少女のつむぐ淫らな秘跡~クリス編~
Added 2025-05-29 23:29:39 +0000 UTCこちらの続きです。
アイリスの一人であり聖神官のクリスティン・ケトラは、用務員として働いている天使の私室に忍び込んでいた。
普段は優等生である彼女からは考えられないような行動であり、聖樹教会の聖神官としての衣装を身に纏った彼女はクローゼットの中をまるで泥棒のように漁っている。
そして目的のモノを見つけるとそれを眺めはじめたのだが、彼女の顔はみるみる赤くなっていった。
「……ま、まさかここまで過激な内容だなんて……」
クリスが手にしているのはかつてセシルとプリシラが描いた本だった。
あまりにも内容が過激すぎるのでお蔵入りになったのだが、それを天使が持っているという噂を耳にしてクリスは好奇心を抑えることが出来なかったのだ。
本の中では男女が激しく交わっており、セシルらしき少女が後背位で激しく犯されていた。
口元から涎を垂れ流して喘いでおり、まるで本当に犯されているような心情が伝わってくる。
「い、いくら何でも破廉恥すぎます! こ、これ以上見るのは――ちらっ」
本を投げ捨てて目を背けるが、クリスは無意識の内にチラチラと本を見てしまう。
気がつけば彼女はもう一度本を手に取って、じっくりと内容を読み始めていた。
「す、すごいですね……冥王様の寵愛を受けている時はこんな風にはならないので、創作物特有の表現だと思いますが……ま、まるでこの本を描いた人が本当にこういう経験をしたように感じてしまいます……ま、まさか冥王様はセシルさんやプリシラさんとする時はいつもこんなに激しいのでしょうか?」
自分とのセックスでは冥王は満足していないのかもしれないとクリスが不安になってしまう。
(冥王様……セシルさんとする時はこんなに激しいのですか?)
(ク、クリス!? なにを言ってるんだ?)
妄想の中に旅立ってしまった彼女は、身体をくねくねさせながら自分と冥王の一人芝居を始めてしまった。
(どうしてわたくしにはこの本のように激しくしてくれないのですか?)
(それは……欲望に身を任せて襲い掛かかると、君を壊してしまいそうで恐ろしいんだ……)
(そのようなことをおっしゃらないでください。わたくしは冥王様にでしたら壊されてもかまいません。この身を捧げる覚悟はいつでもできています)
(ク、クリス……とわたくしの名を口にする冥王様の目は血走っています)
(さぁ冥王様。欲望に身を任せてください。わたくしが冥王様の欲望を全て受け止めてさしあげます)
(そんなことを言われたら――もう我慢できない! そして冥王様はわたくしを乱暴に押し倒して服を脱がせて――)
(きゃーっ! きけん、きけーーん! 乙女のぴーーんち!)
妄想の中でクリスが冥王に押し倒されて、二人はそのままお互いを求め始めた。
(ぴっぴぴーーっ! はい、ここからは大人の時間です! 子供は解散っ!)
妄想を振り払ってクリスは再び本に目を戻す。
「気を引き締めなさいクリスティン。これは邪念に塗れているわけではなく後学のために必要な行為なのです。いつか冥王様にもっと満足していただくためにこの本から学びを得る必要があります」
「さっきから何をしている」
「学園では学ぶことのできない円満な夫婦生活のための勉強を――え?」
背後から声をかけられた事に気付いたクリスが振り返ると、そこには部屋の主である天使が立っていた。
クリスの身体が完全に硬直して無言の時間が流れるが、彼女の手から本が零れ落ちた瞬間にクリスの顔が真っ赤になった。
「いつからそこにいらしたんですかあぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!!!」
「……お前が身体をくねらせていたあたりだ」
「いやぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!!! 消して、消してっ! 記憶を全部、消してくださいーーーーーっ!」
恥ずかしい妄想に浸って身体をくねくねさせていた場面を見られて、クリスは顔を真っ赤にして暴れ始めた。
「ちちち、ちがっ、違うんです! これはそもそもオリヴィエ先輩からセシルさんとプリシラさんが描いてお蔵入りになった過激な本があると聞いて冥王様とする時の参考になればと思いあくまで後学のために天使さんのお部屋に忍び込んでこっそり見ていただけでやましい気持ちなんてこれっぽっちもございません!」
「他人の部屋に忍び込むこと自体がやましい行為だろう」
「ぐふっ」
クリスは天使の言葉で思い切り腹を殴られたような感覚に陥ってしまい、がっくりと項垂れてしまった。
(天使さんに見られてしまうとは……こうなったらわたくしが忘れさせてあげるしかありませんね……)
ダークサイドに堕ちそうになったクリスが顔をあげる。
「この本のような経験がしたいのか?」
「うふふ……このような事を冥王様に知られるわけにはいきません。わたくしが天使さんの記憶を――はわっ!? な、なななっ、何をしているのですか!?」
クリスが天使を攻撃して無理矢理彼の記憶を消そうとした瞬間に、天使はなにを考えているのか自分の肉棒を露出してクリスに見せつけた。
彼女は天使の意図が理解できなかったが、すぐにそんなことはどうでもよくなってしまう。
まだ勃起しておらずだらりと力なく垂れ下がっている肉棒から目が離せなくなっているのだ。
「ひ……な、なんてご立派な……え? えぇ? ご、ご立派過ぎませんか……?」
「他のアイリスたち曰く冥王のモノよりは大きいらしいな」
「は、はい……比べものになりません……♡」
クリスは肉棒を見せつけられただけでうっとりした表情になる。床にへたり込んでいる自分を見下ろしながら天使は肉棒を見せているので、上下関係も同時に刻まれているような感覚だった。
濃いオスの匂いに引き寄せられてクリスが肉棒に顔を近づけると、やはり勃起しているようには見えないのに冥王の勃起状態よりも大きい。
「まるでこの本の男性のような……あぁ♡ 濃いオスの匂いで頭がクラクラしてしまいます♡ 天使さんがこんなに逞しいモノをお持ちだなんて……♡」
「何をしている」
「え? あ、も、申し訳ございません! すぐに離れ――」
「早く奉仕を始めろ」
「っ♡ か、かしこまりました天使様♡」
二人の間ですでに格付けが済んでしまい、クリスは無意識の内に天使に様付けをしてしまった。
まだ勃起していない肉棒を両手で掴むと、重量感たっぷりの肉棒を優しく扱いていく。
「あぁ……す、すごいです……♡ 冥王様のモノと全然違います♡ んっ♡ んううっ♡ わたくしの手で気持ちよくして差し上げますね♡」
クリスが両手で肉棒を扱いていくと、それが少しずつ勃起しているのがわかった。
長さや太さ、重さなどは冥王の肉棒よりも優れているが、勃起していないので硬さに関しては劣っていたのだが、肉棒が大きくなるにつれて硬さも冥王のモノをやすやすと凌駕していく。
片手では包み切れないので両手を使って扱き、亀頭に何度もキスをしながら天使の肉棒を勃起させていく。
「ちゅっ♡ ちゅううう♡ はぁ……♡ はぁ……♡ 天使様――ちゅっ♡ 天使様ぁ♡ なんて逞しいのでしょう♡ ちゅう♡ このような逞しいモノに奉仕させていただけるなんて光栄です♡ ちゅう♡ れろぉ♡ まだ大きく――あんっ♡」
肉棒が完全に勃起すると同時に勢いよく跳ねあがり、クリスの頬をべチンっと叩いてしまった。
痛みなど一切ないが触れた頬が火傷しそうなほどであり、クリスはますます肉棒に見惚れてしまう。
「あぁ……なんて雄々しい……本当にご立派です天使様♡」
だらりと垂れ下がっていた肉棒が完全に勃起したことで雄々しく反り返って上向きになっており、濃いオスの匂いがますます強くなっていく。
クリスは大きく口を開けて亀頭を咥えこむと、竿の部分は手コキで扱いて奉仕していく。
「れりゅううう♡ じゅるるうう♡ んむっ♡ んううううっ♡ 大きすぎて咥えきれません♡ ちゅっ♡ れろぉ♡ たくさん気持ちよくなってください♡ こちらも優しく――はむっ♡ れりゅうう♡ じゅるるうううう♡」
大きな玉袋を咥えながら手コキで奉仕をするクリスは、もはや完全に肉棒の虜になっていた。
(あぁ……天使様の熱いモノがたっぷりとここに詰まっているのがわかります♡ パンパンに張って苦しそう……聖神官として癒してさし上げなくては♡)
精液がたっぷり詰まっている玉袋を唇で優しく甘噛みしながら、皺の一本一本がふやけるほど丁寧に舌で舐めまわしていく。
当然手コキも緩めることはなく、唾液で滑りが良くなった肉棒を扱いて快感を与えていった。
「ずいぶんと手慣れているな。冥王にも同じことをしているのか?」
「ちゅるるうう♡ はむっ♡ れりゅうう♡ い、いえ……先ほどの本で学びました♡ ちゅう♡ ちゅるるううう♡ 気持ちよくなって頂ければ幸いです♡ あ――んむ♡ ちゅるるうう♡ んむうううううっ♡」
クリスは肉棒を更に深くまで咥えこむと、喉奥で亀頭を擦りながら激しく動かしていく。
手コキと玉揉みも同時に行い、優秀なオスに奉仕できる多幸感に包まれながら天使に尽くしていた。
献身的な奉仕を受けて天使も興奮が高まり、肉棒が一回り大きくなって震え始める。
「んむっ♡ れりゅうう♡ あんっ♡ 天使様のモノが大きくなって震えています♡ ちゅっ♡ いつでも達してください♡ ガマンなさらずにわたくしの中に注ぎ込んでくださいね♡ ちゅるうううう♡ 天使様の熱いモノはわたくしがすべて受け止めてみせます♡ ちゅうう♡ じゅるるうううう♡」
クリスは射精が近いことを察すると、今まで以上に激しく動いて天使を射精に導いていく。
冥王よりはるかに大きな肉棒を咥えているので顎が疲れて息苦しさも覚えているのだが、それを嫌だとはまったく思っていない。
優秀なオスに奉仕できるという冥王とのセックスでは絶対に味わえないメスにだけ許された幸福に溺れていく。
「んむっ♡ んううううっ♡ んっ♡ んうううううううううっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「んうううっ♡ んぶうううううううううううっ♡」
冥王とは比べ物にならないほど大量で濃厚な精液が勢いよく放たれて、クリスの口内を一瞬で埋め尽くした。
粘度もけた違いなので飲み込むことも一苦労なのだが、クリスは天使の欲望を必死に飲み込んでいく。
(あああっ♡ すごく濃いです♡ 冥王様のよりも遥かに――んっ♡ 飲むだけで達して――ふああああっ♡)
口内射精されただけでクリスは快楽と多幸感で絶頂してしまっていた。
自分の口で天使が気持ちよくなってくれたことが嬉しすぎて、うっとりした表情のまま射精を受け止める。
飲み切れない精液が口元からぼたぼたと垂れて膝に落ち、身体を痙攣させながらクリスは射精が止まるまでじっとしていた。
やがてどぴゅっと特別濃い精液を出して天使の射精がようやく止まるが、クリスは肉棒から口を離そうとしない。
(ん……冥王様は一度出せば小さくなってしまうというのに、天使様は硬いまま……もっと癒して差し上げなくては♡)
肉棒は勃起したままなのでクリスはもっと天使に尽くさなければいけないという使命感が働き、クリスは天使の腰に抱き着いて激しく頭を動かしていく。
「んむっ♡ んううううっ♡ じゅるるううう♡ んむううっ♡ んうううううっ♡」
クリスは肉棒を根元まで咥えこみ、激しいディープスロートで天使を再び射精に導こうとしていた。
亀頭が喉奥に擦れる刺激が気持ちよくて天使も声を漏らし、それがクリスの原動力となって奉仕に熱が入る。
(天使様♡ もっと気持ちよくなってください♡ 天使様ぁ♡ あんっ♡ 冥王様に申し訳ない気持ちはありますが止められません♡ わたくしの心と身体が天使様を求めてしまいます♡ ふあっ♡ 女として生まれた意味を果たさせてください♡)
クリスは熱心に肉棒を扱いていくが、冥王にもした事がない奉仕なのでだんだんと疲れて来てしまった。
しかし彼女の動きが鈍くなるや否や、天使はクリスの帽子を脱がせると頭を両手でがっちりと掴んで腰を激しく振り始める。
口でセックスをするようなイラマチオでクリスの口内を犯し、自分が気持ちよくなるためだけに彼女を使っていく。
「んむううっ♡ んっ♡ んうううっ♡ んぶうううううううううううっ♡」
「こうしてほしいのだろう?」
「んっ♡ んうううっ♡ んむううううっ♡」
クリスは目に涙を浮かべながらも必死に頷いていた。
彼女も慣れない奉仕で辛さも感じているはずなのだが、その献身に天使は応えて腰をさらに激しく振っていく。
(ああああっ♡ す、すごいです♡ こんなに激しく――んあああっ♡ こんなことは冥王様なら絶対にしてくれません♡ 妄想以上に激しくて幸せです♡ ふあっ♡ もっとわたくしの口を犯してください天使様ぁ♡)
自分の口が射精するための道具になっているのに、クリスは快楽と多幸感に包まれていた。
冥王とセックスをする妄想を数えきれないほどしているのだが、今までのどんな妄想よりも激しく幸福を感じてしまう。
天使が自分に対して包み隠さず欲望をぶつけてくれることが嬉しすぎて、もっと天使に気持ちよくなってほしいと思えるのだ。
上目づかいでもっと激しくしてくださいとクリスがおねだりすると、天使はさらに抽送の速度を上げて二度目のフィニッシュに向けて駆け上がっていく。
(ふあああっ♡ ありがとうございます天使様♡ んあっ♡ またわたくしの中で大きくなっています♡ いつでも達してください♡ 冥王様よりも遥かに濃厚で熱いモノをわたくしに注いでくださいませ♡)
肉棒が一回り大きくなって震え始めると、天使は肉棒を根元までクリスの口内に挿入した。
亀頭で喉奥を擦ってクリスにも刺激を与えながら、込みあがってきた射精感に抗うことなく身を任せる。
「んむううっ♡ んうううっ♡ んぶうううううううううううっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「~~~~~~~~~っ♡」
二度目の射精は一度目よりも激しく、更に濃厚な精液が注がれた。
あまりの量と勢いにクリスは胃の中に直接放尿でもされているような気持ちになる。
肉棒が脈打って精液を放出するたびにクリスの身体もビクンっと痙攣して甘イキしており、天使の腰に抱き着いていた彼女の両腕がだらりと垂れ下がる。
天使はクリスの頭を両手で掴み、腰をグイグイと押し付けながら思う存分精液を放出していく。
射精が終わって天使がクリスの頭から手を離すと、彼女は口を窄めて尿道に残った精液も吸い取っていく。
「ん――ちゅるるうううううう……ちゅぽんっ♡」
肉棒を綺麗にしながら口を離すと、粘度の高い精液を何度も咀嚼して小さくしてから少しずつ飲み込んでいった。
喉に絡まる感覚も冥王の精液ではなかった感覚であり、精液を飲み込むたびにオスとしての格の違いを理解させられる。
「ふぅ……なかなか良かったぞ」
「っ♡ あ、ありがとうございます♡ わたくしは聖神官として天使様の邪念を受け止めただけですので……で、ですがまだ邪念が残っているようですね♡ 天使様の目には情欲の日が灯っておられますし、こちらも雄々しいままです……♡」
天使の肉棒は当然勃起したままだ。二回射精したままで天使が萎えるはずがないのだが、クリスからすれば信じられない事だった。
「その……天使様、続きはあちらで……♡」
クリスがベッドに視線を向けると二人はそこに移動した。
「わたくしが動きますので、天使様はどうぞ楽になさってください♡」
天使がベッドに仰向けになると、クリスは騎乗位で挿入する体勢になる。
(あぁ……本当に大きい♡ 本当にわたくしの中に入るのでしょうか……♡ い、いえ……しっかりしなさいクリスティン♡ 今は天使様を気持ち良くすることだけを考えなければ♡)
あまりの大きさにクリスが怯んでしまうが、彼女はすぐに意識を切り替える。すでにクリスの中では天使の女として彼に尽くさなければならないという認識が生まれ始めていた。
「自分で入れられるのか?」
「は、はい♡ お任せください♡ それでは――んっ♡ んあ――ふあああああっ♡」
クリスが亀頭を秘部に当てて体重をかけると、めりめりっと鈍い音がして亀頭が彼女の中にめり込んでいく。
ぴったりと閉じられている秘部を無理矢理天使の肉棒がこじ開けていき、圧迫感でクリスは呼吸がしづらくなっていた。
「ふあああっ♡ お、大きいです♡ 天使様――ふあああっ♡ 硬くて長くて――んっ♡ こ、壊れてしまいそうです♡ ふあっ♡ んあああっ♡」
冥王よりも遥かに大きいことはわかっていたが、体感的には冥王の倍以上は大きいのではないかと錯覚してしまうほど凶悪なサイズの肉棒を、クリスは必死に自分の中に受け入れていく。
「あと少し――あああっ♡ ひあああああああっ♡」
天使の肉棒をいきなり根元まで受け入れた瞬間、クリスは天井を仰いで口をパクパクさせながら絶頂してしまった。
内側から膣内をみちみちと拡張される感覚に苦しさを覚えるが、それ以上の快楽と多幸感に包まれたクリスは、うっとりした表情になって余韻に浸っていた。
「はぁ……♡ はぁ……♡ 本当に逞しいです……んっ♡ 天使様、わたくしの中はいかがでしょうか?」
「中々いい具合だ」
「ふふ、ありがとうございます♡ それではわたくしの動きに身を任せてくださいませ……んっ♡」
クリスは胸元をめくりあげて自分の乳房を露出させると、騎乗位のまま腰を振り始めた。
巨乳組のアイリスと比べると控えめな乳房が腰を振るたびに可愛らしく揺れており、すでに固くなっている乳首が曲線を描いていく。
「ふあっ♡ ひああああっ♡ 奥に届いています♡ んあっ♡ わたくしのなかではち切れそうなほど膨らんで――んううっ♡ すぐにスッキリさせて差し上げます♡ ふあっ♡ ひあああっ♡」
「まさかあと一度射精させれば俺が満足すると思っているのか」
「あんっ♡ い、いえ――んあっ♡ ひあああっ♡ 天使様が満足するまで、何度でもお付き合いします♡ ふあっ♡ んあああっ♡」
クリスは天使と両手を恋人繋ぎにして腰を振っていく。
指を絡めてしっかりと握りあうと、恋人の冥王の顔を思い出してしまうのだが、腰を振るだけですぐに彼の顔が薄れていく。
(あああっ♡ 申し訳ございません冥王様♡ ふあっ♡ 天使様に跨り腰を振るわたくしをお許しください♡ あああっ♡ で、ですが――んっ♡ このお方に尽くすのが幸せすぎて動きを止められないのです♡)
浮気セックスだというのにクリスは止まらない。冥王への罪悪感すらも快楽のスパイスになり、天使とセックスをしているという背徳感に溺れながら奉仕をしていく。
当初は痛みも感じていたというのに今はすっかりとそれが無くなり、クリスの嬌声がどんどん甘さを帯びていた。
「ふあっ♡ んあああっ♡ 天使様っ♡ んっ♡ 気持ちいいです♡ あああっ♡ 天使様を気持ち良くするはずがわたくしまで――んっ♡ んひいいっ♡」
「冥王とするよりも気持ちいいだろう?」
「あんっ♡ ああああっ♡ は、はい♡ 比べものになりません♡ あああっ♡ わたくしが知っている行為とは何もかもが別物です♡ ああああっ♡ んあああっ♡ 逞しいモノにご奉仕をさせて頂けて幸せです♡ んあっ♡ ふあああっ♡」
クリスは身体だけではなく言葉でも天使に奉仕していた。
冥王と比較して天使の方がいいというたびに彼が喜んでいるのがわかる。冥王に対する罪悪感はあるが、天使に喜んで貰うほうがクリスにとっては重要だった。
「はぁ……♡ はぁ……♡ 天使様……んっ♡ お手数ですが、身体を起こしていただけますか♡」
クリスがそう言うと天使は言われた通り体を起こし、二人は騎乗位から対面座位に体位を変更した。
うっとりした表情のクリスは優しく天使を抱きしめると、自分の胸に顔を埋めさせて腰を動かしていく。
「ふあっ♡ あんっ♡ 物足りないかもしれませんが、他の部分よりは柔らかいはずです♡ んっ♡ 天使様を少しでも癒すことが出来れば幸いです♡」
天使はクリスの乳房に顔を埋めて乳首をしゃぶっていく。
アイリスの中でも大きい方とは言えない乳房だが、顔を埋めて全体で柔らかさを堪能していき、母乳を吸うように乳首に吸い付いていく。
頭を優しく抱きしめられているので安心感も覚えており、快感と癒しを同時に味わいながらクリスの奉仕に身を任せる。
「ひあああっ♡ んあああっ♡ わたくしも感じてしまいます♡ ふあっ♡ 次は胸ではなく……ちゅっ♡ ちゅるるうう♡ れろぉ♡ じゅるるうう♡」
クリスは胸に顔を埋めさせるのをやめると、天使に唇を重ねて情熱的なディープキスで唾液を交換していく。
「れりゅう♡ じゅるるうう♡ 天使様♡ ちゅう♡ 愛しています♡ ちゅっ♡ れりゅうう♡ あんっ♡ 好きっ♡ 大好きです♡ れりゅううう♡ ちゅるるううう♡」
普段は冥王への恋心を秘めているつもりのクリスだが、天使に対して愛を囁きながらキスを続ける。
天使もそれに応えるようにクリスを抱きしめ返して、先ほど顔を埋めていたひかえめな乳房を胸板で潰して柔らかさを楽しみながら奉仕に浸っていく。
右手でクリスの尻をショーツの上から揉みしだき、左手は背中に回して肌を撫でまわしながら抱き寄せて、クリスの舌の動きに合わせて自分も舌を絡めていった。
「んあっ♡ ふああああっ♡ お上手です天使様♡ あんっ♡ ちゅっ♡ れりゅううう♡ あああっ♡ 天使様の逞しいモノがわたくしの中で震えています♡ あああっ♡ 気持ちよくなって頂けて嬉しいです♡」
「お前も随分と感じているようだな」
「は、はい♡ 天使様のモノがわたくしの良い所に当たっています♡ あああっ♡ んひいいいっ♡ 一突きごとに中を削られて天使様のカタチに変えられているようです♡ ふあっ♡ んあああああっ♡」
「冥王のカタチを忘れてしまうのではないか?」
「ふあああっ♡ ひあああっ♡ か、構いません♡ 今のわたくしは天使様に尽くす存在です♡ ちゅっ♡ れりゅううう♡ 愛しています天使様ぁ♡ んあっ♡ ひあああっ♡」
冥王の事を忘れても自分に尽くしたいというクリスの献身に天使の興奮が高まり、肉棒が一回り大きくなって震え始めた。
キスをしながら抱き合う恋人同士にしか見えない対面座位で、天使はクリスの動きに身を任せてフィニッシュへと駆け上がっていく。
「あん♡ ひあああっ♡ わたくしの中で大きくなって震えています♡ んっ♡ いつでもお出しください♡ ふあっ♡ ちゅるるう♡ れりゅうう♡ 天使様の熱いモノでわたくしの中を満たしてください♡ あああっ♡ 天使様の欲望を全て受け止めてみせます♡ ちゅうう♡ じゅるるうう♡ れりゅううう♡」
「いい心がけだ……くっ! お前も欲しがっているようだしそろそろ出してやろう」
「あああっ♡ ありがとうございます♡ ふあっ♡ ひあああっ♡ わ、わたくしも一緒に――ふあああっ♡ んあああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「ひああああっ♡ 熱い――ふあっ♡ んあああああっ♡ ふわああああああああああっ♡」
クリスの身体を抱きつぶす勢いで力を込めながら、天使は彼女の子宮に欲望を注ぎ込んでいく。
どろどろの精液はあっという間にクリスの子宮を隅々まで埋め尽くし、内側からミチミチと子宮を拡張していく。
「あああっ♡ ちゅるるうう♡ れりゅううう♡ 気持ちいいです天使様♡ あああっ♡ 冥王様よりもずっとステキです♡ あああっ♡ ひああああっ♡」
クリスはキスをしながら天使の欲望を受け止める。
冥王と比較して天使の優越感を掻き立て、彼の身も心も満足させようとしていた。
しかし冥王よりもステキというのは紛れもない本心であり、クリスの中では二度と覆らないほど明確なオスの格差が生まれていた。
天使という優秀なオスに抱かれる快楽と多幸感に浸りながら、冥王では決して与えられない最高の絶頂にクリスは溺れていく。
「はぁ……♡ はぁ……♡ すごかったです天使様……んっ♡ こんなにたくさん……♡」
ねっとりとした唾液の糸を作りながらクリスが唇を離すと、うっとりした表情でお腹を撫でる。
子宮がパンパンになるまで注がれた精液を感じながら余韻に浸ろうとするが、天使の肉棒がまだ大きいままだということに気付く。
クリスはまだまだ自分の身体で天使に気持ちよくなってもらえることを嬉しく思うのだった。
「ん……まだ逞しいままでございますね♡ もう一度……いえ、何度でもわたくしが――きゃっ♡」
クリスがもう一度動き始めようとした瞬間に、天使はクリスを押し倒してしまった。
対面座位から正常位になると、クリスの腰を両手でがっちりと掴んでゆっくりと動き始める。
「あんっ♡ ふあっ♡ 天使様――んっ♡ わ、わたくしが動きます――あああっ♡ ひあああっ♡」
「俺が動くのは気持ちよくないのか?」
「そ、そのようなことはありません♡ んっ♡ とても気持ちいいです♡ ふあっ♡ んあああっ♡ 逞しいモノでわたくしの中を可愛がっていただけて嬉しいです♡」
実際にゆっくり動いているにもかかわらず、天使とのセックスは冥王とは比較にならないほど気持ちよかった。
そもそもオスとしての格の違いである象徴である肉棒そのもののサイズや固さが違い過ぎるので、挿入されているだけで冥王の肉棒よりも気持ちいいのだ。
それに加えて天使はクリスの反応を見て的確に膣内を攻めてくるので、弱点を亀頭で擦られるたびにクリスは甘い声を漏らしてしまう。
「あんっ♡ あああっ♡ お上手です天使様♡ ふあっ♡ あああっ♡」
「お前はこれで満足か?」
「んっ♡ ど、どういうことでしょうか♡ わたくしは不満など――」
「あの本のようにしてほしいのだろう?」
「あ――♡」
先ほど見た本の内容は激しすぎるもので、冥王とのセックスとも違い過ぎるのであくまでフィクションだと思っていた。
しかし天使のセックスを経験したクリスは、あれは本当にあった事なのだと確信してしまう。
冥王とのセックスでは絶対に経験できない激しすぎるセックスも、天使となら経験できるのだと確信しているのだ。
「あぁ……で、ですが聖神官として天使様を癒して差し上げなくては……んっ♡ わ、わたくしの邪念に身を任せるわけには――ふあっ♡ あああっ♡」
「どうせ常日頃から激しく犯される妄想をしているのだろう。正直に言って強請れば妄想以上に激しく犯してやる」
「ももも妄想など――ほ、本当ですか?」
天使がコクリと頷くと、クリスの中でずっと抱え込んでいた邪念が膨れ上がる。
(妄想よりも激しく……い、いけませんクリスティン! 聖神官として――いえ、聖神官ならば天使様の欲望を受け止めて静めるのは当然のこと……ですよね♡)
クリスはごくりと唾を飲み込むと、覚悟を決めたように天使と目を合わせる。
「お、お願いします……♡ わたくしを、お、おか……犯し……っ♡ 激しく犯してください♡ 天使様の欲望をわたくしに全てぶつけてください♡」
おねだりをした瞬間にクリスの顔が真っ赤になり、天使の肉棒が膣内でビクンっと大きく跳ねた。
天使は挿入したまま体位を正常位から寝バックに変更すると、ベッドに拳を突いて肉棒が抜けるギリギリまで腰を引く。
クリスはあの本のように犯されるのだと背筋をゾクゾクさせて期待しながら待ちわびており、天使は彼女の期待に応えるべく腰を思い切り打ち付けた。
「あ――んひいいいいいいいいいいっ♡」
亀頭で子宮口を勢いよく殴られたような感覚を受けて、クリスはシーツを強く握って足をピンっと伸ばしながら絶頂してしまった。
当然一度で終わることはなく、天使は寝バックの高速ピストンでクリスの膣内を蹂躙していく。
「ああああっ♡ ふあああああっ♡ こ、壊れ――あああっ♡ んああああっ♡ 激しすぎて壊れてしまいそうです♡ ふあっ♡ ひあああっ♡ 天使様の大きくて逞しいモノがわたくしの中で暴れていますっ♡ すごい――ああああっ♡ んああああっ♡」
「このくらい激しく犯してほしかったのだろう?」
「あんっ♡ ああああっ♡ は、はい♡ 妄想の中で何度もこのように――ひあああっ♡ い、いえ♡ 妄想以上です♡ あああっ♡ んああああっ♡」
天使は寝バックでクリスの尻に腰を打ち付けていく。肉のぶつかり合う乾いた音が室内に響き、膣からは先ほど中出しされた精液が溢れてきた。
抽送の度に子宮内の精液がタプタプと波打ち、クリスは内側と外側の両方から犯されている感覚に襲われる。
腰を数回打ち付けるたびにクリスの足がピンっと伸びて絶頂しているのがわかり、天使は彼女の心と体を完全に屈服させるためにラストスパートをかけた。
寝バックのままクリスの身体を抱きしめて身体を密着させると、全体重をかけてクリスを押しつぶしながらフィニッシュに向けて駆け上がっていく。
「ああっ♡ ふああああっ♡ 天使様――んちゅっ♡ れりゅううう♡ じゅるるうう♡ もっと激しく犯してください♡ 天使様の全てを受け止めて見せます♡ ふあっ♡ ああああっ♡」
「壊れてしまうかもしれんぞ?」
「ひああああっ♡ 問題ありません♡ 聖神官として――んっ♡ 天使様の欲望を静めてみせます♡ ふあああっ♡ こうみえて癒すのは得意ですから――あああっ♡ ふあああっ♡ ちゅっ♡ ちゅるうううう♡」
クリスの顔を横向きにして唇を奪うと、寝バックのプレスで子宮に精液を注ぐ準備を整える。
肉棒が一回り大きくなって震え始めると、クリスも射精の前兆を感じ取ったのか膣内をキュッと締めて精液を強請った。
「ふあああああっ♡ わたくしもまた――んあああっ♡ 達してしまいます♡ 天使様と一緒に♡ 一緒にぃっ♡ ふあああっ♡ んあああああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「~~~~~~っ♡ んっ♡ んあああああああああああっ♡」
子宮に二度目の中出しをキメられて、クリスは声にならない叫びをあげて絶頂した。
天使の体重を掛けられながら中出しされたことで、身も心も完全に天使というオスに屈服していくのがわかる。
かすかに残っていた冥王への想いも完全に押しつぶされて綺麗さっぱり無くなってしまい、愛する男が冥王から天使に入れ替わっていく。
「ちゅっ♡ れりゅううう♡ 天使様♡ んっ♡ 全て注いでください♡ ふあっ♡ 天使様の熱いモノを頂けて幸せです♡ ちゅるるう♡ れりゅううう♡」
天使は腰をグイグイと押し付けながら思う存分精液を放出していく。
射精が止まっても腰を押し付けてキスをしていたが、やがてねっとりとした唾液の糸を作りながら唇を離してようやく力を抜いた。
「はぁ……♡ はぁ……♡ 天使様……まだご満足いただけないようですね……♡ 遠慮なさらず……もっとわたくしの身体を使ってくださいませ♡ あんっ♡ ふああああっ♡ んあああっ♡」
天使の肉棒が萎えていないのでクリスがもう一度おねだりをすると、天使はすぐに寝バックのまま動き始めた。
「すごいですっ♡ 気持ちいいです♡ ああああっ♡ は、はい♡ 冥王様とするよりずっと気持ちいいです♡ 天使様――あああっ♡ 愛しています天使様♡ 天使様ぁっ♡ ふわああああああああああっ♡」
身も心も天使に堕とされてしまったクリスは、冥王ではなく天使への愛を叫びながらセックスに溺れていくのだった。
◇
天使とクリスのセックスが始まって数時間が経過していた。
二人の行為はようやく一段落しており、ベッドで裸になり寄り添いあって体を休めている。
「はぁ……♡ はぁ……♡ 天使様……素敵でした♡」
クリスは胸や首元に無数のキスマークが付けられており、髪もボサボサになっていた。
中出しをされすぎてお腹はぽっこりと膨らんでおり、膣から精液が垂れているのにお腹は小さくならない。
天使に足を絡めて抱き着きながら添い寝をして控えめな乳房をむにゅむにゅと押し付けながら、ようやく勃起が治まった肉棒を優しく扱いて奉仕していた。
天使を気持ち良くするセックス。恋人のような甘々セックス。そして天使が気持ちよくなるためだけの道具のように使われるセックス。
それ等のセックスがローテーションで何度も繰り返されて、クリスは身も心も満たされて蕩けきっている。
「満足できたようだな」
「はい♡ 身体の内側も外側も天使様の愛に包まれて、身も心も完全に満たされております♡ ふふ、こんなに逞しいモノでイジメて頂きありがとうございました♡ わたくしは女の本当の幸せを知ることが出来たのですね♡」
恋人同士のような甘々なピロートークを楽しみながらクリスは天使の肉棒を扱いていく。
勃起していなくても冥王よりも逞しさを感じる肉棒に奉仕できる幸せに浸っていた。
奉仕できる悦びも道具のように使われる悦びも冥王とのセックスでは感じられなかったものであり、天使に抱いて貰わなければこの幸福を味わえなかったと思うと怖くなってしまう。
「俺との浮気セックスはそんなに気持ちよかったのか?」
「う、うわき……い、いえ、途中からは本気になってしまいました♡ これが略奪エンドなのでしょうか♡ わたくしは生涯冥王様だけを愛するつもりだったのですが……わずかな時間で天使様の虜になってしまいました♡ わたくしは悪い聖神官ですが……後悔はありません♡」
「そんなに冥王とのセックスとは違ったか?」
「それは……冥王様には申し訳ないのですが……何もかもが違いすぎます♡ オスとしての格の違いを教え込まれました♡」
天使とのセックスを経験してしまうと、どうして冥王とのセックスで満足できていたのかクリスは本気で理解できなくなった。
今となっては天使と比べてオスとしては情けなさすぎる冥王のセックスは児戯やオママゴトとしか思えず、もう二度と異性として認識できないのだろうと確信している。
「そう言えば天使様。他のアイリスの方々とも関係をお持ちなのですか?」
「もう半分以上は俺のモノになっている」
「えー……」
プリシラとセシルは間違いないと思っていたが、半分以上のアイリスが天使の手に堕ちていたのは予想外だった。
しかし一度でも天使に抱かれてしまえば、自分と同じように二度と冥王を男性として見ることはできないはずなので、納得の結果だとも感じてしまう。
天使が本気になれば全てのアイリスを堕とすのにきっと一ヵ月もかからないのだろう。
「全く気付きませんでしたが半分以上も天使様の虜になっていたのですね。天使様を愛している今でもわたくし達は冥王様を尊敬していますから団結力などは揺るがないと思いますので、このまま全てのアイリスを天使様の虜にしてあげてください♡」
「そのつもりだ」
「ありがとうございます――きゃっ♡ て、天使様♡ また大きくなっていますよ♡」
萎えた肉棒をクリスが優しく扱いていると、それはムクムクと大きくなって再び勃起してしまった。
「お前が扱くからだろう。責任は取って貰うぞ」
「せ、責任……♡ かしこまりました♡ わたくしにお任せください♡」
クリスは体を起こすと騎乗位で挿入して再び動き始める。
その後も二人のセックスは続き、クリスは快楽と幸福に溺れていくのだった。
◇
「クリス、天使様の寵愛を受けたのですね?」
「え」
クリスが天使の女になってから数日後、突然オリヴィエに声をかけられてクリスの身体が硬直してしまった。
「どっ、どどどどうして!? なんで知っているんですか!? 天使様には絶対に秘密とお願いしましたのに!」
「そんなものは見ればわかります。あなたはここ数日一目でわかるほど挙動不審ですよ。どうせ天使様に抱かれる妄想でもしているのでしょう?」
「はうっ!?」
図星を突かれてクリスは何も言えなくなってしまった。オリヴィエはそんな彼女の反応が面白いのかクスクスと笑っている。
「天使様への想いは秘めているはずなのに……」
「全然隠せていません。そもそも冥王様への想いも駄々洩れだったではないですか。言っておきますが私以外の天使様の女にもクリスが冥王様から天使様に心変わりしたことは丸わかりだと思いますよ」
「言い方ぁっ!?」
「あまりにも露骨すぎてまだ天使様のモノになっていないアイリスや、冥王様にバレてしまわないか心配だったので、釘を刺すために声をかけました。いくら何でも妄想しすぎです」
「いやぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!!! 邪念撲滅! 邪念撲滅! 邪念撲滅っ!」
クリスが高速で聖印を切るが、彼女の頭からは邪念が消えることはなかった。
「それにしてもこんなに簡単に行くとは思いませんでした」
「え? それはどういう事でしょう?」
「クリスならプリシラ達の本に興味を持つと思ったのです。その存在を知れば天使様のお部屋に忍び込んででも見るだろうということもわかっていました」
クリスの禁じられれば燃え上がる性格をオリヴィエは知っているので、それを利用してクリスを自然に天使の元へ送り込んだのだ。
「そういえば先輩から本の事を聞いたのでした……」
「ええ。あまりにも内容が過激すぎるのであの本を餌にするのをプリシラは嫌がっていましたが、天使様の寵愛を受ける順番を融通することで納得してもらったんです」
「うう……先輩に悪戯をされたことはありますが、こんな手の込んだ悪戯は初めてですね。それが教皇のすることですか?」
「ふふ、ごめんなさい。お詫びと言っては何ですが、今度一緒にどうですか? 私たちが心から愛する天使様は二人纏めて可愛がってくれる度量の持ち主ですよ♡」
オリヴィエの提案にクリスの身体がピクっと跳ねて真顔になる。
「二人同時ですって?」
「ええ。天使様にも満足していただけるはずです」
「さ、三人でするなんて……クリス、オリヴィエ。今日はお前たちを纏めて愛してやろう。ああ、ダメです天使様♡ 三人でなんてふしだらすぎます♡ 風紀が乱れすぎます♡ お前たちと一緒に風紀を乱したい。そ、それはわたくしも同じ気持ちです♡ どうせなら全てのアイリスを纏めて可愛がってやろうか。冥王との格の違いと優秀なオスの強さを見せてやる。ああっ、ステキです♡ 冥王様との格の違いも優秀なオスの強さも見せつけられちゃいます♡ そんなことをされたらすぐに子供が沢山出来て大家族に――」
「クリス?」
「あ……」
妄想に浸っていたクリスがオリヴィエの一言で我に返ると、見る見るうちに顔が赤くなっていった。
「あああーーーーーっ!!! 邪念! ぼくめーーーーーーーーーーーーーーつ!!!!!」
クリスはわき目もふらずに走り出しシラズの泉へ向かうと、己の邪念を洗い流すために泉へと飛び込んだ。
その日からクリスが滝行する回数が増えてしまったらしいが、その理由が冥王への想いが溢れたからではないと知るアイリスのほうがすでに多くなっていた。