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フィーの充実した日々

こちらの続きです。




 七耀歴1209年

 表向きは遊撃士として動いているが、その正体は黒の工房のメンバーで博士の女のフィー・クラウゼルは、博士のために様々な任務に励んでいた。

 カルバード共和国上空を秘密裏に飛行する黒の工房の巨大戦艦にやってきたフィーは、船倉の工房区画で指揮を取っているアリサ・ラインフォルトを発見する。


「アリサ」

「あら、フィー。ふふ、お疲れ様」

「アリサもお疲れ。最近すごく忙しいみたいだけど大丈夫?」

「忙しいけれど博士のお役に立てるなら苦じゃないわ。それにフィーだって最近は忙しくしているみたいじゃない」


 博士のためならば苦労は喜びに変わるというのは、博士の女にとっての共通認識だったのでフィーも頷く。


「そう言えばその格好……似合ってるね」

「ふふ、ありがとう」


 アリサはRF社第四開発部の室長になってからは白を基調としたスーツを身に纏っていたが、今はデザインをそのままに黒を基調としたものに変わっている。

 正確には胸元が以前のモノよりも多く露出するようになっており、右胸に刻まれたスレイヴの証であるハートのタトゥーも一部分だけ見えていた。

 身も心も真っ黒な博士の色に染められたということが以前よりも一目でわかる格好だ。

 黒い服を着ているのは周囲で作業をしている技術者たちも同じだ。彼女たちは表の世界で所属している組織が違うので作業服はバラバラだが、色は全て黒で統一されていた。

 博士の技術で作業服の色を一瞬で変更することが可能になり、表の世界で動く時は元の色だが、黒の工房として動く時は作業服を黒くしているのだ。

 これは貴賓区画などで働き生活面をサポートしている使用人たちも同じで、彼女たちはここにいる間はメイド服を黒に変更している。


「工房長としてそれにふさわしい格好をしないといけないものね」

「だから護衛もつける気になったんだ」

「あら……気付いたのね」


 アリサが驚いた表情になって片手を上げると、彼女の背後から二体のOZミラージュが現れた。

 現存する紅と蒼とはインナースーツと武装デバイスのカラーリングが異なっており、ミリアムを連想させる碧髪のOZミラージュ・白とアルティナを連想させる銀髪のOZミラージュ・黒だ。

 髪型と髪色だけではなく、体型と仮面で隠された顔は1206年時の二人と瓜二つであり、関節パーツなどのつなぎ目も消されている。

 高度なステルス性能に加えて全てのスペックを上昇させた、黒の工房の工房長であるアリサ直属の護衛を務める新型のOZミラージュだった。

 工房長という重要な役職であるアリサにも護衛をつけるべきであり、新型のOZミラージュを開発中だとフィーはレンから聞いたことがあったのだ。

 その話がミリアムとアルティナにも伝わり、二人の強い希望で世界大戦時の自分たちそっくりなOZミラージュを作ってくれるようにレンと博士に頼んで完成したがこの二体だった。


「護衛をつけるのは断ってたけど、博士から“念入りに説得”されたんだ?」

「え、ええ……♡ 博士とレンさんが私に内緒で用意していたみたいなの。なんでも私の知らないモードが組み込まれているみたいだけど……」

「ふーん、その内わかるんじゃない?」

「高度なステルス機能を備えているのによく気付いたわね。リアンヌさん達との鍛錬のおかげかしら?」

「そうかもね」


 博士直属の護衛であるリアンヌ・サンドロットは、フィーを始めとして様々な者に稽古をつけており、黒の工房全体の戦闘力を底上げしている。

 フィーも積極的にリアンヌの薫陶を受けており、最近はラウラやエレイン、シズナやエステルとも鎬を削っているのだ。

 博士の女になる前とは比べ物にならないほど強くなっているフィーを見ていると、自分もスレイヴとして負けていられないとアリサは感じてしまう。


「博士はどこ?」

「研究室にいるはずよ。私も研究区画に行くから一緒に行きましょ」

「ラジャ」


 アリサが技師たちに簡単な指示を出すと、二人は工房区画から研究区画に移動する。


「さっきのが例の機体だよね? 完成するのが今から楽しみ」

「騎神を再現する計画……今の私達にどれだけのことが出来るのかはわからないけれど、できる限りオリジナルに近づけるつもりよ」


 黒の工房では様々な開発ラインが動いているが、その中でアリサが主導している最大の計画は騎神模倣体計画(プロジェクト・デウス=エクセリオン)だった。

 これは博士の新型神機開発と並行して行われてきたものだ。

 マカロフがティルフィング開発計画(プロジェクト・ティルフィング)で騎神の動きを再現しようとしたが、アリサが主導する計画は騎神そのものを模倣するのが目的である。

 自立性や素材として使われているゼムリアストーンなども問題もあり完全な再現はできないとしても、各国の技術を集めて今の工房が出せる最大の成果を出すということで着手したのだ。


「ゼムリアストーンの代わりに使うのは最新のクルダレゴン。あとはMARS-Ⅲを組み込むか、カペルⅤでティルフィングのように調整するか、Xipha規格で専用のホロウを作るか……色々試してみるところよ」

「技術的なことはよくわからないけど、Xipha規格ならヴェルヌの技術者を引き込んだ方が良いんじゃない?」

「そうね……MK社のリゼットさんやミラベルさんも頑張ってくれているけれど、ヴェルヌの技術者も確かに欲しいわ。けれど例の協定があるから……」


 結社の盟主とグラムハート大統領は相互不干渉の協定を結んでいるので、博士は大統領の計画に支障がでないようにしているのだ。

 そうでなければヴェルヌグループどころか謎の多いMK社だろうととっくに博士の支配下に置かれているだろう。


「大統領が進めてる計画に支障が出ない範囲ならヴェルヌとかバーゼルの技術者も黒の工房に引き入れていいと思うけどね。バーゼル理科大学の眼鏡の准教授とか色んな意味で博士の役に立ちそうだし」

「レンさんも同じようなことを言っていたわ。全員が計画の根幹に関わっているわけでもなければ、一部分しか関わっていない人もいるから。操縦訓練の方はどう?」

「やっぱり機甲兵とは感覚が全然違うね。でも何とかモノにしてみせるよ」


 騎神の模倣機体はまず七体が造られることになっており、黒の工房が活動している主な地で運用される予定だ。

 リベール王国からエステル、クロスベルからはユウナ、帝国からはフィーであり共和国からはエレイン。

 そして各国で動くレンとシズナもパイロットの候補に名を連ねている。

 最後の一人は博士の護衛であり《銀の騎神》アルグレオンの起動者だったリアンヌだ。

 有力候補は上記の七人だが、オーレリアやラウラなどもサブパイロットとして訓練をしていた。


「メインフレームは無理だけど武器だけはなんとかゼムリアストーン製にしてみるわ。黒の工房の力を使って大陸各地から集めているし、エマやヴィータさんがゼムリアストーンの生成方法を模索しているの」

「ゼムリアストーンか……内戦の時は精霊窟で見つけたっけ」

「あれは時間がかかりすぎるから他の方法を探してくれているの。生成方法が確立すれば騎神と全く同じフレームを作ることもできるはず……ふふ、エマ達ならきっとやってくれるわ。それとマリアベルさん達がゼムリアストーンを黒ゼムリア鉱や黒玉鋼に錬成する方法を探しているみたいね」

「もしできれば博士にも使ってもらえるよね――あ」


 廊下を歩きながら話していた二人だったが、フィーが研究室の一つに目が行った。

 その研究室はガラス張りなので室内が見えるようになっており、中では女性の研究員たちがデータを取っている。

 そして室内には診察台のようなベッドが七つ設置されており、「Lianne Sandlot」、「Estelle Bright」、「Juna Crawford」と表記されたベッドでそれぞれ女性たちが調整を受けていた。


「んおおおおおっ♡ おっ♡ ふおおおおおっ♡ んひいいいっ♡ ふおおおおおっ♡」

「お尻っ♡ お尻をもっと抉って♡ ふおっ♡ んああああああっ♡」

「あああああっ♡ もっと調べてください♡ ふあっ♡ 博士のために頑張ります♡ ふあああっ♡ んおおおおおっ♡」


 リアンヌ、エステル、ユウナの三人は悦びとも苦痛ともとれる声を上げている。

 目隠しのようなバイザーをされて全身にコードが伸びたセンサーを取り付けられて、身体を何度も震わせながら喘いでいる。

 乳首や秘部にもセンサーをつけられており、そこから快楽を始めとする様々な感覚を全身に流されているのだ。


「やってるみたいだね」

「ええ。パイロットであるリアンヌさん達の身体や操縦の癖、好みなども徹底的に調べ直しているのよ」

「これ全身を博士にまさぐられてるみたいでたまらないんだよね」


 三人は快楽で喘ぎながら何度もイキまくっていた。

 使われていないベッドの一つには「Fie Claussell」と書かれているものもあり、フィーもここで何度か調整を受けているのだ。


「ふおおおおっ♡ んおっ♡ おおおおっ♡ んひいいいっ♡ んほおおおおおおっ♡」


 リアンヌは聖女とはかけ離れた下品な声を上げている。

 彼女の乳首に取り付けられているセンサーは搾乳機型であり、母乳を搾られながら何度も絶頂していた。

 より詳細なデータを取るために投薬を受けており、一時的に母乳が出るようになっているのだ。


「んひいいいっ♡ お尻気持ちいい♡ もっと♡ もっと激しく♡ ふああっ♡ んああああああっ♡」


 エステルはアナルに機械の触手を何本も突っ込まれてかき回されている。

 機械触手は小指ほどの太さしかないのだが、それを数本同時に挿入されているので感じすぎているようだ。


「ああああっ♡ そこも気持ちいいです♡ あんっ♡ 博士っ♡ 好きっ♡ 大好きです♡ 絶対に乗りこなしてみせますからね♡ 博士っ♡ んああああああっ♡」


 ユウナは機械触手を手コキで扱いており、操縦の癖などを重点的に調べていた。

 博士に愛を叫びながらイキまくり、ベッドは愛液でびしょびしょになっている。

 三人のチェックをしている女性の研究員たちがアリサに気付いて挨拶をすると、スミレ色の髪をした少女もアリサとフィーに気付いた。


「あら、二人共来ていたのね」

「お疲れレン」

「ご苦労様。三人の様子はどうかしら?」

「体調などは問題ないけれど、まだまだ調整が必要ね。私もすぐ調整に戻るわ」


 レンは今まで調整を受けていたのか裸であり、全身汗まみれで髪もボサボサだった。

 肌にはセンサーが取り付けられた後もくっきりと残っており、胸にはスレイヴの証であるFの文字が入ったハートのタトゥーが浮かんでいる。

 優雅さも貞淑さも欠片も感じないが、むしろそんな姿が誇らしいと言わんばかりにレンは堂々としている。


「あと少しでティオさんが来てくれるそうよ。エイオンシステムを使えば調整が一気に進むわね。それと準起動者とのリンク、霊場や要塞からのバックアップのように外部からの強化も問題なく再現できそうよ。神機の時みたいにキーアから霊力を供給する形にしてもいいし、この戦艦から機体に霊力を供給するのはどうかしら?」

「戦艦から……?」

「ええ、女性の霊力を使うの。一人一人の霊力は少ないけれど、それを何百人も集めればかなりの霊力になるはずよ。ふふ、霊力を絞り出す方法もちゃんと考えているわ♡」


 レンが妖しい笑みを浮かべる。

 アリサも方法には察しがついたので、レンに任せておけば問題ないだろう。


「技術的なことはわからないからわたしは操縦訓練を頑張らないとかな」

「機甲兵とは勝手が色々と違うものね。エレインさんとも話したけれど、機甲兵すら乗ったことがないから苦労してるみたい。本人は自分じゃなくてカルバード共和国軍のエースパイロットを推薦したかったみたいだけど……」

「エミリア・ハーリング少佐……確か“撃墜女王”と呼ばれている人なのよね」


 カルバード共和国から宇宙計画が発表されたと同時に、エミリア少佐が初の宇宙飛行士候補に選ばれたことも発表されている。

 彼女は元共和国軍の“エースパイロット”で“撃墜女王”と呼ばれた凄腕のパイロットだ。

 結社と大統領政府の“協定”が存在していなかったら、真っ先に黒の工房に引き入れていた逸材だろう。


「でもエレインさんならきっと乗りこなしてくれるはずよ」

「確かに」

「それと新型のスーツの事だけど……悩ましいわねぇ」


 レンが頬に手を当ててため息を吐く。


「任務に当たる時のスーツだっけ? 強化スーツにする案もあるみたいだけど」

「どんな路線のデザインが一番博士に楽しんで貰えるかしら。グリムキャッツ、シズナさんの装束、リーシャさんの銀としての装束やアルカンシェルの月の舞姫衣装……黒の工房としてはクロスベル再事変の時の宵闇の舞姫の方がいいかしら? それと露出は少ないけれど鉄血の騎士の装束も中々だったわよね。身体のラインが綺麗に出ているボディースーツ……あれを着たまま博士に調整してもらいたいわ♡ パイロットスーツを作るのもいいかもしれないわね♡」

「レンさんなら何でも似合いそうだけど、無理に候補を絞らなくても個人でオーダーメイドをしてもいいんじゃないかしら。黒の工房としてはアルティナちゃんとミリアムが着ていたインナースーツも捨てがたいわ。ミリアムが着ていた露出が多い方とアルティナちゃんのブーツと長手袋を組み合わせて色は勿論黒……後で作ってみようかしらね」

「逆バニーとスリングショットみたいなエロいのでもいいかもね」


 三人はリアンヌたちの喘ぎ声が響く中で雑談にふけっていたが、ふとリアンヌの喘ぎ声が消える。

 彼女の調整がひとまず終わり、技術者たちが身体に付けられていたセンサーを外すと、リアンヌはうっとりした表情で体を起こした。


「ん……♡ 工房長殿、いらしていたのですね。フィーも一緒でしたか」

「お疲れ様。乳首から母乳が出ててメチャクチャエロいね」

「フィ、フィー! もう……お疲れ様ですリアンヌさん。工房長殿なんて呼び方はやめてください。アリサで結構ですよ」

「ふふ……あなたこそ私を呼び捨てでかまわない立場だと思いますが……んっ♡」


 リアンヌがベッドから降りて髪をかき上げた。

 控えていた使用人がリアンヌの身体をタオルで拭き始めると、リアンヌは柔らかい笑みを浮かべて使用人に礼を言うとそのまま身を委ねる。

 レンと同じくセンサーが取り付けられた跡が肌にくっきり残っており、汗まみれで乳首からは搾乳機が外れても母乳が垂れている。

 聖母のような美しさと淫魔のような妖しさを兼ね備えた極上のメスを目の当たりにして、フィー達は全員彼女に見惚れてしまっていた。

 伯爵家の出身だからなのか身体を拭かれる姿にも貴賓を感じられ、彼女の美貌が250年も伝わっている理由を見せつけられた気分だった。

 レンとアリサはスレイヴという立場だが、メスとしてはリアンヌに及ばない事を自覚しており、彼女に憧れると共にもっと努力しなければいけないと思い直す。


「リアンヌさん、操縦訓練の方はどうですか?」

「騎神に近いので感覚はだいぶつかめてきました。ですが実際に完成したものを動かしてみないとわからない部分もあるでしょう」

「元起動者でもそんな感じなんだね。そういえばまたラウラが稽古をつけてほしいって言ってたよ。わたしもよろしく」

「ええ……時間がある時でしたらいつでもかまいませんよ」


 リアンヌはラウラに稽古をつけている時のことを思い出すが、彼女に対して少々申し訳ない気持ちになってしまった。

 ラウラ・S・アルゼイドの“S”はサンドロットの事であり250年前にリアンヌが率いる鉄騎隊の副長だったシオン・アルゼイドが名乗り始めたものだ。


(サンドロット伯爵家の“S”など受け継ぐ価値もないというのに、シオンは本当に余計な真似をしてくれたものですね。彼女が――いえ、博士のものであるわたし達が受け継ぐ名があるとすれば“N”だけだというのに……)


 世界大戦前の黒キ聖杯では既に“S”はアルゼイドのものだと言ってしまったが、博士の女になった今では無意味なものを背負わせてしまったと思っている。

 もしも自分がリアンヌ・N・サンドロットと名乗ることが許されたらと思うと、嬉しすぎて想像するだけで絶頂してしまいそうだが、自分ごときが“N”を名乗らせていただくなど恐れ多いとも感じてしまう。


(工房長殿やレンのようにスレイヴになれば……いえ、彼女たち程博士に貢献しているのならば“N”ではなく“F”を頂いてもおかしくありませんね。実際彼女たちの乳房には“F”の刻印があるのですから……)


 レンとアリサの乳房に刻まれたFの文字が入った黒いハートのタトゥーを見てリアンヌが考え込んでいると、アリサ達が不思議そうに首を傾げる。


「リアンヌさん、どうかしたの?」

「いえ……なんでもありません」

「リアンヌさんはこの後任務ですよね?」

「ええ。しばしここを離れますので、博士の事をどうかよろしく頼みます。湯浴みを済ませてすぐに出ますので鎧の準備を」

「はい、リアンヌ様」


 リアンヌは数名の使用人と共に研究室を出て行った。

 彼女の湯浴みを手伝う者とリアンヌの私室で鎧の用意をするものに途中で別れるのだろう。


「はぁ……やっぱりメスとしてはリアンヌさんにはかなわないわね」

「美人過ぎて反則」

「雌奴隷としての適性も高いけれど、武人としての能力も相変わらずなのよねぇ。不死者ではなくなって“外の理”の騎兵槍も使っていないのに、強さが全く衰えていない……それどころか強くなっている気がするわ」


 リアンヌが今使っている騎兵槍は《鋼の聖女》の時に使っていた“外の理”の武器には遠く及ばない。

 しかし白銀の甲冑ではなく漆黒の甲冑を纏い、漆黒の騎兵槍を振るって博士のために戦う彼女は、《鋼の聖女》だった時と比べて衰えておらず。むしろあの時よりも強いのではないかとレンは感じている。


「わたし達も博士の女なんだし負けていられないよね」

「そうね……私もそろそろ調整に戻るわ。アリサさん、データ収集をお願い」

「ええ、まかせてちょうだい」


 レンは「Renne Bright」と書かれているベッドに戻ると、女性の研究員がバイザーとセンサーを身体に設置していく。


「……んおおおっ♡ ふあああああっ♡ すごいっ♡ ふあああっ♡ あっ♡ んおおおおおおおおっ♡」


 下品な声で喘ぐレンを見ながらアリサがデータをチェックし始めた。


「さてと、それじゃあわたしは博士の所に行くね」

「ええ。お互いに博士のために頑張りましょう」


 フィーは4人の喘ぎ声を背中に受けながら研究室をあとにした。

 アリサが主導している今回の計画は、博士に示せる成果物として技術者、乗り手共に士気が非常に高い。

 フィーも博士から受ける任務以外では計画のために調整や訓練に従事している。

 博士に報告した後はさっそく調整に参加しようかと考えながら、フィーは博士が使っている研究室へと向かう。


「お疲れ博士」


 博士は導力端末を叩いており、新型神機の見直しをしていた。

 彼のそばには専属侍女であるシャロンが控えており、博士に紅茶を差し出している。


「お疲れ様ですフィー様」

「ん? おお、フィーじゃないか。戻って来ていたのかね?」

「ついさっきね。頼まれてたものも持ってきた」

「フィー様、紅茶をお淹れしましょうか?」

「すぐに戻るからいらないかな。それにしても……随分と派手にやったんだね♡」


 研究室の床には第一秘書のエリィ、そして5人の女性研究員が失神していた。

 全員が膣から精液を垂れ流して幸せそうな顔になっており、特にエリィは胸と首元に大量のキスマークが付けられている。


「先ほど纏めて調整をしていたんだよ。ところでデータは持ってきたんだろう?」

「ん、これだよ」


 フィーは博士に記録結晶を手渡すと、博士はさっそく中身を確認していく。

 中に入っているのは工房の任務や人形兵器の流通、機体テストなどのデータだった。


「ほう……西風の旅団は中々役に立つじゃないか」

「サンクス。みんなもきっと喜ぶよ」


 データを作るのに協力したのはフィーではなく、フィーの古巣である西風の旅団だったのだ。

 《猟兵王》ルトガー・クラウゼルを失い今はゼノとレオニダスが中心となって活動しているが、フィーにより全団員に暗示がかけられており、博士の研究などに協力しているのだった。


「西風の旅団は元々アルベリヒに利用されてたから、暗示をかけるのはすごく簡単だった」

「クク……家族同然の存在が私に利用されているのに悔しくないのかな?」

「? なんで?」


 フィーは本当に訳が分からないと言った様子で首を傾げる。

 そばで話を聞いていたシャロンもフィーと同じでポカンとしていた。


「博士の役に立てるなんて誇らしいことでしょ。わたしもみんなも一層精進しなくちゃ」

「フィー様のおっしゃる通りですわ。むしろ大切な家族だからこそ博士のお役に立ててうれしいと思うのでしょう。わたくしもお嬢様が工房長として博士を支えていらっしゃると知り、感極まってしまいました」


 二人の変貌ぶりに博士はご満悦だ。

 下卑た笑みを浮かべながらデータを確認すると、立ち上がってフィーの乳房に手を伸ばす。


「ん……♡」


 無造作に伸びてきた手をかわすことなく、フィーはおとなしく服の上から胸を揉まれた。

 これがもしも他の男ならば手を切り落としていたはずだが、博士にならばいつでも触ってほしいのだ。


「精進が必要か……ならば女として精進するために今から調整を行おうじゃないか」

「っ♡ 実は期待してた♡ 博士の部屋にいこっか♡」

「シャロン、後片付けを頼むよ。それと2時間だったら来てくれたまえ」

「かしこまりました。ごゆっくりとお楽しみくださいませ」


 優雅に頭を下げるシャロンに見送られて二人は研究室をあとにすると、貴賓区画にある博士の寝室に向かう。

 博士に腰を抱かれてフィーはうっとりした表情になっており、彼に身体を密着させて胸も押し付けていた。

 貴賓区画までくると大勢の使用人が博士に頭を下げており、腰を抱かれているフィーを羨ましそうに見ている。


「あ……そう言えば博士。アリサに護衛をつけたんだね」

「ああ。レンたちからも強い要望があったからねぇ」

「アリサに知らせてないモードって何なの?」

「クク……監視モードの事かな? あれはアリサを監視するためのものさ」


 監視と言われてフィーは首をひねる。

 アリサがやましいことなど考えるはずはない。自分と同じで博士に対する忠誠心は絶対であり裏切ることなどありえないのだ。


「勘違いしないでくれたまえ。私は別にアリサを疑っているわけではないんだ。ただ彼女は働きすぎるところがあるだろう?」

「ん、それは心配。博士には専属看護師がついてるけどアリサはいないもんね」

「だから監視さ。アリサの働きすぎや疲労をOZミラージュが検知すると、そのまま懲罰モードに移行する」

「ふうん……どんな“お仕置き”がされるの?」

「内容はランダムだよ。ミリアムが考案したミリアムとアルティナそっくりの無機質な人形に二体に犯されるパターン。アルティナ考案の武装を玩具や機械触手に変換して犯されるパターン。レンの考案で裸にしてリードと首輪をつけてメス犬として散歩をさせるパターンなど全部で十種類ある」


 そのお仕置きを受けているアリサを想像してフィーが身体を疼かせた。

 もっともいくらお仕置きされて気持ちよくなってイキまくったとしても、博士に調整されない限りは本当の意味で満足はできないのだろう。

 だからこそお仕置きの意味があるのだ。


「ひどい事考えるね♡ でもそんなところも好き♡」

「嬉しいことを言ってくれるじゃないか。それからもっと好きになって貰えるように努力しないといけないねぇ」


 博士の寝室に入っていくと、護衛代わりのOZミラージュが扉の前に立ち、数分後に室内からフィーの喘ぎ声が響くのだった。



「ちゅるるうう♡ れろぉ♡ 博士♡ ちゅうう♡ 好き♡ 愛してる♡ れろぉ♡ じゅるるうう♡」


 フィーは部屋に入るなり博士に抱き着いて唇を重ねた。

 豊満に育った乳房を博士の胸板にむにゅむにゅと何度も押し付けて柔らかさを伝えながら、お互いの唾液を交換し合うように舌を絡めていく。


「全く……いくら何でも慌て過ぎではないかな? そんなに焦らずとも調整はしてあげるよ」

「じゅるるうう♡ 博士に調整して貰えるのに落ち着いていられない♡ ちゅっ♡ 調整されるたびに気持ちよくなれるし博士の事が好きになる♡ れろぉ♡ ちゅるるううう♡ わたし以外の女も同じ事言ってるでしょ♡」


 フィーは左手で博士の肉棒を服の上から優しく撫でていく。

 ムクムクと大きくなるそれを何度も撫でながら、愛情たっぷりのキスで博士に奉仕していく。


「博士に調整されて悦ばない女なんてどこにもいない♡ だって博士は世界で一番優秀なオスなんだから♡ ふあっ♡ あんっ♡ 胸――んあっ♡ ひああああっ♡」


 博士は左手をフィーの尻に回してスカートの上から揉みしだき、右手は胸を服の上から揉んでいく。


「ふあああっ♡ すご――いっ♡ ひあっ♡ 服の上から揉まれてるだけなのに、子宮が疼いてきちゃう♡ 優秀なオスに触って貰えて私の身体が悦んでる♡ ちゅるうううう♡ れろぉ♡ んああああああっ♡」


 フィーは博士を喜ばせる言葉を叫びながら彼の欲望を受け止めていく。

 彼女の口から出ている言葉は嘘偽りや世辞などではなく全て本心からの言葉だ。

 博士に調整されるたびに博士への愛が深まり身体はメスとして開花している。博士もフィーが本心を叫んでいるのがわかるので、ますます気を良くしながら胸を揉んでいく。



「はぁ……♡ はぁ……♡ 服の上からじゃ我慢できない……♡」


 フィーは一度博士から離れると上着を脱いで生胸をさらけ出した。

 ぶるんっと震えて大きな胸が姿を現し、上半身はアームカバーだけで下はスカートという卑猥な格好のフィーを、博士はベッドに押し倒して覆いかぶさる。

 そして仰向けになっても形の崩れていない極上の乳房を、両手で鷲掴みにして激しく揉み始めた。


「ああああっ♡ もっと触って♡ んあっ♡ 博士に揉んでもらうために大きくなったおっぱい、もっとイジメて♡ んあああっ♡ ひああああっ♡」

「これ以上育つと邪魔になってしまうのではないかな?」

「あんっ♡ イジワル言わないで♡ リーシャでも戦えるんだから問題ない♡ ふあっ♡ もと強く揉んで♡ 握りつぶすくらい――ふああああっ♡ すごいっ♡ 博士の指が私の胸に食い込んでる♡ んあっ♡ 身体が悦んじゃってる♡ ひああああっ♡」


 博士はフィーの乳房に指を食い込ませて、胸を握ったまま円を描くように動かしていく。

 乳首が硬くなるとパン生地でもこねるようにこね回していき、顔を埋めて顔全体で柔らかさを楽しむ。

 乳輪と乳首を舐めまわすとフィーの身体はビクンっと跳ねて、シーツを両手で掴んで喘ぎ始めた。


「んひいいいいっ♡ 博士――ふあああっ♡ もっと育てて♡ あああっ♡ リーシャよりも大きくして♡ 揉んで育ててもいいし、薬とかで調整してもいいよ♡ 博士の手で調整してもらえるならうれしいからぁ♡ んあああっ♡」

「クク……君のような極上の素材を薬で調整するのは少々もったいないが、そこまで言うなら考えておこうじゃないか。手だけではなくこちらでも堪能させてもらおうか」


 博士はガチガチに勃起した肉棒を露出させるとそれをフィーに見せつける。


「あぁ……♡」


 優秀なオスの象徴を見せつけられて、フィーはうっとりした表情になった。

 博士はフィーに跨り馬乗りになると、勃起した肉棒を彼女の胸で挟んで腰を振っていく。

 馬乗りパイズリでフィーの胸を犯しながら、極上の柔らかさと温かさを手と肉棒で味わっていく。


「んひいいいっ♡ チンポで胸を擦られてる♡ ひあっ♡ 気持ちいい♡ 熱くて硬くてゴツゴツしたチンポ♡ 世界で一番優秀なチンポに使ってもらえて幸せ♡ んあっ♡ ああああっ♡」

「く……っ! 君の胸は揉み心地だけではなく挟み心地も抜群だ。わたしが調整しているのだから当然かな」

「ん、あたりまえ♡ 博士が調整してくれてるんだから、わたしの体は使い心地バツグン♡ もっとも――ふあっ♡ 博士以外に使わせるつもりのない、博士専用のカラダだけどね♡ あ――れりゅうう♡ じゅるるううう♡ んむっ♡ んうううううううううううううっ♡」


 フィーが亀頭を咥えると、博士の手に自分の手を重ねてギュッと乳圧を強めていく。

 フィーの胸と手の感触を自分の手と肉棒で感じながら、博士は高速ピストンで彼女の乳房を蹂躙していく。

 ガマン汁で胸全体がマーキングされて、フィーは自分の身体が博士に染められていく感覚を堪能していた。

 優秀なオスにもっとマーキングしてほしいと視線でアピールしながら、必死になって亀頭を咥えこんで奉仕していく。

 フィーの献身さを楽しみながら博士は高速ピストンで抽送を続けていると、肉棒が一回り大きくなって震え始めた。


「あんっ♡ 出して博士♡ わたしの胸を真っ白に染めて♡ マーキングしてぇ♡ ふああっ♡ んあああっ♡」

「お望み通りマーキングしてやろう……くっ!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「ひあああああああっ♡ 熱いっ♡ すご――あああっ♡ ふわああああああっ♡」


 オスの欲望でフィーの顔と乳房がべっとりと汚されていく。

 粘度が強すぎる精液は肌にべっとりと張り付き、重さすら感じるほどの存在感だった。

 もう何度出されたかのかわからない博士の精液を浴びて、フィーは多幸感に包まれながら絶頂してしまう。

 博士はフィーの乳房を握りしめて、小刻みに胸を動かしながら最後の一滴まで気持ちよく精液を出し切った。


「はぁ……♡ はぁ……♡ 博士の精液美味しい♡ ちゅるるうう♡ れろぉ♡ ちゅう♡」


 博士の肉棒をお掃除フェラで綺麗にしたフィーは、顔と乳房に付着した精液も綺麗に舐めとっていく。

 塊のような精液を何度も咀嚼して噛み切り、喉に絡まないように少しずつ全て飲み込んでいった。

 顔と乳房が綺麗になると、フィーは博士を優しく押し倒して騎乗位で挿入する体勢になる。


「フィーが動いてくれるのかな?」

「ん、任せて♡ 博士に仕込まれたテクニックと、博士への愛を見せてあげる♡」


 フィーはスカートとショーツを履いたままショーツをずらして挿入する体勢になる。

 上半身はアームカバーしかしていないので乳房が丸見えであり、博士からだと見上げるアングルになるので存在感がなおさら引き立てられる。

 度重なる調整で巨乳に育った極上の乳房を揺らしながら、フィーはゆっくりと博士の肉棒を受け入れた。


「ん――あんっ♡ 大きい――ふあっ♡ んああああああっ♡」


 根元まで一気に肉棒を受け入れると、フィーは背筋を伸ばして天井を仰ぐ。

 膣内を内側からみっちりと広げるオスの存在を感じながら、彼女は雌奴隷としての務めを果たすために動き始めた。


「んあああっ♡ ひああああっ♡ 奥に届いてるっ♡ 子宮の中まで入ってきそう♡ ふあっ♡ あああああっ♡ 博士のチンポすごいっ♡ ふわああああああっ♡」

「君の穴も使い込むほど具合が良くなっていくねぇ。私のモノにした時はまだ未成熟な身体だったが、今ではすっかり大人の女性じゃないか」

「ふふ、全部博士のおかげ♡ ふあっ♡ んああああっ♡ 優秀なオスに尽くすことが出来て、調整もたくさんしてもらったから、わたしは心も体もメスとして成長できた♡ んあああっ♡ ひああああっ♡ 調整されればされるほど博士の事が好きになる♡ んひいいいいっ♡」


 フィーが腰を振るたびに巨乳が激しく揺れて乳首が曲線を描く。

 タプタプと揺れる乳房に博士が手を伸ばすと、鷲掴みにして乱暴に揉みしだいた。

 カサついた初老の指が何度も乳房に食い込みいびつな形に胸が変わるたびに、フィーは甘い声を上げて喜んでいた。


「ああああっ♡ 胸っ♡ もっと触って♡ 博士に触られると、気持ちいいだけじゃなくて幸せになっちゃう♡ んひいいいっ♡ ふああああっ♡ 腰が勝手に動いて――んっ♡ ひああああっ♡」

「感じている時でも私への奉仕を忘れないのは素晴らしい心がけだ。本当に成長したようだね」

「あんっ♡ 博士に褒められるの嬉しい♡ 身体だけじゃなくて心まで博士のモノになれたんだね♡ んあああっ♡ 身も心も完全に博士の女として調整されて幸せっ♡ ひあああっ♡ 幸せすぎて怖いっ♡ あああっ♡ ひあああっ♡」


 フィーは胸を揉まれて膣内を蹂躙されながら腰を動かし続ける。

 単調な動きだけではなく円を描くように腰を動かし、博士が飽きないように様々な刺激を与えていく。

 博士に喜んでもらえると自分も多幸感を覚えている事を再確認して、心までも博士のために調整されたことを嬉しく思っていた。


「んひいいいっ♡ あああっ♡ 奥でチンポが震えてる♡ いつでも出して♡ ああああっ♡ 博士っ♡ ひあああっ♡ わたしの中に出してっ♡ これからも博士のためだけに生きていくからっ♡ わたしの全部を博士に捧げるからぁっ♡」

「クク……西風の旅団もかな? あの連中は相克のために利用され、今もまた黒の工房のために利用されているわけだが……なんとも思わないのかね?」

「はぁ……♡ はぁ……♡ さっきも同じようなこと言ってたけど……あんっ♡ 別に悲しむことじゃないでしょ♡」


 フィーは肉棒を根元まで受け入れて、腰を前後にゆっくりと動かしながら質問に答えていく。


「ん……あんっ♡ 元々黒の工房に利用されてたんだから、元に戻っただけでしょ? それどころか前とは違って博士の役に立ててるんだから感謝してほしいくらい」

「ははっ、そうかもしれないな。私の役に立てているのだからね」

「でしょ♡ ふあっ♡ あああっ♡ 大きくなって震えてる♡ あん♡ ひああああっ♡ 出して博士♡ わたしの中に――ひああああっ♡ 西風の旅団みたいな雑魚オス共とは違う、世界で一番優秀な精子をわたしに注いで♡ ふあああっ♡ んあああっ♡」


 肉棒が一回り大きくなって震え始めると、博士もフィーの動きに合わせて腰を突き上げる。

 亀頭で子宮口を激しく何度も叩かれて、フィーは甘イキしながらにフィニッシュに向けて腰を振り続けた。


「んああああっ♡ もうイク♡ イッちゃう♡ 博士に中出しキメられてイクっ♡ イクうううううううっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「ふわああああああっ♡ 博士好きっ♡ 愛してるっ♡ ああああっ♡ んああああああっ♡」


 フィーの胸を握りつぶすほど揉みしだきながら、博士は腰を突き上げて彼女の子宮に精液を注ぎ込んだ。

 背筋を伸ばして天井を仰ぎ、口をパクパクさせながらフィーは何度も絶頂する。

 一度の射精で子宮がミチミチと拡張されるほど大量の精液を注ぎ込まれてしまったフィーは口をパクパクさせて何も考えられなくなっていた。


「あぁ……博士……♡ 好き……♡ すきぃ……♡」


 放心状態のフィーは博士への想いが自然と口から漏れてしまう。

 やがてどぴゅっと特別濃い精液を出して射精が止まると、ぶるっとフィーの身体が震えてベッドに倒れこんだ。

 その反動で肉棒が抜けて、ごぽっと大量の精液が膣からあふれてくる。


「はぁ……♡ はぁ……♡ んむ――ちゅるるうう♡ れろぉ♡ んむっ♡ んう……♡」


 博士がフィーを膝枕すると、彼女は幸せそうな表情でお掃除フェラを開始する。


「ふぅ……少し前までエリィ達を調整したばかりなのだがねぇ。まだまだ治まりそうにないな……トコトン付き合ってもらうよ?」

「ん……ラジャ♡」


 フィーは久しぶりに博士の調整をたっぷりと受けられることを悦びながら、お掃除フェラを続けるのだった。



「そろそろ時間やけど……お、来たみたいやな」

「ステルスが解除されたか」


 現在の西風の旅団を纏めているゼノとレオニダスは、上空から拠点に向かってくる輸送船を発見した。

 黒いカラーリングの輸送船は黒の工房製であり、カルバード共和国から大陸辺境のここまで物資を運んできたのだ。

 団員たちを集めて降りてくる飛行船を出迎えると、中からフィーが降りてくる。


「ゼノ、レオ、次の指示を伝えに来たよ」


 挨拶をすることもなくフィーは二人に指示を出すと、黒の工房の技術者たちが西風の団員たちを使って、輸送船から大量の人形兵器や武装を運び出していく。


「次はあれを売りさばけばええんやな?」

「それと武装のテストもだろう。黒の工房製の武装はいつ見ても見事なものだ」

「詳しい任務の内容は記録結晶に入ってるから。黒の工房のため――ってゆうか博士のために誇りを持って任務に当たって。雑魚オス共の分際で博士の役に立てるなんて光栄なんだから」

「了解だ。それにしてもフィー……改めて昔とは見違えたな」


 レオニダスは幼い頃のフィーを思い出しながらしみじみと呟いた。


「ふふ、当然かな。今のわたしは雌奴隷として優れたオスに隷属して尽くすっていうメスの本懐を果たせてるからね」

「そうか……フィーを立派にしてくれた博士には感謝せなあかんな」

「団長も今頃喜んでおられるだろう」


 完全に暗示にかかってフィーの操り人形になっている二人は、今の言葉を本心から発している。


「ところでさ……団員たちが相変わらずわたし達をエロい目で見てくるんだけど?」


 フィーの言葉にゼノとレオニダスがピクっと震えて、他の団員たちが震えあがった。


「お前たち……フィーに色目を使うとはいい度胸だな」

「これは訓練を倍にして性根を叩き直す必要があるみたいや」


 ルトガーほどではないにせよ二人もフィーの事を娘のように思っている。かつてパンタグリュエルでリィンに忠告をしたように、団員たちにも殺気を向けていた。

 彼らは二人に恐怖しながら急いで物資の引き取りを済ませていく。

 だが彼らがフィー達をそう言う目で見てしまうのも仕方のないことだった。

 暗示を使わずに黒の工房へ正式に加入しているのは容姿が優れている女性のみであり、博士の調整によって美しさや色気が格段に上がっている。

 色気のない黒の作業着を着ており、機体の整備などで汗をかき汚れてしまっている技術者たちでさえ非常に魅力的であり、オスにとっては今すぐにでも押し倒したいと思えるメスばかりなのだ。

 そしてフィーは博士の調整を何度も受けて身体も女性的に成長している。

 フィーが抜けてから新しく入った団員たちにとっても、幼い頃のフィーを知っている古株たちにとっても、フィーは極上のメスに育っているので、彼女も性的な目で見られてしまうのは当然と言える。

 自分が性的な目で見られている事はフィーも気付いており、彼女はむしろその視線を楽しんでいた。


「確かに博士の女になって身体は一気に育ったから、エロい目で見られても仕方ないよね♡ 色気もどんどん増してるし胸もまた大きくなった♡ 博士曰く揉み心地もチンポの挟み心地も抜群での胸で、雌奴隷に相応しい体なんだって♡」


 フィーが団員たちを挑発するような笑みを浮かべながら自分の胸を揉みしだく。

 服の上からでもわかる大きな胸が形を変えて、団員たちは目が離せなくなった。


「でもわたしの体はぜんぶ博士だけのモノだから触らせてあげない♡ 触っていいのは世界で最も優れたオスだけ♡ 博士だけがわたしの身体を自由に使って、子宮に遺伝子を好きなだけ注ぎ込める♡ ここに来る前に博士の調整をたっぷり受けてきたから、子宮には博士のつよつよ精子がみっちり詰め込まれてる♡ ふふ、雑魚オスの皆には絶対に無理だよね」


 胸を揉み子宮の位置を撫でながらフィーが団員たちを挑発する。

 団員たちはフィーという極上のメスが欲しいのに触れることが出来ない事を悔しがり、そしてフィーを好きにできる博士への嫉妬で狂ってしまいそうだった。


「おい……さっさと済ませんかい」


 ゼノが団員たちを急がせるが、彼とレオニダスもフィーを一匹のメスとして見てしまっていた。

 物資の運び出しが終わって飛行船が飛び立つ準備が終わると、フィーは別れを惜しむことなく飛行船に乗り込んだ。


「それじゃあとはよろしく。これからも二人みたいな存在価値のない雑魚オスでも博士の役に立てて上げるから感謝してよね」

「ああ、フィーも気張りや」

「体調には気を付けると良い」


 西風の団員たちに見送られて黒の工房の輸送船が飛び立つ。

 ゼノとレオニダスを含む西風の団員たちは、今夜必ず自分をオカズにオナニーするのだろうと思いながら、フィーは博士のために次の任務に向かう。

 やることはいくらでもあり非常に忙しいのだが、フィーと黒の工房の女たちは忙しくも充実した、メスとして最高に幸せな日々を過ごしているのだった。

Comments

盟主が医者に倒れたかどうかはまだ分かりません。www いつものように素晴らしい章でした!

Mura


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