NokiMo
女子成長クラブ
女子成長クラブ

fanbox


肌が強い女性の世代1

女性の骨が強くなり骨強女性と呼ばれるようになった。その一人であるサオリは双子の男女を出産した。名前をユミとタケシという。 生まれたてのユミを見て、サオリは「あなたも女の子だから骨が強くなるかもしれないわね。って、そんなはずないか」と冗談交じりに語りかけている。 実際、骨強女性の原因は遺伝子によるものなので、子供にも遺伝するものだったが、症例が少なく、骨強女性は遺伝しないものだと一般的に思われていた。 サオリは、出産後に生まれたばかりの双子のユミとタケシを見比べた。二人とも大きさは同じくらいであったが、男の子のタケシは生まれたばかりで、肌がしわくちゃであった。そのため、猿のようであった。 一方、女の子のユミは滑らかな肌で、柔らかな感触があった。しかしその肌は、皺ひとつなく、きめ細やかで美しい状態であった。 実は骨強女性の子供は、強靭な骨を守るために肌も強くなる性質があった。つまり、ユミの肌が柔らかく、皺ひとつなく美しいのは、母親の骨が強くなっていることによる遺伝子の影響であった。ただ、このことはまだ世間には全く知られておらず、また、サオリもこのことを知らなかったため、肌の違いについては気のせいと思っていた。 *** ユミとタケシが3歳になり、元気に成長していた。ある日、タケシが遊びに行っていた公園でコケて膝を擦りむいて帰ってきた。泣きながら「痛い痛い」と訴えてくるタケシを見たサオリは、すぐに絆創膏を貼ってあげた。それを見ていたユミは「私も絆創膏貼りたい」と言い出した。ユミもよく転んでいたが、どういうわけか擦り傷になることは一度もなかったのである。 ユミが絆創膏を貼りたくて泣き叫ぶので、サオリは仕方なくファッションとして絆創膏を貼ってあげた。しかし、ユミのすべすべな肌は絆創膏に貼ってもすぐに剥がれてしまった。 *** ユミとタケシは小学校に通うようになり、夏休みにはプールで友達と一緒に遊んでいた。ある日、タケシとユミと友達たちは日焼け止めを塗らずに遊んでしまい、帰る頃には真っ赤に日焼けしてしまっていた。 帰宅したタケシは、鏡で自分の赤くなった肌を見ながら、ユミに話しかけた。「ユミ、僕たちの女友達は日焼け止めを塗らなかったのに、全然日焼けしてなかったよね。男の子たちは皆、日焼けしてしまったのに」 ユミは驚きの表情を浮かべ、自分の肌を見て「確かに、私も日焼けしてないね。でも、どうしてだろう?」と言った。 「個人差なのかな?」とタケシが言うと、ユミは「そうかもしれないね」と答えた。 二人は、それ以上そのことについて考えることなく、普段通りの日常に戻った。 *** 中学生になったユミとタケシは、ある日、鏡の前で顔を見ていた。タケシは額にできたニキビに気になっていた。 「最近、額にできたニキビが気になるんだよね」とタケシが嘆いた。 「思春期だから仕方ないよ、タケシ」とユミが笑顔で元気づける。 ユミの肌はきめ細かく、ニキビどころかホクロ一つもなかった。タケシは羨ましそうにユミを見る。 「ユミの肌はいつも綺麗だな。なんで僕はこんなにニキビができるんだろう」とタケシがため息をつく。 「でも、私の周りの女友達もみんなニキビがないよ。私が特別っていうわけじゃないよ。」とユミが反論する。 タケシは「クラスの女子はみんな綺麗なのは美肌のせいかもな…」と妙に納得してしまった。 *** 高校生になったユミは、友達から「今日から化粧を始めようよ!」と勧められました。初めての化粧に挑戦することになったユミは、化粧道具を揃え、ファンデーションを塗ってみましたが、うまくいきませんでした。 「うーん、どうしてこんなに上手くできないんだろう」と悩むユミに、タケシが声をかけました。「ユミ、どうしたの?」 「化粧、初めてやってみたんだけど、ファンデーションが全然つかないの。肌がすべすべすぎて、何も乗らないのよ」とユミは嘆きました。 「ああ、僕もファンデーションはよくわからないんだよね。でも、ユミの肌ってますますきめこまやかになってる気がするんだけど、最近はシルクのような光沢も出てきたよね?」とタケシは尋ねました。 「え、そうかしら?とにかく、化粧は諦めるしかないわね」 「うん、でも、ユミの肌が綺麗だから、化粧しなきゃいけないわけじゃないよ。そのままでも、十分綺麗だから」とタケシは優しく言いました。 *** とある整形外科医が最近骨強女性が来ないことに嘆いていました。「このままだと商売にならない」と彼は愚痴をこぼしていました。同じクリニックに勤めるとある皮膚科医は、彼を元気づけようと話しかけました。「大人の女性は来なくても、小さな女の子は骨が弱いからくるだろう」と。 「でも、小さな女の子も来ないんだよ」と田中先生整形外科医は反論します。その言葉に、皮膚科医も困惑していました。彼自身も、最近は小さな女の子が皮膚科に来ることが少なくなっているように感じていました。 「遺伝するのではないか」と皮膚科医は考えました。しかし、整形外科医は「それは調査されたことはないから分からないよ。単なるライフスタイルの変化かもしれない。」と反論し、二人の会話は終わりました。

肌が強い女性の世代1

Related Creators