前回に続いて秋を描いていきます。
インディゴブルーでざっくりと陰を塗ります。
遠景と近景でちょっとおもしろく切り替わってるライティングの絵が描きたかったんだよね。実際こんな風な光の当たり方するかは謎だけどもね。
肌は下地のインディゴブルーに紫を重ねます。
あといつも悩んでるブラックだけど、今回はファーバーカステルのブラックを使ってみた。色鉛筆のやさしいテクスチャも出しやすくて、色乗りも塗り心地も下地の隠ぺい力もほどほどにバランスが良い感じがあります。とても扱いやすい。
陰の下地はインディゴブルーでしたが、光の当たる箇所には下地にパブロ色鉛筆のグリーンオーカーという色を使いました。
この色、はじめて使いましたが軸や芯の色から想像するよりも明度が高く、でも落ち着いた明るさ。この絵で一番使うことになった色なんだけども、めちゃめちゃ有能な色だった。今度世界堂行ったら10本くらい買う。その理由は後々書いていきます。
インディゴブルーの下地には紫、グリーンオーカーの下地には赤っぽいブラウンを重ねた後、最後に服や肌が元々もっている色を重ねて計3色で色を作ります。
肌には先ほどのインディゴブルー・紫の上にシナモンというパブロ色鉛筆の色を少しのせて肌の赤みをだしました。
色数が増えると頭が混乱するので、どれも3色以内で混色するようにしています。でも考えてみたら3色以上使って混色しても意味ないな。
また、さっきも下地で使ったグリーンオーカー、やや緑寄りの明るい黄土色なのですが、インディゴブルーでざっくり陰を乗せた上に重なるといい感じの自然な緑になるので、今後も木の表現でめちゃめちゃ重宝しそうな感じです。
インディゴブルーと重ならなければ光の当たった葉っぱの色だし、下地と混ざり合えば自然な葉の色だし、ブラウンをところどころに入れたらとても手軽に木っぽいものができました。
遠景の山を描いていきます。
グリーンオーカーやもっと深いオリーブグリーンで紅葉しかけのふぞろいな山を表現したい…。
折り重なっている山々の関係が見えづらいので、陰に紫を足したりする。
光の当たっている山には消しゴムで木っぽいものを描いたり。なんとなく山の高低や遠近感が伝わってほしいけど、やりすぎると空気感が失われちゃうので悩ましいポイント…。でもこれはやりすぎな気がする。近景を描いてみないとわからんのでいったん遠くの山を描くのをやめて近景を描くことにします。
途中経過の作業机を撮っておきましたが、実際使った色と試し塗りで出した色でごちゃごちゃになっている。これだから混乱するんだね。
全体公開はここまでです。
続きと壁紙→『秋を描く③【制作日記】+壁紙配布』
余談ですが
コミティアでだす新刊、ポスター、グッズなどの入稿を先日終えました(えらい!)
イベントで本出すの久々(おそらく2018年夏の「沈黙の次に美しい嘘#2」ぶり)だから知り合いの誰かをゲストに呼んで寄稿してもらおう~~♪と思っていたのですが、
誰に頼むのかすら決めていないまま気付いたら締め切りの前々日になっていました。
誰かのイラストが入るはずだったページは、FANBOX用に撮っていた適当な写真を使ってメイキングを作って埋めました。
大まかな制作過程です。だいたいFANBOXと書いてあることは同じで、むしろFANBOXの方が詳しく描いてあります。
ただ新刊の方にはお気に入りイラスト2枚の原寸大ページがあるので私は満足です。
また今度告知しますが、2019・2020の色鉛筆原画展で出した2冊のイラスト集「日々」と「翌日」(どちらも会場限定冊子)の内容+新規イラスト9点+メイキング という感じ。
表紙も本文もちょっと良い紙にしたので、イイ感じに出来上がるといい~~