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レックスの軌跡2~アラミス高等学校編~


こちらの続きです




 アラミス高等学校の生徒会に所属しているアルベールは、帝国から来ておりタイレル通信のカメラマンであるレックスを危険人物だと考えている。

 彼は取材と称してアラミスに来るだけではなく、女子生徒にはセクハラまがいの言動を繰り返しているのだ。

 なぜか生徒会長のレン・ブライトと知り合いであり、彼女はレックスに対しては妙に甘いので、アルベールは彼の問題行動をレポートにまとめて提出することにした。


「あの男は昼休みや放課後によく女子生徒に声をかけているな。確か……」


 アルベールはレポートに詳細を纏めるために、最近レックスを見かけた時の事を思い出すのだった。



 昼休みになって昼食を取ったアルベールは生徒会の仕事に移っていた。

 アラミス学藝祭も近いので様々な確認なども必要であり、講堂を確認したのちに一度生徒会室に戻ることになった。


「よし、生徒会室でいろいろと纏めてから会長に――ん?」


 生徒会室に戻ろうとしたアルベールは、プール棟の方から歩いてくる人影に気付いた。

 一人はレックスであり、もう一人はクラスメイトでもあるシニョン。そして三年生で先代の生徒会長だったフレデリカだった。


「どうしてプール棟から……? それになんだか様子が……」


 プール棟は冬場に使われていないので、そちらから来るのは明らかにおかしい。

 そして遠目からではあるがフレデリカはレックスにジト目を向けており、シニョンはなぜか頬を染めて恥ずかしそうにしている。

 もしや何かトラブルがあったのではないかと思い、アルベールは三人に近づいていった。


「あ、アルベール君。どうしたの?」


 アルベールはまず一番声をかけやすそうなシニョンに話しかけようとしたが、彼女の方から話しかけて来る。


「いや、こちらのセリフだよ。今の時期プール棟は使われてないのにどうしたんだ?」

「え、えっと……あたしが今作ってる導力映画を撮影してたんだよ。レックスさんに色々教えてもらって、フレデリカ先輩には協力してもらったんだ~」


 メガネのずれを直しながらシニョンが答える。


「そうだったのか……」

「どうせ使われていないプール棟でレックスさんが何かしていないかと不安だったのでしょう。わたくしが付いているのですから安心なさい」

「なるほど。フレデリカ先輩がいてくれるなら安心ですね」


 フレデリカはロナールのせいで史上最悪の生徒会長などと呼ばれているが、実際は真面目な生徒なので、レックスが問題行為などできるわけがないとアルベールは安心する。


(だけど……なんで二人共疲れた顔をしているんだ?)


 シニョンはどことなくボーっとしておりネクタイが緩んでいる。フレデリカはセットされている髪が少し崩れており、なぜか股をもじもじさせていた。

 彼女自身も髪の乱れに気付いたのかそれを慌てて直し始める。


「そうそう。映画を撮る手伝いをしていただけだぜ。もしかしてオレが無理矢理二人をプール棟に連れ込んで人には言えない事をしてると思ったのか?」

「っ♡ れ、レックスさん!?」

「い、いきなり何を言いますの!?」


 レックスの言葉に二人の顔が真っ赤になって慌て始めた。


「そ、そういうことを言うからあなたを信用できないんですよ!」

「悪い悪い。ほら、仕事中なんだろ? 早く行かなくていいのかよ」

「言われなくてもそうします。シニョン、この人に何かされたらすぐに生徒会に知らせてくれ。フレデリカ先輩もよろしくお願いします」

「う、うん」

「言われるまでもありませんわ」


 アルベールは踵を返して生徒会室に戻っていく。


(本当になんなんだあの男は……)


 彼はレックスの危険性を再確認しながら去っていき、レックスたちはそんな彼の背中を見送る。

 そして彼の背中が見えなくなると、レックスはシニョンとフレデリカを抱き寄せて胸を揉み始めた。


「あんっ♡ レ、レックスさん♡ こんなとこで――んっ♡」

「お、おやめになってっ♡ わたくし、まだ敏感で――ふあっ♡ んうううっ♡」


 右手でフレデリカの胸を、左手でシニョンの胸を制服の上から揉みしだいて、レックスはいやらしい笑みを浮かべる。


「ほんとはプール棟でこっそりセックスを楽しんでたって言わなくて良かったのか?」

「レックスさんがわたくしたちを無理矢理連れ込んで――あんっ♡」

「そ、そうですよぉ♡ あたしは映画を撮りたかったのに、レックスさんのせいで全然撮れませんでしたぁ♡」


 不満を口にしているが二人の顔は嬉しそうだ。心の中ではレックスに抱いて貰えて嬉しかったと言っているのがわかる。


「はぁ……♡ はぁ……♡ わたくしの制服を無理矢理脱がせて背後から覆いかぶさって……♡ け、獣のように犯すなんて……♡」

「それをシニョンちゃんに撮られて興奮してただろ?」

「~~~~~~っ♡」

「シニョンちゃんはハメ撮りが好きだもんな? オレのチンポを舐めてる顔もチンポで感じてる顔も、シニョンちゃんのカメラでバッチリ撮ってやったぜ」

「だ、だって、レックスさんが撮らせろっていうから……嫌じゃないですけど……♡」


 レックスは二人から離れるとカメラを向ける。フレデリカとシニョンは頬を染めながらスカートをめくった。

 シニョンのショーツには使用済みコンドームが結ばれており、フレデリカは中出しされたのでショーツに秘部から溢れた精液のシミが出来ている。


「シニョンちゃんとフレデリカちゃんのツーショットを激写っと」


 パシャっと二人のツーショットを撮影した後に、レックスは個人でもしっかりと写真を撮らせてもらうのだった。



 放課後になり、生徒会の仕事も片付けたアルベールは図書室に来ていた。

 個人的に借りたい本がありそれを無事に見つけたので、借りる手続きをしようと思ったが図書委員がいない事に気付く。


「おかしいな。この時間ならアリヤ先輩か図書委員がいるはずなんだが……」


 図書室はまだ閉まっていないので、図書委員長のアリヤか他の図書委員がいるはずだ。

 トイレか何かで席を外しているのかと思い、別の本も探してみようかと思い始める。


「~~っ♡ ――さんっ♡ もう――っ♡」

「ゆ、許して――っ♡ バレちゃいます……んっ♡」


 しかし、別の本を探していると妙な声がアルベールの耳に入ってきた。

 苦しんでいるようにも喜んでいるようにも聞こえる奇妙な声であり、アルベールは何事かと思い声の方に向かう。


(誰かいるのか……?)


 アルベールが本棚の向こうを覗きこむと……


「わっ!!」


 突然本棚の向こうからレックスが顔を出してきた。


「うわああああああっ!?」


 いきなりの事でアルベールは大声を出して驚いてしまい、数歩仰け反って本棚に背中をぶつける。

 レックスはそれを見ておかしそうに笑いながら、ベルトをカチャカチャと締め直している。


「おいおい、図書室では静かにしないと怒られるぜ」

「だ、誰のせいだっ! ってあれ……? アリヤ先輩にサーシャ先輩?」


 レックスに気を取られて気付かなかったが、彼の後ろには図書委員長のアリヤと部活連総括のサーシャがいた。

 二人はなぜか息を荒くしてしゃがんでおり、じっとりと汗をかいていた。


「はぁ……♡ はぁ……♡ アルベール君じゃない……」

「ん……♡ 本を借りに来たのかしら?」


 妙に色っぽい二人を見てアルベールは思わずごくりと息を飲み込む。


「え、ええ……先輩たちは何を?」

「その……学藝祭の参考になりそうな本を探していたのよ。サーシャとレックスさんにも手伝ってもらっていたわ」

「ちょっと熱くなったからブレザーも脱いじゃったのよね」


 二人はブレザーを脱いでワイシャツになっており、ネクタイもしていなかった。

 汗をかいているのでワイシャツが肌に張り付いており、アルベールは思わず視線をそらしてしまう。

 しかしサーシャのスカートがズレていてワイシャツが片方だけ出ているのと、アリヤが胸元のボタンを数か所留め忘れていてブラジャーだけではなく褐色の谷間も見えてしまったので、その光景はアルベールの目に焼き付いてしまった。

 まるで今まで上着を脱いでおり、今慌てて服を着たように思えてしまう。

 そしてワイシャツが透けて二人のブラジャーが見えてしまっているのに、二人は妙にボーっとしているので気づいていない。


「二人共、はやくブレザーを着たほうがいいぜ。カワイコちゃんの透けブラは健全な男子生徒には刺激が強いからな」

「え――っ!?」

「す、透け……っ!」


 二人はようやく自分の格好に気づくと、慌ててブレザーを羽織る。

 アルベールには絶対に見られたくないという強い意志が感じ取れてアルベールはショックを受けてしまうが、この状況では仕方がないと納得もしてしまう。

 無神経な発言をしたレックスに怒りを抱きつつも、この場に自分が留まるのは二人にとっていい気分ではない事もすぐに悟った。


「し、失礼します!」


 アルベールは顔を真っ赤にして頭を下げると、レックスに文句を言う暇もなくその場から去るのだった。


「行っちまったなー」

「うう……レックスさん以外に見られてしまうなんて……」

「やっぱり図書室では――って、レックスさんに言っても無駄ですよね……♡」


 アリヤがため息をつくとサーシャが頷く。


「だけどオレのおかげでバレなかっただろ?」

「そ、そもそもレックスさんがこんなことをしなければ良かったんです!」

「サーシャの言う通りです。どうしてもというから一回だけと言ったのに……」

「アルベール君が顔を出すギリギリまで私達を離さないなんて……」

「興奮しただろ?」


 レックスがニヤニヤしながらそう言うと、二人は「知りません」と言わんばかりにプイっとそっぽを向きながら服装の乱れを直し始める。

 二人が学藝祭の参考資料を探していたのは本当なのだが、突然やってきたレックスにセクハラをされてそのままセックスに移行したのだ。

 上着を脱がされてワイシャツのボタンを外されて、下着の上から胸を揉まれながら立ちバックで犯されて、二人は汗びっしょりになっている。


「二人共、スカートめくってくれよ」

「うぅ……どうぞ♡」


 アリヤがスカートをめくると、サーシャも同じようにスカートをめくる。

 二人のショーツには使用済みコンドームが一つずつ括りつけられていた。


「なんだかヤリたりないからセカンドハウスで続きするか」

「ここでするよりはマシですけど……」

「アリヤちゃんはここでするのが好きだろ? バレないように立ちバックとか、バイブやローターを入れながら司書もしてるじゃねえか」

「れ、レックスさんのせいです……♡ 私に色々なプレイを教えてこんな体にしたんじゃないですか♡」

「サーシャちゃんは部活終わった後にすぐセックスするのが好きなんだよな?」

「は、はい……汗をかいた直後にレックスさんに抱かれるのが好きです……♡ 初体験を思い出すので……♡」


 スカートをめくったまま二人は写真を撮られて、レックスが満足してカメラを降ろしたのだが、二人共腰を抱き寄せられる。

 レックスの右手はアリヤの胸を制服の上から揉みしだき、サーシャの尻をスカートの上から撫でまわし始めた。


「ダ、ダメですレックスさん……♡」

「声がでちゃいますから……♡」


 二人は口では拒絶しているが、レックスのセクハラを振り払おうとはしない。

 むしろ顔にはもっと触ってくださいと書いてある。


「これからオーベルのセカンドハウスに直行な。サーシャちゃん、他のみんなにも声をかけておけよ」

「わ、わかりました♡ バスケ部員二人とマネージャーにも声をかけておきます♡」

「私も――んっ♡ まだ残っている図書委員とクラスメイトにも声をかけておきますね♡ レックスさんの呼び出しながら絶対に集まりますから♡」

「へへ、ついでにレンちゃんにも連絡しておくか。今夜はJKを集めてハーレムプレイを楽しんじゃいまーす」


 サーシャとアリヤの子宮がキュンっと疼きだす。

 その日はレックスの宣言通り、サーシャとアリヤが声をかけたレックスのセフレ達によるハーレムプレイが行われたのだった。



 別の日の放課後。

 生徒会の業務をすべて終えたアルベールは、帰る前に一度教室に戻ることにした。


「課題が出ていたのに忘れてしまうなんて……帰る前に気付けたのは幸いか」


 アルベールはため息をつきながら教室のドアを開けて中に入る。


「あれ、アルベールちん?」


 下校時刻なので教室にはもう誰も残っていないかと思っていたのだが、教室にはクラスメイトのテルマの姿があった。

 そして彼女の友人であるシガニーと、なぜかレックスまでいる。


「よ、生徒会の仕事遅くまでご苦労さん」

「はぁ……あなたはどこにでもいますね。記者なのにアラミスにばかりいていいんですか?」

「カワイコちゃんがいるならオレはどこにでも現れるぜ。それに仕事もちゃんとしてるっての。一応帝国から出向してるわけだし、サボってばかりだと怒られるからなー」

「そうそう。ちょうど帝国の話を聞かせて貰ってたんだよね~」

「ユリアンからも聞いているが帝国には猛者も多いと聞く」


 いつのまに仲良くなったのか不明だが、フレンドリーなテルマだけではなくシガニーもレックスに心を開いている。

 彼女は掃除をしていたらしく掃除用具に道具をしまうと、開けてある窓を全て閉め始めた。


(二人共なんだか妙にぐったりしているような……)


 テルマもシガニーも髪がほどけてしまっているのでそれを結い直しておる。

 それだけではなくテルマはワイシャツも全てスカートから出ており、シガニーはネクタイをしておらずワイシャツのボタンを掛け違えていた。


「それでどうしたの?」

「ああ、忘れ物を取りに来たんだ」

「そっかそっか。レックスさん、シガニーちん。そろそろアタシ達も帰ろっか」


 放課後なので帰るのは当然なのだが、テルマは何を考えているのかレックスと腕を組み始めた。


「な、なにをしているんですか!?」

「いやいや、待ってくれよ。抱き着いてきてるのはテルマちゃんの方だぜ?」

「そ、それはそうですが……」

「ほら、テルマちゃん。怒られるから離れてくれよ」

「え~? だって調子が悪いんですよ~。腰も足もガクガクだし、レックスさんに支えてほしいなぁ~?」


 確かにぐったりしているとはアルベールも感じていたし、テルマの足は少しだけ震えている。

 もしかすると本当に体調が悪いのかもしれない。


「確かに疲れているように見えるな……保健室に付き添おうか?」

「レックスさんに付き添ってもらうから心配しないで」

「私もいるから問題ない」


 すぐに断られてしまいアルベールはダメージを受けてしまう。

 クラスメイトである自分はレックスよりも頼って貰えない存在なのかと情けないような悔しいような複雑な気持ちだ。

 レックスだけなら心配だがシガニーも一緒なので問題ないはずだと頭を切り替えながらアルベールは忘れ物を鞄に入れる。

 そのまま少し教室で休んでいくというテルマ達と別れて教室を出ていくのだった。


「……はぁ、びっくりした。ピロートーク中に邪魔が入るとかサイアク……」

「忘れ物なのだから仕方がないだろう」


 アルベールが出ていくとテルマが残念そうにため息をついた。シガニーも少し残念そうな顔になっている。


「シガニーちん、掃除押し付けちゃってごめんね。アタシ本当に足がガクガクで……」

「後始末をするのは当然だ。換気も済ませたからバレることはないだろう……あんっ♡」


 レックスが無造作にシガニーの胸を正面から揉みしだく。

 制服の上からむにゅむにゅと胸を揉まれて、シガニーは普段の雰囲気とは全く異なる甘い声を漏らしていた。


「あ、シガニーちんばっかりズルい♡」

「掃除のご褒美だよ。テルマちゃんには中出しキメてやったろ?」

「だってゴムより生ハメの方がアツいじゃん♡ シガニーちんもしてもらえばいいのに~♡」

「んっ♡ ふあっ♡ ひ、避妊は重要――ふああっ♡」

「シガニーちゃんはテルマちゃんと違って生ハメをまだ許してくれないんだよ。初体験の時は当然生ハメ中出しキメてやったけどさ」


 レックスはシガニーの胸から手を離すとカメラを構える。テルマとシガニーは並んで立つとスカートをめくった。

 シガニーのショーツには使用済みコンドームが二つ結ばれており、テルマは中出しをキメられた精液が太ももを伝って垂れてきている。

 彼女の太ももにはキスマークだけではなく「レックスさん専用オマンコ♡」と文字が書かれており、レックスは二人を撮り始める。


「アタシの処女を奪って一晩で夢中にさせちゃった時みたいに、シガニーちんの事も完堕ちさせちゃえばいいのに♡ レックスさんがその気になればどんな女の子でもヨユーでしょ♡」

「そんなに簡単じゃないっての。それにシガニーちゃんはゴムをパンツに結ぶのも好きだもんな?」

「そうなんだ? シガニーちんの理想と正反対って感じがするけど、もうとっくにレックスさんに夢中?」

「それはわからないが……レックスさんはダディとは全く違うタイプの強い男性だ……♡」

「ふふ、また一緒にエッチしてもらおうね♡ シガニーちんと一緒にしてもらうのって激アツだし♡」


 テルマの言葉にシガニーが恥ずかしそうにうなずく。

 自分もいつか彼女のようになってしまうのではないかと思いながら、シガニーは写真を撮られるのだった。



 別の日の昼休み。

 アルベールは学藝祭の為の資材をチェックして回っていた。

 足りているものや必要な物などはリストにまとめることが出来たので、あとはトワに確認して貰えば問題ない。


「トワ先生は職員室かな。すぐに――ん?」


 彼女に会うため職員室に行こうと思っていたアルベールだが、変な物音がして足を止める。

 そこは音楽室なので物音がするのはある意味あたりまえなのだが、楽器や歌声以外の妙な音が聞こえてきたのだ。

 なぜか妙に気になったアルベールは中を確認しようとしたが入り口は鍵がかかっているので、ガチャガチャとドアノブを捻る音が木霊するだけだった。


「気のせいかな……っ!? いや、やっぱり物音がする……」


 アルベールがドアを開けようとした瞬間、中でまたもや物音が聞こえてきたのだ。

 まるで誰かが入ってこようとしたので中にいる者達が慌て始めたように思える。アルベールは音楽室で誰かが後ろめたいことをしているのではないかと考え始めた。


「職員室で鍵を――いや、ここから離れている隙に逃げられるかもしれない。どうすれば――え?」


 アルベールがどうしようかと思い始めた瞬間、なぜか鍵が開く音がした。

 そのままドアが開いて中にいた人物が顔をのぞかせる。


「だ、誰ですか――って、アルベール君?」

「ト、トワ先生?」


 中から出てきたのはちょうどアルベールが探していたトワだった。

 彼女はなぜか息を荒くしており、メガネがズレて上着を着ておらず、ワイシャツのボタンも数か所外れている。

 頬が妙に紅潮して色っぽさを感じてしまい、アルベールは思わず顔を反らしてしまった。


「トワ先生がいたんですか。なにか妙な物音が聞こえてきたような――」


 アルベールが中を覗き込もうとした瞬間、トワがそれを止めるように立ちふさがった。


「ご、ごめんね! 実は楽器の運搬をしてたんだ。物音ってそれじゃないかな」

「ああ、そうだったんですか。言ってくれれば手伝ったんですが……」

「そ、そうだよね」

「おーいトワさん、楽器の運搬と後始末が終わったぜ」


 音楽室の中からレックスの声が聞こえて来て、アルベールは中を覗き込む。トワも止めようとしないので中に入ると、そこにはレックス以外に音楽教師のレイファと体育教師のソニアがいた。


「な、なんであんたが……」

「いやーちょっと手伝ってほしいことがあるって言われてさ。な、レイファさん?」

「はぁ……♡ はぁ……♡ そ、そうね……男手が欲しかったのよ」

「ん……♡ まぁ、助かったわ……」


 レイファとソニアはぐったりした様子であり、彼女達もトワと同じく頬を紅潮させている。


(な、なんだか三人とも……普段と雰囲気が違うな)


 服装が乱れているのはトワだけではなく他の二人もそうだ。

 レイファはいつも履いている黒タイツを履いていないので生足が露わになっており、胸元のボタンが外れて谷間とブラジャーが見えてしまっている。

 色気のないジャージ姿のソニアは汗がぐっしょりで髪がボサボサになっており、ズボンがズレてショーツが僅かに見えてしまっていた。

 三人とも疲れているのかボーっとしているのか、服装の乱れには気づいていない。まるで今慌てて服を着たように思えてしまう。


「三人ともいくら激しい運動の後だからって、生徒の前では服をしっかり着ないとダメだろ」

「え――っ♡ そ、そうだね! ごめんねアルベール君!」


 レックスに言われて三人はようやく服装の乱れに気付いたのか、すぐにそれを直し始めた。

 ショーツやブラジャーも見えなくなり、アルベールはそれを残念に思ってしまう自分が情けなくなってしまう。

 そして美人教師三人の色っぽい姿を見てしまい、下半身に血液が集まっていくのを感じていた。


「そ、そう言えばトワ先生。これなんですが……」

「え? あぁ、学藝祭で必要な備品のリストだね」

「は、はい! あとはお願いします!」


 アルベールはその場から逃げるように去っていく。


(うう……僕にはアニエスがいるのに……!)


 アニエス以外の女性に興奮してしまう自分を情けなく思いながら、アルベールは前かがみでトイレに駆け込むのだった。

 一方アルベールが去った音楽室では、トワたちがホッとしたようにため息を吐く。


「はぁ……まさかアルベール君が来るなんてね」

「鍵をかけていなかったらバレていたかもしれません」

「全くだぜ。まだ〆の写真を撮ってないのに邪魔が入るところだった。ほら、トワさんもこっちにこいよ」

「も、もう……しょうがないなぁ♡」


 トワを中心にソニアとレイファが両隣に並ぶとレックスがカメラを構える。

 ソニアがジャージのジッパーを開くと、シャツを着ておらずブラジャーも付けていないのでキスマークだらけの生胸が露わになり、ズボンを脱ぐとショーツに使用済みコンドームが一つ結ばれている。

 レイファがタイトスカートを両手で持ってめくると、ショーツには使用済みコンドームが一つ結ばれている。

 そしてトワのショーツには使用済みコンドームが結ばれていない代わりに、中出しされた精液がショーツにシミを作り、太ももを伝って足まで垂れてきていた。

 シャツのボタンを外すと彼女もノーブラであり、ソニアと同じくキスマークだらけの乳房をレックスに見せつける。


「うーん、いい絵が撮れそうだ」

「はぁ……トワ先生が足止めをしてくれたので私達は服を着ることが出来ました」

「ほとんど裸だったのにすごいスピードで服を着ていたわね。やっぱり慣れているのかしら?」

「うう……そうかもしれません。ワイシャツ一枚で配達に対応したこともありますし……さ、流石に生徒の前でそんな格好はできないですけど」

「ふふ、私達もいつか同じことをしそうね」


 レイファの言葉にソニアが頷く。


「ソニアさんの声がデカいからバレないか不安だったけど大丈夫だったな」

「ダ、ダメだと言ったのにレックスが激しく動くからでしょ。後ろからは感じすぎるから苦手なのに……♡」

「レイファさんは騎乗位が好きなのに今日はできなかったけど満足したのか?」

「上に乗って男を手玉に取る感覚が好きだったけど、あなたに突き上げられて下から一方的に犯されるのも好きよ♡ それに、あなたとのセックスで満足できなかった時はないわね♡」

「トワさんは……聞くまでもないか」

「うん……ドキドキして大満足だったよ♡」


 三人とも学校でのセックスというスリルのある行為に大満足していた。


「そうだ。今夜パメラさんと約束してるんだけどみんなも来るか?」

「あら、いいじゃない。ぜひ参加させてもらうわ」

「お店を予約しておくね♡」

「わ、私は――いえ、参加させて貰います」


 今夜はお見合い相手のエドワードと約束をしていたのだが、ソニアも参加することに決めた。

 その日の夜はトワ、レイファ、ソニア、パメラ以外のアラミス高等学校の女性教師も交えた親睦会が行われたらしい。



「……今日はあの男を見ないな」


 アルベールは昼休み中に昼食を食べに行くところなのだが、レックスがいないか警戒してしまう。

 ここ最近は女子生徒や女性教師と一緒にいるのを見かけることが多く、仲良くしているように見えるがあとから思い返せば迷惑をしていたようにも感じられるからだ。

 なのでレックスが来ていない事にホッとしながら学食に行こうとしたが、保健室の前でスウィンがキョロキョロしているのを見かける。

 困っているようであり最近レミフェリアから転校してきた彼はまだアラミスに慣れていないだろうと思い、アルベールはスウィンに声をかけようとしたが、その前にスウィンの方から声をかけられる。


「アルベール。ナーディアを見なかったか?」

「いや、見ていないが……そう言えば授業中もいなかったな」

「ああ。授業をサボっているのか見当たらないんだ」


 スウィンがやれやれと言った表情になる。


「もしかして保健室に来たのは……」

「ああ。ここで寝ているんじゃないかと思ってな。アニエスに案内してもらった時に目をつけていたみたいなんだ」

「なるほど……マティルダ先生に聞いてみようか」


 保健室にはマティルダがいるのでサボるのは無理かもしれないが、一応確認するために二人は保健室に入っていった。

 しかしマティルダの姿は見えず保健室には誰もいない。


「誰もいない……」

「っと、誰かが休んでいるようだ」


 ベッドの一つはカーテンが閉まっており中が見えない。誰かが休んでいるかもしれないと思い二人は声のボリュームを下げる。


(もしかしてあそこでサボっているんじゃないか?)

(あり得る話だが確認しにくいな……)


 ナーディアがいるなら声をかけるべきなのだが、別の生徒が休んでいる場合は失礼に値する行為だ。


(マティルダ先生が帰ってくるかもしれないから少し待ってみようか)

(オレは構わないが……アルベールは昼食を済ませたのか? まだならオレ一人でも――)

(そっちもまだなんだろう? 少し待ってマティルダ先生が来ないようなら一緒に食堂へ行こう)

(そうだな)


 二人はそう言ってソファに座ると雑談を始める。

 しかし二人が保健室から出て行かなかった事で、ベッドにいる少女は焦り始めた。


(んっ♡ んうううっ♡ な、なんですーちゃんがここに――っ♡ ま、待ってレックスさん♡ 動かないで――んっ♡ バ、バレちゃうよぉ♡)

(静かにすれば大丈夫だっての)

(ダ、ダメ――っ♡ ~~~~~~っ♡)


 カーテンで仕切られたベッドではナーディアとレックスがセックスの真っ最中だった。

 レックスはナーディアの口を右手で塞ぎ、伸長位で彼女を犯していた。一見すると口をふさいで声が漏れないようにしながら無理矢理犯している構図だが、実際は合意の上の和漢に過ぎない。

 ナーディアは制服の前を開けて乳房が丸見えになっており、下はスカートとショーツを履いたままだがショーツをずらされてコンドーム付きの肉棒を挿入されている。

 二人にバレないようにレックスはほとんど動かず、亀頭で子宮口をグリグリと刺激しながらナーディアに快楽を与えていく。


(ちゅ、中止♡ 中止しよ♡ 元々なーちゃんも乗り気じゃなかったし――んっ♡ ふあっ♡ 奥をグリグリしちゃダメェ♡)

(何言ってんだよ? オレがちょっと誘ったらすぐにその気になってついてきたのは誰だっけ?)

(ち、ちが――んっ♡ レックスさんが無理矢理引っ張ってここに連れ込んだんでしょ♡)

(ダメとか言いながら全然抵抗しなかったのはナーディアちゃんだけどな。オレの手なんて簡単に振り払えるはずなのによ)

(~~~っ♡)


 ナーディアはレックスに誘われた際に形だけの抵抗をしたが、あっさりと保健室に連れ込まれてしまったのだ。


「アラミスは良い奴が多いな。アニエスだけじゃなくてアルベールにも世話になりっぱなしだ」

「気にしないでくれ。とはいえ今のアラミスは問題のある生徒なんてほとんどいないから、誰に聞いても親切に色々と教えて――」

「どうした?」

「いや……問題のある生徒はいないが問題のある人物はいると思ってね。今日はまだ見かけていないが……タイレル通信から取材に来るあのカメラマンだよ。二人共知り合い何だったか?」

「ああ、前に少しだけ関わったな」


 外の二人はレックスの話題を出しており、ナーディアは思わずビクンっと体を震わせた。


「トールズ出身で顔の広いカメラマンらしい」

「それだけならいいんだがいろんな女子生徒に声をかけるのは……なぜかレン先輩はあいつに甘いんだ。それどころか最近はアニエス達とも仲が良いし……いつか問題が起きないか不安だよ」

「前に会った時もいろんな女性を撮っていたが……もしもナーディアに何かするつもりなら考えないといけないな。とはいえナーディアもあれでしっかりしてるから問題ないだろう」


 スウィンはそう言うが、実際のナーディアは隠れてレックスとセックスをしている。


(あああっ♡ すーちゃんごめん♡ ごめんなさい――んっ♡ うううっ♡ すーちゃんがすぐ隣にいるのに――っ♡ ダ、ダメ♡ レックスさんのおちんちんを入れられるとおかしくなっちゃう♡)


 スウィンに惚れている筈なのにナーディアはレックスに誘われると断ることができない。

 その理由はもちろんセックスが気持ちいいというのが一つ。自分にメスの悦びを教えてくれたレックスに対して、ナーディアの身体はほぼ堕ちていると言ってもいい


(ナーディアちゃん、マジで綺麗になったよな。再会した時は見違えたぜ。初めて会った時から可愛かったけど、この2年でぐっと大人っぽくなった)

(~~~っ♡ っそ、そんな事言われても――♡)

(だから我慢できないんだよ。ほら、声が漏れそうならキスして塞いでやる)


 レックスはナーディアの口をふさいでいた右手を離すと、代わりにキスをして唇をふさぐ。

 舌を絡め合わせることはない唇を強弱付けて押し付けるだけのキスなのに、ナーディアの目はとろんとし始めた。


(あぁ……だめぇ♡ レックスさんに褒められると嬉しくなっちゃう……♡)


 ナーディアは無意識のうちにレックスに抱き着いてだいしゅきホールドに移行していた。

 スウィンは自分の事を大切にしてくれるが妹としか見ていない。少しずつではあるが女性として身体が成長している自覚はあるのだが、それでもナーディアは女としての自信を全く持てなかった。

 しかしレックスは自分を一人の女として見てくれる。レックスに抱かれて褒められると嬉しくなってしまい、女としての自信がどんどん生まれてくる。

 レックスの前だけでは自分が1人の女でいられるような感覚に陥り、ナーディアはレックスから離れられなくなっていた。

 ほとんど動かない屈曲位で子宮口をイジメられると、膣内で肉棒が一回り大きくなって震え始める。

 射精の前兆を感じ取ったナーディアは膣をキュッと締めつけて精液を強請った。


(ああっ♡ イッちゃう♡ すーちゃんがそばにいるのにっ♡ イッちゃうよぉ♡)


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


(~~~~~~~~っ♡)


 キスをしながらの種付けプレスをだいしゅきホールドで受け止めて、ナーディアはとうとう絶頂してしまった。

 コンドームが子宮の中で一気に膨らんでいくのがわかり、舌を絡める激しいディープキスでレックスの欲望を統べてい受け止めていく。


「誰も来ないな……食事を済ませてきた方がいいかもしれない」

「それもそうだな」


 ナーディアがだいしゅきホールドで絶頂の余韻に浸っていると、ソファに座っていた二人が保健室を出ていった。

 腰をグリグリとナーディアに押し付けて精液を出し切ったレックスは彼女から唇を離して肉棒を抜く。


「ん――あんっ♡」


 コンドームの先端には凄まじい量の精液が溜まっており、レックスは端を結んで精液が零れないようにするとそれをナーディアの下腹部に置いた。


「あぁ……重くて熱い……♡」


 子宮の位置に乗せられた精液はずっしりとした重さを感じてしまう。ゴム越しでも熱く、指で突くと弾力も感じられた。


(なーちゃんの体でこんなにいっぱい出してくれたんだ……♡)


 ナーディアは仰向けのままゴムを指で突き、うっとりした表情になっていた。

 自分の身体で気持ちよくなってくれたことが嬉しくて、女としての自信がますます大きくなる。

 しかしレックスに写真を撮られている事に気付くと、彼女は慌てて起き上がってワイシャツのボタンを留め始めた。


「も、もう……ダメって言ったのに……これ以上撮らないで」

「ナーディアちゃんの身体は全然ダメって言ってないぜ? 実際気持ちいいからオレとのセックス好きだろ?」

「ち、違うから。これはあくまですーちゃんとする時の練習で、レックスさんとのエッチにハマってるわけじゃないんだから」

「へへ、それならもっと練習しようぜ」

「え――きゃっ♡」


 レックスが再びナーディアを押し倒すとせっかく留めたボタンを外し始める。


「ダ、ダメ♡ レックスさん、これ以上は――ほ、本気で怒るからね♡」


 ナーディアは自分を押し倒したレックスを突き飛ばそうとしているように見えるが、実際は手を添えているだけであり、保健室に連れ込まれた時と同じく形だけの抵抗だった。


「せっかく保健室のベッドが使えるんだから一発だけじゃもったいないぜ」

「ダ、ダメだってばぁ♡ んっ♡ ふあっ♡ ~~~~~~~~っ♡」


 もう一度ナーディアは正常位で挿入されてしまい、すぐにレックスを求め始めてしまうのだった。



 アルベールとスウィンは食堂で昼食を済ませると、もう一度保健室に戻ることにした。

 扉を開けてもまだマティルダは帰ってきていないのだが、自分たちが足を踏み入れた瞬間にカーテンが閉まる音がしたのをスウィンは聞き逃さなかった。


「マティルダ先生はいないな」


 アルベールがそう呟くがスウィンの視線はカーテンが閉められたベッドに向けられている。

 自分達が入ってきた瞬間にカーテンを閉めたのかと思っていると突然カーテンが開いた。


「はい、御開帳~」

「ああっ! レックスさん、駄目だってばぁ!」


 カーテンの向こうから姿を現したのはスウィンが探していたナーディアと先ほど話題に出たレックスだった。

 どうやらレックスがカーテンを開けたらしく、ナーディアがそれを見て焦っている。彼女はスウィンに見つかって気まずそうな顔になっていた。

 ナーディアが男とベッドにいたという事実にスウィンは一気に警戒心を高める。


「ち、違うのすーちゃん。これは――」

「なにも違わないだろ? 二人共聞いてくれよ。ナーディアちゃんはこのまま次の授業もサボるつもりだったんだぜ? ほら、寝ないうちに連れてっちまいな」

「……え?」

「つまりそこで寝ていたのは結局ナーディアだったってことか?」


 スウィンの質問にナーディアがこくんと頷く。


「ちょ、ちょっと体調が悪くって~」

「そうは見えないけどな。でもどうしてアンタが……?」

「保健室に用があって来てみたらちょうどナーディアちゃんが起きたとこだったんだよ。それで次の授業もサボりたいから黙っててほしいって言われたけどサボりは良くないだろ? 二人が入ってきた瞬間にカーテン閉めてやり過ごそうとしてよー」

「なるほど……そう言う事だったのか」


 スウィンが呆れているとナーディアがベッドから降りてきた。


「あはは~。見つかっちゃった」


 ナーディアは気まずそうな顔になっている。

 だがいつもと違い少しぐったりしており、本当に具合が悪いのかもしれないとスウィンは想い始めた。

 彼女は眠った居たためか髪が少し乱れており、ネクタイも緩んでワイシャツが片方だけ出ている。


(ん……?)


 着崩れているナーディアとは裏腹に、保健室のベッドは綺麗なままだった。まるでベッドメイクされたばかりのようであり、今までナーディアが眠っていたようには思えない。


「み、見つかっちゃったからにはしょうがないよね。いこ、すーちゃん」


 ベッドを見ているとナーディアが腕を組んできて保健室から連れ出そうとしてくる。


「あ、ああ……アンタにも迷惑をかけたな」

「気にすんなって。しっかりと勉学に励めよ学生達」

「それじゃあ失礼します」


 今回はお礼を言っておいた方がいいと思ったアルベールが頭を下げる。

 少々気になったがスウィンはナーディアが見つかったことを喜びつつ、アルベールも一緒に教室へ戻るのだった。



 七耀歴1209年3月7日。

 先日アラミス高等学校で事件が起きて、生徒会に所属しているレンたちは事件の後始末やアフターフォローなどを行っていた。

 それが一息ついたころに生徒会室にはレン、アニエス、ナーディア、オデットが集まっており、レックスの事を呆れ顔で語っている。


「この前も物陰でレックスさんに迫られてしまいました。そのまま断れずに……」

「レックスさんは校内のどこでもしちゃうもんね。もうちょっと自重してほしいっていうか……」

「自重を求めるなんてなーちゃんは無理だと思いま~す」

「ふふ、無理って言われてるわよレックス」


 レンの視線の先にはカメラを構えているレックスがいた。

 彼は事件についての取材に来たのだが、今はレンたちの写真を撮ることに熱中している。

 右からレン、アニエス、オデット、ナーディアの順番で美少女たちが並んでおり、彼女たちはスカートをめくって立っていた。

 アニエス、オデット、ナーディアのショーツには使用済みコンドームが結ばれており、レンは黒タイツを履いているがノーパンなので中出しされた精液が秘部から滝のように垂れてしまっていた。


「みんなが可愛すぎるから自重なんてできるわけないっての」

「こんな写真が撮りたいだなんて……」

「諦めようよアニエス。レックスさんだもん仕方ないよ」


 4人ともレックスがこういう男なのはわかりきっており、写真を撮られる事が嫌ではないと感じているあたり自分もレックスに染められている事を悟っていた。


「へへ、写真のお礼に生徒達のメンタルケアもしっかりと引き受けるぜ」

「それって結局エッチしたいだけでしょ~」

「ふふ、だけどそれが案外効果的――っ!?」


 レンとナーディアが反射的にドアの方を振り返り、レンは即座にその場にしゃがんだ。

 一瞬遅れてアニエスとオデットも物音に気付くと、4人はめくっていたスカートを一瞬でずりさげた。

 勢いが余ってスカートがズレてしまうが、次の瞬間生徒会室にアルベールとスウィンが入ってくる。


「ただいま戻りました――ってまたあなたですか」


 アルベールはカメラを構えているレックスを見てため息をついた。


「一通りケアは済んだ。校内はひとまず安心のはずだ」

「そ、そう。ご苦労様二人共」


 レンがスカートを気にしながら立ち上がり、ハンカチをポケットにしまう。

 それを見てなぜかアニエスたちがホッとした顔になると、妙にもじもじしてスカートを直しながら椅子に座り始めた。


(な、なんだ? 妙な雰囲気だな)

(レンやナーディアがいる以上あの男が妙な事なんてできるはずがないんだが……)


 アルベールとスウィンは首を傾げながら椅子に座る。


(あ、あぶなかったわ……)


 レンはバレずに済んで内心ホッとしていた。

 彼女は二人が入ってくる直前にしゃがみ、床に垂れた精液をハンカチで拭きとったのだ。

 しかし激しく動いてしまったので膣内に注がれた精液が再び垂れてくるので、頬を染めてもじもじしてしまった。

 他の三人も使用済みコンドームをショーツに結んでいるので、座り方が変になってしまう。アルベールとスウィンが不思議そうにしているので、バレてしまわないか不安でたまらない。


(レックスさんってば……初めてエッチした時からずっとああなんだから……♡)


 そんな自分達をニヤニヤしながらレックスが見ており、オデットは内心ため息を付くと、初めてレックスに抱かれた時の事を思い出すのだった。



 七耀歴1208年10月15日

 アラミス高等学校に通う一年生であるオデットは、頬を赤くして地下鉄を待っていた。

 彼女は頬を染めているだけではなく心拍数も激しくなっており、軽い混乱状態に陥っている。

 その理由は先ほど生徒会室でアニエスとレックスを見かけてしまったからだ。


(はぁ……ま、まさかアニエスがあんな……)


 アニエスはレックスにパイズリフェラで奉仕をしていたことが頭から離れない。

 その時レックスと目が合ったような気がしたのだが、オデットは逃げるようにその場から去ったので実際はわからなかった。


(バレてない……よね? 忘れ物はどうしよう……そ、そんな事より明日からアニエスの顔をまともに見れないよぉ)


 幼馴染が他の男に抱かれている場面という強烈な物を見てしまったので、オデットは落ち着くことができなかった。

 そもそもアニエスはバイト先のヴァンの事が好きだと思っていたのに、どうしてレックスとあんなことをしているのかもわからない。

 彼女の性格上男遊びをするというのもあり得ないので、オデットはますます混乱してしまう。


「聞いてみたほうがいいのかな……だけどあんなの言えるわけ――」

「おーい、オデットちゃん」

「え……っ?」


 声をかけられて振り返ると、そこにはオデットが今最も会いたくない男が立っていたのだった。


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