろうか。子宮の奥にまで染み渡ったあつい液体がじんじんと疼くたび、身体は、快感の重だるさに沈み込んでいく。もう、指一本動かすのも億劫で、ただ男の腕に抱かれたまま、途切れる吐息を繰り返すしかなかった。

「起きろ、ユキ。せっかく温泉に来たんだ。まだ夜は長いぜ」

 男の声が、どこか遠くで聞こえる。顔を上げると、男はもう浴衣を着て、満足げな表情で俺を見下ろしていた。俺は、まるで子供のように再び浴衣を着せられ、男に手を引かれるままに、重い身体を動かした。

 部屋を出ると、廊下はひんやりとして、どこか神秘 的な雰囲気を醸し出していた。先ほどまでの熱気に満ちた空間とは打って変わって、静寂が支配する。数メートル歩いたところで、男が立ち止まった。

「さて、と。せっかくだから、もう少しこの身体を楽しもうじゃないか、ユキ」

 そう言って、男は俺の浴衣を脱がし始めた。抵抗する気力もなく、俺はされるがままだ。着せられたばかりの浴衣が、するりと肌から滑り落ちる。その下には何も身につけていない。剥き出しになった胸元に、ひんやりとした空気が触れる。俺の身体は、男の精液でまだべっとりと濡れているというのに、男は躊躇なく、俺の白いタオルを一枚、手に取った。

「貸切状態だから、大丈夫。ほら」

 男は、慣れた手つきで俺の胸と股間を隠すようにタオルを巻きつけると、俺の背中に手を回し、そのまま別の扉へと促した。ひんやりとした廊下を歩くたびに、剥き出しになった肌に、夜の空気がチリチリと触れる。女の身体になってから、肌感覚が異常に敏感になった気がする。これまで意識することのなかった、外気と肌の境目が、はっきりと感じられた。

 扉を開けると、そこは露天風呂へと続く道だった。石畳の通路は、足元を照らす間接照明でぼんやりと浮かび上がり、湯気を含んだ湿った空気が、俺の頬を撫でる。

 脱衣所を通り、湯船へと続く階段を降りる。湯船からは、もくもくと湯気が立ち上り、周囲の木々を幽玄に包み込んでいた。

「この宿の露天風呂はな、一応、男女別ってことにはなってるんだ」

 男は、俺の耳元で囁くように言った。その声が、湯気とともに俺の肌を撫でる。

「だけど、夜は客も少ないし、何より、ここに泊まるやつらはみんな『分かってる』からな。正直、実質的には混浴みたいなもんだ」

 男の言葉に、俺は思わず身体を硬くした。タオル一枚で、しかも性行為の後、こんな夜の闇の中、男女ともに入ってくるかもしれない場所に足を踏み入れている。男だった頃には、こんな感覚は味わったことがない。周囲の視線、自分の肉体の露わさに対する羞恥心。女性特有の、人に見られることへの意識が、一気に押し寄せてきた。

 だけど、男はそんな俺の戸惑いを気にも留めず、楽しそうに笑っている。そして、俺の腰に回された腕に、少し力を込めて、そのまま俺を湯船へと誘った。

「さ、ユキ。せっかくだ。もっと心ゆくまで、この身体を堪能しようじゃないか」

 その言葉は、俺の不安を打ち消す代わりに、この美しい身体が、またこの男に弄ばれることへの、期待を誘うような響きを持っていた。

 湯気の向こうに広がる露天風呂は、神秘的な藍色の光を湛えていた。男に抱きかかえられたまま湯船の縁に足がつくと、ぬるりとした湯が膝を包み込む。ひんやりとした外気で敏感になっていた肌に、熱い湯がじんわりと染み渡り、身体の芯まで蕩かしていくようだ。

「湯船に入る前に、そっちのタオル、取ってくれよ」

 男が、俺の腰に回された腕を解き、背中に巻かれたタオルに視線をやった。その視線に込められた意味を理解するのに、時間はかからない。身体が、ゾワリと粟立ってくる。男からの命令というより、懇願にも似たその声に、俺の身体は、不思議と抗うことができなかった。

 ゆっくりと、湯船の縁に足をつけ、湯の中に膝まで浸かる。湯けむりが、俺の身体の下半身をぼんやりと覆い隠した。男の視線を受けながら、俺は、自らの手でタオルを解いた。ひらり、と水面に落ちる白い布。

 夜気にさらされた濡れたタオルがするりと背から滑り落ちると、湯けむりの向こうに、自分の裸が露わになった。湯船に浸かっていない、ぷるんと張った乳房が、夜の冷たい空気に晒される。ひゅう、と小さな口から、情けない息が漏れた。だけど、同時に、全身の皮膚が、まるで細い糸で締め付けられるように、キュンと疼くのを感じた。胸の中心が締め付けられ、股間がじんわりと熱を帯びてくる。

 湯けむりの中に立つ自分の姿を、俺は初めて客観的に見つめた。そこには、これまで俺が見てきた女たちの、まさしく「高嶺の花」と呼ぶにふさわしい、完璧なスタイルの美女が立っていた。豊満な胸は、湯けむりの向こうでも分かるほど大きく、腰からヒップのラインは、絵画のように滑らかで、それでいて肉感的な曲線を描いている。湯けむりに霞む肌は、艶かしいほどに白い。

 ――ああ、なんて身体だ。

 この身体は、男だった頃の俺が、手の届かなかった、まさに雲の上の存在だった。まさか、自分がこの身体になれるなんて。そして、この身体を、俺が「好き勝手」できるなんて。そう思うと、乾いた喉が、ゴクリと音を立てて唾を飲み込んだ。まだ、この身体で味わっていない快感が、ここには無限に広がっている。

 男の視線が、湯けむりの向こうから、じとっと、俺の裸を舐め回すように見つめていた。まるで、獲物を見定めて、品定めをするような目だ。いやらしく、汚らわしいその視線に、本来ならば生理的な嫌悪感を覚えるはずだ。

 だが、俺の胸は、そうは感じなかった。

 自分の置かれた状況を、このまま受け入れていいのか。目の前の男の、そのあまりにも下卑た視線に、俺の理性は一瞬、警鐘を鳴らそうとした。こんなことを続けていて、本当に良いのだろうか。だけど、その警鐘は、すぐに快感の濁流に飲み込まれていく。

 こんな高嶺の花のような女が、普段の俺に見向きするはずもない。街中ですれ違ったとしても、その視線が俺へと向くことは決してないだろう。それどころか、俺の存在すら認識しないはずだ。そんな女が、今、俺の目の前で、こんなにも無防備な姿を晒している。しかも、その身体は、俺が支配している。これは、現実じゃない。夢だ。夢の中でなら、どんなことだって許されるはずだ。

 それに、この女の肉体が、こんなにも俺を衝動させているのだ。この性欲を掻き立てる、甘美で、蠱惑的な肉体が悪い。俺じゃない。この肉体が、この快感が悪いんだ。誰もが、もしこんな状況に置かれたら、必ずこの肉体に身を委ねるだろう。俺だけじゃない。誰も止められないはずだ。

 どうせ、元の女には記憶は残らない。誰にもバレない。誰にも迷惑はかからない。そもそも、手に入れることなど叶わない存在なのだ。なら、この機会を逃す理由など、どこにもない。この身体を存分に穢して、使い果たして何が悪い。そう、俺は悪くない。

 俺の心の中で、そう結論が出た。自己正当化の理論が、俺の躊躇いを完全に打ち消す。

 男は、湯に浸かっていない俺の肉体に向けられた視線を離さず、「早く来いよ」と口元だけで伝えた。その顔には、先ほどまでの煩悩を打ち消したような冷静さはなく、獲物を得た獣のようなギラつきが宿っていた。

 湯船の縁を踏みしめ、熱い湯が太ももから股間に、そして腹へと、とろりと這い上がる。まるで、身体にまとう最後の衣を脱ぎ捨てていくかのような感覚に、身体の奥がゾクリと震えた。

「ユキ。俺の言うこと、何でも聞くって言ったよな?」

 湯船の縁に腰を下ろした男は、俺の正面に座るよう促し、俺の湯の中に沈んだ膝を指先でなぞった。「何でも」という言葉に、深い意味が込められているのが、嫌というほど伝わってくる。ユキという人間であれば、こんな軽薄な言葉は、吐き捨てるように無視していただろう。だが、この身体には、別の意識が宿っている。そして、その意識は、この身体を通じた快感に、すでに完全に抗えなくなっていた。

「……うん」

 そう答える自分の声が、とろけるように甘く響く。男の要求を、この身体がどれだけしたがっているかのように。

「じゃあ、まずは立って、そのまま両手を挙げてみろ」

 男の命令に、俺は一瞬戸惑った。湯船の中で、再び全裸の身体を晒すというのか。こんな、美しい身体で。これまで手の届かなかった高嶺の花の美女の身体で。しかし、その戸惑いは、身体の内側から湧き上がる抗しがたい衝動にかき消された。何でもする、と答えたばかりだ。今更躊躇う道理はない。それに、この男の悪意に満ちた視線が、俺の身体の神経を刺激し、快感を煽り立てているのがわかる。

 俺は、男の顔を見上げた。男は、口元を愉しげに歪め、まるで俺の内心を見透かしているかのように、ニヤリと笑っている。その視線に、俺の理性の最後の抵抗が、音を立てて崩れ落ちた。

 ゆっくりと、湯船から立ち上がる。湯に隠されていた身体が、湯けむりの中に、あられもなく姿を現した。濡れて肌に張り付く黒髪は、背中を滑り落ち、しっとりと腰のあたりで揺れている。湯に浸かって紅潮した肌は、夜の帳と湯けむりの間で、一層艶めかしく輝いている。

 そして。

 言われた通り、両手を耳の横まで高く掲げた。乳房が重力に従って、揺れる。湯滴が、形の良い乳首の先から、腹部へと吸い込まれるように流れ落ちていく。まるで、この身体が、男の視線に全身を晒すことに悦びを感じているかのように。ひゅん、と、胸の奥が締め付けられるような、甘い疼きが走った。こんな、他者の視線に曝される行為が、なぜこんなにも気持ちいいのか。男だった頃の俺では、決して理解できなかった類の快感だ。

「おいおい……たまんねえな、ユキ。本当に、お前、いい身体してるよな」

 男の目が、俺の全身を舐め回す。その視線は、もはや「卑猥」という言葉では片付けられない、粘着質で、捕食者のようなものだった。その視線が、自分の肉体の隅々までを冒涜していくのが、ぞくりとするほど気持ちよかった。本来なら羞恥で赤面するはずのところを、今は快感で身体が震える。この上ない侮辱と、この上ない悦びが、同時に俺の身体を襲う。

 男は、俺の濡れた股間へと視線を落とした。そこは、先ほどまで男の肉棒に蹂躙され、今もなお男の精液がたっぷりと残っているはずだ。そして、タオルの陰に隠されていた粘膜の部分も、湯けむりの向こうで、はっきりと見えているに違いない。

 男が、満足げな声を上げた。

「最高だ。なぁ、ユキ。もっと見せてくれよ。普段の生活じゃ、こんな絶頂顔で、こんな格好のユキなんて、絶対に拝めないもんな」

 男の言葉は、まるで麻薬のように俺の脳を侵食した。「普段の生活じゃ、絶対に拝めない」という言葉が、俺の心の奥底を揺さぶる。そう、この身体は、元の俺では決して手に入れることなどできなかった幻想だ。それを、今、この瞬間、俺が完全に支配している。そして、この男は、そんな俺の虚栄心と、この女の肉体が持つ魅力に、ここまで夢中になっている。

 「これは夢だ。どうせ夢だ。」その卑怯な自己正当化が、俺の心臓に甘く突き刺さる。そして、この男の邪な視線と、その言葉の悪意が、俺の心の奥底に眠る「汚されたい」という感情を、まるで丁寧に撫で上げるように疼かせているのだ。

「じゃあ、片足上げてみてくれ。そう、まるで、バレリーナみたいに。うん、いいぞ」

 男の命令に従い、俺は湯の中で、ゆっくりと片足を上げた。細い足首が、湯けむりの向こうにすらりと伸びる。太ももの肉が、微かに揺れるのがわかる。ふ、と、意識的に息を吐くと、身体の奥が、ぎゅっと締め付けられるような感覚が走った。きゅん、と、心臓のあたりが疼く。

「最高だな。じゃあ、今度は、そのままピースサイン。カメラに収めたいくらいだぜ」

 男は、湯に浸かりながら、俺の姿を飽きずに見つめている。その要求は、あまりにも屈辱的だった。だが、もうこの身体は、男の言うがままに動くことしか知らない。俺は、上げた片足のままで、両手の指で精一杯のピースサインを作った。温泉の湯けむりに包まれ、全裸でピースサインをする女。滑稽だ。だけど、この上ない羞恥と、それを上回るかのような快感が、俺の身体を支配する。

 男は、湯けむりの中に立つ俺に、次々とポーズを命じた。両腕を上げ、腰を捻り、片足を上げる。その一つ一つを、俺は言われるがままにこなしていった。そのたびに、身体の奥が、キュンと締め付けられるような快感が走る。自分の肉体が、男の視線に品定めされ、羞恥を覚えるはずなのに、その一方で、全身の毛穴が開き、呼吸が荒くなるのを感じた。

「ふぅ……最高だったぜ、ユキ」

 男は満足げに息を吐くと、湯船の縁に腰を下ろして、俺の顔を見上げた。俺も、湯船の中にゆっくりと身体を沈め、男の目の前に座った。熱い湯が、火照った身体を包み込み、なんとも言えない脱力感に襲われる。

「本当に、いい身体だよ。こんな絶品のメスが、俺の言うことを何でも聞くんだからなあ。ちょっと信じらんねえよ」

 男の言葉は、まるで俺の人格など最初から存在しないかのように、この肉体だけを褒め称える。だが、その言葉が、俺の内心に不思議な納得感をもたらした。そう、この身体は、まさに「絶品」だ。男だった頃の俺が渇望してやまなかった、極上の女の肉体。そして、今、この身体は、完璧に俺のものだ。

「なぁ、ユキ」

 男は、湯の中で俺の太腿をなぞるように手を這わせた。

「今夜は一晩だけだ。朝になったら、もうお前は、元の生活に戻る。この身体も、俺との記憶も、全て消えちまうんだ」

 確かに、男の言う通りだ。夢のような一夜が過ぎれば、全ては終わってしまう。元の、つまらない、女体とは無縁の日常に戻る。その現実を思うと、俺の身体はまるで飢えた獣のように、もっと、もっとと、この快感を貪り尽くそうと疼いた。

「だからこそだ。今夜は、最大限に楽しむべきだ。お前だって、そう思ってるだろ?」

 男の指が、太腿の付け根を優しく撫でる。その刺激に、股間の奥がキュンと鳴り、熱い蜜が滲み出すのを感じた。セックス……女として、最高の快感を味わうためには、この男が必要だ。男だった頃の俺がオナニーで得られる快感なんて、この身体で味わうセックスと比べれば、児戯にも等しい。貞操だの、妊娠だの、この身体の持ち主にとって重要なことも、今の俺にとってはなんの縛りも枷にもならない。

「お前にとっては、貞操も、妊娠も、結局は関係ないもんな。俺は、極上のメスとヤれる。お前は、女としての最高の快感を味わえる。……まさに、ウィンウィンだろ?」

 男は、まるで取引を持ちかけるかのように、俺の目を見つめた。その瞳には、下心と、確信に満ちた輝きが宿っている。俺の身体は、完全に男の言葉に同意を示している。

「……う、ん……」

 俺の声は、湯に溶け込むように吐息となって消えた。もう、理屈も何もかも必要ない。ただ、身体の奥底から込み上げる抑えきれない欲求が、俺を突き動かすだけだ。

「そうだな。最高の女の身体を満喫しない手はない」

 男は、そう言ってゆっくりと湯船から立ち上がった。その肉棒は、湯気の中でもはっきりと分かるほど、大きく硬く、俺を求めている。男は、湯船の縁に俺の身体を横たえると、その上から覆いかぶさるようにして、ゆっくりと身体を重ねてきた。

 男の熱い肌と俺の肌が触れ合うたびに、身体中に鳥肌が立つ。湯に浸かったことで、肌が透き通るように敏感になっているのがわかる。

 そして、男は、俺の股の間に位置すると、ずるりと、その熱い肉棒を俺の肉の唇に擦りつけた。

「ひい、っ……」

 熱い。固い。大きすぎる。だが、この刺激が、今はたまらなく気持ちいい。早く、早く、この身体の奥へと、この男の全てを受け入れたい。

「ん……中に入れて……ひい、い……♡」

 そう懇願する俺の言葉に、男は満足げに笑った。湯船の縁に俺の身体を横たえると、そのまま俺の背中に回り込むようにして、湯の中に足を滑り込ませる。熱い湯が、俺の火照った肌をさらに刺激した。

「はは、そんなに焦るなよ、ユキ。すぐ入れてやるから」

 男の熱い手が、湯の中で俺の腰を掴んだ。その指が、じゅるりと俺の股間の奥を探る。開かれたままの肉の唇に、熱い肉棒の先端が、ぬるりと押し当てられた。

「ひぅ、あっ……!」

 背後から来る、今までとは違う触感。女の身体で経験する新たな体位に、俺の全身がビクリと震えた。男の太く硬いそれが、じりじりと俺の入り口を押し広げてくる。濡れて開かれた穴は、それを受け入れようと、勝手に奥へと収縮を繰り返す。

 ズルッ、と、男の肉棒が、一気に俺の身体の奥へと滑り込んできた。

「あぁあああああああ!!!」

 温泉の湯が、俺の身体の動きに合わせて、ざぶりと揺れる。湯の中から響く、生々しい肉のぶつかり合う音。背後から突き上げられる衝撃に、俺は思わず湯の中で身体をよじらせた。男の肉塊が、ぐいぐいと俺の子宮の奥をまさぐってくる。

 痛い、というよりも、奥まで貫かれるような、言いようのない快感だった。子宮の、一番奥。今まで感じたことのない場所が、直接えぐられるように刺激される度に、全身の神経が、快感で爆ぜる。

「く、きもち……ひいぃっ……ふ、ふああああん♡」

 自分でも驚くほど、甘ったるい喘ぎ声が、湯けむりの中に響き渡る。男の腰の動きに合わせ、俺の身体は湯の中を前後する。もはや、理性で身体を制御することなど、できやしない。

「ほら、ユキ。やっぱり後ろからの方が、お前の身体には合ってるんじゃねえか? めちゃくちゃ締まってて、奥までズンズン入るぜ」

 男は、俺の耳元で囁きながら、腰の動きをさらに深く、早くした。背中に触れる男の熱い肌と、湯の中で溶け合うように結合する身体。どこまでも淫靡な交わりに、俺の意識は遠のいていく。

 ドプン、ドプン、と、湯が跳ね返る音と、肉がぶつかり合う音が、激しく響き渡る。男の肉棒が、子宮の入り口を直接突き上げる度に、「ああん……!」という甘い声が、俺の口から勝手に漏れた。

 ああ、これだ。これが、女の快感。まさに、子宮の奥深くを直接突かれるような、これ以上ないほどの悦び。男だった頃の俺には、決して味わうことのできなかった、極上の快楽が、今、この身体の中で、渦巻いている。

「はは、ほんと気持ちよさそうな顔しやがって。お前、温泉でこんなに盛っちゃってさ、最高だよ。この身体、本当に飽きないぜ」

 男の言葉は、俺の肉体を徹底的に品定めしている。その軽薄で、すべてを見透かしたような罵倒にも似た台詞が、逆に俺の身体の芯を震わせ、更なる快感を煽り立てる。男が俺の身体の価値だけを欲していることに、もはや嫌悪感など一切抱かない。

 ただ、この蕩尽される快感だけが、俺のすべてを満たしていた。

「あい、あうぅんっ! き、気持ちいいのっ♡ ひい、いぃっ……!」

 温泉の湯が揺れるたびに、俺の背後から迫る熱い肉塊が、容赦なく俺の身体の奥を突き上げる。子宮の入り口を直接えぐられるような衝撃に、俺は思わず湯をかき回し、身体をよじらせた。全身の皮が、まるで一枚一枚剥がされるような、激しい快感のうねりが、とめどなく押し寄せてくる。

「どんな風に気持ちいいんだ、ユキ? もっと詳しく教えてくれよ。お前の身体が、どんな風に変わっちまったのかさ」

 男は、俺の耳元で囁きながら、腰の動きを緩めずに、グリグリと奥をまさぐる。その問いかけは、まるで俺の身体を解剖しているかのようだ。だが、その言葉が、俺の快感に油を注ぐ。

「あ、ぅ……っ、奥のそこがっ……ひい、いぃ……! ん、なんか、これまで知ってたのとは、ぜんぶ違うのっ……! あ、ぁ……」

 喉が張り裂けそうなほどに、甘い声がほとばしる。身体の内側全部が、男の肉棒に支配されているような感覚。背中に触れる男の熱い肌と、自分の火照った肉体が、湯の中で溶け合うようにぴったりと重なっていた。

「そうか。全部違うのか。もっと深くか? まさか、男だった時の感覚とは別物だって言いてえのか?」

 男は、俺の言葉を嘲笑うかのように、ニヤリと笑った。その表情は、俺の心を弄ぶ快楽に満ちている。だが、その悪意が、かえって俺の興奮を煽り立てる。

「全部、別物っ……! ひい、い! こんなの、初めて……っ、奥の奥まで全部、気持ちいいのっ……! もっと、もっと深く、ひどくして……っ」

 俺の言葉と共に、男の腰が、ひときわ深く、俺の身体の奥へと突き刺さる。ドプン、と湯が跳ね、肉がぶつかり合う鈍い音が響き渡る。

「はは、ひどく、か。全く、ユキの身体は、とんだやんちゃだな。本当に、気持ちよさそうな顔しやがって。俺もたまんねえぜ。こんなふうに壊れていく女ってのは、本当に美しいもんだ」

 男の言葉は、俺の人格を否定し、この肉体が壊れていく様を楽しむかのようだ。だが、その言葉が、俺の心の奥底に眠る「汚されたい」という感情を、丁寧に撫で上げるように疼かせている。この美しく完璧な肉体が、彼の言葉と肉棒によって、下劣な快楽に突き落とされていく。その屈辱と背中合わせの快感が、たまらなく俺を痺れさせた。

「あぅっ、もっと……もっと奥にっ……! んんっ……! あう、足りないのっ♡ ひい、いっ……!!!」

 熱い湯の中で、俺の身体はグニャグニャと溶けていく。子宮の奥が、これ以上ないほどに疼く。もっと、もっと深く、貫いてほしい。身体の芯から、甘く痺れる快感が突き上げてきて、俺の意識を真っ白に染め上げた。全身の細胞が、歓喜の悲鳴を上げ、足先まで電流が走る。視界が急速に狭まり、目の前には、快感の光が溢れている。

「ああ、いいぞ、ユキ! その顔が見たかったぜ! そのまま、俺のを、全部受け止めろっ……! 中に出してやる……!!」

 男の熱い声が、耳元で脳を揺らす。子宮の中が、激しく疼き、収縮を繰り返す。

「ひ、ひいいいっ……! 出してっ……♡ んんっ、中で……全部、受け止めるからっ……! い、いっぱいに、して……♡」

 俺は、無我夢中で懇願した。男の熱い塊が、グン、と、今までで一番深く、身体の奥に突き刺さる。

 ——ぶちゅ、るるる……ッ! ドプリ、ドプリ、ドプリッ……!!!!

 大量の、熱い、粘性の高い液体が、子宮の奥へ、奥へと、惜しみなく注ぎ込まれてくる。

 びゅーびゅーと、内側から何かが破裂し、温かい血が流れるような、満たされていく感覚。子宮いっぱいに、男の精子で埋め尽くされていく。内側からじわじわと広がる熱と、満たされていくような深い感覚に、俺の全身の細胞が、歓喜の悲鳴を上げた。

「く、うぅんっ……! あ、あああああああぁぁぁあああああぁぁぁあ!!!」

 甲高い、甘い絶叫が、夜の露天風呂に木霊する。身体が弓なりに反り返り、何度も痙攣を繰り返した。


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