知らぬ間に、雪ノ下雪乃は奪われている。
Added 2025-07-03 01:30:21 +0000 UTCこちらの続きです。
奉仕部の部室で雪ノ下雪乃は椅子に座って人を待っていた。
いつもの彼女ならば読書でもしているのだが、今の雪乃は何もしないで待ち人を待っている。
今日は奉仕部の活動が休みなので他の部員は誰も来ない。雪乃にとってはそれが逆に都合が良かったので、彼女はここに待ち人を呼んだのだ。
部室のドアがノックされると、雪乃は「入ってきて」と返事をする。
「雪ノ下さん、用事というのはなにかな?」
「呼び出して悪かったわね葉山君」
雪乃が待っていたのは葉山隼人だった。自分から呼び出したにもかかわらず紅茶を出そうともしないどころか、席に着くように勧めたりもしない。
葉山が近づいてくると警戒心を高めながら立ち上がると、自分からも葉山に近づいていく。
「それで、なんの用かな?」
「単刀直入に聞くけど……以前の休日はどこで誰と何をしていたのかしら?」
以前の休日に雪乃は八幡とデートをしていたのだが、その際に葉山を見かけたのだ。
しかも結衣、いろは、小町、沙希も一緒であり、女性陣は葉山に恋をしているような雰囲気だったので気になってしまったのだった。
「この前の休日? ……ああ、なるほど。雪ノ下さんに見られちゃったのか。だったらわかるだろう? 結衣、いろは、小町、沙希の4人とデートをしてたんだよ」
葉山があっさり認めてしまったので雪乃が驚愕する。
「デートですって? あんなに大人数で……?」
「その通りだよ。雪ノ下さんは知らないだろうけど、結衣たちは全員俺の女になったんだ」
「……貴方がそんなバカなことを言う男だとは思っていなかったわ」
葉山が女性に人気があるのは雪乃も知っているが、4人同時に付き合えるとは思えない。
しかし葉山はスマホを操作すると画面を雪乃に見せつける。それを見た雪乃は自分の目を疑った。
そこには裸の結衣が騎乗位で腰を振っている写真が写っていたからだ。
「う、うそでしょう……?」
「嘘じゃないさ。他にも見てみるといい」
葉山は次々と写真を見せていく。
後背位で犯されているいろは。パイズリフェラで精液を飲んでいる沙希。大人向けの下着を着て葉山を誘っている小町。
これらの写真は葉山がセックスの最中に撮影したものや、女性陣が葉山を誘惑するために送ってきたものだ。
更に動画なども存在していたので、葉山は雪乃にそれを見せつける。
『んひいいいっ♡ ふあっ♡ ああああっ♡ すごいっ♡ 隼人君のおちんちん気持ちいい♡ ふああああっ♡ んああああっ♡ もう何回もしてるのにすごく大きいままっ♡ ああっ♡ ひあああっ♡』
『結衣も相変わらずすごいな。他のみんなはもう気絶したのに、結衣だけは最後まで俺に付き合ってくれるから助かるよ』
『ふあああっ♡ 嬉しいっ♡ もっとあたしで気持ちよくなって♡ あああっ♡ 好きっ♡ 隼人君好きっ♡ 大好きっ♡ ふわあああああああああああっ♡』
動画では裸の結衣が騎乗位で腰を振っていた。
画面の隅でいろはと沙希が倒れているのも見える。
「ゆ、由比ヶ浜さん……」
動画の結衣は普段の結衣とは別人と言ってもいい表情だった。
葉山に愛を叫びながら腰を振り、快楽に溺れてイキまくっている。
結衣だけではなくいろは、沙希、小町たちがセックスをしている動画もあり、全員が葉山に愛を叫びながらセックスをしていた。
(あ、あり得ないわ……私は悪い夢でも見ているの? そ、それに葉山君のペニス……比企谷君のとは違い過ぎるじゃない……)
雪乃は写真や動画に映っている葉山の肉棒を見て、その大きさに驚愕していた。
八幡と付き合っており初体験も済ませているので、彼のモノを見たことはあるのだが、葉山の肉棒は八幡の倍以上は大きい。
葉山の肉棒、そして女性陣の淫らな表情や声に驚きつつ、雪乃は無意識のうちに興奮して頬が赤くなっていた。
その事に当然葉山は気付いており、ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながら声をかける。
「彼女たちが俺を好きでいてくれる以上なんの問題もないだろう?」
「そ、そんなわけないでしょう! 一人の女性と真摯に付き合うなら何も言わなかったかもしれないけれど、こんなふしだらで不誠実な関係を認めるわけにはいかないわ。由比ヶ浜さん達との関係を解消して」
「そんなことを言われても困るな。彼女たちは全員大切な俺の女だし誰一人手放すつもりはないよ。とはいえ雪ノ下さんを敵に回すのは怖いな……なら俺と取引をしないか?」
取引という言葉に雪乃が反応する。
何の見返りも無しに葉山が関係を解消するとは思っていなかったので、何かしらの要求をされることは察していたのだ。
「……どんな取引を望むのかしら?」
「簡単だよ。もうすぐ夏休みが始まるだろう? 終業式から7月いっぱいの間、俺と同棲してほしいんだ。その間は家事をこなしてもらうのと……もちろん性欲処理にも付き合ってもらう」
最悪の想像が当たってしまい雪乃は内心焦り始める。
「性欲の処理ですって……」
「俺がみんなを呼び出さないように雪ノ下さんに相手をしてもらわないとね。ああ、その間は雪ノ下さん以外の誰にも手を出さない事を約束するよ。それと期間が終わって雪ノ下さんが許可をしてくれない場合は、みんなとの関係を完全に解消する」
「それは……つまり期間が過ぎて私が由比ヶ浜さん達との関係を絶ってほしいと言えば二度と会わないという事?」
「同じ高校だから会わないのは難しいけど、呼び出してセックスしたりはしないよ。もちろん向こうから誘われてもしっかりと断る。これでどうかな?」
雪乃はあまりにも自分に有利な内容を怪しんでいた。
身体を許すのは苦痛でしかないが、期間が過ぎれば結衣たちと葉山を完全に引き離すことが出来るのだから。
(由比ヶ浜さん達を失うのが惜しくないというの? いえ、代わりの女性がいくらでもいるということかもしれないわね。身体を許すなんて嫌だけど……これ以外に手段はないわ。終業式からということは10日間くらいかしら。ごめんなさい比企谷君)
雪乃は内心で八幡に謝ると、意を決したように顔を上げた。
「わかったわ。その条件を飲みましょう」
「それは良かった。なら終業式が終わったらそのまますぐにうちに来てくれ。比企谷には適当に言い訳しておいてくれよ」
「ええ……あなたこそ約束は守りなさい。もしも破ったら承知しないわ」
葉山はわかってると言い残して部室から出て行き、雪乃は結衣たちのための取引とはいえ八幡以外の男に身体を許すことになったことで、彼への罪悪感でおしつぶされそうになっていた。
◇
取引が決まってから雪乃はずっと不安な日々を過ごしていた。
他に何か方法はないかと考えても何も思い浮かばずに、あっという間に終業式の日になってしまう。
「雪ノ下……何かあったのか?」
「え?」
終業式が終わって奉仕部の部室で八幡と簡単な片付けをしていると、突然彼に声をかけられる。
「どういうことかしら?」
「いや、最近なんだか思いつめたような顔をしている事が多いからな。今も沈んだ顔になってたっつーか……」
「貴方よりはまともな顔をしていると思うのだけど」
「そりゃそうだけどよ」
クスクスと笑って雪乃はごまかしたが、八幡が自分の変化に気付いてくれたことに嬉しさを感じていた。
「そういえば比企谷君。夏休みだけど……実は家の用事でやることがあって、7月いっぱいは会えそうにないのよ。多分連絡もできないかもしれないわ」
「そうなのか? まあお前んちは色々ありそうだから仕方ないか……8月はどうなんだ?」
「8月は大丈夫だから安心しなさい。さてと、それじゃあ私はそろそろ帰るわね。鍵はお願いできるかしら?」
「あ、ああ……」
二人は部室から出ると鍵を閉めて、雪乃が八幡に鍵を預ける。
「それじゃあ比企谷君……さよなら」
「ああ。家の用事ってのは何だか知らんが頑張れよ」
二人は部室の前で別れる。
雪乃はとうとうこの時が来てしまった事を自覚しながら、重い足を何とか動かして帰宅する。
自宅についた雪乃は制服から私服に着替えようとしたが、その前にインターホンが鳴ったので対応した。
そしてすぐに葉山が部屋までやってきたのだった。
「雪ノ下さん、今日からよろしく頼むよ」
葉山は着替えなどの荷物を持ってきている。同棲するという取り決めだったのだが、その場所は雪乃の部屋で行われる事になったのだ。
「いらっしゃい。本当は貴方なんて入れたくないけれど仕方がないわね」
「雪ノ下さんの部屋の方が誰にも見られる心配はないだろう? なんなら今からでも場所を変えようか?」
「……結構よ」
八幡以外の男を招くなど嫌なのだが、自分の部屋の方が誰かにバレる可能性が低いというのは葉山の言う通りだった。
家事をするにしても掃除の仕方なども手慣れているし、食事も二人分くらいなら大きな手間ではない。
最低限のやり取りだけして空き部屋に押し込めておこうと考えていた雪乃は、そちらに葉山を案内しようとする。
「ついてきなさい。使っていない部屋があるから葉山君はそこを使って。言われた通り家事をこなすけれど――きゃっ!?」
空き部屋に案内しようと思っていた雪乃は突然背後から葉山に抱きしめられた。
お互いに制服だが葉山は雪乃のブレザーのボタンを外すと、ワイシャツのボタンも外して隙間に手を入れる。
右手で雪乃の控えめな乳房をブラジャーの上から揉みしだき、左手はスカートの中に入れて内ももを撫で始めた。
「んっ! や、やめなさい! いきなり何を――んっ! ああああっ! は、離して! ひあっ!」
「いきなりもなにも、ここにいる間は雪ノ下さんが俺の性欲処理をしてくれるんだろう? ここに来るまでの間ずっと我慢してたから、今すぐに相手をしてもらうぞ」
「ふ、ふざけないで! まだシャワーも浴びていないのに――んっ! ふあああっ!」
八幡とセックスをする時はお互いにシャワーを浴びてからベッドでしているので、制服のまま始めるなど雪乃は想像もしていなかった。
だが逆らえば取引が無くなるかもしれないと思った雪乃は、抵抗する力を緩めて葉山を受け入れ始める。
「ま、待ちなさい! 条件は覚えているわよね?」
「もちろん。避妊はしっかりとすること。それとキスは性欲処理に含まれないから禁止だろう? これも俺の方からは破るつもりはないよ。もちろん雪ノ下さんがしたいなら大歓迎だ」
「はぁ……はぁ……ありえないわ……んっ! ふあああっ! 胸は――ひあっ! んああああっ!」
葉山はワイシャツの隙間から雪乃の乳房を揉んでいたが、ボタンを全て外して前を開けさせる。
ライムグリーンの可愛らしいブラジャーを上にめくりあげると、彼女の生胸を右手で揉みしだいていく。
「結衣と比べればかなり小さいけど感度は悪くないな。比企谷とヤリまくっているのか?」
「ふあっ! んっ! 貴方には関係ない――わっ! ひあっ! んああああっ!」
同学年の結衣と沙希に比べて雪乃の乳房は非常に小さいが、掌と指を押し付けると確かな柔らかさが存在する。
絹のような触り心地なので撫でているだけでも楽しめる事に加えて、雪乃が甘い声を漏らすので葉山は胸を重点的に責める。
雪乃は壁に手を突いて足をガクガクさせながら葉山の愛撫を受け入れていた。
八幡とは全く違う手付きに戸惑ってしまうが、同時に八幡に触られるよりも気持ちよくなってしまう自分に戸惑っている。
「んひいいっ! ふあっ! どうしてこんなに――んっ! んあっ! あ――ふわああああああっ♡」
乳首を指で摘ままれると、びくんっと体を震わせて雪乃が甘イキしてしまった。
「はぁ……♡ はぁ……♡ う、嘘でしょう……んっ♡ どうしてこんなに……あんっ♡」
「雪ノ下さんは感じやすいんだな。比企谷に開発されたんだと思うと嫉妬するよ」
「ん……そ、そうね。比企谷君に散々開発されているから、貴方みたいな最低で下手な男に触られても感じてしまうみたい」
雪乃は挑発するよう笑みを浮かべているが、内心では大混乱に陥っていた。
そもそも八幡と一線を越えたと言ってもヤリまくっているというわけではない。なによりお互いに処女と童貞だったので、セックスが上手くできるわけがなく、まだ手探りといった段階だ。
男の手で絶頂したのですら今が初めてであり、どうして葉山に触れられてこんなに感じてしまうのかが理解できない。
(そういえばあの写真や動画では……)
写真や動画で結衣たちは見た事もない顔で気持ちよさそうに喘いでいた。
葉山と八幡ではセックスのテクニックが違い過ぎるという事なのかもしれないと感づいた雪乃は、葉山によって壁に手を突いたまま尻を突き出した体勢にさせられた。
「な、なにを――んっ♡ ま、まさかこんなところでするつもりなの!?」
「当たり前だろう。言われた通りゴムはしてある」
「ダ、ダメ――ふあああっ♡ まだ、準備が――んぎっ♡ あ――んひいいいいいいっ♡」
葉山が雪乃のスカートをめくってショーツをずらしながら挿入すると、メリメリッと鈍い音が雪乃の脳天まで響いた。
壁に手を突いての立ちバック。しかも制服を着たままのセックスなど雪乃にとってありえないのだが、それ以上にありえないものが自分の中に入ってくる。
(お、大きいっ♡ なによこれは――ああああっ♡ 比企谷君のとはぜんぜん違うわ♡ ふあっ♡ ああああっ♡)
処女喪失よりも遥かに大きな痛みに襲われているのに、甘い痺れも同時に感じて身体が悦んでしまう。
「んああああっ♡ ま、まだ入ってくるっ♡ もう入らない――ひああああああああああっ♡」
肉棒が奥までたどり着いた瞬間、雪乃は天井を仰いで絶叫してしまった。
葉山の肉棒は八幡では届かなかった子宮口まで簡単にたどり着いてしまっている。
「おいおい、いくら何でも声を出しすぎだぞ。タワマンだから防音がしっかりしてると思うけど苦情が来たらどうするんだ。とはいえ……くっ! これが雪ノ下さんの中か。ゴム越しなのに気持ちよすぎるな……悪いけどすぐに動くぞ」
「ダ、ダメ――んぎっ♡ ひあああっ♡ ふあああっ♡ 動かないで♡ あああっ♡ ひあああっ♡」
葉山は雪乃の乳房を両手で揉みしだきながら腰を打ち付けていく。
ゴム越しとはいえ前々から目を付けていた雪乃の膣内をようやく堪能できたので、最初から高速ピストンで膣内をかき回していく。
八幡とは比べ物にならないほどの巨根で激しいセックスをされて、雪乃は髪を振り乱しながら悶えていた。
「ふああっ♡ んひいいいっ♡ こ、壊れるっ♡ す、少し落ち着きなさい♡ みっともない――んあっ♡ ひぎいいいいっ♡」
「雪ノ下さんを抱いてるんだから落ち着けるわけがないだろう。それとも比企谷はこんなにいい体を前にしてもいつものように濁った目で平然としてるのか?」
「か、彼のことは言わないで――んああっ♡ ひあああっ♡」
葉山は雪乃の乳房をさらに強く揉みながら、ピストンの速度も上げていく。
(あ、ありえないわ♡ 身体がバラバラになりそうなのに――あんっ♡ き、気持ちいい♡ それに、胸の触り方も――ふあっ♡ 私の弱いところを探ってる♡ あんっ♡ ひあああっ♡)
葉山はまさしく性欲処理としか言えないようなセックスをしており、雪乃の身体を自分勝手に使っていた。
しかしそれでも八幡よりテクニックは上なので雪乃は感じてしまい、膣内の弱い部分を探られているような感覚もある。
そもそも中に入っている肉棒自体が別物なので、今まで感じた事のない快楽に襲われて雪乃はイキそうになっていた。
(ふあああっ♡ ま、まさか初日からこんなに感じてしまうなんて――あんっ♡ この男の事を侮っていたわね……んっ♡ け、けれど……身体はともかく心は――!)
認めたくはないがこの短い時間で葉山が八幡よりもセックスが上手いことは明らかだ。
そもそも処女だったのであろう結衣などをあそこまで乱れさせたのだから、自分も同じようになってしまうかもしれない。
しかし身体を好きに弄ばれても心までは屈しないという意志をこめて、雪乃は犯されながらも振り向いて葉山に鋭い視線を向けた。
「んひいっ♡ あんっ♡ せいぜい猿のように腰を振ればいいわっ♡ ひあっ♡ ああああっ♡ んああっ♡」
「流石は雪ノ下さんだ。それじゃあまずは一発出しておこうか」
肉棒が一回り大きくなって震え始めると、雪乃は本能的に射精が近いことを理解した。
葉山は雪乃の両手を掴んで壁に押し付けると、自分の身体と壁で雪乃を押しつぶしながらフィニッシュに向けて駆け上がる。
「あんっ♡ んひいいっ♡ んぎっ♡ ああああっ♡ 中で膨らんで――ふわああああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「ふあああああっ♡ あ、熱いっ♡ あああっ♡ んひいいいいいいっ♡」
雪乃の子宮でコンドームが広がり、ゴム越しとは思えないほどの熱さを子宮で感じながら雪乃が絶頂した。
八幡とのセックスでは絶対に感じることのできない快楽に襲われ、視界が真っ白になって何も考えられなくなる。
雪乃は喘ぎ声すら失って甘い吐息しか漏らせなくなるが、それが葉山を興奮させて射精を促している。
射精が終わるまで葉山は腰をグイグイと押し付けて、最後の一滴まで気持ちよく射精することが出来た。
「あ――んひっ♡」
葉山が肉棒を抜くと雪乃は壁を伝ってズルズルとその場に崩れ落ちてしまった。
「はぁ……♡ はぁ……♡ こんなところで、するなんて……♡」
「まだ終わりじゃないぞ。早くコンドームを変えてくれ」
「え――ひっ!? ど、どうして大きいままなのよ……♡」
八幡の肉棒は一度出せば終わりだというのに、葉山の肉棒は雄々しく勃起したままだ。
しかもコンドームの先端には精液がたっぷり詰まっている。精液の量は八幡の倍どころか三倍はありそうだ。
「う、嘘でしょう? 男の人は一度出したら終わりのはずよ……」
「比企谷と俺を一緒にしないでくれ。それに一度しか出せないような弱い男が、結衣たち全員を相手にできるわけがないだろう。早く交換するんだ。相手をしないというなら取引不成立ということで――」
「わ、わかっているわ!」
雪乃は慌てて葉山の肉棒からコンドームを外す。ずっしりとした重さを持つそれの端を結んで床に置くと、葉山から渡されたコンドームを開封して装着していく。
(XLサイズ……比企谷君はSサイズだったのに……いえ、関係ないわ。いくら身体を汚されても、私の心は比企谷君のものよ)
コンドームをつけると雪乃は強い意志が籠った目で葉山を見上げる。
(やっぱり一度抱いただけじゃだめか……時間はたっぷりあるんだから焦らず俺のモノにしていこう)
葉山は雪乃が今からどう変わっていくのか愉しみに思いながら、もう一度彼女の中に挿入するのだった。
◇
同棲生活二日目。
葉山は雪乃の部屋で目を覚ましたが、雪乃がいない事に気付いた。
「一緒に寝たはずなんだけどな……」
昨日は夜遅くまで雪乃の身体を堪能した。その証拠と言わんばかりに室内には使用済みコンドームが散らばっており、いやらしい匂いも充満している。
雪乃が力尽きて失神した際に葉山も彼女を抱いて眠ったのだが、今は彼女の姿が見えない。
葉山はボクサーパンツだけを履いた状態で部屋の外に出ると、リビングの方からいい匂いがしてきたのでそちらに足を運ぶ。
そこには雪乃がいて、すでに美味しそうな朝食も並べられていた。
「おはよう雪ノ下さん。これは俺のために作ってくれたのか?」
「……そういう取引でしょう。洗い物を済ませたいから早く食べて」
雪乃はむすっとした顔でおはようすら返してくれない。
葉山に食べるように促しているが、彼女は席につかず壁にもたれ掛かっている。
「雪ノ下さんは食べないのか?」
「もう済ませたわ。あなたと一緒に食事をするなんてごめんよ。取引内容には一緒に食事をするなんて規約はないわよね」
雪乃がプイっとそっぽを向く。どうやら彼女は本気で葉山と食事をするのが嫌のようだ。
葉山は朝食を取りながら雪乃をじっくりと眺めていく。
(部屋着……じゃないな。明らかに余所行きの服だ。俺のために着てるわけでもないか)
雪乃の身体からは昨日のセックスの痕跡が完全に消えている。
おそらく葉山が目覚める前に起きて、一人でシャワーを浴びて着替えたのだろう。
そして服装は部屋で着るようなラフなモノではなく外に出かける時のような服。それもデートで着るようなものではなく、少し外に出かける時に着るような服だ。
オシャレをした姿を葉山に見せたいのではなく、部屋着のような油断した姿を葉山に晒したくないのだろう。
セックスをしたからと言って仲良くなれたわけでもなければ堕とせたわけでもない。自分と雪乃の間にある明確な壁を感じることが出来た。
「なによ……ジロジロ見ないでくれるかしら」
「いや、暇そうにしているならチンポをしゃぶってくれよ」
「……は?」
「聞こえなかったのか? これも性欲処理の一環だ。朝フェラで起こしてもらえなかったからイライラしっぱなしなんだ」
葉山の肉棒は完全に勃起しており、ボクサーパンツの上から形がくっきりと浮かび上がっている。
雪乃はあきらめたように彼の正面にしゃがむと、パンツを下げて肉棒を露出させた。
「う……ひどい匂いね。昨日あんなにしたのにこんなに硬いなんて……節操がない男は嫌いよ」
「朝のシャワーをまだ浴びてないからな。この後浴びるから雪ノ下さんが手伝ってくれ」
「お断りよ。昨日あなたがいろんなところで盛ったから、すぐに掃除をしなくてはいけないの」
「全くつれないな。それならう今はフェラをしてくれ」
「ん――れろぉ……ちゅうう。じゅるるううう」
雪乃は右手で髪をかき上げると葉山の肉棒に舌を這わせていく。
(まだ比企谷君にもした事がないのに……彼を喜ばせるために色々と学んだことを、葉山君相手に使うことになるなんて思っていなかったわ)
八幡に奉仕したかったがその想いはかなわず、雪乃はいやいやながらも葉山の肉棒に奉仕していく。
極上の美少女がフェラチオをしているという状況だけでも葉山は興奮するのだが、テクニックの方は残念ながらまだまだだった。
いくら雪乃は物覚えがいいと言っても知識だけではどうにもならないのだろう。
(まぁいい……まだ同棲は始まったばかりだ)
葉山は自分の肉棒をいやいや舐める雪乃の反応を楽しみながら、彼女の用意してくれた朝食を食べるのだった。
◇
同棲生活五日目。
雪乃朝起きると葉山の朝食を用意して、彼の食事が済むと後片付けをして掃除を始めた。
葉山は今シャワーを浴びており、雪乃は一人の時間を過ごすことが出来ている。
「はぁ……全く、毎日何回するつもりなのよ。葉山君がこんな男だったなんて……」
雪乃はこの五日間朝から晩まで葉山とセックスをしていた。
寝室、浴室、リビング、キッチン、トイレ、廊下など場所も様々であり、もはや葉山とセックスしていない場所など存在していない。
「ふぅ……雪ノ下さん、シャワー終わったよ」
「そう……っ! ふ、服くらい着なさい!」
シャワーが終わった葉山が濡れた髪をタオルで拭きながら全裸で戻ってきた。
勃起していないにもかかわらず八幡より大きな肉棒がだらりと垂れ下がっており、雪乃はチラチラとそれを見てしまう。
「どうせすぐにするんだから服なんて着る必要はないだろう? そう言えば雪ノ下さん、今日は部屋着なんだな」
「……悪いかしら?」
雪乃は当初余所行きの服を着ていたが、今日は普段から部屋で過ごすようなラフな格好だった。
服を駄目にされたくないという理由は表向きであり、雪乃は無意識のうちに葉山と過ごすことに対してストレスを感じなくなっている。
今も文句を言いながらも掃除を中断して、葉山のためにブラックコーヒーの用意を始めた。
葉山は裸のまま背後から雪乃を抱きしめると、服の上から乳房や尻などを撫でまわしていく。
「あんっ♡ ちょ、ちょっと――んっ♡ 離しなさい……♡」
セクハラをされても雪乃は抵抗しない。それどころかうっとりした表情になり、葉山の手を全く拒んでいないのがわかる。
葉山は正面から雪乃をまっすぐに見つめると、彼女を抱きしめて顔を近づけていく。
なにをされるのかわかった雪乃は慌てて顔を背けようとしたのだが、なぜか顔が動かなくて目を閉じてしまった。
「ん――ちゅ♡」
二人の唇が重なる。キスは禁止だったはずなので雪乃は葉山を突き飛ばそうとするが、力が込められていないので手を胸板に添えているだけになっていた。
十秒ほどして二人の唇が離れると、雪乃はキスをされただけなのに蕩けきった表情になっている。
「キ、キスは禁止だと言ったでしょう。これは契約違反よ」
「雪ノ下さんが避けなかったから許可してもらえたと思ったんだよ。今日からはキスも解禁だ。それともキスをするためだけに結衣たちを呼ぼうか? 彼女達ならそれだけでも喜んでくるぞ」
「も、もう……仕方がないわね♡」
特に大きな理由もないのになし崩し的にキスを受け入れてしまったことで、雪乃は八幡への罪悪感が大きくなる。
(ごめんなさい比企谷君……でもこれ以上は絶対に許さないわ。心も体も、これ以上は葉山君に明け渡さないから……!)
その日からキスが解禁されて、雪乃はさらに変化していくことになる。
◇
同棲生活最終日。
葉山はもはや眠りなれたベッドで目を覚ました。昨日一緒に眠った雪乃は隣にいないのだが、その代わりに下半身に強い刺激を感じる。
「れりゅううう♡ じゅるるうう♡ ちゅっ♡ じゅるるうう♡ はぁ……♡ おはよう葉山君♡ ちゅ♡ れりゅううう♡ すぐに射精させてあげるわ♡」
「おはよう雪ノ下さん……うっ!」
葉山が起きると雪乃が朝フェラで奉仕をしていた。
彼女は葉山の巨根を根元まで咥えており、手コキと玉揉みで奉仕をしている。
極上の美少女の朝フェラで起こされるという最高のシチュエーションを堪能する暇もなく、葉山は射精感がこみあがってくる。
「く――でるっ!」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「んむううううううっ♡ んぶううううううううううううっ♡」
寝起きの特濃精液がたっぷりと雪乃の口内に放たれる。
喉に絡みつくそれを美味しそうに雪乃は全て飲み込んでいき、尿道に残った精液まで綺麗に吸い取った。
射精して頭がすっきりした葉山は、お掃除フェラをしている雪乃の頭を撫でる。
「朝フェラで起こしてくれるようになったのは嬉しいよ」
「れろぉ♡ じゅるるうう♡ 性欲処理はするという取引だから仕方ないでしょう♡ ちゅうう♡ じゅるるううう♡ はぁ……♡ 綺麗になったわ♡」
「それじゃあシャワーを浴びに行こうか」
二人は一緒に寝室を出ると浴室に向かった。
初日の雪乃は葉山よりも早く起きてシャワーと朝食の用意を済ませていたのだが、ここ数日の雪乃は葉山が起きる少し前まで彼に抱かれて一緒に眠っている。
そしてフェラをしながら起こした後は、一緒に汗を流すためにシャワーを浴びるのだ。
もちろんただシャワーを浴びるだけではなく、二人はシャワーを浴びながら抱きしめあってキスを始める。
「ちゅっ♡ れりゅうう♡ じゅるるうう♡ あん♡ 身体が洗いにくいわよ♡ 当たり前のようにキスもしてきて……ちゅっ♡ れろぉ♡ いい加減にしてほしいわ♡ ふあっ♡ あんっ♡」
「お互いの身体で洗えばいいじゃないか。それに、こっちの方もよろしく頼むよ」
「さっき出したばかりじゃない……♡ ちゅっ♡ れりゅううう♡」
葉山は雪乃を抱きしめてキスをしながら、彼女の子宮の位置に肉棒をグリグリと押し付ける。
雪乃は手コキで葉山の肉棒を扱き、葉山は指で雪乃の秘部をかき回していく。
キスをしながらの相互愛撫でお互いを気持ちよくしながらシャワーを浴びて、二人は同時に絶頂へ駆け上がっていく。
「あんっ♡ ピクピク震えているわよ♡ ちゅうう♡ 手だけで射精させられるなんて恥ずかしくないのかしらね♡」
「雪ノ下さんが上手くなったんだよ。最初の頃はフェラでもイカせられなかったのに、今では手コキでイカされるなんて驚きだ」
「貴方の弱点なんてお見通しよ♡ はやく出してちょうだい♡」
雪乃は自分から背伸びをして葉山に唇を重ねながら、乳房を胸板にこすりつけて柔らかさを伝えていく。
手コキもただ動かすだけではなく掌で亀頭を擦ったりカリ首を刺激したりして、葉山の肉棒に的確に刺激を与えていた。
最初の頃は下手だったのだが、元々雪乃は物覚えが非常によく飲み込みも早いので、今では葉山の女に勝ると劣らないほどのテクニシャンになっている。
「んあっ♡ 私の手の中で震えて――んっ♡ は、早く出しなさい♡ んあっ♡ ふあああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「ひあああっ♡ あ、熱い……♡ んむっ♡ んううううううううっ♡」
雪乃は手コキで葉山をイカせることが出来たが、指で秘部をかき回されていたので自分も絶頂してしまう。
もはやセックス以外でもお互いにイキまくるというのは二人にとって普通のことだった。
「はぁ……♡ はぁ……♡ もういいでしょう。まだ朝食も作っていないのよ」
雪乃は奉仕を中断して葉山の身体を洗い始めた。
ボディソープをシャワーで流し、シャンプーまで済ませると二人は浴室から出る。
お互いの身体をバスタオルで拭き合うのも当たり前の光景であり、雪乃は少し恥ずかしそうな顔になっているが抵抗はしない。
その後雪乃はキッチンに向かい朝食の用意を始めるのだが、葉山は手伝うわけでもないのに彼女についていった。
「何度見てもいい光景だな」
「こんなものがいいだなんて男って本当にバカなのね」
雪乃は裸エプロンで朝食の用意をしていた。
料理の際だけではなく掃除などの家事をする際は絶対に裸エプロンになっている。これもここ数日で葉山の要望に応えた結果だ。
背中や尻が丸出しの美少女を前にして我慢することなどできない葉山は、当然のように雪乃にセクハラを開始する。
「あんっ♡ 料理中はやめなさいと言ったでしょう♡ ふあっ♡ あああっ♡ お尻に擦りつけないで♡ んあっ♡」
勃起した肉棒を雪乃の尻に擦りつけながら、エプロンに手を入れて乳房を揉みしだく。
控えめな乳房はすでに乳首が硬くなっており、指で抓ると雪乃は甘い声を漏らした。
「ふああっ♡ も、もう♡ くだらないことをしている暇があるなら食器でも用意しなさい♡ ふあっ♡ んっ♡」
「わかったわかった。これ以上は本気で怒られそうだし、続きは朝食が済んでからにしておくよ」
葉山はおとなしく離れて食器の用意を始める。
彼女が料理を作って彼氏が食器の用意をするような光景なのだが、雪乃は全く気付いていない。
その後雪乃が朝食を完成させたのだが、数は一人分ではなく二人分だった。
初日は一緒の宅につくのはあり得ないという態度だったが、今では三食を共に食べるようになっている。
そして彼女の服装も初日とは違い、余所行きの服ではなく裸にワイシャツを羽織っただけの格好だった。
パンツは履いているがボタンは全て開いており、白い肌や時折乳首も見えてしまう。
部屋着ですらない無防備どころかだらしないとも言える格好なのだが、雪乃は平然とその格好で食事を始める。
「……どうしたの? なにか食べられないものでもあったかしら?」
「いや、随分とラフな格好になったと思ってさ」
「貴方が服を汚すからでしょう。それなら汚れても大丈夫な服を着たほうがマシよ」
「てっきり俺のシャツが着心地がいいからだと思っていたよ」
「……ありえないわ」
雪乃が今着ているワイシャツは自分のモノではなく葉山の着ているモノだった。
いわゆる彼シャツというものなのだが、雪乃はもはやその程度ではなにも気にならなくなっていた。
朝の短い時間だけでも初日とは大違いであり、それだけ葉山に心を許して恋人同士のような空気を作っている事に雪乃は気付いていない。
「早く食べなさい。洗い物を済ませて掃除をしたいのよ」
「わかってる。今日は最終日だから後悔のないように楽しませてもらうよ」
「え? ……そ、そうね。せいぜい残りの時間を楽しむと良いわ」
葉山に言われてようやく雪乃は今日が取引の最終日だったことに気付いた。
(今日が最後……明日はやっと比企谷君に会えるのね)
その後の二人は今までの同棲生活と変わりないように過ごしていく。
洗い物を済ませて掃除を始めた雪乃に葉山がセクハラをする。
休憩ということで映画を見るが、その際に葉山は雪乃を抱き寄せているので第三者が見れば恋人同士にしか見えない。
恋愛映画の濡れ場に到達すると葉山が雪乃にキスをして、そのままソファで映画よりも激しいセックスに浸る。
そのまま二人は寝室に移動して長時間のセックスに及んでいた。
「ふあっ♡ んああああっ♡ まだ硬い――んっ♡ んひいいいっ♡ な、何回すれば気が済むのよ♡ もう夜――ふわああああああっ♡」
夜になっても二人のセックスが終わることはなく、雪乃は騎乗位で腰を振っていた。
寝室のベッドには使用済みコンドームが散乱しており、シーツは汗でびしょびしょになっている。
「雪ノ下さんだって楽しんでいるんだろう? それに体力がないって言ってた割には、俺に付き合ってくれるじゃないか」
「ひあああっ♡ んああああっ♡ そ、それは――んっ♡ 私が相手をしないと、由比ヶ浜さん達の所に行くんでしょう♡ だ、だから仕方なく――ふあっ♡ んああああっ♡」
雪乃は騎乗位で腰を振りながら絶頂してしまった。
葉山は体を起こすと動けなくなった雪乃を抱きしめて、対面座位でセックスを続行する。
「ちゅっ♡ れろぉ♡ じゅるるううう♡ あんっ♡ ひあっ♡」
「比企谷はこんなにできないだろう? 満足できてるのか?」
「っ♡ あ、貴方の性欲が異常なだけよ♡ あああっ♡ それに比企谷君とする方が――んっ♡ ふああっ♡」
八幡とする方が気持ちいいと言いたがったが、最後まで言うことが出来なかった。
葉山とのセックスの方が気持ちいいということは、最初に抱かれた時に答えが出ているからだ。
二人は抱きしめあってキスをしながら絶頂に向けて駆け上がっていく。
恋人同士のようなセックスに雪乃も溺れてしまっており、自分からも積極的に葉山に抱き着いて舌を絡めていた。
「あああっ♡ すごいっ♡ また私の中で大きく――ふあっ♡ イクっ♡ イッちゃう♡ れりゅうう♡ じゅるるううう♡」
「オレももうイク――うっ!」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「ふああああっ♡ れりゅうう♡ じゅるるう♡ んむううううううううっ♡」
葉山がキスをしながら雪乃を抱きしめて精液を注ぎ込んでいく。
コンドームに阻まれてしまい子宮には一滴も届かないが、ゴム越しの熱さを感じながら雪乃は絶頂していた。
彼女はもはや何も考えることが出来なくなっており、葉山に抱き着いてお互いの唾液を交換し合うキスをしながら快楽に溺れている。
強いオスを求める一匹のメスに成り下がっている事に彼女自身気付いていない。
やがてねっとりとした唾液の糸を作って二人の唇が離れると、雪乃は蕩けきった表情で絶頂の余韻に浸っていた。
しかし自分を嫌らしい笑みで見ている葉山に気付くと、ハッと我に返ってプイっと目を背けてしまう。
(あと少し……比企谷君、あと少しよ……!)
雪乃が八幡の事を考えながら耐えている事、そして身体の方はとっくに堕ちている事は葉山にもお見通しだった。
葉山はその後の予定の事を考えながら雪乃の身体をたっぷりと堪能していき、ようやく勃起が治まったのはさらに数時間が経過した頃だった。
「はぁ……♡ はぁ……♡ も、もう……限界だわ……♡」
「ふぅ……ようやく満足できたよ。雪ノ下さんの体が気持ちよすぎて張り切りすぎたみたいだ」
「ありえないわ……朝からずっとしているじゃない♡」
葉山は仰向けに寝転がっており、雪乃は彼にぴったりと寄り添って足を絡めていた。
葉山に肩を抱かれながら控えめな乳房を押し付けており、右手で勃起しなくなった肉棒を緩やかに扱いている。
八幡ともした事のない恋人同士のピロートークだということに彼女は気付いていなかった。
「っと、そろそろ日付が変わるな」
「え? そ、そうね……取引は覚えているわよね?」
「もちろんだ。雪ノ下さんが許可してくれない限り俺は皆との関係を切る。それで、許可してくれるのか?」
「するわけがないでしょう。金輪際由比ヶ浜さん達と肉体関係を持たないで。当然私との関係も終わりよ」
「……わかった。だけど明日の朝までここで休んでいいかな?」
「……そのくらいなら許してあげるわ」
話している最中でも雪乃は葉山の肉棒を扱き続けている。
二人はそのままお互いの体温を感じあいながら眠りにつくのだった。
◇
「ん……あら? 葉山君は……?」
翌朝の雪乃が目を覚ますと、一緒に眠っていたはずの葉山がいなかった。
いったいどこに行ったのだろうと思いながら、彼女は床に投げ捨ててあったワイシャツに手を伸ばしてそれを羽織る。
葉山のワイシャツだがもはや着慣れており、無意識のうちに着心地の良さすら感じていた。
廊下やリビングなどはセックスの痕跡が残っており、あとで掃除をする必要があると考えていると、葉山が脱衣所から出てきた。
「あ――おはよう葉山君」
葉山からではなく雪乃の方から挨拶をすると妙なことに気付いた。
葉山は自分一人でシャワーを済ませており、服もしっかりと着ていたのだ。
昨日までの葉山ならシャワーは雪乃と一緒に済ませて、服もろくに着ていなかったので違和感を覚えてしまう。
「おはよう雪ノ下さん。昨日まで世話になったね。俺はもう帰るよ」
「え……」
「もう8月だからね。明日は比企谷とのデートなんだろう? 久しぶりのデートをしっかりと楽しんでくれ」
「い、言われるまでもないわ」
葉山はすでに荷物を纏めており帰り支度を済ませてある。
彼はそのまま玄関に向かうので、雪乃も見送るために彼シャツのまま彼についていく。
(これで終わり……ほ、本当に終わりなの?)
雪乃はこれで終わりだという安心よりも奇妙な物足りなさを感じていた。
朝のフェラチオ、キスをしながらのシャワー、裸エプロンで朝食を作り、彼シャツのまま葉山と過ごす。
今日もそんな一日が当然のように繰り返されるという認識が雪乃に植え付けられているのだ。
「それじゃあ雪ノ下さん。今日までありがとう。取引はしっかりと守るよ」
「え、ええ……」
葉山は何事もなかったかのようにあっさりと帰ってしまった。
雪乃はしばらくその場から動けなかったが、まずシャワーを浴びて朝食を済ませる。
葉山に食べさせる時はそれなりのモノを作っていたが、一人になると適当なモノで済ませてしまった。
その後掃除を済ませたのだがすぐに終わってしまい、急にやることが無くなってしまう。葉山がいれば性欲処理をするのでいくら時間があっても足りないので、時間を持て余すというのは久しぶりの感覚だった。
「葉山君――っ! い、いえ。彼の事なんてもうどうでもいいわ。明日はやっと比企谷君と会えるのだから……それに8日まで時間もないものね。色々と準備をしないと……」
明日は八幡とデートだというのに、雪乃の頭は葉山のことでいっぱいになっている。
雪乃はその日悶々とした気持ちを抱えたまま、葉山のワイシャツを着て過ごす羽目になるのだった。
◇
8月2日。葉山との同棲を終えて雪乃はようやく八幡と会えるようになり、久しぶりのデートに来ていた。
最愛の恋人と二人きりの時間を過ごすことが出来て嬉しい……はずなのに、雪乃の表情はどこか優れない。
それは当然八幡も気付いており、デートが始まった時からずっと気になっていた。
「雪ノ下……何かあったのか?」
「……え? ど、どうして?」
「ずっと上の空っつーか……パンさんグッズ見てる時もそんな感じだったから流石に気になってな」
「そうだったかしら? ごめんなさいね。少し体調が優れなくて……」
「な――それなら今日は中止の方が良かったかもな」
「い、いえ、そこまでひどいわけじゃないのよ。ただ……」
雪乃は何といえばいいのかわからなくなっていた。
昨日までの事を忘れたいと思っていたはずなのに葉山の事を考えてしまう。八幡とのデートは待ち望んでいたはずなのになぜか物足りない。
どうにかしてこの物足りなさを埋めたくて、雪乃はらしくないと思いながらも八幡の腕に抱き着く。
「ゆ、雪ノ下? いきなりどうしたんだよ?」
「その……7月は家の都合で会えなかったでしょう? そのせいで少し疲れていたのよ。だから、その……貴方に甘えさせてくれないかしら?」
「そ、それは……」
「今は外を色々と回るよりも、二人でゆっくりしたいのよ……わ、わかるでしょう?」
雪乃が頬を染めながら八幡を誘惑すると、彼の理性は簡単に砕け散ってしまった。
元々雪乃と会えなくて欲求不満だったのは八幡も同じであり、久しぶりに会った雪乃は今までとは比較にならないほど美しくなっているように見えるほどだった。
そんな彼女に誘われて我慢できるはずがない。自分は恋人なのだから我慢する必要はない。
そう思い二人はそのままホテルに直行した。
順番にシャワーを浴びてベッドに上がると、八幡は目をギラギラさせて雪乃を押し倒す。
「雪ノ下――いいよな?」
「ええ……きて♡」
押し倒された雪乃はいつもと違う八幡にドキドキしてしまう。
いつもは腐った目をしているのに今はオスの情欲が燃えている目をしているので、一人の女として求められている感じがして嬉しくなる。
八幡が手を伸ばすと雪乃は期待で心と体を震わせた。
「ん――え?」
しかしその期待は八幡が胸に触った瞬間に粉々に砕け散ってしまった。
「雪ノ下っ! 雪ノ下ぁっ!」
八幡は夢中で雪乃の胸を揉みしだきながら乳首を舐めている。
どんどん興奮しており何も考えられないといった様子だが、反対に雪乃の気持ちはどんどん冷めていった。
(こ、これはいったいどういうことなの? 全然気持ちよくないじゃない……え? 私は今、何をされているの?)
八幡の愛撫は葉山の愛撫と比べて何も感じないのだ。
本人は強く胸を揉んでいるつもりかもしれないが、葉山はもっと乱暴に揉んでいた。優しく揉むときも八幡のようにただ揉むだけではなく、雪乃の気持ちいい所を刺激していた。
それに比べると八幡の愛撫は児戯としか言いようがない。
(ん……胸だけで判断するのは……いえ、でもこれはいくら何でも……)
八幡は胸だけではなく秘部も指で弄っていくが、それも全く気持ちよくない。
「すげーな。かなり濡れてる……雪ノ下も待ちきれなかったのか」
「え、ええ……」
「これならもう良いだろ。入れるぞ」
雪乃の膣が濡れているのは確かだが、それは愛撫が始まる前からセックスに期待して濡れていたのだ。
これ以上八幡の愛撫を続けられるとカラダが冷めきってしまう恐れがあるので、雪乃は挿入しやすいように股を広げる。
(比企谷君の……あんなに小さかったかしら?)
コンドームを装着する際に八幡の肉棒を見るが、葉山の半分以下の大きさだった。
息を荒げる八幡とは裏腹に雪乃の心はますます冷えていき、挿入しようとする八幡をどこか他人事のように見つめている。
「い、入れるぞ雪ノ下!」
「ええ、来て……」
「く――は、入った……!」
二人は久しぶりに一つになったが、その瞬間に同時に違和感負おぼえた。
(ん……? なんだか前よりもあっさり入ったな。それになんだか――緩くなってるのか?)
八幡はキツキツの膣内がどこか緩くなっているような感覚があった。
しかし気持ちよくないというわけではなく、すぐに締め付けが強くなったので気のせいだと考え直す。
その思い違いは正しかったとでも言うように、今までのセックスよりも遥かに気持ちよかった。
「す、すげえ……気持ちよすぎる! 雪ノ下、こんなのすぐに出ちまう……!」
八幡は夢中で腰を振っているので、雪乃がどんな顔をしているのか気付いていなかった。
(これは……入っているのよね? 浅い部分をかき回されているような……)
葉山の半分以下の肉棒は、挿入してみると三分の一ほどの大きさしか感じられなかった。
入っているのかわからなくて膣をきつく締めるとようやく入っていると実感がわく。
全然気持ちよくないどころか浅い部分だけを中途半端に刺激されてだんだんとストレスが溜まってくるセックスだった。
「雪ノ下っ! もう出る――だすぞっ!」
「え? ま――んむっ!」
――ぴゅっ。
(あ……で、出てるの?)
八幡はあっさりと射精してしまった。
雪乃を抱きしめてキスをしながら、腰をグイグイと押し付けて余韻に浸っている。
まったく同じ行為を葉山にされたはずなのに、雪乃は気持ちよくないので絶望してしまった。
キスは唇を押し付けるだけで歯が当たってしまい萎えるのだが、八幡はそれに気づいていない。
射精までの時間が短いうえに精液の量も少ない。一番奥まで全く届かない。自分だけ満足して終わる最悪のセックス。
(葉山君って……本当にセックスが上手かったのね)
八幡はセックスが下手。オスとして弱すぎる。
葉山はセックスが上手。オスとして強すぎる。
雪乃は認めたくなかった事実を八幡とセックスをすることで確信してしまうのだった。
◇
八幡とのデートから二日が経過したころ、雪乃は八幡と会うことはせずに家に引きこもっていた。
今まで会えなかった分八幡に会いたいという気持ちはあるのだが、自分の現状を把握した結果無理だと思ったのだ。
「はぁ……♡ はぁ……♡ もう……我慢できないわ……♡」
雪乃は一目でわかるほど発情しており、朝から何度もオナニーをしていた。
おかずは八幡ではなく葉山とのセックス。彼が忘れていったワイシャツを着て、葉山とのセックスを思い出しながらオナニーをしている。
しかし葉山とのセックスほどの快楽も満足感も得られずに、オナニーをすればするほど欲求不満になっていく。
数日前までこの部屋で葉山と同棲していたせいで、部屋のあちこちに葉山とセックスをした痕跡が残っており、葉山の匂いも至る所に残っていた。
なので自宅で過ごすこと自体が葉山との生活やセックスを思い出す行為になってしまい、雪乃の頭はもう八幡ではなく葉山のことでいっぱいになっているのだ。
「うう……葉山君……!」
雪乃はとうとう我慢の限界を迎えると、スマホを取り出して葉山にメールを送った。
一言「会いたい」とだけ書かれたメールを送ると、返事が返ってきたのは20分後。オナニーを中断して内容を確認する。
「……え?」
メールの内容は会うのは構わない事、そして会う日付が記載されていた。
指定された日付を見て雪乃は驚いてしまう。
「その日は……♡ で、でも……♡ うぅ……葉山君……♡」
雪乃は驚き悩んだ末に了解のメールを送る。
その後彼女は葉山に抱かれることを待ちわびながら、欲求不満の身体をひたすら慰めるのだった。
Comments
もぉ~待ってました!!! ついにゆきのんまでいきましたねw 二日目五日目ときて、細かく変化の段階を描いていてわくわくしたんですけど、いきなり最終日になったのは 少しガクッ”!っとしてしまいましたw ですがなんか雪乃続がでそうなよかんで楽しみです!! だんだん下着や性格趣味が葉山染められていく描写楽しみに待たせていただきます!!!
名無し
2025-07-07 11:28:30 +0000 UTC