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レックスの軌跡~エマ&セリーヌ編~

こちらの続きです。





 トールズ士官学院・第Ⅱ分校の教官であるリィン・シュバルツァーは、本日の仕事を全て終えて学生寮に帰宅中だった。

 時刻はもう夜の8時を回っているのですっかり暗くなっており、人通りもだんだんと少なくなっている。


「さてと、随分と遅くなってしまったな。どこかで夕食でも食べて帰ろうか……ん? あそこにいるのは……」


 宿酒場バーニーズあたりで食事をしていこうかと思っていたリィンは、視線の先に見覚えのある人影を二つ発見した。

 夜でも見間違えるはずのないその二人は、Ⅶ組のクラスメイトである魔女のエマ・ミルスティンと、その使い魔であるセリーヌ・ミルスティンだった。


「エマ、セリーヌ」

「え……リィンさん?」

「あら、奇遇ね。今から帰るところ?」


 リィンが声をかけると二人は気付いて近寄ってくる。

 エマは大陸を巡る巡回魔女となりセリーヌは一緒に回っているので、二人が帝国に戻ってきている事をリィンは知らなかったのだ。

 なので突然二人に会えたことを嬉しく感じたリィンは、せっかく会えたのだから二人ともっと話したいと感じてしまう。


「久しぶりだな。帝国に戻ってきていたのか」

「ええ、数日程前に。と言っても用事を済ませたらすぐに発つつもりですけどね」

「用事?」

「えっと……これから人と会う予定があるんです」

「本当はヘイムダルで会う予定だったけど、急にリーヴスまで来いって言われたのよ。ホントにワガママよねアイツ」

「もう、セリーヌ。お仕事の都合もあるのだから仕方ないでしょう? それにここは帝都に近いから問題ないじゃない」

「フン、予定に振り回されるコッチはたまったもんじゃないわ」


 セリーヌはプイっとそっぽを向いているのだが、リィンの目から見てもソワソワとしておりこの後の予定というものを楽しみに思っているのがわかった。

 それはエマも同じであり、彼女も振り回されたという怒りはなく喜びしか感じ取れない。


「夜に会う……もしかしてレックスと会うのか?」

「え!?」

「にゃっ!? な、なんでアイツの名前が出てくるのよ!?」


 リィンの言葉に二人が驚愕する。


「い、いや……実は今日第Ⅱ分校にレックスが取材に来たんだ。それで夜に人と会う予定があるって言っていたんだ」

「そ、そうなんですか……レックスさんもリーヴスに来ているんですね。いったい誰と会うんでしょう。レックスさんと仲のいい人は沢山いるのでわかりませんね」

「そういえばそうだな。トワ先輩だけじゃなくて分校の生徒やリーヴスの人達とも仲がいいみたいだしな。それはさておき二人と会うのも久しぶりだし、もしも時間があればこの後一緒に食事でもどうかと思ったんだが……」

「あー……悪いわねリィン。この後の予定は絶対に外せないのよ」


 ダメもとで誘ってみたがあっさりと断られてしまう。

 予定があるのならば仕方ないのだが、二人が全く残念そうではないのが少しショックだった。

 そして普段は猫の姿をしているセリーヌが今は人の姿をしているのが気になってしまう。

 セリーヌは人の姿をあまり好んでおらず、有事の際でもなければ基本的には猫の姿のままなのだ。


「そういえばセリーヌは猫の姿じゃないんだな。その姿に慣れて来たのか?」

「え? そ、それは……」

「ふふ、セリーヌは最近人の姿を取ることも多いんですよ。特に――」

「エ、エマ! 余計なことを言うんじゃないわよ! ほら、さっさと行くわよ!」


 セリーヌはエマの言葉を遮ると、彼女の手を引っ張って強引に歩き出してしまった。


「きゃっ、もうセリーヌったら。すみませんリィンさん、失礼します」

「あ、ああ……」


 去っていく二人の背中をリィンが見送る。


「もう少し話したかったな……そういえば結局二人は誰と会うんだ? あの喜びよう……まさか恋人でもいるんじゃ――いや、もしそうなら二人で会いに行くはずがないか」


 二人が誰と会うのかはわからないが、少なくとも恋人ではないだろうとリィンは考えていた。

 確かにエマは非常に美しく恋人がいてもおかしくないのだが、男の噂など一切聞いた事がない。

 恋人だとすれば二人で会いに行くのもおかしい。二人纏めて一人の男に夢中になっているというのも絶対にあり得ないとリィンは断言できる。


「複数の女性と同時に付き合うような男がいたとしても、エマとセリーヌがそんな男を好きになるはずがないからな。さて、俺も食事をして帰るか」


 リィンは考えを打ち切って宿酒場に入っていくのだった。



 エマとセリーヌがリィンと別れて向かった先は、かつてジンゴがナインヴァリを開いていた借り家だった。

 ジンゴは帝都に店を構えてからここは使われなくなったのだが、実はミュゼが確保しておりリーヴスにおけるレックスのセカンドハウスとして利用しているのだ。

 第Ⅱ分校の生徒達は校舎や学生寮でレックスに抱かれることが多いのだが、セカンドハウスを使ったほうが声や人目を気にすることなく行為に集中できる。

 そして今夜そこを使うのはエマとセリーヌであり、二人は先に来ていたレックスのリクエストに応えて着替えを行うと、すぐに撮影会が始まった。


「うーん、いい感じだぜ。エマ、次は腕を組んでそのデカパイをアピールする感じで。セリーヌはもっとカメラに目線をくれよ。可愛い顔を激写してやるぜ」

「えっと……胸を寄せてあげる……こうですよね♡」

「うう……なんでアンタは写真を撮るところから始めるのよ。しかもこんな格好をさせるなんて頭おかしいんじゃないの」


 エマは手慣れた様子でリクエストに応えていき、セリーヌは文句を言いながらも照れた顔をカメラに向ける。

 二人はそれぞれ水着に着替えており、レックスの撮影会に付き合わされていた。

 エマは白いビキニと薄手のパレオでセリーヌは紫のビキニとスカート。かつてレイクビーチで遊んだ際に来ていたものを身に付けている。


「やっぱりその水着かなり似合うぜ。次にエマを孕ませる時は絶対にそれを着てもらうつもりだったんだ」

「は、孕ませるって……もう、他に言い方はないんですか♡ ですけど少し胸がきついんですよね……んっ♡ やっぱり出産を経験して胸が大きくなったからでしょうか」

「母乳がたっぷり詰まってて胸が張ってるんだろ? リーシャとかもさらにデカくなったみたいだし、どこまでデカくなるのか楽しみだぜ」

「こんな時に他の女の名前を出すなんて本当に最低ね……」

「そんな最低な男に惚れて孕ませてほしいって言ってきたのは誰かなー?」


 レックスの言葉にセリーヌの顔が真っ赤になった。


「っ♡ そ、そんな事言ってないでしょ! アンタいくら何でも調子に乗りすぎよ! だいたい今日も帝都の予定が急にここになるし、昼間だって取材とかいいながら生徒達と楽しんでたんでしょ!」

「流石セリーヌはオレの事をよくわかってるな。今日は本当にハードスケジュールだったぜ。第Ⅱ分校のカワイコちゃん達がなかなか離してくれなくてさー。いやー、10人以上を同時に相手するのは流石に大変だったぜ。でも安心してくれ。全員ちゃんとイカセて気絶させたから満足させたし、ここにも遅刻しなかったんだからな。もちろん二人を孕ませる分もしっかりと残ってるぜ」


 レックスはカメラを降ろすとズボンのチャックを開いて肉棒を露出させた。勃起していないにもかかわらず凄まじい大きさと、触れてもいないのに重量感まで伝わってくる。

 自分達にメスの悦びを教えて虜にしてしまった肉棒から二人は目が離せなくなった。


「さてと、二人でデカくしてくれよ」

「はい……♡」

「し、仕方ないわね……♡」


 エマとセリーヌは子宮を疼かせながらレックスに近づいて彼の正面に跪いた。

 二人で同時に顔を近づかせていくと、勃起していない肉棒に軽くキスをする。


「ちゅっ♡ それでは始めますね……♡ 私達の身体で沢山気持ちよくなってください♡」

「……ちゅ♡ フン……アタシ達がこんなことをするのはアンタだけなんだから光栄に思いなさいよね♡」

「わかってるって。早くしゃぶってくれよ」

「ちゅるるうう♡ れりゅううう♡ じゅるるううう♡ はぁ……♡ 何なのよこの臭い♡ ちゅっ♡ 勃起してないのにオス臭いにもほどがあるわ♡」

「れりゅうう♡ ちゅうう♡ 舌が火傷してしまいそうです♡ ちゅう♡ ずっしりとした重さがたまりません♡ ちゅうう♡ じゅるるうううう♡」


 エマとセリーヌが肉棒に舌を這わせていくと、レックスはご満悦で奉仕を受けながら、上着を脱いで上半身裸になっていく。

 極上の女たちがダブルフェラで奉仕をしているという光景にレックスが興奮しないはずはなく、彼の肉棒はすぐにムクムクと大きくなっていった。


「れりゅううう♡ ふふ、大きくなってきました♡ ちゅううう♡ こちらも――はむっ♡ れりゅううう♡ じゅるるううう♡ 精液がたっぷりと詰まっていますね♡」

「れりゅうう♡ じゅるるううう♡ アンタ今日は何回出したのよ♡ ちゅうう♡ タマがずっしりしてるじゃない♡ ちゅうう♡」


 二人は玉袋を片方ずつしゃぶりながら、竿を手コキで奉仕していく。玉袋の皺がふやけるほど丁寧に舌を這わせて、中の玉を舌でコロコロと動かすように奉仕していくと、レックスは快楽のあまり声を漏らしてしまう。

 愛情たっぷりの玉しゃぶで精液がすさまじい勢いで増産されているのがわかった。


「ミュゼちゃんなら気絶するまでの回数を数えてるかもしれないけど、オレは20回から先は数えてないぜ。あ、でも昼間にティータちゃんとサンディちゃんが精の付く料理を作ってくれてさぁ。いつもより調子がいい気がするぜ。だから二人の分も残ってるっての」

「信じられないわ……ちゅうう♡ れりゅううう♡ アンタって本当に人間なの?」

「ちゅうう♡ れりゅうう♡ 流石はレックスさんですね♡ はむっ♡ じゅるるうう♡ そんなに強い男性だからこそ、私達も他の女性もレックスさんに夢中なんです♡ 女としての自分を全て捧げて、子供も何人でも産ませてほしいと心から思えるんですよ♡ 他に何人セックスフレンドがいたとしても、レックスさんの事を愛してしまっているんです♡」

「嬉しい事言ってくれるぜ。ところでエマ、そろそろさ……」

「わかっています♡ コレですよね♡ ん――あんっ♡」


 エマは水着を付けたまま肉棒を谷間に挿入させた。

 両手で左右からも強く挟んで乳圧を強めると、舌を伸ばして亀頭を舐めてパイズリフェラで奉仕をしていく。

 セリーヌも玉しゃぶから亀頭舐めに切り替えて、わざと舌を伸ばしてレックスに舐めているところを良く見えるようにしていく。


「ちゅるるうう♡ れりゅうううう♡ ふあっ♡ レックスさんのペニスが胸に擦れて私も感じてしまいます♡ んあっ♡ ふああああ♡」

「れりゅうう♡ じゅるるうう♡ ほら、ここが好きなんでしょ♡ カリ首の深いところを何度も舐めてあげるわ♡」


 エマは鈴口を舌先でレロレロと何度も舐め上げていき、セリーヌはカリ首の深い部分を舌先で何度も擦って刺激を与えていく。


「おおっ! パイズリフェラたまんねぇ~! トールズの男共は全員エマにパイズリさせたいって思ってるぜ」

「あんっ♡ ふあっ♡ れろぉ♡ じゅるるううう♡ 私の身体はレックスさん専用なのでお断りします♡ あんっ♡ もちろんレックスさんにはいつでもしますからね♡ ふあっ♡ あああっ♡」

「いやー、独り占めしちゃって悪いなみんな。だけど学生時代の時も卒業してからもエマを口説かなかったみんなも悪いんだぜ。再会したその日のうちにセックスまで持っていけるほどチョロい女だったからなー」

「ふあっ♡ あああっ♡ レ、レックスさんだからですよ♡ んっ♡ レックスさん以外の人に誘われても断っていました♡ ちゅっ♡ れりゅううう♡ 」


 エマが乳圧をさらに強めて激しく乳房を動かしてラストスパートをかけていくと、セリーヌも亀頭を激しく舐めまわしていく。


「ちゅっ♡ れりゅううう♡ はぁ♡ 先走りがどんどん出てくるわ♡ ちゅっ♡ レックスのコレ……全然美味しくないのに、舐めるのが止まらない♡ ちゅうう♡ れりゅうう♡ ホントなんなのよアンタのコレ♡ 舐めてるだけで感じちゃうじゃない♡」

「そろそろ出そうだからセリーヌが全部飲んでくれよ」


 舌の強い刺激と乳房の優しい刺激のアンバランスさを感じたレックスの肉棒が一回り大きくなって震え始める。

 レックスはカメラを構えてこみあがってくる射精感に身を任せると、エマとセリーヌは彼を最高に気持ちいい射精へと導いていく。


「ちゅるるううう♡ れりゅううう♡ 膨らんできたわね♡ ちゅっ♡ ホラ、出しちゃいなさい♡ アタシが全部飲んであげるから♡ れりゅうう♡ アンタの濃いのを思いっきり出しなさい♡ あむっ♡ じゅるるううう♡」

「そう言う事なら遠慮なく――うっ!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んむうううううっ♡ んうううううううううっ♡」


 セリーヌの口内でドロッとした精液が弾ける。

 喉に絡みつくほど濃い精液をセリーヌは必死に飲み干していくが、勢いと量がすごすぎて口元から零れてしまう。

 エマの爆乳と水着を精液が汚していき、エマは肌に触れる精液の感触をうっとりした表情で楽しんでいた。


「あぁ……やっぱりレックスさんの精液は凄く熱いですね♡ 肌が火傷してしまいそうです♡」

「エマのパイズリとセリーヌのフェラだから濃いのが出たぜ。あー、それそれ。残ったのも吸いだすように……上手いぜセリーヌ。ちゃんとオレ好みのフェラを覚えてるようだな」

「ん……ちゅるるうううう――ちゅぽんっ♡ はぁ……♡ はぁ……♡ わ、忘れるわけないじゃない……♡」


 セリーヌは尿道に残った塊のような精液も吸い取って肉棒から口を離すと、何度も咀嚼して精液を噛み切って少しずつ飲み込んでいく。

 エマも肉棒を谷間から抜くと胸に付着した精液を綺麗に舐めとっていき、二人は久しぶりに味わうレックスの精液を一滴も無駄にしまいと綺麗に飲み干してしまった。


「まずはやっぱりセリーヌから種付けしておくか」

「種付けって――にゃっ♡」


 レックスはセリーヌをベッドに押し倒して、彼女の水着をたくし上げると乳房を露出させた。

 非常に控えめな胸と乳首が露わになったが、セリーヌは両手でそれを隠そうとしない。むしろ全身の力を抜いて早く入れなさいよと言わんばかりの目をレックスに向けている。

 レックスはそのリクエストに応えるべく、彼女の足を広げて正常位で挿入する体位になった。


「はぁ……♡ はぁ……♡ レックス……♡」

「ふふ、見てくださいレックスさん♡ セリーヌってばすごく淫らな顔になっていますね♡ 好きな男性――いえ、愛するオスに媚びるメスの表情♡ こんな顔を見れるのはレックスさんだけですよ♡」

「男として期待に応えないとな。へへ、そんじゃあセリーヌと念願の種付け交尾をしちゃいまーす」

「ふ、ふざけた事言ってないで――にゃっ♡ あああっ♡ 入ってきてるっ♡ レックスのが――んにゃあああああああっ♡」


 レックスの巨根が一気にセリーヌの膣内に挿入された。

 下腹部が肉棒のカタチに盛り上がっており、セリーヌは背中をベッドから浮かせて口をパクパクさせながら絶頂してしまう。


「あああっ♡ な、なによコレっ♡ いつもより熱くて太い――あああっ♡ んにゃっ♡ まだ動かないで♡ ふあああっ♡ ひああああああっ♡」


 レックスはセリーヌの腰を両手で掴むと、ゆっくり腰を動かしてセリーヌの中を解していく。

 しかしすでに愛液で満たされていた膣内を解す必要などはなく、そもそもすでにセリーヌの膣内は隅々までレックス専用の形になっていた。

 それゆえにすぐに抽送の速度を上げると、肉のぶつかり合う乾いた音と肉棒が秘部をかき回す水音、そしてセリーヌの喘ぎ声が室内に響いた。


「あんっ♡ ふああああっ♡ 奥に届いてる♡ あんっ♡ アンタのコレ――や、やっぱスゴすぎよっ♡ んあああっ♡ こ、壊れちゃう♡ にゃあああああっ♡」

「壊れないのは今までのセックスで実証済みだろ」

「そうですね♡ セリーヌの身体は確かに小さいですが、それでも立派な女ですから♡ レックスさんを受け入れるように出来てるんですよ♡」


 エマが水着をたくし上げてレックスの右側に寄り添う。レックスは爆乳をムニュムニュと押し付けてくるエマに右腕を回して抱き寄せると、彼女の乳房を揉みながら唇を重ねる。


「ちゅっ♡ れりゅうう♡ レックスさん♡ そんなに胸を揉まれたらまた大きくなってしまいますよ♡ ふあっ♡ ああんっ♡」

「いーじゃん。どこまで育つか試してみようぜ。それにオレが揉まなくてもドスケベ魔女なんだから勝手に育つだろ?」

「ちゅるるうう♡ ちゅっ♡ そんな事はありません♡ 私の身体を育ててくれたのはレックスさんです♡ 責任を取って貰いますからね♡」

「当然だっての。これからも孕ませまくってやるから元気な子を沢山産めよ」

「~~~~っ♡ は、はい♡ たくさん産ませてください♡ あ――ふあああっ♡ んああああああああああっ♡」


 好きな男に子供を沢山産めと命令されたエマは信じられないほどの多幸感に包まれる。そんな彼女に追い打ちをかけるようにレックスはエマの乳首に吸い付いて胸に顔を押し付ける。

 顔全体で爆乳の柔らかさと温かさを堪能しながら、乳首にしゃぶりついてちゅぱちゅぱと音を立てて吸うと、エマの乳首から母乳が溢れてきた。


「ふああああっ♡ 母乳が出ちゃいます♡ あんっ♡ あまり飲まれるとあの子の分が――ひあっ♡ ふわああああっ♡」

「こんなにたくさん出るなら問題ないし、どうせここ何日かはロゼ辺りが飲ませてるんだろ? Ⅶ組とかもそうだけどみんな乳母みたいなもんだし」

「んっ♡ そ、それはそうですけど――ひあっ♡ 私もお祖母ちゃんの子に母乳をあげました♡ あんっ♡」

「んああっ♡ ふにゃああっ♡ ちょっとレックス♡ エマの胸ばかりに集中しすぎよ♡ んっ♡ ふああああっ♡ アタシとしてるって事を忘れてるんじゃないでしょうね♡」


 エマの爆乳に顔を埋めながら抽送していると、セリーヌが不満げな顔とトロ顔が入り混じった表情になっていた。


「忘れてないっての。オレのチンポがいつもよりデカく感じるなら、やっとセリーヌを孕ませることが出来て興奮してるからだぜ」

「口だけならなんとでも――にゃっ♡ ふあああっ♡ ま、待ちなさ――んああああああああああっ♡」


 レックスはエマから手を離すと、セリーヌの乳房を両手で撫でまわしながら腰を打ち付けていく。

 爆乳のエマとは違い貧乳と言っても過言ではないセリーヌの乳房に掌を押し付け、そこに存在する確かな柔らかさを堪能しながら胸を撫でまわす。

 指で乳首を摘まんで扱きあげると、セリーヌの身体がビクンっと跳ねて膣がキュッと締まった。


「セリーヌの胸は小さいけど感度が抜群だよな。だから人の姿になるのが嫌だったのか?」

「あんっ♡ ふあああっ♡ 恥ずかしかっただけよ♡ 感度はアンタのせいなんだからねっ♡ ひあっ♡ んにゃああああっ♡ 交尾が好きになったのも、子供が欲しいって思うようになったのも全部アンタのせいよ♡ ちゅっ♡ れりゅううう♡ じゅるるうううう♡」


 レックスがセリーヌに覆いかぶさって屈曲位に移行すると、セリーヌはレックスにしがみついてだいしゅきホールドの体勢になった。


「ちゅううう♡ れりゅううう♡ レックス♡ 好きっ♡ 好きよっ♡ アンタの子供産ませてええっ♡ あんっ♡ エマ達の事がずっとうらやましかったのよ♡ ロゼが子供を産んだって知ってからアタシも欲しくてたまらなかったの♡」

「オレも愛してるぜセリーヌ。それに初めてセックスした時から孕ませたくてたまらなかったんだ。もう遠慮なんかしねーしこれからは種付けしまくるからな。エマやロゼと一緒にオレの子供を沢山産めよ」

「あんっ♡ ふあああっ♡ ちゅるるうう♡ れろぉ♡ 産むっ♡ たくさん産むわっ♡ ミリアムが言ってたように七人でも七つ子でもいくらでも産むっ♡ あんっ♡ アタシを孕ませて♡ 番じゃなくてセフレのままでいいから、アンタの子供を沢山産ませてえええっ♡」


 全身でレックスに媚びて愛を叫びながら絶頂に向けて登りつめていくセリーヌは、肉棒が一回り大きくなって震え始めたことに気付くと、今まで以上に強くレックスにしがみついた。

 屈曲位でセリーヌに射精しようとしているレックスの背中にエマが乳房を押し付けて体重をかけると、セリーヌは二人分の体重に押しつぶされそうになるが、その苦しさも快楽と多幸感に変わっていった。


「んっ♡ レックスさんが気持ちよくなれるようにサポートしますね♡」

「エマとセリーヌに挟まれて……くっ! もう限界だ。このまま一番奥で出すぜセリーヌ」


 エマの爆乳がムニュムニュと背中に押し付けられて形を変える感触を楽しみながらレックスがラストスパートをかけていく。

 極上の女体に挟まれながらセリーヌに種付けするべく亀頭を子宮口にこすりつけると、舌を絡める情熱的なキスでお互いの唾液を交換し合う。

 こみあがってくる射精感に身を任せて、セリーヌを一際強く抱きしめるとレックスは溜め込んでいた欲望を解き放った。


「孕めセリーヌっ! 孕め……孕みやがれっ!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「ふああああっ♡ 熱いのが出てるっ♡ んあああっ♡ んにゃああああああああああっ♡」


 マグマのような精液が一瞬でセリーヌの子宮を満たし、内側からミチミチと子宮を拡張していく。

 自分とエマの体重が乗った種付けプレスでセリーヌの身体を屈服させていき、セリーヌはそれとだいしゅきホールドで受け止めていく。


「孕めっ! 孕め……!」

「ちゅううううっ♡ れりゅううう♡ 孕む♡ レックスの子供を孕んじゃう♡ ふあああっ ふにゃああっ♡ ひあああああああああああっ♡」


 オスに屈服するというメスの悦びを堪能しながらセリーヌは絶頂し、自分の中にレックスという存在を今まで以上に深く刻みつけられるのを感じていた。

 二人はグイグイと腰を押し付け合い、エマはレックスに体重をかけて乳房を押し付けていく。

 やがてどぴゅっと特別濃い精液が放たれるとセリーヌの身体がぶるっと震えて、彼女の視界が真っ白になった。


 ――ぷちゅ♡


(あぁ……コイツの種を受け取っちゃったわ♡)


 セリーヌはレックスの遺伝子を刻み付けられたことを確信し、オスの遺伝子を受け取って残すというメスの役割を果たすことが出来た多幸感と達成感に包まれる。

 女に生まれたことを女神に感謝しながら絶頂の余韻に浸っていると、ねっとりとした唾液の糸を作りながらレックスが唇を離した。

 セリーヌの目は虚ろで口元からは涎を垂らしたトロ顔になっている。そんな彼女にもう一度唇を重ねるとエマが離れたのでレックスもセリーヌを離して肉棒を抜いていく。


「あ――んにゃっ♡」


 レックスが肉棒を抜くとごぽっと大量の精液が膣からあふれてきた。

 ズレた水着が戻って秘部を隠してしまうが、すぐに精液のシミが出来てどんどん精液が溢れてくる。

 放心状態になっているセリーヌをレックスが起こすと、彼女の肩を抱いてパシャっと記念写真を撮影した。


「セリーヌの子宮を完全攻略だぜ。オレ達の愛の結晶を沢山作ろうな」

「はぁ……♡ はぁ……♡ 作るわ……レックスぅ♡」


 セリーヌは普段のツンツンした態度など微塵も感じさせず、目にはハートでも浮かんでいるようなオスに媚びる蕩けた表情になっていた。

 自分にだけ見せるセリーヌの顔を見てご満悦のレックスは、セリーヌをベッドに寝かせるともう一人の標的に狙いを定める。


「お待たせエマ。次はお前の番だぜ」

「はい……♡ もう待ちきれません♡」


 エマは水着のパレオを外すとレックスに向けて尻を突き出し、水着をずらして秘部を見せつける。

 愛液が溢れて挿入準備が完了している秘部だけではなく、物欲しそうにヒクヒクしているアナルもまる見えになっていた。

 オスに媚びるような顔のエマが「早く入れてください♡」と無言でおねだりしてくるが、レックスはまず写真を数枚撮ってから両手でエマの尻を撫でまわす。


「あんっ♡ レックスさん♡ お尻はあまり撫でないでください♡」

「エマは爆乳だけどケツもムチムチしてるよな。どこもかしこも揉み心地が良いし男に抱かれる為の身体って感じだぜ。ベッキーも言ってたけどグラビアでも出せば一儲けできるぜ」

「あはは……そんな事も言っていましたね♡ ふあっ♡ ですが私の身体はレックスさんに抱かれる為の身体なのでお断りします♡ もちろんレックスさんが個人的に楽しむ分にはいくらでも写真を撮ってください♡ ん――ああっ♡ 入ってきてます♡ レックスさんの大きいのが――ふわああああああああああっ♡」


 四つん這いの後背位でエマが一気に貫かれてしまい、背筋を大きくのけ反らせて天上を仰ぐ。

 レックスは尻を撫でまわしていたがすぐにエマに覆いかぶさると、背後から抱きしめて乳房を両手で揉みしだきながらムチムチの尻に腰を打ち付けていく。


「あんっ♡ ふああああっ♡ すごい――んっ♡ ほ、本当に第Ⅱ分校の皆さんとしていたんですか♡ 信じられないくらい硬いままです♡ ふあっ♡ んあああっ♡」

「二人に種付けする分は残してるって言っただろ? セフレを満足させられないなんて男として終わってるし、そんな男になるつもりはないぜ」

「んあっ♡ 普通はセックスフレンドを持つこと自体が最低なんじゃないですか♡ ふあああっ♡」

「ったく、そんな事言う女にはお仕置きだぜ! オラオラっ! いつもより激しく突いてやる!」


 レックスはエマの乳房を両手で揉みしだきながら高速ピストンで膣内を蹂躙していく。

 男の無骨な指がエマの爆乳に何度も食い込み、揉むたびに乳首からは母乳が噴き出てシーツにシミを作っていた。

 胸を揉んでいる掌だけではなく全身でエマの柔らかさと温かさを堪能しながら、レックスはオスの欲望を全て彼女にたたきつけていく。


「ああああっ♡ んひいいいいいっ♡ は、激しいですレックスさん♡ ああああっ♡ 生意気な事を言ってすいませんでした♡ 許してくださ――いっ♡ んひいいいいいっ♡」

「オレは久しぶりにエマに会えて孕ませることが出来るって嬉しかったのにスゲー傷ついたぜ。もしかしてオレの事嫌いになった? 大陸を回ってるうちに新しい男でもできたのかなー?」

「ふあああっ♡ そんなわけないじゃないですか♡ 私が愛しているのはレックスさんだけです♡ あああっ♡ 旅先で男性に声をかけられることはありますが、愛する人がいるとはっきり言ってお断りしています♡ 私を性的な目で見る人は数多くいますが、レックスさん以外には指一本触れさせません♡ んあああっ♡ ひあああああっ♡」

「ったく……アンタの子供まで産んでるんだから、一生アンタから離れられるわけないでしょ♡」


 エマがレックスに蹂躙されながら愛を叫んでいると、セリーヌが復活してレックスの背後から抱き着いてきた。

 控えめな乳房をムニュっと背中に押し付けながら、レックスの耳を甘噛みして気持ちよくなるサポートを始める。


「ちゅっ♡ れりゅううう♡ そもそもアンタを忘れた日なんて一日もないわよ♡ ちゅう♡ アタシ達の中心にはアンタがいるんだから、忘れたくても忘れられないってことをわかりなさい♡」

「ふあああっ♡ そうですよレックスさん♡ あんっ♡ ふあああっ♡ 好きです♡ 愛しています♡ んあっ♡ ひあああああっ♡」

「へへ、わかったわかった。エマもセリーヌもオレの事が大好きなんだな。それじゃあラブラブセックスで孕ませてやるよ」


 レックスは一度エマから離れると、体位を後背位から対面座位に移行した。

 お互いに抱きしめあって唇を重ねて、唾液を交換し合うように舌を絡めていく。

 背後からはセリーヌが抱き着いており、極上の女体に挟まれながらレックスはラストルパートをかけていく。


「ちゅっ♡ ちゅるるううう♡ れろぉ♡ レックスさんのが大きくなってきました♡ あああっ♡ いつでも出してください♡ 二人目も産みます♡ あああっ♡ 三人目でも四人でも――ああああっ♡ いくらでも産ませてください♡ んああっ♡ ふあああっ♡ 愛するレックスさんの子供を産ませてください♡」

「く……そろそろ出そうだ。愛してるぜエマ。母乳を飲みながら孕ませてやる……!」


 レックスはエマを抱きしめながら彼女の爆乳に顔を埋めると、乳首を同時にしゃぶってつよく顔を押し付けていく。

 エマもレックスの頭を抱きしめて爆乳に強く顔を埋めさせると、彼の腰の動きに合わせてスパートをかけていく。

 母乳を飲みながら膣内を蹂躙しているレックスは、こみあがってくる射精感に身を任せて腰を震わせていた。


「ああああっ♡ レックスさん、私もうイキますっ♡ レックスさんに母乳を飲まれながら射精されてイッちゃいます♡ あああっ♡ 二人目を妊娠してしまいますっ♡ んああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「ひああああああっ♡ 熱いですっ♡ ああああっ♡ イッちゃう♡ 孕んじゃう♡ ふわああああああああああっ♡」


 子宮にオスの欲望を注ぎ込まれてエマが絶頂した。

 レックスの頭を抱きしめて胸に顔を埋めさせながら射精を受け止めて、全身に快楽と多幸感が駆け巡っておかしくなりそうになる。

 エマの柔らかさと温かさをたっぷりと味わいながらレックスは精液を注ぎ込み、極上の女を孕ませる優越感に浸っていく。

 母乳を吸いながらの射精は気持ちよすぎて中々射精の勢いが弱くならない。それに加えてセリーヌも背中に乳房を押し付けて、レックスの耳元で愛を囁いてくるのでなおさら射精は止まらない。


「ああああっ♡ 精液で子宮が広げられています♡ レックスさんとの赤ちゃんを作る場所が――んっ♡ またイッちゃいます♡ ふああああっ♡」


 エマはレックスの頭を抱きしめながら天井を仰いで何度も絶頂していた。やがてようやく射精の勢いが弱まってきたところで、レックスはちゅぽんっとわざと大きな音を立てて乳首から口を離す。

 そのままエマに唇を重ねて彼女の身体を潰すほど強く抱きしめると、どぴゅっと最後の一滴が子宮に注がれる。


 ――ぷちゅ♡


(んあっ♡ 二人目……ありがとうございますレックスさん♡) 


 エマはオスの遺伝子を植え付けられて女としての役割を果たすことが出来たという達成感と安心感に包まれる。

 唇を離して見つめ合うと、お互いに孕んだことと孕ませたことは確信しており、レックスはゆっくりとエマから肉棒を抜いていく。


「はぁ……♡ はぁ……♡ ん……♡」


 秘部から大量の精液が溢れてくると、エマは右手で水着をずらして秘部をレックスに見せつけた。

 左手ではお腹を愛おしげな表情で撫でて、子宮で泳いでいる精子と新しい命を感じ取る。


「ふふ……一度で妊娠してしまいましたね♡」

「ああ。孕ませたって感覚があったぜ」


 レックスがベッドの縁に腰かけるとエマは左側にぴったりと寄り添って乳房を押し付ける。彼女の肩を抱いたレックスがパシャっと記念写真を撮ると、胸を揉みながら唇も重ねて舌を絡めていく。

 するとセリーヌがレックスの正面にしゃがんで、精液と愛液まみれの肉棒にお掃除フェラを始めた。


「ちゅううう♡ れろぉ♡ はぁ♡ 濃いオスの匂いがたまらないわ♡ ちゅうう♡ れろぉ♡」

「あんっ♡ レックスさん――んっ♡ もっと母乳が飲みたいんですか♡ いいですよ♡ 好きなだけ飲んでください♡」


 レックスはエマに優しく抱きしめられて爆乳に顔を埋めて、顔全体で柔らかさと温かさを堪能しながら母乳を飲んでいく。

 安心感に浸りながらお掃除フェラを受けるという快楽にまったりと浸っていると、セリーヌがお掃除フェラを終えて最後に肉棒へキスをしてから口を離した。

 しかし彼女は勃起した肉棒にそのままフェラチオを再開する。


「ふぅ……エマの爆乳に顔を埋めながらセリーヌにフェラさせるとか最高の贅沢だぜ。たまにしか味わえないのが辛いよなー」

「れろぉ♡ ちゅっ♡ 同じことをしてくれる女なんてアンタはいくらでもいるでしょう♡ ちゅるるうう♡ そういえばレックス……ちゅう♡ 共和国に行くかもしれないってホントなの?」

「ああ。共和国でまだ見ぬカワイコちゃんをゲットしてくるぜ」

「ふふ、レックスさんのハーレムはどこまで大きくなるんでしょうね♡」

「共和国以外にも行ってみたいところはあるけど、褐色美人を撮りまくりたいからエルザイム公国は特に気になってるぜ」

「でもアンタ、共和国に行ったらしばらく孕ませるのはお預けでしょ? ガマンできるのかしらね」


 レックスのセフレたちの尽力によりエレボニア、リベール、クロスベル、レミフェリアではレックスがいくら孕ませても問題ない環境が出来ているが、共和国ではそれが全くできていない。

 なので共和国に出向すればしばらく妊娠させるのはお預けになるだろう。


「そこは我慢するっての。もしくは孕ませたくなったらこっちのセフレを共和国に呼び出すか、一時帰宅して誰かを孕ませにこようかなー? へへ、その時はエマとセリーヌをまた孕ませてやるぜ」

「ちゅうう♡ れろぉ♡ 幾らなんでも気が早すぎなのよ♡ ちゅっ♡ ま、まぁ嫌じゃないけどね♡ ミリアムの言ってたように七人でも七つ子でも産んであげるわよ♡」

「私達を抱きたくなったらいつでも連絡してくださいね♡ 幸い移動手段には困りませんので♡」

「本当に最高のセフレだな。今日はトコトン二人の身体を楽しませてもらうぜ」


 レックスがセリーヌの腕を引っ張り、エマもろともベッドに押し倒した。

 数秒後に二人の喘ぎ声が響き、次の日の朝まで喘ぎ声は止まらなかった。



 エマと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

 リィンの好感度☆☆☆☆☆


 セリーヌと特別な想い出を共有した!

 レックスの好感度♥♥♥♥♥♥

 リィンの好感度☆☆☆


「エマとセリーヌに纏めて種付けしちゃいました! エマは常に母乳が出るようになってエロくなり過ぎだしセリーヌはオレにしか見せない顔で喘ぐのが可愛すぎだぜ! 通信一本で呼びだせて孕んでくれるセフレとか最高過ぎて一生手放せないっす! こんな極上の女たちを抱けるのがオレだけとかスゲー優越感だ! 二人共もっと産みたがってるしオレもまだまだ孕ませ足りないから、また絶対に種付けしてやるからな!」



 エマとセリーヌと再会してから一夜明けて、リィンは朝早く学院に向かっていた。

 今日は授業の準備をする必要があるのでいつもより早く出てきたので、登校する生徒達や出社する大人たちもまだ見当たらない。

 いつもならば街の知り合いに挨拶をしているのだが、今日は誰とも挨拶をすることがなさそうだと思いながらリィンは分校に向かう。


「ん? あそこにいるのは……」


 しかしリィンは昨日と同じく視線の先に見覚えのある人影を見つけた。

 昨日再会してすぐに別れたエマとセリーヌ。そして第Ⅱ分校に取材に来ていたレックスだった。

 三人はベンチに座って何か楽しそうに話をしている。


(どうしてエマ達がレックスと一緒にいるんだ? 人に会う用事があるとは言っていたがレックスじゃないと言ってたような……)


 まさか自分に嘘をついてレックスと会っていたのだろうか。もしそうならば隠す理由は何なのだろうか。

 もしかすると本当にレックスと恋人であり会いに来ただけなのだろうかなどと考えていると、ベンチに座っているレックスがリィンに気付いて声をかけて来る。


「あ、リィンだぜ。おーい、なにボーっとしてるんだよ」

「本当ですね。おはようございますリィンさん」


 レックスとエマが声をかけて来て、セリーヌはなぜかがっかりしたような顔になる。

 声をかけられた以上無視するわけにはいかず、そもそも自分から声をかけるつもりだったリィンは三人に近づいていく。


「お、おはようみんな」

「こんな朝早くからごくろーさん。ってオレ達もか。ったく、少しはゆっくりしたいぜ」

「どの口が言ってるのよ……でも確かに早いわね」

「今日はちょっと用事があってね。レックスたちは昨日用事があったそうだが……」

「おう。詳しくは話せないけど人と会ってたぜ。いやー。随分と熱く語り合って徹夜しちまったぜ」


 レックスが笑いながらそう言うとなぜかエマとセリーヌの顔が赤くなった。


「私達も用事を済ませて今から帰るところだったのですが、偶然レックスさんと会ったんです。せっかくなので列車が来るまで話そうということになりました。それと写真も撮らせてほしいと頼まれましたね」

「はは、レックスは相変わらずだな」

「仕方ねーじゃん。エマの色気たっぷりの身体を撮らないなんてカメラマン失格だぜ。セリーヌとツーショット撮らせてくれてサンキューな」

「アンタがしつこいから仕方なくよ」


 ぷいっとセリーヌがそっぽを向くが、リィンの目から見て彼女は全く嫌がっていない。

 あのセリーヌが人型の写真を撮らせたという事実にリィンは驚いてしまう。


(それにしても……三人とも風呂上がりなのか?)


 エマとセリーヌは風呂上がりのいい匂いがしているのだが、レックスからも同じ石鹸の香りがするのだ。

 二人に挟まれて座っているからなのかもしれないが、まるで風呂に三人で一緒に入ったような感じがしてリィンはモヤモヤしてしまう。


「そういえばリィン、朝飯はしっかり食ったか?」

「いや、分校で済ませるつもりだよ」

「朝はしっかり食わないとダメだぜ。なぁセリーヌ」


 レックスに話を振られてセリーヌの尻尾がピンっと伸びた。


「な、なんでアタシに振るのよ?」

「セリーヌはミルクが大好きだろ? 今朝も濃いミルクをたっぷりと飲んだもんな?」

「~~~~っ♡ な、なによ! 文句でもあんの!?」

「文句なんてないぜ。ただ随分と美味そうに飲んでたからお代わりはもういいのかと思ってさー。必要ならいくらでも用意するぜ」

「も、もうお腹いっぱいよ! 好きな物だからっていくらでも飲めるわけないでしょ!」

「さ、三人で朝食を取ったのか?」

「はい。偶然会ったので」


 こんなに朝早くからやっている店があっただろうかとリィンは内心モヤモヤしてしまう。


(やっぱり二人共様子がおかしいような……)


 エマとセリーヌはどこかぐったりしているように見えるんだが、それと同時にどこか活き活きしているように思える。

 二人共愁いを帯びた母性的な表情をしており、愛おし気な様子で下腹部を優しい手つきで撫でていた。

 そして二人共首元の同じ位置に虫刺されが存在している。


「二人共、首の所が虫に刺されているぞ」

「あ、マジだ。わる~い虫がいたもんだぜ」

「本当にどの口が言ってるのよ」

「ふふ、最近の私達は虫に刺されやすい体質なんです。全く嫌ではありませんから気にしないでくださいリィンさん」

「そ、そんな体質があるのか。大変だな……」

「おっと、そろそろ列車が来る時間だ。行こうぜ二人共」


 レックスが立ち上るとエマ達も立ち上る。リィンもそろそろ行かなければマズイ時間だった。


「それじゃあなリィン。また取材にくるぜ」

「さようならリィンさん」

「一応身体には気を付けなさいよね」

「ああ、またなみんな」


 レックスたちが去っていくのをリィンが見送る。

 三人はレックスを中心に身体が密着しそうなほど近づいて歩いており、後ろ姿だけを見ても楽しそうなのが伝わってくる。


(アリサ達もだけど本当にいつの間にレックスとあんなにも仲良くなったんだろうな……さて、俺もそろそろ行くか)


 リィンも分校に向かったのだが、その日彼の頭からはモヤモヤが晴れる事がなく仕事に全く集中できないのだった。



 レックスに種付けをしてもらった二人は、帝都に向かう彼と別れて魔女の隠れ里エリンに戻ってきた。

 エマはロゼに預かって貰っていた子供を引き取るため、セリーヌは無事に妊娠できたことをロゼに報告するためだ。


「はぁ……本当に疲れたわ。アイツの精力はどうなってるのよ」

「ふふ、そこがレックスさんのステキな所じゃない。むしろそのくらいじゃないと多くの女性を虜にできないわ」

「う……まぁ強いオスだってことは認めてるわよ……それでも限度ってものがあるでしょ」

「そんな事言ってセリーヌだってたくさん愛してもらえて嬉しいんでしょう?」


 図星を突かれてセリーヌは何も言えなくなってしまう。

 二人はロゼのアトリエに入ると、ロゼ以外の聞き覚えがある声が聞こえてきた。

 まさかと思って二人は顔を見合わせて声の方に向かうと、そこには想像通りの人物が立っていた。


「姉さん……!」

「ハイ、エマにセリーヌ」

「ってアンタ、クロスベル再事変後に行方をくらましたハズじゃ……!」


 身喰らう蛇の使徒二柱であり魔女の一人でもあるヴィータ・クロチルダが何食わぬ顔でそこにいて、隣に座っているロゼは頭を抱えている。


「ヌシら……よく戻ってきたの。肌の艶を見る限り随分と盛り上がったようで何よりじゃ」

「そ、そういうことは言わなくていいのよ!」

「どうして姉さんがここに?」

「フフ、気になる因果が見えてしまったものだからね。本当は婆様がレックスの子を授かった時にすぐ顔を出そうかと思ったのだけど、まさかセリーヌまで授かることになるなんて……やっぱりレックスはどこまでも規格外だわ♡」


 どうやらヴィータはロゼがレックスの子供を産んだこと、そしてセリーヌが妊娠したことを知っているようだ。

 エマは自分が二人目を授かったこともお見通しなのだと確信する。


「もしかしてアンタ、ロゼの子供の顔を見に来たっていうの?」

「確かに私とセリーヌも同じ理由で帰った来たけど……」

「それももちろん目的の一つだけど……子供の顔を見せに来たというのが本命の理由かしら♡」


 ヴィータの言葉にエマとセリーヌが驚愕して、すでに話を聞いていたロゼが大きなため息をついた。


「はぁ……まさか本当にこの不良娘までレックスに孕まされておったとは……いつのまに産んだんじゃ?」

「婆様より少し前かしらね。だってエマだけズルいじゃない。私だってレックスの子供は欲しいのだから、本当はエマが妊娠した時に私も妊娠させてほしかったわ。だから後日改めてレックスにおねだりしたのよ」

「そ、そうだったのね……姉さんの子供はどこにいるの?」

「上で妾達の子と一緒にニーナたちが見ておる。ライザとアウラもいる故に心配はなかろ。いきなり子供を抱いて転移してきた時は何事かと思ったわい」

「私は使徒としての役割を放棄できないけれど、これからは時々顔を見せにくるわよ。ふふ、こんなことを思えるようになったのもレックスのおかげね」


 もしもレックスの女になっていなければヴィータが里に帰ってくる機会は今よりも遥かに少なくなっていただろう。

 そう思うとエマはレックスにヴィータを堕としてくれた事を感謝していた。


「それにしてもエマはもう二人目を妊娠したのね。これは私も負けていられないわ。今夜レックスに会いに行こうかしら。どうせ今夜は婆様があの子にべったりでしょうしね」

「当たり前じゃ。妾の顔をしっかりと覚えてもらわねばな」

「……ねぇヴィータ、もしかして結社には他にレックスに妊娠させられた奴はいるの?」

「そうね……私の知る限りでは鉄機隊の三人はレックスの子供を妊娠しているわ。あとはわからないわね」


 デュバリィがレックスのセフレだということはエマ達も知っていたので、妊娠しているのは予想できていた。


(まぁ他にも妊娠している人はいるのだけどね。あとは彼女がレックスの存在に気付きそうだけど……)


 あとはわからないというのは嘘であり、実際にはマリアベルとシャーリィはレックスの子供を妊娠していた。

 そしてレンやシャロンを気にかけていた執行者No.Ⅲ《黄金蝶》ルクレツィア・イスレ。彼女はもしかするとその内レックスに気付くのではないかとヴィータは予想している。

 もしそうなってもレックスならばルクレツィアを自分の女にしてしまうという確信があった。


「アタシ達全員がレックスに妊娠させられちゃうなんて……」

「ヤツに目を付けられたら逃げられぬのだから諦めるしかなかろ」

「私はこうなる予感がしていたわよ。魔女だとしてもレックスの前ではただの女に過ぎないもの」

「そうね……レックスさんが私達に女の幸せを与えてくれたのよね♡」


 エマ達は女の幸せを噛みしめながらレックスの話題に花を咲かせて、久しぶりに家族としての時間を過ごすのだった。



 世界大戦が終わりエレボニア帝国では、皇族でありながら鉄血宰相と共に戦争を煽っていた皇太子の行動などが問題視されたことで皇族そのものが厳しい立場に置かれることとなった。

 そんな中でアルフィン皇女やオリヴァルト皇子が真摯に国民と向き合っていくことで国内外の信用を少しずつ取り戻していった。

 しかしエレボニア帝国の皇妃であるプリシラ・ライゼ・アルノールは、カレル離宮で療養するかのように過ごしていた。


「セドリック……まさかこんなことになってしまうなんて……」


 世界大戦や消えてしまったセドリックの事でプリシラは非常に心を痛めており、皇帝であるユーゲントは彼女を気遣いカレル離宮で休ませることにしたのだ。

 しかしアルフィン達が皇族としての責務を果たしている中、自分だけ何もできないという無力感や情けなさを感じてしまい、プリシラの心身はとても休まる状態ではなかった。

 とはいえ何とかして立ち直り自分も皇族としての務めを果たさなければいけないと思っていると、部屋のドアがノックされて自分の侍女が入ってくる。


「どうしたのですか?」

「皇妃様……先ほど帝国時報社から取材の申し出がありました」

「取材ですか?」

「はい。こちらで断っておきましょうか? 今はマスコミとの接触を避けたほうが良いと考えます」


 侍女は明らかにプリシラを心配していた。彼女だけではなくカレル離宮で働いている侍女たちは一人残らずプリシラを心配しており一日でも早く元気を取り戻してほしいと思っている。

 それ故に今は取材を断ったほうが良いと思っているのだ、特に帝国時報は世界大戦の時も戦争を煽るような記事を書いていたので、皇族に良い印象を持っていないかもしれない。

 プリシラは自分が気遣われている事を理解しているが、ここで取材を断れば次はユーゲントあたりに取材の申し出が行くかもしれない。

 ユーゲントは公務に追われながらも時折自分の様子を見に来てくれるので、これ以上ユーゲントに負担をかけるのはどうしても避けたかった。


「いえ……取材を受けましょう」

「よ、よろしいのですか?」

「ええ。詳しい日程などはお任せします」

「かしこまりました……」


 侍女が不安そうな顔で部屋から出ていく。やはり彼女はプリシラを心配してくれているのだろう。

 彼女たちの気持ちが伝わってくるからこそ自分の現状を情けなく感じてしまい、プリシラは一刻も早く立ち直らなければいけないと焦ってしまう。


「いつまでも休んでばかりではいられませんね。陛下をお支えするのがわたくしの務めなのですから」


 プリシラははやくユーゲントを支えるために頑張らなければいけないと決意しながら取材で話すことを考え始めるのだった。



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