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剣の乙女の失態

 七耀歴1208年11月20日。

 カルバード共和国の古都オラシオンにおいてアルマータが謝肉祭を始めてしまった。

 それは最悪のデスゲームであり、下手すればオラシオンに住む28万人の住人が犠牲になってしまう。

 それを防ぐために遊撃士協会は動いていたのだが、21日にA級遊撃士であるエレイン・オークレールが突如姿を消してしまう。

 当然遊撃士協会には混乱が起きてしまうが彼女の行方は一切掴むことができず、仕方なく彼女無しで事態の収束に向けて行動することとなった。

 そして誰にも言わずに一人で行動を開始したエレインは、デスゲームの舞台である地下遺跡でとある人物に接触して取引を持ち掛けていた。


「うーん……どうしようかなぁ。ゲームを盛り上げる手伝いかぁ……」


 エレインが接触したのはアルマータの一員である《棘》のメルキオル。

 アルマータにいる三人の幹部の一人であり、ボスのジェラール・ダンテスの側近とも言える男だった。

 彼はエレインが持ち掛けた取引に対していやらしい笑みを浮かべている。


「悪い条件ではないでしょう? ゲームが盛り上がればあなた達のボスも楽しめるんじゃないかしら?」

「その代わりアルマータのスポンサーに関する情報が欲しいか……確かに面白そうだねぇ」


 エレインが一人で行動を開始した理由は、アルマータのスポンサーを調べるためだった。

 彼女は自分の父親であるエドモン・オークレールがスポンサーではないかと疑っており、決定的な証拠をつかむためにメルキオルに取引を持ち掛けたのだ。


「ゲームを盛り上げる手伝い……でもボスは君の事なんて全然意識してないみたいだし、今更ボスを楽しませる事が出来るとは思えないなぁ。それよりももっと楽しめそうなのは……あ、いいことを思い付いたよ。ねぇねぇ剣の乙女さん。君って処女?」

「……は?」


 あまりにも訳がわからない質問をされてしまいエレインがポカンとしてしまう。


「雑誌とかで見るけど共和国で結婚したい女性ランキング1位なんだってね。恋人とかいるんじゃない?」

「そ、そんなことあなたには関係ないでしょう」

「大ありだって。今から君にはウチの構成員とセックスしてもらうんだからさぁ」

「な――」


 下卑た笑みを浮かべているメルキオルを見て、エレインは彼が本気で言っているのだと気づいてしまった。


「性交渉なんてよくあることでしょ? それで君のお望みのものが手に入るんだから安いモノじゃない。まさかその歳で本当に処女なわけないよねぇ? ……あ、処女なんだ。うんうん、いいねいいね。やっぱりそれにしよう。ゴッチ監督も真っ青、深夜上映でも禁止されるくらいハードに犯されちゃってよ。あ、今から相手を呼ぶねー」

「ま、待ちなさい!」


 エレインを無視してメルキオルはXiphaを取り出して誰かに通信をかける。


(お、犯される? まさかこんな取引内容だなんて……)


 アルマータは謝肉祭に集中しているのでそれを手伝う形ならば取引になるし、最終的にアルマータが敗北すれば何の問題もない。

 そう考えていたエレインは自分の目論見が完全に外れてしまった事に気付く。

 メルキオルは本気で自分を誰かに犯させるつもりだ。


「そ、そんな取引をしてあなた達になんの得があるのよ!」

「ボスとかボクが楽しいに決まってるじゃないか。言っておくけど君なんかがいなくても謝肉祭は何の問題もないんだ。ゲームを盛り上げるとか馬鹿じゃないの? ボクとしてはどっちでもいいよ。こんな取引してなくても困らないしねー。でもキミとしては困るんじゃないのー? ねぇねえ? ホントにこの取引に乗らなくていいのかなー?」


 下卑た笑みを浮かべて煽って来るメルキオルに対して怒りが込み上げてくる。

 そしてエレインは自分が証拠を得るためにはこの取引に乗るしかないという事もわかっていた。


(ヴァン……)


 かつての恋人の顔を思い浮かべる。

 恋人らしいことなどほとんどできなかったので、二人は最後まで一線を越えることがなかった。

 それ故にエレインは今でも処女なのだが、いつかヴァンと再び付き合えるようなことがあればその時は身体を重ねたいとも思っていた。

 それがまさかこんな形で処女を失うなどとは思っていなかった。


「……本当に証拠をくれるんでしょうね?」

「もちろん。資金の流れが書かれてるデータを用意しておくさ。当然スポンサーの名前も書かれてるよ。おっと、相手が来たみたいだよ」


 エレインがメルキオルの視線を追うと一人の男が歩いてくるのが見えた。

 屈強な体格をしておりメルキオルとは別の意味で下卑た笑みを浮かべている男。彼はエレインのそばまで歩いてくると、彼女の全身を舐めまわすように視姦していく。


「よく来てくれたねー。さっき連絡したけど今日の相手はあの《剣の乙女》だ。もう好きにしちゃってよ」

「ひひ……なんかの冗談かと思ったらマジであのエレイン・オークレールじゃないっすか。他の遊撃士が真面目に働いてる中自分はセックスして遊ぶとかとんでもねー女っすね」

「うんうん。処女らしいけど間違いなく淫乱だよ。あ、取引の内容は彼を満足させられたら成立ってことで。処女でもそのいやらしい身体を使えば簡単でしょ?」


 侮蔑の言葉を吐かれてエレインは思わず剣を突きつけてしまいそうになるが、取引なのだから抵抗は許されない。


「それじゃあ頑張ってねー。ボクは証拠を用意してくるから、終わった頃にまた来るよ」


 メルキオルが手を振って去っていき二人が残される。

 屈強な身体の男だが普段のエレインならば簡単に無力化できる相手。しかし今は一切の抵抗が許されないので、彼女は覚悟を決めて剣を地面に捨てる。


「……早くしなさい」

「そんなに待ちきれないのかよこの淫乱女。こんなのがA級なんて世も末だぜ。それとも女の遊撃士は娼婦みたいなことでもしてランクを上げるのか?」

「っ! 遊撃士協会への侮辱は――きゃっ!」


 男に言い返そうとしたエレインが地面に押し倒された。

 エレインに馬乗りになった男は彼女の胸元に手をかけると、服を勢いよく力任せに引き裂いていく。

 布の裂ける音がして下着に包まれたエレインの胸が露わになると、今度はブラジャーも勢いよく引きちぎってしまった。


「いやああっ! やめ――んあああああっ!」


 ぶるんっと揺れて露わになった生胸に男が指を食い込ませる。

 仰向けでも形の崩れない巨乳に何度も指を食い込ませて揉みしだいていき、柔らかさと温かさを両手で堪能していく。

 ヴァン以外の男に触られるという嫌悪感でエレインは気が狂いそうになってしまうが、そんな彼女を正気に戻したのは胸を揉まれる痛みだった。


「んああっ! い、痛いっ! んひいいいいっ! もっと優しく――ひぎいいいいいっ!」

「うおお……いい胸してやがる。揉み心地抜群でいつまでも触っていられるぜ。すぐ気持ちよくしてやるからな」

「んあああああああっ! 指が食い込んで――ひあっ! 潰れるっ! 胸が潰れちゃう! んひいいいいっ!」


 男は力任せにエレインの胸を揉みしだいていく。

 無骨な男の指が何度も胸食い込んでいき、彼女の豊満な乳房が形を変えていく。

 男は揉んでいるだけでは満足できなくなり、エレインの乳輪や乳首に舌を這わせ始めた。


「あ――んああっ! き、気持ち悪い――んっ! そんなところを舐めないで!」

「ちっ、これだから処女はめんどくせーんだよ。いくらいい身体をしててもそういう反応されると萎えるってのがわかんねーのかな」

「んぎいいいいいっ! 乳首を噛まないで! んあああああああっ!」


 男がエレインの乳首に軽く歯を立てると、彼女の身体がビクンっと大きく跳ねた。

 血などは出ておらず恋人同士のセックスならば微かな痛みは快楽の呼び水となるような行為なのだが、エレインにとっては嫌悪感しかこみあがってこない。

 口ではめんどくさいと言いながらも男はエレインの嫌がる反応を楽しみながら彼女の胸を責め立てていく

 横からつまむように揉みしだき、乳輪に何度も舌を這わせて唾液でマーキングしていく。

 極上の乳房をおもちゃにできる優越感ですでに肉棒はギンギンに勃起しており、彼はすぐに挿入したくなったのでエレインの胸を弄びながらズボンを脱ぎ始めた。


「んあああっ! い、いつまで触っているつもりなのよ――んぎっ! ああああっ! は、早く終わらせなさい!」


 どうせ犯されるのだからさっさと終わらせてほしいというのがエレインの本音なのだが、男としてはあっさりと終わらせるつもりなど毛頭ない。

 しかし我慢の限界が来ているのは間違いないので、勃起している肉棒を取り出すとエレインの服をショーツ事ずり下げていく。

 り全く濡れていない膣が露わになると、エレインに覆いかぶさったまま亀頭を秘部に押し付けた。

 このまま正常位で挿入するつもりだったのだが、彼女の穴が男の進入を拒むようにぴったりと閉じているので腰を進めることができない。


「ひ……っ!」


 亀頭と秘部が触れ合った事でエレインの嫌悪感が最大にまで達する。

 先走りを擦りつけて無理矢理挿入しようとしてくる男は息が荒くなっており、もはやエレインに挿入することしか考えられなくなっていた。

 普段ならばこの体勢からでも無力化できる相手だというのに抵抗するわけにはいかない。


(大丈夫……この程度で証拠が手に入るのだから安いモノよ。あと少しで終わる――んぎっ!?)


 めりめりっとエレインの脳天に鈍い音が響いた。

 熱い鉄の棒を少しずつ挿入されているような感覚に身震いしてしまう。

 ぴったりと閉じられた膣内を男の肉棒が少しずつ切り拓いて奥に進んでいく。


「おお……さ、流石に締め付けがキツイな。だけどもう少しで奥まで入るぜ……!」

「んぎいいいっ! んああああっ! い、痛い! 裂けるっ! せめてもっと優しく……!」

「ここまで来て優しくするなんて萎えること言ってんじゃねーよ……おらっ!」


 ブチっと何かが切れる音がして、エレインの膣内を肉棒が埋め尽くしてしまった。


「あ――んぎいいいいいっ! ふあっ! ああああっ! ひぎいいいいいいいいっ!」


 膣を起点にエレインの全身に今まで感じたことのない激痛が広がっていく。

 口をパクパクさせたまま何も考えられなくなり、足をピンっと伸ばして全身が痙攣していた。

 目の前が真っ白になって少しずつ痛みが引いていくと、自分は処女を失ってしまったのだと自覚してしまった。


(ヴァン……)


 かつての恋人の名を内心で呼ぶが当然彼はここにいない。誰にも相談しないで一人で何とかしようとした結果がこれなのだ。

 ならばせめて取引を完遂させようと気合を入れなおしたエレインだったが、男は彼女の乳房を両手で揉みしだきながら腰を打ち付ける。


「ああああっ! んあああああっ! ま、待って! まだ動かないで――んおおおおっ! ふおおおおおおおっ!」

「ふーーっ! ふーーーっ! 剣の乙女の処女を俺が奪ってやったぜ! このまま中出しキメてやる!」


 男はエレインの言葉など一切耳に入っていない。

 彼はエレインの処女を奪えたことに興奮しすぎており、腰を振って気持ちよく精液を出すことしか考えられなくなっているのだ。

 先ほども沢山揉んだエレインの乳房をさらに強く揉みしだく。まるで握りつぶすかのように力を込めているので、当然エレインは快楽など感じていない。

 そして処女相手にやっていいはずがない高速ピストンで肉棒をしごいていく。

 キツキツの膣内はまだあまり濡れていないが、先走りがどんどん溢れて来ているのでそれが潤滑油の代わりになっていた。

 腰を引いてカリ首で膣をガリガリと擦るのが気持ちよすぎて、エレインの身体のことなど一切考えずに抽送を繰り返す。


(あああっ! い、痛い! 身体がバラバラになりそう……た、耐えるのよ! これに耐えれば証拠が――んぎいいいいいっ!)


 男の高速ピストンによって引いていたはずの痛みがぶり返すどころか大きくなっていく。

 自分が気持ちよくなるためだけのピストンをしているのでエレインに対する気遣いなど一切存在しないので、彼女は今道具になっているような気分だった。

 大切に守っていた処女をこんな形で失ってしまった悲しみもこみあがってくるが、それでも今は耐えるしかないのだと自分に何度でも言い聞かせる。

 そして言い聞かせるたびに痛みが大きくなっていく。


「んあああっ! ひあああああっ! 中で動かさないで――んおおおっ! ひぎいいいいいっ!」

「はぁ……はぁ……随分と良い声で鳴くじゃねぇか。剣の乙女の喘ぎ声はチンポに響くぜ……! それに中がだんだんと濡れて来たぞ? 俺のチンポで感じてるんだろ?」

「ふあああっ! そ、そんなはずないでしょう! んっ! た、ただの防衛反応よっ! ふおおおっ! んおおおおおおっ!」

「雑誌とかではすました顔をしてるくせにそんなツラもできるんだなぁ?」


 今のエレインは普段のクールな雰囲気など微塵も感じられない。

 下品な声をまき散らし苦痛に表情を歪めてしまっている。

 おそらくは自分だけがこの顔を知っているのだと思うと男はますます興奮していく。

 エレインの胸から手を離すと腰を両手でがっちりと掴み、彼女の胸を激しく揺らしながら腰を打ち付けていく。


「ああああっ! んひいいいいっ! ふあっ! ああああああっ! そ、そんなにかき回さないで! 本当に壊れてしまうから――んあああああっ!」

「お前が壊れようと知ったこっちゃねーんだよ! 今のお前は遊撃士なんかじゃねえただのメスだ! 俺を満足させることだけ考えてやがれ!」


 腰を打ち付けるたびに胸が激しく揺れて乳首が曲線を描く。

 それを凝視しながら男がますます激しく腰を振っていくが、とうとう射精の瞬間が訪れようとしていた。

 膣内の肉棒が一回り大きくなって震え始めると、男はエレインに覆いかぶさって彼女と目を合わせる。


「ひひ、もうすぐ出そうだ。このまま中出しキメてやるからなぁ?」

「んひいいいいっ! ま、待ちなさい! そんなことをしたら――んむっ! ちゅっ! れりゅううう! じゅるるううううう!」


 男はエレインの唇を奪うと、屈曲位でラストスパートをかけていく。

 彼女の全身を押しつぶすように体重をかけていき、膣内を蹂躙しながら全身を屈服させていく。

 お互いの唾液を交換し合うような激しいキスを交わし、最高に気持ちいい射精に向けて駆け上がる。


(あぁ……キスまでされてしまうなんて……)


 唇も奪われて絶望しながらもエレインは男を押しのけようとするが、流石に単純な力では男に敵わない。

 犯されている激痛で全身に上手く力が入らないので、もはや決して逃げることができないとわかってしまう。

 屈曲位のまま男はエレインを蹂躙していき、とうとう彼は我慢の限界が訪れた。


「だ、出すぞ……俺のガキを仕込んでやる……!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んぎいいいいいいいっ! あ、熱いっ! いやあああっ! 抜いて――んおおおおおおおおおおおおおっ!」


 亀頭を子宮口にぴったりと密着させた種付けプレスでエレインの子宮に精液が注がれていく。

 子宮にどろどろとした熱いモノが注がれる感覚は想像以上に不快であり、エレインは熱いモノを出されているのに体が冷えていくのを感じていた。


「おお……孕め……オレのガキを孕みやがれ……っ! ぬお……おおおお……っ!」

 

 逆に男の方は全身が熱くなり、低く唸りながら種付けプレスで何度も腰を打ち付けていた。

 共和国に住んでいる者ならばほとんど知っているであろう剣の乙女に種付けするという優越感に溺れながら、思う存分精液を放出していく。


(あぁ……本当に中に……)


 妊娠という最悪の文字がエレインの頭に浮かぶが、ただ一つだけ救いがあるとすればこれで終わりという事だけだった。

 一秒でも早くこの男から解放されたいのだが、彼はエレインを抱きしめたまま射精が終わっても腰をグイグイと押し付けている。

 ようやく満足したのか体を起こすと、彼は大きく息を吐いた。


「ふぅ……やっぱりいい女を犯すのはたまらねーな。いつもよりもたっぷり出た気がするぜ。孕んだらちゃんと産めよ」

「……終わったのでしょう。早くどいてちょうだい」

「はぁ? なにを言ってやがる。これからが本番だろうが。まさかとは思うが男は一発出しただけで終わりだと思ってんのか?」

「あなたこそ何を言って――んぎっ! ひぎいいいいいっ!」


 強く腰を打ち付けられてエレインの身体がビクンっと跳ねた。

 そして男がゆっくりと腰を引いて肉棒を抜くと、それは全く小さくなっていない。

 むしろ挿入する前よりも大きくなっているように感じられる。


「ど、どうして……もう終わりでしょう!?」

「メルキオル様からはオレが満足するまで犯していいって言われてるんだよ。おらっ、次は後ろから入れてやるからケツ向けろ!」

「い、いやっ! もうやめ――あんっ! 触らないで! いやっ! いや――んおおおおおおおおおおおおおっ!」


 身体を四つん這いにされて無理矢理挿入されたエレインの絶叫が響いた。

 背筋をピンっと伸ばして天井を仰ぎ、痛みのあまり口をパクパクさせている。

 男はエレインの尻を両手でがっちりと掴んで指を食い込ませると、先ほどと同じように高速ピストンで膣内を蹂躙していく。

  結合部からは愛液や精液、そして破瓜の証が溢れて来ていた。


「んあああっ! ひああああっ! い、痛いっ! す、少し休ませて――んぎいいいいいっ!」

「おいおい、取引はどうなるんだよ? A級遊撃士様ともあろうお方がアルマータと取引したあげく、失敗して犯されて終わりとか情けないにもほどがあるぜ。幸い見た目はいいから遊撃士なんてやめて娼婦にでもなったらどうよ? 俺の女にしてやろうか?」

「んぎいいっ! あああっ! お、お断りよっ! あなたみたいな――んあっ! ふあああっ!」

「おい、口の利き方に気を付けろ! 俺の気分次第で取引なんてどうとでもなるんだぞ!」

「~~~~っ! ご、ごめんなさ――ふおおおおおおおっ!」


 肉棒を根元まで挿入されて、亀頭で子宮口をグリグリとイジメられて下品な声が漏れてしまった。

 自分が自分ではなくなるような恐怖に襲われながらも、エレインは必死になって男の機嫌を取り始める。


「すいませんでした! あああっ! 態度に気を付けます! んっ! んひいいいいっ!」

「テメーみたいな見た目しか能がない女を抱いてやってるんだから感謝しやがれ!」

「は、はい! ありがとうございます! んおおおっ! わ、私なんかを犯していただき……っ! か、感謝しています……んあああっ!」


 心にもないことを言わされてエレインは屈辱のあまり狂ってしまいそうだった。

 アルマータという犯罪組織の名前も知らない下っ端に好き放題言われて犯されるなど情けないにもほどがある。

 彼女を支えているのは取引で証拠をつかむという事だけだ。それだけを考えて怒りや屈辱、痛みや嫌悪感に耐えていく。


「へへ、また出そうだぜ。今度はどこに出してほしい?」

「んあっ! ふおおおっ! そ、外に――ひぎいいいっ! んあああああああっ! は、激しいですっ! んぎいいいいいいいっ!」

「どこにだしてほしいかって聞いてるんだよ!」

「んおおっ! ふおおおおっ! な、中に出してください! んあっ! あああっ!」

「そんなにオレのガキが欲しいのかこの淫乱!」

「は、はい! 欲しいです! あなたの子供を産ませてください! んあああっ! 淫乱な女に種付けしてくださいっ! ふおっ! んあああああっ!」


 もちろんこんな男の子供など欲しくはないが、エレインはそう言うしかないのだ。

 男は四つん這いの後背位から寝バックに移行すると、全身でエレインを押しつぶしながらラストスパートをかけていく。

 彼女のうなじや耳に舌を這わせ、二度目の中出しに向けて駆け上がっていく。


「出すぞオラっ! 孕め! 孕めええええっ!」


 ――びゅるるるるうううううううううううううううっ!! 


「んおおおおおおっ! 熱いのが出てるっ! いやっ! も、もう出さないで――ひああああああああああっ!」


 二度目の中出しは一度目よりも熱くて濃い精液が子宮へと注がれた。

 エレインの子宮が精液でミチミチと拡張されていき、身体の内側から汚されてイクのがわかってしまう。


「おお……お前のファンに今の姿を見せてやりたいぜ……俺のガキを孕んでボテ腹になったところも見てもらえよ……くっ! ぬううう……っ!」


 エレインの耳元で唸り声を上げながら男が精液を放出していく。

 好きでもない男の子供を妊娠してしまうかもしれないと思うとおぞましいが、エレインは何も言わずに男の精液を受け入れていく。


「あ……んぎっ! い、痛い――おっ! おお……っ!」


 いくらセックスをしても気持ちよくなどなれず、痛みと嫌悪感だけが増幅していく。

 やがて特別濃い精液を出して射精しきった男は、再び腰を振り始めた。

 彼の肉棒はまだ硬いままであり、エレインに欲望をぶつけ足りない事がすぐにわかる。


「ふーーーっ! ふーーーっ! この程度で終わらねぇぞ! 絶対に孕むまで犯してやるからな!」

「はぁ……はぁ……んひっ! んああああっ! も、もう動かないで――んおおおおおおおおおおおおおっ!」


 男が腰を振るたびにエレインの声が周囲に反響し、彼女の取引は続くのだった。



 エレインとメルキオルの取引が始まって数時間が経過し、遺跡の外はすっかり日が落ちてしまっていた。


「あ……おぉ……んお……」


 エレインは血の気の引いた表情になり目も濁ってしまっている。仰向けのまま指一本動かすことができないほど疲労していた。

 服を全て脱がされて全裸になり、全身に精液をかけられてしまっていた。膣や肛門からは精液が垂れ流しになっており、何度中出しされたのかは覚えていない。

 身体にへばりついた精液が固まってしまって不快であり、何より子宮がパンパンになるほど中に出された精子が、自分の卵子を探して元気に泳いでいるのがわかるのが何より気持ち悪い。

 自分を犯していた男は数分前に立ち去っている。エレインがここに残っているのは疲労で動けないのもあるが、取引を成立させるためだ。


「やあ、お疲れ様♪」


 いやらしい笑みを浮かべながらメルキオルが現れると、エレインはなんとか彼に視線を向ける。


「うわぁ、随分と派手にやられたねぇひどい匂いだ。これじゃあもう男なんてよってこないんじゃない?」


 精液まみれのエレインを見てメルキオルは大げさに鼻をつまんで煽り始めた。


「あ……取引は……成立でしょう……はやく、証拠を……」

「ああ、それなんだけどねー。取引の内容は彼を満足させたらでしょ? だけどあまり満足できなかったらしいから今回の話はなかったことにしてよ」

「……え?」


 全く悪びれずに話すメルキオルに対してエレインの思考が停止する。


「彼が言うには顔と身体は良かったけど処女だからテクニックもないのがダメだったらしいよ。日ごろから男漁りをしてテクニックを鍛えておけば違った結果になったかもね」

「そ、そんな……」

「そもそも僕たちと取引できるなんて本気で思ってたのかい? 一応ボスにこの事は報告したけど、全然興味がないみたいだからずーっとゲームの方を見てたよ。余興ならもっと面白いものを考えろってどやされちゃったし、どうしてくれるのさぁ」


 犯罪組織がまともに取引などするわけがない。

 そんな当たり前のことすら忘れてしまうほどにエレインは自分を見失っていた。


「でもせっかくだから犯されているシーンは一部始終記録しておいたよ。僕たちだけで楽しむのももったいないからさっき導力ネットにもアップして来ちゃった」


 メルキオルの言葉にエレインはさらに絶望する。

 どん底まで落ちたと思っていたのに、さらに深くまで堕ちていくような感覚だ。


「いやぁ、導力ネットは大騒ぎだよ。A級遊撃士である《剣の乙女》が男に媚びを売りながら犯されてるんだからねぇ」

「こ、媚びなんて……」

「言ってたじゃない。淫乱女を孕ませてくださいとか、チンポ狂いを使ってくれてありがとうございますとかさぁ」


 自分を犯していた男の機嫌を取るために、確かにエレインは思ってもいない事を口にしながら犯されていた。

 しかし事情を知らない第三者が見ればエレインが犯されて悦んでいるように見えるだろう。

 証拠を得るという目的のために自分がしたことがことごとく裏目に出て、最悪の結果になって自分に跳ね返ってきている。


「あはは、ご愁傷様だったねぇ。それで――どんな気分だい? ……キミの人生が、覚悟が。たった今台無しになっちゃった気分はさ?」

「………え…………」

「頑張って頑張って、散々身体を弄ばれて、名前も知らない男の子供を孕んで、僕達との取引にも失敗して、今のキミは正真正銘ヤリ捨てられただけのゴミだよねぇ。ねえどんな気持ち? ねえねえねえ?」

「――っ……あ、あああ、ああああああ……」


 ――ぷちゅ♥


(あ……、今……)


 名前も知らない男に身体を嬲られて、メルキオルに心を嬲られてエレインは心身ともに限界を迎えていた。

 そしてたった今、子宮の中でオスの遺伝子を刻まれてしまった感覚をはっきりと感じ取ってしまった。


「ああああああああああああああああっ……!!」


 証拠を手に入れられず、知らない男の子供を宿してしまったエレインはとうとう発狂してしまう。

 そんな彼女の声を聴きながら、満足そうにメルキオルはその場を去るのだった。

 その後エレインは遊撃士協会に回収された。

 導力ネットにアップされた動画により当然エレインだけではなく遊撃士協会も叩かれることになり、遊撃士協会の信用は失われることになった。

 エレインは心が壊れてしまい遊撃士への復帰は絶望的と判断された。

 その判断は間違いではなく彼女は自分のお腹が大きくなっていくたびに発狂することになり、遊撃士を完全に引退することになるのだった。


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