NokiMo
namitaro
namitaro

fanbox


裏の競売会の出品物にされたエリィ

 七耀歴1204年4月。

 クロスベル創立記念祭最終日の夜に、高級保養地ミシュラムにあるハルトマン議長の大邸宅では黒の競売会が行われていた。

 その競売会は盗品等を扱い、マフィアであるルバーチェ商会の収入源にもなっているオークション。ハルトマン議長が各方面に圧力をかけているため、毎年行われている日にちと場所がわかっているにもかかわらず警察は全く手が出せないでいた。

 その黒の競売会への参加証を入手した特務支援課は招待客を装って潜入を行った。潜入するのは最も違和感のない組み合わせであるロイドとエリィ。ティオとランディはバックアップに回る形となった。

 大邸宅ではワジと協力して内部を探り、出品物が保管されている部屋にも入ることができた。

 しかしそこでロイドたちは、トランクの中で眠っていた幼女のキーアを発見してしまったのだ。

 事前の情報で人身売買などは行われていないという事だったので当然ロイドたちは驚愕してしまい、それと同時に潜入したことがバレてしまう。

 当然キーアを放っておくことなどできずに彼女を連れて脱出を開始した。

 だが警備のマフィアが非常に多いので簡単に脱出などできるはずがなく、応戦しながら逃げているうちにエリィはロイドたちとはぐれて一人きりになってしまった。


「はぁ……はぁ……ロイドたちは無事かしら……」


 導力銃を構えて廊下から僅かに顔を出すと、ルバーチェの構成員が自分たちを探しているのが見える。

 逃げ場をどんどんふさがれていく中で、エリィは必死にここから脱出する方法を模索していた。

 しかし元々エリィの戦闘力はそれほど高くはない。その上今は潜入のためにドレスを着ているので動きにくい状態だ。

 体力もどんどん消費しており、このままでは捕まってしまうのは時間の問題だろう。


「おい、いたぞ! あの女だ!」

「っ……!」


 廊下の反対側から構成員たちが迫って来る。

 エリィはとっさに導力銃を撃って牽制するが、構成員たちはじりじりと距離を詰めて来る。

 自分一人では牽制にもならない絶望的な状況だが、エリィは何か違和感を覚えていた。


(どうして向こうは撃ってこないのかしら……?)


 構成員の中には銃を持っている者達も多くいるのだが、なぜか全く発砲してこないのだ。エリィにはそれがまるで自分を傷つけずに捉えたがっているように思えてしまう。


(理由はわからないけれど、撃ってこないのならば都合がいいわ。屋敷から出てロイドたちと合流すれば――っ!)


 エリィの首筋に鋭い痛みが走って全身から力が抜けてしまう。

 立っている事すらできずにそのまま崩れ落ちると、自分の背後に構成員が立っている事に気付いた。

 正面の敵に気を取られている隙に背後から不意打ちを受けてしまったのだろう。


「へへ、よくやったな。手筈通り無傷で捕えられたぜ」

「見ろよこの女。顔も胸も間違いなく一級品だ。目玉商品になるかもしれねーな……さっさと運ぶぞ」


 構成員は下卑た笑みを浮かべてエリィを見下ろしている。彼らが何を言っているのかエリィはもうほとんど聞き取れていない。


(あ……ロイ……ド……)


 エリィはとうとう意識を失ってしまい、構成員たちの手によりどこかに運ばれてしまうのだった。

 一方そのころ、ロイドたちは大邸宅を脱出してランディとティオの二人と合流。そのまま逃走を続けてガルシアすらも退けてミシュラムから脱出することに成功した。

 しかし当然そこにエリィの姿はなく、彼らはキーアの安全を優先するために歯がゆい思いをしながらクロスベルに戻るのだった。



「ん……ここは……」


 気を失っていたエリィは妙な肌寒さを感じながら目を覚ました。

 記憶をたどり自分に起きたことをすぐに思い出したエリィは、状況を確認するために周囲を見回す。


「きゃっ!? ど、どうして私は裸なのよ……! それに吊るされて……んっ! んううううっ! ダ、ダメ……動けないわ……」


 気を失う前はドレスを着ていたというのに、今のエリィは生まれたままの姿になっており、両手を上から鎖で繋がれてサンドバッグのようになっている。

 幸い本物のサンドバッグと違い吊るされておらず足は地面についているのでそこまで辛くはないのだが、身動きが取れない事に変わりはなかった。


「いったいどういうことなの……裸で吊るすように拘束されて……それにこれは……台座?」


 下をよく見ると自分は台座にのせられているので、美術館などの展示品を思い出してしまった。

 そう考えると周囲の風景はまるで本当の美術館のようにも思える。

 そして腕を上げて拘束されている自分は、展示品として周囲から見やすい様に配慮されているような感覚に陥る。

 人間が展示品になるなど最悪の考えだと自己嫌悪に浸っていると、部屋のドアが開いて複数の男たちが入ってきた。


「きゃっ……あ、あなたは……」


 微かに見覚えがある先頭の男性は、エリィを気絶させた男だった。

 裸を見られて恥ずかしいという気持ちは当然あるのだが、弱みを見せることなくエリィは気丈に振舞いながら男を睨みつける。


「お、目が覚めたみたいだな。そろそろ移動するぞ」

「きゃっ!? ちょ、ちょっと! ここはどこなのよ!」


 男たちはエリィを無視して彼女を運んでいく。

 どうやら自分がのせられているのは移動式の台座だったようで、これでは本当に展示物として運ばれている気分だ。

 男たちはエリィの身体を舐めまわすように見て来るので視線が不快だが、動けないエリィはそれに耐えることしかできない。


「おい、大人しくしろ。ここがどこなのかはすぐにわかる。それとも静かにしてやろうか?」

「く……!」


 エリィは仕方なく口を閉じて黙って運ばれていると目の前に豪華な扉が現れた。

 その扉が開かれると向こう側から艶めかしい声が響いていく。


「ひ……っ! これはいったい……」


 エリィの目に飛び込んできたのは信じられない光景だった。

 部屋の中では大勢の男女が性行為に溺れていたのだ。


「んひいいいいっ♡ ふあっ♡ んおおおおおっ♡ もっと突いて下さい♡ んおっ♡ ふおおおっ♡ オチンポもっとちょうだい♡ んひいいいいっ♡」

「く……Bランクの割になかなかいい締まりだ。これは入札して正解だったな。おい、もっと締め付けろ!」

「あんっ♡ ごめんなさいご主人様♡ ふあっ♡ んああああっ♡ オマンコ締めます♡ んおおおおおっ♡」


 エリィと同年代くらい右腕にB-004と書かれた娘が四つん這いで男に犯されている。

 身体が壊れそうなほど激しく犯されているというのに、女性の表情からは苦痛などは一切感じ取れない。


「いやぁ、今年も中々いい雌奴隷が手に入りましたなぁ」

「まったくですよ。毎年参加していますが、この競売会の商品にはハズレがない」


 男性の声が聞こえて来てエリィは思わずそちらを向く。

 そこには帝国貴族のように見える初老の男性が二人、ワインを飲みながら楽しそうに語らっていた。

 それだけならばおかしくないのだが男性たちは肉棒を露出しており、裸の女性たちがパイズリフェラで奉仕をしていたのだ。


「ちゅっ♡ れりゅううう♡ はぁ♡ ご主人様のオチンチン大きいです♡ ちゅっ♡ こんなに逞しいオチンチンにご奉仕できて幸せです♡」

「れろぉ♡ じゅるるるううう♡ タマタマもずっしり重くてステキです♡ 雌奴隷のおっぱいで沢山気持ちよくなってください♡」


 見た目はエリィよりも年下でA-0014と腕に書かれている少女と、逆に少し年上に見えてA-009と腕に書かれている女性たちはうっとりした表情でパイズリを続けている。

 年齢は違えど乳房が大きいという部分が共通しており、おそらくは二人共Eカップ以上はあるだろう。


「そちらは今年も若い雌奴隷を落札しましたなぁ?」

「ええ。やはり若い娘は胸のハリが違いますからな」

「私としてはハリよりも柔らかい女の方が好みですね。そう言えば去年落札した雌奴隷は孕ませましたかな?」

「もちろんですとも。2ヶ月ほど前に生まれましたよ。すぐに二人目も仕込みましたがね。うっ! 本当にいい胸だ。やはり雌奴隷はAランク以上に限りますなぁ」

「この二人は胸の使い心地だけでAランクになったそうですしね。来年はSランクを入札してパイズリ専用奴隷に仕立て上げたいものです」


 ゲラゲラと下品に笑う二人を見てエリィは言葉を失っていた。

 ここではまるで女を商品のように扱っている。それどころか実際に商品にしている。犯罪の中でも最悪の部類に属する犯罪が頭に浮かぶ。


「まさか……ここでは人身売買が行われているの……?」

「ご明察。ここは黒の競売会でもご法度の人身売買が行われている裏の競売会だ」


 最悪の想像が当たってしまったエリィは思わず血の気が引いてしまった。

 魔都と呼ばれているクロスベルでも行われること自体が大問題であり、遊撃士などにバレてしまえば彼らの掲げる支える籠手の名に懸けて一斉検挙されてしまうだろう。

 そんな最悪の催しがエリィの目の前で行われている。


「出品物の多くはクロスベルの女だ。クロスベルの女ってのはどいつもこいつもエロい身体をしてるから、ブランドとしての価値がそこそこあるんだよ。だから拉致してこの競売会で売りさばいてるってわけだな」

「そんな……こんなことまで行われていたなんて……」

「元々はガキを攫うヤバいやつらが始めたとか聞いたことがあるが……それはお前には関係ないか。ここにいるのはミラだけは余ってるような奴らだから、変われれば案外いい暮らしができるかもしれねーぞ。買い手がつかないとあそこの奴らみたいになるけどな」


 男の視線の先には複数の男性に犯されている者たちがいた。

 腕にD-007と書かれた少女とC-010と書かれた女性は、秘部と口に挿入された串刺しファックで犯されている。


「んぶうううううっ♡ んっ♡ んううううっ♡ ぷはっ♡ も、もうやめてくださ――んおおおっ♡ ふおおおおおおっ♡」

「まったく、Dランクの売れ残りが文句を言うでない。帝国貴族に使ってもらえることを感謝せぬか!」

「んひいいっ♡ ご、ごめんなさ――んぶっ♡ れりゅううう♡ じゅるうううう♡」

「Cランクのお前ももっとを締め付けるのだ!」

「んむうううっ♡ んうっ♡ んううううっ♡ ふあっ♡ も、もう限界――んああっ♡ 少し休ませてください♡ んあああああああっ♡」


 全身が精液まみれで目が虚ろになっているので、彼女たちはおそらく長時間複数の男性たちに犯されているのだろう。

 今すぐに助けに向かいたいのだが、エリィは拘束されているので動けない。


「出品物にも当然ランクがあってな。CランクやDランクは売れ残りやすいんだが、買い手がつかなかった場合は客に無料で提供するんだよ」

「ひ、ひどい……女性を何だと思っているのよ!」

「はは、商品に決まってるだろ。なに、お前はああならないと思うぜ。なぁエリィ・マクダエル」

「ど、どうして私の名前を……」

「お前は出品物の候補リストに常に乗ってるから良く知ってるぜ。マクダエル市長の孫で各国に留学してて、今は警察にいるんだっけか? 顔も胸も尻も一級品で文句なしのSランクだ。俺もどうにかしておこぼれに預かりたいもんだぜ。お前の母親みたいにな」

「あなたなんかに――え? い、今なんて……」


 信じられない言葉が聞こえてエリィはポカンとしてしまうが、男は下卑た笑みを浮かべて指を指す。

 そこでは一人の女性に多くの男性が群がっていた。しかし先ほどの二人のように犯されているという感じはしない。

 男に跨って腰を振っており、左右の男たちの肉棒を交互に手コキとフェラで奉仕している。


「んちゅっ♡ れりゅううう♡ オチンポ様美味しいです♡ あんっ♡ オマンコに入ってるのもすごい♡ ふあっ♡ ひあああっ♡」

「ふむ……だいぶ手慣れてきたな。しかし丁寧さが足りぬ」

「ひああっ♡ ご、ごめんなさい♡ ちゅっ♡ れりゅうううう♡ ふあああっ♡ んああああっ♡」

「ふひひ、まさかSランクの出品物の身体を楽しめるとは思ってもいませんでしたなぁ? 膣の具合はどうですか?」

「くううっ! た、たまらん! 子供を産んだとは思えんほどキツく具合がいい! まさしく名器――うっ! 気を抜くと暴発しそうじゃ!」


 若い男と中年男性と初老の男性。

 三人の男たちに奉仕をしており、その周りには順番待ちの男たちが取り囲んでいる。

 はしたなく腰を振って快楽に溺れているようにしか見えないその女性の顔をエリィは知っている。


「……お……おかあ……さん……?」

「んおおおおおおっ♡ もっと突きあげてください♡ ふああああっ♡ 気持ちいい♡ こんなの初めてです♡ んああっ♡ ふああああああっ♡」


 獣のような喘ぎ声をあげて腰を振っているのは、エリィの母親のディアナだったのだ。


「あの女は買い手がついたけど今日だけ客に提供されてるんだよ。もういい歳のはずなのに今年の競売会では唯一のSランクが付いた極上の女だったぜ。マンコの締まりも胸の使い心地も最高だった」

「う、うそよ……だってお母さんは帝国にいるはず……」

「あいつを捕まえたのはオレじゃないけど、確か創立記念祭でクロスベルに戻ってきたところを拉致されたらしいぜ。クク……母親が犯されて喜んでるのを見るのはどんな気分だ?」

「んおおおおおっ♡ またイッちゃう♡ 中出しされてイクっ♡ あああっ♡ ザーメンかけられてイッちゃううううううっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「ふああああああっ♡ んああああああああああっ♡」


 精液を中に出されて身体にも大量にかけられたディアナが絶頂する。

 射精が終わると周囲にいた男たちが我先にとディアナに群がっていき、彼女の姿は見えなくなってしまった。

 しかし喘ぎ声はすぐに聞こえてきたので、今も犯されているのは間違いない。


「そんな……お母さん……」

「今年はAランクは大量だったけどSランクはディアナ一人しかいなかったから不作でな。お前が来てくれて本当に良かったぜ」

「……え?」

「お前は今回の競売会のラストを飾る目玉商品だ。せいぜい言い値で変態共に買われてくれよ。なぁS-002番?」


 悪魔のような笑みを向けられて、エリィは自分が置かれている状況を思い出した。

 自分も母親たちと同じように競売会にかけられてしまう所なのだ。


「い、いやっ! これを解いて! 私は売り物になんか――いやあああっ!」


 拘束されて台座にのせられたエリィは何もできず部屋の中央へ運ばれていくと、女たちを犯していた観客の視線もエリィに集まる。

 360度全ての方向から身体を視姦されているエリィが身震いすると、彼女の隣で司会者らしき男がマイクを構えた。


「みなさま。本年度の競売会はこちらが最後の出品物です。こちらがその出品番号S-002番でございます!」


 エリィの背筋が凍るがそれとは裏腹に会場がざわめき立つ。

 様々な感情が入り混じった無数の目を向けられて、自分が出品物になってしまったのだと嫌でも理解させられる。


「今年はSランクの出品物は一つだけかと思われましたが、つい先ほど仕入れたこの商品を仕入れる事が出来ました。お客様の中には見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか? クロスベル市の市長であるヘンリー・マクダエルの孫娘。そして先ほど出品されたS-001番の娘でもあるエリィ・マクダエルです!」


 クロスベル市長の孫娘という事でエリィを知らない者達が更にざわめきだった。


「まさか母娘が同じ年の競売会にかけられることになろうとは、これも女神のいたずらでしょうか? S-001番は年齢を感じさせぬ美貌と極上の身体をもっていましたが、それは娘もかわりません。スリーサイズは上から89/59/88のEカップ! これほど男好きのする身体をしておきながらなんと処女です!」


 自分の身体の事を勝手に話されてエリィの羞恥心が限界まで高まり、会場の興奮も限界まで高まっていく。


「こちらのSランク出品物で今年の競売会を締めくくらせていただきます。オークションに移る前に皆様もぜひ近くでご覧ください」


 司会者の声を聴いた観客たちがエリィの台座を取り囲んでいく。

 欲望の籠った目でじっくりと見られるが、エリィは動けないので見せ物になるしかなかった。


「良い胸をしているな。母親の方は先ほど抱いてきたが大きさは同じくらいか?」

「ディアナの胸と比べるとまだ硬さが残っているように見えますなぁ。そんな胸を自分好みに育てるのも一興でしょう。若い分ハリはありそうだ」

「まるで芸術品のような身体……安産型の尻も素晴らしい。強い子を多く産み落とせそうじゃわい。クク……今日は存分に楽しんだつもりであったが、もうしばらく楽しめそうではないか」

「い、いや……見ないで……んっ♡」


 獣のような視線を向けられて嫌悪感を覚えていたエリィはいつの間にか自分の肌が熱くなっている事に気付く。

 まるで見られているだけで発情しているような感覚。そんなことはありえないと思いつつも、胸を見られるだけで乳首が硬くなっている。


「ど、どうして身体が……んっ♡ ああっ♡ はぁ……♡ はぁ……♡」

「ああ、そろそろ疼いてきたか? お前が寝てる間に強力な媚薬を飲ませたからな」

「な、なんてことを……んっ♡」

「出品物には飲ませるのがルールなんだよ。さぁて、そろそろオークション開始だ。高値で売れると良いな。さぁ、皆様。そろそろオークションに移りたいと思います。どうやらS-002番も早く買われたくてマンコを濡らしているようですからね」


 羞恥と屈辱でおかしくなりそうなエリィをよそに、司会者がガベルを振り上げる。


「それでは最後の出品物S-002番。80万ミラから始めさせていただきます!」


 ガベルが振り下ろされてオークションが始まったが、エリィはそのバカげた値段に驚愕してしまう。

 80万ミラとなればちょうど少し前に特務支援課のメンバーで乗せて貰ったハロルドの導力車と同じくらいの値段だ。人間一人にそんなミラを支払うなどエリィは想像できない。


「100万」


 しかしエリィの常識があっさりと覆される。

 手を上げたのはおそらく帝国貴族の男性であり、声を荒げることもなく平然と100万と言い放った。


「110万」

「120――いや、140万だ」

「160万出そう」

「160万ミラ。他にはいらっしゃいませんか?」


 100万ミラの時点でエリィは信じられなかったのに、参加客たちは続々と声を上げて値段を釣り上げていく。


(う、嘘でしょう? そんなミラを支払ってでも私が欲しいって言うの……?)


 気がつけば300万ミラまで値段は上がっている。

 エリィは自分にそれほどの価値があると喜べるわけがなく、むしろ悍ましさを感じていた。

 そして落札された自分はいったいどんな目にあうのかと恐怖してしまう。

 そんな彼女の内心など知った事ではないと言うようにオークションは大盛り上がりで進んでいく。


「500万ミラ。他にはいらっしゃいませんか?」

「1000万」


 値段を一気に釣りあげる声が聞こえて会場内がざわつく。手を上げたのは今まではずっと黙っていた観客だった。

 いかにも帝国貴族と言った服装をした肥満体型の男性。下品な笑みを浮かべてすでに自分の勝利を確信しているようだ。


「い、1000万ミラ。他にはいらっしゃいませんか?」


 今まで少しずつ値段を上げてきた者達もいきなり倍の金額を掲示されて悔しそうな顔になって黙り込んでいる。

 その表情が見たくて貴族は今までずっと黙っていたのだろう。

 司会者は周囲を見回して他に声を上げる者がいない事を確認するとガベルを鳴らす。


「それではS-002番は1000万ミラでそちらのお客様が落札されました! なんと競売会始まって以来の価格でございます!」

「くく……1000万などワシにとっては取るに足らん額じゃ。エリィだったな? お主はこの場でワシが純潔を散らしてやろうではないか」

「ディアナと同じくこの場でお使いになられますか?」

「うむ」


 貴族がエリィに近づくと、周囲を回って全身をじっくりと視姦していく。

 媚薬のせいで肌が敏感になり視線が刺さるような感覚であり、エリィは嫌悪感と羞恥心を覚えながらも甘い吐息が漏れてしまっていた。


「ふむ……改めて見てもいい身体をしておる。ワシに見られているだけで感じておるのか? 処女らしいが随分と淫乱な娘のようだ」

「ち、違うわ! これは媚薬の――ふああああっ♡」


 貴族が背後からエリィの胸を両手で鷲掴みにする。

 豊満な乳房に無骨な男の手が食い込んだだけで、エリィは全身をピンッとのけぞらせてつま先立ちになってしまった。


「ほう……やはり生娘なだけあって乳房の芯がのこっているな。ディアナは指がどこまでも沈んでいくような柔らかさがあったが、エリィのモノは指を撥ね返してくるような弾力がある。どちらも甲乙つけがたい」

「あんっ♡ ひあああっ♡ あ、あなたがお母さんを――んっ♡ んひいいっ♡ や、やめて♡ 触らない♡ んああああっ♡」

「ああ、そなたの母であるディアナを800万で落札したのはワシだ。一度味見をしてから他の客共の相手をさせているがな。あの女もSランクなだけあり相当使い心地がいい。すでにワシの子種で孕んでいるかもしれぬぞ?」

「んひいいっ♡ ぜ、絶対に許さな――ふあっ♡ あああっ♡ そんなに強くされたら――んあああああっ♡」


 エリィは両手を吊るされたままなので、母を犯した憎い相手に一方的に蹂躙されていく。

 たわわに実った乳房は貴族の手により自由に形を変えていき、乳首を引っ張られていびつな形にもされてしまう。

 観客たちもエリィの胸に注目しており、見せ物にされている屈辱と無力感、そして怒りでエリィの心が蝕まれていく。


「あああっ♡ ひあああっ♡ も、もうやめて♡ 私の胸は貴方のおもちゃじゃないわ♡ ああっ♡ んひいいいっ♡」

「口では嫌がりながらも身体は喜んでいるではないか。ああ、もしや男をその気にさせるための演技か? 様々な国に留学していたらしいが、そのような事ばかり学んでいたとは嘆かわしい」

「ひあっ♡ ふわあああっ♡ バ、バカにしないで♡ そんな事を学ぶはずがないでしょう♡ あんっ♡ ふあああっ♡」

「ほう? もしやこの身体の使い方も学んでこなかったというのか? それならばワシが直々に教えてくれるわ!」

「なにを言って――きゃああっ♡」


 両手を縛って吊るしている鎖がジャラジャラと伸びてエリィはその場にぺたんとへたり込んでしまう。

 解放されたのかと思ったが、貴族はエリィの眼前に自分の肉棒を突きつけた。

 エリィにとってまともに見るのはもちろん初めてであり、まるで女を屈服させるためにあるように思えてしまう。


「ひ……そ、そんなものを見せないで――んっ♡ な、なにをするのよっ♡ は、離して――ふあああっ♡」


 貴族はエリィの胸で自分の肉棒を包み込んでしまった。

 彼は感嘆の声を漏らすと、すぐに腰を振って縦パイズリでエリィの胸を犯していく。


「あんっ♡ んあああっ♡ や、やめて――んっ♡ こ、擦らないで♡ ふあっ♡ んあああっ♡」

「おお……やはり使い心地の良い胸だ。ワシの魔羅に吸い付いてくるのが溜まらんわい! ほれ、そなたも感じて来たであろう!?」

「ひあああっ♡ 感じるわけないでしょう♡ んっ♡ やめ――あんっ♡ ふああああっ♡」


 感じるわけないと言っているが、エリィはだんだんと胸が敏感になっていた。

 熱い肉棒で胸を擦られて汗が浮かんでくるので、どんどん滑りが良くなっている。

 更には肉棒からガマン汁が溢れて来るのでそれも潤滑油になり、貴族はますます腰を振る速さを上げていく。

 まるで胸でセックスをしているような感覚に陥り、腰を打ち付けられるたびにエリィは衝撃が胸だけではなく子宮にまで響いていた。


「そなたのような乳房はこうやって使うんじゃ。男の喜ばせ方というものがわかったか?」

「あんっ♡ ふあああっ♡ わかるわけないでしょう♡ あ、あなた達のような最低な人たちに何をされても――んあああっ♡ ひあああっ♡」

「やれやれ、もう少々教育が必要であるなぁ? 自分の立場というものを教えてやる。そなたはワシを悦ばせるための雌奴隷にすぎんのだ!」


 貴族の肉棒が谷間で一回り大きくなって震え始める。

 エリィはそれが何を意味しているのか理解できなかったが、なにか嫌な予感だけが込みあがってきた。

 極上の乳肉の感触を肉棒で堪能し、腰を打ち付けて揺れるのを凝視しながら、貴族は最高に気持ちいい射精に向けて駆け上がっていく。


「あああっ♡ も、もう動かないで♡ んああっ♡ いやああっ♡ んあああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「ひああああっ♡ な、なにこれ――んっ♡ あ、熱いっ♡ んひいいいいいいいいっ♡」


 オスの欲望を凝縮したような濃い精液がエリィの胸にぶちまけられる。

 谷間からあふれて乳房を汚していき、胸で受け止めきれない精液は膝に垂れてしまった。


「ぬうう……うっ! た、たまらん……ディアナよりも極上の胸じゃ……ぬおおお……っ!」


 貴族は獣のように唸り、腰を小刻みに動かしながら精液を放出していく。

 まだ男を知らない極上の女の胸を最初に汚す優越感も合わさって、塊のような精液が尿道を広げて通っていくのがわかる。


「ふぅ、ようやく治まってきたわい。良いかエリィ。そなたの胸はこうやって使うのじゃぞ?」

「はぁ……♡ はぁ……♡ ひ、ひどい……女性の胸をなんだと思っているのよ……んっ♡」

「クク……次はそなたを一人前の女にしてやろう」


 貴族が司会に合図を送ると、彼が鎖を巻き上げてエリィを再びつるし上げる。

 へたり込んでいたエリィは頼りない足取りで立ち上がると、自分が多くの客に見られている事に気付いた。

 胸を揉みしだかれたことや、自分勝手に使われて精液をぶちまけられたところも全て見られている。

 にやにやとした笑みで見られて絶望していると、エリィの秘部に硬くて熱いモノが押し当てられる。


「あ――ふあっ♡ な、なにをして――んっ♡ ひあああっ♡」

「なにをしているだと? ワシの魔羅でそなたの純潔を奪ってやろうというのだ」


 純潔を奪われると言われてエリィは目の前が真っ白になった。貴族は吊るされたエリィに立ちバックで挿入しようと腰をがっちりと掴む。


「ダ、ダメっ♡ それだけは許して♡ いやああああああっ♡」


 吊るされるように拘束されているのでエリィは動けるはずがない。初めてはロイドがいいと思っていたエリィにとって、見知らぬ男に処女を奪われるなど受け入れることはできない。

 さらに言えば自分を犯そうとしているのは母親を汚した男なのだから。


「大人しくせぬか。大勢に見られながら女になれる経験などめったにできぬぞ? 留学先や警察などでは経験できぬことだ」

「んあああっ♡ そんな経験したくないわよ♡ ああっ♡ 離して♡ いやああっ♡ た、助けてロイ――んぎっ♡ あ――ひぎいいいいいいっ♡」


 めりめりっと鈍い音がしてエリィの秘部から激痛が広がっていく。

 口をパクパクさせて何も考えられなくなり、熱い鉄の棒が膣内に入ってくるのがはっきりとわかった。


「おお……な、なんという締め付けじゃ。このまま貫いてくれる……っ!」

「んひいいいっ♡ 抜いて♡ いやあっ♡ もう入ってこないで♡ ああああっ♡ んああああああああああっ♡」


 ぶちっと何かが切れる音がしてエリィの膣内に肉棒が完全に挿入された。

 貴族は立ちバックのままエリィの胸を揉みしだき、膣内の感触をじっくりと味わっている。

 秘部から破瓜の証が太ももをつたって床に落ちて赤いシミを作ると、会場が歓喜の声で埋め尽くされた。


「あ……んひっ♡ い、いやぁ……あんっ♡」

「ひひ……会場の者達もそなたが一人前の女になった事を祝福しているようじゃな。そなたもうれしかろう? 警察などやめて雌奴隷として生きる方がクロスベルの女には相応しいと理解させてやる」


 貴族はゆっくりと腰を動かして膣内をほぐしていく。

 カリ首で膣内をガリガリと削り、肉付きのいい尻に腰を何度も打ち付けるたびに肉のぶつかり合う乾いた音が響く。

 そして処女を失ったばかりだというのに、エリィの甘い声も会場内に響いていた。


「あんっ♡ ふああああっ♡ や、やめて♡ んっ♡ 抜いてぇ♡ ふあああっ♡ こんなこと許されな――いっ♡ んひいいいいいいいいいっ♡」


 エリィの言う事など知った事ではない貴族は、乳房を両手で揉み解しながら腰を打ち付ける。

 下から胸を持ち上げてタプタプと揺らすように揉みしだいていくと、その卑猥な光景に観客も歓喜の声を上げた。

 先ほど提供したディアナのように極上のメスのおこぼれを預かりたいと今から期待しているのが貴族にもわかり、そんな女をただ一人自由に犯している優越感に浸りながらエリィの身体を楽しむ。


「エリィの身体は素晴らしいが、もっと早く出品されていればよかったと思ってしまうな。留学などせずクロスベルに残ればよかったものを……」

「んああっ♡ んっ♡ ひあああっ♡ 私は成長するために各国に留学していたの♡ 貴方のような人に買われるなんてお断りよ♡ んあああっ♡ ぜ、絶対に逃げ出して――んっ♡ んひいいいっ♡」

「ほう? それでは留学で学んだことを活かしてこの場を切り抜けて見てはどうかな?」

「そ、それは――んああっ♡ ひああああっ♡ ダ、ダメ♡ 奥をグリグリしないで♡ 乳首も引っ張らないで♡ んあああっ♡」


 子宮口で亀頭をイジメられながら乳首を引っ張られてエリィが甘イキしてしまう。

 媚薬で敏感になっている身体は憎い相手に犯されても快楽を感じてしまい、自分の無力さもこれでもかというほど自覚してしまっていた。


「ほれ、どうした? エリィが学んできたことでこの場をどうにかできるのではないのか? クク……この競売会の存在すらも知らなかった世間知らずの小娘に、雌奴隷以外の何ができるか見ものじゃわい」

「んああああっ♡ ひあああああっ♡ ち、違う♡ 私は雌奴隷なんかじゃないわ♡ んっ♡ んひいいいいいいいいいっ♡」

「どうやら身の程というものを徹底的に教えてやる必要があるなぁ? ここにワシの子種を仕込んでやるわい」


 貴族が右手でエリィの下腹部をすりすりと撫でながら耳元で囁くと、エリィはあまりの悍ましさに背筋に冷たいものが走った。

 避妊などしていない状態で中に出されてしまったらどうなってしまうのか想像するのはたやすい。こんな最低な男の子供を妊娠するなど耐えられるはずがなかった。


「んひいっ♡ や、やめてぇっ♡ 中には出さないで♡ んあああっ♡ そ、それだけは許して――んっ♡ ひあああああっ♡」

「遠慮するでない。ワシの子種はよく当たるぞ? 双子や三つ子も仕込んだこともある強い子種で孕めることを誇りに思うがよい」

「ああああっ♡ ほ、誇りになんて思えるはずないでしょう♡ 気持ち悪いことを言わないで――んちゅっ♡ れりゅううう♡ じゅるるうううう♡」


 貴族はエリィの顔を横向きにすると、唇を奪ってラストスパートをかけていく。

 舌を絡めてお互いの唾液を交換し合う、エリィの口の中を隅々まで舐めまわして犯していく。


(いやああっ♡ キスまで――んあっ♡ こんな人に私の全てを奪われてしまうなんて……♡)


 処女もキスも奪われて絶望するエリィだったが、そんな彼女にトドメを刺すように肉棒が膣内で一回り大きくなって震え始めた。

 先ほど胸で精液を受け止めた際にそれが何なのかをエリィは学んでおり、中に出される事だけは防ごうとするが動けないのでなにもできない。

 貴族は右手でエリィの乳房を握りつぶすほど強く揉みしだき、左手は下腹部を撫でながら最高に気持ちいい種付けに向けて駆け上がっていく。


「ぬうう……そろそろ子種をくれてやる! 孕むがよいエリィ……!」

「ちゅるるううう♡ ふあああっ♡ いやあああっ♡ 出さないで♡ それだけは許して♡ んあああああっ♡」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「あ――んひいいいいいっ♡ 熱いのが注がれてる♡ いやああああっ♡ ふあああああああああああっ♡」


 空っぽだった子宮にマグマのような精液が注がれていく。

 媚薬で敏感になっている身体は望まない男の精液を注がれただけで絶頂してしまい、エリィの身体はガクガクと痙攣していた。

 本来ならばオスの欲望を受け止めるというメスにのみ許された多幸感を味わえていたはずなのに、今のエリィの心は絶望しか感じていない。

 そして心とは裏腹に身体の方は悦んでしまっているのが情けなくなる。


「おお……し、搾り取りおって……この好きものが……うっ!」


 固形物のような濃い精液を最後の一滴まで気持ちよく出し切ってから貴族が肉棒を抜いた。

 エリィは足がガクガクと震えてぐったりしており、吊るされていなければ倒れてしまっているだろう。


「はぁ……♡ はぁ……♡ いや……んっ♡」


 絶頂の余韻が冷めていくと同時に絶望がどんどん大きくなる。

 秘部からは注がれた大量の精液が溢れて床に垂れて来ているのに、子宮の中にたっぷりと残っているのがわかった。


「ふぅ……ひとまずこのくらいにしておくか。そろそろ他の者達にも味見をさせてやろう」


 貴族は満足気にエリィの尻を撫でながら司会に目配せをすると、司会はエリィの拘束を解いて彼女を自由にした。

 しかし身体に力が入らずに逃げることのできないエリィは、その場にへたり込んで動けなくなってしまう。


「皆様。許可が下りましたので、これよりしばらくの間S-002番の使い心地をお楽しみください」

「ど、どういうこと――」


 エリィが顔を上げると無数の男たちが自分を取り囲んでいる事に気付いた。

 貴族に犯されている時から見られており、はやく自分もエリィを犯したいと期待していた者達。彼らはようやく自分たちの番が来たのだと喜びながらエリィに近寄って来る。


「い、いや……こないで……あんっ♡ ああああっ♡ やめてええっ♡」


 大勢の男相手に何もできず、エリィはあっさりと仰向けに押し倒されてしまった。

 ある者は正常位で挿入しようとしており、またある者は馬乗りになって肉棒を胸で挟み始める。


「おお……やはり挟み心地のいい胸だ。これがSランクですか。競り落とした侯爵閣下が実に羨ましいですなぁ」

「私はこちらを味見させてもらいましょうか」

「あああっ♡ 入れないで――んああああああああああっ♡」


 新しい肉棒を挿入されてエリィの身体が悦んでしまう。

 先ほどの貴族よりも大きくないとはいえ内側から圧迫されて苦しさを感じ、それ以上に快楽を感じてしまっている。

 他の男たちはエリィに手コキさせるか、パールグレイの髪を肉棒に巻き付けて髪コキをしている者までいる。


「あんっ♡ んああああっ♡ やめなさい♡ 恥ずかしいと思わないの――んああっ♡ ひああっ♡」

「恥ずかしいのは君の身体でしょう? まったく、どれほどの男を惑わしてきたのやら」

「しかし奉仕の方は拙いようですな。留学先とやらで何を学んできたのやら」

「適当に遊び惚けていただけでしょう。そうでなければ警察になど入るわけがない」

「ふあああっ♡ ち、違うわ♡ 私はクロスベルの事を考えて――んあっ♡ ひあああああっ♡ う、動かないで♡ もうやめてっ♡ んああっ♡」


 膣内を蹂躙されながら胸もパイズリで使われて、握りたくもない肉棒を握らされる。

 更には今までの人生を否定されるようなことまで言われて、快楽と屈辱、そして怒りでエリィは可笑しくなりそうだった。


「ははっ、君程度にクロスベルを変えられるわけがないだろう?

「魔都クロスベルがこれからも私達を楽しませるためにあるのだよ。まぁ小娘には理解できないかな?」

「いくら教養を身につけようとすべてが無意味。そんな事すらもわからない無知な小娘だったとは傑作ですな。とはいえ、この淫らな身体だけでも十分に価値があると言えるでしょう。これだからクロスベルの女は侮れない」

「出品物としてのブランド価値だけは認めなくてはいけませんな」


 ゲラゲラと下品に笑う男たちにますます怒りがこみあがってくるが、エリィの反抗的な目つきは彼らを楽しませるだけだった。

 そして射精が近いのかパイズリをしている男の腰を振る速度が上がっていく。


「身体だけは本当に文句のつけようがない。もう限界だ……!」

「穴の使い心地も最高だな。さぁ、私の子種をくれてやる……!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「いやああっ♡ 中に出さないで♡ 顔にかけないで♡ んああああっ♡」


 胸と膣に同時出されてエリィが絶頂してしまう。その余韻に浸る暇もなく男たちはエリィから肉棒を抜くと、今度は彼女を四つん這いにして前と後ろから挿入する体勢になる。


「はぁ……♡ はぁ……♡ せめて休ませ――んぶうううっ♡ んむうううううううっ♡」


 エリィが四つん這いの串刺しファックで犯される。

 さらには最初から高速ピストンで攻められて、腰を打ち付けられるたびに爆乳が激しく揺れていた。

 エリィの身体のことなど全く考えず、自分勝手に動いて気持ちよく射精することしか考えていない最低の行為。

 性欲を処理するために極上のメスの身体を使うという優越感に浸りながら男たちはエリィに欲望をぶつけていく。


「これは本当に素晴らしい。Sランクというのも納得だ。エリィ、もっと奥まで咥えなさい。喉の奥で擦るように――うっ! いいぞ。流石に物覚えがいい」

「もっと早くから仕込んでおけば一流の情婦になっていたものを。本当に無駄な時間を過ごしていたようだな」

「今からでも遅くはないでしょう。世間知らずのお嬢様を正しく導いてやるのも我々の務めです」

「警察になど所属していてもエリィの身体は役に立ちませんからなぁ」


 男たちは好き勝手にエリィを罵りながら犯しているが、エリィはその言葉を否定できないのが一番悔しかった。

 今まで学んできたことはこの場では何の役にも立たない。警察官という立場も肩書も意味を持たない。


(こんな最低の競売会があることも知らないで防ぐこともできず……私が今まで学んできたことやしてきたことって……いったいなんだったのかしら……)


 今の自分は出品物となって男に犯されることしかできない無様な女だ。クロスベルの闇は深いと知っていたつもりだったが、エリィの知る闇などほんの一部分でしかなかった。

 結局自分は世間知らずの無力なお嬢様だったという事を心と体に嫌というほどわからされてしまった。


「もう限界だ……せひとも私の種で孕んでくれたまえ……!」

「喉の奥でだすから一滴残らずのむんだぞ?」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んぶううううっ♡ んむうううううううううっ♡」


 上下同時に射精されてまたもやエリィは絶頂してしまう。

 口と膣にドロッとした精液が注がれるだけではなく、犯されるエリィを周囲で見ながらオナニーをしていた者達が一斉に射精してエリィに精液をぶっかける。

 内側も外側も汚されてしまい、エリィの目から一筋の涙が溢れてきた。


(あぁ……ロイド……みんな……)


 新しい男たちが無数に自分に群がってくるが、抵抗する力が残ってこないエリィは己の無力さを感じながら蹂躙されるしかない。

 その後何時間もオスの欲望をぶつけられて、いつの間にかエリィは気を失ってしまうのだった。



「――リィ! エリィ! しっかりしろ!」

「ん……ロイ……ド……?」


 ロイドの声と身体を揺らされるような感覚と共にエリィの意識が浮上していく。

 目を開くとそこには心配そうな顔で自分を覗き込んでいるロイドたちの姿があった。


「エリィさん! 良かった……無事だったんですね……!」

「ティオちゃん……私はいったい……」

「ここに倒れてたんだ。なにがあったのか思い出せるか?」


 ランディに言われてエリィが記憶をたどると、彼女は自分の身に起きたことを全て思い出した。

 夢だと思いたかったが夢ではない。子宮には男たちの精液がたっぷりと詰まっているのがわかる。

 理由は全く分からないが、エリィは潜入時のドレスを着せられたまま特務支援課のビルの前に置き去りにされてしまったようだ。

 男たちに犯されたことを思い出してエリィの顔が真っ青になると、ロイドがエリィを気遣いながら肩を貸して立たせる。


「エリィ、俺達とはぐれてからいったい何があったんだ?」

「……? なんだか変なにおいがするような……」

「っ! あ、汗をかいてしまっているようね。申し訳ないけれど先にシャワーを浴びさせてもらえるかしら……」


 エリィはすぐに浴室に向かうと男たちに隅々まで汚されてしまった自分の身体を洗い始める。

 いくら洗っても嫌なにおいが染みついて取れないような感覚に陥り、ロイドたちの前に出た際にも犯されたことがバレるのではないかと不安で仕方がなかった。

 落ち着いて彼らと話した際には自分の身に何が起きたのかは何とかごまかして説明することができ、キーアとも改めて再会してエリィは日常に戻ることになった。

 しかし、競売会で男たちに犯されたエリィは、たった一日で自分の身体が調教されてしまった事に気付いていなかったのだ。


「あんっ♡ んっ♡ ふあああっ♡ ダ、ダメ♡ こんなのじゃ足りないの♡ んっ♡ んああああっ♡」


 特務支援課に戻ってきてからおエリィは、深夜になるとベッドでオナニーをするのが日課になっていた。

 犯されて男を知ったせいなのか、それとも媚薬とやらのせいなのか、身体が疼いて自分ではどうしようもない時があるのだ。


「んああっ♡ あんなことはもう嫌なのに――んっ♡ またイッちゃう♡ イクううっ♡ ふああああっ♡」


 プシュッと潮を噴いてエリィが絶頂するが、何回絶頂しても物足りなさが消える事はない。

 男の肉棒で膣内を扱かれる気持ちよさが忘れられない。指では届かない場所を思い切りかき回してほしい。

 そんな事ばかり考えてしまい、絶頂の余韻も冷めないうちに再び胸と秘部に手を伸ばす。

 しかし突然エニグマが鳴り響いたのでエリイの動きが止まってしまった。


「きゃっ!? こ、こんな時間に通信……?」


 いったい誰からだろうと首を捻りながらもエリィは通信に出る。


「はい……」

「お、やっとつながったな」


 その声が聞こえた瞬間にエリィの表情が青ざめる。

 オナニーで火照っていた身体も一気に冷めてしまったような感覚に陥った。

 名乗らなくてもその声の主は、自分を捕えたあの男だという事がわかってしまう。


「ど、どうして……」

「エニグマの番号を知ってるのかってか? 捉えた時に調べておいたんだよ。まぁそんなことはどうでもいいんだが……今から出て来れるよな? 出品番号S-002番のエリィちゃん?」

「ふ、ふざけないで! もうあなた達の言いなりになんて――」

「おいおい、お前はもう買われた立場なんだよ。あの時の写真や映像なんかも記録してあるんだが、導力ネットにばら撒いたらさぞかし愉快なことになるだろうな? お仲間やお前の爺さんにも迷惑が掛かるんじゃねーか? それが嫌なら今から指定する場所に30分以内に来い」


 エリィの返事を待たずにぶつっと通信が切れる。


「もう……どうしようもないんだわ……」


 裏の競売会に出品された時から、自分はもう決して逃げることはできないのだと絶望してしまった。

 エリィは最悪の日々がこれからも続いていくことを理解しながら外出の支度をするのだった。


Related Creators