この話は少し配信内でも出した機会があるかもしれないが
ちゃんと細部まで話した事は無かった(はず)なのでここに記す。
「少年の日の思い出」
国語の教材として使われる事の多い作品であるが
知らない人もいるかもしれないので簡単なあらすじを説明すると…
「主人公の少年が、同い年の友達エーミール君が持つヤママユガの標本が羨ましくなりこっそり盗んでしまったが結局本人に謝罪するもエーミールとの友情が壊れてしまう話」
である。
出来心から友達を一人無くす、というなんとも切ないお話なのだが
そのエーミールが少年の正直な謝罪を聞いたあとに
怒るでも悲しむでもなく
「そうか。君はそういう奴なんだね」
と、冷たく言っているシーンが今でも色濃く記憶にある。
まさに決定的な友情の決裂。
その後仲直りしたなんて描写は一切なく、本当に切ない。
そして幼き日のトラペアは
エーミールが女の子だと信じて疑わなかったのだ。
たしか記憶ではエーミールが男だという記述は無かったと思うが
挿絵を見ればどう考えても男の子だというのは明確で
他のクラスの子たちはエーミールを男の子として認識していた。
だがトラペアは決して意見を曲げない。
エーミールが女の子だと信じ続けた。
なぜかといえば答えは簡単で
「その方がカワイイし幸せだから」である。
他の子は
「エーミールに謝る」
↓
「彼は許してくれず友情は決裂する」
という流れが脳内で再生されていただろうが
トラペアは幼き頃からハッピーエンドが好きだったので
「エーミールに謝る」
↓
「エーミールは許してくれない」
↓
「でもエーミールは少年の事が好きな女の子なので
嫌いになりきれない」
↓
「その後、そこには大人になって結婚した二人の姿が」
ここまで物語が組みあがっていたのだ。
そう、勝手に国語の教材の二次創作をやっていた。
しかも今とやっている事が大して変わらない。
『原作のままでは友情が破綻して終わりでとても悲しいけど
エーミールが女の子ならきっとその後仲直りして結婚する絶対する』
思想があまりにも強いし、教材として伝わって欲しかった事が
何一つ伝わっていないのだ。
友達のモノは盗んじゃだめ、友情がすぐ壊れてしまうよ
そんな子供に伝える教材が
ただのヒロイン攻略イベントになっている。
恐らくそこそこ絆が深まってきた時に行われるイベントか
ヒロインの幼き日のエピソードとして今後の伏線になっているやつだ。
小さい頃からそんな事ばっかしてるから
今こんな感じになっているのだと書きながら思う。
そんな成長したトラペアが数年前に
落書きしたのがヒロイン、エーミールちゃんだ。
ボクっ子幼馴染、可愛いよね!!!!!!!!!!