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黒の工房の変わらぬ日常

こちらの続きです。




「ふむ……やはりどこかおかしいな」


 カルバード共和国で宇宙計画が発表されてからも、エレボニア帝国のクロイツェン州を治めているユーシス・アルバレアは、毎日公務に追われる忙しい日々を送っていた。

 元々優秀であり様々な修羅場や壁を仲間たちと共に潜り抜けてきたことで成長しているので、年齢が若くても問題なくクロイツェン州を治めることが出来ている。

 だというのに彼は最近悩みの種がある。それは資金の流れに違和感を覚えているという事だった。


「資金の流れ……一見すると問題が無いように思える。しかも我が領地の貴族だけではない。これはむしろ帝国に存在する貴族のほとんどが関わっているような……」


 始めはアルバレア公爵家の資金の流れに違和感を覚えた。何も問題がないはずなのに問題が発生しているような感覚があり、ユーシスは自分の直感を信じて調べるとやはり自分の知らないところでアルバレア公爵家の資金が動いている事がわかった。

 さらに調べていくと他の多くの貴族も資金の流れがおかしいのだ。

 宇宙計画でカルバード共和国にミラが集中しているのでそれが原因かもしれないと思ったが、宇宙計画が発表される前からミラの動きがおかしい。


「これはいったいどういうことだ……? 俺一人ではこれ以上調べるのも限界かもしれん。こういう時は――」

「ヤッホー! ユーシス、遊びに来たよー!」


 勢いよく扉を開いて入ってきたのは、トールズⅦ組の一員であるミリアム・オライオンだった。


「全く……お前はいい加減に落ち着きという物を持て」


 ユーシスはやれやれと言った表情になっているが、内心では彼女が来てくれて喜んでおり、ちょうどいいから一息付けようと書類をデスクに置く。


「んー? ボクがセッカク来たって言うのにナニ難しい顔をしてるのさー?」

「いや……そうだな。茶でも飲みながら話すか。今アルノーに用意させる」

「やったー!」


 ユーシスが呼ぶとすぐに執事のアルノーがやってきて、紅茶とケーキを用意して去っていった。

 彼もユーシスがミリアムとの時間を大切にしている事を知っているので、自分はいない方がいいと思ったのだ。


「それでなにがあったの?」


 ケーキをもぐもぐと食べながらミリアムが訪ねる。


「実は資金の流れでおかしなところがあってな。調べ続けると我が家だけではなくほぼすべての帝国貴族が資金の動きがおかしくなっている」

「……ふーん。ミラの動きねー」

「ああ。自分の知らぬところで何か大きな思惑が動いているような感覚だ。ミリアム、良ければ力を貸してくれないか?」


 ユーシスは自分一人でできることなど高が知れるということを理解しており、そういう時に頼れる仲間の存在も知っている。

 ミリアムだけではなくミュゼなどにも協力を仰げば資金の動きの謎も必ず解き明かせるはずだ。


「うーん……気にしなくてもいーんじゃない?」

「……なに?」


 しかしミリアムの返事はユーシスにとって予想外だった。


「ミラの流れがおかしいとか単なる気のせいでしょ?」

「いや、しかし――」

「ダイタイさー、帝国貴族のミラの動きがおかしいならミュゼとかがとっくに気付いてるって」

「それはそうだが……」


 ミリアムに言われるまでもなくそこはユーシスも疑問だった。

 自分よりも遥かに優れた頭脳を持つミュゼ、つまりミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエン公爵ならば気づいてもおかしくない。

 むしろ自分が気付いているのにミュゼが気付かないというのはあり得ないとまで考えてしまう。


(やはり俺の勘違いなのか? だが我が家の資金の動きは間違いなく――)


 ユーシスはなぜか思考に靄がかかっているような感覚に陥る。そんな彼を引き戻したのはミリアムの言葉だった。


「とにかくユーシス、それは気にしなくていいの」

「だが――」

「余計なことは気にしないでさー。ちゃんと自分のやるべきことをしてよねー」

「……あ、ああ……そう……だな。今思えば些細な事だ」

「そうそう。もう二度と気にしちゃダメだよ」


 ミリアムに気にしすぎだと言われるとユーシスは本当にそう思えてきた。


(そうだな。俺は余計なことを気にしている暇などない。今回もミリアムに助けられてしまったか)


 自分の間違いを正してくれたミリアムに感謝するユーシスだったが、ミリアム本人はユーシスの間違いを正したつもりなどない。


(まったく……暗示がかけられてるくせに無駄に鋭いんだよねー。余計な事して博士にメイワクかけないといいんだけど)


 ミリアムはケーキを食べながら、ユーシスが余計なことをする前に止めることが出来てホッとしていた。

 Ⅶ組の男は全員暗示がかけられているので、ミリアムが気にするなと言えばユーシスは違和感を気にすることが出来なくなるのだ。

 資金の動きがおかしいのは事実であり、エレボニア帝国の四大名門を始めとした全ての大貴族から黒の工房にミラが流れている。

 その資金は博士が作る人形兵器や旗艦の建造などにも使われており、黒の工房の重要な資金源となっていた。


(もっとも黒の工房に流してるのはミラだけじゃないけどねー。このお屋敷に仕えてた有能でキレイなメイドさん達はみーんな博士に捧げちゃったし)


 アルバレア公爵家に仕えていた使用人であるルリエ、ナディア、キセラはもうこの屋敷にはおらず、黒の工房の旗艦で博士のために働いている。

 旗艦での生活水準を上げるために、四大名門に仕えていた有能で美人な使用人は一人残らず博士に捧げられたのだ。


「どうしたミリアム、ずいぶんと嬉しそうだな」

「ニシシ、お財布が充実してて良かったなって思っただけだよ。そういえばユーシス、また大きなミラが動くと思うけどヨロシクね」

「……? おおきな……ミラ……よくわからんが任せておけ」


 暗示をかけられているユーシスはミリアムの言葉をうまく理解できずに流してしまう。

 ミリアムはこれからもユーシスを博士の財布として使うことを楽しみに思いながら、そして彼のミラで今作られている物の感性を心待ちにしながら、ユーシスの分のケーキにも手を伸ばすのだった。



 ミリアムがユーシスへ会いに行ったほぼ同時刻、エレボニア帝国に面するクロスベル自治州では、クロスベル警察特務支援課のロイド・バニングスが職務に励んでいた。

 今朝は朝早くからクロスベルに入ってきた犯罪者を追っており、先ほどなんとか捉えることが出来たのだ。


「ふぅ……流石に疲れたな。一度支援課に戻って休むか」


 犯罪者の後始末を任せるとロイドは支援課のビルに帰宅する。

 朝早くから昼食も取らずクロスベルを駆けまわっていたのでかなり体力を消費しており、セルゲイなどにも今日はもう休めと言われていた。

 お言葉に甘えて身体を休めようとビルに戻ってきたロイドは、ひとまずシャワーでも浴びてすっきりしようかと浴室に向かう。

 しかし脱衣所の扉が開いてキーアが突然出てきたので、思わずロイドの足は止まってしまった。


「サッパリしたー。やっぱりシャワーは気持ちいい――ってあれ? ロイドもう帰ってきたんだー」

「キ、キーア……ああ、さっき犯人を捕まえることが出来てね」

「そっか。アイツら目障りだったけどロイドが捕まえてくれたんだね」


 クロスベルに犯罪者が入ってきたという情報を掴んだのはキーアであり、ロイドはその情報をもとに犯人を捕まえたようなものだった。

 相変わらず優秀なキーアを褒めてあげたいのだが、ロイドは彼女の格好を見て思わず目を背ける。


「キーア……そういう格好でうろつくのは控えたほうが良いと言っただろう?」

「えー、このくらい普通だよ」


 キーアは風呂上がりであり、身体にバスタオルを巻いただけの格好でうろついていたのだ。

 最近のキーアはこのような無防備な格好で歩くことが増えており、保護者であるロイドは非常に心配だった。


「外を歩くわけじゃないし、旗艦とかでは裸で歩くこともあるんだけどなー」

「旗艦……?」

「あー、それともロイドはキーアにヨクジョーしてるの?」

「そ、そんなわけないだろう! あまり大人をからかうんじゃないぞ」


 ロイドは慌てて否定をするのだが、キーアの言っている事は完全な間違いというわけではないのだ。

 最近はキーアも背が伸びて来て外見が成長しているのだが、それに比例して急速に女らしさを身に付けている。

 はっきり言ってしまえば色気が増しており、外見年齢以上の色気を身に付けていると言っても過言ではない。

 今もバスタオルだけの姿で、ツインテールにしてぴょんぴょんと元気に動き回る髪も降ろしており、そういう部分も大人びて見えてしまう。

 気を抜くと本当に欲情してしまいそうなほど今のキーアは女の色気に満ちていた。


(ふふ、ロイドってばキーアの事えっちな目で見てる。そんな目で見てもキーアに触れるわけないんだけどね。博士以外の雑魚オスに触られるなんて絶対に嫌だしー)


 ロイドの反応を見てキーアは内心ほくそ笑んでいた。

 博士の女となってから数えきれないほど調整を受けているキーアは、同年代の少女とは比較にならないほどの色気を身に纏っている。

 そしてロイドの反応は博士の調整によって自分の身体がメスとして成長しているという何よりの証拠なので、キーアは定期的にロイドに無防備な姿をさらけ出しているのだ。

 友人のリュウとアンリも最近はキーアを性的な目で見ており、彼らの反応もキーアは楽しんでいる。


「あ、そういえばロイド。犯人探しが終わったってことはこれからヒマだよね?」

「ああ。今日はもう上がっていいと言われたから――」

「じゃあこれから頼みたいことがあるからすぐに移動して。ランディも待ってるから」

「え?」

「ちょっと頼みたいことがあるんだよねー。人形兵器の実戦テストなんだけど、ロイドたちが適任なんだって」


 キーアの言葉にロイドが首を傾げる。

 彼女はなにを言っているんだろうと思った瞬間、ロイドは頭に靄がかかったような感覚に陥った。


「実戦テスト……?」

「そうだよ。もちろん参加してくれるよねー?」

「……ああ、任せてくれ」

「やっぱりロイドは頼りになるなー。犯人を捕まえてくれた事もだけど、雑魚オスなりに役に立って偉いねロイド」


 朝から走り回って疲れているというのに、ロイドはキーアの頼みを快く引き受けてしまった。

 キーアのためにも頑張らなければと気合を入れているロイドは、雑魚オスと呼ばれたことを気にすることはなく、彼女の口角が上がっている事に気付かない。

 キーアは自分の任務に暗示をかけたロイドを都合よく使っているのだ。

 クロスベルに入ってきた犯罪者を捕まえさせたことや、これから始まる実戦テストなど、ロイドは休む間もなくキーアのために動き回っている。


「それじゃあ指定する場所に向かってね」

「ああ。そういえばキーアはどうするんだ?」

「んー、見学しようかと思ったけど、今はシズクを開発してるからムリかなー」

「シズクちゃんを開発……?」

「うん。レンがアニエスって子を博士に捧げるために色々と開発してるらしいんだけど、キーアも同じことをしてみたかったんだ。だから今シズクを開発中なの♡ シズクってば処女なのに感度がバツグンですぐにイッちゃうから、今も失神してベッドで寝てるんだ。あ、とりあえず明日の朝まで開発を続けるから、キーアの部屋には入ってこないで。それじゃあロイド、雑魚オスらしく博士のために働いてね」


 そういうなりキーアは階段を上がって自室に戻っていく。

 ロイドはキーアの言葉を理解しているはずなのに、彼女がどれほど異常なことを言ったのか理解できない。

 それほどまでにロイドは深い暗示をかけられてしまっているのだ。


「よし……休んでいる場合じゃない。キーアのためにも頑張らないといけないな」


 戻って来たばかりのロイドは、キーアの部屋で開発されているシズクの喘ぎ声を背中で受けながら外に飛び出していくのだった。



 黒の工房が誇る巨大戦艦は完成してから大陸の様々な空を飛んでいる。

 現在はクロスベル州の上空に浮かんでおり、技術者たちが博士のために腕を振るっていた。

 当然工房長でありスレイヴNo.Ⅱのアリサ・ラインフォルトもすぐそばで博士を支えているのだが、今はミリアムと通信をしている最中だ。


「なるほど……それなら暗示が解けかかっているわけではないのね?」

「うん。ユーシスみたいな雑魚オスに暗示が解けるわけないからねー。ってことでミラはいくらでも横流しできるよ」

「ふふ、ありがとうミリアム。ユーシスにはこれからも博士の財布としての役目を果たしてもらう必要があるわね」

「ニシシ、ボクも同じこと考えてたよ。それじゃあ博士の新型神機の開発頑張ってねー!」


 ミリアムが通信を切ると、アリサはすぐそばにいる博士の元に戻る。

 博士は愉しそうに笑いながら導力端末を叩いていたが、アリサに気付くと彼女に顔を向けた。


「何かあったのかね?」

「ミリアムからでした。ユーシスが帝国貴族のミラの動きがおかしいと気付いたそうですが、暗示をかけなおしたので問題ないとのことです。資金面では一切不安はありませんので、博士の新型に好きなだけミラを注ぎ込んでください」

「クク……助かるよアリサ。君は資金繰りに関しても非常に優秀だ。君のようなスレイヴを持つことが出来て私も鼻が高い」

「お褒めに預かり光栄です♡」


 博士に褒められてアリサが赤面する。彼女はコホンと咳ばらいをするとモニターに視線を向けた。

 アリサ達がいるのは研究区画だが、モニターには工房区画で組み上げている新型神機が映っている。


「ティオさん、各種関節のデータをこちらにも回してください」

「了解です。それといつも言ってますが敬語は不要ですよアリサさん。工房長らしくもっとどーんと構えてください」

「ふふ、私なんて名前ばかりの工房長ですし、トップは当然博士ですから偉くありませんよ。技術者としてもまだまだですし、ティオさんやティータさん達の方がよほど博士の力になれています」

「アリサさんはスレイヴなのですしもっと自分の有能さを自覚するべきだと思いますが――っと、データの送信完了です」


 導力端末を叩いてデータを取っているのはティオ・プラトーだ。彼女はエイオンシステムを使ってより詳細なデータを取っている。

 そして工房区画で機体を組み上げているのは、ラッセル博士の孫であるティータ・ラッセルだった。

 彼女は兵装の取り付けが終わると、研究区画のティオに通信を送ってくる。


『ティオさん、新兵装の取り付けが終わりました』

「お疲れ様ですティータさん。機体のチェックを開始します」

「ご苦労ティータ。新兵装の取り付けは苦労しただろう」

『博士のためなら苦労だなんて思いません。それにこんなにもステキな機体の開発に関われるなんてすごく幸せです。ミントさんやウェンディさん達も同じ気持ちですよ』


 モニターに映っているティータは満面の笑みを浮かべている。彼女は心の底から神機の開発に関われることが嬉しいのだ。

 組み上げを手伝っているミントやウェンディもティータと同じ気持ちなのだろう。

 ティオは期待の最終チェックをしていたが、結果を見て博士に苦い表情を向ける。


「……博士、やはり機体の動きにフレームや関節が耐えられるかわかりません。ここからさらに武装を追加して追加するのですから、やはり稼働テストと実戦テストを繰り返す必要があります」

「やはりそうか……マクバーンを超える機体というコンセプトなだけあって簡単にはいかないねぇ」

『でもでも、わたしたちは博士を信じてますから! お母さんも毎日頑張ってますし、博士なら絶対に完成させられます!』


 ティータがはっきり言うとティオとアリサも頷く。博士を手伝っているのはここにいる三人だけではなく、新しい神機の完成は黒の工房全員が望んでいる事だった。

 マクバーンを超える戦闘力など本来なら夢物語だというのに、アリサ達は一人残らず博士ならできると信じている。


「今日はこれから新兵装も含めた実戦テストだったね。相手は君に一任しているがもう用意できているのかい?」

「もちろんです。前回は使い捨ての生体パーツとして確保しており、リゼットさん達の協力により教えてもらったマルドゥック社の脅威度評価BからAの猟兵崩れや犯罪者などを20名投入しましたが、結果は博士もご覧になったように2分12秒で全滅でした。使い物にならないのでそのまま処分しましたが、また同じような相手では実戦テストになりません」

「その通りだ。ましてや今回は前回のテストの時よりも出力が上がっており武装も追加されているからね」

「なので今回は人数を搾ってこちらの4名をテストの相手に選びました」


 アリサが導力端末を叩くとモニターに映る光景が変わる。

 映し出されたのはクロスベルにある未開発の山岳地帯であり、今回の実戦テストが行われる場所だった。

 そこにはロイド、ランディ、ヨシュア、アガットが立っている。


「全員が神機と戦闘経験があります。実力も前回のメンバーとは比べ物になりません」

「なるほど……予定時刻にはなっていないがもうテストを始めようじゃないか。ティータ、神機を現地に転送してくれ」

『了解です博士』


 ティータが端末を操作すると、神機がロイドたちの元に転送された。


『おっと、ようやくお出ましか。ティオ助にも頼まれたし本気でやろうぜ相棒』

『ああ、キーアの期待にも応えないとな』

『アガットさん、僕たちも全力で行きましょう』

『へっ、しっかりデータを取っとけよティータ』


 ロイドたちはすでに暗示をかけられており、実戦テストをするのが自分たちの使命だと思い込んでいる。


「戦闘開始からのタイムも計測しておきます。今回の目標スコアは20分以内に敵勢力を全滅に設定していますがよろしいですか?」

「それで頼むよアリサ。それとティオ、映像以外にも戦闘中の神機のデータを詳細に記録してくれたまえ。ティータはテストが終わったらすぐに機体を回収して状態の確認。特に関節部の負担をチェックしてくれたまえ」

「合点承知です」

『任せてください』


 各々が準備を終えて実戦テストの準備ができる。

 研究室にいる博士たちだけではなく、工房区画にいるティータ達もモニターでテストを見守っていた。

 全ての準備が整ってアリサがテストの開始を宣言しようとしたその時、突然研究室のドアが開いた。


「失礼します博士」

「ん? どうしたんだいエリィ?」


 入ってきたのは博士の女であり秘書でもあるエリィ・マクダエルだった。

 彼女はテストが始まろうとしている事に気付くと申し訳なさそうな顔になる。


「申し訳ございません。テストの最中でしたか?」

「予定時刻よりも早いが今から始めようとしていたところだ」

「エリィさん、なにかあったんですか――ああ、なるほど」


 ティオは今回の実験に関わっていないエリィが何をしに来たのか疑問だったが、彼女の隣にいる女性を見て全てを察する。

 エリィの隣には看護服を着た極上の女が立っていた。聖ウルスラ医科大学で看護主任を務めているセシル・ノイエスだ。


「エリィちゃん? ここはいったい――え? ティオちゃんにアリサさん……それに貴方は……」


 セシルは状況が全く飲み込めていない。

 彼女は仕事の休憩時間にエリィと話していたのだが、転移によって戦艦内に拉致されたのだ。

 当然本人は拉致されたという認識がなく、ついてきてほしいと言うエリィに従ってここまで案内された。

 そこにいたのはティオと何回か顔を合わせたことがあるアリサ、そして見知らぬ初老の男性。

 しかし彼女がそれよりも気になったのは室内にある巨大なモニターと、そこに映っているロイド達だった。


「ロ、ロイド? ランディ君も――エリィちゃん、あれはなんなの!?」

「落ち着いてくださいセシルさん。ここは黒の工房の旗艦で、ロイドたちはあの機体と今から実戦テストをするんです」

「そ、そんな……いったい何のためにそんなことをするの?」

「このお方の研究のためです」


 そう言ってエリィは博士の方を向くと、博士は両手を広げてセシルに近づいていく。


「初めましてだね。結社の使徒、第六柱のノバルティスだ。キミにセイランド教授程の医療知識があったなら、クロスベル再事変の時には協力を頼んだのだがね」

「セイランド教授をさらった……っ! そ、そんなことよりもロイドを危険なことに巻き込まないでください!」

「どうしてですかセシルさん。博士の実験に付き合えるなんてロイドにとっても名誉なことですよ。運が悪くても大怪我で済みます」

「そうですよセシルさん。一緒にロイドさんの有志を見守りましょう。まぁわたしは機体のデータ収集が忙しいので、ロイドさんは別にどうでもいいですが」


 セシルはエリィとティオが何を言っているのか理解できない。

 二人がおかしくなってしまったのかと混乱して、今の状況も全く理解できないのだが、このままではロイドが危険な目にあうという事だけはわかる。

 そんなセシルの反応を楽しみながら博士はアリサに目配せをした。


「それではこれより第2回実戦テストを開始します。戦闘開始――!」

『よし……行くぞみんな!』


 アリサが開始を宣言すると、ロイドの号令と共に4人は神機に向かっていく。


「いやああっ! やめて! お願いエリィちゃん! ティオちゃんも止めて!」


 もちろんこの中で実験を止める者はいない。

 モニターに神機の腕に吹き飛ばされたロイドが映りセシルが悲鳴を上げるが、実験は滞りなく続けられるのだった。



 実験が始まってから2分が経過した頃、モニターには神機相手に防戦一方の4人が映し出されていた。

 未完成にもかかわらず機体性能は相当高く、ロイドたちは傷一つつけられず徐々に追い詰められていく。


「今のところ想定通りの性能を発揮しています。しかしロイドさん達はもう少し頑張ってほしいですね」

「確かに……やっぱりリィンを用意すればよかったかしら?」

「確かに次のテスト相手は剣聖クラスを用意しても問題ないかもしれません」

『まだ完成してないのにすごい性能ですよね。アガットさんが手も足も出ないなんて流石博士の新型です』


 アリサ、ティオ、ティータがテストの様子を興味深そうに眺めているが、セシルは絶望に染まった表情をしていた。

 ロイドたちが傷つけられる光景を見せられているのだから当たり前だろう。口を両手で覆って言葉を失っているが、ロイドがまたも吹き飛ばされた瞬間に彼女は正気に戻る。


「ロイドっ! お、お願いエリィちゃん! こんなことはもうやめさせて!」

「それはできません。この実戦テストは博士の機体を完成させるうえで必要な事ですから」


 セシルはエリィにつかみかかるが、エリィは焦ることなくセシルの申し出を拒否した。

 博士というのは言うまでもなくノバルティス博士の事。セシルはろくに知らない相手だが、エリィ達の反応から考えて彼がこの場における決定権を持っている事を確信する。

 どうしてエリィ達が博士に従っているのかは全くわからないが、もしもこの実験を止めることが出来るとしたら博士だけだろう。

 セシルはすぐに博士に駆け寄って彼に頭を下げる。


「お願いします! こんなことはもうやめてください!」

「クク……そんなにバニングス捜査官が大切かね?」

「もちろんです! あの子はガイさんの弟で、私にとっても弟のような存在なんです!」


 ロイドはセシルの婚約者だったガイの弟であり、幼いころから家族のように付き合ってきた。

 そんな彼が危ない目に合っているのだから止めたいと思うのは当然のことだ。

 博士は頭を下げているセシルを見て下卑た笑みを浮かべている。


「ふむ……それならゲームをしようじゃないか。君が勝てばテストはすぐに中止しよう。受けるかね?」

「は……はい!」


 ゲームというのはなにをするのかわからないが、ロイドを助けるにはそれを受けるしかないセシルは顔をあげて即答する。


「ゲームの内容は簡単だ。私を射精させてみたまえ」

「……え?」

「ああ、使うのは手と口と胸だけに制限させてもらうよ。そうでないとご褒美になってしまうからね」

「ふふ、博士にご奉仕できる時点で女にとってはご褒美ですよ♡」


 博士が何を言ったのかセシルは理解できない。どうしてエリィが笑っているのかも理解できない。

 ガイ以外に身体を許すなどセシルにとってはあり得ないことであり、そもそも初老の男性である博士は勃起できるのかなど見当違いのことまで考えてしまう。


「そ、そんなこと……」

「いやならば構わないよ。おっと、またもやダメージを受けたみたいだね。あと何分持つことやら」

「や、やります! やらせてください!」


 ロイドが危ない。その事実がセシルの身体を突き動かしていく。

 立ったままの博士の正面にセシルがしゃがむと、彼女は震える手で博士のベルトを外していった。

 看護師という職業上男性の服を脱がせる経験など何度もあるのだが、手の震えをどうしても止めることが出来ない。


(もうわけがわからないわ。だけどロイドを守るためなら……ガイさん…………ごめんなさい)


 婚約者だったガイに謝りながらセシルはベルトを外していく。

 聖ウルスラ医科大学で最も美人と言っても過言ではないセシルは、男から性的な目で見られたことはいくらでもある。

 男の入院患者からもからかわれたことやセクハラめいたことをされそうになったこともあるが、ガイに操を立てているのでそう言った事には一切応じずガードも硬かった。

 それがこんなことになるなどガイへの申し訳なさと罪悪感で押しつぶされてしまいそうだ。


「ずいぶん手間取っているようだね。時間はどんどん過ぎて行くよ」

「っ! す、すいません――え?」


 ようやく博士の肉棒を露出させたセシルは、あまりの大きさに思考が停止してしまった。

 まだ勃起していないにもかかわらず明らかにガイが勃起した状態よりも長く太い。濃いオスの匂いを発しているので頭がクラクラしてしまう。

 ガイよりも圧倒的に優秀なオスの象徴を見せつけられて、セシルは大きく目を見開いて呆然としてしまう。


「う、うそ……大きい……ガイさんのと全然違うわ……♡」


 セシルはメスとしての部分が疼きだしてしまう。無意識の内に両手で肉棒を握ってそれを優しく扱いていくと、セシルの手の中で肉棒がどんどん固くなっていく。


「あぁ……両手でも掴み切れないなんて……♡」

「私のモノはどうかね?」

「は、はい……その……とてもご立派です……♡」


 肉棒に圧倒されているセシルが思わず本心を口にしてしまうと、博士が満足そうな笑みを浮かべる。

 そして肉棒が完全に勃起すると、彼女の頭からはロイドのことなど完全に消えてしまっていた。

 ぶらぶらと垂れ下がっていた状態でも大きかったのに今はさらに大きい。天を衝くように反り返っている肉棒を見せつけられて、セシルは女として完全に開花してしまったのだ。


「そ、それでは始めます……ちゅ♡」


 亀頭にキスをしてセシルが奉仕を始める。


「れろぉ♡ じゅるるうう♡ ちゅっ♡ はぁ……♡ はぁ……♡ 熱くて舌が火傷してしまいそう……れろぉ♡ じゅるるううう♡ 大きすぎて根元まで咥える事ができないわ……♡」

「処女ではないようだがあまり慣れていないようだね。婚約者とはあまりしなかったのかな?」

「い、いえ……ちゅううう♡ れろぉ♡ じゅるるうう♡ 人並にはしていたと思うのですが……ちゅっ♡ じゅるるううう♡」


 セシルのような極上のメスを自分のモノにしたガイが欲望を抑えきれるはずがなく、セシルもガイを受け入れていたので、二人は人並み以上にセックスをしたと言ってもいい。

 一通りのプレイもこなしておりフェラチオも初めてではないのだが、肉棒の大きさが違い過ぎて参考にならないのだ。


「ちゅるるうう♡ れろぉ♡ カリもすごく深くて立派です♡ ちゅうう♡ 挿入されたら擦れてすごく気持ちよさそう♡ れりゅうう♡ じゅるるう♡ それに、口で咥えながら手でも奉仕できるなんて知らなかったです♡ あむっ♡ じゅるるううう♡」


 セシルは口を大きく開けて肉棒を咥えこむが、大きすぎて半分ほどしか咥えることが出来ない。

 なので咥えきれない竿の部分を両手で握って、手コキとフェラの両方で奉仕をしていく。

 頭を激しく上下に動かして肉棒を扱き、左手で竿を扱いたまま右手は玉袋を優しく撫でまわす。

 ずっしりとした重量感がある玉袋の重さを掌で感じて我慢できなくなったセシルは、肉棒から口を離して玉袋をしゃぶっていく。


「はむっ♡ じゅるるううう♡ ここも大きくて重くてステキです♡ 博士のザーメンがたっぷりと詰まっているのを感じます♡」

「ふふ……世界で最も優秀なオスの遺伝子が詰まっている場所ですから、メスとして愛情と敬意を捧げながら奉仕してくださいね♡」

「わかったわエリィちゃん♡ れりゅうう♡ じゅるるうう♡ ちゅるるううう♡」


 セシルは言われた通りの心構えで丁寧に舌を這わせていく。

 玉袋の皺がふやけるほど熱心に舐めて、中にある玉を舌でコロコロと転がしながら優しく刺激を咥えていった。


「ロイドさんはそろそろ限界のようですね。はぁ……諦めが悪い事だけが取り柄なんですからもっと頑張ってほしいです」


 ティオの声を聴いたセシルがようやくロイドの事を思い出す。しかし博士の玉袋を舐めながら手コキをしていると、ロイドを助けたいという気持ちが薄れていきもっと博士に奉仕したいという気持ちが込みあがってきた。


(ダメ……このペニスを舐めていると何も考えられなくなっちゃう♡ ロイドを助けないといけないのに、もっとこのペニスに尽くしたい……♡ もう我慢できないわ……♡)


 セシルは一度肉棒から口を離すと、急いでナース服のボタンを外し始めた。

 先ほどとは違って手は全く震えておらず、セシルはあっという間に服をはだけてブラジャーを外し、ぶるんっと揺れて彼女の爆乳が姿を見せる。

 そしてその爆乳で博士の肉棒を優しく包み込んだ。


「はぁ……♡ はぁ……♡ あ――んっ♡ あ、熱い♡ 私の胸でも包み切れないなんて……ちゅっ♡ れりゅううう♡ じゅるるううう♡」


 ガイのモノは全て埋まっていたが博士の肉棒は包み切れないので、飛び出した部分を咥えてパイズリフェラで博士に奉仕していく。

 ギュっと強く挟んで乳圧を強めながら左右の乳房を別々に動かし、亀頭を舌で舐めまわしながら心地よい刺激と強い刺激を両方与えていく。


「れりゅうう♡ じゅるるうう♡ ちゅっ♡ 博士のペニス、本当に逞しいです♡ ちゅるるううう♡ 挟んで擦っているだけなのに感じちゃう♡ 胸が火傷してしまいそう♡ ちゅうう♡」

「クク……随分と楽しそうにしゃぶっているじゃないか」

「ちゅるるうう♡ ち、違います♡ ちゅっ♡ 本当はこんな事したくありません♡ ちゅうう♡ これはロイドを助けるためです♡ あんっ♡ ふあああっ♡ わ、私は別に、博士のペニスに尽くすことが出来てメスの幸福を感じたりしていません♡ ちゅうう♡ れりゅううう♡ ふあっ♡ 大きくなって震えています♡ ちゅるるうう♡ もう出そうなんですね♡ ちゅうう♡ 出してください♡ あああっ♡ 私の口と胸で気持ちよくなってください♡」


 セシルは乳圧を強めてラストスパートをかけていく。極上の爆乳で肉棒を優しく包まれる安心感と、激しく舐めまわされる強い快感を同時に堪能しながら博士は射精に向けて駆け上がっていった。


「未調整にもかかわらず使い心地の良い胸だ。やはりクロスベルの女は侮れないな。エリィ、私のモノにしていないクロスベルの女を纏めておいてくれたまえ」

「かしこまりました」

「さて、こちらはそろそろでそうだ……」

「ちゅるるうう♡ れりゅううう♡ 出してください♡ 博士のザーメン♡ 私に飲ませてください♡ ちゅるるうう♡ ふあああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んむううううううっ♡ んぶううううううううううっ♡」


 亀頭から噴水のように勢いよく精液が飛び出し、セシルの口内を一瞬で埋め尽くしてしまった。

 濃厚な精液を彼女は必死になって飲み込んでいくが、口元からあふれて乳房に零れ落ちてしまう。

 博士は腰を小刻みに動かして精液を出し切ると、セシルは尿道に残った塊のような精液も吸い取りながら口を離す。


「ん――ちゅるるうううう……ちゅぽん♡ ん……はぁ♡ ごちそうさまでした博士♡ 濃厚なザーメン……とても美味しかったです♡」


 射精に導いたセシルは満面の笑みで博士を見上げていた。

 濃い精液を何度も咀嚼して全て飲み込み、優秀なオスに奉仕できたという悦びに浸っている。


「クク……残念だったね」

「……? なにがでしょうか? 博士のザーメンを頂けて私は幸せですよ♡」

「なにを言っているんだね? 私を射精させることが出来れば実戦テストを中止するという話だったろう? テストはとっくに終わっているのだから、君は間に合わなかったわけさ」

「あ――」


 セシルは完全にそのことを忘れて博士に奉仕できる悦びに溺れていた。

 へたり込んだままモニターに視線を向けると、神機はほぼ無傷でありロイドたちは地面に倒れている。


「ロ、ロイド……」


 大切な存在を忘れていたことにセシルは絶望するが、そんな彼女をよそにアリサは記録を纏めていく。


「戦闘時間は17分26秒。想定以上のスコアです」

「機体のチェックも完了しました。このまま次のテストに移行できます」

「つ、次のテスト?」

「ああ。次は今回組み込んだ新兵装を試すんだ。もちろん先ほどよりも危険度は上がるけどね」

「や、やめてくだ――う……」


 セシルはやめてくださいと最後まで言い切ることが出来なかった。

 博士に奉仕したことで彼がどれほど優秀なオスなのかを思い知り、逆らってはいけない、邪魔してはいけないと思い始めているのだ。

 しかしロイドも大切なので彼女の心は揺れており、博士はセシルにとどめを刺すための提案をする。


「それならば好きな方を選ばせてあげようじゃないか」

「……え?」

「一つはテストを中止して君を彼らの元に送る。この艦の医務室を貸すから好きに手当てすると良い」

「っ! それなら――」

「もう一つは……テストを続けて君の中を調整する。さぁ、好きな方を選びたまえ」


 その提案を受けてセシルの子宮がありえないほど疼き始めた。

 テストを中止すればロイドたちの手当てができる。しかし続ければ博士の調整を受けることが出来る。つまり博士の肉棒を挿入して貰えるのだ。


「そ、そんな……そんなの……考えるまでもないわ……」


 セシルは立ち上って導力端末に手を突くと、ナース服のスカートをめくってタイツとショーツを纏めてずりさげた。

 半ケツになり肌の白とタイツの黒のコントラストが卑猥さを引き立てており、背後にいる博士に向けて媚びるような目を向ける。


「博士の逞しいペニスで……私を調整してください♡」


 迷うことなくおねだりをしたセシルを見て博士が下卑た笑みを浮かべており、アリサ達は当然と言った表情になっている。


「おや、いいのかい? さっきも言ったが今度のテストは先ほどよりも危険だ。さらにバニングス捜査官たちはダメージも残っているよ?」

「はぁ……♡ はぁ……♡ いいんです……早く入れてください♡ もう我慢できないんです♡ 博士の逞しいペニスに奉仕させていただいた時から、ずっと入れてほしかったんです♡ ですから……ロイドなんてどうなってもいいから博士に調整して貰いたいですっ♡」

「クク……アリサ」

「はい。今回の目標時間は10分です。戦闘開始――!」


 博士がアリサに目配せをすると、彼女はテスト開始の合図を告げる。

 それと同時に博士はセシルの尻を両手でがっちりと掴むと、彼女の膣内に肉棒を一気に挿入した。


「あ――んひいいいいいいっ♡ ふあああああああっ♡」


 挿入されただけでセシルは絶頂してしまう。

 博士はセシルの尻を揉みしだきながら、遠慮なしの高速ピストンで膣内を蹂躙していく。


「あんっ♡ ふああああっ♡ すごいっ♡ ガイさんと全然違うっ♡ こんなの壊れちゃいますっ♡ んあああああああっ♡」

「女の身体はそう簡単には壊れないよ。ほら、彼はすでに追い詰められているよ」


 モニターではロイドたちが新兵装で追い詰められている。

 苦しんでいる彼らとは裏腹に、セシルは快楽と多幸感に包まれて微かな罪悪感すらも快楽のスパイスになっていた。


「あああっ♡ ロイドっ♡ ごめんなさい♡ あんっ♡ 貴方を売って入れて貰ったペニスがすごすぎるのっ♡ こんな幸福を知ってしまったらもう戻れないっ♡ あああっ♡ んひいいいいいっ♡ ごめんなさいガイさんっ♡ あなたのペニスより何百倍も気持ちいいっ♡ ふああああっ♡ ひああああああっ♡」


 博士が腰を打ち付けるたびにセシルの爆乳が激しく揺れて乳首が曲線を描く。

 ロイドたちが苦戦する姿をモニターで見せつけられながら犯されて、セシルはかつてない快楽と多幸感に包まれていく。

 博士はセシルの爆乳を背後から揉みしだき、両手で柔らかさと温かさをたっぷりと堪能していく。

 服越しでも柔らかいセシルの身体を味わいながら、射精するためだけの動きで最高に気持ちいい射精に上りつめていった。


「あんっ♡ 胸も触ってください♡ 全て博士のモノです♡ あんっ♡ 私のカラダで気持ちよくなってください♡ ふあっ♡ ひああああああっ♡」

「ふむ……いい締まりじゃないか。それに新兵装も中々の出来だ」

「ですがもう少し詰めることが出来そうですね。出力を上げてみますか?」

「試してみてくれティオ。アリサ、現在のタイムは?」

「2分37秒です」


 セシルを犯している最中でも実戦テストは続いており、博士たちは機体の性能をチェックしていく。

 最悪な身体の使われ方をしているのにセシルは怒りなど微塵も感じておらず、むしろ会話の邪魔にならないように手で口を押えて声を我慢していた。

 博士は爆乳を潰すほど強く揉みながらセシルに腰を打ち付けていく。

 彼女の顔を横向きにすると唇を奪い、激しく舌を絡めながらフィニッシュにむけて駆け上がる。


「ちゅっ♡ れりゅううう♡ 博士♡ あんっ♡ 愛しています♡ ちゅっ♡ 私もエリィちゃん達みたいに博士の女にして下さい♡ ガイさんよりもステキな博士に私の全てを捧げます♡ ちゅるるう♡ れりゅううう♡」

「君は堕ちるのが随分と早いねぇ。」

「ふふ、博士がその気になればどんな女性でもすぐに虜にできますよ♡ セシルさんならば博士の専属看護師に相応しいと思います。それにロイドの暗示をさらに強固なものにできますしね」

「ああああっ♡ ふああああっ♡ 博士のためなら何でもするわ♡ ちゅるるうう♡ れりゅううう♡ あんっ♡ 私の中で大きく――んひいいっ♡」


 肉棒が大きくなって震え始めると、博士は唇を離して乳房を揉みしだきながら高速ピストンで射精する体勢に入る。

 セシルはモニターの方を向いているが彼女の目は何も見ておらず快楽に溺れていた。モニターではロイドたちが新兵装で今まさにとどめを刺されそうになっているが、セシルにとっては博士を気持ち良くする方が遥かに大事なのだ。


「ふあああっ♡ 出して下さい♡ 私の中に博士の優秀な遺伝子を注いでくださいっ♡ ふあっ♡ んあああああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んひいいいいいいっ♡ すごいっ♡ 熱いのが沢山――ふわああああああああああっ♡」


 子宮に精液を注がれてセシルが絶頂した。博士はセシルの尻に腰をぴったりと密着させて精液を注いでいき、一度の射精で子宮がみっちりと広げられるほど大量の精液が注がれていく。

 ガイの射精とは比べ物にならないほどの大量の精液を注がれたセシルは、視界が真っ白になって何も考えられなくなった。


「あ――ふあっ♡ 博士……んっ♡」

「戦闘終了。戦闘時間は6分15秒。こちらも想定以上のスコアです」

『機体の回収を行います。アガットさん達は回収しても邪魔なのでほっときますね』

「テストのデータを纏めます。ロイドさん達では弱すぎるので、次からはもっと精鋭を揃えるか規模の大きな部隊を用意したほうが良いですね」

「そうだね……剣聖クラスでも用意しようか」


 博士がセシルの膣内から肉棒を抜くと、膣からごぽっと大量の精液が膣からあふれてきた。

 セシルはそのままへたり込んでしまうが、肉棒のお掃除フェラに移行する。


「れろぉ♡ じゅるるうう♡ すいません博士♡ ちゅっ♡ ロイドが弱いばっかりに……ちゅるるうう♡ れろぉ♡」

「なに、君が責任を感じる必要はないよ。ところでエリィ、君はセシルを私の専属看護師に推薦したいのだったかな? 私はどこも悪くないのだがね」

「博士は研究で無茶をなさるので、セシルさんのような優秀な看護士は必ず必要です」

「はぁ……♡ はぁ……♡ 私で良ければ博士の専属看護師にしてください♡ それ以外でも必ずお役に立ってみせます♡」


 お掃除フェラを終えたセシルが肉棒に頬ずりしながら博士に懇願する。

 この部屋に来て1時間も立っていないというのに、セシルはもう完全に博士の虜になっていた。


「いいだろう。これからは私の女として働いて貰う」

「はい♡ セシル・ノイエスは博士の専属看護師として尽くし続ける事を女神に誓います――ちゅ♡」


 セシルが肉棒にキスをして博士に忠誠を誓う。

 モニターには倒れているロイドたちが映っているにもかかわらず、彼女は博士への奉仕を再開するのだった。



「ん……ここは……?」


 ロイドが目を覚ますと見知った天井が目に映った。

 いつの間にか自分の部屋に帰って来たらしい。体を起こそうとするが全身が痛くてうまく動かせない。

 遠くからシズクの喘ぎ声が聞こえるので、おそらくはキーアがまだ開発中なのだろう。


「確か俺はキーアに頼まれて神機の実戦テストに参加して――」

「あら、起きたのねロイド」

「え――セシル姉?」


 部屋に突然セシルが入ってきたのでロイドが身体を起こそうとするが、やはりうまく動かすことが出来ない。セシルが慌ててロイドに駆け寄って彼を寝かせる。


「もう、安静にしていないとダメじゃない」

「俺はいったい……セシル姉が手当てをしてくれたのか?」

「ええ、そうよ」


 テストに参加して大怪我をしたのは覚えているが、今はきちんと手当てが施されている。

 セシルならば適切な手当てが可能なので納得だった。


「でもどうしてセシル姉が?」

「テストと同時に博士の調整を受けていたの。そして私も博士の女にしてもらったわ」

「……え?」

「博士はお優しいから艦の医務室を使ってもいいと言ってくれたのだけど、ロイド達みたいな雑魚オスは艦に入れる資格がないと思ったのよ。エリィちゃん達も賛成してくれたからここに運んだの。今回の手当てはしかたなく私がしたけど、今度からは自分でしてちょうだい。私は博士の専属看護師になったから、もうロイドにかまっている暇はないのよ」


 セシルが何を言っているのかロイドには理解できない。

 ロイドはすでに暗示をかけられて違和感を違和感だと思えなくなっている。だからこそ神機のテストにも違和感を覚えず参加したのだ。

 そしてセシルの言葉により、ロイドの暗示はさらに深まってしまう。


「でも博士は雑魚オスなりによくやったって言ってくれたわ。ロイド、これからも頑張りなさい。あなたは博士には一生勝てない雑魚オスだけど、それでも博士のお役に立てるのだから」

「セシル姉……うん……俺……頑張るよ」

「私には専門的なことはよくわからないけど、次からは仮想空間でテストをすることも検討しているそうよ。さぁ、今は休みなさい。起きたらまた博士のために働いて貰うわ」

「うん……」


 ロイドは目を閉じてそのまま眠ってしまった。

 セシルはロイドにかかっている暗示が完璧になったことを理解してほくそ笑む。


「ふふ……ガイさんもきっと喜んでいるわ。雑魚オスとして頑張りなさいねロイド」


 セシルは妖しく微笑み、ロイドを博士のためにどう使うか楽しみに思いながら部屋から出ていった。

 新兵器の開発。危険な実験。それにより傷つく雑魚オス。そして増えていく博士の女。

 宇宙計画が発表されても、黒の工房の日常は今までと全く変わることはないのだった。


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