博士の雌奴隷である証
Added 2024-08-08 18:04:37 +0000 UTCこの話の続きです
七耀歴1208年10月7日。
サルバッドに来ているB級遊撃士フィー・クラウゼルは、映画祭が始まる前にアークライド解決事務所の面々や女優達と一緒に公衆浴場のハマムで汗を流すことにした。
その際にフェリと同じ湯につかり、かつて西風の旅団に所属していたアイーダの話を聞いて彼女と仲を深めている。
「ハマムに入ってからずっと気になっていました……わたし以外の皆さんは全員すたいるがいいということを! いつかわたしも、皆さんのようになれますか?」
「いきなり意外な方面からの質問だね……」
「やはり難しいでしょうか……」
同じ妹分としてこれからも仲良くやっていけそうだと思っていると、フェリから予想外の質問が飛んできた。
フィーもフェリの年齢の頃は彼女と同じくらいだった。フィーの場合は成人直後で一気に育ったのだが、彼女は育った理由についてははっきりと断言できるのだ。
「確かに女優二人は言うまでもなく、他もなかなか……わたしの場合は愛する人が出来たから成長したよ」
「はわわっ、あ、愛する人ですか?」
「ん、その通り。フェリにもその内出来るから安心していい」
自分から質問したにも関わらず刺激が強かったのか、フェリの顔が赤くなってしまった。
「あ、フェリちゃんにフィーちゃん。私も失礼しますね」
身体を洗い終わったアニエスが湯船に入って来る。
湯着の上からでもはっきりとわかる彼女の大きな乳房にフェリの目が釘付けになった。
「はぁぁ………」
「わたしもいつか……アニエスさんのように……!」
「きっとフェリも博士の調整を受けたらわたしみたいに胸が大きくなるよ」
「え?」
フェリがポカンとした表情になるとフィーはパチンっと指を鳴らし、アニエスの目が虚ろになっていく。
「あ――」
「アニエスさん? どうしました――か――?」
数秒ほど遅れてフィーの目も虚ろになり、二人は物言わぬ人形のようになってしまった。
「ん、やっぱりフェリの方はまだ暗示のかかりが浅い。アニエスはレンがしっかりと開発してるだけあって問題ないね」
フィーが妖しく微笑みながらフェリの頬を撫でる。
「フィー……さん……?」
「サルバッドに来たけど予想以上の収穫だね。ふふ、博士も喜んでくれるといいけど」
フィーが最愛の男性である博士の事を考える。彼が喜ぶ顔を想像しただけで達してしまいそうになった。
レンとトワの要請でサルバッドに来たが、彼女たちの予想通り事件が起きている。
導力シーシャ、ベガスフィルムにあった大量の違法薬物やMK社製の警備マシナリィ。これから始まる映画祭でも有意義なデータが集められそうだ。
様々な事件に遭遇する記者のマリエル。踊り子のサァラとシャヒーナ。エルザイム公室の護衛であるナージェ。暗示をかける候補も複数見つける事が出来た。
直接見る事は出来なかったがアルマータの協力者であり庭園の管理人である《金》のオランピアらしき女性も現れた可能性が高い。
「まぁ暗示に関してはフェリやアニエスの方を進めないとね。特にフェリの方はアニエスより進んでないし」
「ん――あんっ♡」
「あ――ふあっ♡ ん――乳首――ひあっ♡」
湯着の中に手を差し込んでフェリの乳房を優しく撫でまわし、アニエスの胸は湯着の上から揉みしだいて乳首を摘まむ。
オスの情欲を掻き立てるアニエスの身体を今夜たっぷりと開発できるのは今から楽しみで仕方がないが、軽く胸を揉んだだけで蕩けきった表情になっているのを見て、こんな可憐な美少女相手にキスを我慢できるか不安を覚えてしまう。
レンが博士に捧げたらご褒美として貸してもらいたいというのも納得だった。
まだ未成熟なフェリの胸を撫でながらかつての自分を思い出す。
博士のモノになる前は女性としては未成熟な体型だったが、博士の女になり度重なる調整を受けてフィーの身体は女性らしさを増した。
それ故にフェリの悩みも博士ならばきっと解決してくれるという確信がある。
「夜になったらわたしの愛する人の事をたっぷりと教えてあげる♡」
フィーは映画祭で起きる事件の事と、夜にフェリとアニエスを開発することを楽しみに思いながら二人にイタズラを続けるのだった。
◇
フィーがサルバッドにいる頃、レンはアラミス生徒会の雑務をトワに任せてカルバード共和国の最西端アルタイル市までやってきていた。
共和国の名門アラミス高等学校の制服に身を包んで、カフェで優雅に紅茶を嗜んでいる美少女は、周囲の注目を集めてしまっているが彼女は気にしていない。
「あら……」
ポケットに入れていたXiphaが鳴るとレンが笑顔を見せる。
彼女は会計を済ませてからカフェをあとにすると、Xiphaを操作しながら人通りの少ない路地裏の方に入っていった。
「……来たわね」
レンが上空を見上げると、クロスベルの方面から巨大な飛行艇がアルタイルに向かってくるのが見えた。
飛行艇というには巨大すぎるそれは戦艦と言っても過言ではない。そんな大きな戦艦が向かってくるのにアルタイルの人々は誰も気付いていない。
戦艦がアルタイルの上空で停止する。その姿はかつてレンが影の国で見た250アージュ級の戦艦《黒の方舟》グロリアスそのものだ。
「ステルス機能は完璧みたいね……それじゃあいきましょうか」
レンがXiphaを操作して転移機能を発動させると、彼女の姿が路地裏から消えてレンは戦艦の船倉部分に転移するのだった。
船倉に転移したレンは周囲を見渡すと、そこには無数の人形兵器やティルフィングなどを含む帝国の機甲兵や黄昏やクロスベル再事変で使われたヘルモードなどの魔煌機兵が搭載されていた。
それらを多くの技術者が整備をしているのだが作業服がバラバラなので、所属していた組織が別々なのだという事がわかる
唯一の共通点は作業をしているのは全員女性だという事だ。
「やぁレン。よく来てくれたね」
船倉の様子を見ているレンは背後から声をかけられて胸が高鳴る。
顔がにやけてしまうのをこらえながら振り返ると、そこには身喰らう蛇の使徒でありレンの主でもある博士が立っていた。
傍らには黒の工房の工房長を務めているアリサが控えており、彼女もレンに会えて嬉しそうな笑みを浮かべている。
「久しぶりね博士。アリサさんもお疲れ様」
「ええ、レンさんもお疲れ様。それでこれを見た感想はどうかしら?」
「黒の工房が建造した250アージュ級の巨大戦艦……正直に言って感慨深いわ」
「私も同じ気持ちだよ。改めてよく来てくれたね」
この戦艦は黒の工房が秘密裏に建造した戦艦だ。これが処女飛行でありステルス機能を用いて帝国からクロスベルを経由して共和国に侵入してきたのだ。
レーダーのジャミング機能やステルス機能。そのどれをとっても表の技術とは比べ物にならず、いくつもの街の上空を飛んできたのに帝国も共和国もこの戦艦の存在に全く気付いていなかった。
「ところで後ろのそれも完成したようね」
後ろのそれというのは博士とアリサの背後に控えている2体の人形兵器のことだ。
かつて黒の工房が開発した《黒の工房》の試作人形兵器OZミラージュ。それを博士が改良して武装の出力を上げて、さらにはOzシリーズのアルティナとミリアムのデータを組み込んだOZミラージュ・紅とOZミラージュ・蒼だ。
外見は一切変わりないのだが戦闘面でのスペックは数倍に跳ね上がっている。
アルティナは第Ⅱ分校を卒業してから表向きはトールズ士官学院・戦略研究室に所属している。
そこで開発中の次世代兵装をOZミラージュに使わせる事も将来的には可能だろう。
「ええ。艦内では博士の護衛として常に2体連れているの。もちろん警備用や有事に備えて合計200体搭載してあるわ。リアンヌさんやシャロンが博士のそばにいてくれる時は護衛もいらないのだけどね」
かつては気分がいいものじゃないと評していたOZミラージュの完成をアリサは心から喜んでいた。
博士の安全は黒の工房では最優先で考えることなので、護衛できる人間がいない時はOZミラージュを護衛につけるのはレンも賛成だ。
しかし工房長という立場上アリサにもOZミラージュを護衛につけるか、戦術殻を持たせるべきではないかとレンは考えている。
「武装はこれからも手を加えることができるけど、カラーリングはそのままなのね」
「それについては……博士、個人的なワガママになってしまいますが、OZミラージュのカラーリングを紅と蒼から白と黒に変えたいと思っているのですが……」
アリサが申し訳なさそうな表情を博士に向ける。
博士の方針は絶対であり、優秀な技術者ですらない自分が意見をすることすらおこがましいとアリサは考えているからだ。
「ふむ……考えておこう」
「ありがとうございます。きっと二人も喜びます」
アリサがOZミラージュのためにアルティナとミリアムのデータを取った時の事を思い出す。
Ozシリーズである二人の詳細なデータを取るためには、培養液の入った彼女たちが作られたカプセルの中で2週間も過ごす必要があった。
更にその状態で身体にセンサーを繋がれて様々な刺激を与えられて、役目が終わっても寝たきりになりまともに動けるようになるまで3週間も療養しなければいけなかった辛い役割。
しかしデータを取っている間の二人は博士の役に立てる幸福に満ちていたそうだ。
アリサは工房長として療養中の二人にお見舞いに行ったのだが、その際にミリアムがこんなことを言っていた。
「どうせなら色もボクの白とアーちゃんの黒に変えちゃばいいのにねー」
「いい考えですが決めるのは博士です。カラーリングの変更予定はありません」
「うーん、確かに。ザンネンだけどこの話は無しかなー」
その時の会話を覚えていたアリサは、博士のために身体を張った二人のために少しでも何かをしてあげたかったのだ。
大切な仲間のために何かをしてあげたいという以前のアリサと変わらない部分もあるが、それ故に変わってしまった部分が目立ち歪さを引き立てている。
「他の区画も一通り回ってみたいわね」
「わかったわ。この船のスペックについては歩きながら確認しましょう。元々の設計から変更した部分はないけどレンさんにもチェックをしてほしかったのよ」
「それでは我らの移動拠点を見て回ろうじゃないか」
博士が右腕でレンを、左腕でアリサを抱き寄せると、服の上から彼女たちの豊満な乳房を揉みしだいていく。
「あんっ♡ は、博士――んっ♡」
「ふあっ♡ 駄目よ博士♡ 久しぶりだから感じすぎて――あんっ♡」
胸を揉まれただけで二人はショーツが湿ってしまう。周囲で作業をしている複数の女性たちが羨ましそうにレンたちを見ていた。
「それでは移動しよう。みんな、ご苦労。今日も頑張ってくれたまえ」
博士が周囲の女性たちに声をかけると、彼女たちはその言葉だけで感極まって作業に戻っていった。
その背中からはもっと博士の役に立ちたいという意志が感じられる。
博士は満足気な笑みを浮かべると、レンとアリサの胸を揉みしだいたまま歩き出す。
「たしかここが第一船倉で……向こうの扉を進むと飛行艇を搭載するドックよね?」
「その通りよ。グロリアスは12隻だけど数を減らして6隻。その代わり他の兵器を搭載するスペースや工房区画の作業スペースを確保済みよ」
「まぁ結社のように大量の兵隊を送り込むってことはないでしょうし。博士が改良して自立制御ができて飛行もスムーズになった機甲兵や魔煌機兵があれば戦力的にはなにも問題ないわ。それならこの扉の向こうは――」
三人が扉を潜ると工房区画に移動する。
そこには組み上げている最中の人形兵器や機甲兵ティルフィング、さらにはまだ正式に発表されていないアサルトフレームのパーツも存在する。
ここで作業をしているのも作業服がバラバラな女性たちだった。
「工房区画では人形兵器やSウェポンに人造人間。それにオーバルギア、機甲兵、魔煌機兵に飛行艇すらも建造可能よ。現在の黒の工房で作れるものは全て工房区画で作れるようにしたわ」
「最近は研究が捗りすぎて改良案が次々と浮かんでくるからね。すぐに作業に取り掛かれるスペースと人員の確保は本当に助かるよ」
「研究区画と並んでこの艦の最も重要な区画と言えるわね」
研究区画は文字通り博士が研究を行うための場所であり、人体実験の類もここで行われる予定だ。
「Xiphaのシャードやホロウコアなどは色々と楽しめそうだ。いずれ専門家を招き入れたいところだね」
「ふふ、博士ならその内新しい戦術オーブメントやホロウコアを作れるってレンは信じているわ」
工房区画を通り過ぎて3人はエレベーターに乗り込んだ。
アリサが行き先を設定してエレベーターが動き始める。
「ふふ、ありがとうアリサさん」
「え? 急にどうしたの?」
「途中でカルバードに来たから艦の完成には立ち会えなかったけど、私が不在の間博士を支えてこれを完成させてくれて感謝しているの。あなたが工房長で本当によかったわ」
「私なんてお飾りの工房長よ。技術的な面ではレンさんやティータさん、エリカさんにマリアベルさんの助力が大きいもの」
「君はいつもそう言うが、私もアリサを工房長に選んでよかったと思っているよ。いや、君以外ありえないさ」
「っ♡ あ、ありがとう……ございます……♡」
アリサは感極まって泣きそうになってしまい、慌ててハンカチで目元を拭う。
「しかし居住性に関してはもう少し控えめにしても良かったと思うのだがね。そのおかげで建造の費用と運用コストが跳ね上がっただろう?」
「そこは譲れません! 博士に快適に過ごしていただくことは黒の工房の総意です!」
「そうね……私もせっかくなら居住性を高めるべきだと思うわ」
エレベーターが停止して扉が開く。
そこには船倉や工房区画のような無機質な空間ではなく、高級ホテルのロビーを思わせる光景が広がっていた。
レンは貴族連合やヴァイスラント決起軍の旗艦だった250アージュ級飛行戦艦パンタグリュエルに存在した貴賓区画を思い出す。
ここでも制服がバラバラだが一人残らず美しい使用人たちが働いており、博士の存在に気付くと優雅に頭を下げて来る。
レンの目から見ても一目でわかるほど洗練された所作。それだけで彼女たちが超一流の使用人だとわかった。
使用人たちは博士に胸を揉まれている自分やアリサを見て羨ましそうな顔をしていたが、すぐに自分たちの仕事に戻っていく。
「使用人を選ぶのは私じゃなかったけれど……あれはグランセル城の制服ね。向こうの人はユミルの鳳翼館で見かけたような……」
「あそこにいるのはグランセル城で働いていたシアさん。彼女はクローゼさんの推薦よ。エリゼさんの推薦で鳳翼館のパープルさんとメープルさんもここにいるわ。ここにはいないけどフェリスの推薦でサリファさんとミュゼさんの推薦でセツナさんも乗っているわね。あとは帝都ヘイムダルのバルフレイム宮とカレル離宮。四大名門や各地の高級ホテルから集めたわ。全員がとても優秀で快適に生活できるの」
「それは助かるわね。技術者の方はエプスタイン財団、ZCF、RFグループ、ルーレ工科大学などから優秀な女性を集めたのよね。工房や船倉で作業をしている人たちに見覚えのある人がいたわ」
「私の同期のミントやクロスベルで働いていたウェンディさんだと思うわ。あとはZCFで働いていた人たちかしら」
「艦橋には誰がいるのかしら?」
「この時間は第Ⅱ分校の卒業生たちね。レンさんが言っていたリベール王国軍や帝国正規軍の優秀な女性軍人も全て集めたから、彼女たちが担当する時もあるわ医療設備も充実しているし、セイランド教授とリンデがいてくれるから安心ね」
艦などのメンテナンスや工房で様々なものを作る技術者。博士の研究を支えて手伝う研究者。
艦内の雑務をこなし乗組員の生活を支える使用人。怪我した際に治療をする医療班。
戦艦が完成したことを感慨深く思うと同時に、よくここまでの人材を集めたものだとレンは感心していた。
「ふふ……本当によくこれだけの人材をそろえることができたわね。今回は暗示を使っていないんでしょう?」
「例の研究が完成したからねぇ。暗示は時間がかかるので今回は効率を優先したというわけさ」
博士が下卑た笑みを浮かべて、アリサとレンの胸を一際強く揉みしだく。
「ひあっ♡ 博士――んっ♡ でも本当にすごいわ♡ ARCUS規格の戦術リンクとヴァリアントレイジの応用で、んっ♡ 他者と感覚を完全に同調させるなんて――ふああっ♡」
「あんっ♡ んっ♡ そのおかげで――ふあっ♡ 博士が誰かを調整した際に、戦術オーブメントを通して繋がっていれば――んっ♡ 同じ快楽を得ることができるんですよね♡ ふあっ♡ 流石は博士です♡」
接続距離は最大で500アージュ、最大接続人数はヴァリアントレイジをはるかに上回る50人であり、様々な状況を整えればそれ以上の人間と接続できる。
博士はこの機能を使う事で一度に数十人単位で快楽を刻み込み戦艦の乗組員を確保したのだ。
技術者や研究者は技術連盟の招集という理由で集めて、アリサ、エリカ、ティータ、ティオを通して快楽を刻み込んだ。
使用人、医療班、機関員などは配置換えや研修という理由で集めて、クローゼ、ミュゼ、セイランドなどを通して快楽を刻み込んだ。
集められた全ての女性たちはメスの悦びを徹底的に刻み込まれてしまい、「この快楽と幸福をもたらしてくれたのはノバルティス博士だ」と教えられただけで、博士に対して永遠の愛と忠誠を誓ったのだ。
博士は研究で忙しく乗組員を抱く暇などほとんどないので、乗組員の9割以上は直接博士に抱かれたことがない。
しかし博士に抱かれなくても、博士の役に立つことこそが彼女たちにとって最も幸福なことなのだ。
先ほど船倉で博士に声をかけられた者達などは、どんな高額なミラよりもあの一言を貰えた方が遥かに嬉しいだろう。
暗示など使わなくても博士がその気になるだけで全ての女をしたがえることができることを再確認し、レンとアリサはますます博士に惚れなおす。
「いずれにせよ艦の設備や人員については満足――いや、想定以上だ。ここでなら私も心行くまで研究に打ち込めるだろう。今は黒の工房が移動拠点を手に入れたことを喜ぼうじゃないか」
その言葉にレンとアリサは今までの苦労がすべて報われた気持ちになる。
博士が心行くまで研究に打ち込めて快適な生活を送れる戦艦。これは博士の女たちすべてが望んでいた事だからだ。
この戦艦ならばカルバード共和国における黒の工房の拠点になるだろう。さらに言えば身喰らう蛇とは無関係の博士のためだけの移動拠点がようやく完成したのだ。
乗組員は全員美人の女性なので博士のための後宮とも言えるだろう。
「ふあっ♡ だけど――んっ♡ 技術者も使用人も制服がバラバラなのはいただけないわ♡ あんっ♡ 黒の工房の制服を作りましょうよ♡ 彼女たちはもう元居た組織の人間じゃないの♡ 黒の工房の一員で博士のモノなのよ♡」
「私は別に今のままでもいいけどね。余計な費用が掛かるのではないかな?」
「ふああっ♡ も、問題ありません博士♡ んっ♡ ミラのことなら心配しないでください♡」
最新鋭の技術をふんだんに使い、居住性もパンタグリュエルを上回るこの戦艦は、同じように秘密裏に建造されたカレイジャスⅡなどとは比較するのもおこがましいほどの建造資金を必要とした。
クローゼの個人資産。ミュゼの個人資産。ラピスとナーディアの協力により入手した各地に分散されたルーファスの個人資産。
暗示による資金の横流しでリベール王家、エレボニア皇族、帝国の四大名門、レミフェリア公家の資産。
エレボニア帝国のRFグループにクロスベルのIBC。カルバード共和国の金融機関である九龍銀行とバンク・オブ・イーディスからも資金が流れている。
それ故に黒の工房は資金面で盤石のままであり、現在のグロリアスに匹敵する280アージュ級の飛行戦艦を新たに作れるほど余裕がある。
博士は二人の胸を揉み続けて歩き、貴賓区画にある自室にたどり着いた。OZミラージュを門番代わりにして3人が中に入る。貴賓区画でも最も大きく豪華な一室の大きなベッドに二人を抱いたまま腰かけた。
二人の胸から手を離したかわりに肩を抱き寄せて、レンとアリサもうっとりした表情で博士に寄り添っている。
「はぁ……♡ はぁ……♡ そう言えば工房では博士の新型人形兵器の開発も進んでいたわね……ふふ、パテル=マテルの事を思い出しちゃったわ。今にして思えばあれこそが私が博士のために生きてきた証ね」
「ほう?」
「あの機体の運用データが博士の研究の一助になって、神機の性能検証の役に立ったんだもの。私は自覚がなくても今も昔も博士のために生きてきたんだわ。パテル=マテルとのお別れは悲しかったけれど、博士の役に立ったことを最後に褒めてあげるべきだったわ」
かつてパテル=マテルを失った際には泣き崩れてしまったレンからは考えられない言葉が出てくるが、博士は彼女がかつてのレンとは別人になっている事を改めて再確認できてご満悦だ。
そしてアリサは自覚がなくて博士のために生きてきたと思うレンを見て羨ましさを感じていた。
「自覚がないうちから博士のために生きてこれたなんて羨ましいわ……それは私にはできなかった事だもの」
「あら、そんなことはないでしょう。あの雑魚オスと付き合っていた過去があったから博士を楽しませることができたじゃない」
雑魚オスというのはアリサのかつての恋人であるリィンの事だ。
「帝国の英雄《灰色の騎士》から最愛の女性を目の前で奪うという一度きりの愉しみ。それを博士に提供できたのは貴女だけよ。レンには恋人がいなかったからそう言う事は出来なかったわ。なにより博士を裏切った前工房長の始末をつけて、黒の工房の貴重なサンプルを失わずに済んだのもアリサさんがいたからよ。アリサさんだって私と同じで、自覚がなくても博士のために生きてきたのよ」
レンに言われるとアリサも本当にそんな気がしてくる。
そして博士は「ふむ……」と何かを考えるような表情になっていたので、レンとアリサが首を傾げた。
「どうしたの博士?」
「いや……君達は私に本当に尽くしてくれている。まさに自覚がないまま私のために生きてきたと言えるほどだ。ならば相応しい呼び名でも与えようと思ってね」
「相応しい呼び名ですか?」
「レン・ブライト。君を私の雌奴隷――スレイヴNo.Ⅰに任命する。そしてアリサ・ラインフォルト。君はスレイヴNo.Ⅱに任命しよう」
博士の言葉にレンとアリサは思考が完全に停止していた。
自分たちはずっと前から博士の雌奴隷だったが、正式に博士の女として名乗るべき肩書を与えられた。
嬉しすぎて二人は涙が頬を伝った事にすら気付いていない。博士はそんな二人の顔を下卑た笑みで交互に見ていた。
「ミュゼの提案を受けての執行者を真似たお遊びのようなものだがね。喜んでもらえなかったかな?」
「う、嬉しいです! ですが感極まってしまいまして……!」
「レンも同じよ。嬉しすぎて何も考えられなくなっていたの……!」
ようやく二人が正気に戻ると涙を拭いて博士から離れる。
ベッドに腰かける博士の正面に片膝をついて跪いてまだ瞳を潤わせながらも顔を上げると、博士が立ち上がってガチガチに勃起している肉棒を露出させた。
「レン・ブライトはスレイヴNo.Ⅰを拝命し、偉大なるF・ノバルティス博士に永遠の忠誠を誓わせていただきます――ちゅ♡」
「アリサ・ラインフォルトはスレイヴNo.Ⅱを拝命し、偉大なるF・ノバルティス博士に永遠の忠誠を誓わせていただきます――ちゅ♡」
空の女神ではなく博士自身に永遠の中世の誓いを立てて、肉棒にキスをしてスレイヴを拝命する。
二人は今まで以上に自分は博士の所有物なのだという事を自覚出来た。
女に生まれたことを女神以上に博士に対して感謝できるようになっている。
「クク……今言ったようにお遊びのようなものさ。今まで通りよろしく頼むよ。早速だが任命後の初仕事を頼もうか」
「はい、よろこんで♡ スレイヴとして今まで以上に博士を愉しませてみせるわ♡」
「博士のモノであるという証……スレイヴの名を汚さぬように、工房長としても雌奴隷としても精進します♡ 博士のお役に立つことが私達の生きる意味です♡」
「そこまで言って貰えるのは嬉しいねぇ。では君たちにそれぞれ贈り物をしよう。きっと気に入ってくれると思うよ?」
博士からもらえるものならば何でも嬉しいに決まっている。
博士は自分達にいつでも幸福を与えてくれることに感謝しつつ、少しでも博士に感謝の気持ちを返すために二人は奉仕を始めるのだった。
「れろぉ♡ ちゅるるう♡ ちゅっ♡ 博士の逞しいペニス♡ ちゅっ♡ ちゅるるうう♡ 美味しいわ♡ ちゅっ♡」
「はむっ♡ れりゅううううう♡ 大きくて重量感もあって……ちゅるるううう♡ リィンとは大違いです♡ ここにもザーメンがたっぷり詰まっているのがわかります♡ ちゅるるうう♡」
レンは亀頭を咥えこんで舌を這わせていき、アリサは玉袋をしゃぶりながら根元の方を奉仕していく。
最愛のオスである博士の肉棒に唇が触れているだけでイキそうになってしまうが、たった今任命されたばかりのスレイヴとしての誇りがそれを許さない。
二人はフェラチオを続けながら服の胸元をはだけていき、豊満な乳房を露出させた。
博士の調整によりサイズも感度も増した極上の乳房で、焼けた鉄の棒のように熱い肉棒を優しく包み込む。
「ふああっ♡ 博士――んっ♡ いつもより熱いです♡ 私達の奉仕で興奮してくれてるんですね♡ ふあっ♡ あんっ♡ 嬉しいです♡ んっ♡」
「アリサの胸はいつも使い心地がいいが、スレイヴに任命しての初任務という事で私も滾っているようだ。レンの胸は久しぶりだが私が知っている君の胸よりも柔らかさが増したようだね。クク……恋人でも出来たのかい?」
「ちゅるるうう♡ ちゅっ♡ そんなわけないでしょう♡ ふあっ♡ あんっ♡ 毎日博士の事を想いながらオナニーをしているの♡ アニエスを開発した後は、一人でオナニーしちゃうのよ♡ れりゅう♡ 会いたかったわ博士♡ ふあっ♡ んああああっ♡」
レンが共和国に行ってからも博士は何度か会いに来たのだが、物理的に距離が離れているのは寂しくてたまらなかったのだ。
二人は胸を強く押し付け合って肉棒を挟み、乳首なども使って扱いていく。
柔らかい乳房で扱かれるだけでも気持ちいいというのに、硬い乳首と熱い舌の刺激がアクセントになり博士の肉棒が気持ちよさそうに震えていた。
「じゅるるう♡ はぁ……♡ はぁ……♡ この深い部分も――ちゅっ♡ れりゅうう♡ あんっ♡ 私達の胸の中で暴れてます♡」
アリサが博士のカリ首を舌先で何度も擦っていくと、レンは舌を伸ばして尿道を舐め上げていく。
二人共うっとりした表情の上目遣いで奉仕しており、極上のメス二人が自分に尽くす姿に博士の興奮も高まっていく。
肉棒が一回り大きくなって震え始めると、二人はさらに強く胸を押し付けて乳圧を高めると舌を激しく動かして博士の射精を促す。
「そろそろ出そうだ……受け止めたまえ……ぬうっ!」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「あんっ♡ すごい♡ 噴水みたいっ♡ ふあああっ♡」
「博士のザーメン熱いです♡ あんっ♡ と、止まりません♡ んああああっ♡」
尿道から勢いよく噴射した精液が二人の顔や胸に降りかかっていく。
レンは亀頭を咥えこんで口の中で精液を受け止めて飲み込み、アリサはムニュムニュと小刻みに胸を押し付けて射精をサポートしていく。
まるで放尿されていると錯覚するほど大量の精液がレンの胃にぼたぼたと零れ落ちていき、飲み切れない精液が彼女の口元からあふれてしまう。
「ふぅ……やはり昂っていたようだ。なかなか止まらないよ……レン、アリサが物欲しそうな顔になっているよ?」
「ん……っ♡ ちゅううう……♡ ぷはっ♡ ごめんなさいねアリサさん♡ 久しぶりだから――ふふ、聞いていないわね♡」
レンが亀頭から口を離した瞬間に、今度はアリサが亀頭を咥えて精液を飲み込んでいく。
優秀なオスの遺伝子を受け入れる多幸感に浸りながら、尿道に残った塊のような精液も綺麗に吸い取る。
「ん……ちゅるるうううう……ちゅぽんっ♡ ん……♡」
アリサが肉棒から口を離すと、精液を何度も咀嚼して少しずつ飲み込んでいく。
博士の精液は粘度が高すぎるのでそうしないと喉に絡まり飲み切れないのだ。
「博士……今日はレンにご奉仕させてね♡」
アリサが精液を飲み込んでいる間に、レンは自分の胸に付着した精液を舐めとってから博士を張紗しくベッドに押し倒した。
ブレザーとワイシャツを脱いで上半身だけ裸になると、タイツを破ってショーツをずらし騎乗位で挿入する体勢になる。
巨乳を見上げるアングルが博士をさらに興奮させて肉棒が跳ねると、レンは悦びに満ちた表情でゆっくりと腰を下ろしていった。
「ん――ふああっ♡ 入って来る――んああああっ♡」
挿入されただけでレンは背筋をピンっと伸ばして絶頂してしまう。
自分の主と一つになれたことで身も心も歓喜しておりこのまま快楽に浸ってしまいたかったが、博士を気持ちよくするために腰を振り始める。
「ふああっ♡ んああああっ♡ 博士♡ んっ♡ レンの子宮に当たってるわ♡ ふあっ♡ レンを気持ちよくしてくれる最高のペニスね♡ ふあああっ♡」
巨乳を思う存分揺らしながらレンが腰を振り続ける。単調な動きにならないように腰を大きくグラインドさせ、膣に力を込めて肉棒を小気味よいリズムで締め付けていく。
女の身体を使って博士に尽くせるという幸福を久しぶりに噛みしめながらスカートをめくって結合部を博士に見せつけた。
「あんっ♡ 見て博士♡ あなたの大きいのが全部入っているわ♡ んっ♡ レンのオマンコが喜んでる♡ 博士の逞しいペニスに奉仕できて嬉しいのぉっ♡ あんっ♡ ふあああっ♡」
「レンさんってば本当に幸せそう……♡ 博士、私の胸もお楽しみください♡」
レンと同じく上半身だけ裸になったアリサが、たわわに実った乳房を博士の顔に押し付ける。
博士はその胸を揉みしだきながら乳首に吸い付き、極上の乳房の柔らかさと温かさを顔全体で堪能していく。
「んあっ♡ あああっ♡ 博士♡ ふあああっ♡ お上手です♡ リィンなんかと全然違います♡ ふあっ♡」
「普通に触れているだけなんだがねぇ。彼はそんなに拙い愛撫しかできなかったのかな?」
「は、はい♡ リィンはすごく下手でした♡ オスとしての自信がないオドオドした手付きで触られて、ストレスしか感じませんでした♡ ふああっ♡ 博士のモノになれてい幸せです♡ んっ♡ 博士ぇ♡」
「ふあああっ♡ 博士♡ 好きよっ♡ 好きっ♡ 大好き♡ 愛してるわ♡ んああああっ♡ 博士に会えてよかった♡ 楽園に連れていかれなかったら博士に会えなかったと思うとゾッとするわ♡ 博士に会わせてくれたレーヴェとヨシュア――ふあああっ♡ それにD∴G教団にも感謝するわ♡ んあああっ♡」
かつては自分に最悪のトラウマを与えたD∴G教団だが、今では家族の元で過ごしたままでは博士に会えなかったかもしれないと思うと、D∴G教団にすら感謝の気持ちでいっぱいだった。
「私も君のような優秀な人材を見つけられて嬉しいよ。これからもスレイヴNo.Ⅰとして私の力になってくれたまえ」
「あんっ♡ ふあああっ♡ はい、よろこんで♡ んあっ♡ ダメ、イッちゃう♡ 博士を気持ちよくしないといけないのにイッちゃう♡ ふあああっ♡ んああああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「んひいいいいっ♡ イクイクっ♡ 博士♡ 愛してる――んああああああああああああっ♡」
子宮にマグマのような精液を放出されてレンが絶頂した。
レンは天井を仰ぎ口をパクパクさせながら博士の欲望を受けとめる。アリサの乳首に吸い付いて胸に顔を押し付けながら、博士は射精感に身を任せて思う存分精液を放出していく。
「あぁ……博士の優秀な遺伝子がレンの中に……♡ 幸せ……♡」
普段の余裕のある表情など完全に消え去り、レンは口元から涎を垂れ流してメスの悦びに浸っている。
やがて射精が終わるとレンの身体が倒れて肉棒も抜けてしまうと、今度は自分が奉仕する番だとアリサが博士の顔に胸を押し付けるのをやめる。
「博士、次は私がご奉仕しますね♡」
「いや……最近は研究続きで少々運動不足だ。私が自分で動くから君はメス犬の体勢になりたまえ」
「かしこまりました♡」
言われた通りにアリサはベッドに四つん這いになって尻を振り始める。
RFグループ第四開発部室長という立場を持っているアリサが、メス犬の体勢になって尻を振りオスに媚びる顔をしているなど、彼女の本当の顔を知らない者達からすればありえない光景だろう。
しかし黒の工房の工房長でありスレイヴNo.Ⅱというアリサの本質を知っている博士からすればいつも通りの光景であり、彼はアリサのスカートをめくってショーツをずらすと亀頭を秘部に押し付ける。
そして数回ほど擦って馴染ませると、巨根を一気に根元まで挿入した。
「んあああああっ♡ 博士のが入ってきてます♡ ひあああああああっ♡ す、すごいっ♡ あんっ♡ 出したばかりなのに硬くて、動きも激しくて――んあああっ♡ こ、こんなにされたらすぐにイってしまいます♡ ふああああっ♡」
博士は最初から高速ピストンでアリサの膣内を蹂躙していく。
深いカリ首で彼女の膣内をガリガリとこすり尖った亀頭で子宮口をイジメると、アリサの膣は精液が欲しいと媚びるように締め付けてくる。
彼女の状態を起こして膝立ちバックにすると、背後から乳房を揉みしだきながらさらに腰を打ち付けていく。
力を籠めれば指がどこまでも沈んでいき、乳首を引っ張れば長く伸びる乳房をおもちゃにしてアリサを責め立てると、レンが背後から抱き着いてきた。
「ちゅっ♡ 好きよ博士……♡ 好き……♡ 愛してるわ……ちゅうう♡ れりゅうう♡ レンをもっと貴方の役に立ててね……♡」
レンは博士の背中に胸を押し付けながら、彼の頬や首元をペロペロと舐めていく。
愛の言葉を耳元囁かれると博士はオスとして優越感が高まり肉棒が更に滾りだす。今すぐにでも射精したいという苛立ちと欲求を全てアリサにぶつけていく。
彼女の身体を潰すほど強く抱きしめて、胸にも指を食い込ませて捏ね回すと、アリサは快楽と多幸感が強すぎて何度も絶頂してしまった。
背後からレンに抱きしめられ、自分はアリサを背後から抱きしめ、前も後ろも極上の女体の柔らかさと温かさを感じながら博士がスパートをかけていく。
「ふあああああっ♡ んああああっ♡ 博士♡ んあああっ♡ ご、ごめんなさい♡ スレイヴに任命していただいたのに、まともにご奉仕もできない役立たずでごめんなさい♡ んああっ♡ ひあああああああっ♡」
「なに、君のように魅力的な女に喜んでもらえるならば男冥利に尽きるというものさ。思う存分気持ちよくなりたまえ」
「んひいいいっ♡ 博士♡ あんっ♡ なんてお優しい――ふああああっ♡ そんなところも愛しています♡ んっ♡ んあああっ♡ 博士以上にステキな人なんていません♡ 博士っ♡ 好きです♡ 好きっ♡ ふああああっ♡」
アリサも博士への愛情が抑えきれずに、腰を打ち付けられて喘ぎながら愛の言葉を叫び続ける。
肉棒が一回り大きくなって震え始めるとレンは博士に、博士はアリサに強くしがみ付いてフィニッシュに向けて駆け上がっていく。
「く……君の中にも私の遺伝子を注いであげよう。受け止めたまえ……!」
「ふあああっ♡ イッちゃいます♡ 博士の遺伝子を注がれてイッちゃう♡ んああああっ♡」
――びゅるるるるうううううううううううううううっ!!
「あ――んああああああっ♡ 熱いのが出てるっ♡ 博士♡ 好き――んおおおおおおおおおっ♡」
子宮に精液を注がれて獣のような喘ぎ声をあげながらアリサが絶頂する。
腰をグイグイと押し付けながら博士は思う存分アリサの中に欲望を解き放つ。
自分のどす黒い濁った欲望を悦んで受け止める極上のメスの身体は、今まで数えきれないほどの女を調整してきた博士すら満足させるほどだった。
博士も獣のような低い唸り声を上げながら最後の一滴まで気持ちよく精液を放出すると、アリサは力尽きたようにベッドにうつぶせに倒れこんだ。
ごぽっと大量の精液が膣からあふれてきてシーツにシミを作っていく。それを羨ましそうに見ていたレンは博士から離れると、アリサの隣に仰向けに寝転び股を開く。
彼女の膣からも先ほど中出しされた精液がドロッと溢れていた。
「はぁ……♡ はぁ……♡ 博士……♡ もっとレンたちの身体を使って♡」
「ん……私も使ってください♡ もちろんご奉仕もします……♡」
絶頂の余韻が引かないアリサはうつぶせのまま尻を振って博士を誘い、レンは指で秘部を開いて博士を誘う。
自分が調整した最高のスレイヴたちの仕上がり具合に下卑た笑みを浮かべながら、博士は二人の身体をたっぷりと楽しむのだった。
◇
サルバッド映画祭が起きてから数日後。
CID統合分析室室長のキリカ・ロウランはレンから呼び出しを受けて黒芒街へと足を運んだ。
レンとは少し前にヴァンとジンを交えてリバーサイドで顔を会わせた。彼女からの呼び出しならば向かう価値があるとキリカは判断したのだが、待ち合わせの指定場所が少々引っかかる。
彼女が指定したのは黒芒街の人間すら滅多に踏み入らない、空気のよどみ切った荒れ果てた一角の《廃棄区画》という場所だったのだ。
魔獣も生息している危険な場所なのだが、キリカは《飛燕紅児》と呼ばれるほどの実力者なので問題なく奥へと進んでいく。
「ふぅ……久しぶりの実戦だけどなんとかなりそうね。それにしても廃棄区画だなんて、なにか危険なものでも見つけたのかしら?」
もしそうならば放置しておくわけにはいかない。
最大限警戒しつつ魔獣を蹴散らしながら進み、キリカは時間ピッタリに待ち合わせ場所にたどり着いた。
「うふふ、時間通りだったわね。忙しいのに身体を明けてくれて感謝するわ」
レンは先についていたようだ。彼女の戦闘力ならば魔獣も問題なかっただろう。
「あなたからの呼び出しを無視できるわけないでしょう。廃棄区画で何か見つけたのかしら?」
「クスクス……そろそろ貴女にも暗示をかけておこうと思ったのよ。けれど貴女クラスの相手ならば一度無力化する必要があるわね」
「? なにを言って――っ!」
レンからすさまじい殺気が飛ばされてきて、キリカは一瞬で臨戦態勢になった。
立場は違えど対立する理由は全くない筈なのだが、レンは間違いなく自分と戦うつもりなのだという確信を持つ。
「いったいなんのつもりかしら?」
「今はすごく忙しいから詳しい事情はまた今度説明してあげるわ」
レンは妖しい笑みを浮かべながらXiphaを取り出す。
「ふふ……どうか頼んだわよ」
その瞬間、彼女の周囲にシャードが展開されていく。
凄まじい量のシャードがどんどん形を成していき、わずか数秒ほどで巨大な何かを構築した。
「こ、これは……」
それが何なのかはキリカにも見覚えがある。
4年前のクロスベル事変で帝国軍を退け、レンの大切なパテル=マテルが命を懸けて破壊した巨大人型人形兵器。
シャードで構築されたゴルディアス級最終型神機アイオーンTYPE-γだった。
「クロスベル事変で使われた神機をシャードで再現したというの? でもそれは……」
TYPE-γがパテル=マテルを破壊したことはキリカも知っている。
そんなモノをシャードで構築したことも、レンが嬉しそうにしている事も全く理解できない。
《飛燕紅児》と呼ばれるキリカですら混乱してしまうようなことが目の前で起きており、そんな彼女を見てレンは楽しそうに笑っていた。
「ふふ……改めて自己紹介をしておこうかしら」
レンはXiphaをポケットにしまい大鎌を取り出すと優雅なカーテシーを見せる。
「黒の工房所属、スレイヴNo.Ⅰ――レン・ブライト。偉大なるF・ノバルティス博士に永遠の忠誠を誓わせて頂く栄誉を許された忠実なる雌奴隷よ♡」
そこでようやくキリカは目の前にいるレンは自分の知っているレンではない事を理解した。
結社の執行者ではない。迷子の仔猫でもない。ブライト家の養女でもない。アラミスの生徒会長でもない。
それに気づいた時にはもう手遅れであり、キリカは数分後に敗北して意識を失ってしまうのだった。